スクールアイドル蝶野正洋「ガッデム!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
蝶野「この中に何人か、裏切り者がいるらしい」
同好会「!?」
蝶野「同好会を裏切った者は、速やかに名乗りをあげろ」
シーン
蝶野「そうか。わかった。誰も名乗りをあげないというのならばいいだろう」
蝶野「おい!あれを持ってこい」
あなた「はい、ただいま!」 サスケ「シャー」
蝶野「おい、そこのお前! これが何だか分かるか?」
歩夢「えっ、わ、私ですか?」
蝶野「そうだ! お前だ」
歩夢「えっと、うちのペットの蛇のサスケです」
蝶野「そうだ!某忍者漫画における裏切りの代名詞ともいえるキャラと同名の、蛇だ」
蝶野「だが、ただの蛇ではない」
蝶野「この蛇は、普段はとても大人しい。だが、裏切り者に対しては牙を剥き、警戒心を示すんだ」
ざわざわ 蝶野「黙れ!」
しーん
蝶野「これからこのサスケに、一人一人触れてもらおうと思う」
蝶野「そこでこのサスケが警戒した者に対して、罰を与える」
歩夢「えっと、罰とは?」
蝶野「ビンタだ」
ざわっ 蝶野「いいか?スクールアイドルにおいてビンタとは、過ちを認めさせ、改心させるためのもの」
蝶野「無印の園田海未然り、サンシャインの小原鞠莉然り!」
蝶野「皆、ビンタで仲間の過ちを正してきたんだ」
蝶野「それでは始める」
スタスタ
蝶野「まずはお前だ」
歩夢「は、はい」 蝶野「このサスケの頭を撫でてみろ」
歩夢「は、はい」
そっ
サスケ「…」
なでなで
蝶野「どうだ?」
サスケ「……」しーん
蝶野「成程。どうやらお前は裏切り者ではないらしい」
歩夢「ほっ」
蝶野「それじゃあ次はお前だ」
せつ菜「は、はい」 蝶野「お前は裏切り者か?」
せつ菜「ち、違います」
蝶野「ならそれを証明してみろ」
せつ菜「は、はい」ぶるぶる
そっ
さわっ
サスケ「……」
蝶野「なんの反応もなし。どうやらお前も違うようだな」
せつ菜「も、もちろんです」
蝶野「なら次!」
愛「っ!」びくっ
蝶野「次はお前か」 蝶野「まずは聞こう。お前は裏切り者か?」
愛「ち、違っ……」
蝶野「違うか。ならそれをサスケを撫でることで証明してみろ」
愛「こ、こんなのなんの意味もな」
蝶野「いいから撫でろ!」
愛「わ、わかったから耳元で怒鳴らないで!」
そっ
サスケ「!!シャーーーーー!!」
愛「!?」 蝶野「どうやら裏切り者の一人はお前のようだな。ステージに上がれ」
愛「えっ、な、なんで!?」
蝶野「言ったはずだ。裏切り者にはビンタをすると」
愛「愛さんは裏切ってなんかない」
蝶野「でもサスケに威嚇されただろ」
愛「それは何かの間違いだよ!そもそもこんなので」
サスケ「シャーーーーー!!!」
蝶野「こんなに威嚇してるじゃないか!いいからステージに上がってろ!」ぐいっ
愛「わ、わかった!わかったって!」 蝶野「一人は見つかった。だが、まだ裏切り者は、二人も残っている」
蝶野「今一度聞く」
蝶野「この中に裏切りの心当たりがあるものは、名乗り出ろ」
果林「は、はい」そっ
蝶野「……お前か。お前も裏切り者なのか?」
果林「多分」
蝶野「多分とは何だ?」 果林「私は別に裏切ったつもりなんてないわよ。でも、結果そう見られてもおかしくないのかも」
蝶野「そうか。よく名乗り出てくれた」
果林「じゃ、じゃあビンタはなしに」
蝶野「それはダメだ」
果林「な、なんでよ!」
蝶野「裏切りは裏切りだからだ!お前だけを許す訳にはいかない」
果林「だから裏切ったつもりは!」
蝶野「黙れ!」 蝶野「いいか!? これは罪を償うチャンスなんだ! ビンタを受けることでお前の過ちは正される」
蝶野「お前は裏切り者のレッテルを張られたまま、これからもスクールアイドルをやり続けるつもりか!?」
蝶野「お前はそれが嫌だからこそ、今こうして名乗りをあげたんだろう!」
果林「違っ、ビンタされたくないから名乗りをあげただけよ!」
蝶野「黙れ!お前もあいつと同じくステージに上がってろ」
果林「そんな」がくっ 蝶野「あと一人、この中に裏切り者がいる」
蝶野「他に心当たりはあるものはいるか?」
しーん
蝶野「いないのか!?」
しーん
蝶野「そうか。残念だ」
蝶野「なら残りの連中も調べる」 蝶野「お前は裏切り者か?」
エマ「違います」
セーフ
蝶野「お前は裏切り者か?」
彼方「違うよー」
セーフ
蝶野「お前は裏切り者か?」
璃奈「違う」りなちゃんボード『ふるふる』
セーフ 残り二人
蝶野「お前たちのどちらかが裏切り者の残り一人ということだな」
しずかす「「……」」
蝶野「まずはお前だ」
かすみ「は、はい」ガクガクブルブル
蝶野「お前は裏切り者か?」
かすみ「ち、違います。かすみんは裏切り者なんかじゃない!」
蝶野「そうか。ならサスケを撫でて証明してみろ」 かすみ「は、はい」
そっ
サスケ「シャーーー♡」
蝶野「!」
かすみ「えっ!?嘘、なんで!?」
しずく「…」ぐっ
かすみ「ど、どうして!?なんで反応して!嘘!かすみん裏切ってなんかないです!」
蝶野「だがサスケは反応している!お前が裏切り者の最後の一人だ」
かすみ「違っ、本当に、かすみんは裏切ってなんかない…です」うるっ
しずく「かすみさん、諦めよう。この子が反応してるってことは、きっとかすみさんが裏切り者なんだよ」
かすみ「!?」 「違うよ!かすみちゃんは裏切り者なんかじゃないです! 」 蝶野「?」
歩夢「かすみちゃんは裏切ってなんかない」
蝶野「どういうことだ?」
歩夢「だってサスケのそれは警戒じゃなくて求愛だから」
しずく「!?!?」
蝶野「なんだと!?」 蝶野「本当なのか!?」
歩夢「はい!私は飼い主として目を見れば分かります。サスケはかすみちゃんに恋をしているんです」
サスケ「♡♡」
蝶野「おい、お前。お前は裏切り者ではないのか!?」
かすみ「さっきからそう言ってるじゃないですか」
蝶野「いや、念の為だ。撫でてみろ」
かすみ「は、はい」
そっ
サスケ「♡」すっ
蝶野「サスケが自ら頭を差し出すとは。確かにこれは警戒ではないな。すまなかった」
かすみ「わ、わかってくれればいいんです」ほっ
しずく「そ、そんな」 蝶野「ということは、裏切り者はお前か!」
しずく「ち、違います!裏切り者はあの二人だけです!」
愛果林「ちょっ!?!?」
しずく「早くあの二人をしばいてこの茶番の幕を下ろしちゃってください!」
蝶野「裏切り者は三人と言ったはずだ」
しずく「ならどう考えてもかすみさんですよ! サスケも反応してましたし」
蝶野「今のは求愛だった。サスケは裏切り者に対しては警戒するんだ」
しずく「そ、そんなの分からないじゃないですか。あ、そうだ!歩夢さんでは!? サスケの飼い主だし、歩夢さんには警戒はしないはずです!」
蝶野「サスケは裏切り者が嫌いなんだ!そこに主従は関係ない!」
しずく「え、で、でも」 蝶野「とりあえずいいから撫でろ。お前が裏切り者じゃなかったら問題はく撫でられるはずだろう」
しずく「っ、わ、分かりました」
そっ
サスケ「シャーーーーー!!」
蝶野「…決まりだな。ステージに上がれ」
しずく「い、いやです」
蝶野「いいから上がれ!!」
しずく「っ!」びくっ
しずく「うう、わ、分かりました。で、でもかすみさんも反応してました!だからかすみさんも一緒にビンタしてください!」
かすみ「なんでよ!?」
しずく「かすみさんも裏切り者だよ! 一緒にビンタ受けるべきだよ!」
かすみ「かすみん関係ないよ!」
しずく「かすみさん! 罪には罰を」
蝶野「おい、なにおまえが勝手に決めてるんだ?」
しずく「でも反応してました」
蝶野「何度も言わすな、あれは求愛だ」
しずく「ぁ、うう」
蝶野「さっさと上がれ」
しずく「あがれ!!!」
しずく「っ!わ、わかりました」とぼとぼ >>25
誤字
蝶野「とりあえずいいから撫でろ。お前が裏切り者じゃなかったら問題はく撫でられるはずだろう」
しずく「っ、わ、分かりました」
そっ
サスケ「シャーーーーー!!」
蝶野「…決まりだな。ステージに上がれ」
しずく「い、いやです」
蝶野「いいから上がれ!!」
しずく「っ!」びくっ
しずく「うう、わ、分かりました。で、でもかすみさんも反応してました!だからかすみさんも一緒にビンタしてください!」
かすみ「なんでよ!?」
しずく「かすみさんも裏切り者だよ! 一緒にビンタ受けるべきだよ!」
かすみ「かすみん関係ないよ!」
しずく「かすみさん! 罪には罰を」
蝶野「おい、なにおまえが勝手に決めてるんだ?」
しずく「でも反応してました」
蝶野「何度も言わすな、あれは求愛だ」
しずく「ぁ、うう」
蝶野「さっさと上がれ」
蝶野「あがれ!!!」
しずく「っ!わ、わかりました」とぼとぼ ???「シズク マイ フレンド」
しずく「あんたなんか友達じゃない!」
???「ラァ….」 蝶野「裏切り者が出揃ったな。お前達、何か言うべきことはあるか?」
愛「愛さんは別に裏切ってなんかないよ!ただ何も知らずに否定するのがいけないことだから部に入っただけだから」
果林「私は自分のスキルを上げるために恵まれた環境でやりたかっただけ」
しずく「かすみさんに負けたくなくて」
蝶野「そうか。だがお前たちは同じ釜の飯を食った仲間を、自分本位の考えで裏切った。これは到底許されるべき行為ではない!」
愛「自分本位って、別にそんなんじゃ」
果林「そ、そうよ。そもそも元々ライバル同士だったんだもの。仕方ないじゃない」
しずく「そ、そうです」
蝶野「黙れ!監視委員会があることを知りながらもお前たちはそれを見て見ぬふりをした。同じ釜の飯を食った仲間が苦しんでいるのに、だ!」
蝶野「それは裏切り行為だ。よって今からお前たちに制裁のビンタをする。いいな?」
愛「よくないよ!」
果林「そうよ、暴力はいけないわ!」
しずく「そうです!暴力なんて」
蝶野「黙れ!これは暴力ではない!お前たちの心を正すための愛のムチだ」
愛「愛だけに?」
<ブフッ
蝶野「何を言ってるんだお前は」
愛「ごめんなさい」 蝶野「まずはお前からだ」 がしっ
愛「えっ、待って本当にするの!?」
蝶野「当然だ」
愛「ま、待って、怖い! 嫌だ!た、助けて、りなりー!」
璃奈「……」ぷいっ
愛「り、りなりー?」
蝶野「動くな!じっとしてろ!」
愛「ひっ」
蝶野「カウント321でいく。いいな?」
愛「っ!?」
3
愛「ちょ、ほんとこわいって」
2
愛「やだ!まってまってまって!本当に!」
1
愛「や、ご、ごめんなさーー」
パシーン
愛「ひぶっ」どさっ 果林「ほ、本当にビンタして」サァ
愛「うう、痛い」ひりひり
蝶野「これでお前の心は正された。もう二度と仲間を裏切るようなことをするな」
愛「は、はい」ひりひり
蝶野「さて、次はお前だ」
果林「ま、待って。ねえ」
がしっ
果林「ひぃ!?」 蝶野「覚悟を決めろ!お前は裏切り者の中では一番年上のはずだ」
果林「それとこれとは関係ないわよ。嫌なものは嫌なの!」
蝶野「うるさい!黙れ!」
果林「!」びくっ
蝶野「いいか、じっとしていろ。お前もカウント321でいく」
果林「っ、わ、分かったわ。もう覚悟を決めたわ」ぎゅっ
蝶野「いい覚悟だ。よし!ならいくぞ!」
果林「はい!!」
3
果林「っ、」
2
果林「っっっ」
1
果林「ごめんなさい、やっぱ待って!」だっ
蝶野「なんだ、お前!覚悟を決めたんじゃなかったのか!?」
果林「決めたけど怖いものは怖いのよ!」
蝶野「いい加減にしろ! まだ一人残ってるんだ。後輩にこれ以上、みっともない姿を晒すな!」
果林「!」 果林「そ、うよね。私、先輩だもの」ちらっ
エマ「果林ちゃん、頑張って」パクパク
果林「よし!今度こそ覚悟は決まったわ!来なさい!」
蝶野「よし、じゃあ今度こそいくぞ」
3
果林「…」びくっ
2
果林「…っ」びくびく
1
果林「っっっ」びくびくびく
パシーン
果林「いぎっ!?」どさっ 果林「いったぁい!?なにこれ!」
果林「顔、まだくっついてるわよね!?エマ!」ひりひり
エマ「だ、大丈夫だよ」パクパク
果林「よ、よかった」ひりひり
果林「でも痛い」 蝶野「最後はお前だ、桜坂。覚悟はいいか?」
しずく「嫌です!」
蝶野「嫌かどうかは聞いてない。覚悟はいいか、と聞いているんだ!」
しずく「だから嫌です!私は裏切ってません!」
蝶野「まだ言うか!ちょっと来い!」ぐいっ
しずく「ちょ、待っ、痛いです!離してください」
蝶野「いいから来るんだ!」
しずく「分かりました!分かりましたから一旦、ストップです!」
蝶野「なんだ?」
しずく「ビンタは受けます。でも疑わしきは罰せよです! かすみさんもビンタしてください」
かすみ「だから何でよ、しず子!」
しずく「かすみさん! いい加減、白状してください! かすみさんは今まで一度も誰かを裏切ったことがないと断言できますか!?」
かすみ「一度もないよ」
しずく「それは嘘です! 私は何度もかすみさんに悪戯をされました! それは私の心を裏切ってることになりませんか!?」
かすみ「そ、それは」
しずく「はい、言い淀みました! 見てください、蝶野さん! やっぱりかすみさんは、裏切り者です!ビンタしましょう」
蝶野「桜坂!」
しずく「はい!」
蝶野「今、中須は関係ないだろ。今はお前の裏切りのことを言っているんだ」
しずく「え」 しずく「でもかすみさんも」
蝶野「ほら、そろそろ覚悟を決めろ!お前はスクールアイドルだろう!」
しずく「いや、無理です!決められません」
蝶野「往生際が悪いぞ、このっ!」
がしっ
しずく「痛っ、痛い! 足、足を踏んでます!」
ばっ
蝶野「お前が逃げるからだろうが」
しずく「っ、……」
しずく「ど、どうしてもビンタ、するんですか?」
蝶野「勿論だ」
しずく「っ、分かりました!いいです!分かりました! もう覚悟を決めました!」
蝶野「そうだ!それでこそスクールアイドルだ! よし、ならいくぞ!」がしっ
しずく「っ!」 蝶野「じゃあカウントだ!」
3
しずく「っ、」ぷるぷる
2
しずく「っっ、」ビクビク
1
しずく「っっっ、」がくがく
パシーン!!!!
しずく「あぎゃっ!?」ふらっ
どさっ 蝶野が去った後
しずく「うう、ほっぺたが……!」ひりひり
しずく「私のほっぺたがー」じんじん
愛「で、でもこれでなんかスッキリしたかも」ひりひり
果林「確かに」じんじん
三人「「「というわけで皆、ごめんなさい!!」」」ぺこり
他七人「「「「「「「……うん、もうなんかいいよ…。大変だね」」」」」」」 おまけ
蝶野「黙れ!これは暴力ではない!お前たちの心を正すための愛のムチだ」
愛「愛だけに?」
<ブフッ
デデーンあなたアウト
<えっ、な、なんでよ。今関係な、痛! 21章好きじゃなかったけどこのSSでかなりネタとして笑えるようになったかもしれない
ありがとう しずくの何とかして1人でも道連れにしようとする方正感、すごく上手い スクールアイドル蝶野、nWoジャパン学園でグループのリーダーやってそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています