梨子「うさぎの女の子も大歓迎です♡」
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千歌「梨子ちゃ〜ん!大丈夫だよーっ!!」
梨子「で、でもぉ……」
千歌「だいじょーぶっ!怖くないって!!ね、ほら!!」
梨子「ううっ、そんなこと言われても……」
うさぎ「……」
千歌「ほら!いい子にしてるって言ってるもん!ね〜、ましゅまろ〜?」
うさぎ「……」モソモソ
梨子「ち、千歌ちゃん……」
うさぎ「……」ガサッ!
梨子「ひぃっ!?」
千歌「もう、そんなに怖がんなくてもいいじゃん!可愛いのに!」
梨子「可愛くても怖いものは怖いのよっ!!」
梨子(もうっ!どうして、どうして私が飼育当番なんかに……) ———
梨子「飼育当番?」
千歌「うんっ!あのねあのね!!ずっと前からあそこの飼育小屋空いてるじゃん?だから鞠莉ちゃんに頼んでうさぎさん借りてきてもらったんだぁ!!近くの小学校から!!」
梨子「そ、そう……」
千歌「でねでね!だから今日は私と梨子ちゃんでお当番だよっ!今日から一週間、Aqoursのメンバーで回していくつもりだからよろしくね!」
梨子「で、でも、千歌ちゃんのワガママで引き受けることになったんだから、千歌ちゃんが面倒見ればいいんじゃ……」
千歌「ねえねえ梨子ちゃん!!さっそく見に行こうよっ!うさぎってすっごく可愛いんだよ〜!!」
梨子「い、いや私は遠慮しとく……」
千歌「さっそく飼育小屋に向かって〜……レッツゴー!!」ピューッ!!
梨子「あっ!ちょっと千歌ちゃん!!?引っ張らないでよ〜!!」ズルズル ———
梨子(うぅ〜……どうして私が、生き物のお世話を〜……)
梨子(私、こういう小動物系って実はすっごく苦手なのに……)
千歌「わははっ!!ましゅまろ〜!!かっわい〜っ!!」キャッキャッ♡
うさぎ「……」
梨子「……」
千歌「そんな可愛い目で私のこと見てくるなら〜……それっ!モフモフしちゃうぞ〜っ!!」モフモフ♡
うさぎ「ぴゅぅ〜♪」スリスリ
千歌「ん〜♡、もふもふでふかふかだよぉ〜♡」
梨子「……」 千歌「ね〜ね〜!!梨子ちゃんもおいでよ〜!!一緒にもふもふしようよ〜っ!!」
梨子「ふぇっ!!?い、いいよ私は……」
千歌「え〜?でもすっごく楽しいよ〜?もっふもふだし!!」ナデナデ♪
うさぎ「んゅ〜……♪」
梨子「……」
梨子(確かにうさぎさんの毛並みって柔らかそうだし、そういうことやってみたいって気持ちがないわけじゃないんだけど……)
梨子「……」ジーッ
うさぎ「……?」
梨子「……でもやっぱり無理っ!!急に襲いかかってくるかもしれないじゃないっ!!」
千歌「え〜?ましゅまろもちょこも賢いから絶対そんなことしないよ〜!ね〜?」モフモフ
うさぎ「んゅぅ〜……」
梨子「……」
梨子(でもやっぱり、うさぎさんは可愛いかも……)ジーッ 梨子「……」
うさぎ「……?」
千歌「ふっふふ〜ん♪」モフモフ
梨子「……」
梨子(ちょっとだけ、ちょっとだけなら私も……)
梨子「……」ソーッ
うさぎ「……きゅ!」
梨子「ひゃぁ!!!」ビクン!!
サッ!
梨子「動いたぁ!!今触ったときびくん!!ってしたぁ!!!」
千歌「え、そりゃ動きもするでしょ。生きてるんだし」
梨子「で、でもぉ……突然動かれちゃうと、どきっ!っとしちゃうわよ……」
うさぎ「……んぅ?」ザッ!
梨子「ひゃっ!やめてぇ!!こないでぇ!!」ピューッ!!
うさぎ「……?」
梨子「まだ遊んであげるって決めたわけじゃないのっ!!心の準備があるからぁ!!!」
千歌「えぇ……?ほんと、梨子ちゃんはめんどくさいなぁ……」ガシガシ
梨子「だってぇ……」ウルウル 千歌「きっと梨子ちゃんがましゅまろのこと警戒してるから、ましゅまろの方も梨子ちゃんに心を開いてくれないんじゃない?」
梨子「心を……?」
千歌「うん!!まずは梨子ちゃんが優しい人なんだよ〜っていうのをましゅまろに伝えなくちゃだめなんだよ!!」
千歌「というわけでほら!!自己紹介自己紹介!!」ポンポン!!
梨子「え、えぇ……?」
うさぎ「……」
梨子「え、えっと……」
うさぎ「………?」
梨子「……」
梨子「……きゅ、きゅわぁ?//」
千歌「え、何今の。もしかしてウサギの鳴きまね?」
梨子「……///」カァァッ!! 梨子「も、もうっ!!!!千歌ちゃん!!!!恥ずかしいことさせないでよっ!!!////」ポカポカッ!!
千歌「あははっ!!ごめんごめん!!えっと他には…………あ、そうだ!!ご飯あげれば仲良くなれたりして!!」
梨子「え?ごはん……?」
千歌「うん!!しいたけだってご飯食べてる時が一番幸せそうだし!!あ、それいい!!きっとそれだよ!!」ガサガサ
梨子「で、でも……」
千歌「はい!これ!スティックニンジン!二本だけ私持ってるから、梨子ちゃんにあげるね!!」
梨子「で、でも私まだあげるって決めたわけじゃ
千歌「あ、これじゃあ私の分がなくなっちゃうじゃん!!私、鞠莉ちゃんからもらってくるっ!!」タタッ!
梨子「ち、千歌ちゃん!!?待って!!置いてかないでぇ!!」
千歌「わかってると思うけどそっちの白いのがましゅまろで茶色い方がチョコだから!!よろしくね〜!!」ピューッ!!
梨子「あっ!千歌ちゃん!!」
うさぎ「…………?」
梨子「……」
梨子(どうしよ……こんな狭い小屋の中で、うさぎさんと二人っきり……)
うさぎ「……」
梨子(……正確には一人と二羽だけど) 梨子「……」
うさぎ「……」
梨子「え、えっと……」
うさぎ「……」
梨子「……食べる?」
うさぎ「!!!」
ピョン!ピョン!!
梨子「わああっ!!わかった!!わかったわよ!!わかったから落ち着いてぇ!!」
ポイッ!!
うさぎ「!!」
ハムハム!! 梨子「……」
うさぎ「……」ハムハム
梨子(ましゅまろちゃん、一心不乱に食べてるわね……よっぽどお腹空いてたのかな?)
うさぎ「……」
梨子(……あ、そうだ。チョコちゃんの方は?)
シーン…
梨子「……チョコちゃん?」
ガラーン…
梨子「……」
うさぎ「〜♪」
梨子「……んなっ!?」
梨子(ウサギが逃げてる!!?) うさぎ「〜♪」
梨子「チョ、チョコちゃん!!?」
うさぎ「〜♪」ピョンピョン♪
梨子「ど、どうしよ……はやくつかまえてこないと!!」
ダッ!
梨子「いい?ましゅまろちゃん!私、ちょっとチョコちゃんを連れ戻してくるからっ!!」
梨子「だからあなたはここで大人しくしてるのよ!!いい?わかった!!?いい子なんだから言うこと絶対きいてよね!!」
うさぎ「……」
梨子「お願いだから大人しくしててね!!ましゅまろちゃん!!」
テテテッ!!
梨子「まて〜っ!!」 梨子「はぁ、はぁ、えっと……」
うさぎ「〜♪」ピョコン!
梨子「あ、いた!!」
うさぎ「!!」
テテテッ!
梨子「わああっ!!?急に来ないでぇ!!」
梨子「あっ、でも逃げないでっ!!ひゃあ!!」
うさぎ「……」クルクル
梨子「きゃっ、ちょ、ちょっと!!遊びたいわけじゃないのっ!!ねえってばぁ!!」
うさぎ「〜♪」ハムハム
梨子「ちょ、ちょっと!!?わ、私、食べても美味しくないから、ううっ、やめてぇ………」ウルウル
うさぎ「みゅぅ〜……♪」 梨子「ちょ、ちょっとぉ……」
ソーッ
梨子「ん〜……」
ピトッ!
梨子「ひゃぁっ!!//う、動かないでぇ!!!」ササッ!!
うさぎ「……?」
梨子「ひいいっ!!?」
うさぎ「……きゅぅっ!!」ピョン!
梨子「ひゃぁっ!!//」
うさぎ「ぴゅぅ〜♪」ツンツン
梨子「きゃぁっ!!ちょ、ちょっと!!やめてっ!!私に構わないで〜っ!!!」
うさぎ「〜♪」
梨子「うぅ〜……!!」
スタン!!
梨子「もうっ!!お願いだから私にイジワルしないでってばぁ〜!!!」
うさぎ「!!」ピタッ! 梨子「はぁっ、はぁっ……」
うさぎ「……」ジーッ
梨子「え、えっと……チョコちゃん?」
梨子「私の言うこと……聞いてくれる?」
うさぎ「……」ジーッ
梨子「……」
うさぎ「……?」ジーッ
梨子「た、たとえば……右向け、右!とか?」クイッ!
うさぎ「!!」ピクッ!
梨子「わっ!?えっと……周れ〜右!」クルクル
うさぎ「……」クルクル
梨子「うそ……」
梨子「ひょっとしてチョコちゃん……私の言うこと、わかってくれてるの……?」
梨子(なんか感動……私、生まれて初めて動物と心通わせられたかも……) 梨子「……あ、そうだ。これ」
梨子「はい、千歌ちゃんからもらったやつ……食べる?」
うさぎ「!!」ピクッ!
梨子「わかってるわよ、そんなに急がなくてもちゃんとあげるから……はい、どうぞ」
うさぎ「……」ハムッ!
梨子「きゃっ//」
うさぎ「……」ハムハム
梨子「……」
うさぎ「……」ハムハム
梨子(チョコちゃん、小さなお口で一生懸命食べてる……なんか可愛い……)
うさぎ「……」ハムハム
梨子(今ならきっと、私でも……)
梨子「……ねえチョコちゃん。少しでいいから私にもふもふさせて欲しいなぁ〜、なんて……」
うさぎ「……」ハムハム
梨子「……」ソーッ
ピトッ!
梨子(ひゃっ//)
梨子「……」ナデナデ
うさぎ「……」
梨子(暖かい……それに、柔らかくて、幸せ……)スリスリ 梨子「……」ナデナデ
うさぎ「……んゅっ♪」
梨子「あ、チョコちゃん。もしかしてここなでなでされるの好きなの?」
うさぎ「んゅぅ……」
梨子「ふふっ、わかった。じゃあ優しくなでてあげるね♡」スリスリ♡
うさぎ「……♪」
梨子「ふふっ、チョコちゃん、すっごく気持ちよさそう♡」
梨子(ううっ、しあわせぇ〜……♡ずっとこのまますりすりしてたいくらいかもぉ〜……♡柔らかいし、あったかいし、もふもふだし……♡)
梨子(うさぎさんってこんなに可愛かったんだぁ……♡♡) 梨子「……」ナデナデ♡
うさぎ「……」
梨子「……あ、そうだ。千歌ちゃんのとこに帰らないと」
梨子「チョコちゃん行こっ、千歌ちゃんのとこ帰らないきゃ」ダキッ!
うさぎ「………♪」コテッ
梨子「ふふっ、遊び疲れちゃったのかな?大丈夫だよ〜、私がお家まで連れてってあげるからね〜♪」
うさぎ「……」
梨子「〜♪」 梨子「〜♪」
千歌「あ、梨子ちゃん!!」
テテテッ!
千歌「梨子ちゃん梨子ちゃん!!大変!!大変なのっ!!チョコが……ってあれ?」
千歌「な〜んだ、梨子ちゃんと一緒だったのか〜」
梨子「ごめんね千歌ちゃん、心配かけて」
千歌「ううん、別に。それより梨子ちゃん……ウサギ触れないんじゃなかったの?」
梨子「えっ?あ、う〜んと……チョコちゃんは特別なの。だってほら、こんなに可愛いんだもん。ね〜?」
うさぎ「……」
梨子「あっ、ほら!チョコちゃんも私のこと大好きって言ってる!」
千歌「えぇ〜……」
梨子「〜♪」
梨子「ウサギってほんと可愛いわよね〜、ちっちゃくて、モフモフで……」
梨子(最初はちょっぴり怖くて遠くから眺めてるだけだったうさぎさんも、今では抱っこしてあげられるくらいにまで仲良くなれました♡)
梨子(こっちに引っ越してきて、千歌ちゃんや曜ちゃんと色んな経験をして……ちょっぴりだけどしいたけちゃんも怖くなくなったし、毎日新しい私になれてる気がして———これが私なりの成長、ってことなのかも♡♡)
梨子「……な〜んてね、うふふっ♪」ナデナデ♡
千歌(あ、梨子ちゃんまたレズの顔してる) >>21
まるできたないりこちゃんがいるような言い方ですね ウサギにちゃん付けなのかわいい
良かったね梨子ちゃん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています