真姫「……」彼方「どうしたの真姫ちゃん」
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真姫「ヴェェ!?か、彼方!?」ビクッ
真姫「急に声かけないでよ、びっくりしたじゃない」
彼方「ごめんごめん、驚かすつもりはなかったんだ」
彼方「なにやら深刻な顔をしていたけどなにかお悩みかな?」
真姫「べ、別に……あなたには関係ないでしょ」
彼方「ありゃ〜つれないねぇ、私と真姫ちゃんの仲じゃない」
真姫「なによ私とあなたの仲って、そこまで親しくもないでしょ」
彼方「おおぅ、真姫ちゃん辛辣〜」
彼方「だけどあんな顔見ちゃ放ってもおけないよ、彼方ちゃん心配だなぁ」
真姫「しつこいわね、なんでもないって」ピラッ
彼方「おや?これは……遊園地のパンフレット?」
真姫「あぁっ……!?」 真姫「か、返してよ‼」
彼方「はいどうぞ」スッ
真姫「ふんっ」バシッ
彼方「真姫ちゃん、もしかして遊園地に行きたいの?」
真姫「わ、私が?高校生にもなって遊園地に行きたいなんて思う訳ないでっしょー」
彼方「それじゃなんでこんな物持ってるのさ」
真姫「うっ……そ、それは」
彼方「―ははぁ、なるほどね。そゆ事かぁ」
真姫「なにひとりで頷いてるのよ」
彼方「ずばり、遊園地に行きたいけど恥ずかしくて声をかけられない」
真姫「うっ……!?」ギクリ
彼方「もしかしたら笑われるんじゃないかと思って不安だ」
真姫「うぅっ……!?」ギクリギクリ
彼方「―ってところかな?どう?図星?」
真姫「〜〜〜〜!!」プルプル
真姫「―はぁ……彼方って意外と鋭いのね」
真姫「いつもお昼寝をしてボーッとしてるだけかと思ってたわ」
彼方「真姫ちゃんの顔に書いてある事を読んだだけだよ、わかりやすいよねぇ真姫ちゃんは」
真姫「そ、そんなにわかりやすいのかしら私って……」 彼方「遊園地、いいじゃない。なにも遊園地はお子様限定じゃないんだよ、大人だって大好きだし楽しめる」
彼方「なにを隠そう彼方ちゃんも遊園地が大好きなのだ〜」
真姫「え?彼方が?意外ね……あなたはインドアなイメージがあったわ」
彼方「お昼寝ばかりしてるせいかよくそう言われるんだよね〜」
彼方「だけど私も遊ぶ時は思い切り遊ぶんだよ」
彼方「そうだ、今度のお休みに私と一緒に遊園地に行こう」
真姫「えぇ?あなたと?」
彼方「他に誰かあてはいるのかな?それならそっちを優先させればいいけど」
真姫「そ、それは……」
彼方「ふふふ、意地悪してごめんよ。誰かを誘えるようにまずは私を練習相手だと思って行ってみようよ」
真姫「練習相手だなんて」
彼方「いいのいいの、真姫ちゃんの為ならひと肌脱いじゃうよ〜」
真姫「て言うかあなたが行きたいだけなんじゃないの?」
彼方「てへっ、バレたか。それもある」
真姫「まったく……呆れたわね」
彼方「まぁまぁ、真姫ちゃんと遊園地に行くの楽しみにしてるからね」
真姫「まさかこんな事になるなんて……」
真姫(でも……これで遊園地に行けるのね) 数日後 遊園地
彼方「やぁやぁおまたせ〜」
真姫「遅いわよ、いつまで待たせるつもり?」
彼方「いや〜お弁当を作るのにちと張り切り過ぎてね」
真姫「お弁当まで作ってきたの?」
彼方「真姫ちゃんに私のお弁当食べて欲しくて頑張ったよ〜」
真姫「―そんな事言われたらなにも言えないじゃない……」
彼方「いししし、まぁ楽しみにしててよ」
彼方「それじゃ、行こっか」スッ
真姫「なによこの手は?」
彼方「手を繋ぐのはデートの定番でしょ」
真姫「で、デートぉ!?」カァァ
真姫「そ、そんなんじゃないんだから‼勘違いしないでよね‼」スタスタ
彼方「おや、振られちゃったぜ。まだ真姫ちゃんとの心の距離は遠いか〜」
彼方「なら、一緒に遊んでじっくり仲を深めるとしますか。焦らない焦らない」 彼方「待ってよ真姫ちゃ〜ん」
彼方「もぉ〜ひとりで先にズンズン歩いて行っちゃうんだから、置いてかないでよ」
真姫「あなたが変な事言うからでしょう、もう」
彼方「で、なに乗るかは決めてあるの?」
真姫「……」
真姫「………別に、特にはないわ」
彼方「ここまで来たんだから遠慮なんてしなくてもいいんだよ」
真姫「遠慮なんてしてないけど、その……」モジモジ
彼方「ふ〜ん……」
彼方「あいわかった、真姫ちゃんの乗りたい物はあとのお楽しみに取っておいてまずは私のわがままに付き合ってもらおう」
真姫「なにに乗るの?」
彼方「あれだよ、あれ」ユビサシ
真姫「え?あ、あれって……」 真姫「ねぇちょっと、本当に乗るの?」
彼方「もちろんだとも、私はこれに乗りたくて遊園地に来たんだから」
真姫「だからっていきなりジェットコースターだなんて……」
彼方「怖いなら下で見てる?無理にとは言わないよ」
真姫「んなっ……!?怖くなんてないわよ‼こんなの子供騙しのアトラクションでしょ」
真姫「乗るわよ、乗ってやるわよ」
彼方「OKOK、そうこなくちゃね〜」ニヤニヤ
真姫「あ……」
真姫(しまった……ついのせられたわ……)カァァ
彼方「怖い時は彼方ちゃんが手を握ってあげるからね」
真姫「余計なお世話よ、誰が手なんか握るもんですか」プイッ
彼方「いや〜こういう反応もなかなか悪くないねぇ」 ガタガタガタ……
彼方「おぉ〜いい眺め、絶景かな絶景かな」
真姫「どこまで昇るのこれ?高過ぎない?」キョロキョロ
彼方「もう少しでてっぺんだ、あそこまで行ったらびゅ〜んと急降下するからね、今の内に覚悟を決めておくといいよ」
真姫「ご、ごくり……」
真姫「ううぅっ……!!」キュッ
彼方「おやおや〜手なんか握らないんじゃなかったっけ?」
真姫「そ、そんな事言ってる場合!?早く握りなさいよ‼」
彼方「よしよし、やっとデレてくれたね。思ったよりも早かったな」キュッ
彼方「さ、行くよ真姫ちゃん」
真姫「あ、わ、ああぁ……」
ゴォォォ〜!!
真姫「きゃあぁぁぁ〜!!」
彼方「わあぁぁ〜い♪」
グォォォ〜!!
真姫「いやあぁぁぁ〜!!」
彼方「いやっほぉぉぉ〜♪」
彼方「真姫ちゃんも手をあげてほら」バッ
真姫「ちょ、レバーから手を離したりなんてしたら」バッ
真姫「ヴェェェェ〜!!」
彼方「あっはははは‼楽しい〜♪」 プシュ〜……
彼方「あぁ〜気持ちよかった、ねぇ真姫ちゃん」
真姫「私にはそんな風に感じる余裕なかったわ……」グッタリ
彼方「はは、お疲れ様。気分が悪くなってないかな?飲み物でも飲んで休憩しよっか」
彼方「はい、お茶でよかった?」スッ
真姫「あ、ありがとう……んく……んく……」
真姫「―はぁ、生き返るわ」
彼方「彼方ちゃんのわがままに付き合ってもらってありがとねぇ」
真姫「意外ね、まさか彼方がジェットコースターを好きだなんて思わなかったわ」
彼方「いやぁついテンションが上がってしまって、久し振りに大声を出してスッキリしたよ」
真姫「それもあんな子供みたいにはしゃいで……隣に乗ってて恥ずかしかったわ」
彼方「真姫ちゃんもすごい声出してたけどね」
真姫「あ、あれは忘れてよ……」カァァ
彼方「あれでいいんだよ、恥ずかしがってたら楽しめるものも楽しめないからね」
彼方「この調子で他の乗り物も楽しも〜」
真姫(―恥ずかしがってたら楽しめるものも楽しめない、か……)
真姫「……」 真姫「次はなにに乗るの?」
彼方「真姫ちゃんはなにか気になる物とかないの?」
真姫「そ、そうね……あるのはあるけど」
真姫「……どうせなら思い切り楽しみたいから」
真姫「もう少し他の物で慣れてから言うわ」
彼方「焦らすね〜真姫ちゃんの乗りたい物ってなんだろうなぁ」
真姫「ふふ、私の顔に書いてあるんじゃないの?」
彼方「ん〜どれどれ」ズイッ
真姫「ヴェェッ!?ち、近すぎるわよ!!」グイッ
彼方「なぁんだ、もう少しでわかるところだったのに」
真姫「まったく、あなたって人は……」 彼方「よし、お次はあのウォータースライダーの乗り物に乗ろうか」
真姫「また絶叫マシン……?本当好きなのね」
彼方「あれはジェットコースターほど速くはないから安心して」
真姫「ならいいけど」
彼方「ほら真姫ちゃん、このカッパを着て」スッ
真姫「なんでカッパ?雨でも降るの?」
彼方「まぁ似たようなものかな、それを着ておけば万が一の時も心配ないから」バサッ
真姫「どういう意味よ」バサッ
真姫「な、なによこれぇ!?揺れるぅ〜!!」グラグラ
彼方「しっかり捕まってないとダメだよ〜なんせ水の上を滑ってるんだから」
ガタンッ バッシャーン‼
真姫「きゃあっ!?つ、冷た〜い」
彼方「おお〜大当たり、カッパ着てて正解だったでしょ」
真姫「顔にかかったらカッパの意味ないでしょうが‼」
彼方「それもそっか、―ぶっ!?冷たぁ〜」グッショリ
真姫「くすっ……びしょ濡れになってるじゃない」
彼方「あはは、彼方ちゃんもやられちゃったぜ」 彼方「いや〜今のも面白かったね」
真姫「おかげでびしょ濡れになったけど」
彼方「まぁまぁ、これもまた楽しみ方のひとつさ」ゴソゴソ
彼方「髪濡れちゃったね、拭いてあげる」フキフキ
真姫「やめてよ、子供じゃないんだから」
真姫「そういう彼方こそ濡れてるわよ」フキフキ
彼方「おぉ〜真姫ちゃん優しい〜」
真姫「か、風邪を引かれたら困るだけよっ」
彼方「ふふふ、いいツンデレ具合いだね」
真姫「誰がツンデレよ」ジロッ
グゥ〜
真姫「や、やだ……」カァァ
彼方「お腹空いたね〜そろそろお昼ご飯にしようか」
彼方「あそこの広場でお弁当食べよ」
真姫「う、うん……」コクリ 彼方「そ〜れ」バサッ
真姫「レジャーシートまで……随分用意がいいのね」
彼方「他にも枕とブランケットも持って来たよ、これでいつでもどこでもお昼寝が出来る」
真姫「なにそれ、遊園地にまで来たのにお昼寝するつもり?」
彼方「お腹いっぱいになったら眠くなるだろうからねぇ〜」
彼方「さぁ、いよいよ彼方ちゃんのお弁当の出番だよっと」ガサガサッ パカッ
真姫「わぁ、カツサンド」
彼方「お、真姫ちゃんカツサンド好き?」
真姫「えぇ、ママがよく作ってくれるの」
彼方「そりゃよかった、いっぱい作ったから食べて食べて」
真姫「それじゃ……いただきます」パクッ
真姫「―お、おいしい‼」パァァ
彼方「へぇ、てっきり『まぁまぁかしらね』とか言うのかと思ったけど」
真姫「なによ、私だっておいしい物はおいしいって言うわよ」
彼方「うふふ、じゃあ私のカツサンドはおいしいって事だね」
真姫「だからそう言ってるじゃない、なに笑ってるのよ」
彼方「いやいや、嬉しいなぁ。早起きして作った甲斐があったよ」
真姫「おいしいけど、これだけじゃ胃がもたれそうね」
彼方「心配ご無用、サラダからフルーツまで各種取り揃えております」パカッパカッ
真姫「ちょ、どれだけ出てくるのよ。そんなに食べられないってば〜」 真姫「はぁ……お腹いっぱい、もう食べられないわ」
彼方「うんうん、真姫ちゃんと食べるお弁当はおいしかったねぇ」
彼方「真姫ちゃんの笑顔がなによりのごちそうだったよ」
真姫「そんなににやけながら食べてたの私……?」
彼方「おいしい物を食べれば自然と笑みがこぼれるものさ、なにもおかしい事じゃないよ」
真姫「そ、そうかしら?」
彼方「その通りなのだよ、―ふわぁ〜」
真姫「ちょっと、せっかくいい事を言うと思えば欠伸なんかして。台無しじゃない」
真姫「……」
真姫「あの……よかったら、その……」
真姫「膝枕、してあげましょうか?」
彼方「おぉ、真姫ちゃんの膝枕とな。ぜひともお願いします」
真姫「お弁当のお礼よ、こんな事するのはあなたが初めてなんだからね」
彼方「ほほう、真姫ちゃんの初めてに選ばれるとは光栄だね〜」
彼方「それじゃさっそく、失礼しま〜す」ゴロン
彼方「ん〜柔らかくてすべすべで、これは最高の膝枕だ」サワサワ
真姫「もう、くすぐったいわね。やめてよ」クスッ
彼方「ぬふふふ〜たまりませんな〜」
彼方「―すやぁ……」
真姫「寝るのが早いわね……流石彼方」
真姫「ふふ、おやすみなさい」ナデナデ 真姫「……ん?」パチッ
真姫「やだ、いつの間にか私まで寝ちゃってたのね。―ん?」
彼方「えへへへ〜♪」ムギュ〜
真姫「ヴェェッ!?なんで私彼方に抱き締められてるのよ〜!!」
真姫「彼方、起きなさい‼抱き枕になった覚えはないわよ‼」
彼方「ふぇ……真姫ちゃん?」パチクリ
彼方「おはよ〜」
真姫「おはよ〜じゃないわよ、早く離して。離してったらぁ」
彼方「あれ?そういえばどうして真姫ちゃんが私の隣で寝てるの?」
彼方「ははぁ〜さては真姫ちゃんも眠くなって一緒にお昼寝したくなったんだな」
真姫「違うわよ、気付いたらあなたに抱き締められてたのよ」
彼方「ほぇ?そうなの?彼方ちゃん寝てたからよくわからな〜い」
真姫「本当かしら……?怪しいわね」
彼方「ま、でもおかげでぐっすり眠れたよ。ありがとう真姫ちゃん」
真姫「はいはい、わかったから早く離して」
彼方「せっかくだからこのまま二度寝を」スリスリ
真姫「ダメ‼起きなさ〜い!!」
彼方「ちぇ〜わかりましたよ起きますよ〜」ムクリ
真姫「もう……なんなのよ一体」 彼方「う〜ん……お腹いっぱいになってお昼寝もしたし、これでまだまだ遊べるね」
彼方「そろそろ真姫ちゃんの乗りたい物教えてくれてもいいんじゃない?」
真姫「そうね……あまりもったいぶっても仕方ないし」
真姫「今なら楽しめそうな気がするから、案内するわ」
彼方「これは……メリーゴーランド」
彼方「なるほどねぇ、これに乗りたかったのかぁ」ニヤニヤ
真姫「べ、別にいいでしょ。私はこれに乗りたかったの、メリーゴーランドが好きなのっ」
彼方「よく言えました、百点満点です。やっと素直になってくれてお姉ちゃんは嬉しいよ〜」
真姫「なにがお姉ちゃんよ、まったく……」
真姫「―ふふ、行きましょ彼方」グイッ
彼方「わわっ、急に引っ張らないでよ〜」
彼方(ヤバ……デレた真姫ちゃんの破壊力半端ないぜ) 真姫「ほら、私の隣のお馬さん空いてるわよ」
彼方「ふむふむ、ここからなら真姫ちゃんの姿もよく見えるね」
彼方「ところで、どうして真姫ちゃんはメリーゴーランドが好きなんだい?」
真姫「私、小さい頃に両親と遊園地に来たんだけど」
真姫「他の乗り物は面白くなくて、唯一楽しめたのがこのメリーゴーランドだったの」
真姫「優雅に動くお馬さん、回るステージ、きらびやかな照明や飾り付け、楽しげな音楽……」
真姫「ほら、まるでおとぎ話のお姫様になった気分になるじゃない?」
真姫「夢のような時間が過ごせるから、私はメリーゴーランドが好きなの」
彼方「―そっか……」
ウィーン……ゴゥンゴゥン……
真姫「あ、動き出したわよ‼」
真姫「あはははっ、やっぱり楽しいわね〜♪」
彼方「そうだね〜真姫ちゃん本物のお姫様みたいだよ」
真姫「ふふん、当然でっしょー♪私ほどメリーゴーランドが似合う人間はいないんだから」ペカーッ
彼方「うお、眩し。まるで誰かさんのような笑顔だねぇ、いい表情だ」
彼方(真姫ちゃん……あんな顔も出来るんだな、かわいい〜) 真姫「あぁ、お馬さんから降りた途端現実に引き戻されるわね」
彼方「ふふ、かわいかったよ真姫ちゃん」
真姫「えぇ、彼方の言葉で吹っ切れたわ」
真姫「ここにいる間は恥ずかしいなんて思わず楽しむ事にしたの」
彼方「いいぞいいぞ〜まだ時間はあるから他の場所も回ろうか」
真姫「次はあれに乗りましょ」
彼方「真姫ちゃんゴーカートの運転うまいじゃないの、乗った事あるの〜?」ブゥーン
真姫「小さい頃ハワイでパパに教えてもらったのよ」ブゥーン
彼方「ほほ〜」
真姫「ほらほら追い付いてみなさい」ギャギャギャ
彼方「すご……ドリフトしてるよ、真姫ちゃんには追い付けそうにないや」
真姫「か、彼方ぁ……離れないでよ」ガシッ
彼方「怖いならなぜお化け屋敷になんて入ったの……」
真姫「高校生になった今なら大丈夫だと思ったの‼」
真姫「―きゃあぁ〜!!いやぁ〜!!」ギュウ〜
彼方「はいよ〜彼方ちゃんがそばにいますからねぇ」ムギュ〜 彼方「これで大体の場所は回ったかな」
彼方「真姫ちゃん、残念ながらそろそろ帰る時間が来てしまったようだ」
真姫「あら、もうそんな時間なの?あっと言う間だったわね」
彼方「真姫ちゃんがはっちゃけてからは特にね〜」
彼方「こんな感じで遊園地は楽しめばいいんじゃないかな」
彼方「今の真姫ちゃんだったら他の子も誘って楽しむ事が出来るはずだよ」
真姫「そうね、なんだか勇気が湧いてきたわ」
彼方「ふふふ、どうやら今日はいい予行練習になったようだね」
真姫「えぇ……」
真姫「―彼方、今日はありがとう」
真姫「あなたと一緒に遊園地で過ごした時間、とても楽しかったわ」
真姫「帰りにおやつでも食べて行かない?おいしいスイーツのあるお店を知ってるの」
彼方「そりゃいいね、真姫ちゃんのすすめるお店なら期待大だ」
真姫「もちろん、その期待に応えてみせるわ」 その後
真姫「彼方。今度のお休みの日、空いてる?」
彼方「今度のお休みは……うん、空いてるよ〜」
真姫「よかった、凛と鞠莉と善子とかすみを遊園地に誘ったの。あなたも来ない?」
彼方「おぉ、4人も来るんだ。声をかける事が出来たんだね、よかったじゃないか」
彼方「もちろん、喜んでお伴しますとも。彼方ちゃんまた張り切ってお弁当作っちゃうぞ〜」
真姫「今度は私も協力するわ、一緒においしいお弁当作りましょ」
彼方「真姫ちゃんも作ってくれるなら百人力だ、皆に喜んでもらえるようなごちそういっぱい作ろうね」
真姫「また私達の楽しい思い出を作ろうじゃないの」
真姫「その為の作戦を今考えてるの」
真姫「題して『最高の遊園地の攻略方』よ」
彼方「攻略方……楽しみ方だね」
真姫「そう、彼方も一緒に考えて、どうやって楽しむがいいのか」
彼方「よしよし、それじゃ今日は作戦会議といこうじゃないか」
真姫「えぇ、さぁ始めるわよ」
彼方(恥ずかしくて誰も誘えなかったり素直に楽しめなかった真姫ちゃんはもういないね)
彼方(真姫ちゃんがすっかり頼もしくなって私も嬉しいよ)
彼方「―うふふふ〜♪」 終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました 乙
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