ことり 「ポッキーゲーム・クライシス」
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ラ!板では四作目です。
今日は11月11日。ポッキーの日ということで、ポッキーゲームのssを書かせてもらいます!!
まだまだ未熟ですが、優しい目で見てくれると嬉しいです。 ガチャ
ことり 「少し遅れちゃったなぁ……ごめん、みんな……って、ええっ!?」
凛 「」 ピクピク
ことり (凛ちゃんが白目で倒れてる……)
ことり 「凛ちゃん……どうしたの!?」
凛 「こ、ことりちゃん……早く逃げるにゃ……ここにいちゃいけない……」 ピクピク
ことり 「ええっ!? な、なんで……!? 凛ちゃん! もっと説明してくれないとなにがなんなのか全然分からないよ……」
凛 「うぅ……ポッキーゲーム……クライシス……」 パタッ ことり 「凛ちゃん!?」
ことり (気絶してる……)
ことり 「ポッキーゲーム・クライシス? どういうことなんだろう……えっと、ポッキーゲームの危険ってことだよね? そういえば今日は11月11日だからポッキーの日だ……」
海未 「そこにいましたか、ことり」
ことり 「あっ、海未ちゃん! 大変なの、凛ちゃんが……っ!?」
海未 「気付いてしまいましたか」
にこ 「」 ピクピク
ことり (目の前には凛ちゃんみたいに気絶してるにこちゃんを抱えてる海未ちゃんがいて、海未ちゃんは両手の指に何本ものポッキーを器用に挟んで持っていた……) 海未 「そうです。そこにいる凛も私が倒したんですよ。このポッキーでね」 ニコッ
ことり 「ポッキーで人をここまでできるの……?」
海未 「簡単ですよ、北斗の拳と同じやり方です。秘孔をポッキーで瞬時に突き、相手の意識を飛ばしてみせたのです」
ことり (海未ちゃんは北斗神拳継承者でもなんでもなく、ただの高校生でしょ……!?)
海未 「まぁ安心してください、峰打ちですから」
ことり (ポッキーの峰ってどの部分なんだろう……チョコのところとか?) ことり 「海未ちゃん……どうしてこんなことを! 凛ちゃんもにこちゃんも、白目になって気絶してるんだよ!? ひどいよ!!」
海未 「ひどい……? はて、それはおかしい話ですね。私は正々堂々勝負をしただけですよ? もちろん、ことり相手にも手を抜いたりなどしません」
ことり 「勝負……? 勝負って何……? ことり、こんな勝負聞いたことないよ?」
海未 「まぁことりが知らなくてもおかしくないですね。私も概要しか知らなかったですし。なら教えてあげますよ、この勝負の名は……」
ことり 「この勝負の名は……?」 ゴクッ
海未 「『ポッキーゲーム』です」
ことり 「えっ?」
ことり (ポッキーゲームってあのポッキーゲームのこと……?) 海未 「提案された時は驚きましたよ。しかし、あまり詳しくないとはいえ私も女子高生……概要くらいなら知ってました。だから実践してみましたが、正直みなさん弱すぎて拍子抜けです」
ことり 「ちなみにその、ポッキーゲームの概要というのは……」
海未 「ポッキーを使い、お互いドキドキしながら、徐々に距離を詰める」
ことり 「……」
海未 「そして相手の心を折れば勝ちなんですよね? つまりポッキーを剣に見立てた決闘です!」 ニコッ
ことり (端的に訳せばそうだけども!!)
ことり 「あっ!……そういえばさっき提案されたって言ってたけど、誰に提案されたの? ポッキーゲーム」
海未 「それは……」
―――――
―――
― 穂乃果 「あのね海未ちゃん……///」
海未 「そんな顔を赤くしてどうしたんです、穂乃果?」
穂乃果 「お願いがあるんだけど……///」 モジモジ
海未 「お願いですか? もちろん穂乃果の頼みなら聞きますよ!」 ニコッ
穂乃果 「今日ってポッキーの日なんだって……///」 モジモジ
海未 「あっ、聞いたことあります。そうでしたか、今日がポッキーの日でしたか。それで……それがどうかしたのですか?」
穂乃果 「ポッキーの日って仲良し同士でポッキーゲームをするんだって……/// だから、あの、えっと、海未ちゃんと……ポッキーゲーム……したいなぁって……///」 モジモジ
海未 「ポッキーゲーム……風の噂で聞いたことがあります。まさか穂乃果がそういうのに興味があるとは意外でした! 分かりました。じゃあ、しましょう! 穂乃果!」 ニコッ
穂乃果 「うん……!!///」 カァァ
―
―――
――――― ことり (やっぱりほのうみチュンなぁ……)
ことり 「あれ? そういえば穂乃果ちゃんは?」
海未 「穂乃果はあそこですよ?」 ユビサシ
穂乃果 「」 ピクピク
ことり 「穂乃果ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!?」
海未 「あの後すぐ勝負を始めたのですが、言い出しっぺの割に弱かったですね。これは後で園田海未監修の元、鍛錬が必要です!!」
ことり 「う、海未ちゃん……!! 乙女の心をここまで弄ぶなんて……悪気がなかったとしても許せません!!」 ゴゴゴゴ 海未 「ほぅ、ことり。なぜそこまで怒ってるかは分かりませんが、いつも優しいあなたがそこまで怒りのオーラを発するとは……最高のポッキーゲームになりそうですね」 フフ
ことり 「むむむっ……!!」 グッ
ことり (穂乃果ちゃんの仇は絶対に私が取る!!)
海未 「では行きますよ? くらいなさい! 『園田百裂拳』!!」
海未 「ソノ ソノ ソノ ソノ ソノ ソノッ! ソノダッー!」
ことり「ぐぅぅ!?」 ドゴッ
ことり (仇を取ると言ったものの……やっぱり海未ちゃんの技には勝てっこない……) フラフラ
ことり 「」 パタリ 海未 「あっけなかったですね……悲しいですが、強すぎるのも虚しいのかもしれませんね」
ことり 「」 ピクピク
海未 「しかし油断は大敵。しっかりトドメはさしておきましょう」
??? 「待ってください!」
海未 「あなたは!?」
花陽 「ことりちゃんにトドメをささせるわけにはいきません!!」 ドンッ
海未 「やはりあなたは気絶しませんでしたか……花陽!!」 ギロッ
花陽 「うっ!!」 フラッ 花陽 (危ない……! 海未ちゃんレベルになるともはや覇気だけで気絶しかけてしまう……!!)
花陽 「でもここで倒れるわけにはいきません!! 今の海未ちゃんを止められるのはことりちゃんだけなんです!! なんとしても、ことりちゃんは守ります!!」
海未 「そこで倒れてることりが私を止められる? 申し訳ありませんが、もう勝負はついたようなもの。ことりに期待するのは無駄ですよ」 フフ
??? 「それはどうかな? 海未ちゃん!」
海未 「その声はまさかことり!?」
ことり 「」 ピクピク
海未 「って白目のまま立ち上がってる!!?」 _人人人人人人人_
> 白目ことり <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
説明しよう!
かつて園田海未監修の、地獄のトレーニングにμ'sのみんなが弱音を吐く中、大切な幼馴染の期待に応えようと一人頑張り続けていた健気な少女がいた!
それが南ことりである!!
彼女は白目のままでも走り続け、練習を乗り越えた。そのため彼女は白目の状態でも力を発揮できる特殊能力を手に入れたのだ!!
花陽 「さらにこれでパワーアップです!」 ガシッ
ことり 「ぐっ」 _人人人人人人人_
> 白米ことり <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
説明しよう!
小泉花陽渾身の、おにぎりを食べたことでことりは体力を補給したのである!
ただし、ただでさえ白目なのにそこにおにぎりを口にくわえるというアイドルらしからぬ姿に、普通に呼吸しにくいという弱点もある!!
ていうかポッキーゲームなのに、ポッキーの前におにぎりをくわえるとはこれ如何に!! ことり 「それにしても……モグモグ……花陽ちゃんも……モグモグ……無事だったんだね!」
花陽 「はい。なんとか海未ちゃんの技に耐えることができました」
海未 「花陽は厄介なんですよ。臓器の位置が本来の人間とは真反対なのです」
ことり 「ええっ!?」
海未 「おかげでなかなか秘孔が突けないのです」
花陽 「しかも普通の人と臓器の仕組みが微妙に違うので、他の人よりたくさん食べ物を食べなくちゃいけないんです!」 モクモグ
ことり (大食いキャラにちゃんとした根拠があったの……!?) 海未 「それにしてもことり……」
ことり 「なに? 海未ちゃん……」 ピクピク
海未 「私は嬉しいですよ……まさか白目の状態でも立ち向かってきてくれるなんて!! 久しぶりに本気が出せそうです!!」 ゴゴゴゴ
ことり (うぅ……!! なんて強いオーラなんだろう!!)
ガチャ
希 「みんな!! 早くこっちに逃げるんや!!」 ことり 「あっ、希ちゃん! 無事だったんだね!!」 ピクピク
希 「おぉ、白目怖っ。……ウチはなんとか逃げ出したんやけど、海未ちゃんが最終奥義を使ったらこの音ノ木坂学院全体が吹っ飛ぶことを予想して、地下シェルターを作っておいたんよ! 早く一緒に逃げよ!!」 ガシッ
ことり 「えっ、でも、ことりは海未ちゃんとの勝負が」
希 「死にたいんか!?」
ことり 「えっ、生きたい……」 希 「なら早く来るんや! 花陽ちゃん、にこっちはウチ、穂乃果ちゃんはことりちゃんが運ぶから、凛ちゃんは頼んだで! えりちと真姫ちゃんはもう逃げてるから!」
花陽 「分かりました! ほら行くよ、凛ちゃん!」
凛 「うぅ……ポッキーゲーム……クライシス……」 ピクピク
海未 「フルパワー120パーセントぉぉぉ!!!」 ゴゴゴゴ
花陽 「凛ちゃん、早く!!」
トコトコ
…
…
… 希 「そ、そんな……!?」
花陽 「音ノ木坂学院全員は入らない!?」
ことり (いやどう見ても、詰めれば入ると思うけど……)
真姫 「残念ながら一人、入らないわ。本当に残念だけど……」 グスッ
絵里 「……」
花陽 「そんな……」
希 「一人……ど、どうすればいいんや……!!」
ことり (いやなんか胴上げしてもらえば、入れそうじゃないかな……?) 絵里 「私が出るわ」
花陽 「え、絵里ちゃん!?」
希 「そ、そんな、えりち!?」
絵里 「私は希の親友として助けになれたと自負しているし、思い残すことはない。全くないと言えば嘘になるけど、μ'sのみんなを、おばあさまが愛したこの音ノ木坂学院の大事な生徒たちを、守ることができるなら十分満足だわ」 ニコッ
希 「い、いやだよ、えりち……ウチ、まだえりちと喋りたいことも山ほどあるし……一緒に行きたいところもいっぱいあるんよ……だからそんなこと言わないで……」 ポロポロ 絵里 「真姫、お願いね?」
真姫 「……っ。分かったわよ、エリー!」 ガシッ
希 「えっ!? 真姫ちゃん!? お願いだから離して……離してよ!! えりちが行っちゃう、行っちゃうんよ!! 」 ポロポロ
絵里 「さよなら、希。ありがとう、ずっと大好きよ」 ニコッ
ウィーン
ガシャン
真姫 「……」
希 「えりち……」 ポロポロ
ことり (なんでポッキーゲームがこうなったんだろう……)
ドカァァァァーーーン
…
…
… 海未 「シェルターで生き残るとは……まぁ良いでしょう、最終奥義に相当エネルギーを使いましたが、これも良きハンデです。今度こそ堂々と戦いましょう、ことり?」 ニコッ
ことり (正直勝てる見込みがない……でも!)
ことり 「絶対負けるわけにはいかないんだ……穂乃果ちゃんのためにも!! 私たちの戦いはこれからだぁぁぁぁ!」
こうして海未 vs ことりの最終決戦が始まる。
えりちはどうなってしまったのか!?
そして、ことりは真の力を覚醒し海未ちゃんに勝てるのか!?
次回、海未ちゃんボール『にこ白目! おそるべしサイバイマン』
絶対見てくれよな!
おわり 書いてる最中にポッキーの日が終わってしまった……申し訳ありません。
ということで、ポッキーゲームってなんだっけ?……という話でした。
慣れない中、楽しく書かせてもらいました。ありがとうございます。
また機会がありましたら、ここで書かせてもらいます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
ちなみに一部のシーンにて、「白目ことり」という渋で以前書いたssを参考にしてます。
過去作はこちら
にこ 「希のモノマネがすげー面白い」
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1604423009/
花陽 「お米の神様」
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1604586891/
希 「しりとり」
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605003935/l50 ラブライブ!いちご味かな
ハロウィンでもこんなことになってそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています