凛「寒〜い!!海未ちゃんに避難するにゃ!!」海未「きゃっ!?凛!?」
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凛「うにゃ〜ん、海未ちゃ〜ん」ピタァ
海未「ちょ、ちょっと凛。公衆の面前でいきなりなにを……」カァァ
凛「だって寒いんだもん、凛寒いの大嫌い」
海未「だからってこんなに密着しなくても」
凛「はぁ〜海未ちゃんの体暖かい、ぽかぽかだにゃ〜」スリスリ
海未「ふふっ……ちょ、くすぐったいですよ」
凛「えへへ、こうやってくっつくと暖かくて楽しいでしょ?」
海未「……まったく、仕方ありませんね。家に帰るまでですよ」
凛「うん、それまでこうやってくっついていよーね♪」ムンギュー
海未「く、苦しいですよ凛……」 凛「はぁ〜今日も寒いねぇ」
海未「本当凛は寒がりですね」
海未「そんなあなたに朗報です」
凛「にゃ?なになに〜?」
海未「寒さに負けない為にも今日の練習は徹底的に走り込みをします‼」
凛「おぉ〜いいねいいね〜走れば体も暖まる♪」
海未「ちょうどランニングの長さを伸ばそうかと考えていたところです、それに付き合ってもらいますよ」
凛「よーし、望むところにゃ‼それ〜!!」ダッ
海未「凛!!いきなり飛ばすと最後まで保ちませんよ、待ちなさい‼」ダッ 凛「あはははっ、楽しいにゃ〜」タッタッタッ
海未「足の速さでは凛に敵いませんね、やっと追い付きました」タッタッタッ
海未「私に合わせて走ってください、他のメンバーの為にも基準を考えながら走らないと」
凛「はーい」
海未「凛、大丈夫ですか?少し休憩を」
凛「ううん、平気だよ。でもちょっとペース落とそうかな」
海未「ほう、穂乃果なら音をあげそうなものなのに……前よりも体力がつきましたか?」
凛「海未ちゃん凛にペース配分を考えて走れってよく言ってるでしょ、もう耳にタコが出来たよにゃ」
海未「そんなにうるさく言ってますかね私……」
凛「海未ちゃんはμ'sの鬼教官だにゃ」
海未「だっ、誰が鬼ですって〜!?」
凛「わぁ〜い、逃っげろ〜!!」ダッ 凛「あぁ〜気持ちよかった、体も暖まったし」
海未「はぁっ……はぁっ……」
海未「すっかり凛にペースを崩されてしまいました、これでは基準をつけることが出来ません……」
凛「凛が大丈夫だったんだから他の皆も大丈夫だよ」
海未「皆が皆あなたのように走れる訳じゃないんですよ」
海未「―それにしても、最後まで走り切るとは。いつの間にか随分体力がついたようですね」
凛「海未ちゃんのおかげだよ、いつも凛にアドバイスしてくれるから」
凛「今日も隣に海未ちゃんがいてくれたから疲れなんて感じなったにゃ」
海未「凛……」
海未「―ふふふっ」
凛「え?なにか変な事言ったかなぁ」
海未「いいえ、私の体と心も暖かくなりました」
海未「頼もしくなりましたね、これからもこの調子で頑張りましょう」ナデナデ
凛「うん‼頑張るにゃ〜!!」 凛「海〜未ちゃ〜ん」
海未「いらっしゃい凛、よく来てくれましたね」
海未「寒かったでしょう、さぁ早く中へ」
凛「本当寒かったよ、お邪魔しま〜す」
凛「わぁ、海未ちゃんの家もこたつ作ったんだね。うちのより大きい〜」
凛「掘りごたつだ、これもいいよね〜」ヌクヌク
海未「少し早い気がしましたが今年は急に寒くなったので出してしまいました」
凛「凛の家も出したよ、毎日こたつでゴロゴロしてるにゃ」
海未「まるで猫ですね、ゴロゴロしてる凛が想像出来ます」
海未「暖まったら台所へ行きましょう、例の物は持って来ましたか?」
凛「もっちろん‼抜かりはありません隊長!!」ビシッ
海未「くすっ……なんですかそのノリは」
凛「えへへ、凛二等兵であります」 海未「さて、そろそろ台所へ移動して作業を始めますよ」
凛「こたつから出るのは名残り惜しいけどしょうがないにゃ」
海未「いいですか?私が餃子の皮を作るので凛は皮に餡を詰めてください」
凛「わかった、任せて」
海未「ふふふ、餃子を作るのも久し振りですね。腕が鳴ります」
凛「海未ちゃんの餃子おいしいんだよね〜凛も大好き」
海未「今日は凛も一緒に作るのでまた味が変わりますよ、楽しみですね」
海未「よっ」スーッグッグッ
海未「―ふむ、こんな物ですかね」ペラーッ
凛「わぁ〜海未ちゃんすご〜い、プロ並みの手さばき‼」
海未「それは褒めすぎですよ、プロの方に失礼です」
凛「いやいや、海未ちゃんならプロにも負けないって」
海未「そ、そうですか?あまり持ち上げないでください」テレテレ 凛「よーし、凛だって負けないにゃ」ギュッギュッ
凛「―あれ……?餡がはみ出ちゃう」
海未「餡を入れ過ぎですよ、あと折り込みが甘いです。もっときっちりやらないと」
海未「いいですか、餡はこのくらい手に取り折り込みはこうする」ギュッギュッ
凛「ふんふんなるほど、やってみる」
凛「えっと、餡はこのくらいで……こうやって折り込んで」ギュッギュッ
凛「出来た‼どう海未ちゃん」
海未「どれどれ……今度はキレイに出来ましたね、合格です」ニコッ
凛「やったぁ‼この調子でどんどん作るにゃ〜」ギュッギュッ 凛「見て見て、こんなにいっぱい作れたよ」
海未「ふふ、凛が頑張ってくれたおかげでたくさん作れましたね」
海未「よし、餃子も完成したところで……凛、例の物を」
凛「了解であります‼」
凛「じゃーん‼凛のお気に入りのラーメン‼」
凛「流石に麺は海未ちゃんみたいに手作り出来なかったよ」
海未「いいんですよ、手打ちラーメンは熟練の技が必要です。このラーメンだって素晴らしいじゃないですか」
凛「よく行くお店から特別に分けてもらったの」
海未「よしよし、これで役者は揃いましたね。野菜などは事前に用意しておいたのであとはこれと」
海未「この土鍋を持ってこたつまで戻りましょう」
凛「土鍋落とさないでね〜」 グツグツ…グツグツ…
凛「ぐつぐつ……ぐつぐつ……」
凛「まだかなまだかな〜もうお腹ペコペコだにゃ〜」
海未「そろそろいいでしょう」
海未「はい、どうぞ」スッ
凛「ありがとう海未ちゃん、いただきま〜す」
凛「―あちゅっ!?あっつ〜舌火傷したぁ〜」
海未「大丈夫ですか凛!?いきなり口に入れるから、ほらお水」
凛「んくんく……ひぃ〜ん海未ちゃんふーふーしてぇ」
海未「あらあら、急に甘えんぼうさんになって」
凛「たまにはいいでしょ、お願〜い」
海未「はいはい、ふ〜、ふ〜」
海未「ほら、あ〜ん」スッ
凛「あ〜ん」パクッ
凛「―う〜ん♪餃子の皮がプリップリで餡もジューシー、おいしいにゃ〜♪」
海未「本当、おいしいですね。これはたまりません♪」
凛「あ、お返しに凛が食べさせてあげる」スッ
海未「ちょ、それ冷ましてないんじゃ」
海未「―ぅあっつ!!」 凛「う〜ん、あのお店のラーメンはこのお鍋にも合う〜」チュルチュル
海未「まったく……私まで舌を火傷しましたよ」ジロッ
凛「これで海未ちゃんも仲間だにゃ」
凛「ほらほらラーメンも食べてみて」ズイッ
海未「わ、わかりました。今度は自分で食べますから」
海未「ふ〜、ふ〜」チュルチュル
海未「―あぁ、やはりこれはいいラーメンですね。鍋に入れてから時間が経っても伸びていない」
凛「寒い日はお鍋に限るね〜こたつでお鍋最高」
海未「そうですね、普段は焼き餃子なのでお鍋で食べる水餃子も中々おつな物です」
海未「ラーメン鍋というのもおいしいですね、また作って食べましょう」
凛「うん‼今度は凛も手打ちラーメンに挑戦してみる‼」
海未「期待していますよ、凛」 凛「ふぁ〜お腹いっぱい、ごちそうさま〜」ゴロン
海未「こら凛、食べてすぐ寝転がると体によくありませんよ」
凛「くぁ……なんだか眠くなってきたにゃ」ウトウト
海未「ちょっとこんな所で寝ないでください、こたつで寝ると風邪を引きますよ」
凛「それじゃあ海未ちゃんのベッドで寝る〜」
海未「なっ……!?なにを言って……!?」カァァ
海未「大体あなた着替えも持って来てないじゃないですか」
凛「海未ちゃんのパジャマ貸して〜」
海未「もはや半分寝てますね、仕方ない……」
海未「おうちの方には私から連絡しておきますね、今日は泊まっていきなさい」
凛「うん……お世話になりま〜す……」 海未「凛、お母様に電話をしてお泊まりの許可をもらいました」
海未「ほら、お風呂に入って暖まりますよ」グイッ
凛「おぉ、お風呂〜海未ちゃんとお風呂嬉しいにゃ〜」パチッ
海未「やれやれ……花陽はいつもこんな苦労をしているんですね」
凛「あははっ、もう海未ちゃんくすぐった〜い」キャッキャッ
海未「動かないでください、うまく体が洗えません」ゴシゴシ
凛「だぁってぇ〜くふふふっ」
凛「きゃはははっ‼」バタバタ
海未「痛っ!!」ベシッ
海未「かゆいところはありませんか?」ワシャワシャ
凛「うん、海未ちゃんに頭洗ってもらうのは気持ちいい〜」ウットリ
海未「では、流しますよ」ジャー
凛「ふぅ〜さっぱり〜」ブルブル
海未「ひゃあっ!?頭を振らないでください、犬ですかあなたは」
凛「む、犬じゃない。猫だにゃ」
海未「猫ならもう少しおとなしくしててくださいよ……」 凛「あぁ〜いい湯だなぁ〜あははん♪」
海未「やっと終わった……疲れました」グッタリ
凛「お疲れ様、その疲れをお風呂で癒して」
海未「あなたがそれを言うんですか……」
凛「……」ジーッ
海未「ん?なんですか?私の顔になにか付いてます?」
凛「海未ちゃんって長くてキレイな髪だなって、いつも見る度思うんだ」
凛「凛、こんなに髪が短いから。海未ちゃんみたいな女の子らしい髪型が羨ましい」
海未「凛の髪型だって女の子らしいじゃないですか、とても素敵ですよ」
凛「そ、そうかなぁ……」
海未「あなたは人の応援はするくせに自分の事となると自信がないのですね」
海未「凛は誰よりも女の子らしいと思いますよ、髪型を気にするのがその証拠です」
海未「もっと自分に自信を持ちなさい」
凛「海未ちゃん……」
凛「うん、ありがとう。おかげでちょっぴり自信が持てたかも」 凛「はぁ〜暖まった〜」ホカホカ
海未「私のパジャマ、サイズ合いますか?」
凛「かよちんのパジャマは胸元がゆるゆるだけど海未ちゃんのはちょうどいいにゃ」
海未「くっ……!!そこまで聞いてません‼」
凛「せっかくお泊まりするんだからなにかして遊ぼうよ〜」グイグイ
海未「さっきまであんなに眠そうにしてたのに」
凛「お風呂に入って目が覚めちゃった」
海未「そうですか、なら……」ガサゴソ
海未「トランプでもやりますか」
海未「むむむむ〜」ジーッ
海未「これです‼―ああぁっ!?」
凛「海未ちゃんもうやめない?流石にもう眠くなってきたにゃ……」
海未「もう1度、もう1度やりましょう!!」
凛「ふぁ……遊ぼうなんて言わなきゃよかった」
凛「う……ん……」コックリコックリ
海未「―それです!!」
海未「おぉ!!やりました‼私の勝ちですよ凛!!」
凛「むにゃ……おめでとう……」 海未「おや、もうこんな時間。すいませんね、遅くまで付き合わせてしまって」
凛「もう海未ちゃんとはトランプやらない」
海未「そう言わずにまた相手してくださいよ、ことりにも愛想を尽かされてしまったんです」
凛「ことりちゃんの気持ちがよくわかるにゃ」
凛「うぅっ、すっかり湯冷めしちゃった」ブルッ
海未「それはいけませんね、早いところベッドに入りましょう」
凛「はぁ〜暖か〜い海未ちゃんはやっぱりぽかぽかだにゃ〜」スリスリムギュー
海未「むしろそこまで抱きつかれると暑いのですが……」
凛「ベッドの中は海未ちゃんの匂いがいっぱい詰まってて……落ち着く……」
凛「―すぅ……すぅ……」
海未「寝ましたか、寝顔と寝息はおとなしいものですね」
凛「ん……海未ちゃ〜ん」
凛「海未ちゃん、しゅきぃ……んにゃ」
海未「ふふふ、嬉しい事を言ってくれますね」
海未「私も凛の事が大好きですよ、おやすみなさい」ナデナデ その後
凛「ひゃあ〜寒い!!海未ちゃ〜ん」ガバッ
海未「もう、またですか凛」
海未「―よかったらこれをどうぞ」ファサッ
凛「なにこれ?マフラー?」
海未「あなたがいつもくっついてくるので作りました、これなら暖かいでしょう」
凛「う、海未ちゃ〜ん」ジーンッ
凛「えへへ、本当だ。暖か〜い♪」
凛「凛、前に寒いのは大嫌いって言ったけど」
凛「こうやって海未ちゃんとくっつく事が出来るから」
凛「寒いのが好きになったにゃ」
海未「ふふ、なんですかそれ。おかしな理屈ですね」
凛「いーの、理屈なんて関係ないもん」
凛「凛はこうやって海未ちゃんといるのが1番の幸せだよ」スリスリ
凛「これからもずっと凛と一緒にいてね、海未ちゃん」
海未「えぇ、寒い時はいつでも私のそばに来てください、凛」 おまけ
凛「海未ちゃん暑いよ〜」
海未「暑いと言いながらなぜくっつくんですか、今は夏ですよ。離れなさい、暑苦しい」グイッ
凛「あぁん、海未ちゃん夏はひんやりして気持ちいいにゃ」
凛「あぁ〜涼しい〜」ピタァ
海未「あなたは涼しくても私は暑いですよ……」ダラダラ
海未(やれやれ……これでは季節を問わずくっついてくる羽目に……)チラッ
凛「えへへ〜海未ちゃ〜ん♪」スリスリ
海未「まったく……仕方ありませんね」 終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました >>5
訂正
×凛「海未ちゃん凛にペース配分を考えて走れってよく言ってるでしょ、もう耳にタコが出来たよにゃ」
○凛「海未ちゃん凛にペース配分を考えて走れってよく言ってるでしょ、もう耳にタコが出来たよ」
>>8
×凛「今日も隣に海未ちゃんがいてくれたから疲れなんて感じなったにゃ」
○凛「今日も隣に海未ちゃんがいてくれたから疲れなんて感じなかったにゃ」
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