曜「お願い梨子ちゃん!私の衣装でミスコンに出て欲しいの!」梨子「……」
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梨子「……」
曜「……ダメ?」
梨子「ちょっと待って、まずミスコンって何?」
曜「今度の文化祭のメインイベント!ステージで、浦女生で一番可愛い女の子を決めるんだよ!!」
曜「今年のミスコンは一味違って、自分たちで作った衣装を着てエントリーするんだって!それでね、ルビィちゃんがすごくやる気になっちゃったみたいで……」
梨子「……」
曜「……わ、私!!先輩として負けるわけにはいかないの!だから梨子ちゃん!お願い!」
梨子「……」
スタスタ
曜「わあっ!?梨子ちゃん!!見捨てないでぇ!!」
梨子「イヤよ!!絶対にイヤ!!」 梨子「だってミスコンってことはみんなの前に出なきゃいけないんでしょ!?私そういうの得意じゃないし!!それに文化祭だと外部の人だってたくさん来るかもだし、だったらなおさら……」
曜「そこをなんとか!!梨子ちゃん!!本当にお願い!!一生のお願いだから……」
梨子「……」
曜「お願い、梨子ちゃん……」
梨子「……」
曜「……」
梨子「……そもそも、どうして私なわけ?」 梨子「曜ちゃん学校の人気者なんだし、もっと頼める人他にいるじゃない。どうせ他に当てがあるんじゃないの?」
曜「そ、それは!そう、かもだけど……」
梨子「じゃあその娘に頼めばいいじゃない。そしたら全部丸く収まる
曜「でもっ!!ミスコンだもん!!とびっきり可愛い娘じゃないと優勝できないもん!!」
曜「私!!梨子ちゃんのこと、誰よりも可愛いって思ってるし!!だから!!梨子ちゃんなら、絶対に、優勝……」
梨子(曜ちゃん……)
曜「梨子ちゃん、お願い……」ウルウル
梨子「……」
梨子(誰よりも、可愛い……)
梨子「……」
曜「……」
梨子「……はぁ、しょうがないわね」 曜「え!?いいの!?」
梨子「……今回だけだからね」
曜「わーい!!梨子ちゃん!!ありがとっ!!」ハグッ!
梨子「ちょっと曜ちゃん、苦しい……」
曜「ふふふっ、ふふふっ♪」
曜(……やっぱり梨子ちゃんは甘っちょろいでありますなぁ♪) 〜当日〜
梨子「それで曜ちゃん、衣装はちゃんと出来上がってるの?」
曜「もっちろん!!梨子ちゃんに似合うような、とびっきり可愛いのを用意してきてるであります!!」
梨子「可愛い……そ、そう。じゃあ私、曜ちゃんのこと、信じてる
ガラッ!
ルビィ「あっ!曜ちゃん!!ここにいたんだ!!」
曜「おっ、ルビィちゃん!!調子はどう?」
ルビィ「ばっちりです!!ルビィだって今日のために可愛い衣装準備してきたから……」
花丸「うん!ルビィちゃんの作ってくれた衣装なら絶対に優勝できると思うずら!ねー、ルビィちゃん?」
ルビィ「ねー、花丸ちゃん?曜ちゃんがすごいのは知ってるけど……ルビィだって頑張ります!花丸ちゃんと一緒に!頑張るびぃ!!」
梨子(そっか、ルビィちゃんのペアは花丸ちゃんなんだ……) 曜「でも花丸ちゃんのひらひらな衣装、すっごく似合ってるね!かっわい〜!!」
花丸「でしょでしょ〜?ルビィちゃんと二人で考えたんだ〜」
ルビィ「うん!テーマは天使さんで、背中の羽がチャームポイントなんです!」
梨子「へぇー、確かに可愛いわね……」
ルビィ「……曜ちゃんの衣装は?」
曜「ふっふっふ……それは後でのお楽しみだよ!期待しててね!!」
ルビィ「は、はいっ!!今日は誘ってくれてありがとうございます!ルビィ、こんな大会があるって、知らなかったから……」
曜「いいのいいの!お互いのスキルアップにも繋がるって思ったし!それに大会が盛り上がれば主催者としても大満足だからね!!」
曜「じゃあルビィちゃん、私たちは準備があるから。また後でね!!」
ルビィ「はいっ!今日はよろしくお願いします!!」
ガラガラッ!
梨子「……ルビィちゃん、確かに気合入ってたわね。花丸ちゃんの衣装、すごく豪華な感じだったし」
曜「そうだね〜、私たちも負けてられないよ!というわけで梨子ちゃん!!」
ガサッ!
曜「さっそく!この衣装に着替えて欲しいであります!!」 曜「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」シャーッ
曜「ま、間に合ったー!(小声)」ゼェ、ゼェ
曜「今は23時58分。あとは息を潜めて千歌ちゃんの窓のところまで……ん?」
エー?ウソー? ホントダッテバー
曜「この声、千歌ちゃんと……梨子ちゃん?」
──────
梨子「私、千歌ちゃんの詞には感動させられっぱなしなんだよ?」
千歌「そうなの?」
梨子「うん。普段の千歌ちゃんからは想像できないくらい素敵な詞なんだもん」
千歌「ちょっとー! それ褒めてるー?」
梨子「褒めてる褒めてる」
千歌「もー!」プクーッ
梨子「ふふふっ」
千歌「あははっ」
──────
曜「そっか、お隣さん同士ならこんな時間までお喋りできるんだ……」
──────
千歌「ねー梨子ちゃん。私そろそろ……」
梨子「ま、待って!」
千歌「えー?」
ピピピピッ
千歌「ん?何この音?」
梨子「千歌ちゃん、お誕生日おめでとう!」
──────
曜「……!!!」
──────
千歌「えっ!? もしかしてそのためにこんな時間まで!?」
梨子「うん! 私ね……」
──────
曜「帰ろ……」 梨子「ええ、わかったわ」
梨子(曜ちゃんの用意してくれた衣装、どんなのなんだろう?)
梨子(花丸ちゃんに負けないくらい可愛いのってことは……ああいうヒラヒラでフワフワした感じなのかな?)
梨子(それとも……ちょっとクールに、ビシッとした系?)
梨子(なんだろ、すごく楽しみ……)
梨子「……」ドキドキ
ガサッ!
梨子「……」
梨子「……え?」 曜「〜♪」ワクワク
梨子「……」
曜「〜♪」
梨子「……曜ちゃん、これは?」
曜「梨子ちゃんの今日の衣装だよ!!」
梨子「……」
曜「〜♪」
梨子「……もう一度だけ質問するわね。これは何?」
曜「だからー、梨子ちゃんの今日の衣装だよ?」
梨子「衣装……?」
曜「そう!バニーガール!!」 梨子(バニー、ガール…)
梨子「……」
曜「〜♪」
梨子「……!!」
ブンッ!!
梨子「帰るっ!!」
曜「わああっ!?梨子ちゃん!?どこ行くの!!?」
梨子「私今日の大会、出場しないから!!客席からみんなのこと応援してるからっ!!//」
曜「えええっ!!?梨子ちゃん!!?何か問題とか
梨子「問題だらけよこんなの!!だいたい曜ちゃん、何考えてるわけ!!?こ、こんな露出度の高い衣装、私に着せようだなんて……//」
曜「何って……ミスコンの優勝だけど?」
梨子「そういうこと聞いてるんじゃないから!!とにかくイヤっ!!こんな衣装着るのなんて絶対にいやぁ!!死んでもイヤだから!!」 曜「大丈夫だよ梨子ちゃん!!絶対に可愛いからその衣装!!私の中でも最高傑作だから大丈夫!!」
梨子「優勝できればいいって問題じゃないの!!だってこんなの着てみんなの前に出るなんて!!」
梨子「そ、想像しただけで、もう……//」
梨子「……むりむりむりむりっ!!そんなの絶対無理だからぁ!!」
曜「り、梨子ちゃん……落ち着いて!!」
梨子「落ち着けるわけないでしょう!!?私だって花丸ちゃんみたいな綺麗な衣装着せてもらえるって思ってたのにぃ!!」
梨子「そ、それが、こんな変態さんみたいなお洋服、着せられるなんて……//」
梨子「……//」カァァッ!!
梨子「……もういいっ!!私制服のまま出る!!」 曜「わああっ!!待って梨子ちゃん!!お願い!!せめて話だけでも
梨子「いやっ!!もう曜ちゃんの言葉なんて信じられない!!」
曜「あのね梨子ちゃん!!私ね!!ずっと思ってたんだ!!梨子ちゃんの可愛さをみんなに知ってもらうためにはどうしたらいいかって!!」
曜「私だけが梨子ちゃんの可愛さ知ってるっていうのももったいないなって!!だから梨子ちゃんの可愛さを一番引き出せる衣装がないかなって、それが、この、結果で……」
梨子「……」 梨子「はぁ……」
梨子(結局、上手く言いくるめられちゃった……)
梨子(ほんと私って弱いのよね、曜ちゃんのあの笑顔に……)
梨子「……」
曜「それじゃあ梨子ちゃん!お願いね!!」
梨子「え、ええ……」
曜「じゃあ私つい立てのあっち側で待ってるから〜、終わったら呼んでね!!」
梨子(はぁ、覚悟、決めよっと……どうせスクールアイドルやってたら避けては通れない道だし……)
梨子「……」
ガサッ!
梨子「……?」
梨子(これは……?) 梨子「……ねえ、曜ちゃん?」
曜「んー?梨子ちゃん、呼んだ?」ヒョコッ!
梨子「これ、なあに?」
曜「えっ?専用の下着だよ?」
梨子「……」
梨子(下着……)
梨子「……!!」
ブンッ!!
曜「り、梨子ちゃん!!投げないでよ!!大切なものなのに
梨子「そんなもの着れるわけないでしょう!!?そんなの!!下着って言うより!!」
梨子「そ、その……ヒモじゃないそんなの!!!?//」 曜「まあ、大事な部分が最低限隠れれば、それで
梨子「むりっ!!絶対無理!!!そんなの着るだなんて信じられない!!」
曜「え?いやなの?じゃあ下着だし穿かないっていうのも
梨子「そういうこと言ってるんじゃないからぁ!!ばかっ!!//」 梨子「曜ちゃん!!考えてみてよ!!ただでさえ露出の多い衣装着るのよ!!?」
梨子「そ、そんな中で、もし万が一、そ、その……//」
梨子「ダイジなところ、ぽろり、とかしちゃったら、そ、それじゃ守りきれないっていうか……//」
梨子「……//」カァァッ!!
曜「だいじょーぶ!!万に一つなんて怒らないから!」
梨子「それを想定するのが万が一ってことなんでしょっ!!//」
曜「梨子ちゃん!!」
梨子「!!?」
曜「梨子ちゃん!!私だってプロなんだよ!?信じてよ!!私の言葉を!!」 梨子「なっ……!?」
曜「これまで作った衣装の数々!!それは今日この日のためにあったと言っても過言ではないのであります!!」
曜「私だってプロなんだよ!!梨子ちゃんの体にぴったりフィットするように作ってあるから!!絶対に事故は起こらないって言いきれるんだよ!!」
曜「信じてよ!!私のプロ意識を!!私の梨子ちゃんへのこの想いを!!」
梨子(曜ちゃん……)
梨子「……ほんとに?」
曜「うん!ほんとに!!」
梨子「ほんとのほんとに?」
曜「ほんとのほんとであります!!」
梨子「……」 司会『続いてはエントリーナンバー2番!!桜内梨子さんです!!』
ワァー!!
梨子「……//」
テクテク
梨子(うぅ、どうしよ、想像以上に恥ずかしい……//)
梨子(み、みんな私のこと見てる、のよね……?私がこうやって、露出度の高い服を着て注目を浴びちゃってるとこ……//)
梨子(だってこんなのまるで、変質者だよぉ……私、そんな趣味ないのにぃ……//)
司会『じゃあまずは自己紹介!お願いしちゃいますか!!』
梨子「ふえっ!?は、はいっ!!桜内、梨子です……//」
パシャ!パシャ!
司会『桜内さんね〜、ちなみに好きな食べ物とかは?』
梨子「サ、サンドイッチと……//」
梨子(終わって、早く終わって……!!曜ちゃんには悪いけど、優勝とか!もうどうでもいいからぁ……!!//) 梨子(だってステージの真ん中に立つと、みんなが一気に注目してるように感じるし、それに……//)
梨子(この衣装、太ももの辺りが無防備だから、余計恥ずかしいっていうか……//)
梨子「……//」モジモジ
梨子(胸の辺りは手で隠せばなんとかなるかもだけど、お尻のところとかはどうなってるかわかんないし、うぅ〜……//)
司会『はい!それじゃあ可愛い衣装を見せてもらおっかな?』
梨子(なっ……//)
司会『いっくよー!くるくるくるくる……』
梨子「く、くるくる……//」
クルクル♪
梨子(後ろまで見られちゃったぁ……//だ、大丈夫よね、曜ちゃん、変な仕掛けとかしてないわよね……?//)
梨子(それにこの衣装、曜ちゃんがぴっちり作った!って言ってただけあって、ボディラインがくっきりするような形になってるから……)
梨子(お尻の形まで、はっきりと……//)
梨子「……!!//」カァァッ!!
梨子(やだぁ……//もういやぁ、帰りたいっ……!!//) 司会『よーし!それじゃあ最後に、特技を教えてもらっちゃいましょうかー!!桜内さん、何か得意な事とかある?』
梨子「はいっ!?そ、それは、えっと、ピアノ
司会『えっ?なになに……』
渡辺『……』ヒソヒソ
司会『……ふーん、縄跳びができるんだ〜、あっ、なになに?ウサギさんだからってこと?ぴょんぴょこぴょんって?』
梨子「!!?」
司会『へ〜、結構考えられてるんだね〜』
梨子「なっ……//」
梨子(ちょっと誰よ!!私の特技勝手に改ざんした人!!?) 司会『じゃっあ〜、ちょっとだけ飛んでみてもらっちゃおっか?おーい!スタッフー!用意して!!』
渡辺『了解であります!!』
梨子「!!?」
梨子(えっ!?嘘!!?なわとび!!?この格好で!!?)
梨子「!!?//」
梨子(だってそんなことしたら、衣装ずれちゃったりとか、胸のとことか、ぽろっ!って……私ただでさえ胸小さいし……//)
梨子「……//」 ヒョコヒョコ
曜「はい!梨子ちゃん!!お願いね♪」ウインク♪
梨子「よ、曜ちゃん……//」
梨子「……//」
梨子(うぅ〜、や、やるしかないのよね……//)
梨子「……!!//」
ピョン!ピョン!
梨子「……//」
梨子(できるだけ、ゆっくり、慎重に……//)
梨子「……//」ピョン!ピョン! 梨子「ふぅ〜……♡」
梨子「やっと、解放されたぁ〜!!!」
梨子(やっぱり制服って最高よね〜!!)
梨子(何かに守られてるってこんなに安心するものなのね、すっごく快感だわ……)
梨子「はぁ〜♡」
梨子「これでもう私には関係ないし、さっきのことを全部忘れたら、あとは、もう……」
梨子「……」
梨子(……曜ちゃんは懲らしめておかないとよね) 梨子「……」
梨子(私すっごく恥ずかしかったんだから!!もう死んじゃうかと思ったくらい!!)
梨子(いくら曜ちゃんのためとは言っても!!私あそこまで体張ってあげたんだから!!何か見返りとかいないと損よね!!もうっ!!)
梨子「……」ツカツカ
梨子(そうよ!!曜ちゃんは衣装作っただけなのに!!私だけあんな恥ずかしい思いさせられて!!割に合わないわよこんなの
千歌「あっ!梨子ちゃん!おーい!!」
テテテッ!
梨子「……千歌ちゃん?」 千歌「りーこちゃん!!聞いたよさっきの活躍!!すっごく可愛かったんだって?」
梨子「なっ……//」
千歌「私は別のお仕事で見られなかったんだけど……梨子ちゃんのこと、クラスでも噂になってたよ!!」
梨子「あっ、あれは、その、えっと……//」
千歌「だからねー、思わず買っちゃったんだ〜!!写真集!!」
梨子「……え?写真集?」 千歌「ほら見て見て〜!!梨子ちゃんの可愛いとこたっくさん写ってるよ〜!!あとはあとは!!花丸ちゃんとダイヤさんのも!!」
梨子「……」
千歌「花丸ちゃんの妖精さん衣装も可愛いんだけど〜、私のオススメはダイヤさんのチャイナドレス!!なんかね、鞠莉ちゃんがオーダーメイドで作ったみたいなんだけど
梨子「ねえ千歌ちゃん、その写真集、どこで手に入れたの?」
千歌「え?これ?えっとね……」
………
… 曜「ふぅ〜、完売したであります!!」
善子「ほんとね、まさか全部売れるとはね……」
曜「タイミングが良かったんだよ!!善子ちゃんがすぐに製本してくれたから!!ありがとね!!」
善子「いいのよ、ヨハネの技術力があれば造作もないことだったし」
曜「いや〜、助かっちゃったよ善子ちゃん!!色々機材貸してもらっちゃって!!おかげで計画が全部上手くいったであります!!」
善子「困ったときはお互い様よ。それより約束通り売上の7割、ヨハネが頂いていくわよ?」
曜「いいよいいよ!!7割と言わず8割くらい持ってっちゃいなよ!!」
善子「いいの?じゃあ、お言葉に甘えて……」 曜「〜♪」ペラペラ
善子「……」
曜「にしてもみんな、可愛いでありますなぁ〜♪」ニヤニヤ
曜「特に梨子ちゃんの、この悶えるような表情とかはたまらないよね、むふふ……♪」
善子「……ほんと、よくこんなに悪魔的な計画思いつくわね」
曜「え?悪魔的って?」
善子「自分好みのミスコンを計画して、自分で衣装を用意して、それを楽しんだ上に写真集まで販売するっていうこの計画のことよ。一石二鳥ってレベルじゃないわ」
善子「低俗なことを考えさせたら曜の右に出る者はいないでしょうね、全く……」
曜「いや〜、善子ちゃん、そんなに褒められると照れるでありますなぁ〜」テレテレ
善子「……今のは褒めてないわよ別に」 善子「まあ私としてもPS5を買う軍資金が手に入ったわけだし、大満足よ。あとこの写真集はひとつだけ頂いてくわ」
曜「うん!善子ちゃん!!今日はありがとね!!助かっちゃったよ!!」
善子「いいのよ、私だって楽しかったし、こんなお宝写真集までタダで手に入っちゃった、わけ、だ、し……」
善子「……」
曜「……?」
善子「あっ、あ……」プルプル
曜「……善子ちゃん?どうかしたの?」
善子「よ、よう、う、うし、ろ……」ガクガク
曜「え?後ろ?何かある
梨子「……」
曜「……梨子ちゃん?」 梨子「……久しぶりね、曜ちゃん」
曜「あ、うん。ひさし、ぶり……」
梨子「……」
曜「……梨子ちゃん、もしかして怒ってる?」
梨子「説明する必要ある?」
曜「な、ないです……」
梨子「……そう、じゃあちょっとついてきて来てもらおうかしら?」
ガシッ!
曜「!!?」
善子「……」ソロソロ
梨子「善子ちゃん、あなたもよ?」
善子「ひぃぃっ!!?」 梨子「ねえ善子ちゃん、その右手に持ってる本はなあに?説明してくれる?」
善子「あ、その、えっと、これは……そ、そう!!全部曜が悪いのよ!!」
曜「ええっ!?私に押し付けるつもり!!?そんな!!?善子ちゃんだって目をキラキラさせて話聞いてたじゃん!!」
善子「それはあんたがあんな楽しそうに計画を話すからでしょっ!!だいたいワクワクしないわけないじゃない!あんな壮大な計画聞かされたら!!」
梨子「そう、じゃあ二人とも悪いってことでいいのね?」
曜「あ、えっと、そういうわけじゃ……」
梨子「曜ちゃん?」ギロッ!
曜「はぃぃぃ!!」
梨子「私にあんな恥ずかしい思いさせたってことは……曜ちゃんにもその覚悟、あるってことでいいのよね?」
曜「よ、ようそろぉ……」ビクビク 曜「お、お願いしまーす……//」
善子「スクールアイドル部、今度野外ライブします……よ、よろしくお願いします……//」
曜「……//」
善子「……//」
曜「……ね、ねえ梨子ちゃん、こんなミニスカートで宣伝する必要ある?」
善子「そうよリリー!!だいたいミニスカサンタコスって!!季節外れにも程があるわ!!」
曜「そうだよそうだよ!!それにおへそまで出す必要はないんじゃないかな、寒いし!」
曜「あ、、あと胸とお尻のライン強調されすぎじゃない?ひょっとしてまさか、梨子ちゃんの趣味
梨子「曜ちゃん?嫌なら衣装脱いで宣伝してくれてもいいのよ?」
曜「わああっ!!?言う事聞く!!聞くからぁ!!」 曜「スクールアイドル部、季節外れのクリスマスライブやります、よ、よろしくお願いします……//」
善子「ううっ、恥ずかしい寒い帰りたい……//」
花丸「自業自得ずら。だいたいマルたちを利用して金儲けしようだとか、ほんっとあり得ないから」プンプン
ルビィ「あははは……」
果南「おっ、二人とも頑張ってるね〜、気合十分って感じ!!」
梨子「ねえ〜、そうだ果南ちゃん!!二人とも次のライブこの衣装で出たいんだって!!」
善子「ちょっ!?リリー!!そんなこと一言も言ってないわよ!!」
梨子「善子ちゃん?」ギロッ!
善子「ひぃぃっ!!」
善子「ちょっと曜!!リリーものすごく怒ってるじゃない!!リリーの許可取れてるっていったのどこの誰なのよ!!」ヒソヒソ
曜「しっ!善子ちゃんうるさい!!今は梨子ちゃん刺激しちゃだめだから!!」ヒソヒソ
梨子「曜ちゃん、善子ちゃん、まだチラシこんなに残ってるわよ?」
ようよし「!!?」
梨子「これ配りおえるまではその衣装のままでいてもらうから、わかってるわよね?」
ようよし「は、はい……」
この後めちゃくちゃ注目された おわりなのだ。恥ずかしがる梨子ちゃんはとっても可愛いのだ この後変態コスに興奮を覚えた梨子ちゃんがタチのコスプレえっち編が始まるんだよな? マリー気づいてて乗ったと思うのにお咎めなしとはやり手かなん ようりこSSかと思いきやまさかのおバカようよしSSで笑った
しっかりしてるようでいて意外と押しに弱くて流されやすい梨子ちゃん可愛すぎるんだよなぁ
素晴らしい この梨子ちゃんは曜ちゃんが頼み込めばまた乗せられてえっちなお願い聞いちゃいそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています