静真高校の3年生として新たなスタートを切り、あっという間に数ヶ月が経ったある夏の日。

暑い中での練習が終わって、部室で帰り支度をしているときだった。

曜「ごめん、千歌ちゃん。今日はちょっと行くところがあって」

一緒に帰ろうと誘ってくれた千歌ちゃんに、私は手を合わせてごめんなさいで答えた。