穂乃果「海の家」
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前回のラブライブ
穂乃果「えー、海の家のお手伝い!!?」
にこちゃんのバイト先が人で不足で大変な事になってしまった。
ことり「私達で良ければ手伝うけど」
にこ「助かるわ」
私達は海の家を手伝う事になった。 亜里沙「お姉ちゃ〜ん。早く早く〜」
絵里「そんなに走ったら転ぶわよ〜」
亜里沙「大丈夫だよ〜。わっ」ドテッ
絵里「ほら。言ったそばから」
雪穂「あの…今日は私まで誘って頂いてありがとうございます」
絵里「いいのよ。皆んなで来た方が楽しいじゃない」
雪穂「はい!そう言えば…今日、お姉ちゃん達は…?」
絵里「皆んな今日はにこのバイト先のお手伝いに行ってるの。穂乃果から聞いてない?」
雪穂「聞いてないです。そうだったんですか?絵里さんはよかったんですか?」
絵里「うん。私は亜里沙と約束してたからね。不参加なの」
雪穂「そうだったんですか」
亜里沙「お姉ちゃ〜ん。雪穂〜」
絵里「もう。はしゃいじゃって。少し休憩にしましょう〜」
亜里沙「え〜」
雪穂「あっ、私行ってきますよ。絵里さんは休憩してて下さい」
絵里「そう?じゃあ…お言葉に甘えちゃおう。よろしくね」
雪穂「はい!任せて下さい」 絵里「さて… それじゃあ…休憩がてらこっそりお客として行ってみようかしら」
〜海の家〜
絵里「ここね。さてと…帽子を目深に被ってと。まさか私がここのビーチに来るとは思わないでしょうね、ふふっ」
「いらっしゃいませ〜。何名様……お一人様ですね」
絵里(まるで人を一人ぼっちみたいに…希…)
希「ん?どうしました?」
絵里「い、いえ」
希「……そうですか。空いてるお好きな席へお掛けください」
絵里(まあ…でも。流石、希と言うか…ちゃんとしてるわね) 希「ご注文が決まりましたらお呼び下さい」
絵里(はーい。さて…どうしようから)
絵里「すいませーん」
ことり「はーい。只今伺います」
絵里(あら、ことり)
ことり「ご注文を承ります、ご主人様」
絵里(いや…メイド喫茶かっ!ご主人様って…)
ことり「どうしました?」
凛「ことりちゃん。ここはメイド喫茶じゃないよ」
ことり「えへへ。つい癖で」
絵里(凛のおでましね) 凛「ここは海未ちゃん家なんだから」
絵里(惜しい様で全然惜しくない)
ことり「凛ちゃん。ここは海未ちゃん家じゃありません」
凛「ここ弓道場ないもんね」
絵里(え?そう言う問題なの?)
ことり「凛ちゃん。そんな事より接客しなきゃ」
凛「あっ、忘れてた」
絵里(忘れちゃダメでしょ)
凛「えっと…何食べますか?」
絵里(友達かっ!!?いや…友達だけど) 絵里「じゃあ…あの…オススメを…」
凛「はい。うけまた…うけたわま…かしこまり………了解です!」
絵里(諦めた…そこまで言いにくい?って言うか…オススメって何なのか教えてくれないの?)
男「ねえねえ。いいじゃん。俺たちと遊ぼうぜ」
絵里(え?何?ナンパ?嫌ね)
希「え〜今バイト中なんで〜」
絵里(しかも親友がナンパされてた) 希「あ〜…でも、そうですね。少しお腹空いたかも〜」
男「いいよ、いいよ。俺達、なんでも奢っちゃうよ!」
希「きゃー、カッコいい!男前〜」
絵里(え?ちょっと…希さん?)
希「じゃあ〜…カレーライスにホットドック、それから焼きそばとラーメンを四つ、注文入りました〜」
男「え?ちょ…何を」
希「だって何でも奢ってくれるって言ったから」
男「いや…程度ってものが…」 希「男の子に恥をかかせちゃいけないなって思って…」
絵里(希…ナンパよりタチ悪くない?)
希「いや〜お兄さん達ありがとうね!やっぱり気前のいい男はカッコいいなぁ。ウチ…惚れちゃうかも」
男「え!!!」
希「あ〜なんて言ってたらウチ…お肉食べたくなってきたなぁ」
男「あっ!買って来るよ!!!」
希「ほんと!ありがとうね〜」
店長「バイトーーーー!!!注文いっぱい来てるから厨房戻って来いーーー」
希「はーーーい」
絵里(希が沢山頼んだせいで大忙しじゃない…) 穂乃果「お客様連れてきましたーーー」
絵里(あっ!穂乃果じゃない) 凛「あれ?海未ちゃんにゃ。」
穂乃果「なんかビーチを歩いてたからさ。今日忙しかったんじゃなかったっけ?」
凛「暇ならバイト来れば良かったのに」
海未「用事は先程終わったので。せめてお客として貢献出来ればと思ったのですが」
絵里(海未も参加出来なかったのね)
海未「そんな事より穂乃果!その水着はなんですか?」
穂乃果「え?これ?可愛いでしょ?ことりちゃんが選んでくれたんだよ〜」
海未「ちょっと際どくないですか?」
穂乃果「え?そうかな?」
海未「男性も見てるんですよ?」
穂乃果「別に見られても困らないけど。水着だし。そんな事よりさ…席、座ったら?」
海未「あっ、はい。そうですね」 穂乃果「で?ご注文は?」
海未「あっ、ではコーヒーを。アイスで」
穂乃果「はい。コーヒーね。コーヒー入りました〜」
海未「え?大丈夫ですか?今のちゃんと通ってます?」
穂乃果「何が?」
海未「いや…ですから」 花陽「カレーライスになります」
絵里(あら、花陽もバイトしてるのね。引っ込み思案の花陽にはいい傾向だわ…ってカレー?あっ…オススメってカレー?)
花陽「あの…」
絵里「は、はい?」
絵里(あれ?もしかしてバレたかしら?)
花陽「こちらのカレーなんですけども。ライスの方がこだわっていまして。なんと、このお米…」
店員「バイトォォォ。米の説明はいいから早く戻ってこい!!!」
花陽「あ、は、はい。ごめんなさい」
絵里(……花陽の悪い所ね)
海未「花陽は大丈夫でしょうか」
穂乃果「はい、海未ちゃん。コーヒーでーす」 海未「あ、ありがとうございます。って…これ…」
穂乃果「ん?何?」
海未「私、アイスを頼みましたよね?」
穂乃果「アイス?かき氷?」
海未「アイスコーヒーです」
穂乃果「え?言ったっけ?」
海未「言いました!だいたい、こんなに暑いのにホットなんか頼むわけないでしょう」
穂乃果「そ、そうだっけ?まあ、我慢したよ〜」
絵里(穂乃果…仮にもお客よ) 海未「まあ、いいですけど。あっつい」
バシャッ
海未「あちち、あっついです」
穂乃果「大丈夫?」
絵里(いや…天然なの?自分で言ってたのに…)
ことり「海未ちゃん…じゃないご主人様、大丈夫ですか?」
絵里(正解はお客さま)
穂乃果「火傷したかもしれない」 ことり「え…えっと…痛いの痛いの飛んでけ〜。さ、穂乃果ちゃんも」
絵里(もう、メイドですらないわ)
穂乃果「痛いの痛いの飛んでけ〜」
海未「……治ったかもしれないです」カァァァァ
絵里(そんなわけないでしょう)
凛「はい、氷持ってきたにゃ」
海未「ありがとうございます」 絵里(海未には薬よりもは穂乃果とことりねの方が効くみたいな)
店員「バイトォォォ。この大量の注文は何処に持っていくんだぁ」
希「あ、それはナンパの男の子がウチに」
店員「何処にいるんだ?」
希「へ?あっ……逃げられた」
絵里(いや…希が肉を食べたいなんか言うからでしょ)
希「あ、あの、どうしましょうか?」
店員「お前が注文したんだろ?」
希「ま、真姫ちゃ〜ん」 真姫「何よ?」
希「お金貸して?」
真姫「はあ?なんの為にバイトしてるのよ?」
希「あっ、そっか。バイト代から引いて下さい」
絵里(バイトする意味が)
真姫「バカね」
店員「偉そうにしてないで皿運べ」
真姫「え?あっ、す、すいません」
バリーン
真姫「きゃあ」 店員「なにやってんだぁ」
絵里(ここの店長さんに同情するわ)
穂乃果「あはは、真姫ちゃんお皿拭きとか苦手そうだもんね」
バリーン
凛「穂乃果ちゃんも割ってるにゃ〜」
ガッシャーン
店員「勘弁してくれ〜」
絵里(本当に同情するわ) 店員「大人気のスクールアイドルの水着姿が近くで見れるし客寄せパンダにもなると思ったから雇ったのに……」
絵里(店長も最低だったわ)
海未「そのセリフ聞き捨てなりません」
希「あっ!隠しカメラ」
店長「あっ…」
海未「そんな邪な気持ちで経営をするなんて」
店員「お、俺の店だ。俺の勝手だろ」 海未「違います。ここは、海の家です」
店員「はぁ?だから海の家は俺の店だろ」
海未「海未は私です。私がいる以上メンバーにセクハラまがいの発言は慎んで頂きましょう。さもないと…摘発しますよ」
絵里(半分くらいうちのメンバーが悪い気もするけどね)
パチパチパチパチ
絵里(あっ…他のお客さんまで…)
店員「くっ…」 店員「ち、ちくしょう。覚えてろ〜」
絵里(どうするのよ。店長逃げちゃったけど。もう、目茶苦茶じゃない)
穂乃果「店長さん…居なくなっちゃった…」
凛「バイト代…無し?」
希「ウチは助かったけどね」
真姫「はあ」 絵里(真姫?)
真姫「パパに頼んでみるわ。ここのお店の事。全国で海の家を経営してる人がいたかも」
希「真姫ちゃん………パパって」
絵里(そこっ!!?って言うか今更?」
凛「真姫ちゃんはパパと仲良しなんだね〜」
真姫「な、なによ。イミワカンナイ」
絵里(そうなるでしょうね) ことり「とりあえず、ご主人様がいるから仕事は続けよ?」
絵里(お客さまね)
花陽「そ、そうだよぉ。私はお米を炊いてくるよ」
絵里(これから?)
穂乃果「いや〜、でもこれで一件落着だね」
凛「うん」
希「めでたしめでたし」
絵里「何にもめでたくない!!!!」
穂乃果「あっ…絵里ちゃん…」 そのころ
にこ「だーかーら、にこは迷子じゃないの。バイトの呼び込みをしてたのよ」
男「はい。所でにこちゃんのお母さんかお父さんは?」
にこ「だーかーら、にこは小学生じゃないってば!!」
完 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています