穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを〜!」
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
何年か前にエタッてしまったSSです
そこまで行くのにだいぶ長いので、以前に読んでくださってた方は退屈かも知れませんがお付き合いください ・
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ブルルンッ…
ことり「ずいぶん山奥まで来ましたね…」
ことり「神様…いったいどこに向かってるんですか?」
公野「行けばわかるよ」
ことり「私、ちょっと車酔いがぁ…」
公野「えぇ…」
公野「頑張りなよ。もうちょっとで着くから」 キッ…
公野「…ほら、着いたよ」
ことり「ここは…」
ことり「…小屋?」
ガチャ…スタッ…
ことり「ここに何が…?」
ブウウゥン…
ことり「え?」
キッ…
ことり「こんなところへ私たち以外に車で…?」
ガチャ…
真姫「ふぅ……。えっ……ことり!?」
ことり「ま、真姫ちゃんっ!何でこんな所に?」
真姫「それはこっちのセリフよ…って、あなた…」
公野「連れて来ちゃった」
真姫「連れて来ちゃった…じゃないのよ」 ルビィ「あ、あの!」
ことり「…?どうしたのっ?」
ルビィ「あ、あの……///」カァァ…
ことり「えっとぉ…真姫ちゃん、この子は…?」
真姫「私の助手よ。ほら、ルビィ…自己紹介なさい」
ルビィ「は、初めましてっ!黒澤ルビィです!よろしくお願いしますっ!」
ことり「そっか、真姫ちゃんの助手さんなんだ♪」
ことり「私は南ことりだよ。よろしくね♪」
公野「……さてと。自己紹介はその辺にしてさ」
公野「さっそく中に入ろうか」
ことり「神様…それで、ここには何があるんですか?」
真姫「え?ことり…あなた、知らないでここへ来たの?」
ことり「う、うん…神様に言われるがままついて来ちゃって…」
真姫「あなた…」キッ
公野「……遅かれ早かれ知ることになるんだし」
真姫「……まったく」
ルビィ「こ、ここは穂乃果さんの妹さんの研究所なんですっ!」
ことり「!…雪穂ちゃんの…?」
ことり「真姫ちゃん…ほんと?」
真姫「…えぇ。小さいけどね」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゴソゴソ…
真姫「この防護服は必ず着て。じゃないと…」
ことり「ねぇ、真姫ちゃん」
真姫「なに?」
ことり「雪穂ちゃんはここで何をしてるの?」
真姫「…新型ワクチンの開発よ」
ことり「ワクチン…」
真姫「2035年、“あいどる”が世界中にウィルスをばらまいた時、既に私たちの手でワクチンを完成させていたの」
真姫「……でも、完璧じゃなかった」
真姫「100人に1人効果が出ればいいところの不良品だったわ……。その後、雪穂ちゃんはこの山奥に1人でこもってワクチンを……」
ことり「……そうなんだ」 スタスタ…
真姫「雪穂ちゃん!真姫よ!」
・・・シーン
真姫「……妙ね、返事がないわ」
ことり「どこかに出かけちゃったのかな?」
真姫「雪穂ちゃんの方から来てほしいって連絡があったのよ?そんなはずは…」
ことり「なら、どこに…」
公野「……こっちだね」スタスタ
ことり「あっ!神様!」
真姫「……そっちは確か実験室……ハッ……まさかっ!!」 ダダダッ
真姫「雪穂ちゃんっ!」
雪穂「……真姫さん、来てくれたんですね」
真姫「何…してるの…雪穂ちゃん…?」
ことり「真姫ちゃん!雪穂ちゃん…防護服着てないよ!いいの!?」
真姫「ダメに決まってるでしょ…何してるのよ…雪穂ちゃん!」
雪穂「ことりさんも…来てくれたんですか…久しぶりですね…」
ことり「雪穂ちゃん…」
真姫「雪穂ちゃん!そこから出なさいっ!」
ルビィ「真姫さん、ダメです…!向こうからじゃないと開きません…」
真姫「…ッッ!」 雪穂「真姫さん…“あいどる”が8月3日に使うであろうウィルスを入手しました」
雪穂「そして…そのワクチンも完成しました」
真姫「!」
雪穂「ただ…このワクチンを試したいというクライアントはもういません…見つける時間もないので…。だから」
雪穂「私が…試します」
ルビィ「そ…それって…人体実験!?」
ことり「雪穂ちゃんダメだよっ!危険すぎる!」
雪穂「“あいどる”は今度のウィルスのワクチンは私には開発出来ないと高を括っています……」
雪穂「もう、ワクチンは投与しました」
雪穂「そして、ウィルスを…」
プシャッ!
真姫「……!」
雪穂「真姫さん…もし、このワクチンがダメなら…もう8月3日には間に合いません」
雪穂「これが、最後の試作品…」
ことり「…雪穂ちゃん」
雪穂「私が死んだら“あいどる”の勝ち」
雪穂「生きれば…人類の勝ち」 雪穂「……ハァ……ハァ」
真姫「…何時間持てば有効なの?」
雪穂「ゼェ…潜伏期間は…12時間…それまでに私に何も…ハァ…なければ…いけます…使えます…ハァハァ…」
公野「もう、だいぶ苦しそうだね」
雪穂「…ハァハァ、はは…もしかしたらダメかも…しれないので、その時は…ゼェ…ごめんなさい…」
ことり「ダメだよっ…雪穂ちゃん!死んじゃダメ!」
ことり「死んじゃったら…また誰かが…悲しむ…きっと」
雪穂「私も……血を噴き出して死ぬのは、ハァハァ……嫌なので……あはは……頑張ります……ゼェ」
雪穂「……もし私になにかあったら……デスクの上に“あいどる”についての資料をまとめてあるので……使ってください……」 雪穂「ハァハァ…もしかしたら…今すぐにでも…死ぬかもしれません…」
雪穂「何か聞きたいことがあれば……ゼェ……今のうちに答えます……よ、ハァハァ……なんでも答えます」
ことり「……あのね、さっきの雪穂ちゃんが死んじゃったら悲しむって話……誰のこと言ってるかわかるよねっ……?」
雪穂「……秋穂……ハァ……秋穂……ですよね……」
ことり「うん、そうだよ。だから、絶対に死んじゃダメ……」
雪穂「……ハァハァ、はい……」
雪穂「……あの……秋穂は……元気に……ハァ……してますか……?」
ことり「……私もしばらく会えてないけど、元気な子だよ?」
ことり「元気すぎるっていうか……」
雪穂「ハァハァ……あはは……まるで……お姉ちゃん……みたい……ですね……ゼェ……」 公野「……デリカシーのない質問で悪いんだけど」
雪穂「神様にも……わからないこと……あるんですね」
公野「まぁね……」
雪穂「大丈夫ですよ……?なんでも答えるって言ったので……」
公野「……それじゃあ。秋穂の片親は本当に“あいどる”なの?」
雪穂「………」コクッ
雪穂「そうです……」
ことり「雪穂ちゃん…“あいどる”は誰なの…?」
雪穂「………いろいろと、薬の副作用で記憶が曖昧なんですが………ハァハァ………ゲホッ」
雪穂「“あいどる”は……」
真姫「………」 雪穂「……A-RISEのツバサだと思います」
真姫「……!!」
ことり「うそ……」
公野「……最近聞いた話だと、A-RISEのメンバー3人のうち……ツバサだけ、地方へ飛ばされたらしいわ」
公野「あんじゅと英玲奈は今も“あいどる”の右腕として働いてるって」
公野「冷静に考えてみると、同じ山田派閥だったA-RISEで……ツバサだけ異動はおかしい気がするわね」
真姫「……本当にツバサなの?」
雪穂「はい……今まで黙ってて……ごめんなさい真姫さん……ハァハァ」
雪穂「……私の記憶では微かに……ツバサの……顔が……」
雪穂「もしかしたら……違うかもですけど……ハァハァ」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
雪穂「………ハァハァ」
ルビィ「あと30分!雪穂さん、頑張ってくださいっ!」
雪穂「はは……ありが……とう……」
雪穂「あの……誰か……」
真姫「なに…?どうしたの…?」
雪穂「……秋穂に……ハァハァ……なんでも諦めないで……最後まで頑張るんだよって……伝えといて……ゼェ……ください」
ことり「雪穂ちゃん……」
ことり「……それは雪穂ちゃんが直接伝えてあげてほしいな」
雪穂「でも…。ッッ」
雪穂「オエッ…ゲホッゲホッゲホッ!!!ガバッッ!!」
ことり「雪穂ちゃんっ!」
ルビィ「ッッ…。ルビィ!もう見てられない!中に行ってきます!」
雪穂「ダメッ!!」
ルビィ「!」
雪穂「絶対入っちゃ……ゼェゼェ……ダメ」
真姫「……ルビィ、向こうからじゃないと開かないって言ったのはあなたでしょ?」
真姫「もう見てることしかないのよ…私たちは」
ルビィ「……はい」
雪穂「大丈夫だよ……ルビィちゃん……ちょっと咳き込んだだけ……ワクチンの副作用だから……たぶん」
ことり「たぶんって…雪穂ちゃん…」 ことり「まだ、雪穂ちゃんと一回もお酒飲んだことないよね」
雪穂「え……?あは……そ、そうですね……」
ことり「私、雪穂ちゃんとお酒……飲みたいなっ」
雪穂「……はい、私も……一緒に、飲みたいです」
真姫「……実は私もないわよね」
雪穂「確かに……真姫さんとも……ないですね」
真姫「なら、今度みんなで酌み交わしましょう」
雪穂「はは……はい」 雪穂「ゲホッゲホッ、ゲッホ…!」
雪穂「……!」ツー
ルビィ「あっ…鼻血が!」
雪穂「……だいじょ……ふ……」
雪穂「あっ…」フッ
雪穂「」バタッ…
ことり「……ッッ!雪穂ちゃぁん!」
真姫「雪穂ちゃんッ!」
雪穂「………」
ことり「そんな……」ガクッ
真姫「うそ……でしょ……」
公野「……あんたたち、慌てすぎだよ」
ことり「え…?」
公野「……疲れて眠っただけ」
公野「……もう、12時間経ってる」 ・
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ブゥゥゥン…
穂乃果「……んぅ?」
千歌「どうかしたんですか?」
穂乃果「いや、さっきから…何か注目を浴びてるような」
千歌「……はっ!まさか、穂乃果さんの髪切っちゃったからみんなにバレちゃったのかな……」
穂乃果「いや…私なら別にいいんだけどね…むしろ注目されてるのは…」
穂乃果「あなたかも…」
千歌「え?」
中年「おい、そこの姉ちゃん」
穂乃果「」キョロキョロ
穂乃果「私ですか?」
中年「そうだ。なぁ…あんたの後ろに乗ってるそいつの顔、ちょいと拝ましてくれねぇか?」
穂乃果「…なんで?」
中年「これだよ」ピラッ
穂乃果「」スッ
千歌「……?」
穂乃果「指名手配……逃亡警察官、高海千歌……この顔にピンと来たら親衛隊まで……」
千歌「……えっ!??」 穂乃果「……いつからこれが?」
中年「つい先日だ」
穂乃果「手配書ってこの写真の子だけ?」
中年「あぁ、そいつだけだ」
穂乃果「そっか……」
千歌「穂乃果さん…まずいですよぉ〜…!もう行っちゃいましょう…」コソコソ…
穂乃果「なら、この子が高海千歌だよ」
千歌「!?」
中年「あ?」
穂乃果「だから、この子がその指名手配の子」
千歌「ほっ…穂乃果さんッッ!?」 千歌「うぅ……酷い……酷いですよ、穂乃果さぁん」
穂乃果「………」
中年「おら!もうすぐ親衛隊が来るからなッ!この犯罪者め!」
千歌「やだよぉ…!」
タッタッタッ…
「お待たせしました!高海千歌はどこず…ですか!?」
千歌「おぉ、来た来た…」
千歌「うぅぅ……グスッ」
中年「いつまで泣いてんだ!こいつです!親衛隊さん!」
「ご協力感謝しますわ!」ビシッ
千歌「うわぁぁん!」
穂乃果「……じゃ、私は行くね」ブルルルンッ
千歌「〜〜〜ッッ!」 千歌「エグッ…グスッ…私、どこに連れて行かれるんですか…?」
「ふふふ…連れていくも何もないずら〜」
千歌「え!?…ってことはすぐに殺されて…!…ん?ずら?」
「鈍感すぎではなくて?千歌さん?」
千歌「この声…この口調…まさか!」バッ
花丸「へへ〜」
ダイヤ「うふふ…」
千歌「ダイヤさん!花丸ちゃん!」
花丸「ここまで来ればもう安心だね」
千歌「2人とも久しぶり……いや、その前に……無事で良かった……!」 千歌「というか2人ともなんで親衛隊の格好してるの?コスプレ?」
ダイヤ「千歌さんを探すためですわ」
ダイヤ「少々荒っぽい探し方になってしまいましたけど……」
花丸「ま、無事に見つかってよかったずら〜」
千歌「なんで私を探しに?」
ダイヤ「決まっているでしょう?リーダーがいないとなにも始まらない」
花丸「千歌ちゃんを迎えに来たの!」
花丸「みんな待ってる…行こう!」
千歌「みんなが……うん!行こう!」
千歌「あっ……でも、ちょっと待って!」ダッ
ダイヤ「えっ…ち、千歌さん!?」
花丸「どこ行くの!?」 ダダダッ…
千歌「はっはっ…」
千歌「…!いた…」
千歌「穂乃果さん!!」
穂乃果「……!」
千歌「……知ってて、私を差し出したんですね」
穂乃果「……うん。だって、あなたの同僚は他にもいたのに、あなただけ指名手配なんておかしいからね」
千歌「……穂乃果さん」
穂乃果「……みんなの夢が希望が……唄になったら、また会える」
穂乃果「あなたはもう叶ったね」
穂乃果「…向こうで会おう」
穂乃果「またね……千歌ちゃん」キュッ
ブゥゥゥン!
千歌「ほ、穂乃果さん…!」 タッタッタッ…
花丸「は、はぁ…もう…千歌ちゃん…急に走って…どうしたの…はぁはぁ…」
千歌「…お礼、言っとかなきゃと思って」
ダイヤ「お礼?」
千歌「うん、穂乃果さんに…」
ダイヤ「穂乃果…穂乃果さん…穂乃果さん…??」
ダイヤ「穂乃果さんッッ!?」
千歌「……また、向こうで会いましょうね」 ・
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・
ハターキ「お呼びで?」
“あいどる”「……先生、私ね……次の曲はSF風がいいと思ってるんだ」
ハターキ「SF風ね…」
“あいどる”「強大な力で世界を震撼させる、みたいな……」
ハターキ「…考えとくよ」
梨子「……」
ハターキ「用件はそれだけかい?なら行くよ」
“あいどる”「ちょっと待って」
ハターキ「え?」
梨子「……?」
“あいどる”「君は残って」
梨子「え…」 梨子「……(どうしましょう?)」ジッ
ハターキ「……(ここは言うことを聞いときなさい)」コクッ
梨子「……(わかりました)」
ハターキ「……では、私は失礼」
バタンッ…
梨子「………」
“あいどる”「………」
“あいどる”「君は……先生のマネージャーだったよね」
梨子「は、はい…」
“あいどる”「……いいね、役割があって」
梨子「はい…?」 “あいどる”「私にも昔は役割があった。他の誰よりも認められていいはずの……役割が」
梨子「……どんな役割だったんですか?」
“あいどる”「………」
梨子「………」
“あいどる”「……ずっと、応援してたんだ」
“あいどる”「ずっと……」
梨子「応援…ですか」
“あいどる”「ずっと……」
梨子「……?」
“あいどる”「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」
梨子「…っ」ゾッ
“あいどる”「……しかし、虚無感っていうのはダメだね。本当に虚しくなっちゃう」 梨子「……次の曲、SFみたいにって言ってましたけど……何をする気なんですか?」
“あいどる”「……世界大統領とかさ……なってみて、やってみて初めて気づいたけど……」
“あいどる”「……向いてないね」
梨子「なら…」
“あいどる”「そうだね、飽きたし…」
“あいどる”「そろそろ終わらせよっか」
梨子「え…?」
“あいどる”「自分が信じているものが虚像だと知ったら、みんなどう思うんだろうね……」
“あいどる”「……私、知ってるよ?本当は君が先生の代わりに作曲してるんでしょ?」
梨子「」ドキッ
梨子「い、いえ…」
“あいどる”「いいんだ、別にそんなこと隠さなくたって」 “あいどる”「人には得意不得意、適材適所というものがあるんだから」
“あいどる”「……過去、君は行き詰まった時に次の選択肢があったでしょ?」
梨子「………」
“あいどる”「……私には……もう、なにも……」
“あいどる”「……だから終わり」
“あいどる”「……あの子たちのあの時の判断が正解だって、賢明だったって思い始めてる自分が嫌だよ、もう」
梨子「……いったい、何をする気なの……?」
“あいどる”「……ふふ」
“あいどる”「終わらないパーティーを終わらせるんだよ」 スタスタ…
梨子「……」
ハターキ「おかえり。早かったね」
梨子「先生……はい、まぁ……」
ハターキ「なに言われたの?」
梨子「……よくはわからなかったんですけど……とにかく、終わらせるらしいです」
ハターキ「終わらせる……ねぇ」
梨子「それと…今日の12時30分から特別放送をやるみたいです」
梨子「世界中のテレビや映画館、街頭ビジョンに映し出すそうです」
ハターキ「中途半端な時間だなぁ……それなら正午でいいのに……ちなみに今、何時だっけ?」
梨子「今は……」チラッ
梨子「……12時29分です」
ハターキ「なら、ちょうど街頭ビジョンもあることだし…見ようか」
梨子「……私、何か……嫌なの感じがします」
ハターキ「……私もだよ」
梨子「………」
ハターキ「……さて、なにを語るか」 ジジッ…ジッ…
ブオンッ…
“あいどる”『やぁ、世界中の皆さん、こんにちは』
“あいどる”『みんな覚えてるかな、2019年12月31日の血の大晦日……』
“あいどる”『そして2035年、ウィルスによって世界中でたくさんの人が死んだよね』
“あいどる”『全部、私の予想通りだったよ』
“あいどる”『なぜ予想できたかって?私が神だから?うーうん…違うよ』
“あいどる”『だって全部、私がやったことだもん』
“あいどる”『君たちに愛想を振りまいて、かまけてるのはもう飽きました』
“あいどる”『そもそも私は…彼女と一緒に何かをやりたかっただけなので』 “あいどる”『でも、どうやったって君たちは私に何かを頼む、協力を仰ぐ、助けを求めるでしょう』
“あいどる”『ウンザリです。なので私は結論付けました』
“あいどる”『この世に私は必要だけど君たちは必要ないって』
“あいどる”『神様は1週間でこの世界を作られたみたいです』
“あいどる”『なので私は…1週間でこの世界を終わりにします』
“あいどる”『殺人ウィルスを世界中に撒きます』
“あいどる”『・・・あはは』
“あいどる”『うふふ・・・』
“あいどる”『じゃあ』
“あいどる”『みんな』
“あいどる”『お疲れ様』
第8章「希望の唄」-完- ここら辺でキリがいいのとボチボチ改行出来なくなる頃合いなので次スレ立てます
諸事情により少し期間が空きますが遅くても今日から1週間以内には立てるつもりなのでよろしくお願いします
再投下が長くなって申し訳ないです
このスレが残ってればURLを貼って誘導させてもらいますので、しばしお待ちを… 大作の割に見てる奴のレス少ないなと思ったら700レス以上やってまだ再放送だったのか そういやカンナも小さい時はリボン付けてるんだよな
左結びだけど
https://i.imgur.com/qKybmpU.jpg レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。