ルビィ「お姉ちゃんの部屋で」
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コンコン
ダイヤ「はい、どうぞ」
ルビィ「お姉ちゃん?今ちょっといーい?」
ダイヤ「あらルビィ。どうしましたの?」
ルビィ「あのね、この間お姉ちゃんが1年生の時に使ってた参考書貸してくれるって言ってたでしょ?借りたいなぁと思って…」
ダイヤ「ふふ、いいですわよ。ルビィは本当に頑張り屋さんね」
ルビィ「そ、そんなことないよぉ…!」
ダイヤ「ただし!あまり頑張りすぎないようにするのですよ?」
ルビィ「うんっ!ありがとう、お姉ちゃん!」
ダイヤ「…っと、そういえば参考書はこの間まとめてしまったのでしたわ。とってきますわね。ルビィはここでゆっくりしてなさい」
ルビィ「うん、わかった!まってるねっ」 ルビィ「(えへへ…お姉ちゃんの部屋でこんなふうにゆっくりするの久しぶり…)」
ルビィ「うれしいな……」
ルビィ「………」
ルビィ「ちょ、ちょっとだけなら…いいよね?」
ごろん
ルビィ「えへへ…お姉ちゃんのお布団に寝転んじゃった。お姉ちゃんのにおい……」
ルビィ「…?んん?なんか枕に違和感が……なんだろ?」
ルビィ「漫画?なんで枕の下に?」
ルビィ「(お姉ちゃんまだ戻ってこなそう…)」
ルビィ「ちょっとだけ読んでみよう…」 【少女以上の恋がしたい】
??『もうイヤ!イヤなの、こんな、ただ普通の会話じゃつまんないよ…』
??『ひとりだけじゃできないことを、あなたと“したい”っていけないこと?』
??『ホンキでわたしのこと見てよ、傷つけたっていいから…』
ルビィ「(ひぇ…す、すごい大人な展開…っ)」
ペラ
ルビィ「(え?ホテル…?なんで?え?裸?えっ?)」
ペラ
ルビィ「っ!!?!ぴ…っ」
ガチャッ! ダイヤ「お待たせ致しましたわ!」
ルビィ「!!!!ぴぎぃ!?」
サササッ
ダイヤ「?枕がどうしたんですの?」
ルビィ「な、なんでもないよっ!!参考書、これ!?」
ダイヤ「え、えぇ…」
ルビィ「ありがとう!借りるねっ!」
ダイヤ「構いませんわ。それより何かありましたの?」
ルビィ「う、ううんっ!何にも!!ルビィ部屋に戻るね!」
ダイヤ「わ、わかりましたわ。また何かあれば遠慮なく言ってくださいね」
ルビィ「うん!ありがとう、お姉ちゃんっ!」
バタン
ルビィ「はぁ、はぁ…なに、あの漫画…」
ルビィ「あんな、え、えっちな漫画、お姉ちゃん読むんだ…」
ルビィ「ルビィには…早すぎるよぉ…」
ルビィ「(でも、なんでだろう。心臓が、鳴り止まない…)」 【翌日】
ルビィ「なんか…ドキドキして眠れなかった…」
ルビィ「今日はAqoursの練習もお休みだし、何しようかなぁ…あれ?」
ルビィ「(お姉ちゃんの部屋から話し声が聞こえる)」
ルビィ「お客さんかな?お茶出さないとっ」 《ダイヤ部屋前》
ルビィ「…?(なんか、やけに静かな気が…)」
??「だーかーらー、本当に強情だなダイヤは」
ルビィ「(果南ちゃんかな?)」
ダイヤ「駄目なものは駄目ですっ、だいたいルビィがいますのよ!?」
ルビィ「(えっ、ルビィ?)」
果南「別にいいじゃん、聞かせてあげれば」
ダイヤ「何を言ってますの!ルビィはまだ純粋なんですから……って話聞いてますの!?」
ルビィ「(え?なに?なんの話し…?)」
果南「あーもー!ダイヤ雰囲気ぶちこわし…せっかく2人きりになれたのにさ」
ダイヤ「そ、それは…」
果南「ね、いいでしょ?」
ダイヤ「んっ…ぁっ、まっ、果南さん!」
ルビィ「(えっ!?待って、なに、なにしてるの?お姉ちゃ…)」
果南「だめ。もう待てない。どんだけ我慢したと思ってんの?」
ダイヤ「そ、それは、ひゃっ!まっ、…っあ!あっ、そ、そんなとこっ」
ルビィ「(……っ、お姉ちゃ)」
ダッ 《公園》
ルビィ「はぁ…」
ルビィ「(なんで、逃げてきちゃったんだろう)」
ルビィ「(なんだかすごくショックで…、でもルビィは何がこんなにショックなんだろう…)」
ルビィ「(お姉ちゃんがえっちな漫画読んでたこと?果南ちゃんとえっちなことしてたこと?……どっちも違う気がする…)」
ルビィ「あんな、お姉ちゃんの声、きいたことない…」
ルビィ「…っ、ぅぇ…」
鞠莉「ルビィ?」
ルビィ「…!ま、鞠莉ちゃん」
鞠莉「oh!やっぱりルビィだわ♪こんなところでどうしたの?…あら?」
ルビィ「……ぐす」
鞠莉「……何かあったの?」
ルビィ「う、ううん…大丈夫…」
鞠莉「じゃ、ないわよね!よしっルビィ!今からマリーについてきて!」
ルビィ「えっ!?ま、鞠莉ちゃん!?」 《ホテルの一室》
鞠莉「それで?一体何があったの?」
ルビィ「ほ、本当に大丈夫だから…」
鞠莉「うーそ。顔に書いてあるわよ?大丈夫じゃない〜って」
ルビィ「そ、そんなことないもん…」
鞠莉「大丈夫、誰にも言わないわ。だから話してみて?」
ルビィ「……」
鞠莉「…」
ルビィ「昨日、お姉ちゃんの部屋でーーー…」 ーーーーーー
鞠莉「……なるほど」
ルビィ「る、ルビィも…よくわからなくて、なんでこんな気持ちになっちゃうのかなって」
ルビィ「でもなんかお姉ちゃんが、すっごく遠くに行っちゃった気がして」
ルビィ「悲しくて…」
鞠莉「そうねぇ…うーん…別にルビィが悩む必要は全くないのよ?」
ルビィ「わかってるっ、わかってるけどっ」
鞠莉「ルビィ…」
ルビィ「ごめんね、鞠莉ちゃん、やっぱりこんなこと話したら迷惑だったよね…」
鞠莉「No!そんなわけないわ!大事な人が悩んでるのに迷惑なもんですか!」
ルビィ「ありがとう…………ねぇ、鞠莉ちゃん?」
鞠莉「なぁに?」
ルビィ「鞠莉ちゃんも、お姉ちゃんと果南ちゃんがしてたようなこと…したことあるの?」 鞠莉「ーー……」
ルビィ「…鞠莉ちゃん?」
鞠莉「っあ、ああ…Sorry…そ、そうね…少しくらいは」…
ルビィ「……も、して」
鞠莉「えっ?」
ルビィ「ルビィにも、して?」
ルビィ「大人になりたいの…お姉ちゃんより、ずっと」
ルビィ「(じゃないと、このままだと、お姉ちゃんはルビィのこと……)」
鞠莉「す、Stop!ルビィ落ち着いて!?ね?」
ルビィ「落ち着いてる!」
鞠莉「っ!」
ルビィ「お姉ちゃんに追いつきたいのっ!ルビィは純粋だからって遠ざけられるのは嫌なのっ!」
鞠莉「ルビィ……」
ルビィ「だから、お願い鞠莉ちゃん…ルビィを、大人にして…こんなこと、鞠莉ちゃんにしか…」
鞠莉「………」
鞠莉「…わかったわ」 《ベッド上》
鞠莉「……もう一度聞くけど」
ルビィ「…」
鞠莉「本当にいいのね?」
ルビィ「…」コクン
鞠莉「……」フゥ
鞠莉「ルビィ、これだけは言わせて」
鞠莉「経験の早い遅い、多い少ないで大人だとか子どもだとかそんなこと考えなくていいのよ?」
鞠莉「ルビィには、ルビィのいいところがたくさんあるんだから」
鞠莉「きっとダイヤも同じ…ううん、私以上にルビィを大切に思ってるダイヤは、そんなこと気にしないはずよ」
鞠莉「純粋も、ルビィのいい所なの」
鞠莉「それだけは覚えておいてくれる?」
ルビィ「…うん、…わかった」
鞠莉「…気持ちは変わらない?」
ルビィ「変わらないよ」
鞠莉「…OK、じゃあ始めましょ。嫌だったらちゃんと言うのよ?」
ルビィ「…っ、うん」 ギシッ…
ルビィ「…っ」
鞠莉「(こんなに震えてるのに…どうして、そこまでしてルビィは経験したいのかしら)」
ルビィ「…ま、りちゃん」
鞠莉「…ごめんね。優しくするわ」
ルビィ「…っぅ、うん」
鞠莉「まずは服を脱ぎましょうか」
ルビィ「じ、自分で」
鞠莉「だーめ。ルビィはマリーに全部任せて」
ルビィ「…」コクン
ルビィ「(ボタンを外しているだけなのに…心臓がうるさいぐらい鳴ってる…)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんに聞こえちゃうよ…)」
ルビィ「(恥ずかしい、ライブの時より、ずっと)」
ルビィ「(お姉ちゃんは、恥ずかしくなかったの?普通に果南ちゃんと、会話してて…)」
ルビィ「(やっぱりルビィは…“子ども”なんだ…)」 鞠莉「…下も脱がすわね」
ルビィ「…っ!」
ルビィ「(あっという間に下着姿になっちゃった)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんはしっかり服きてるのに、ルビィだけこんな格好…)」
チュッ
ルビィ「ひぅ!?」ビクッ
ルビィ「(首にキスされた…!?)」
鞠莉「……」
鞠莉「(まずいわ…ルビィの反応…)」
鞠莉「(止まらなくなりそう…)」
ルビィ「…っ」
鞠莉「(…理性、保てるかしら)」 鞠莉「…ルビィ」
ルビィ「…?」
鞠莉「もし、どうしても嫌になったり止めて欲しい時はStopって言って」
ルビィ「すとっぷ…?わ、わかった…」
鞠莉「それ以外の言葉じゃマリーは止まらないから」
ルビィ「う、うん…!」
鞠莉「キス…してもいいかしら?」
ルビィ「…っ!いい、よ」
鞠莉「ふふ、ありがとう」
チュ…
ルビィ「(鞠莉ちゃんのキス、優し…)」
ルビィ「(…っー?!)」
チュッ…クチュ
ルビィ「っ!?んんっ!ぁ…っは…!まっ、ん…っ!」
ルビィ「(な、なに!?舌が、吸われ、て…!)」
ルビィ「(頭が、ぼーっとする…クラクラして、でも、なんか)」 鞠莉「…気持ちいい?」
ルビィ「…!」
ルビィ「(気持ちいい?これが?これが気持ちいいってこと?)」
鞠莉「まぁ時間はたーっぷりあるから」
チュッ
ルビィ「ふ、ぁ…っ!?やっ、」
鞠莉「ルビィ、耳弱いのね?」
ルビィ「や、やだっまりちゃ、」
くちゅっ、ちゅぱ
ルビィ「やぁ…っ!やっ、そこ、そこっやだぁ…っ」
ルビィ「(背中がゾクゾクする…っ、何これ!?こんなの知らない…!耳ばっかりおかしくなりそう…!)」
ルビィ「ま、まりちゃ…!も…っそこ、やっ」
ちゅる…ちゅっ、くちゅ
ルビィ「ーーっ!?あぁ…っ!…っ!?」
ルビィ「(何今の声…っ!?やだぁ、こんなの!こんな声恥ずかし…っ)」
鞠莉「ーーールビィ」 鞠莉「手、どけて?」
ルビィ「…っま、まりちゃ」フルフル
鞠莉「ルビィの可愛い声、聞きたいわ」
ルビィ「だ、だめなの、このままじゃ、ルビィおかしくなっちゃう…!」
鞠莉「大丈夫よ。今はマリーしかルビィのこと見てないから。たくさんおかしくなって?」
ルビィ「で、でも」
鞠莉「大丈夫。マリーを信じて。たくさん気持ちよくなって」
ルビィ「(強ばった体から力が抜けていくのが分かる)」
ルビィ「(怖いけど、それ以上に体が熱くて)」
ルビィ「(熱くて、何も考えられなくなりそう…)」
ルビィ「ーーーっ!っあ!」ビクンッ
ルビィ「(胸に、鞠莉ちゃの手が)」
ルビィ「んっ、んんっ……ぅ」
ルビィ「(だめ、やっぱり声がっ)」
ルビィ「…っぅあ!あっ!や…っ!」
ルビィ「(そんな、キスで口こじ開けられたら…!)」
ルビィ「ふぅ…っ!は、ぁっ、や!ぁっ!」
ルビィ「(声、出ちゃ…っ)」 くちゅ…くちゅっ
ルビィ「あっ…!あっ、や…ぁっ…!」
ルビィ「(鞠莉ちゃんの舌で口のなかを掻き回されながら胸を優しく触られて)」
ルビィ「(もう頭の中が何も考えられないぐらい熱い)」
チュッ
ルビィ「…は、はっ…はぁっ…」
ぴちゃっ
ルビィ「ま、鞠莉ちゃ…?えっ?や!ひあ…!」
ルビィ「(胸の先端、舐められただけで…こんな、電気走ったみたいに…っ)」
ルビィ「まっ、まって!まりちゃん!や、あっ…!だめ!っあぁ!」
ルビィ「(どうしよう…っ!なんか変!やだっなにこれ!?)」 鞠莉「(イきそうかしらね…)」
鞠莉「(それにしても本当に敏感ね、ここまで感度が高い子なかなかいないわよ…?)」
鞠莉「(めちゃくちゃにしてしまいたくなる…けど、そんなことしたら怖がらせてしまうわ)」
ルビィ「やっ、やなの!…っも、やだ、へんっ、なる!それ…っあ!ぁっ!!」
鞠莉「(片方の胸の先端は口で転がして、もう片方は摘んだり転がしたり)」
鞠莉「(必死に声を抑えようとしてる姿が、ほんとに…)」
鞠莉「可愛いわね、…ルビィ」
カリッ
ピンッ
ルビィ「んんっ!!あぁっ!?」ビクッビクッ
鞠莉「(先端を軽く噛んで弾いただけで軽くイッたわ)」
鞠莉「(もっと気持ちよくさせてあげたい…!)」 ルビィ「(体の内側から何かが弾けたような気がした)」
ルビィ「(なのに楽になるどころか、次から次へと抱えきれない感覚が広がって)」
ルビィ「(どんどん、どんどん、追い詰められていく)」
ルビィ「(こわい……こわい、はず、なのに)」
ルビィ「(このフワフワした感覚に全部飲まれそう)」
ルビィ「(もっと…)」
ルビィ「…っと」
鞠莉「?どうし」
ルビィ「もっと、…して、ほし…」
鞠莉「ーーーーっ!」
ルビィ「(ーーーもっと…頭の中、めちゃくちゃにされたい)」 鞠莉「…後悔してもしらないわよ?」
ルビィ「うゅ…大丈夫、鞠莉ちゃんだから…」
鞠莉「…っ!…あんまり煽らないで」
ルビィ「…?」
鞠莉「嫌だったら、絶対Stopって言うのよ」
ルビィ「うん!」
鞠莉「先に言っておくわ。優しく出来ないかもしれないから覚悟して」
ルビィ「わ、わかった…」
チュッ
ルビィ「んんっ」
鞠莉「忘れられない日にしてあげる」 |c||^.- ^|| んまー!なんてこと!ルビィが破廉恥に ルビィ「(なんてこと言っちゃったんだろう…“もっとしてほしい”なんて…)」
ルビィ「(ルビィ、こんなにえっちな子だったんだ…)」
ルビィ「(ルビィが知らないお姉ちゃんがいたように、お姉ちゃんかが知らないルビィがいる…なんでもお互い知ってると思ってたのに)」
ルビィ「(寂しい…お姉ちゃんのこと、なんでも知りたい…ルビィのことも…知って欲しい…)」
ルビィ「(そっか…ルビィは……自分が知らないお姉ちゃんがいた事が、)」
ルビィ「(ショックで、悔しくて、苦しくて、悲しくて)」
ルビィ「(それ以上に、そんなお姉ちゃんを知ってる果南ちゃんが)」
ルビィ「(すごく憎くなったんだ……)」 鞠莉「ルビィ?」
ルビィ「っ!」ハッ
鞠莉「何か考え事?やめる?」
ルビィ「や、やめない…!」
鞠莉「…そう。じゃあ続けるわね」
チュッ
ルビィ「ん…」
ルビィ「(おでこにキス……鞠莉ちゃんのキスは、優しい…)」
ルビィ「(お姉ちゃんもよくしてくれた…)」
チュッ…チュッ…
ルビィ「ぁ…」
ルビィ「(おでこから首筋、腕、胸元…)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんの唇が、ルビィのからだを熱くする)」
ルビィ「(なのに、…なのに、なんで?)」
鞠莉「…足りない?」
ルビィ「ーーっ!」 ルビィ「そ、そんな、こと」
鞠莉「…足りないのね?ふふ、ルビィはエッチね〜」
ルビィ「な…っ!そ、そんなことないもん…っ!」
鞠莉「ん〜?じゃあやめる?」
ルビィ「…う」
鞠莉「ん〜?」
ルビィ「…ゃ、やめない…で…」
鞠莉「ふふっ、よくできました」
ルビィ「〜っ、鞠莉ちゃん、いじわる…」
鞠莉「ルビィが可愛いのがいけないのよ?」
ルビィ「る、ルビィは、可愛くなんて」
鞠莉「こーら、ルビィは可愛いのよ?ほら、もう集中して」
ルビィ「う、うん…」 ルビィ「…っ!あっ」
ルビィ「(やっぱり、胸、さわられると、だめ…!)」
ルビィ「まっ、まりちゃ、待って」
鞠莉「なぁに?」
ルビィ「ルビィ、おかしいの、…そこ、さわられると頭へんになっちゃいそうで」
鞠莉「……」
ルビィ「自分が自分じゃなくなりそうで…」
鞠莉「…ルビィ」
ルビィ「ご、ごめんなさい、ルビィのからだおかしいのかも…っ」
ぎゅっ
鞠莉「……大丈夫」
ルビィ「ま、鞠莉ちゃん?」
鞠莉「ルビィのその感覚は、ルビィの身体が“気持ちいい”って言ってるのよ」
ルビィ「えっ…?」
ルビィ「(この感覚が…気持ちいい…?)」
鞠莉「だから安心して気持ちよくなって?全部私に任せて」
鞠莉「余計なこと考えないで、今は頭の中マリーでいっぱいにして?」 クチュ
ルビィ「っあ……!ぁっ、ゃっ!」
鞠莉「(胸を舐めただけで、この反応)」
鞠莉「(それにしても…)」
鞠莉「(気持ちいいから、だめ…って、本当煽るわね)」
鞠莉「(本人に自覚がないから尚更タチが悪いわ)」
ピチャ…クチュ
ルビィ「あっ、あっ、ゃあ…っ!ま、りちゃ…っひぁ!」
鞠莉「(顔を真っ赤にして、上目遣いで涙いっぱいためて、手で抑えた口からは可愛い声が漏れてる)」
鞠莉「(…抑えろって方が無理よ、こんなの)」 ルビィ「ま、まりちゃ!んっ…なんか、へん、っ!きちゃう、ゃっ…」
鞠莉「ふふ、イきそう?いいわよ」
クチュクチュ…ピチャ
コリッ
ルビィ「い、いく…って?…っ!?やぁっ!まっ…」ビクンッ
ルビィ「(そ、そんな激しくされたら…っ!!)」
ルビィ「や、やっ…だ!ぁっ…!あぅ…!」
鞠莉「我慢しないで、ルビィ、大丈夫だから」
ルビィ「や、やだ!こわい!…んんっ!?ん!ふ…ぅっ!」
ルビィ「(い、息ができない…!キス、苦しいはずなのに、なんでこんなに気持ちがいいの…?)」
ルビィ「ん!んんっ!!ぁ…!!」
ルビィ「(だめ!もうっ…だめ…!)」
ルビィ「…っぁ!んんんっ!!!!」ビクンッビクンッ
ルビィ「…っは、はぁ、はぁ…っ、っ」
鞠莉「うん、上手にイケたわね」
ルビィ「(い、いまのが…いく…ってこと?)」
ルビィ「(ジェットコースターに乗ってるみたいだった…)」
鞠莉「大丈夫?じゃあ続きしましょうか」
ルビィ「…え?」 鞠莉「え?って…まだこんなの序の口よ?」
ルビィ「で、でもルビィ、」
鞠莉「だいじょーぶっ」
ドサッ
ルビィ「ぴゃ…!」
鞠莉「もっと気持ちよくさせてあげる」
チュッ
ルビィ「っ!」ビクッ
ルビィ「ゃ!まりちゃん!おなか、くすぐった…っ」
チュッ…チュッ
ルビィ「えっ、まっ…まって!そっちは!」 勘違いコントみたいな展開かと思いきやガチだった
いいぞもっとやれ クチュ…
ルビィ「……っ!〜っ!!」
鞠莉「ふふ、もうこんなに濡れてる…」
ルビィ「やぁ…!い、言わないで…!」
クチュクチュ
鞠莉「下着、もう意味無いかもしれないけど脱ぎましょうか」
スル…
ルビィ「〜〜っ!!!」
ルビィ「(恥ずかしい!恥ずかしい…っ!みんなで千歌ちゃんのお家のお風呂に入ったことあるのに、なんでこんなに恥ずかしいの…!?)」
ルビィ「ぁ…あんまり、見ちゃ、やだぁ」
鞠莉「…っ!…無理よ、とっても綺麗だもの」
ルビィ「きれい…?ルビィが…?」
鞠莉「ええ。髪も肌も身体も、…ここも」
クチュ
ルビィ「っあ…!」ビクンッ
鞠莉「全部綺麗よ」 鞠莉「でも、ちゃんと慣らさないとね」
ルビィ「慣らす…?」
スッ…
ルビィ「え?ま、まって、鞠莉ちゃ…なに、を…っあぁっ!?」ビクンッ
ピチャ…ジュル
ルビィ「や!やだぁ!そんなとこ、きたないよぉ…っ!やめ…っひぁあっ」ビクッ
鞠莉「汚くなんてないわ、ルビィのここ、本当に綺麗」
ルビィ「やぁあ!そこでしゃべっちゃ…!!んぅっ…ふぁああ!」
ルビィ「(ルビィの、足の間に、ありえないところに鞠莉ちゃんの頭が見える)」
ルビィ「(ありえない光景に余計頭がおかしくなりそう…!)」
ルビィ「あっ…あぁ!やぁっ!!んぁ…あぁっ!」ビクンッ
ルビィ「(からだが勝手に跳ねる、声も抑えたいのに抑えられない)」
ルビィ「(こんなところ、舐められるなんて、)」
ルビィ「(こんなところ、舐められて気持ちいいなんて…)」 ルビィ「あっ、あ…っ、まり、ちゃ…んぅっ…」
鞠莉「……」
カリッ
ルビィ「ーーーーーっ!?!?」
ルビィ「ひあぁぁっ!っあああっ!!」ビクンッビクンッ
ルビィ「やぁあ…っ!!な…にっ!?」ビクッ
ジュル…チュパ
ルビィ「や…っ!やめ!やらっ、そこ…っそこ、や…っ!」
ルビィ「(なにこれ、なにこれ!?さっきまでのと全然違う!)」
ルビィ「(からだも頭もビリビリする…!)」
ルビィ「ぅあっ!ああっ!やぁ…っ、も!もう!ああぁっ!」ビクンッ
鞠莉「……ハァ」スッ
ルビィ「…っは、はー…ぁ……ふぁ…」
鞠莉「…本当、可愛い」
グチュッ ルビィ「ーーーーっ!?やぁあああ!!!」ビクンッ
ルビィ「(鞠莉ちゃんの指が…!?)」
ルビィ「まっ…て!まっ…!いま、いった、ばっかりなのぉ…!まり、ちゃ!っあ、あぁ!お願…っ」
鞠莉「そのお願いはきけないわ。言ったでしょ?優しく出来ないかもって」
グチュッ グチュッ
ルビィ「そ、な…!ふあぁあっ!あっ、ぁあっ!!」ビクンッ
鞠莉「ルビィがいけないのよ?」
ルビィ「ぇ…っ!?」
鞠莉「そんな可愛い顔して、そんな声で煽るから」
ルビィ「そ、そんな、わかんないよ…!まりちゃ…あぁっ!」
鞠莉「だいぶほぐれてきたわね。指、2本に増やしてみましょうか」
ルビィ「……っ!?ま、まっ」
ズズッ…
ルビィ「ーーっふぁああ!!ぃや…っ!あっあ、あぁっ!!」 鞠莉「ふふ…すごいわね、こんなに濡らして」
鞠莉「(さすがにクリトリスは刺激が強すぎたかしら…)」
鞠莉「(でも…)」
鞠莉「(必死で枕を掴んで快感に耐える姿…)」
鞠莉「〜っ!」ゾクゾクッ
ルビィ「はっ、はっ…ま、まりちゃ…!」ガクガク
鞠莉「なぁに?」
ルビィ「そこ…っ、やなの!へんなかんじする…!」
鞠莉「…ここ?」
ググッ
ルビィ「あっ、あああっいやあぁあッ!!」ビクンッ
鞠莉「ふぅん、ルビィはここが弱いのね」
ルビィ「やっ…やぁあ!やめてっ、やあぁあ!!」
鞠莉「ルビィのここ、もうぐっちゃぐちゃよ?初めてでこんなに濡らすなんて…」
ルビィ「ご、ごめんなひゃ…あぁあ!ごめん、なさ、ぁ…!」
鞠莉「…っ」ゾクゾクッ ルビィ「(ちかちかする)」
ルビィ「(目を閉じていても開けていても星が弾けているような、)」
ルビィ「(今のルビィ…きっと酷い格好してる)」
ルビィ「(何度も何度もベッドでからだが跳ねて髪はボサボサだし)」
ルビィ「(口からはよだれが溢れてる)」
ルビィ「(自分すら知らないルビィの姿を鞠莉ちゃんは見てるんだ…)」ゾクゾクッ
ルビィ「ま、りちゃ」
鞠莉「……」チュッ
ルビィ「んぅ…ぁ…して」
鞠莉「?」
ルビィ「もっと、いっぱい、して…きもちいいの、いっぱい…」
鞠莉「…!」
グチュッ!
ルビィ「っ…あぁっ!!!」
鞠莉「ルビィのここ、指…3本も飲み込んじゃったわ」
ルビィ「んぁっ!あぁッ、あっ!ひぁっ」 ルビィ「(何も考えられない)」
ルビィ「(ただただ気持ちいい)」
ルビィ「(この息苦しさも跳ねる熱い体も)」
ルビィ「き、もちぃっ…あぁっ!!きもちいぃよぉ…っ!」
鞠莉「…っ」
ルビィ「まり、ちゃ…ふぁああ!!す、きっ…すきぃ…!っ!?んぅっ!!んんん!」
チュッ…クチュ
鞠莉「(…好きなんて、言わないでよ)」
ルビィ「ふぁ…!!んぅっ!んっ!ゃぁ!はぁっ…!ま、りちゃ…!」
鞠莉「ん?イきそう?」
ルビィ「ん…!う、んっ!も、いっちゃ…!」
鞠莉「いいわよ、イッて?」
ルビィ「ぅあっ!だ、め…くるっ、なんかきちゃ…!!ぅあ…!っあぁあああッ!!!」ビクンッ
ルビィ「っは…は、ぁ……」
鞠莉「…」
ぎゅっ…
ルビィ「えへ……まり、ちゃん、すき…」カクン
鞠莉「…ルビィ?」
鞠莉「(気、失ってる…)」
鞠莉「嘘つきなルビィ…私のことなんて好きじゃないくせに…」 ーーーーーー
ルビィ「んぅ………」
ルビィ「……?」
鞠莉「あら、目覚めた?」
ルビィ「ぴぎ…!」
鞠莉「もう、何驚いてるの?」
ルビィ「ご、ごめん…」
ルビィ「(からだが、だるい)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんとあんなことしたあとなのに…)」
ルビィ「…」チラッ
鞠莉「?」
ルビィ「…むぅ」
ルビィ「(なんで鞠莉ちゃんは平気な顔してるの?)」
鞠莉「なぁに?言いたいことがあるならきくわよ?」
ルビィ「……なんで、そんなに平気そうなの?」
鞠莉「え?」 ルビィ「る、ルビィと…あんな、え、えっちなこと、したあとなのに」
鞠莉「……平気なわけないわ」
ルビィ「…え?」
グイッ
チュ
ルビィ「んっ!」
鞠莉「抑えてないと大変なのよ“いろいろ”」
ルビィ「が、がまんしてるってこと…?」
鞠莉「Yes!マリーは大人なので♪」
ルビィ「…むぅ」
鞠莉「心配しないで、私もすごくドキドキしたし、今でもしてるの、ほら」
ルビィ「………ほんとだ」
ルビィ「(鞠莉ちゃんの胸に当てた手が、耳が、鞠莉ちゃんの早くなった鼓動を伝えてきた)」
ルビィ「ルビィだけじゃなかったんだ」
鞠莉「あったりまえでしょう!…さ、そろそろいい時間だし、送っていくわ。まだ体も辛いでしょ?」
ルビィ「う、うん、ありがとう」 《黒澤家》
ルビィ「送ってくれてありがとう、鞠莉ちゃん」
鞠莉「No problem!気にしないで」
ルビィ「うゅ…」
鞠莉「ルビィ?」
ルビィ「ま、また…してくれる…?」
鞠莉「……ええ」
ルビィ「…!」パァア
鞠莉「…」ズキッ
ルビィ「えへへ…今日は本当にありがとう、鞠莉ちゃんっ、また明日学校でね」
鞠莉「え、えぇ。また明日、今日はゆっくり休みなさい?」
ルビィ「うんっ」
ダイヤ「…………」 ガララ…
ルビィ「た、ただいま…」
ダイヤ「遅かったですわね」
ルビィ「ぴゃっ!!」ビクッ
ダイヤ「一体どちらに行っていたのですか?こんな遅くまで連絡もせずに!」
ルビィ「ご、ごめんなさい…ちょっと…」
ダイヤ「ちょっと?ちょっととは?」
ルビィ「うぅ…」
ダイヤ「ハァ」
ダイヤ「一体鞠莉さんとなにをしていたのですか?」
ルビィ「…っ!」カァァ
ダイヤ「(…は?)」
ルビィ「な、なにもしてないよっ!一緒にお買い物してただけ!ルビィお風呂入る!」
ダイヤ「…………」 ダイヤ「お待ちなさい」
ルビィ「ぴぎぃ!?」
ダイヤ「その首筋の痕はなんです?」
ルビィ「く、首筋…?」
ダイヤ「こちらの鏡でご覧なさい」
ルビィ「ーーっ!」カァァ
ルビィ「(玄関の鏡で見たルビィの姿)」
ルビィ「(その首筋には、…赤黒い痕がくっきりと残っていた)」
ルビィ「こっ、これは、そのぉ…」
ダイヤ「あなた、まさか鞠莉さんと…」
ルビィ「えっ!?ち、ちが!ちがうよぉ!」
ダイヤ「絶対に許しませんわよ!そんな破廉恥なこと!」
ルビィ「…っ!」
ルビィ「……って」
ダイヤ「何ですの?文句があるなら、」
ルビィ「お姉ちゃんだって、“そういうこと”果南ちゃんとしてるじゃん!なんでお姉ちゃんはよくてルビィはだめなの?!」
ダイヤ「る、るび」
ルビィ「ルビィそんなにお子様じゃないもん!鞠莉ちゃんとのえっちだって、気持ちよかったもん…っ!お姉ちゃんのばかっ!!」
ダダッ ガラッ
バタン!
ダイヤ「ルビィ!!」
ダイヤ「ま、まさか本当に鞠莉さんと…!?」 《鞠莉宅》
〜♪
【着信:ダイヤ】
鞠莉「…はぁ、やっぱりきたか」
ピッ
鞠莉「Hello」
ダイヤ『鞠莉さん!一体どういうことですの!?』
鞠莉「どういうことって?」
ダイヤ『とぼけないで!ルビィに何をしたのか聞いてるの!』
鞠莉「…その前に自分がしたことをよーく考えた方がいいんじゃない?」
ダイヤ『なっ…』
鞠莉「ルビィ、泣いてたわよ」
ダイヤ『だからといってルビィに手を出していい理由はありませんわ!』
鞠莉「はぁ……ダイヤ、ルビィは小さい子供じゃないのよ?いろんな経験させてあげないと」
ダイヤ『…ルビィにはそんな経験必要ありませんわ!いいですか鞠莉さん、次もしルビィに手を出してみなさい?ただでは済ましませんわよ』
プツッ
ツーツーツー
鞠莉「……誘ってきたのはルビィなんだけどね」
鞠莉「まぁいいわ、次なんてないだろうし」
鞠莉「はーあ、シスコンも度が過ぎると病気ね。嫌になっちゃうわ」
鞠莉「大事にするのと閉じ込めることは違うわよ、ダイヤ…」 《黒澤家 浴室》
ルビィ「はぁ……」
ルビィ「(今日…いろんなことがあったな……)」
ルビィ「(お姉ちゃんに、バレちゃった)」
ルビィ「(あんなに、怒らなくてもいいじゃん)」
ルビィ「(お姉ちゃんだって、果南ちゃんと同じことしてたんだし)」
ルビィ「(なんでルビィだけ怒られるの?)」
ルビィ「…でもまさか、こんなところにキスマークつけてたなんて…」
ルビィ「…もぉ鞠莉ちゃんてば」
ブクブク…
ルビィ「(気持ちよかったな…)」
ルビィ「(鞠莉ちゃん、またさわってくれるかな…ここに…)」
ルビィ「…っん」ピクン
ルビィ「(だめ、思い出すだけで、からだ熱くなっちゃう)」
ルビィ「(自分でさわるのは…まだ恥ずかしいな…)」
ルビィ「…えへへ、早くあいたいな」
ルビィ「鞠莉ちゃん…」 《ダイヤ 自室》
??『なるほどね〜そんなことになってたんだ』
ダイヤ「はぁ…私は一体どうしたら…」
??『まぁまぁ、いいじゃん。ルビィにもいろんな経験させたら?』
ダイヤ「果南さんまで鞠莉さんと同じこと言いますの?!」
果南『えー…だってさあ、ダイヤちょっとルビィに対しての過保護ぶりが異常っていうか…』
ダイヤ「どっっこもおかしくありませんわ!ルビィには破廉恥なことは何一つ!経験して欲しくないのです」
果南『でもそれじゃあ、ルビィは結婚とか、赤ちゃん産んだりとか出来なくない?』
ダイヤ「…ルビィにはそんな人生、必要ありませんわ」
果南『……そっか、まあいいんじゃない?ルビィが納得してるなら』
ダイヤ「納得しなそうなので困ってるのですが?今日の鞠莉さんとの行為だって“気持ちよかった”と言っていましたし…」
果南『ふーん…じゃあさ、そんなこと二度としたいと思えないぐらいのことするしかないんじゃない?』
ダイヤ「そ、そんなことできますの?」
果南『多少…っていうか、かなり手荒くなるけど、それでもいいなら』
ダイヤ「…快楽に溺れるよりはマシですわ」
果南『わかった。準備しとく。…あ、一応鞠莉には内緒ね』
ダイヤ「わかりましたわ。よろしくお願いします」
プツッ
ツーツーツー… 【翌日】《校内 部室前》
ルビィ「えへへ、なんか落ち着かなくて早めにきちゃったぁ」
ルビィ「お姉ちゃんは生徒会の仕事があるってルビィよりも早く行っちゃったけど…」
ルビィ「さすがにまだ誰もいないよね」
ガラッ
鞠莉「あら、ルビィ早いのね!Good morning♪」
ルビィ「ま、鞠莉ちゃん!おはよぉ」
鞠莉「こんなに早く来るなんてどうしたの?」
ルビィ「な、なんか落ち着かなくて…えへ」
鞠莉「…昨日のこと?」
ルビィ「う、うん…あ、そういえば…あの」モジ…
鞠莉「…ダイヤにバレちゃったんですって?」
ルビィ「…っ!お、お姉ちゃんからきいたの?」
鞠莉「ダイヤ、カンカンになって電話かけてきたわよ〜?」
ルビィ「そ、そうなんだ…ごめんね、鞠莉ちゃん…」
鞠莉「想定内だから気にしないで、それより体は大丈夫?」
ルビィ「ぁ…うん」
鞠莉「そう、よかった。練習に響いたりしたら大変だものね」
ルビィ「…でも」
鞠莉「?」
ルビィ「鞠莉ちゃんと話してたら、なんか、からだ熱くなってきちゃった…」 鞠莉「……っ」
鞠莉「(ええ…何この子…恐ろしいんだけど…どこで覚えてきたの?天然でこれなの?)」
ルビィ「鞠莉ちゃん…?」
鞠莉「あ、ご、ごめんなさいね、えーと…」
ルビィ「鞠莉ちゃん…キス、しよ…?」
鞠莉「こ、ここで?えーと、それはちょっとどうなのかなぁ…」
ルビィ「集合時間までまだ全然あるから大丈夫だよお、ね、お願い」
鞠莉「んー…練習終わってからじゃダメ?」
ルビィ「今がいいのっ…ちょっと、だけでいいから…」
鞠莉「……分かったわ」
鞠莉「(はぁあ…私甘すぎじゃない?いやいや、でも、こんなの断れるわけがないっていうか…)」 チュッ
ルビィ「んっ」
鞠莉「はい、これで大丈夫?」
ルビィ「やだぁ、もっと…」
鞠莉「……(抑えろ、抑えなさいマリー)」
チュッ…クチュ
ルビィ「ふぁ…ん、んっ…ぁ…」
ルビィ「(鞠莉ちゃんのキス、やっぱり気持ちいい…)」
ルビィ「(頭の中がふわふわして…しあわせな気持ちになる)」
チュッ
鞠莉「…ルビィ、これ以上は」
ルビィ「う、うん…ごめんね…?また、してくれる…?」
鞠莉「ええ、今度はゆっくり、ね」
ルビィ「…!うんっ、鞠莉ちゃんだいすきっ」
果南「ふーん…なるほどねぇ…あれはちょっと厄介かな…」 《屋上》
ルビィ「(えへへ、練習が終わったら鞠莉ちゃんのお家っ)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんはルビィのこと大切にしてくれる。知らないこと優しく教えてくれる…)」
ルビィ「(お姉ちゃんには、果南ちゃんがいるんだし…ルビィが何か言うのも間違ってる)」
ルビィ「(お姉ちゃんとあんなことできる果南ちゃんが本当は羨ましい…)」
ルビィ「(お姉ちゃんは、えっちの時どんな顔をするんだろう。どんな声を出すんだろう…)」
ルビィ「(ルビィが知ることは、出来ないんだけど)」
花丸「ルビィちゃん」
ルビィ「…花丸ちゃん?どうしたの?」
花丸「ううん。何か考え事してるみたいだったから…悩み事?」
ルビィ「ううんっ、何もないよ!ごめんね、ぼーっとしてた」
花丸「それならいいんだけど…何かあったら、相談してね?マルじゃ頼りにならないかもしれないけど…」
ルビィ「そんなことないよ、ありがとう花丸ちゃん」
花丸「どういたしまして。ねぇ、ルビィちゃん今日一緒に帰らない?」
ルビィ「…ごめんね、今日は用事があって」
花丸「そうなんだ」
ルビィ「うんっ、鞠莉ちゃんのお家に行くの」
花丸「鞠莉ちゃんの?」 花丸「鞠莉ちゃんのお家で何かするの?」
ルビィ「んー…内緒っ」
花丸「えっ?」
ルビィ「えへ」ニコニコ
花丸「そ、そっか」
花丸「(聞くなってこと…だよね)」
花丸「(こんな返し初めてされたから戸惑っちゃったずら…)」
善子「ルビィ、ずら丸〜休憩終わるわよ〜」
ルビィ・花丸「はーい!」
花丸「(なんだろう…)」
花丸「(一瞬、ルビィちゃんが知らない子に見えちゃった)」
花丸「(そんなわけ、ないのに)」
花丸「……」
ルビィ「(えへへ、内緒って言っちゃった)」
ルビィ「(だって鞠莉ちゃんとルビィだけの秘密だもんね)」
ルビィ「〜♪」
ダイヤ「……」
果南「……」 ーーーーーー
《鞠莉 自宅》
ルビィ「えへへっ、お邪魔しまぁすっ」
鞠莉「どうぞ〜適当にくつろいでちょうだい」
ルビィ「うんっ」
ぎゅっ
鞠莉「あらあら、ルビィは甘えんぼうね〜」
ルビィ「……鞠莉ちゃんにだけだもん、…いや?」
鞠莉「そんなことないわ、嬉しい」
ルビィ「ほんと?」
鞠莉「ええ」
ルビィ「…えへへ」
ぎゅーっ
ルビィ「……」チラッ
鞠莉「…」
チュッ…クチュ…
ルビィ「んんっ…ふ…ぁ…んっ…」
鞠莉「…」
ツゥ…
ルビィ「ふぁっ…!?」ビクンッ 鞠莉「ふぅん、ルビィは背中も敏感なのね♪」
ルビィ「…っ!」
鞠莉「本当にルビィはエッチね〜」
ルビィ「そ、そんなことっ、」
鞠莉「顔真っ赤にしても説得力ないわよ?それにほら、」
クチュ…
ルビィ「んんっ!」
鞠莉「…一体いつからこんなに濡らしてたの?」
ルビィ「ま、鞠莉ちゃんと、朝キスした時から…」
鞠莉「そう、キスだけでこんなに…」
ルビィ「…っ」
鞠莉「脱いで?」
ルビィ「え…っ?」
鞠莉「全部脱いで、マリーの前に座って?」
ルビィ「じ、じぶんで?」
鞠莉「当たり前じゃない」
ルビィ「で、でんき」
鞠莉「だめよ、このまま」
ルビィ「…っ!」 ルビィ「は、恥ずかしいよ…」
鞠莉「ならやめる?それでもいいわよ?」
ルビィ「…っ、や、やだ」
スル…パサッ
ルビィ「…っ」
ルビィ「(鞠莉ちゃんが、見てる)」
ルビィ「(ルビィが、服を脱ぐのをただ見てる…)」
ルビィ「(見られてることが、こんなにドキドキするなんて)」
ルビィ「…脱いだ、よ…」
鞠莉「下着も」
ルビィ「!」
鞠莉「“全部”って言ったはずよ?」
ルビィ「…ぅ」
スル…
ルビィ「…っ、〜っ!」
ルビィ「(こんな明るいところで鞠莉ちゃんの目の前で、ルビィは裸になってる…)」
ルビィ「(非日常的な感覚にからだが焼けるように熱い)」
パサ…
鞠莉「綺麗よ、ルビィ」
ルビィ「…っ」
鞠莉「さ、ここに座って」
ルビィ「…う、うん」 鞠莉「No」
ルビィ「えっ?」
鞠莉「あっちを向いて座って?」
ルビィ「え?う、うん…」クルッ
ルビィ「…っ!や!やだ!鏡っ…」
鞠莉「ほら、足開いて?」
ルビィ「…っ!む、むりっ…恥ずかしいよぉ…っ」
鞠莉「…」
グイッ
ルビィ「ひっ…」
鞠莉「ほら、よーく見えるわ、ルビィのこ・こ」
クチュ
ルビィ「んぁ…っ!や、やだぁっ!」
鞠莉「そのまま足開いてるのよ?ルビィはいい子だから出来るわよね?」
ルビィ「…っぅ、」 グチュッ…ピチャ
ルビィ「あっ!あッ!!んぅっ…ぁ、んんっ!!」
鞠莉「こーら、口塞がないの。」
ルビィ「だ、だっ…て…!こんな…!!あぁッ!」
鞠莉「よく見て?ルビィが今どういう表情をしてるのか」
ルビィ「〜〜っ!!」カァァ
ルビィ「や、ヤダ、見たくな…っ」プイッ
鞠莉「…」
グチュッ!!カリッ
ルビィ「ーーッ!?やぁあああ!!!あっ!やっ、!やだ!それ!やぁあッ!!」ビクンッビクンッ
ルビィ「(ルビィのなかに、鞠莉ちゃんの指が2本も入ってるのに…!なのにそんな、1番敏感なところに爪立てられたら…っ)」
ルビィ「んっ…んんっ!!や、やぁ!!も、いっちゃ…!やめ…っ」
鞠莉「うん、いいわよ、自分がどんな姿でイクのかちゃんと見てイキなさい」
ルビィ「そ、そんな、の、やらぁっ!!あっ!ああッ!!…だ、め…っもう…!あぁあああッッ!!!」ビクンッ ルビィ「はぁっ、はぁっ…」グテッ
鞠莉「Sorry、ちょっと刺激強すぎたかしら」
ルビィ「だ、いじょうぶ…」
鞠莉「そう?でも今日はここまでにしましょ?時間も時間だし」
ルビィ「うん…」
ルビィ「(鞠莉ちゃんと離れたくない…)」
ルビィ「また、遊びに来てもいい?」
鞠莉「もちろん♪ダイヤに怒られない範囲でね」
ルビィ「……お姉ちゃんには、果南ちゃんがいるもん」
鞠莉「ルビィ…」
ルビィ「でも今のルビィには鞠莉ちゃんがいるから大丈夫!」
鞠莉「そう思ってくれるなら嬉しいわ」
ルビィ「えへへ」
ルビィ「鞠莉ちゃん、だいすき」
鞠莉「…わたしも、ルビィのことが大好きよ」 ーーーーーー
《通学路》
ダイヤ「いったいルビィはどこに行ったんですの?!」
果南「…鞠莉もいないけど」
ダイヤ「まさかまたいかがわしいことを!?」
果南「どうだろうねぇ、なんかルビィめちゃくちゃ鞠莉に懐いてるみたいだし……ん?」
花丸「あ…」
ダイヤ「あ、花丸さんちょうどいいところに!ルビィがどこに居るがご存知ではなくて?」
花丸「ルビィちゃん…?」
ダイヤ「連絡もなくどこかに行っているようで…心配なのですわ」
花丸「ルビィちゃんなら、鞠莉ちゃんの家に行くって言ってたけど…」
ダイヤ「……!」
果南「ほらやっぱり」
花丸「?」
果南「ルビィ、鞠莉と何かするって言ってた?」
花丸「ま、マルもそれ聞いたんだけど、内緒って言われちゃったずら…」
果南「内緒…ねぇ」
ダイヤ「……」
果南「ダイヤ、これはアウトなんじゃない?」
花丸「(なんの話しずら…?)」
ダイヤ「ありがとうございます、花丸さん、お礼はまた後日」ニコッ
花丸「へ?お、お礼なんていいよ!」
ダイヤ「では私たちはここで、ルビィを迎えに行ってまいりますわ」
花丸「う、うん、また明日…」 果南「さーて、どうする?ダイヤ」
ダイヤ「昨日話した通りですわ」
果南「本当にいいの?ルビィ外に出られなくなるかもしれないよ?」
ダイヤ「その時は家でたっぷり可愛がって差し上げますわ」
果南「はー、本当、ダイヤのルビィへの感情は異常だよね」
ダイヤ「そんなことありませんわ!普通です、普通!」
果南「普通なわけないじゃん…いろいろ…」
ダイヤ「んんっ、まぁとにかく!果南さん頼みますわよ」
果南「はいはいっと…」
ダイヤ「ただし!くれぐれも!ルビィの身体に傷はつけないように!」
果南「無茶言うなあ…まぁ善処するよ」
ダイヤ「善処ではなく絶対ですわ!」
果南「はいはい」
果南「じゃあ行ってくるよ」
ダイヤ「ええ。よろしくお願いしますわ」 《鞠莉 自宅前》
鞠莉「本当に送らなくて大丈夫?」
ルビィ「へーきだよぉ、そんなに遠くないしまだ少し明るいし」
鞠莉「せめてダイヤに迎えに来てもらったほうが…」
ルビィ「ううん、大丈夫。いつまでもお姉ちゃんに甘えていられないもん」
鞠莉「そう……でもやっぱり心配だから、家に着いたらすぐ連絡して?」
ルビィ「うん!わかったっ」
鞠莉「いい子ね」ヨシヨシ
ルビィ「えへへ…じゃあね、鞠莉ちゃん、また明日」
鞠莉「ええ、また明日」
鞠莉「(胸騒ぎがする…)」
鞠莉「(ダイヤから何の連絡もないし、…心配のしすぎ?)」
鞠莉「はぁ、ルビィのことになると私本当にだめね。ちょっと休みましょ」 ーーーーーー
ルビィ「〜♪」
ルビィ「やっぱり鞠莉ちゃんといると安心する…」
ルビィ「鞠莉ちゃんにさわってもらうの…きもちいいし」
ルビィ「…あ」
果南「あ、ルビィ」
ルビィ「か、果南ちゃん…こっちの方にいるなんて珍しいね?」
果南「うん、ちょっとダイヤに用があってさ」
ルビィ「…」ピクッ
ルビィ「……用事?」
果南「大した用じゃないんだけどね」
ルビィ「…ふぅん」
果南「……」
果南「あ、そういえばさ、ダイヤがルビィに来て欲しいところがあるって言ってて」
ルビィ「えっ?お姉ちゃんが?」
果南「そうそう、それでちょっとルビィを探してたの」
ルビィ「あ、だからこっちに…」
果南「迷うといけないし、私についてきてくれる?」
ルビィ「う、うん」
ルビィ「(鞠莉ちゃんに連絡…ちょっと遅くなっちゃうけど、大丈夫だよね?)」 《??? 》
ルビィ「こ、ここ…?」
ルビィ「(なんか、倉庫?みたいなところだけど…)」
ルビィ「(こんなところにお姉ちゃんがいるの?本当に?)」
ルビィ「…」チラッ
果南「…あ、もしもし、ダイヤ?うん、今着いたよ」
ルビィ「(でも、嘘じゃないっぽいし…)」
果南「わかってるって、任せてよ。うん、また後で連絡するから」
果南「…っと、ごめんね、じゃあ行こうか」
ルビィ「う、うん…」
ガシャン ルビィ「………え?」
果南「本当に可愛いなあ、ルビィは」
ルビィ「か、果南ちゃん?お姉ちゃんは…?」
果南「ん?ここにはいないよ?」
ルビィ「え…?」
果南「さて、まずは何からしよっか」ニコッ
ルビィ「…!」ゾクッ
ルビィ「(本能的に危険だとわかった)」
ルビィ「(逃げなきゃ、逃げなきゃなのに、足が震えて…)」
ブブッ
ルビィ「…!」
ルビィ「(多分鞠莉ちゃんからの連絡だ!)」
ルビィ「(上手く操作できないけど、何かしらのサインは送れるはず…!)」
果南「こーら」
ギリッ
ルビィ「いっ…!腕痛いよ果南ちゃん!!」
ゴトッ!
ルビィ「(携帯が…!)」
果南「だって今鞠莉に連絡しようとしてたでしょ?ダメだよ」
ルビィ「な、なん…」
果南「なんで知ってるのかって?見たからねー、朝」
ルビィ「っ!!」
果南「さっきまで鞠莉の家で何してたの?ん?」ギリッ
ルビィ「い、痛いっ、痛いよ!やめて!」
果南「まぁいいや。んーこれでいいかな」ギュッギュッ
ルビィ「え?なに、なに…待って、なんで」
ルビィ「なんで腕縛るの…?」 ルビィ「か、果南ちゃ」
果南「ねー、気持ちよかった?鞠莉から触られるの」
ルビィ「…っ?!」
果南「ダメだよルビィ、ダイヤショック受けてるよ?」
ルビィ「お、お姉ちゃん…たすけ…」ガクガク
果南「言っとくけど今からすることダイヤから頼まれたことだから、あんまり私の事恨まないでね」
ルビィ「お姉ちゃん、に…?」
果南「よし、腕も縛ったしはじめよっか」
ルビィ「な、なに、なにを…」
果南「もう二度とエッチなんてしたくないって思わせてあげる!どれだけ叫んでもここには人なんて来ないから思う存分叫んで大丈夫だよ」
ルビィ「(なにそれ…どういうこと…!?)」
果南「服は…このままでいっか」
果南「ね、ルビィはバイブって知ってる?」
ルビィ「ばいぶ…?」
果南「やっぱ知らないか、こういうのだよ」
ガサッ
ルビィ「ーーーー!!!」
ルビィ「(まともに見たこともない男の人の“それ”)」
ルビィ「(何に使うのかも分からない…)」
ルビィ「(まさか…ううん…違うよね…?)」
果南「ま、最初は痛いと思うけど、頑張ってね」
ルビィ「えっ!?やだ、待って!?」
グググッ
ルビィ「ーーーーーーッ!!」 ルビィ「やああああっ?!!!やだああッ!!果南ちゃ、やめてぇっ!!」
ズッ
果南「んー、うん、よし濡れてないね」
果南「よかった。これで濡れてたらルビィのこと殴っちゃうところだったよ」
ルビィ「…っ!?」
果南「ほら、もう1回」
グググッ
ルビィ「ぎっ…!や、やめっ!いたい!いたいよぉっ!!やだやだやだ!!!助けっ、…っ!っああッ!!」
果南「…?随分キツイなあ、鞠莉とどこまでやったの?最後までやったんじゃないの?」
ルビィ「さ、っ最後って?わかんな、ぅあっ!!いっ…痛い…っ」
果南「こういうことしてないの?」
ルビィ「る、ルビィはっ、鞠莉ちゃんにさわってもらってただけ…っ」
果南「ふーん、そっか、意外だな」
ルビィ「も、もぉやめて…っ」
果南「よかったじゃん、ルビィ」
ルビィ「…っ?」
果南「これが“初めて”で♪」
カチッ
ブブブブ
ルビィ「ーーー!?!?!?いやぁああッッ!?なに!?なにこれ!?やだ!!とめて!とめてよぉっ!!」 ルビィ「(なんでルビィこんな事されてるの)」
ルビィ「(なんで、なんで)」
ルビィ「(助けて、鞠莉ちゃん…助けて、お姉ちゃん…)」
ルビィ「…」ハッ
ーー果南「言っとくけど今からすることダイヤから頼まれたことだから、あんまり私の事恨まないでね」 ーー
ルビィ「(ちがう、ちがうよね?)」
ルビィ「(お姉ちゃんがこんなこと頼むはずないもんね?)」
ルビィ「(ちがうよね?お姉ちゃん…)」
ルビィ「ぅうっ、ぐす、っ…く、」
果南「何?泣いてんの?」
ルビィ「だっ、だって!なんでこんなことするの!?ルビィ何もしてないっ…何も悪いことしてないよぉっ」
果南「だから言ったじゃん、ダイヤの頼みだって」
ルビィ「果南ちゃんの嘘つき!お姉ちゃんが、お姉ちゃんがこんなこと頼むわけない…っ!!」
果南「……」ハァ
果南「じゃあ直接聞いてみれば?今電話かけてあげるから」 んー途中からクソですね!
妹が大事なんでしょ!?
もっとちゃんと方法を考えなさいよ!
作者以上に頭がいい人は書けないってやつですね!
みんながただのバカなクソガキ過ぎて嫌いです! ルビィ「え…」
果南「ダイヤに聞いてみなよ。ほら」
ダイヤ『もしもし?』
ルビィ「…っあ、おねえ、ちゃ」
ダイヤ『あら、ルビィ。どうしましたの?』
ルビィ「お姉ちゃ、助けて!ルビィ、果南ちゃんに…っ」
ダイヤ『あらあら』
ルビィ「…っ?お姉ちゃん…?」
ルビィ「(なんで、お姉ちゃん、そんなに冷静なの…?ねぇ、ルビィ今果南ちゃんに酷いことされてるんだよ、痛いし、怖いんだよ…っ?)」
ダイヤ『少しの辛抱ですわ!頑張ってルビィ』
ルビィ「ーーーーー」
ダイヤ『綺麗なルビィになって帰ってくるのを私心待ちにしておりますからね』
ルビィ「…………」
カシャン
果南「ちょっと!わたしの携帯落とさないでよ…あ、切れてる」
ルビィ「……」
果南「本当だったでしょ?」
ルビィ「……」 ルビィ「(真っ暗な谷底に突き落とされたような感覚)」
ルビィ「(心が冷たくなっていくのがわかる)」
ルビィ「(どうして?…お姉ちゃん……)」
ルビィ「(ルビィのこと、嫌いになっちゃったの…?)」
果南「…ダイヤはルビィのこと大切にしてるよ」
ルビィ「…嘘はもう、いいよ…」
果南「嘘じゃない。じゃなきゃこんなこと頼むはずない」
ルビィ「…っ大切なわけない!!ルビィのこと嫌いなんだよ!だからルビィがこんなことされても、お姉ちゃんは、笑っ…わらって…っ!うっ…ぅああ…っ」
果南「……ルビィが鞠莉とあんなことしたからだよ」
ルビィ「なんで!?だって、果南ちゃんとお姉ちゃんだって同じことしてたじゃん!!」
果南「そうだね」
ルビィ「なのになんでルビィはだめなの!?なんでっ、なんでぇっ」
果南「ダイヤはルビィにずっと“綺麗”でいてほしいんだよ」
ルビィ「……っ」
果南「だから、我慢して“綺麗”にされて」
果南「鞠莉の感覚なんて思い出せないぐらい“綺麗”にしてあげるから」 果南「ほら、ルビィ立って」
ルビィ「やだ、やだよぉ…っ、家に帰りたい…っ」
果南「そんなんじゃ本当にダイヤに嫌われるよ?」
ルビィ「…っぅ、うぇ…」グスッ
ルビィ「果南ちゃんは、ルビィのこときらいなの…っ?」
果南「嫌いなわけないでしょ」
ルビィ「なら、なんでこんなことするの…いくらお姉ちゃんの頼みだからってひどいよぉっ…」
果南「…ダイヤは、わたしの特別だから」
ルビィ「とく、べつ」
果南「だから、ダイヤの頼み事はできるだけ聞いてあげたいんだ」
ルビィ「……」
ルビィ「(果南ちゃんには、何を言っても無駄なんだね…)」
果南「今から5分間、座らなかったら家に帰してあげる」
ルビィ「…!本当!?」
果南「うん、約束する。だから5分頑張って」
ルビィ「う、うんっ」
果南「じゃあタイマーで計るよ」
ピッ ルビィ「(5分間、たった5分間、立ってるだけ…)」
ルビィ「(中に入ってる“コレ”の圧迫感はあるけど、大丈夫…)」
ルビィ「(だいじょうぶ…)」
…ブブブ!!
ルビィ「ーーーッ!?!?いやぁあああッ!!!!!」ガクン
ルビィ「っ!っ!や、とめっ…とめてぇ…っ!!」
果南「…」
カチッ
ルビィ「はぁ…っ、ぅ、ぁ…あ…」
果南「まだ10秒しか立ってないよ?」
ルビィ「…っ!」
果南「こんなんじゃいつ帰れるか分かんないね」ニコッ
果南「ほら、立って!もう1回!」
ルビィ「ーーーぁ」ガクガク
ブブブブ!!
ルビィ「やぁ!!!やだっ!やだぁっ!ぅっ、ううっ、ふぅう!!やっ、むり!こんなの!」
果南「10秒経過だよ、頑張って!」
ルビィ「やだっ、果南ちゃん!!とめてっ!あっ…!」ガクン
ドサ
果南「23秒」
ルビィ「うっ…うぁっ…」
果南「立って」
ルビィ「……っ!!も、う…むりぃっ…」
果南「何言ってんの?まだ2回しかやってないよ、ほら」
ルビィ「〜っ!!」ガクガク
ルビィ「(助けて…だれか…助けて…っ)」 《鞠莉 自宅》
鞠莉「………おかしい」
鞠莉「いくらなんでもルビィからの連絡が遅すぎるわ」
鞠莉「こっちからの連絡も見てないみたいだし…」
鞠莉「〜っあーもう!やっぱり送っていけばよかった!!本当にバカだわ!」
鞠莉「ルビィに何かあったら…」
鞠莉「…とりあえずダイヤに聞いてみないと、もう家にいるかもしれないし」
鞠莉「ていうかそうじゃないとおかしいわ」
プルルルル
ダイヤ『はい』
鞠莉「あっ、ダイヤ!あの…ルビィは今家にいる?」
ダイヤ『…何故鞠莉さんがそのようなことを気にするのですか?』
鞠莉「えっと…な、何でもいいじゃない!ルビィは今家にいるの?」
ダイヤ『隠し通せると思って?貴女、ルビィと今まで一緒にいたんでしょう?』
鞠莉「…!……そうよ、悪い?ダイヤには関係なーー」
ダイヤ『可哀想なルビィ、貴女があの子を汚さなければこんな事にはならなかったのに』
鞠莉「……どういうこと?」 ダイヤ『大丈夫、今ルビィは“綺麗”にされているだけですから』
鞠莉「綺麗に…?」
ダイヤ『貴女に関係の無いことですわ。』
鞠莉「ダイヤはルビィのことが大切なんじゃないの…?」
ダイヤ『大切に決まってますわ!だからこそ許せない…私の大事なルビィを汚した貴女を…』
鞠莉「汚す、汚すって…ルビィはモノじゃない!一人の人間よ!いろんな感情を持って、いろんな経験をするべきだわ!どうして姉なのに分からないのよ!」
ダイヤ『ルビィは何も知らなくていい。ずっと純粋なままでいて欲しいの』
鞠莉「…っ、本当、異常だわ。ねぇ、ルビィはどこ?教えて」
ダイヤ『何故?』
鞠莉「家にいないんでしょ?ねぇルビィはどこ?…ダイヤ!!」
ダイヤ『…』
鞠莉「“あの時私にしたこと”は許すわ、だけど、ルビィのこと傷つけたら絶対に許さないから!」
ダイヤ『“あの時のこと”は鞠莉さんのためを思って…』
鞠莉「私がどれだけ傷ついたかしらないくせに、よくそんなこと…っ!……っダイヤ…あなた、まさか同じことルビィにしてないわよね…?」
ダイヤ『……』
鞠莉「綺麗に、って…まさか…ねぇ、ダイヤ、ルビィにあんなことしてないわよね!?」
ダイヤ『…』
鞠莉「……っ最低よダイヤ!!今日はルビィのこと返さないから!!」
ブツッ
鞠莉「早く助けに行かなきゃ、早く…っ!!!」
鞠莉「ルビィ…!」 【2年前】
鞠莉「…ダイヤ?果南?どうしたの?なにか怒ってるの?ここは何処?」
果南「…」
ダイヤ「…」
鞠莉「2人とも…?分かった!今日はここでダンスの練習をするんでしょ?とーっても広いものね!」
果南「ねぇ、鞠莉」
鞠莉「どうしたの果南…?」
果南「今日、キスしてたよね?あれ誰?」
鞠莉「えっ、見てたの!?やだもう、あれはパパの知り合いの…きゃっ!?」
ドサッ
鞠莉「え…?」
鞠莉「ど、どうしたの?ダイヤ…果南…?」
ダイヤ「鞠莉さん私達との約束忘れてしまったのですか?」
鞠莉「忘れるわけないよ!ずっと一緒にいようって…」
果南「じゃあその汚れた体綺麗にしなきゃね」
ダイヤ「ええ、他の人が触れた鞠莉さんの汚い体を」
鞠莉「…なに?待って…待ってよ、2人とも」
鞠莉「…ッやめて!いやああっ!!」
ーーーーーー
鞠莉「……っ思い出しちゃったじゃない」
鞠莉「(あれから2年、今でも思い出す度体が震える…)」
鞠莉「(完全に許した訳じゃない)」
鞠莉「(だけど、私はそれでも2人が大事で、大好きだったから…)」
鞠莉「(でも、同じことをルビィがされていいはずがない…!)」 《???》
ドサッ
果南「……3分3秒。やる気あるの?」
ルビィ「ぅ…ぐっ……あ…」ヒュー…ヒュー…
果南「本当に帰れなくなっちゃうよ?いいの?」
ルビィ「や、やだぁっ…」
果南「じゃあ立ってほら」
ルビィ「うぅっ……っあ…!」
ドサッ
果南「…まだタイマーも押してないんだけど」
ルビィ「も、むり…っ、許して……っ」
果南「それは出来ない。…と言いたいところだけど、うん、ルビィも頑張ってるし」
ルビィ「…!」
果南「3分でいいよ」
ルビィ「ほ、ほんとう?」
ルビィ「(3分ならさっきも耐えられたし、なんとかなりそう…っ)」
果南「ただし、コレ追加で使わせてもらうね」
ーーヴヴヴ…
ルビィ「な、なに、それ……」
果南「ローター。知らない?」
ルビィ「し、知らない!」
果南「ほら、足開いて。テープで固定するから」
ルビィ「やっ、やだ!ひっ…!」
果南「大丈夫、3分ならさっき耐えたじゃん」
ルビィ「いや…!むりぃっ…!!」 果南「よし、じゃあ頑張ろ!スタート!」
ルビィ「…ゃ、…やめ…っ」
ピッ
ーーヴヴヴーッ!!
ルビィ「っひあああ!!!あッやぁっ!ああアぁあッッ!!」
ルビィ「やっ、いやぁああァッ!!止めてっ!お願…っああっ!!」
ルビィ「お願、いっ…!止めてっ…!もう止めてぇ!!」
果南「何言ってんの?まだ1分も経ってないよ」
ルビィ「いやぁあッ!!やだ!やだぁっ!お願い!止めてっ!!もう無理…っ無理…っ!」
果南「1分経過。あと2分だよ」
ルビィ「やっ…!!もぉ、お願…っ、とめっ…ああッ!!!っぐ…っうう!」
ルビィ「く、るし…っ!も、許し…ッ!あっ!ひぁああァッ!」
果南「2分経過、あと1分」
ルビィ「っ…!ぐっ…ううっ…っ!!!っ!!」
ルビィ「(あと1分…っあと1分だから…っお願い、ルビィの足耐えて…!)」
果南「あと30秒」
ルビィ「…ぁぐっ…う!ぁああっ」
果南「あと15秒……あれ?」
ルビィ「……っ?」
果南「ごめんルビィ、ローターのレベル最高にしてなかった」
カチッ
ヴヴヴーッ!!
ルビィ「ーーーーー!!!!っあぁあああァあッッ!?」ガクンッ
ルビィ「も、許し、て…っ!!とめてぇッ!!!ごめんなさいっ、ごめんなさ…ぁああ!!」
果南「あーあ、もうちょいだったのに。残念」 ルビィ「とめ…っ、とめて!!も…っ、お願…ッぃ!あァああッ!あっああ!!」
果南「あれ?言ってなかったっけ?3分間立てなかったら止めないよって」
ルビィ「…ッッ!?きいて、な…っ!!許して!もう許して、くださ…っ!!」
ルビィ「も、苦し…っ、っ、っ…」グラグラ
ルビィ「(酸欠状態が続いたせいか、頭がグラグラして、呼吸もままならない)」
ルビィ「(ルビィ、このまましんじゃうのかな…)」
ググツ
ヴヴヴーッ
ルビィ「ッッ!?ひッあァぁああーーーッ!!!」ビクンッビクンッ
ルビィ「やめて!やめてぇ…ッ!膝で、押さないでッ!!止めっ…!あぁああ!!」
果南「ルビィが寝ようとするからでしょ?」
ルビィ「いやァああアッ!!ごめ、なさい!ごめんなさいっ…!!!許し…ッ!許して…っ!ごめ、っ…」
ガシャン!!ガシャン!!
鞠莉「ーーールビィ!!!!!」 果南「あら、来ちゃったか」
鞠莉「ルビィ!ルビィ!!しっかりして!」
ルビィ「ひッ…!ごめんなさい…!ごめんなさい…!」
鞠莉「…!ルビィ…私よ!マリーよ!ほら!」
ルビィ「ま、まり、ちゃ…」
ルビィ「………」フッ…
鞠莉「…ルビィ!」
果南「気失っただけだよ、大丈夫」
鞠莉「ーーーっ」
バシンッ
果南「…った……何?」
鞠莉「ルビィになんてことするの…なんでこんな酷いことしたの!!」
果南「仕方ないじゃんダイヤの頼みなんだから」
鞠莉「だからって…!」
果南「ダイヤを裏切った鞠莉には分からないよ」
鞠莉「裏切った、ですって…?」 鞠莉「裏切ったのは、どっちよ…私の気持ちを踏みにじったのはどっちよ…」
鞠莉「パパの知り合いと“挨拶”しただけで、あんなことされた私の気持ちが分かる…?」
果南「……」
鞠莉「…とりあえず今日はルビィ連れて帰るから。もうダイヤにも言ってある、明日は私もルビィも学校休むわ」
果南「…好きにすれば」
鞠莉「ええ、好きにさせてもらうわ」
鞠莉「……私」
果南「…」
鞠莉「果南は、もっと人の気持ちを考えられると思ってた」
果南「…」
鞠莉「何が、果南を変えたのかしらね」
果南「…私はルビィが憎いよ」
鞠莉「…でしょうね」
果南「ダイヤにこんなに愛されてるルビィが憎い。それを当たり前だと思ってることに腹が立つ」
果南「…愛なんて、絶対与えられるものじゃないのに」 鞠莉「…ダイヤのルビィへの愛情は異常よ」
果南「見てればわかるよそれぐらい」
鞠莉「このままじゃルビィは壊れてしまう」
果南「…」
鞠莉「だから果南」
鞠莉「ダイヤのこと、お願いね」
鞠莉「あんなことされても、私、2人のこと友達だと思ってるから」
果南「…お人好し」
鞠莉「それがマリーのいいとこでしょ?」
果南「…まぁね」
鞠莉「…しばらく、果南とルビィは合わない方がいいと思う」
果南「…分かってる」
鞠莉「でも絶対いつか謝って。ダイヤと一緒に。約束して」
果南「……」
鞠莉「果南」
果南「はぁ、分かったよ…いつかね」
鞠莉「…うん」
果南「じゃあ、わたし帰るから」
果南「………ごめんね、ルビィ」
ルビィ「……」グッタリ
ガシャン
鞠莉「…ルビィ……ごめんね…」
ぎゅっ… ーーーー
ルビィ「(ここは…どこ…?)」
ルビィ「(真っ暗で何も見えない…怖い…)」
ダイヤ?「ルビィ」
ルビィ「…!お姉ちゃん!」
ダイヤ?「私達お別れしましょう?」
ルビィ「えっ…?」
ダイヤ?「だって、ルビィ汚いんですもの」
ルビィ「き、きたなくないよ、ルビィは、汚くなんて」
ダイヤ?「汚いわよ、もう私の大好きなルビィじゃない」
ルビィ「お姉ちゃ…」
ダイヤ?「ルビィの顔なんて見たくない。さよなら」
ルビィ「やだ!待ってお姉ちゃんっ!!」
ルビィ「?!足が動かな…やだ!まって!ごめんなさい!お姉ちゃんっ!お姉ちゃん!!やだ!」
ルビィ「いやぁああッ!!!!!」ガバッ
鞠莉「ルビィ…!」 ルビィ「ごめんなさい!ごめんなさいっ!!許して!お姉ちゃんっ!許して!ごめんなさい!!」
鞠莉「ルビィ落ち着いて!大丈夫!大丈夫だから!」
ルビィ「捨てないで、ルビィのこと、置いていかないで…っ」
鞠莉「捨てるわけない!大丈夫よ!」
ぎゅーっ…
ルビィ「ごめんなさい…ごめんなさい…っ」
鞠莉「ルビィは謝らなくていいの…!ルビィは何も悪いことしてないのよ!」
ルビィ「でもルビィ汚いって…お姉ちゃんが!…っごめんなさい…っ」
鞠莉「ルビィ、ここは私の家だから…ルビィが怖がるものは何も無いから…!」
ルビィ「…!」ハッ
ルビィ「まり、ちゃ…」
鞠莉「ええ、マリーよ」
ルビィ「……ぅえ…っ、ふぇえ…っ」
鞠莉「…怖かったわよね…よしよし…たくさん、泣いていいから…」 選んでね!
@鞠莉とラブラブルート
Aダイヤと共依存ルート
B鞠莉とダイヤ、どっちのルートも書いて欲しい
Cまさかの他メンバールート 鞠莉「…眠れそう?」
ルビィ「…」フルフル
鞠莉「そうよね。温かいミルクでも飲みましょうか、用意してくるわね」
ルビィ「……ぅん」
ルビィ「また、鞠莉ちゃんに迷惑かけちゃった…」
ルビィ「ルビィはいつも、みんなに迷惑かけてばっかり」
ルビィ「なんで…こんな事になっちゃったんだろう…」
ルビィ「〜っ、ぅ、ふぅ…っ、」ポロポロ
鞠莉「お待たせ…、…ルビィ?」
ルビィ「あっ、ご、ごめん、ルビィ…」ゴシゴシ
鞠莉「我慢しなくていいのよ、泣きたい時は泣きなさい?」
ルビィ「でも、ルビィ、鞠莉ちゃんに迷惑…」
鞠莉「迷惑なんかじゃない!お願い、無理しないで、我慢しないで泣いて欲しいの…お願い…」
ルビィ「…っうん」ポロポロ
鞠莉「ほら、これ一緒に飲まない?貰い物の美味しいはちみつ入れてみたの」 ルビィ「…ありがとう…」
ルビィ「……あったかい、ね」
鞠莉「そうね」
ルビィ「鞠莉ちゃんみたい…あったかくて」
鞠莉「そんなことないわよ」
ルビィ「ううん、ある。鞠莉ちゃんは、ぽかぽかして…あたたかくて、ルビィ、大好きなの…」
鞠莉「…ふふ、ありがとう」
ルビィ「…ねぇ鞠莉ちゃん」
鞠莉「なぁに?」
ルビィ「…ルビィ、汚れてる?」
鞠莉「……っ」
鞠莉「そんな、っ、そんなわけ、ない!!ルビィが汚いなんてあるわけがないわ!ルビィは綺麗よ、汚れたことなんて1度もない!」
ルビィ「でも!!」
ルビィ「でも、お姉ちゃんが汚いって言った……っ!!」
ルビィ「わかんないの!何も!ルビィは鞠莉ちゃんにさわってもらったことが幸せで、気持ちよくて!なのにお姉ちゃんはそれが汚いって…!」
鞠莉「…うん」
ルビィ「鞠莉ちゃんは汚くなんてないのに!鞠莉ちゃんにさわられたルビィは汚いの?!ルビィわかんないよ…っ、お姉ちゃんの考えてることが、分かんないの…!ずっと、ずっと一緒にいたのに!!」 ルビィ「(そう、生まれた時から、ルビィの傍にはお姉ちゃんがいた)」
ルビィ「(ずっと、ずっと一緒だった)」
ルビィ「(お姉ちゃんのことなら、なんでも分かってると思ってた)」
ルビィ「(でも、そんなことなかった)」
ルビィ「(…そんなこと、なかったんだ……)」
鞠莉「…ルビィは、どうしたい?」
ルビィ「えっ…?」
鞠莉「ダイヤはね、ルビィのこと大切にしてる。」
ルビィ「そんなこと、」
鞠莉「ううん。本当に大切にしてるの。…幼いまま、純粋なままのルビィを」
ルビィ「…!」
鞠莉「だから、ルビィは私とあんなことするべきじゃなかった。それはルビィが“大人”になるってことだから」
ルビィ「そんなの…」
鞠莉「ええ、そんなの無理な話よ?ルビィは1人の意志を持った人間だもの」
ルビィ「…お姉ちゃんは、ルビィが何も知らない、何もされてないルビィが大切なの…?」
鞠莉「恐らくね。だから、“汚された”と思ったのよ、ダイヤは」
鞠莉「幼く純粋な妹が、他者から与えられる快感に目覚めてしまうなんて、ダイヤからしたら耐えられないでしょうから」
ルビィ「……」
ルビィ「…知ら…なかった、なぁ」
ルビィ「…お姉ちゃん、ルビィのこと、そんなふうにみてたんだ…」 ルビィ「…知らなかったよぉ……」ポロポロ
ルビィ「お姉ちゃんとルビィの“好き”の意味は前から違ってたんだ…」
鞠莉「……」ヨシヨシ
鞠莉「…酷な、事を言うけれど」
ルビィ「…?」
鞠莉「ルビィは、選ばなきゃいけないの」
ルビィ「えら、ぶ…?」
鞠莉「ダイヤか、私か。」
ルビィ「ーーっ!」
ルビィ「そ、そんなの無理だよ!ルビィはどっちも、大切で…!だいたいお姉ちゃんのことは家族だし、鞠莉ちゃんは大切な…大切、な…」
鞠莉「そうよね、分かってる」
ルビィ「無理だよ…」
鞠莉「でもね、明日ここにダイヤが来るわ。ルビィを取り返しに来る」
ルビィ「えっ…」
鞠莉「ダイヤを選んだら、私たちはきっともう、こうしては会えなくなる。Aqoursの時間だけが唯一会える時間になるでしょうね」
ルビィ「や!やだよ!そんなの…!!」
鞠莉「でも、私を選んだら、きっとダイヤはルビィと少なくとも高校生の間は最低限しか話さなくなるんじゃないかしら」
ルビィ「…やだ、ルビィ……せっかく、お姉ちゃんとまた…、Aqoursに入って、またお姉ちゃんと仲良くなれたのに…!」
鞠莉「…そうよね。」
ルビィ「なんで?どっちか必ず選ばないといけないの?」
鞠莉「きっとそうなるでしょうね」
ルビィ「なら、どっちも選ばない…っ、お姉ちゃんも鞠莉ちゃんも!!ルビィは1人でいい…っ」 鞠莉「…ごめんね、ルビィ…それは、無理なの」
ルビィ「なんで…?」
鞠莉「…私もダイヤも、ルビィのことが“好き”だから」
ルビィ「鞠莉ちゃ…ルビィのこと、すき、なの…?」
鞠莉「…こんなふうに伝えるつもりじゃなかった、ううん、伝えようと思ってなかった」
鞠莉「でも、こんなことになっちゃったから」
鞠莉「ずるくてごめんなさい、ルビィのことが、好きなの」
ルビィ「………っ」
ルビィ「(選べない)」
ルビィ「(選べないよ…)」
ルビィ「(なんで?なんで、神様。ひどいよ、酷すぎるよ)」
ルビィ「(…ううん、神様の、せいなんかじゃない)」
ルビィ「(わかってる)」
ルビィ「(悪いのは、全部ルビィだってことーー……)」
ルビィ「(あの日、お姉ちゃんの部屋で枕の下にある本を見つけなければ)」
ルビィ「(お姉ちゃんと果南ちゃんの声を聞かなければ)」
ルビィ「(公園で鞠莉ちゃんにあんなこと頼まなければ)」
ルビィ「(全部、ルビィが悪いんだ)」
ルビィ「(だから、ルビィは、選ぶよ)」
ルビィ「…わかったよ、明日まで考えさせて」
鞠莉「…ええ。」
ルビィ「(ごめんね………○○ちゃん)」
ルビィ「(ルビィのせいで、ごめんね。)」 嬉しいことに分岐点のコメントを沢山頂いたので
どちらのルートも書きたいと思います。 ルビィちゃん何も悪くないのにかわいそうで辛い
三年生組の歪んだ愛の被害者
幸せになって欲しい 【翌日】
ダイヤ「2人揃って、随分用意周到ですわね」
ルビィ「…おはよう、お姉ちゃん」
ダイヤ「おはようございます、ルビィ。どうしましたの?目が赤いですわよ?」
ルビィ「…あんまり、寝られなくて」
ダイヤ「それは大変ですわ、早く家に帰りましょう?」
鞠莉「ルビィ…」
ルビィ「…大丈夫、決めたから」
ルビィ「ーーーごめんね、お姉ちゃん」
ルビィ「ルビィ、鞠莉ちゃんのことが好き」 ダイヤ「…?」
ダイヤ「ルビィ、ごめんなさい、よく聞こえなかっ…」
ルビィ「だからっ!ルビィは、鞠莉ちゃんのことが好きなの!…お姉ちゃんの、“綺麗”でいて欲しいっていう気持ちには答えられない!」
ルビィ「最初は、果南ちゃんとお姉ちゃんがそういうことしてるの聞いちゃって、お姉ちゃんに置いていかれた気がして、早く大人になりたくて鞠莉ちゃんに頼んだだけだけど…」
ルビィ「でも、鞠莉ちゃんは、優しくて…こんなルビィのこと、大切にしてくれた…っ」
ダイヤ「私の方がルビィを大切にしていますわ!」
ルビィ「分かってる!だってずっと一緒だったんだもんっ!!そんなのルビィが1番わかってるよ!」
ルビィ「でも、でもっ!ルビィはお姉ちゃんに閉じ込められたくないの!何をしたいか、誰を好きになりたいかは自分で決めたいの…!」
ルビィ「だから、お姉ちゃん…ごめんね、ごめんなさい」
ルビィ「ルビィのこと、嫌いになっていいよ。もう…妹とも思えないかもしれないけど…ルビィはお姉ちゃんのこと、大切な“お姉ちゃん”だと思ってるから…」
ダイヤ「私、私は、本当にルビィのことを愛して……」
ルビィ「…っ、お姉ちゃんとルビィの“好き”は違うんだよ」
ダイヤ「ルビィ…!!」
パシンッ
ルビィ「……っっ!!」 ルビィ「お姉ちゃ……」ヒリヒリ
ダイヤ「あ…あ……ごめんなさい、ルビィ、私、手を上げるつもりじゃ」
ルビィ「……ううん、大丈夫」
ダイヤ「ルビィ…」ホッ
ルビィ「お姉ちゃんが果南ちゃんに頼んで、ルビィにしたことで傷ついた心に比べたら全然だよ」
ダイヤ「…!そ、そんな、私はただ、ルビィに綺麗になってほしくて」
鞠莉「ルビィは、汚くなんてないわ」
鞠莉「今の言葉取り消して」
ダイヤ「鞠莉さんは黙っててくださる?今は私とルビィがーー」
ルビィ「ううん、もう、お姉ちゃんと話すことなんてないよ」
ダイヤ「…!」
ルビィ「ごめんね、お姉ちゃん」
ルビィ「いこ、鞠莉ちゃん」
ダイヤ「嫌!ルビィいかないで!!!ルビィ!!」
ルビィ「…っ、門限は、守るから」
ダイヤ「ルビィ!!!!いやああ!!」
バタン!!
ダイヤ「………」
ダイヤ「……どうして」
ダイヤ「どこから、間違えていたの…?」
ダイヤ「私は、ただ、ルビィが大切で、愛おしくて…!」
果南「………ダイヤ」 ダイヤ「…見ていましたの?ずいぶん悪趣味ですわね」
ダイヤ「放っておいて…」
果南「ううん。迎えに来たんだよ、ダイヤ。一緒に帰ろ?」
ダイヤ「…」
果南「そんなことしてても、ルビィは戻ってこないよ」
ダイヤ「…黙って」
果南「ねぇ、本当にルビィのこと汚れてると思ってたの?」
ダイヤ「…黙って」
果南「鞠莉のことも、ルビィのことも、ダイヤは好きすぎたんだよ」
ダイヤ「うるさいっ!!!!…ッ!」
ぎゅ…
果南「…もういい加減、わたしのこと見てよ」
ダイヤ「かな、んさん」
果南「このままダイヤが歪んでいくの見たくない。わたし、ずっとずっとダイヤが好きだったんだよ」
ダイヤ「……分かってますわ」
果南「分かってたの?本当に?」
ダイヤ「…」
果南「ふぅ…まぁいいや。…ルビィとだって、鞠莉とだってもう会えないわけでも嫌われた訳でもないんでしょ」
ダイヤ「嫌われましたわ!絶対…っ」
果南「…謝ろう?鞠莉とルビィに」
果南「許して貰えないかもしれないけど、わたしたち、本当に酷いことしたと思う」
果南「わたしは、わたしの意思でルビィと鞠莉にあんなことした。」
ダイヤ「私が頼んだのですわ」
果南「ううん、やらないことだって出来た。わたしはダイヤを止めることも出来たんだよ。でも、嫌われたくなかったから、できなかった」
ダイヤ「…ごめんなさい」
果南「ダイヤ、ごめんね。わたしのせいで」 果南「1回2人でダイヤの家に帰ってさ、これからどうするか話し合おうよ」
ダイヤ「……」
果南「大丈夫、ちゃんと“お姉ちゃん”と“友達”に戻れるよ。…ダイヤ次第だけど」
ダイヤ「…今からでも?」
果南「今からでも」
ダイヤ「………帰りますわ」
果南「うん、帰ろう」
ダイヤ「…私、間違っていたのでしょうか」
果南「うん。間違ってたよ」
ダイヤ「鞠莉さんのことも、ルビィのことも…愛していたのに…」
果南「…うん」
ダイヤ「わたしだけの、わたしだけの2人にしたかったの…」
果南「…鞠莉にとっても、ルビィにとっても、ダイヤはただ1人の“友達”だし、“お姉ちゃん”だよ。最初から」
果南「ダイヤのことを大切に思ってることは変わりないんだよ」
ダイヤ「…うぅ……っ」
果南「…」ヨシヨシ
果南「…2人のこと、見守ろうね、ダイヤ。」
ダイヤ「……」コクン 《鞠莉 自宅》
鞠莉「…よかったの?」
ルビィ「…うん」
鞠莉「…そう」
ルビィ「…」
鞠莉「ダイヤと果南を許すの?」
ルビィ「…分からない」
鞠莉「私は許せないわ」
ルビィ「…さっき、」
鞠莉「?」
ルビィ「お姉ちゃんと話してる時、後ろの方に果南ちゃんが見えたの」
鞠莉「果南が?」
ルビィ「うん、お姉ちゃんを迎えに来たんだと思う」
ルビィ「いいよね、果南ちゃんもお姉ちゃんも。あんなこと、してもさ、味方になってくれる人がいて」
ルビィ「ずるいよ、お姉ちゃんはひとつも手を汚さないでルビィを傷つけて」
ルビィ「…っ」
鞠莉「…許せるの?ダイヤと果南を」
ルビィ「〜っ、許さなきゃいけないって、分かってるの、だってお姉ちゃんだから」
ルビィ「でも、やっぱり思い出すんだよ…!お姉ちゃんを見るたび!果南ちゃんを見るたび!ルビィはあの日のことを思い出すの!自分が汚れていくような気がするの…!!」
鞠莉「…そう」
ルビィ「こんなこと、思いたくない!!でも!ルビィはもう、お姉ちゃんが怖い!嫌いたくないけど、もう嫌なの…」 ルビィ「本当はっ、家にだって、帰りたくない…!」
ルビィ「またどこか知らないところに連れていかれるかも、ううん、今度は家の中でもされるかも…」
ルビィ「こわい、こわいよぉっ…」
ルビィ「鞠莉ちゃん、お願い、ルビィを助けて…!お願い…」
鞠莉「ルビィ…」
ルビィ「どうしたらいいの…?」
鞠莉「…それは、」
ルビィ「もう、あんなことされたくない…」
鞠莉「…ルビィは、もう“二度と”ダイヤに会えなくてもいいの?」
ルビィ「え……?」
鞠莉「…方法が、ないわけじゃないわ」
鞠莉「でも、二度と会えなくてもいいという覚悟がなければ、難いでしょうね」
ルビィ「そ、それって、…ころ」
鞠莉「No!さすがに、そんなこと出来ないわよ」
鞠莉「あのねーーーーー」
ルビィ「あは。」
ルビィ「…それなら、お姉ちゃんも幸せかもね。」
ルビィ「うん、そうしよ?鞠莉ちゃん」 元々のキャラ崩壊が酷い部分は>>1のお人形遊びということで受け入れましたが
キャラの感情の移ろいが上手く描けておらず中途半端な狂気に感じられていて…酷すぎです!
完全な技量不足といいますか!
こういうの良いだろ?(ニチャァ)みたいなのが現れてしまってます!
微妙なのがさらに微妙になっちゃいましたね!
残念です!
下手なら下手らしくまずは丁寧に書くことをおすすめします! ーーーーーー
ダイヤ「…これは、どういうことですの?」
果南「よりによってこんなに早く呼び出されるなんて思わなかったんだけど…」
ダイヤ「ルビィは?ルビィはどこにいますの?」
鞠莉「ルビィなら寝てるわ、昨日あまり寝られなくて疲れちゃったみたい」
ダイヤ「そうですか…」ホッ
果南「鞠莉…わたしたち、謝りたいんだ、鞠莉とルビィに」
鞠莉「…」
ダイヤ「私ももう一度、ルビィとちゃんと話したいですわ」
鞠莉「…」
果南「鞠莉、お願い、ルビィに会わせてくれないかな?」
ダイヤ「お願いしますわ、鞠莉さん」
鞠莉「…ほんっと、どこまでも勝手なんだから」ボソッ
鞠莉「ねぇ!2人にとっておきの部屋を用意したの!ついてきてくれる?」
ダイヤ「え?えぇ…」
果南「そこで待ってろってこと?」 鞠莉「えぇ…」
ギィイ…
果南「へぇ、こんな部屋あったんだ…」
ダイヤ「窓もなくて何だか湿っぽいですわね?」
鞠莉「ごめんなさい、あまり掃除できてなくて」
鞠莉「ねぇダイヤ、果南」
果南「なに?」
ダイヤ「どうしましたの?」
鞠莉「これからはずーっと一緒ね。」
ギィイ…
…バタン
ガチャッ ーーーーー
【数週間後】
《ルビィ 自宅 ダイヤ自室》
チュッ、クチュ…
ルビィ「んっ…はぁ…あっ」
ルビィ「今日の、お姉ちゃんたちはどうだった?鞠莉ちゃん」
鞠莉「ん〜?いつも通りよ?」
チュッ
ルビィ「あぁッ!」ビクン
ルビィ「そっか…いつも通り、お姉ちゃんは、果南ちゃんをルビィだと思ってあんなことしてるんだ…」
ルビィ「(あの日、鞠莉ちゃんの手によって2人は鞠莉ちゃんのお家のある部屋に閉じ込められた)」
ルビィ「(衣食住には不自由してないものの、お姉ちゃんはルビィに会えなくなっておかしくなってしまったらしい)」
ルビィ「(最近は果南ちゃんのことを“ルビィ”と呼んで身体を求めあってるとか)」
ルビィ「(幸せだよね、お姉ちゃんも。きっと。)」
鞠莉「も〜ルビィ?ちゃんと集中して?」
ルビィ「えへへ…うん、ごめんねっ?」
ルビィ「(ルビィたちは、もういないお姉ちゃんの部屋で度々こういう事をするようになった)」
ルビィ「(ほんの少し残った“お姉ちゃん”を感じながら、鞠莉ちゃんに綺麗にしてもらうの)」
ルビィ「(本当に気持ちいいんだ)」 ルビィ「ねぇ、鞠莉ちゃん。…して?」
鞠莉「ええ、おいで、ルビィ」
ルビィ「(お姉ちゃんの部屋で、お姉ちゃんのベッドで)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんとこうするのが、本当に、好き)」
チュッ
ルビィ「んっ…!ふ、んん…っ!」
ルビィ「ぁッ、はぁっ…!んっ!」
ルビィ「(キスされてるだけなのに、からだが熱くなる)」
ルビィ「ーーあッ!?」ビクッ
チュル…チュパ
ルビィ「あっ、あ!んん…っ!」
鞠莉「ふふ、おいしい、ルビィのここ」
ルビィ「やぁ…っ!っあ!…あぁっ!!」ビクンッ
鞠莉「…胸舐めただけなのにイッちゃったの?」
ルビィ「ご、ごめんなさい…」
鞠莉「いいのよ?もっともっと気持ちよくなって?」 ルビィ「やぁ…ッ、はずかし…!んっ!」
鞠莉「ん〜?ならやめる?」
ルビィ「ゃ、やめない…っ」
ルビィ「(鞠莉ちゃんの、やわらかい指がルビィのからだを滑っていく)」
ルビィ「(丁寧に、優しく刺激を与えてくるけど、あとちょっとのところで引いてしまう)」
ルビィ「(もどかしい…っ)」
ルビィ「ん、っふ…!ん…んっ!」
鞠莉「…じれったい?」
ルビィ「…っ」
ルビィ「(たった2歳しか変わらないのに、大人の余裕を見せつけてくる…)」
ルビィ「(悔しい…ルビィも鞠莉ちゃんのこと、気持ちよくしてあげたい…)」
ルビィ「〜っ!」
チュッ
鞠莉「…!!」 ルビィ「んっ…ふ…」
チュッ…クチュ…
鞠莉「ふ…ぁ…!」
ルビィ「(鞠莉ちゃんも、気持ちいいのかな…?)」
ルビィ「(可愛い…)」
チュッ
ルビィ「えへへ…鞠莉ちゃん、かわい…ーーっ!?ひゃ…!」
ドサッ
ルビィ「ま…鞠莉ちゃん……?」
鞠莉「ーールビィが煽るのが悪いんだからね」
鞠莉「手加減しないから」
ルビィ「えっ!?ま、っまりちゃ…!あっ!」
鞠莉「こんなに濡れてるなら指、1本じゃ足りないわよね?」
ルビィ「っっ!!ぁ、あ…っ!!やあぁッ!!!」
鞠莉「…痛くないの?3本も入れたのに…。ふふ、ルビィは本当にエッチね?」
グチュグチュ
ルビィ「やぁあ!音、立てないで…っ!」
鞠莉「ほら、ここでしょう?ルビィの弱いところ」
ルビィ「!!ああぁあっ!!あっ、ふ…!ううぅっ!」ビクンッビクンッ ルビィ「はぁ…っ、はぁ…っ」
鞠莉「手、かして?」
ルビィ「ふぇ…?」
鞠莉「自分でひらいて?」
ルビィ「……っ…!」
鞠莉「ほら、こうして…」
クチュ…
ルビィ「…っ、っ!」
鞠莉「そう、上手ね…そのままちゃんとひらいてるのよ?」
ルビィ「…は、はぃ……」
ピチャ…チュゥッ
ルビィ「ッ!!あぁっ!!そ!そこっ、やだぁ…ッ」
鞠莉「…指、力抜けてるわよ」
ルビィ「あっ…ぁ、ご、ごめんなさ…ッ!ふぁああっ!」
ルビィ「ゆ、ゆび、すべって、あぁっ!!うまく、できな…っ」
鞠莉「ルビィがこんなに濡らすからでしょう?ほら、ちゃんとして」
ルビィ「ふぅうっ…っあぁっ!!あッああっ!!だ、め、!もぉっ…イッちゃ…っ」
鞠莉「だーめ、我慢して?」
グチュッ グチュッ!!
ルビィ「そっそんな…!むりぃ…っ!!やっ!あぁッ!!やだ、イッちゃっ、あっあ!あぁああッ!!」ビクンッ ルビィ「…っ、ぁ…あ…」
鞠莉「……イッちゃったの?」
ルビィ「ご、ごめん、なさい…」
鞠莉「シーツもこんなに汚して…いやらしい」
ルビィ「…っ!ち、ちが…っ」
グチュッ!!
ルビィ「ッ!!あッ?!!」
鞠莉「違う?何が違うの?ここをこんなに濡らして、シーツまでびしょびしょにして…いやらしくないわけがないわよね?」
ルビィ「あ、あぁっ!!や、ちがっ…ぃや…ぁっ!!!あぁ!」
鞠莉「…いや?まだそんなこと言うの?」
ルビィ「ふぁああっ!!や…っ!ちが…っ!!ッあ!あああっ!」
ルビィ「やぁああ!!イっ、イッちゃっ…!鞠莉ちゃ…ぁ!ああっ!!」
鞠莉「…っ、もっと呼んで?」
ルビィ「んあっ…!ま、鞠莉ちゃん…っ!鞠莉ちゃん…!!すき…っ!だい、すき…!!」
鞠莉「私も、大好きよ、ルビィ。ずっと一緒にいましょうね」
ルビィ「うん…っ!うんっ…!!ま、りちゃ…っ!もう…!」
鞠莉「だめ」
ルビィ「ふぇ…っ?や、やぁっ、鞠莉ちゃん!お願…っ」 鞠莉「ちゃんと私の顔を見ておねだりして?」
ルビィ「…っ!ふぅ…うっ…!」
鞠莉「ほら?」
ルビィ「っあ…あっ!い、っ、お願、い…っ!」
鞠莉「どうしてほしいの?」
ルビィ「おねが、い…!…っい、イかせて、くださ…っ!もっと、鞠莉ちゃんで、いっぱいにして…!!」
鞠莉「…よく言えました」
鞠莉「好きなだけイッていいわよ」
ルビィ「ふぇ…ッ!あ!!あぁ…っ!んんッ!」
ルビィ「あぁっ!!ま、まり、ちゃ!!…っちゅー、したいっ…」
鞠莉「いいわよ、おいで?」
ルビィ「んぅっ、んっ…!!んんっ…ふぁ…!あっ!!」
ルビィ「ふ、ぁッうんん!んんぅぅっ…!!」ビクンッ
ルビィ「ふぁ…ぁ……は…」…カクン
鞠莉「おやすみ、ルビィ」
鞠莉「これからもずーっとずっと一緒にいましょうね」 ルビィ「(ーーー夢を見た)」
ルビィ「(あの日、お姉ちゃんを選んでから、お姉ちゃんの部屋でお人形さんのように愛されている夢)」
ルビィ「(お姉ちゃんの歪んだ愛をただただ受け入れることしか出来ないルビィがそこにいた)」
ルビィ「(手を伸ばせば、お姉ちゃんではない、大切な人の温もり)」
ルビィ「(この幸せはルビィのもの)」
ルビィ「(ルビィが自分で掴んだ、ルビィだけの温もり)」
ルビィ「(だから、今日もルビィは愛して、愛されるの)」
ルビィ「(お姉ちゃんの部屋で、お姉ちゃんじゃない大切な人に)」
ルビィ「ずっと、ずーっと一緒にいようね、鞠莉ちゃん♡」
END >>144
この続きから
ダイヤルートを書いていきます。 【翌日】
ダイヤ「2人揃って、随分用意周到ですわね」
ルビィ「…おはよう、お姉ちゃん」
ダイヤ「おはようございます、ルビィ。どうしましたの?目が赤いですわよ?」
ルビィ「…あんまり、寝られなくて」
ダイヤ「それは大変ですわ、早く家に帰りましょう?」
鞠莉「ルビィ…」
ルビィ「…大丈夫、決めたから」
ルビィ「ーーーごめんね、鞠莉ちゃん」
ルビィ「ルビィ、お姉ちゃんのこと、裏切れない」 鞠莉「る、ルビィ…本当に…?本当に、ダイヤのところへ行くの?」
ルビィ「うん…お姉ちゃんのこと、大切だから」
鞠莉「そ、う…そうなの……」
ルビィ「ごめんね、鞠莉ちゃん…」
ぎゅーーーっ
鞠莉「幸せに、なって」
ルビィ「…っ、うん、鞠莉ちゃんも。幸せに、なってね」
ルビィ「(……本当は)」
ルビィ「(鞠莉ちゃんのこと、大好き)」
ルビィ「(ずっと、一緒にいたい。)」
ルビィ「(でも……)」
ルビィ「(お姉ちゃんには、ルビィが必要だから…)」
ルビィ「(“綺麗”な、ルビィが必要だから)」
ルビィ「(だから、鞠莉ちゃんを求めちゃダメなんだ)」
ルビィ「(これがルビィへの罰…)」
ルビィ「じゃあね、鞠莉ちゃん。ばいばい。」
ルビィ「行こ、お姉ちゃん」
ダイヤ「ええ。帰ってゆっくりしましょうね」
キィイ…
鞠莉「ルビィ!待っ…」
バタン!! 鞠莉「ルビィ…!!っ、ぅ…」ポロポロ
ガチャ!
鞠莉「!!るび…」
果南「悪かったね、ルビィじゃなくて。」
鞠莉「……果南。なんの用?」
果南「冷たいなぁ。鞠莉が泣いてるからこうして来てあげたのに」
鞠莉「別に、頼んでない……」
果南「まぁまぁ、そう言わずに、さ!」
ヒョイッ
鞠莉「っ!ちょっと!降ろして!」
果南「もー暴れないでよ、怪我するよ」
鞠莉「一体何?私をからかいに来たの?!」
果南「…違うよ。わたしも、“用無し”になっちゃったから」
鞠莉「……果南」
果南「ルビィはダイヤを選んだんだし、もうわたしはダイヤには必要ない」
果南「まさかこんな日が来るとは思わなかったけどね、ルビィは鞠莉を選ぶと思ってたし」
果南「……そうして、欲しかったな」
鞠莉「…それで、私と傷の舐め合いをしようって?」 鞠莉「…ふざけないで」
鞠莉「ルビィへの想いを、そんなことしてまで忘れたくない…!」
鞠莉「お願いだから、放っておいて!」
果南「…嫌」
鞠莉「どうして?」
果南「鞠莉を1人で泣かせたくない」
鞠莉「…今更そんなこと言われたって、嬉しくない」
果南「そうかもしれないけどさ」
果南「でも、今傷ついてる鞠莉を放っておけないよ」
鞠莉「…やめてよ」
果南「やめない」
鞠莉「……勝手にして、私は“もう”果南のことなんて好きじゃない」
果南「うん、わかってる。いいよ、それで」
鞠莉「……バカ」 【黒澤家】
ダイヤ「さっ、つきましたわよルビィ」
ルビィ「うっ、うん…お姉ちゃん、そんなに引っ張らなくても、ルビィ一人で歩けるよぉ…」
ダイヤ「いいのいいの、またどこかに行くかもしれないじゃない」
ルビィ「……もう、いかないよ」
ルビィ「(…行けないよ、もう、こんなんじゃ)」
ダイヤ「そう?ならよかった」
ルビィ「お姉ちゃんが幸せなら、ルビィも幸せっ」
ダイヤ「ルビィ…!なんて可愛いの!」
ぎゅーっ
ルビィ「ゎぷっ!お、お姉ちゃん!苦しいよ〜!」
ルビィ「(これで、よかったんだよね…?)」
ルビィ「(いくら酷いことされても、お姉ちゃんのこと…やっぱり嫌いになれないの…何でかなあ)」
ルビィ「(嫌いになれたら、楽なのかなあ…)」
ダイヤ「さ、入って?いつも通りの部屋ですけど」
ルビィ「うん!おじゃましまーす」
ーーーーガチャン ルビィ「ーーーーえ?」
ダイヤ「?どうしました?」
ルビィ「お、お姉ちゃ…なんで、部屋に鍵ついて…」
ダイヤ「なんでって、当たり前でしょう?ルビィがどこかに行ったら困るもの」
ルビィ「え…?」
ダイヤ「ずっと、ずーっと一緒よ、ルビィ。これからはここで2人で過ごしましょうね?」
ルビィ「…っ!?な、なんで?ルビィどこにもいかないよ…!?」
ダイヤ「ふふ、分かってますわよ?」
ルビィ「な、なら、なんで?どうしてルビィを閉じ込めようとするの?あ、Aqoursの活動は?練習は?!」
ダイヤ「必要ありませんわ」
ダイヤ「ルビィはここにいて?ずっとずっとずっと私の傍に」
ルビィ「ーーーー……」
ルビィ「(頭が、真っ暗になった)」
ルビィ「(余りにも大きすぎる代償を払ってしまった)」
ルビィ「(お姉ちゃんから大切なものを奪ってしまった)」
ルビィ「(ああ…ごめんね、ごめんなさい、みんなーー)」
ルビィ「(ルビィが悪い子で、本当にごめんなさいーーー…)」 ダイヤ「さあ、ルビィおいで?」
カチャカチャ…
ダイヤ「ふふ、とーっても似合っていますわ。手錠も、首輪も」
ルビィ「……そっか」
ダイヤ「はぁ、可愛いですわ。私だけの妹。」
ルビィ「…ありがとう、お姉ちゃん」
ダイヤ「どういたしまして」
ーーこうして、ルビィとお姉ちゃんの共依存生活が始まった。 ーーーーーー
《屋上》
千歌「ダイヤさんとルビィちゃん…今日もお休みなの…?」
曜「そうみたい、だね」
梨子「一体何があったのかしら…」
千歌「誰か知らないの?」
花丸「…知らないずら」
善子「……分かんないわよ」
千歌「そっかぁ…」
曜「鞠莉ちゃんたちは?」
鞠莉「…」
果南「…鞠莉、きかれてるよ」トントン
鞠莉「!!え、えぇ、なに?」
千歌「だからぁ、ルビィちゃんとダイヤさんのこと知らないの?って」
鞠莉「…Sorry、何も分からないわ」
曜「…」
梨子「そうなの…果南ちゃんは?」
果南「ーもうやめない?この話」
千歌「な、なんで?」
果南「うちらがどーこー言ってもさ、あの2人は戻ってこないよ」 曜「その言い方だと、なんか知ってるみたいだけど」
千歌「そ、そうだよ!果南ちゃんなんか知ってるでしょ!」
果南「知ってるけど、言わない」
千歌「な、なんで?」
果南「言ったところでどうにもならないから」
千歌「で、でもでも、ルビィちゃんとダイヤさんいないと練習にならないっていうか…」
果南「さっきも言ったでしょ、そんなこと言っててもあの2人は戻ってこないって」
千歌「そんなこと言われたって…無理だよ、諦められないよ…っ!」
ダッ
梨子「千歌ちゃん!?どこいくの!?」
千歌「2人のお家!!!」
鞠莉「…っやめて!!!!」
千歌「…!ま、鞠莉ちゃん?」
鞠莉「もう、やめて……その、話は…」フラッ
ドサッ…
果南「ーー!鞠莉!!!!」 果南「鞠莉!鞠莉しっかりして!」
千歌「…っど、どうしたの、鞠莉ちゃん、」
果南「鞠莉ごめん、勝手に運ぶよ!」
鞠莉「…」
曜「鞠莉ちゃん……?」
果南「ごめんみんな!鞠莉保健室に連れてくから、各自自主練しておいて!」
千歌「えっ、果南ちゃ」
バタン!!
千歌「…なにが、あったの」
千歌「…誰も知らないの?」
曜「千歌ちゃん」
千歌「ねぇっ!本当に誰も知らないの!?」
花丸「ッ!」ビクッ
梨子「千歌ちゃん…落ち着いて?知ってたらこんなことにならないでしょ?」
千歌「でも!でも…っ!!」
花丸「まるがっ!!!」
善子「…ずら丸?」
花丸「…まるの、せいかもしれない」 千歌「どういうこと?」
花丸「まるが、余計なこと言っちゃったから……ぅ、うっ…」
千歌「え?どういうこと?もっと詳しく…」
梨子「千歌ちゃんっ、無理強いはだめよ…!」
花丸「…っ、ごめんなさい…っ」
ダッ
バタン!!
善子「ちょっ、ずら丸!?」
善子「なんだっていうのよ、一体…」
曜「…もう本人たちにきいたほうがいいんじゃない?」
梨子「ダイヤさんとルビィちゃんに?」
曜「うん、そう。どうせ練習にならないしさ…行ってみない?千歌ちゃん」
千歌「…うん」
善子「…私も、行っていい?」
梨子「ええ、みんなで行きましょ」 《黒澤家 ダイヤ自室》
ダイヤ「お待たせしましたわ、お腹すいたでしょう」
ルビィ「お姉ちゃん…」
ダイヤ「なぁに?待ちきれない?もう、ルビィったら」
ルビィ「…ルビィ、こんなの、やだよ…!Aqoursのみんなに会いたいよ!スクールアイドルやりたいよ!」
ダイヤ「…」
ルビィ「お姉ちゃん!!」
ダイヤ「…今日は、ルビィの好きなスイートポテトですわよ♡はい、あーん♡」
ルビィ「ーー」
ダイヤ「ルビィ?」
ルビィ「…」
ダイヤ「……口を開けて?」
ルビィ「…」
ダイヤ「口を開けなさい」
ルビィ「……」パク…モグモグ…
ダイヤ「美味しいでしょう?」
ルビィ「……うん」 ルビィ「(何も、味なんて感じない)」
ルビィ「(お姉ちゃんの部屋に繋がれてから数日が経った)」
ルビィ「(今のルビィはお姉ちゃんの許可なしでは生きられない)」
ルビィ「…お姉ちゃん……」
ルビィ「ルビィ、学校に行きたいよ…みんなに会いたいよ…」
ダイヤ「…」
ルビィ「ねぇ、お姉ちゃーーーー」
カチッ
ヴヴヴヴーーッ!!
ルビィ「ひっ…!!や、やぁああァァァッ!!!!」
ダイヤ「…少しうるさいですわよ、ルビィ」
ルビィ「やッ、やだ…!お姉ちゃ、止めて!止めてぇッ!!!」
ダイヤ「さぁ、ルビィの好きなスイートポテトよ、お食べなさい?」
ルビィ「そ、そんな…っ、むりだよぉ!!お姉ちゃ、許して…っ!ごめんなさい…!ごめんなさい!!」
ダイヤ「学校に行きたいなどと言わない約束でしたわよね?忘れてしまったのですか?悪い子ね」
ルビィ「…っ!ごめ、なさぃ…っ、!あぁ…ッ!!」
ダイヤ「そのまま10分、そうしてなさい」
ルビィ「ーーー!」 ルビィ「ぃや、いやだよぉ!!お姉ちゃん!!なんで…っ!」
ルビィ「(痛い。下半身に刺さっているオモチャで傷ついた身体よりもずっとずっと心が痛い)」
ルビィ「(お姉ちゃんとの行為でルビィの心は削られていく)」
ルビィ「(大好きで大切なお姉ちゃんなはずなのに)」
ルビィ「(反抗的な態度をとると、行われる“お仕置”)」
ルビィ「(“悪い子”の言葉が合図になって、ルビィの中のオモチャが暴れ出す)」
ルビィ「(手錠で自由のきかない両腕はなんの役にも立たず、ひたすら耳障りな金属音を奏でるだけ)」
ヴヴヴヴ…ヴヴ……
カチッ
ルビィ「ーーっ、ぅぐ…っあ、…ぁ…は……はぁー…」
ダイヤ「…反省しましたか?」
ルビィ「う、ん…っ、ごめんなさい…お姉ちゃ…ん…」
ダイヤ「ほら、じゃあ“ごめんなさい”して?」
ルビィ「うん…」
チュッ…クチュ…
ダイヤ「んっ…」
ルビィ「…ん、は…ぁ…」
ルビィ「(ルビィからお姉ちゃんへ舌を絡める)」
ルビィ「(それがこのお仕置を終わらせられる唯一の手段)」
ルビィ「(もちろん、これもお姉ちゃんから許可がないと出来ないんだけど)」 ダイヤ「……ルビィ」
ルビィ「…?」
ダイヤ「泣いてるの?」
ルビィ「え…?ルビィ…泣いてる?」
ダイヤ「ーーごめんね。」
ぎゅっ…
ルビィ「…っ」
ルビィ「(いつも、そう)」
ルビィ「(“お仕置”と“ごめんなさい”が終わったあと、お姉ちゃんは謝ってルビィを優しく抱きしめる)」
ルビィ「(だから、だからこそ思ってしまうの)」
ルビィ「(お姉ちゃんには、ルビィがいないとダメなんだって)」
ルビィ「大丈夫」
ルビィ「ずっと、一緒にいるからね、お姉ちゃん」
ダイヤ「ルビィ……ええ、ずっと一緒にいましょうね」
ルビィ「(これで、いいんだ、これで。)」
ルビィ「(もう、Aqoursのことなんて忘れーーーー)」
ピンポーン
ルビィ「っ?!」ビクッ 千歌『ダイヤさーーん!ルビィちゃん!……あれぇ?いないのかなぁ…』
梨子『そんなわけないと思うけど…』
曜『もう1回鳴らしてみたら?』
千歌『そうだよね、もう1回!』
ピンポーン
ルビィ「(千歌ちゃん…!梨子ちゃん、曜ちゃん…!)」
ルビィ「(心配してきてくれたのかな…?あぁ、会いたい、会いたい…っ!)」
ダイヤ「…はぁ、ちょっと出てきますわね」
ルビィ「う、うん…分かった…」
ルビィ「(みんな、ルビィはここにいるよ…誰か見つけて、誰か…)」
ルビィ「(立ったところにちょうど窓がある、カーテンずらして覗くだけなら、怒られないよね?)」
ソッ…
花丸『!!!』
ルビィ「!!は、花丸ちゃ…!」
ルビィ「(カーテンを避けたら、目の前に花丸ちゃんがいた)」
ルビィ「(どうして?花丸ちゃんはここにルビィがいるって分かってたの?)」
ルビィ「(…花丸ちゃん、びっくりした顔してる)」
ルビィ「(そう、だよね。今のルビィは裸んぼで、全身ボロボロで、手錠で繋がれている)」
ルビィ「(こんな姿、見られたくなかったなぁ)」 …………
花丸「(まるが、あの日、ダイヤさんと果南ちゃんにルビィちゃんの居場所を教えなかったら)」
花丸「(きっと、今みたいな状況にはなってなかったのかもしれない)」
花丸「(見なかった振りをしてしまった)」
花丸「(ルビィちゃんが、鞠莉ちゃんの家に行ったと言った時の、ダイヤさんの瞳)」
花丸「内緒、って、言われてたのに…」
花丸「(寂しかった、のかもしれない)」
花丸「(まるが知らないルビィちゃんがいたことに気づいちゃったから)」
花丸「(それでも、言うべきじゃなかったのに)」
花丸「ごめん、ごめんね…っ、ルビィちゃん…!」
花丸「(いてもたってもいられなくて。)」
花丸「(“自分が原因じゃない”…そう信じたかった)」
花丸「(ルビィちゃんも、ダイヤさんも、変わってないって信じたかった)」
花丸「(だけど、そんなこと、あるはずがなかった)」
花丸「ルビィ、ちゃん………」
花丸「(見上げた部屋の前)」
花丸「(カーテンの隙間から見えたその女の子は、一糸まとわぬ姿に不釣り合いな首輪と手錠をつけられていた)」
花丸「(ひどくにごって、怯えた目を、していた)」
花丸「そんな、…そんな、どうして……ルビィちゃんが、こんな…」 花丸「け、けいさつ、警察に」
花丸「…でも、そしたらダイヤさんは」
花丸「だけどこのままじゃルビィちゃんが…」
ダイヤ「ーーー何をしていますの?人の家の前で」
花丸「っ!?!」ビクッ
カシャン!
ダイヤ「あら?なにか落としましたわよ花丸さん?」
花丸「あ…」
ダイヤ「……ほう、警察になんの用があって?」
花丸「な、なんの用って、だって、ルビィちゃんが」
ダイヤ「ルビィ?」チラッ
ルビィ『…!!』サッ
ダイヤ「…なるほど。…ルビィは元気ですわよ?」
花丸「え…?な、何言って…元気なわけないですよね…?あんな、ルビィちゃん、ボロボロで、」
ダイヤ「元気ですわ。私がずーっと一緒にいますもの」
花丸「ずっと、一緒に…ーー!ま、まさか、この部屋!」
ダイヤ「わたしの部屋ですが、何か?」
花丸「ーーー」 花丸「(ルビィちゃんは、ダイヤさんの部屋に閉じ込められているんだ)」
花丸「(手錠と首輪をつけられて)」
花丸「どうして、そんなこと、そんな酷いことするの…!?ルビィちゃんをもっと大切にして下さい!!ルビィちゃんは、ダイヤさんのお人形さんじゃない!」
ダイヤ「何のことを言ってますの?これはルビィが望んだことですのよ」
花丸「そんなわけ…!」
ダイヤ「さあ、いつまで人の家の敷地内にいるのですか?」
花丸「…っ!」
ダイヤ「これから千歌さんたちとお話しなければなりませんし、一緒に来てください」
花丸「………」
ダイヤ「…くれぐれも、余計な真似はしないように。傷付くのはルビィですからね」
花丸「……っ!」ギリッ
花丸「(ごめんっ…ごめん、ルビィちゃん…!!ごめんなさい!絶対、絶対助ける!まるが!まるが絶対助けるから…っ)」 曜「…あれ?ねぇ、あそこにいるのダイヤさんじゃない?」
千歌「えぇ?あ、ほんとだー外にいたから気づかなかったのかあ、おーいダイヤさーん」
ダイヤ「あら千歌さん、梨子さんに曜さん、善子さんも」
善子「ヨハネよっ」
梨子「突然押しかけちゃってごめんなさい。2人ともずっと休んでたから気になって…」
ダイヤ「連絡もせずごめんなさいね。実は姉妹ふたりで体調を崩してしまいまして…とても連絡できる状況ではなかったのですわ。」
花丸「…!」
ダイヤ「私はなんとか回復致しましたが、ルビィはまだ寝込んでいて」
千歌「なんだ、そうだったんだ〜!もう、すっっごく心配したんだよ!?」
ダイヤ「ふふ、ありがとうございます、千歌さん」
花丸「(…よくも、そんな嘘を、サラサラと…っ)」ギリッ
善子「……花丸?」
ダイヤ「とはいえ、私もまだ病み上がりの身ですし今日はゆっくりさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
梨子「ええ、それはもちろん」
千歌「治ったらまた連絡くださいねっ」
ダイヤ「ありがとうございます。では、これで」
曜「………」 ーーーー
千歌「はーーでもよかったねぇ、ほんと!まさか体調不良なんてね!早く治るといいけどー」
曜「……ねぇ」
千歌「なーに?曜ちゃん」
曜「やっぱり、おかしいよ」
梨子「何が?」
曜「だって、あのダイヤさんだよ?連絡しないとかありえる?そもそも病み上がりなのになんで外にいたの?」
千歌「そんなのたまたまじゃない?家にこもってたから気分転換に〜とか」
梨子「まぁ、考えられなくもない、けど…」
曜「そうなのかな…なんかちょっとモヤモヤするんだよね〜」
善子「…ずら丸、大丈夫?さっきから黙ってるけど」
花丸「大丈夫。まるのことは気にしないで」
善子「…うん。でも、抱えすぎないでよ?花丸までいなくなるの、嫌だからね」
花丸「うん、善子ちゃん、ありがとう」
善子「だから、ヨハネよっ」 ーーーーー
ガシャーン!!
ルビィ「ごめんなさい!ごめんなさい!!」
ダイヤ「本当にルビィは悪い子ですわ!誰がカーテンを開けていいと言ったのですか?えぇ?!」
ルビィ「ごめんなさい…っ!!」
ダイヤ「…はぁ、ルビィちょっと待ってなさい」
ルビィ「は、はい…っっ」
ルビィ「(ルビィの飲み物を入れたグラスがお姉ちゃんの手によって床へ砕け散った)」
ルビィ「(服を着ていないルビィの肌へ当然傷をつけた)」
ルビィ「(お姉ちゃんが怒っている)」
ルビィ「(ルビィが“綺麗”じゃないから、悪い子だから)」
ルビィ「(足早に部屋を出ていったお姉ちゃんが持ってきたのは
ーーーー水が張られた洗面器だった)」 カリスマって漫画見たけど怖かった
あれに少しにてる 〃´⌒ ヾヽ ____,.r── 、
,ィヽ ,' l (> l 、 lハ`ー-< ̄`ヽ`ヽ \〉 ハ
r'、:ヽ::',r‐、 lノ---Vッァ' り}  ̄ ̄ V ',
{:::ヽ::ヽj::::ハ 彡イィノoミく´`ミ __ l / ',
{`丶::::::::::::::', ,.<´ イ:ゝ、0ノノ、_三 / `ヽ、} ,.く }フl
l:::::::::::::::::::::::ト、 / > ノイイ::::::::::::\/ ,>---ミV >、_>イ }
. V::::::::::::::::::/ }Vヽヽ/ _V::::::::::::::::ヽ / /l} l _.>く
∧:::::::::::/ ,' l ヽ ./´ V:::::::::::::::::ハ/ //ノ  ̄l:`ヽ:::::::::l
{ `ー‐' / ∧ ', / _V:::::::::::::::∧ , .ィ.//l V::::l:::::|::|
ヽ.__.>イ ./ } ! l /´ ヽ:::::::::::::::∧≦==彡/l ヽ:jヽ::l::|
\___.>' ノ } l / >、::::::::::::∧ o//イ し'
`、 >'へV{__.>'ノ彡\::::::::::ハ ,ィ ∧ ルビィ「(寒くもないのに体がガタガタと震え出した)」
ルビィ「(いや、裸だから寒いのかもしれないけど)」
ルビィ「(でも、違う。全身の血の気が引いていく感覚がする)」
ルビィ「お、おねぇ、ちゃ」
ダイヤ「綺麗にしなきゃね?」
ルビィ「や、やだよぉ、お姉ちゃ…んぐっ!!」
ルビィ「(勢いよく髪を引かれ、洗面器に顔を突っ込まれる)」
ルビィ「(突然の事で、準備がままならずすぐに限界を迎えた)」
ルビィ「〜っ!!ぐ、ぅ…〜!!!!ッ!!」
ザパッ
ルビィ「っ、かはっ!は、!はぁ!はぁ…っ!ぅ…っ」
ダイヤ「ほら、もう一度ですわよ」
ルビィ「や、やだ!やめっ……!!!んんん!!!」
ザパッ
ダイヤ「ルビィが悪いのですよ」
ルビィ「…ッ!ぐ…っ」
ザパッ
ダイヤ「お姉ちゃんをこんなに悲しませるから」
ルビィ「んぐ…ぐ…ッ」
ザパッ
ダイヤ「だからしっかり反省しなさい?」
ルビィ「ひゅ…、は……」 ルビィ「(意識が遠くなる)」
ルビィ「(これは、罰。ルビィが勝手なことをした罰。)」
ルビィ「(ううん、…ちがう)」
ルビィ「(お姉ちゃんはルビィを“綺麗”にしてくれてるんだ)」
ルビィ「(そっか。)」
ルビィ「(ルビィは、お姉ちゃんに生かされてるんだ)」
ザパッ
ルビィ「…っげほっ、ごほっ!!ごほっ!」
ダイヤ「あ、あぁ…!ルビィ…私、なんてこと…」
ぎゅーっ
ダイヤ「ごめんね、ごめんねルビィ…!」
ダイヤ「ルビィがどこかに行っちゃうんじゃないかと思ったら、私、頭が真っ白になって…」
ダイヤ「私、ルビィがいなくなるなんて、そんなこと耐えられないの…生きてはいけない…!」
ぎゅっ……
ルビィ「けほ…っ、大丈夫、だいじょうぶだよ、お姉ちゃん」
ルビィ「ルビィはずっとお姉ちゃんのそばにいるからね」
ルビィ「だから、泣かないで?ね?ルビィ、お姉ちゃんのこと、だいすきだから」 ダイヤ「ルビィ……本当にルビィは、いい子ね。自慢の妹」
ルビィ「ほんとぉ?嬉しいな」
ダイヤ「ええ。私はルビィに嘘はつきませんわ」
ルビィ「うん、そうだよねっ、ありがとうお姉ちゃん」
〜♪
ダイヤ「…」
ルビィ「お姉ちゃん?電話、鳴ってるけど…」
ダイヤ「分かってます。…はぁ、どうせ果南さんでしょ」
ルビィ「…出ないの?」
ダイヤ「…」
ルビィ「あっ(…切れちゃった)」
〜♪
ダイヤ「はぁ…はいはい、出ますわ、出ますから」
ピッ
果南『あーやっと出た』
ダイヤ「手短に済ませてくださる?今忙しいの。」
果南『何言っても無駄だろうから結論だけ言う。
鞠莉が倒れてしばらく学校行けないから理事長の仕事と、ダイヤが溜めてる生徒会の仕事が溜まってる。学校来て。』
ダイヤ「…」
果南『まさか後輩たちにやらせるつもりじゃないよね?さすがに怒るよ?』
ダイヤ「分かってますわ。後ほど伺います」
ピッ
ルビィ「……」 ルビィ「…学校、行くの?」
ダイヤ「ええ。出来ればルビィとずっと一緒にいたいのだけれど…鞠莉さんが倒れてしまったようで」
ルビィ「!鞠莉ちゃん…が?」
ダイヤ「…何?」ギロッ
ルビィ「っあ、え、っと…ううん、なんでも」
ダイヤ「ルビィのこと、信じてますわよ」
ルビィ「う、うん…」
ダイヤ「いい子。じゃあ行ってきますわね」
ルビィ「うん、行ってらっしゃい…」
パタン…
ルビィ「……」
ルビィ「…お姉ちゃん、行っちゃった」
ルビィ「………」
ルビィ「…ひま、だなあ」
ルビィ「携帯は、どこにあるか分かんないし、…そもそもここから動けないし」
ルビィ「…鞠莉ちゃん、倒れたって、言ってた…大丈夫なのかなあ」
ルビィ「ルビィの…せい、だよね」
ルビィ「…ごめんね、鞠莉ちゃん」
ルビィ「苦しめて、自分勝手でごめんね……」 ーーーーーー
《学校》
果南「来ないかと思ったよ」
ダイヤ「そういう訳にはいかないでしょう」
果南「今のダイヤならルビィ以外必要なさそうだけどね」
ダイヤ「嫌味なら他でやってくださいまし」
果南「はいはい」
花丸「…!」
花丸「(ダイヤさんが、学校にいる!?)」
花丸「(ってことは、ルビィちゃんは今家に1人…!!)」
花丸「助けなきゃ…」
花丸「ルビィちゃん待ってて…まるが絶対ルビィちゃんのこと助けるから…!」
ダッ 善子「ずら丸〜、…って、どうしたの?」
花丸「善子ちゃん!まるもう帰るね」
善子「えっ?何かあったの?ってヨハネ!!」
花丸「ルビィちゃんを助けに行かなきゃいけないの」
善子「…ルビィを?ちょっと待ってよ、助けるってどういうこと?」
花丸「…っ」
善子「ねぇ、ルビィは体調崩してるんじゃないの?ちがうの?」
花丸「ちがう。まるは見たの、ルビィちゃんはーーーー」
善子「………嘘、なに、それ…」
花丸「…本当だよ」
善子「行きましょ、ずら丸…早く」
花丸「分かってる」
善子「ルビィがダイヤに……、信じたくないけど…本当、なのよね?」
花丸「…見れば分かるよ。とにかく行こう、ダイヤさんが帰る前に」
善子「…ええ」 《黒澤家》
ルビィ「うーーん」
ルビィ「ひまだよぉ…お姉ちゃん早く帰ってこないかなあ」
ルビィ「…お姉ちゃん」
ルビィ「はぁ……」
コンコン
ルビィ「ッ!!」ビクッ
ルビィ「だ、誰…?」
ルビィ「そこにいるのは、だれ?!」ガタガタ
??『ルビィちゃん』
??『ルビィ…!』
ルビィ「!!」
ルビィ「花丸ちゃん?善子ちゃん…?」
善子『ヨハネよっ!…そんなことより顔、見せて…ルビィ、あなた元気なの…?』
花丸『ルビィちゃん、顔見せて…お願い…ルビィちゃんに会いたいの…』 ルビィ「……でも」
ルビィ「(お姉ちゃんに知られたら…“また”……)」
ルビィ「(うう…でも、会いたいよ、花丸ちゃんと、善子ちゃんに…)」
ルビィ「ちょっと、だけなら…いいよね……?」
コソッ…
善子『ーーー!!』
花丸『ルビィ、ちゃん…っ』
ルビィ「花丸ちゃん、善子ちゃん…久しぶり、だね」
善子『なんで、そんなに痩せて…っていうか、なんで服着てないのよ…!?顔も真っ青じゃない!それに、その、手錠と首輪はなんなのよ!』
ルビィ「…これは」
花丸『……ダイヤさん、だよね?』
ルビィ「………」コクン
善子『…ほんとに、ダイヤが』
花丸『ルビィちゃん…逃げよう?』
ルビィ「…え?」
花丸『このままじゃ、ルビィちゃんが壊れちゃう……ううん、ダイヤさんに壊されちゃう』
花丸『まる、もう見てられないよ。この間みたいに知らないフリして帰れない、だからっ!』
ルビィ「ーーーごめんね」
ルビィ「…それは、出来ないよ」
ルビィ「ルビィはお姉ちゃんのこと大切だから」 善子『なんで…ルビィ、なんでそんなボロボロなのにダイヤを庇うの…?いくら姉だからって…なんで』
花丸『ルビィちゃんっ…』
ルビィ「ルビィは“綺麗”でいなきゃいけないから」
ルビィ「じゃないとお姉ちゃんが悲しむから、…ごめんね」
花丸『なんで、なんでルビィちゃんが謝るの?!悪いのはダイヤさんだよ!ダイヤさんがこんな酷いことするから!』
善子『そうよ!!いくらルビィを大切に想ってたとしてもこんなことするなんて頭おかしいわよ!』
花丸『そうだよ、ダイヤさんが間違ってるの!だいたいダイヤさんはーー』
ルビィ「…っ、お姉ちゃんを悪く言わないで!!!!!!!!」 善子『ーーーー!!』
花丸『…ルビィ、ちゃ』
ルビィ「…いくら2人でも、お姉ちゃんのことそんなふうに言うの許せないよ…」
ルビィ「もう、帰って」
ルビィ「ルビィは大丈夫だから、放っておいて」
花丸『まっ、まって、ルビィちゃ』
ルビィ「ーーばいばい」
シャッ
花丸「やだよ!ルビィちゃん!ルビィちゃん…っ!!!」
善子「………」
花丸「なんで、なんで…?なんで、ルビィちゃん…」
善子「…帰りましょ、花丸」
花丸「でも!ルビィちゃんが!」
善子「ここにずっといたらダイヤに見つかる。そしたらダイヤは多分ルビィをーー」
花丸「…っ、わ、わかった……」
花丸『また来る!また絶対来るからね!ルビィちゃん!!!』
ルビィ「………」 花丸「…っぅ、ぐすっ…っく、ぅ……」
善子「…はっきり、言うけど」
花丸「なに…?」
善子「ルビィを助けるの、無理だと思うの」
花丸「な、んで…?なんでそんな事言うの…?ルビィちゃんのこと見たでしょ?あんなにボロボロになって、服も着せてもらえてなくて…!」
善子「あの首輪と手錠、どうやって外すの?」
花丸「それは…」
善子「あそこまでやってるダイヤのことだから、GPSとか、ついててもおかしくないし…特殊なもので簡単には外せないかもしれない」
花丸「…鍵、ダイヤさんが持ち歩いてる可能性も、あるずらね」
善子「…そう」
花丸「でも、最悪ペンチとか」
善子「……まずどうやって家に入るの?」
花丸「それはルビィちゃんに開けてもらうしかないけど…」
善子「ルビィは、開けないわよ多分」
花丸「なんで、わかるの」
善子「私達がダイヤのこと悪く言った時のルビィの顔、見たでしょ」
花丸「…」
善子「私はあんなルビィの顔見た事ない」
花丸「…」
善子「それに、ルビィ」
善子「ーーー1度も“助けて”って言わなかった」
花丸「…!」 花丸「(この間のルビィちゃんの顔を思い出す)」
花丸「(濁って怯えた目をしていたルビィちゃん)」
花丸「(でも、今日のルビィちゃんは)」
花丸「(この状況が“当たり前”のような顔をしていた)」
花丸「(遅かったんだ)」
花丸「(遅すぎたんだ)」
花丸「(あの日、あの瞬間が、タイムリミットだったんだ)」
花丸「…ッぅあああ…!!!っ!!まるは!まるは、また!!!またルビィちゃんに酷いこと…っ!まるのせい!まるのせいで!!!ごめんね、ごめんなさい!!!!」
善子「…花丸!!花丸のせいじゃない!絶対にそんなことないから!!」
花丸「まるが!まるが、鞠莉ちゃんの家にルビィちゃんが行ったなんて言わなかったら!!あの日、迷わないで警察に電話してたら…っ!!」
善子「……どういうこと?なんで、そこに鞠莉が…」
善子「(…花丸は、もう限界ね)」
善子「(今度は、私が…)」
善子「よく、1人で頑張ったわね、花丸…」
善子「でも、こうなる前に、もっと頼って欲しかったな」
善子「…花丸も、ルビィも」
善子「ともだち、じゃないの?私達……」
善子「(見てることしか、ただ、泣いてる友達の背中をさすることしか出来ないなんて)」
善子「(そんなの、嫌よ…)」 ピンポーン
ガチャッ
善子「…悪いわね、体調悪いのに押しかけて…」
鞠莉「ううん、平気よ、あがって」
善子「…ありがとう、ごめんね」
鞠莉「…それで?」
善子「あ、横になってていいわよ、辛いでしょ身体」
鞠莉「…ごめんね。そうさせてもらうわ」
善子「ううん、大丈夫よ。気にしないで」
鞠莉「…それで、…っていうか、分かるわよ、だいたい。ルビィのことでしょ?」
善子「…」コクン
鞠莉「誰から聞いたの?ダイヤ?果南?」
善子「…花丸」
鞠莉「花丸?」
善子「花丸がね、言ってたの。こんなことになったのは自分が、ルビィが鞠莉の家にいるって言ったからだって」
鞠莉「…なるほど」
善子「でも、分からなくて、私。なんでそんなことが、花丸を…ルビィを…鞠莉を、苦しめてるのか…」
鞠莉「…」
善子「今日、花丸とルビィの家に行ったの。でも、ルビィ…、っ、ルビィ、すごく痩せてて、服も、着てなくて!表情も、なくて…」
鞠莉「…そう」
善子「花丸と出来るだけの声はかけたつもりよ…でも、ルビィには届かなかった…それどころか、ダイヤのことを悪く言わないで、もう放っておいてって言われちゃって」
善子「そのことで花丸はもっと落ち込んじゃって…」 鞠莉「…優しいのね、善子は」
善子「優しくなんてないわよ…優しかったら、もっとなんとかできたはずだもの…」
鞠莉「そんなことない。現に今、善子はなんとかしようと私のところまで来たでしょ?」
善子「それは、そうだけど…」
鞠莉「……私にはもう何も出来ないの」
善子「鞠莉…」
鞠莉「何があったか話したところで、解決策が見つかるかは分からないわよ?それでも聞く?」
善子「それでもいい!!それでもいいから、…教えて」
鞠莉「OK、ちょっと長くなるわ。今日は泊まっていって?」
善子「…分かったわ」
善子「(それから、鞠莉は本当に長い時間をかけて話してくれた)」
善子「(知るはずもなかった3年生たちの関係のこと)」
善子「(ルビィと鞠莉の間のこと)」
善子「(今のダイヤとルビィのこと)」
善子「(今の鞠莉と果南のこと、全部)」
善子「(なんども、何度も言葉に詰まって、時には嗚咽を繰り返しながら、それでも話してくれた)」
善子「(その姿を見て、本当に鞠莉に聞いてよかったのか悔やんだ)」
善子「(ボロボロの鞠莉と、昼間見たルビィが重なって見えた)」 善子「(辛いことがあったわね、なんて軽く言えない)」
善子「(どうして、鞠莉がこんなに苦しまなきゃいけないんだろう)」
善子「(どうして、ルビィはあんな姿になってまで、ダイヤを守るんだろう)」
善子「(どうして…ルビィは、鞠莉の手をとらなかったの…)」
鞠莉「…どうして、って思ってる?」
善子「………ええ」
鞠莉「仕方ないのよ。…そう、仕方ないの」
善子「鞠莉がこんなに苦しんでいるのに“仕方ない”って…?私はそんなこと言えないわよ…っ!」
鞠莉「仕方ないのよ」
善子「……っ!!鞠莉!」
鞠莉「なに…?」
善子「辛いなら、辛いって言いなさいよぉっ!!」
鞠莉「…!」
善子「私は!何も知らなかったし!なんの力もない!!でも!でもっ!鞠莉にそんなふうに笑って欲しくないの…っ」
善子「友達、ならっ…私の事、友達だと思うなら、無理に笑わないで…泣いたって、私は鞠莉のことを責めたり、傷つけたりしないわ!」
鞠莉「善子……」
善子「……善子じゃ、ダメなら」
鞠莉「?」
善子「善子には話せないなら、辛い顔見せられないなら、ずっとヨハネでいるから…」
鞠莉「ううん、善子が、いいな、わたし」
善子「鞠莉…」 鞠莉「ルビィのこと、知ってるの…」
善子「え?」
鞠莉「あの日、ルビィがダイヤを選んだ後…心配でたまらなくて…探偵を雇った」
善子「探偵…」
鞠莉「そう。だから、全部“見た”…写真で、動画で。ダイヤがルビィをどうしてるか。ルビィがダイヤに何をされてるか…」
善子「…警察には、」
鞠莉「……」
善子「い、今からでも警察に言いましょ!?写真とか動画があるなら決定的証拠があるわけだし、ルビィも、」
鞠莉「…」フルフル
善子「どうして…?」
鞠莉「これ、見て」
善子「ーーーー」
善子「(鞠莉から見せられた、その動画は、ダイヤがルビィの頭を掴み何度も何度も何かへ押し付けている姿を映していた)」
善子「(ルビィから水が滴っていたから、きっと水に沈められていたんだと思う)」
善子「(どこかで嘘だと思いたかった)」
善子「(ルビィは本当は心のどこかて逃げ出したいんだと思っていた)」
善子「(ダイヤを自分から抱きしめて、大好きだと言うルビィの笑顔は…本物、だった……)」 善子「…っ、っ!」
鞠莉「……今、ルビィからダイヤを取り上げるのは簡単よ」
鞠莉「でも、きっとそんなことをしたら本当に壊れてしまう」
鞠莉「ルビィは今、ダイヤという存在に依存してギリギリを保っている…」
鞠莉「きっと、ダイヤとルビィを引き剥がしても、ルビィはダイヤの所へ戻ってしまう」
鞠莉「…毎日毎日、ルビィが夢に出てくるの」
善子「ルビィが?」
鞠莉「そう…ルビィがね、まりちゃん、助けてって泣いてるの」
善子「…っ」
鞠莉「だから私は助けるのよ。あらゆる手段を使って。…夢の中の話だけどね」
鞠莉「でも」
鞠莉「ルビィは、助からないの。何回やっても、誰を…消しても」
善子「消すって」
鞠莉「…そういうこと」
鞠莉「たかが夢って、思うかもしれない。バカみたいだって。考えすぎてる私の不安が具現化してるのかもしれない」
鞠莉「だけど、現実でもしそうなったら?ダイヤがこの世からいなくなってルビィが後を追ったり、ダイヤがルビィを一緒に連れて行ったりしてしまったら?」
鞠莉「そんな事考えてたら…眠れなくて、とうとう倒れちゃった」
善子「鞠莉……」 善子「そんな、無理して笑わなくてもいいから」
鞠莉「ありがとう。でもこうしてないと、全部崩れちゃいそうなの。…ごめんね」
善子「ううん…平気よ…」
鞠莉「…っそういえば!」
善子「!?ど、どうしたのよ、いきなり!?」
鞠莉「今日、花丸と2人でルビィに会ったって、言ったわよね?」
善子「え、ええ…窓越しだったけど。それがどうかしたの…?」
鞠莉「ダイヤは、そのこと知らないわよね…?」
善子「知らないと、思うけど…多分…」
鞠莉「そ、そう、そうよね…」
善子「…どうしたの?」
鞠莉「ううん、何でもない。なんでもないの…」 《黒澤家》
ルビィ「ふー…ふー…」
ルビィ「(まだ、ドキドキ、してる)」
ルビィ「(ルビィ、お姉ちゃんを守れた…)」
ルビィ「(花丸ちゃんと、善子ちゃんから、お姉ちゃんを悪く言う2人から、お姉ちゃんを守れたんだ…)」
カチャッ
ルビィ「!!お姉ちゃん!!」
ダイヤ「ルビィ、いい子にしていましたか?」
ルビィ「うんっ!あのね、お姉ちゃん聞いて!今日善子ちゃんと花丸ちゃんが来てねっ、それで、それでルビィ、」
ダイヤ「…今、なんと?」
ルビィ「っえ、えっと、今日、善子ちゃんと、花丸ちゃんが来て…」
ダイヤ「…会ったのですか?」
ルビィ「う…ごめんなさい……でも、カーテン越しだったから、窓は開けてなーーーー」
ドスッ!!!
ルビィ「っぐゅあ!?げほっ!げほっ!!」
ダイヤ「言いつけも守れないのですか?」
ドカッ!!!
ルビィ「ぎっ!!ゃ!いたぁっ!!ごめっ、ごめんなさい…っ!」
ダイヤ「あわよくば抜け出そうとでも考えていたのですか?」
ルビィ「ちっ、違うよぉっ!!ルビィは、ルビィは…っ!っあぁ!!」 ダイヤ「何故、なぜ言うことが守れないのですか?!そんなにルビィは私のことが嫌いですの!?」
ルビィ「ちがっ、ちがうよぉっ!そんなわけっ…ぃいっ!?痛い!痛いよ!お姉ちゃん!!!髪、引っぱらないでぇ!!」
ダイヤ「汚い!汚らわしい!!ああっ!もう!!またルビィが汚されてしまった…!」
バチンッ!!
ルビィ「いっ…!い、ぁッ…!」
ダイヤ「私のルビィが!!」
バシンッ
ルビィ「ぐっ…ううっ…!ご、っめなさい!ごめん、なさい…ッ!!許し…ッ」
バチンッ!!!
ルビィ「ぅああっ!!いぁッ」
ルビィ「(お姉ちゃんに叩かれるほっぺたが、身体が燃えるように熱くて、痛い)」
ルビィ「(こんな風に声を上げちゃ、だめなのに)」
ルビィ「(お姉ちゃんを責めるような声を出しちゃ、だめなのに、抑えられない)」
ルビィ「(ごめんなさい、お姉ちゃん。お姉ちゃん。お姉ちゃん。ルビィが悪い子で、ごめんなさい)」
ダイヤ「…来なさい」
ガラッ
ドサッ
ルビィ「ッ、ごほっ、ごほ…ッ!!」
ダイヤ「ここで反省しなさい」
ルビィ「っえ…?な、なんで、ここ…」
ダイヤ「“綺麗”にしましょうね、ルビィ?」 シャァァ…
ルビィ「ーーーっつ!?冷たいっ!!や、やだぁっ!!お姉ちゃ、冷たいッ…!!!」
ダイヤ「冷水シャワーぐらい我慢しなさい。ルビィが悪いのですよ?」
ルビィ「で、でもっ…!さむ…っ、さむいよぉ…!!う…ぁ…!」ガタガタ
ダイヤ「……」
ダイヤ「はぁ…ルビィ、悪い子は誰?」
ルビィ「る、っ、ルビィ、ですっ…!」ガタガタ
ダイヤ「そうね。じゃあごめんなさい出来る?」
ルビィ「!!う、うんっ…!」
ダイヤ「ほら、ここに来て?」
ルビィ「うん、…っちゅ、んむ…ぅ…ふぁ」
ダイヤ「んっ……綺麗ですわよ…ルビィ…」
ルビィ「ごめんなさい、ごめん…なさい、お姉ちゃん…」
ダイヤ「ルビィは私と離れたいんですの?だからカーテンを開けて花丸さんや善子さんとーー…」
ルビィ「ちがっ、ちがうのっ!!お姉ちゃんのこと、大好きだよ!?」
ダイヤ「なら、見せて?」
ルビィ「えっ…?」
ダイヤ「私の前に脚を開いて、気持ちよくなるところを見せて下さる?」
ルビィ「……っ!」 ダイヤ「ほら、オモチャは抜いて差し上げますわ」
ググッ
ルビィ「ぃあぁあッ!?!」ビクンッ
ダイヤ「あら、間違えて押し込んでしまいましたわ…ふふっ、もう達してしまったの?」
グリグリ
ルビィ「ご、ごめんなさ…!アァっ!?!やぁああ!!」
ダイヤ「はしたないですわよ、そんなにヨダレを垂らして」
ルビィ「ぅあ!ああッ!や、やめッ…!!?な、なんでッ!?」ビクンッ ビクンッ
ダイヤ「とっても敏感な身体になりましたわね、ルビィ…ほら、ここも、赤く腫れてとても可愛いですわ……」
コリッ
ルビィ「ーーーーッッ?!!!あァああっ、いやあぁッ!!!」ビクンッ ルビィ「や、ぁあ!もっ、くるし…っ」
ダイヤ「何を言っていますの?いい子なルビィはもっと頑張れますわよね?ほら、自分で脚を広げなさい?」
ルビィ「ふ、ぅっ…!うぅうっ」
ダイヤ「…もっと」
ルビィ「〜っ!!これ以上、はっ!は、ずかし…っ」
ダイヤ「…」
バチンッ!!
ルビィ「ぅぐっ…!?」
ダイヤ「広げなさい?何度も言わせないで」
ルビィ「ぅ、うっ…ふぅう……っ」ポロポロ
ダイヤ「……そう。いい子ですわね。ご褒美を上げなくては」
ルビィ「ごほうび…?」
ダイヤ「そのまま広げてなさい?」
ちゅる…ぴちゃっ
ルビィ「ぅああッー?!やッ!!そんな、とこ舐め…っないで…ぇっ!!やぁあっ!!!!」 千歌「果南ちゃんなんかしってるよね?」
梨子「グルになってるとおもう」
曜 「ルビィちゃんに会えない、、、さみしいであります」 ダイヤ「可愛いですわ、もっと感じて、ルビィ」
くちゅっ、ぴちゃ…
ルビィ「んぅっ…んんッ!アァっ!お、おねぇ、ちゃ…っ、や、なんか、きちゃ…っ」
ダイヤ「いいですわよ、ほら、可愛くイキなさい」
ルビィ「ゃっ、もぉ、やぁ…っ!!あぁああァッ!!!」ビクンッ
ダイヤ「上手にイケましたわね、いい子ですわ」
ルビィ「はぁ、はぁ…えへへ…おねぇちゃん、すき……」
ダイヤ「ええ、私も大好きですわ。ずっと一緒にいてくださいね?」
ルビィ「うん、いる…ルビィ、おねぇちゃんのそばに、ずっといる…」 ーーーー
ーー
ー
『ーー……る…ルビィ、おねぇちゃんのそばに、ずっといる…』
鞠莉「…ッ、ぐ、ぅ…っ」
善子「…大丈夫?そんな、無理してみなくても、」
鞠莉「いいの、これは自分への戒めだから」
善子「だからって…」
ガチャ
果南「鞠莉、体調どうー?って、あれ、善子ちゃん」
善子「………果南…」
果南「あれ、ヨハネよっ!って言わないんだ」
善子「…気分じゃないわ」
果南「何それ、まぁいいけど」
善子「…」
果南「もー鞠莉、それ見るのやめなって言ったじゃん」
鞠莉「…でも」
果南「だいたい、よく盗撮カメラなんて付けられたよねあの黒澤家に。見つかったらどうなるかわかってるの?」
鞠莉「その時はその時よ」
果南「はぁ……そんなの見て何が楽しいのさ」
鞠莉「楽しくなんてないわよ」
果南「じゃあなんのために見てるの?」
鞠莉「それは…」 果南「まぁ聞かなくてもわかるけどね、いい加減にしとかないと後々大変だよ」
果南「ね、“お姉ちゃん”」
鞠莉「……っ!うるさいっ!!果南には関係ない!」
善子「ま、鞠莉、落ち着いて」
鞠莉「果南も善子も今日はもう帰って」
善子「で、でも鞠莉」
鞠莉「1人になりたいの」
善子「…そう、わかったわ……何かあったら無理しないで頼ってよね…」
鞠莉「ええ、ありがとう善子」
善子「ヨハ……、ううん、じゃあまたね、鞠莉」
果南「今来たばっかりなのに」
鞠莉「いいから帰ってよ」
果南「はいはい。あ、知ってるかもだけど、今日ダイヤが学校来たよ。生徒会の仕事終わらせていった」
鞠莉「…そう」
果南「じゃあまた」
鞠莉「ええ」
バタン
鞠莉「……」
ピッ
『ーー……る…ルビィ、おねぇちゃんのそばに、ずっといる…』
鞠莉「………ふふ」
鞠莉「可愛いわ、ルビィ……」
鞠莉「私の“妹”……」 《学校》
千歌「おかしいっ!!!!!」バンッ
梨子「きゃっ!び、びっくりしたぁ…いきなりどうしたの?」
千歌「おかしいったら、おかしい!なんでダイヤさんもルビィちゃんも学校来ないの!?」
曜「花丸ちゃんも来てないよ」
梨子「花丸ちゃんは体調が悪いって連絡が来てたけど、鞠莉ちゃんもあれ以来学校に来てなさそうね…」
千歌「あーもやもやする〜!!絶対みんななにか隠してるよね!?」
曜「落ち着いて千歌ちゃん…でも、わたしもそう思う、なんか置いてきぼりにされてるような…」
千歌「分かる!?さすが曜ちゃんだよ〜!持つべきものは幼なじみ!」
曜「えへへ、そうかなっ」
梨子「…こほん。で、でも私もなにか引っかかる気がする」
千歌「だよねだよね!梨子ちゃんなら分かってくれると思ってた!」
梨子「そ、そう…?」
曜「…それより、どうしようか?このまま部室にいてもモヤモヤするだけだよねー」
梨子「もう1回ダイヤさんの家に行ってみる?」
千歌「うーーん」
曜「鞠莉ちゃんの家は?」
千歌「うーーーーん」
千歌「……善子ちゃん!」
千歌「善子ちゃんに話を聞こう!」 曜「善子ちゃん?」
梨子「どうして?」
千歌「だって今日学校休んでるし、何かしらは知ってると思うんだよね!それに、善子ちゃんって嘘ついたり隠し事出来なさそうだし…」
梨子「それは…言えてるかも……」
曜「でも休んでるのに家に行くのは迷惑じゃない?」
千歌「あーそっかぁ…そうだよねぇ…」
千歌「わーん!もうどーしたらいいのー!」
ガラッ
千歌「ふぇ?」
梨子「えっ」
曜「えっ」
善子「……なに?」
千歌「え、え?本物?善子ちゃん??本当に?」
善子「本物に決まってるじゃない…」
曜「今日学校休んだって聞いたけど…」
善子「あー…、うん、部室には、顔出そうかなって」
梨子「っていっても、私たちしかいないのよ…」
善子「分かってる」
千歌「ねぇ、善子ちゃん」
善子「なに?」
千歌「善子ちゃんは、何か知ってる?皆がなんで休んでるのか」 善子「…多分知ってる。全部じゃないけど」
千歌「えっ、ほんとに?教えてーー」
善子「ごめん、それは無理」
千歌「なんで?」
善子「無理なものは無理なの」
千歌「なんで?このままだとAqoursバラバラになっちゃうよ?ねぇ?そんなのいいわけないよね?ねぇ、善子ちゃん!」
曜「千歌ちゃん」
善子「……ごめん」
梨子「言えない理由があるの?」
善子「そういう訳じゃ、ないんだけど…」
梨子「…誰かを庇ってる?」
善子「…っ」
梨子「…そう、分かったわ」
千歌「善子ちゃん…」
善子「ごめん、千歌。私が今日ここに来たのは、しばらく部活を休みたいって言いに来たの」
千歌「え…」
善子「自分勝手で、ごめん。本当にごめんなさい。…それじゃ」
千歌「えっ!?ちょ、ちょっと待って善子ちゃん!善子ちゃん!!」
ガラッ
バタン!!
千歌「なに、それ…」
千歌「なにそれ」
千歌「…千歌、除け者じゃん」 曜「千歌ちゃん…」
千歌「なんで、リーダーなのに、なんで」
梨子「と、とりあえず今日は帰りましょう?」
千歌「なんで…なんで…なんで……」
梨子「…千歌ちゃん」
曜「千歌ちゃん…」
千歌「千歌はAqoursのリーダーなのに、なんにも出来てないじゃん…!なんで!なんで!!」
梨子「千歌ちゃん、落ち着いて?ねっ?みんな理由があってー」
千歌「だからその理由が分かんないんじゃん!!」
梨子「…っ!そ、そうよね、ごめんなさい」
千歌「あっ…ご、ごめん梨子ちゃん…」
梨子「ううん、私が悪いの」
曜「…やっぱり、もう1回行ってみようよ、ダイヤさんの家」
千歌「…でも」
曜「元はと言えば、ルビィちゃんとダイヤさんが来なくなったことが始まりなんだし、もう1回ちゃんと聞いてみようよ」
梨子「そうね、いつまでも私たちだけで考えても仕方が無いもの」
千歌「…わかった」
千歌「じゃあ、行こう」 《黒澤家》
花丸「(気づいたらここに来ていた)」
花丸「(1度も不自然なほど開かないカーテンをただ見つめてもうどれぐらいが経ったんだろう)」
花丸「(まるがこうやってる間にも、ルビィちゃんはダイヤさんに酷いことをされているかもしれない)」
花丸「(助けてって叫んでるかもしれない)」
花丸「(やだ、やだよ、ルビィちゃん)」
花丸「(こんな形でお別れなんて、絶対、嫌だよ)」
花丸「(だから、だからーーーー)」
花丸「まるが、まるが助けなきゃ……何をしてでも、何を、されてもまるが、ルビィちゃんを……!」
…ポチ
ピンポーン
ガラッ
ダイヤ「どうぞ、花丸さん。よくいらっしゃいましたね」ニコッ
花丸「…ルビィ、ちゃんを、返してください」 ダイヤ「さぁまずは上がって下さいな、お茶をご用意致しますので」
花丸「…いらないです」
ダイヤ「花丸さんの好きなお茶菓子もありますわよ?」
花丸「いらないです!!ルビィちゃんはどこですか!?」
ダイヤ「…はぁ、何を勘違いしているか分かりませんけれど、ルビィは元気ですわよ?」
花丸「そんなわけ…っ、そんなわけ、ないずら!あんな、裸で、首輪つけられてっ…」
ダイヤ「全てルビィが望んだことですわ」
花丸「嘘つかないでください!」
ダイヤ「ふぅ……どうしたら信じてくださいますの?」
花丸「まるは、ルビィちゃんの言葉しか信じないずら、絶対に」
ダイヤ「なるほど、では、ルビィが今が幸せだと心から言ったならば信じるのですね?」
花丸「うん。…そんなこと、あるわけないと思うけど」
ダイヤ「だそうですよ、ルビィ」
ダイヤ「出ていらっしゃい?」
花丸「………!」 花丸「る、びぃ、ちゃん…?」
ルビィ「……」ニコッ
花丸「ルビィちゃん、どう、したの、その顔…」
ルビィ「……」ニコッ
花丸「なんで、そんなに腫れてるの…?ダイヤさんにやられたんでしょ?痛いよね?病院に行こう?ねぇ、まるもついてくから」
ルビィ「……」フルフル
花丸「ねぇルビィちゃん、なにか喋ってよ…ねぇ…ねぇ…ルビィちゃん…っ」
ルビィ「……」ニコッ
花丸「やだ、やだよ、ルビィちゃん!まる、ルビィちゃんの声が聞きたい…っ」
ダイヤ「ルビィ、ほら紙とペンですわよ」
花丸「…!」
ルビィ「……」ニコッ
《これはおねえちゃんに愛されてるだけだよ》
《ルビィが汚くなったらきれいにしてくれるの》
花丸「顔の傷が綺麗…?そんなに殴られて、綺麗なわけ、っ」
《ルビィはきれいでいたいの》
《おねえちゃんがいればそれでいいの》
《花丸ちゃん》
花丸「や、やめて、」
《ルビィは》
花丸「やだ、見せないで、言わないで、お願い」
《しあわせだよ》
花丸「ーーーーーーー」 ダイヤ「また遊びにいらしてくださいね」
ダイヤ「ルビィもきっと喜びますわ」
花丸「……」
ガラッ
花丸「……」
花丸「……」
花丸「………」
花丸「しあわせ」
花丸「ルビィちゃんは、しあわせ」
花丸「そっか」
花丸「ルビィちゃんは、しあわせなんだ」
花丸「そっか、そっか」
花丸「しあわせ、なんだ………」
善子「…花丸」
花丸「善子ちゃん!あのね、ルビィちゃんはしあわせなんだって」
善子「うん」
花丸「しあわせなんだって」
善子「…ん」
花丸「まるね、まる…あのね、ルビィちゃんがね、」
ぎゅっ
善子「もう、いいわよ。…よく頑張ったわね」 花丸「……あはは。なんで、かな、涙出てこないの、おかしいね」
善子「おかしくなんてないわよ、悲しすぎるだけ」
花丸「まる、こんなに冷たい人間だったんだ」
花丸「だからルビィちゃんのことも助けられなかったんだ」
花丸「そっか、そっか……はは…」
善子「…帰りましょ、花丸」
花丸「…うん、そうだね」
花丸「バイバイ、ルビィちゃん」
花丸「助けられなくて、ごめんね」 《黒澤家前》
千歌「…」ムスッ
曜「門前払い、されちゃったね」
千歌「納得いかない!!」
梨子「そうね……あら?」
千歌「!!果南ちゃーん!!」
果南「えっ、あ、あはは、こんなところで会うなんてねー元気?」
千歌「なにそれ嫌味…?元気なわけないじゃん…」
果南「はは、そっかあ」
曜「ねぇ果南ちゃん、果南ちゃんはなにか用事出来たの?」
果南「え?あ、んーあー…そうだね」
梨子「…ずいぶん曖昧ね」
果南「あはは、気にしないでよ」
千歌「さては、果南ちゃん何か知ってるなー?」
果南「えっ」
千歌「間違いない!その顔!絶対何か知ってるでしょ!ねぇ教えて!教えてよー!!」
果南「わ、わかったわかった!ここじゃアレだから場所移してから!ね!?」
千歌「むーーーわかった、その代わりちゃんと教えてよね」
果南「はぁ、分かったよ、本当こういう時鋭いんだから…」 果南「(……さて、困った)」
果南「(ルビィがダイヤに監禁されてることを言う訳にはいかないし)」
果南「(鞠莉が精神的に参ってダイヤに自己投影してることも言えないし)」
果南「(うーーーん)」
果南「(汚れ役はしたくないしなあ)」
果南「(上手く誤魔化すしかないか…)」
千歌「かーなーんーちゃーん、ねぇどこまで行くのー?!もうここら辺でいいよ人いないし」
果南「あ、あぁ…そうだね」
千歌「さ!早く教えて!」
果南「それは…」
千歌「それは?!」
果南「それは…」
千歌「もー!!もったいぶらないで教えてよ!」 曜「…」トントン
梨子「?……!」コクン
梨子「千歌ちゃん、バスの時間もうすぐよ?」
千歌「えぇっ!?」
果南「!ごめん千歌、話長くなるからさ、明日部室で話してもいい?」
千歌「えぇえ!?仕方ないなあ…絶対だよ?」
果南「うん、絶対ね」
千歌「もー歩き損だよー」
梨子「じゃあ私と千歌ちゃんは先に帰るわね」
千歌「曜ちゃんは?」
曜「ちょっと用事があって!ごめんね、また明日」
千歌「えーわかった、また明日ね!」
曜「うん、ばいばい!」
曜「…さ、聞いてもいいかな、果南ちゃん」
曜「ルビィちゃんはダイヤさんに監禁されてる、違う?」 果南「……当たり。よく分かったね」
曜「何となくだけど、そうかなって」
果南「いつから気づいてたの?」
曜「この間家に行った時。なんか、雰囲気で。」
果南「へぇ、すごいね」
曜「…何でそんなことになったの?ルビィちゃんは無事なの?」
果南「経緯については教えられない。今のルビィは…どうなんだろう…無事、だろうけど」
果南「でも、もうAqoursは続けられないと思う」
果南「ダイヤとルビィ、…鞠莉も」
曜「なん、で…なんでそんなことになったの?千歌ちゃんすごく落ち込んでるんだよ?どうするの?」
果南「そんな事言われても」
曜「そんなこと言われてもって…だいたい、果南ちゃんは何しにダイヤさんの家に行ったの?」
果南「ちょっとしたお使いだよ」
曜「……そっか」
果南「ごめん、届けなきゃいけないから」
曜「…うん」
果南「曜からなんとか言ってくれないかな?ちょっと誤魔化してさ」
曜「えっ…」
果南「ね、お願い」
曜「……わかった…」 【翌日】
曜「はぁ…どうしよう…考えすぎて寝れなかったよ…」
曜「千歌ちゃんになんて言おう…千歌ちゃん、意外に鋭いところあるからなぁ」
曜「嘘ついたなんてバレたら…」
ーー千歌『よーちゃんなんてもう友達じゃない!』ーー
曜「…っ」ゾクッ
曜「だめだだめだ…やっぱり千歌ちゃんには、千歌ちゃんにだけには本当のこと言っーー」
千歌「よーちゃんっ」
曜「ふぇああ!?!」
千歌「ど、どうしたの、そんなにびっくりして」
曜「あはは、ごめん…ちょっと考え事してて…おはよ、千歌ちゃん」
千歌「おはよお、ね!ねぇ、それよりっ!早く果南ちゃんに話聞きに行こうよ!」
曜「あっ…」
千歌「もー気になって気になって昨日寝付けなかったんだよー」
曜「そ、それなんだけど、あの」
千歌「?」
〜♪ 千歌「んー?あれ、果南ちゃんからだ」
曜「(わたしにもだ…)」
千歌「なになに…?えー!?果南ちゃん今日休むって…って、ん?話は曜から聞いて……曜ちゃん知ってたの!?」
曜「えっ!?」
千歌「果南ちゃんが曜ちゃんから話聞いてって言ってるんだけど…」
曜「あ、ああ、うん、実は、あの後話聞いて」
曜「(果南ちゃん……なんて言うか期待してるよ、あとで千歌から話聞くからね…って、なんで、ひどいよ…)」
千歌「えー!?なんですぐ教えてくれなかったのー?気になって寝れなかった千歌がばかみたいじゃん!」
曜「ご、ごめんね千歌ちゃん」
千歌「それでそれでっ?」
曜「あ、えっと…」
千歌「早く教えてよ〜ね〜曜ちゃーん」
曜「…っあ、あのねっ、実はねっ」
曜「(千歌ちゃんにだけは、本当のこと言おう)」
曜「(嘘、つきたくないもん)」
曜「(大好きな千歌ちゃんに、嫌われたくないから)」
曜「(千歌ちゃんにだけは…)」
曜「実は、実はね、ルビィちゃんはダイヤさんにーーー」
梨子「2人ともおはようっ」 曜「…!」
千歌「あっ梨子ちゃん!おはよー!きいて、あのね昨日あの後曜ちゃん、果南ちゃんから話聞いたんだって」
梨子「そうなの?」
曜「う、うん…」
曜「(って、梨子ちゃんは知ってるじゃん…)」
千歌「だから、今話を聞こうと思って」
梨子「そうだったのね。私も聞いてもいいかな?」
千歌「もちろんだよ!ねっ曜ちゃんっ」
曜「う、うん、もちろん…」
梨子「あっ、でもその前に…曜ちゃんちょっといい?」
曜「えっ、う、うん」
梨子「…千歌ちゃんには“本当のこと”教えちゃダメよ」コソッ
曜「っ!?な、なん…」
梨子「万が一、助けに行こう!なんてことになったらどうするの?」
曜「それは…そうだけど…でも、」
梨子「今はAqoursを守る方が先よ、千歌ちゃんの為にも今は言うべきじゃないと思うの」
曜「でも、わたし千歌ちゃんに嘘は…」
梨子「曜ちゃん、千歌ちゃんが大切でしょう?」
曜「そんなの当たり前だよ、なんで梨子ちゃんにそんなこと言われなきゃいけないの?」
梨子「なら今は嘘をつくしかないって分かるでしょ?」
曜「…っ」
千歌「ねー!2人で何話してるの!?」
梨子「ふふ、ごめんね」
曜「あ、あのね千歌ちゃん」 曜「ルビィちゃんは…」
千歌「ルビィちゃんは?」
曜「ダイヤさんと…」
千歌「ダイヤさんと?」
曜「…っお、お家のお稽古が今すごく忙しいんだって!!どうしても外せない予定らしくて、」
千歌「…そうなの?」
曜「…うん」
千歌「本当に?曜ちゃん、嘘ついてない?」
曜「ついてないよ」
千歌「……」ジーー
曜「…っ」ゴクッ
千歌「…そっ、かぁ〜…」
千歌「でもなんで全然連絡取れないんだろ?そんなに忙しいってことなのかな?」
曜「な、なんか、携帯とかも繋がらない山奥で合宿?みたいなのしてるらしくて」
千歌「えっ修行ってこと!?」
曜「そ、そうなのかな?」
千歌「それは大変だねぇ…それじゃあ仕方ないかあ…」
曜「うん…」
曜「(嘘、ついちゃった)」
曜「(ごめんね…千歌ちゃん……ごめん…)」
千歌「あれ?」
曜「?」
千歌「でも鞠莉ちゃんは?果南ちゃんも最近休んでるよね?」
曜「ま、鞠莉ちゃんは進路のことでいろいろあってちょっと体調崩しちゃったって聞いたよ、果南ちゃんも同じ感じで…」
千歌「えー!そうなの?3年生って大変なんだなあ…」
梨子「千歌ちゃんも来年は覚悟しないとね?」
千歌「えーーっやだ……」 曜「その、花丸ちゃんと、善子ちゃんは、分かんないけど…」
千歌「善子ちゃん…でもさー?善子ちゃん、なんかすごく深刻だったよね?なんか他の理由あるんじゃないの?」
曜「…っ」ギクッ
千歌「曜ちゃんが果南ちゃんから聞いたのはそれだけ?」
曜「そうだよ」
千歌「そっかぁ…うーーんなんかもやもやするっ」
梨子「とりあえず、時間も時間だし学校行かない?」
千歌「そうだね」
曜「行こっか」
千歌「…」チラッ
曜「?」
千歌「ねぇ梨子ちゃん」コソッ
梨子「なぁに千歌ちゃん」
千歌「曜ちゃんね、多分…うそ、ついてる」
梨子「…どうして、そう思うの?」
千歌「わかんない。…なんとなく、幼馴染の勘…ってやつ?」
梨子「そう…もし、曜ちゃんが嘘をついてたらどうするの?」
千歌「嫌いにはならないよ。きっと曜ちゃんにも理由があると思うし…」
梨子「…千歌ちゃん」
千歌「うん?」
梨子「私は千歌ちゃんに、嘘、つかないから」
千歌「…うんっ」
梨子「ほら、早く行きましょ」
曜「…」
曜「(全部、聞こえてるんだけど)」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています