穂乃果「ええ!?全員が赤点回避しないとラブライブ出場ダメなの!?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
理事長「ええ、あなたたちはスクールアイドルである前に音ノ木坂の生徒なの」
理事長「勉強がおろそかになってはいけません」
ことり「まあ、さすがに赤点はないから大丈夫か…と…」
ほのにこりん「うぅ…」ガックリ
4人「あー…」
_________________
__________
ーテスト当日ー
先生「テスト開始!」
穂乃果「…」カリカリ
穂乃果(ついにテスト本番…)
穂乃果(赤点を回避するために海未ちゃんとことりちゃんにみっちり勉強も教えてもらったし…)
穂乃果(きっと大丈夫!)
穂乃果「ファイトだよ!」ガタ
先生「おい高坂!テスト中だぞ!」
穂乃果「あ…ゴメンナサイ…」
_____________
________ 穂乃果(…解ける…結構解けるよ!)
穂乃果(穂乃果って天才かも!)
先生「終了まで後5分!」
穂乃果(やばい、余裕こきすぎた…)
穂乃果(…2X5は…?あれ、やばい…度忘れした…)
穂乃果(にさんがろく、にしきのまきちゃん、にご…にご…)
_________________
「にっごにっごにー!あなたのハートににごにごにー!」
_________________
穂乃果(…にごにごにー…にごは二百五十二!)カリカリ
穂乃果(ありがとうにご先輩…にご…?まあいいや)
先生「テスト終了!答案回せ!」
穂乃果(セ…セーフ…) ー数日後ー
穂乃果「…」ガチャ
海未「どうでしたか…穂乃果?」
凛「凛はセーフ!」
穂乃果「…ゴメンナサイ」フルフル
にこ「あ…あんたまさか…」
穂乃果「…ご先輩が悪い…」
にこ「は、はぁ?」
穂乃果「にご先輩が悪いんですよ!にごにごにー、なんて言うから!」
穂乃果「2かける5は252って書いちゃって!それさえなければ…」
にこ「だ、誰がにご先輩よ!私はにこ!矢澤にこよ!!にっこにっこにー!」
穂乃果「…あれ?そういえば、にこ先輩じゃん…おかしいな…」
にこ「そんなことはどうでもいいのよ!どーすんのよラブライブ出場できないじゃない!」 真姫「そのことなら心配はいらないわ」
穂乃果「…真姫ちゃん?」
にこ「心配ないってどういう…」
真姫「穂乃果先輩は2かける5は252って書いたから赤点になっちゃったんでしょ?」
穂乃果「う、うん…」
真姫「だったら2かける5は252にしちゃえばいいのよ」
にこ「ま、真姫ちゃん勉強のしすぎでおかしくなっちゃった?」
穂乃果「そんなのできるわけ 真姫「できる!」
真姫「パパが作ったタイムマシンを使えばね」
にこ「あんたのお父さんは一体…」
真姫「ただの医者よ」
真姫「昔の医療を直接学ぶために作ったらしいわ、まさかこんな形で役立つなんてね」 _____________
______
真姫パパ「よし、後はコクピットに乗り込んでボタンを押すだけだ」
真姫「ありがとう、パパ」
にこ「す、すごい…」
穂乃果「あ、ありがとうございます!」
真姫パパ「いいんだよ、私も赤点、なんて理由で真姫のやりたいことを台無しにしてほしくないからな」
穂乃果「ア、アハハハ…」
穂乃果「高坂穂乃果!無事搭乗しました!」
にこ「同じく!さあ、早く出発するわよ!」
穂乃果「じゃあ早速…」
穂乃果「穂乃果、いっきまーす!」ポチ
バシューーーーン
真姫「頼んだわよ…」
真姫パパ「大丈夫だ、『時を巻きちゃん1号』は今までで一度も誤動作を起こしていない」
真姫「そ、そんな名前だったの!?もーパパったら…」 _____________
_________
_____
バシューーーーン
にこ「ここが過去ね…さっさと解決して戻るわよ」
穂乃果「でも…どうやって2かける5を252にするんだろう…」
にこ「簡単よ、2かける5が10って決めた奴をぶっ飛ばして訂正させればいいのよ!」
穂乃果「掛け算ってそんな風に決められてるんじゃないんじゃないですか…?」
にこ「何言ってるのよ!2かける5は10って言いそうな奴が決めたに決まってるじゃない!」
穂乃果「ま、まさかあ…そんな人いるわけ…」
ニゴ・ジュウ「2かける5は…2かける5は9…うーん違うな…」カリカリ
穂乃果「いたー!!!」
にこ「ほら!さっさととっ捕まえるわよ!」 ニゴ・ジュウ「2かける5は…11…いや…そうか、わかった!わかったぞ!」カキカキ
穂乃果「にこ先輩!まずいですよ!」
にこ「任せなさい!」ダッ
ニゴ・ジュウ「2かける5はじゅ にこ「にっこにっこ・ニー!」ガツン
ニゴ・ジュウ「!?あ…あが…」ガクン
穂乃果「ちょ、ちょっとにこ先輩何してるんですか!」
にこ「気絶させただけよ」
にこ「さあ、今の内にこいつのメモを書き換えて…にご二百五十二、っと」カキカキ
穂乃果「さ、流石にやりすぎじゃあ…」
にこ「アイドルに必要なのは笑顔と成り上がるための力よ、覚えておきなさい」
穂乃果「ウ、ウッス…」 >>7
この世界でそんな天才的な考え出来るやつがいると思うか? にこ「さあ、用も済んだしさっさと戻るわよ」
穂乃果「了解!」
「そうはさせないわ!」
ほのにこ「!?」
穂乃果「あ…あなたは…」
にこ「わ…私?いや、でも少し背が高いような…」
??「私?私はね…」
??「にっごにっごにー!あなたのハートににごにごにー!笑顔届ける矢澤にごにご!」
にご「にごにーって覚えてラブにご!」
にこ「矢澤…にごですってぇ!?」 にご「ええ、私は未来のあなたよ」
にご「正確に言えば、『高坂穂乃果が現れなかった未来』の矢澤にこ、よ」
穂乃果「わ、私!?」
にこ「ど、どういうことよ…」
にご「私の世界にはね、高坂穂乃果は現れなかったの」
にご「そしてそのまま再びスクールアイドルになれることなく私は高校生活を終えた」
にご「独りぼっちのまま、ひっそりと卒業を迎えたわ」 穂乃果「そ、そんな…かわいそう…」
にご「そして私は卒業したあと、アイドル事務所に入り」
にご「名前をにごに改名してして大人気濁り系アイドル・にごにーになったのよ!」
穂乃果「あ…一応アイドルにはなったんだ…しかも成功してるし…」
にこ「さ、流石私ね…」
にご「さあ、過去の私…あなたには仲間なんて必要ないことがわかったでしょう?」
にご「今すぐ高坂穂乃果と…μ'sと手を切りなさい!」
にご「そして、濁ったアイドル・にごにーとしてその名を歴史に刻むのよ!」
にこ「…」
穂乃果「に…にこ先輩?」 にこ「…悪いわね、未来の私…いや、矢澤にご」
にこ「私はμ'sをやめるつもりはないわ」
にご「何ですって?」
にこ「確かにあなたは孤独であることで凄いアイドルになったのかもしれない」
にこ「でもね、ようやく私の居場所を見つけられたの」
にこ「私が輝くにはここしかないんだ、って」
にこ「仲間たちと一緒に…スクールアイドルとして駆け抜けたい!」
穂乃果「に、にこ先輩!」
にこ「安心しなさい、このにこにーがあんたたちを見捨てたりしないわ!」 にご「はあ…流石私、頑固だわ…」
にご「こうなったら力づくでいうことを聞かせるしかないようね」スッ
穂乃果「何を…」
にこ「!まずい!」
にご「2かける5は銃(にご・じゅう)!」バキューン
にこ「くっ!偽壁(PAD・バリア)!」ガギィン
にこ「ぐ、ぐぐぐ…」
にご「無駄よ」
にこ「うわあああああ!」バキィ
穂乃果「にこ先輩!!」 にこ「ぐ…ゲホッ…な、なんてパワーなのよ…同じ私の筈なのに…」
にご「それが繋がりの弱さよ、仲間がいるから個々の力が弱くなってしまう」
にご「矢澤にこ…あんたは甘いのよ」
にこ「…黙りなさい!私はあんたにならない!」
にこ「FLY・DIE(フライデー)!」バシュウウウウウウ
にご「わからずやね…」
にこ「盗撮(スティール)!」スッ
にこ「き、消えた!?」スカッ
にご「こっちよ!」バッ
にこ「なっ!?」
にご「破波埒(パパラッチ)!!」ズガアン
にこ「ぐぅ…ゴホ…」ガク にご「気は変わった?」
にこ「だ、誰が…」
にご「じゃあもう少し痛めつけないといけないわね」
穂乃果「そうはさせない!」バッ
にご「何?」
にこ「ほ、穂乃果…」
穂乃果「にこ先輩は私の大切な…μ'sの仲間なんだよ!」
穂乃果「一人でも欠けたらダメなんだよ!」
にこ「ほ、穂乃果…」
穂乃果「絶対に失わせない!わ、私も戦う!」ザッ にこ「ほ、穂乃果」
穂乃果「にこ先輩!絶対に守って見せます!」
にご「…」
にご「なるほどね、あなたが唆されてしまうのもなんとなくわかるわ」
にご「よくよく考えればこの娘さえ消せばいいわけよね…」
にご「そうすればあなたは孤独に逆戻り…」
にご「簡単な話じゃない」スッ
にこ「!穂乃果!早く逃げなさい!」
穂乃果「嫌だ!絶対に逃げない!」
にご「奥義…」ググググ
にご「文春砲(エンド・キャノン)!!」バッ
ギュオオオオオオオオオ
にこ「穂乃果!」
穂乃果「うぅ…」 にこ(…ああ、にこはまた仲間を失っちゃうのかな…)
にこ(二年前みたいに…折一緒に駆け抜けたいって思える仲間ができたのに…)
_________________
穂乃果「部長!お茶お持ちしました!」
海未・ことり・真姫・凛・花陽「部長!」
にこ「…あんたら、私を押し切ろうってつもり?」
穂乃果「押し切る?ううん、相談しているだけです」
穂乃果「μ'sの7人で歌う次の曲を!」
にこ「…7人…」
________________
にこ「ダメよ…全員そろってのμ'sなんだから…」
にこ「私の居場所を…穂乃果を…絶対に失わせたりしない!!」バッ ゴオオオオオ
穂乃果「穂乃果は…μ'sは負けない!!」
にご「消えなさい!高坂穂乃果!」
にこ「真壁(ゼロバリア)!」ガキィン
にご「なっ!?」
穂乃果「にこ先輩!」
にこ「悪かったわね、後輩を危険に晒しちゃって」
にこ「あんたは私が絶対に守るわ」 にご(…今の動き…全く見えなかった…)
にご(しかも…)
にご「何よ…今のとんでもないスピードは…」
にこ「PADを…抜いたのよ、おかげで体が軽くなったわ」
にこ「今の私にはこんなもの必要ないわ」
にご「…それじゃあどうして私の最強の技を防げたのよ」
にこ「…アイドルってのはね、胸にいろんなものしょい込んでるのよ」
にこ「アイドルへの信念、ファンへの想い、ロマン、そして…仲間との絆!」
にこ「仲間を捨てたあなた如きに…いや、誰にも貫けるわけないでしょ!」 にご「戯言を…」
にご「だからどうしたのよ!どうせあなたの未熟な技では私は倒せない!」
にご「あなたはμ'sのもとに戻ることなんてできないのよ!」
にこ「…確かにそのとおりよ、私にあなたを倒すことはできない…」
にこ「お客さんに手は出せないわ」
にご「なっ!?」
にこ「でもね、あなたを笑顔にすることはできる!」
にこ「だってにこは…アイドルなんだから!!」 にこ「行くわよ!お客さんを…矢澤にごを笑顔に!」バッ
にご「何をする気よ!?」
にこ「笑顔の魔法・にっこにっこにー!!」
ピカーッ
にご「な…この光は…!!!」
_________________
にこ(高校1年生の時のにご)「にっこにっこにー!」
元アイドル研究部員A「わー!にこにーかわいー!」
にこ「当り前でしょう!このにこにーが考えたポーズなのよ!」
にこ「どうしても真似したいっていうなら真似してもいいけど」
元アイドル研究部員A「いや、それはいいかな〜」
にこ「何でよ!!」
元アイドル研究部員B「あ、にこにー!そろそろステージに出ないと!」
にこ「オッケー!」
にこ「さあ!お客さんを今日一番の笑顔にするわよ!」
\おー!/
_______________
にご(ああ…懐かしいなあ…)
にご(みんなで一緒にアイドルやって…楽しかったなぁ…)
にご(…) にご「ねえ、昔の私?」
にご「今からでも、やり直せるかな?」
にご「仲間を作って最高のアイドルグループになれるかな?」
にこ「…勿論よ!なんたってあんたは私なのよ!」
にこ「プリティー・スマイルで他のアイドルもイチコロよ!」
にご「昔の私…ふふっ、そうよね、ありがと」
にご「それと、高坂穂乃果、本当にごめんね」
にご「消そうなんて馬鹿な真似を…」
穂乃果「あ、いや、いいんですよ全然!そっちの世界の私が悪いようなだし…」
穂乃果「そもそも私全然怪我してないし…」
にこ「ま、その分私がボロボロになっちゃってるんだけどね…」
にご「あはははは」
にこ「笑うな!未来の私!」 にこ「さて…過去にあんまりいすぎるのもよくない気がするし」
にこ「私たちは早く帰りましょ、穂乃果」
穂乃果「わかりました!」
にご「そうね、私も元の時代に帰らないと…」
にご「昔の私!仲間と一緒に世界一の…いや、宇宙一のスクールアイドルになりなさいよね!」
にこ「当然よ!この私を誰だと…ってあんたも私か…」
にご「高坂穂乃果!昔の私を頼んだわよ!大分めんどくさい性格してるから!」
穂乃果「はい!任せてください!」
にこ「ちょっと、どういう意味よ!?」 にこ「さて、出発するわよ!」ポチ
穂乃果「じゃあねー!未来のにこちゃん!」
にこ「私なんだからちゃんと頑張りなさいよー!!」
バシューーーーン
にご「…」フリフリ
にご「さーてと…私も元の時代のファンを笑顔にしないとね!」
にご「仲間と一緒に!」
にご(…頑張ってね昔の私…あんたが安心して大人になれるように、私も頑張るから…) バシューーーーーン
真姫「!パパ!二人が帰ってきたわ!」
真姫パパ「当然だ、私が作ったのだからな」
ウィーン
穂乃果「ただいまー!私たちの時代に戻ってきたねー!」
にこ「はー…疲れたあ…もうタイムスリップはこりごりよ…」
真姫「お疲れ、二人とも…ってにこ先輩!?ボロボロじゃないですか!」
にこ「あーこれはねー…」
______________
__________
_____ 先生「すまん、高坂!2かける5が10だなんてどうかしてたよ!」
穂乃果「いやー大丈夫ですよ、無事に赤点も免れましたし」
真姫「一件落着ね」
にこ「まったく…そもそも穂乃果がぶっちぎりの高得点をとっていればちょっと減点されたぐらいじゃ赤点にならなかったのに…」 にこ「さあ穂乃果!早く練習に…」
にこの先生「おい矢澤?ちょっといいか?」
にこ「は、はい!?」
にこの先生「お前、減点で赤点になったぞ、ほら2かける5が10になってる」
にこ「は?へ?」
にこの先生「全くお前は計算が苦手だな〜…特に8かける30が25って…お前自分の名前好きだなあ」ハッハッハ
にこ「…」 にこ「…真姫ちゃん」
真姫「何ですか?」
にこ「タイムマシンもっかい貸してくれない?」
真姫「何のために?」
にこ「ちょっと8かける30を25にしてくる」
終わり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています