【SS】μ'sのお姉ちゃんになってみた。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
まだ残ってたから久々に読み直してみたけど凛お姉ちゃんの足綺麗サワサワのくだり(>>368)がフェチ的にとても刺さる
けしからん 【矢澤にこ編7】
(……今日お仕事で失敗しちゃったな)ショボン
「ただいま……」ガチャッ
にこ「あ、お姉ちゃん、おかえりなさい」リョウリチュウ
「うん……」
にこ「ご飯もう少しで出来るから待っててね」
「うん……」
にこ「〜〜♪」コトコト 「……」ギュッ
にこ「わっ……! ちょっ、お姉ちゃん?」
「……」ジワッ
にこ「? 後ろからでもくっつかれると危ないんだけど……」
「……ごめんね」
にこ「……ちょっと待って、火だけ止めさせて」ハガシ
「ごめん、ごめんなさい……」ウルウル
にこ「なにがあったの?」クルリ
「ううん……もう大丈夫、ちょっとお姉ちゃん自分の部屋に」スタスタ
にこ「待って」ガシッ
「やっ、離して……!」
にこ「まちな……さいっ!」グイッ ギュッ
「あっ……」
にこ「これでもう逃げられないでしょ? ほら、何があったのか話してみて」
「……」
にこ「妹の私じゃ頼りないかもしれないけど、話を聞くくらいは出来るんだから」 「……今日、お仕事でミスしちゃって」
にこ「うん」
「それでね、初めて怒られちゃって」
にこ「……うん」
「なんであの時ちゃんと確認しなかったんだろう、私ってなんでこんなにダメなんだろうって思ったら悲しくなってきちゃって……」
にこ「だから抱き着いて来たの?」
「うん、ごめんね」
にこ「……謝るのは私の方かも」
「?」 にこ「だって今、嬉しいって思っちゃってる」
「えっ……」
にこ「あっ、でも、失敗しちゃった事じゃないわよ?」
「それなら……」
にこ「お姉ちゃんにとって、そうやって落ち込んでしまった時に真っ先に甘えられる場所が、他の誰でもなくて私であってくれた事が」
「っ!?」
にこ「それが、嬉しいの」ギューッ
「にこちゃ……っ」ジワァ
にこ「……ま、それはたまたま帰ってきて真っ先に目についたからってだけなのかもしれないけどね」
「そ、そんな事ない……!」
にこ「あははっ、そんな必死に否定しなくってもいいわよ」
「……〜〜っ///」
にこ「あれ? お姉ちゃんの事だからもっと泣いてると思ってたのに、今日は平気なの?」
「……引っ込んじゃった」
にこ「なんで?」ポカン
「……知らないっ!」タタタッ
にこ「あ、ちょっと……!」
にこ「えぇ……? なんか……珍しいわね」ポツーン いつも保守頂きありがとうございます。
エラーで書き込めなかったりモチベーションが上がらなかったりでいつもお待たせしてしまいすみません。 更新お疲れ様です。
あまり保守できなかったのですが、それでもずっと待っていました。エラー大変ですよね、これからも微力ながら応援しています。 保守しててよかった
妹になっても姉力高いにこちゃんマジにこにー 【星空凛編8】
「……ねぇ、凛」
凛「ん〜?」
「アイドルとして人気でてきたけど、なんか浮いた話とかないの?」
凛「えぇ!? ないない!ないよ!」
「好きな人とかもいない訳?」
凛「凛はまだそういうのはいいかなぁ」
「ふーん」
凛「お姉ちゃんが聞いてきたくせになんで興味無さそうなの!」
「まぁ、暇つぶしみたいなもんだし」
凛「……なーんか納得いかないなぁ。あっ、でも……」
「なになに! なんか思い出したの?」
凛「ハツコイみたいなのはあるかも!」
「……はぁっ!?」 「そ、それで、その初恋ってのはいつの話?」
凛「えーっと、凛が小学生くらいの時かなぁ」
「相手は!」
凛「な、なんか圧力感じるにゃー……」
「そんなんいいの! で、誰?」
凛「知らないよ?」
「はぁ? そんな訳ないだろ!」
凛「ホントに知らないんだもん! 会ったのも1回だけだし……」
「どういう事か分からないんだけど」
凛「ほら、凛が小学生の時、お母さんとお出掛けしたときに迷子になった事があったでしょ?」
「ん? あぁ、そんな事もあったっけ」
凛「その時にね、多分少し歳上くらいかな?の男の子が助けてくれたんだ」
「へぇ、そんな事があったんだ」
凛「うん! って言っても、名前も歳も何にも聞けなかったんだけどね」
「……なるほどねぇ」
凛「なんでお姉ちゃんが不服そうにしてるにゃ……」
「いや、なんか……凛でもそんな事あるんだなと思ってさぁ」
凛「凛の事なんだと思ってるのさ」
「うん、まぁ……そうなんだよね。 分かってるんだけど……」
凛「?」
(おかしいな……なんか、凛を取られたみたいな感じがして) 凛「……お姉ちゃん? どうかしたの?」
「え? あぁ、いや、なんでもないよ」
(うん、なんでもない。 いつも通り茶化してやろう)
「それより! もっと詳しく教えなよ!」
凛「えぇ〜? 急にテンション上がってるにゃ〜」
「いいの! その人どんな感じだったの?」
凛「ん〜、凄い優しかった!泣いてる凛の手を引いてくれてね。 ……あれ?」
「どうかした?」
凛「ううん。いや、そんな訳ないんだけど……今思うとまるで凛の家を知ってるみたいに歩いて連れて行ってくれてたみたいな気がして」
「……んん?」
凛「どうしたの?」
「……いや、なんでも」 凛「でも、少し前を歩いてるその子の背中、凄い頼もしかったなぁ……」
「そ、そうなんだ」
(なんかそれ、知ってるような……)
凛「あっ! そういえば家の近くの公園の近くで」
(……うそでしょ)
凛「分からない景色が不安で泣いちゃった時にね───」
(ま、まさかそれって……!)
凛「『───家に着くまで、ずっと一緒に居てあげるから』って!」
(うわぁあああ!!!)ジタバタ
凛「それがかっこよかったなぁ……って、何してるにゃ?」
「い、いや、なんにも」
(どうしよ……間違いない)
凛「?」
(それ、あたしだぁ……!!) (違うんだよ、新しく服買って貰った時に凛が迷子になったとか聞いたから、そのまま探しに出かけて! それで……って、誰に言い訳してんのあたしは!)
凛「あ、そうだ! そう言えばあの時お母さんに見つけて貰えるまで一緒に居てくれたから、お母さんに聞けば何かわかるかも……!」
「いや! 母さんもそれどころじゃなかったと思うし、覚えてないって!」
(凛があたしの事男の子って勘違いしてたから母さんには内緒にして貰って、遠回りで急いで帰って着替えて二人を待ってたんだ……!でも今そんな事聞いたら母さん面白がって全部言っちゃうに決まってる!)
凛「え〜、聞いてみるくらいなら……」
「じ、実は母さんもその時の事凄く気にしてたっていうか、トラウマみたいになってるみたいだから……!」
凛「そうなんだ……それなら聞いちゃ悪いかなぁ」
「うん、やめておいてあげて」
凛「残念だにゃ……もしかしたらまた会えるかもと思ったのに」
「あぁ……うん、ごめんな」
凛「? なんでお姉ちゃんが謝るの?」
「いや……まぁ、今度ラーメンでも食べに行こっか。姉ちゃんが奢ってあげるから」
凛「やったー! なんでか分からないけど、得した気分にゃ」
「……ははっ」
(凛には悪いけど……姉ちゃんは少しだけ安心しちゃったよ)
凛「〜〜♪」 凛ちゃんにお姉ちゃんいたらこんな感じだろうなぁってすごいしっくり来る 姉妹によっては時々やらしい雰囲気になるのものすごく背徳感あって好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています