船長曜「暑くなってきたね〜」海未「ということは……ゴクリ」善子「水着の季節よッ!」かすみ「いや気が早すぎでしょ」8航海目
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三童貞(ようよしうみ)とかすみんが繰り広げる、船上生活8航海目!
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【前スレ】
船長曜「桜が散ったね」海未「私達の童貞は」善子「いつ散るのかしら…」かすみ「かすみんにおまかせです♡」 7航海目
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1586743011/
物陰
かすみ「はぁはぁ……なんですか?」
千歌「何か……隠してない?」
かすみ「っ!?」
千歌「私で良ければ相談乗るよ?」
かすみ「えっ…えぇっと…」
かすみ「……」
かすみ「すみません……今はまだ…」
千歌「そっか…」
千歌「ごめんね? 急に連れ出しちゃって」
かすみ「いえ! そんなそんな…」
スタスタ
千歌「やーやー みなさん。ごめんね〜」
梨子「もう。どうしたの? 急に連れ出しちゃって」
千歌「乙女の秘密だよ〜」
かすみ「…」
曜(かすみちゃん…) かすみ「……」
かすみ(そうだ……これなら……!!)
かすみ「…すみません! 梨子さん!!」バッ
梨子「え?」
かすみ「私……舞台で歌うこと、棄権したいです……!」
梨子「!?」
千歌「!?」
曜「……えっ?」
かすみ(曜さんたちを復活させるには……今はこれが最善…)ドックン…ドックン
曜「うそ……あんなに練習してたのに……」
かすみ(……だよね…?)ズキンッ ネタバレになってしまうかも知れないけど
最終的にかすみちゃんのお披露目会には三童貞それぞれの想い人も隣に居て
かすみちゃん→全力歌唱 で三童貞汁も全力解放!されて衣服も貫いて想い人にBUKKAKE!!みたいなひどい(褒め言葉)展開になりそう 果南「へぇー。発表会か〜」
ようちか「「果南ちゃん!?」」
かすみ「……着いてきてたんですか?」ヒソヒソ
果南「うん。ちょっと気になってね」ヒソヒソ
果南「ほいコレ。お土産の干物」
千歌「また干物〜?」
曜「まぁ美味しいし良いじゃん」
千歌「曜ちゃんはお刺身嫌いだから良いかもしれないけど、私は生魚も欲しいの!」
果南「文句ばっか言う子にはあげないよ」
千歌「ヤダ! もらう!」 梨子(この人が昔、曜ちゃん達と一緒に航海してたっていう……)
果南「お、キミが梨子ちゃんだね。話は聞いてるよ」
梨子「はい。桜内梨子と申します」ペコリ
果南「私は松浦果南。千歌や曜とは家族みたいなもんだから、気軽な感じでヨロシクね」
梨子「ふふっ。こちらこそよろしくお願いします」ニコッ
果南(……可愛いな)
千歌「ちょっとちょっと。うちの梨子ちゃんにちょっかい出したらタダじゃおかないよ」
曜「怒りんぼ大会の幕開けであります!」
果南「2人は私のこと何だと思ってんのさ。そんな節操無しじゃないって」 果南「ってそんなこと言いたいんじゃなくて発表会だよ発表会!」
かすみ「!!」
かすみ(そっか。事情を知ってる果南さんに話を合わせてもらえば……)
かすみ「その、最初に想像してたよりも大きな舞台みたいですし、まだちょっと早いかなって」
果南「うんうん」
かすみ「あ、別に自信ないわけじゃないんですよ!? ただやっぱり時期的なものも大事じゃないですか〜? ね!」
果南「大丈夫! 私に任せといて!」
かすみ「へ?」
果南「1人で歌うのが不安なら一緒に歌ってあげるから」
かすみ「えぇぇぇえええ!?」
かすみ(一体この人何考えてるの!??) 千歌「果南ちゃんが歌うのはなんかズルくない?」
梨子「ズルイ?」
千歌「うん。だってセイレーンなんだもん」
曜「一応ギリギリ人間だけどね」
果南「ギリギリって……」
千歌「元気がない時に歌ってもらうと力が湧いてくるし、寝付けない時に歌ってもらえばすぐ眠れる様になるし」
千歌「とにかく歌のパワーが凄いのだ!」エッヘン!
果南「なんで千歌が得意気なのさ」
梨子「歌を媒介として発動する魔法みたいなもの……なのかな」
果南「大体あってるかなん? 正確にいえば魔法より、妖術や霊術に近いらしいけど」
果南「私もよく分かってないし別に何でもいいや」アハハ
梨子(大雑把なところが千歌ちゃんと似てるなぁ) 果南「さてと。曜は仕事の合間に来てるんでしょ? そろそろ戻らなくていいの?」
曜「えっ?」
果南「あぁそれとかすみちゃんは暫く借りてくから。打ち合わせもしなきゃなんないしね」
かすみ「えっっ??」
かすみ「あの、ホントに何のつもりなんですか」ヒソヒソ
果南「だから大丈夫。私に任せときなって」グッ!
〜 国木田亭 〜
果南「それでは作戦会議を始めます!」
ダイヤ「いきなり呼び出して何ですの? ヒシヒシと嫌な予感がしますわ……」
鞠莉「ドンウォーリードンウォーリー♪ 面白い事が起きる気がするわ!」 果南「面白いかどうかは分からないけど、これはダイヤにとって仕事なはずだよ」
ダイヤ「警察の仕事ということはやはり厄介事ではありませんか」ヤレヤレ
千歌「前置きはいいから早く説明してよ〜」
かすみ「…………」
果南「うん。結論から言うと、曜と善子と海未ちゃんが──近い内に自殺する」
ルビィ「ぴぎっ!?」
梨子「曜ちゃん達が!?」
千歌「自殺なんて……そんなことするはずないッ!!」
花丸「千歌ちゃん。一旦落ち着くずら」
鞠莉「詳しく教えてもらおうかしら」 果南「とある呪いの影響だよ。今はまだ体の一部が機能不全になって、気が滅入ってるだけなんだけどね」
果南「このまま呪いが進行すれば、どんどん鬱が深くなる危険性が高いんだ」
鞠莉「やがて海に誘われるかの様に、入水自殺してしまうってところかしら?」
果南「お、よく分かったじゃん」
ダイヤ「何が『とある呪い』ですか。果南さん、あなたを逮捕します」
かすみ「ち、違うんですっ! これは果南さんのせいじゃなくて──モガッ!!」
果南「恩返しくらいさせてよ。本当に私が原因だった時は、かすみちゃんが助けてくれたんだしさ」ヒソヒソ
かすみ「んーーーんーーー」コクコク 千歌「果南ちゃんの力が暴走するなんて珍しいね」
果南「アハハ。セイレーンの川流れってね」
ダイヤ「笑い事ではありません!!」
鞠莉「ダイヤ。曜達を無事助けることができれば、果南を逮捕しなくても丸く収まるんじゃない?」
ダイヤ「それはそうですが……」
ルビィ「だから発表会で歌って、曜ちゃん達を元気付けようってことなのかな?」
花丸「たしかに大ホールで果南ちゃんが全力を出せば、とてつもない力が漲るかもしれないけど……」
花丸「それは多分一時的な効果にすぎないずら。歌に呪いを解除する効力が無い以上、時間が経てば鬱に逆戻りだよ」
果南「分かってる。だからこそマルの所に来たんだ」 果南「除霊とか呪いを祓うのは得意分野でしょ? あと聖歌隊仕込みの歌唱力もある! 完璧だね!」
花丸「マルも一緒に歌うずら?!?」
果南「それにダンサーも居ることだし」チラッ
ルビィ「ルビィも!??」
果南「セイレーンの歌。マルの霊力。プロの演奏や踊り。皆の力を合わせれば、強力な呪いだって打ち破れると思う」
果南「梨子ちゃんゴメンね。せっかくの発表会を解呪に利用する感じになっちゃって」
梨子「いえ。それで曜ちゃん達が助かるなら構いません。それに……」
果南「それに?」 梨子「……こんなこと言うのは不謹慎かもしれないけど、音楽団時代に戻ったみたいで、ちょっと楽しみだなって」
果南「フフ、良かった。ダイヤと鞠莉も協力してくれるよね?」
ダイヤ「た、たしかにわたくしも踊れますし、鞠莉さんのギターと歌唱力は相当なものですが……」
鞠莉「もっちろ〜ん☆ 最強チーム結成みたいでエキサイティングだわ!」
千歌「それに歌のパワーで誰かを助けるって、まるでμ’sみたいじゃん!」
ルビィ「μ’s!!!」ワクワク!
ダイヤ「……悪くありませんわね」ソワソワ
果南「じゃあ満場一致ってことで!」
かすみ(凄い……。わたしの歌が原因なのに、今度は歌の力で皆さんを救えるかもしれないんだ……) 果南「楽団のリーダーは梨子ちゃんってことで良いかなん?」
梨子「今の流れだと果南さんじゃないんですか?」
果南「元凶の私がまとめ役やるのも変な感じするし、元々は梨子ちゃんの発表会だからね」
梨子「んー……何人か初対面の方も居ますし、私が先頭に立つのは違うと思うんです。なので──」スッ
梨子「千歌ちゃんを推薦します」
千歌「!??!!??」ビクッ!!
ダイヤ「ヨーソロー号との関係性からいっても千歌さんが適任かもしれませんわね。わたくしや鞠莉さんは色々と多忙ですし」
鞠莉「任せたわよ、チカっち!」
千歌「うぇぇえええ!?? 歌も踊りも私だけ素人なんだよ???」 果南「いいからいいから。なんかリーダーっぽい喝を入れてよ」
千歌「え、えっと、ええっと……」
千歌「…………」
千歌「………………」
千歌「……こういうのって、グループ名を叫ぶもんじゃないの?」
鞠莉「oh,たしかにその通りね」
花丸「無難にウチウラ聖歌団とかにしとくずら?」
千歌「でも梨子ちゃんはオトノキ人でかすみちゃんはニジガサキ人だよ?」
花丸「そっかぁ」 梨子「……エイトマーメイド、とか」ボソリ
千歌「ぷぷww セイレーンなのにマーメイドってwww」
梨子「じゃあ千歌ちゃんが決めてよっ!!///」カァァァ…
グイッ!!!
ダイヤ「っ!????」
ダイヤ(体が勝手に!!!?)サラサラ
ルビィ「お姉ちゃん? 何書いてるの?」
ダイヤ「いえ、これは……」
【Aqours】
千歌「えー、きゅー、あわーず?」
梨子「あきゅあ?」
鞠莉「もしかして、アクアって読むのかしら?」 ダイヤ「……おそらくアクアだと思われます」
果南「自分で書いといておそらくって何なのさ」
ルビィ(逢田さんが書いたのかな?)
かすみ「でもいい響きですね。アクアって」
鞠莉「入水しても生きていられそうだものね」
ダイヤ「鞠莉さん?」イラッ
鞠莉「イッツ ジョーク☆」
ダイヤ「物騒な冗談はやめて下さいまし」
かすみ「それにしても、ちゃんと成功するんでしょうか」
千歌「歌の練習してきたかすみちゃんより、完全素人な私の方がよっぽど不安だよー」 千歌「でもね、この皆で歌って踊って演奏すれば、きっと楽しいと思うんだ」
千歌「あと善子ちゃんは私が見つけた大事な子だからキチンと守ってあげたいし」
千歌「曜ちゃんのこと……やっぱり大切だもん」
かすみ「……かすみんも、3人のこと、凄く大切です」
千歌「それに、大事なのは出来るかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」
かすみ「っ!」
果南「そんな深刻な顔することないって。心配しなくても絶対に上手くいくはずだよ」
──……あーもう分かりました!!
──キャプテン達のお手伝いをするのが私の役目ですもんね!!!
──こうなったら歌でも踊りでも!! 何でもやってやりますよ!!!!
果南(かすみちゃんは守られてばかりのヒロインじゃない。あの時歌の力で皆を救ったヒーローなんだから) ダイヤ「偶然か、必然か、はたまた運命か……」
ルビィ「うん。μ’sとおんなじ9人グループだね」
花丸「9人? マル、ルビィちゃん、ダイヤさん、千歌ちゃん。果南ちゃんと鞠莉さんと梨子さんとかすみちゃんで、8人のはずずら」
ルビィ「あ、そっか。間違えちゃった」エヘッ♡
ルビィ(Aqours。その名前に込められた想いが何なのか、ルビィ達には分からないけど……)
ダイヤ(ハァ……。寂しがり屋で情緒不安定な悪魔の分まで、わたくしとルビィが踊ってみせましょう)
千歌「さあ、発表会まであとほんの数日しかない!」
千歌「やると決めた以上、全力で駆け抜けていくよ!!」
千歌「Aqoursッ!!!」
サ〜ン シャイーーーーーン!!!! どうにかこうにか大々的にライブやって締めればOKなところまでもっていったんでゴールは皆様にお任せします!! 花丸「ルビィちゃん、ダイヤさん……、何かマル達に隠してることない?」
ルビィ「何のことかな?」
ダイヤ「花丸さん、私達が皆さんに隠し事をするような人に見えますか?」
花丸「……じゃあ質問を変えるずら。ダイヤさんの後ろにいる女の人は誰ずら?」
ダイルビ「!?!?!?」
花丸「マルの見立てではかなりの悪霊なんだけど……、いや悪魔なのかな?ふたりは一体何を企んでるの?」
ダイヤ「花丸さん、これは……。」
花丸「まあいいずら。話は除霊した後に……」
ルビィ「待って!この人を消したら菜々さんも……。」
花丸「……どういうこと?」 〜逢田〜
花丸「なるほど、菜々さんを救うために悪魔と契約したずらか……。」
ダイヤ「ええ……、それしか手段はありませんでしたから。」
花丸「しかも、それが厄災レベルだったと。……頭が痛くなるずら。」
逢田「そうなの!だから除霊だけはやめるし……!」
ルビィ(この人本当に厄災級の悪魔なんだろうか?)
花丸「わかったずら……。今のところルビィちゃんやダイヤさんに危害を加えることは無さそうだから今は除霊しないずら。」
逢田「よかったしw」
花丸「でも、少しでもルビィちゃん達に危害を加えた時は……わかるずらね?」ニッコリ
逢田「…………w」ガタガタ
ルビィ(……危害を加えてるのは私の方なのは黙っておこうっと。) 花丸 「はぁ、除霊せずに呪いだけを解除しないといけないのかぁ……。これは骨が折れそうずら。」
ダイヤ「……花丸さん、申し訳ございません。」
花丸「……申し訳なく思ってるのならさっさと菜々さんとくっつくずら。」
ダイヤ「花丸さんっ!?」
ルビィ(花丸ちゃん、機嫌が悪くなると辛辣になるからなぁ……。こっそり帰っちゃお。)
花丸「だいたいダイヤさんは……。」
花丸さんのお説教は2時間ほど続きましたとさ 除霊したら逢田さんも消えちゃわない?って思ったから書いてみました >>859
夜遅くまで乙乙♡
μ'sはこのスレでグループとして出てきたけど、Aqoursはまだだったからありがたいですね☺
ふたつの世界を股に掛けてAqoursする逢田さん好き。 果南「話は聞かせてもらったよ!」バーン
ダイヤ「果南さん!?」
果南「まったく、このコチコチ頭は……」バッ
ダイヤ「あっ!? 何をするのですか!!」
しゅるっ
ダイヤ「が、眼帯が……!」
果南「さ、見せてもらうよ。あるんでしょ? そこにさ」
鞠莉「ホワッツ!? ダイヤの眼にスターが!?」
ダイヤ「くっ!」バッ
果南「はぁ〜……やっぱそこだったかあ。公安なんて危ない仕事もあるから、ケガでもしたのかと思って黙ってたけど……」
鞠莉「ケガにしては長い間付けてるって、この間話してたところだったのよね〜」
ダイヤ「……あなたたちには黙っておきたかったのです……二人ともお節介ですもの」
果南「余計なお世話! にしても、まさかそこまで入れ込んでるなんてねぇ……」
鞠莉「ねぇ〜?」ニヤニヤ
ダイヤ「……? 何の話です?」
鞠莉「何って、なっちゃんよ、なっちゃん♡ 自分の一部を犠牲にしてまで助けてあげるなんてね〜」
ダイヤ「そ、それは……この世界に引き込んだ負い目もありましたし……」
果南「じゃあさ、ダイヤ。私や鞠莉が同じ目に遭ったらどうする?」
ダイヤ「当然、同じ事をしますわね」
鞠莉「そう! そこなのよダイヤ!」 ダイヤ「は?」
鞠莉「私たち三人は小さい頃から一緒だったじゃない?」
果南「いろいろ悪さもしたよね〜」ケラケラ
ダイヤ「ほとんどあなたのせいですわよ!」
鞠莉「まあそれはプットして……つまり、ダイヤにとってなっちゃんは、幼なじみと同じくらい大切な存在になってるってこと、気付いてた?」
ダイヤ「で、ですからそれは負い目もあって……」
花丸「正直に言わないとそこの悪魔消すずら」
逢田「助けてダイヤさん……」ウルウル
ダイヤ「なんで最上位の悪魔のクセに人質に取られてるんですのよ!?」
ダイヤ「……はぁ〜……そんな自覚はありませんでしたわよ。ルビィに言われるまでは」
鞠莉「だったら今は自覚あるのよね?」
ダイヤ「ええ。悔しいのですが、将来を意識するほどに」
果南「……はーっ! 参った! 降参降参!!」
ダイヤ「果南さん?」 果南「正直さ、ダイヤも鞠莉もずーっと側にいるって思ってた。私は鞠莉と一緒になろうとしてるけど、それも今までの延長と変わんないしさ」
果南「でもダイヤは違う。私たちの知らなかった誰かに好かれて、好きになって、恋愛してたんだよ」
ダイヤ「と、言いますと……?」
鞠莉「はぁ……ホントダイヤってばおバカさん」
ダイヤ「誰がおバカですのよ!」
鞠莉「つまり果南は妬いちゃってたの。でしょ?」
果南「なんか寂しいな……ちょっと嫌だな。ってね。でも菜々ちゃんは底抜けにいい子なのがわかったし……ダイヤもベタ惚れだし……」
果南「だから、もう吹っ切れた! ダイヤ! ケンカなんかしてお互い避けあってる場合じゃないよ!! さっさと菜々ちゃん幸せにしてあげな!」バシッ
ダイヤ「痛あっ!!」
鞠莉「マリーは平気だったわよ? どれだけ状況が変わっても、三人の絆は壊れることはないってわかってるもの♪」
ダイヤ「いたた……鞠莉さんの言うとおりですわ。果南さんが嫌がっても、付きまとってやりますわよ!」
果南「二人とも……ありがとう……」ウルウル かすみ「くふふっ、あの果南さんにそんな乙女な部分があるなんて……可愛いですねぇ♪」
果南「わ、私だって女の子なんだよ! あんまり言ってると沈めるよ?」
かすみ「それはやめてください! で、ダイヤさん。菜々先輩のことなんですけど……」
かすみ「あの人は私のお姉ちゃんみたいなもの……っていうか、お姉ちゃんそのものなんです」
かすみ「趣味も合いましたし、友達に嫌われちゃった時は一緒に泣いてくれましたし……」
かすみ「だから、どうか幸せにしてあげてください。ダイヤさんのこと、大好きだって言ってました」ペコリ
ダイヤ「かすみさん……。はぁ、すっかり包囲網を敷かれてしまいましたわね」
ダイヤ「ならばこの黒澤ダイヤ、いつまでもうじうじと逃げるわけにはいきません」
ダイヤ「手始めにあの童貞どもをサクッと救って、それから己のことに向き合うとしますわ!」
ダイヤ「……あのおバカ堕天使も、何だかんだでわたくしを慕ってくれていますしね」
ルビィ「お姉ちゃん……!」
花丸「話は済んだずら? だったらさっさとこの悪魔から消しちゃっていいずら?」
逢田「や、やめ……」ウルウル
ダイヤ「ブッブーですわ!! その悪魔も一応大事な人ですからダメですわ!!」 果南「ぷっ……幼なじみは離さない、菜々ちゃんも救いたい、三童貞も救いたい、しかも悪魔まで?」
鞠莉「おまけにヌマヅも欲しいだなんて、ダイヤってばどこまでも欲張りさんね♪」
果南「ホントだよ! でもさ、そんなダイヤだからこそ……」
鞠莉「ええ。こうやって周りに人が集まってくるんでしょうね」
果南「ま、そうなんだろうけどね。でも今はおバカ三人を何とかしなくちゃだね」
鞠莉「ええ。かすみの悲しむ顔なんて見たくないもの!」
果南「……ふと思ったんだけどさ、今ってかすみちゃんのためにみんな集まってるワケじゃん? どう思う?」
鞠莉「あの子、どこか放っておけない感じがするのよね〜。人たらしの才能あるわよ」
果南「なんかやってくれそうな雰囲気あるよね。不思議な子だよ」
鞠莉「そうねぇ。さ、かすみとあの子のナイトたちのためにひと頑張りしましょうか♪」
果南「うん、頑張ろう!」 かすみの為に集まったのって表向きは果南だけなのではと思ったがまあ幕間だし細かいことはいいか
ED編おわったらダイヤの国取りの方も気になるね 乙乙。
果南ちゃんの嫉妬もひとまず区切りがついた感じかな…☺
いいね♡ 「勃たなくなっちゃった😭」というギャグ回から一転
これまでの話(セイレーン発覚・幽霊船・恋する公安部・踊り子ルビィ・セイトカイテフ(リキャコール)・ダイかなまり・桜内乗船編etc)が包含されてすっかり集大成ね 千歌「果南ちゃん、私たちに嘘ついてない?」
果南「……どうしてそう思ったの?」
千歌「ん〜、なんとなく……。それにかすみちゃんも何かに悩んでるみたいだったし。」
果南「……千歌の勘違いだよ。」
千歌「……本当に?それとも千歌じゃ頼りない?」
果南「それは……。」
千歌「いつもだったら気付かないふりしてるかもしれないけど、今は私がリーダーだから……。曜ちゃんや善子ちゃん達を絶対に救いたいんだ。だから果南ちゃん、私に話してくれない?」
果南「……みんなに話したりしない?」
千歌「うん、それで果南ちゃんが話してくれるのなら。」
果南「……わかった、洗いざらい話すよ。」
果南(かすみちゃん、ゴメン。この手の千歌は放っておいたほうが厄介なことになるから……。) 千歌「……そっか、かすみちゃんもセイレーンの血が流れてたんだね。」
果南「……うん。だからこそ、誰にも言わないでほしいんだ。」
千歌「わかった、言わないよ。」
果南「……ありがとう、千歌。」
千歌「……。」
果南「千歌……?」
千歌「ねぇ果南ちゃん、ここの歌割りなんだけど、ここもかすみちゃんに歌ってもらうことできないかな?」
果南「ここって……千歌のパートだよね。……どうして?」
千歌「……なんとなくなんだけどね、今回の呪いを解く鍵はかすみちゃんの歌声のような気がするんだ。」
千歌「だから、かすみちゃんのパートはできるだけ多くした方がいいんじゃないかと思って。」
千歌「でも今更パートを変える、しかもかすみちゃんのところを多めにしちゃうと怪しまれちゃうでしょ?」 果南「……千歌は本当にそれでいいの?」
千歌「どうして?」
果南「だって千歌のパートがなくなるってことは、曜にいい所見せることできなくなるよ?」
千歌「果南ちゃん、そもそも今回の目的は曜ちゃん達の呪いを解くことだよ?」
千歌「だから、曜ちゃん達が助かれば千歌は満足なのだ!」
果南「……それで曜がかすみちゃんのところに行っちゃったとしても?」
千歌「うん。それで曜ちゃんが幸せになってくれるのなら……ね。」
果南「……わかった、今は何も言わないよ。」
千歌「……果南ちゃん、ありがとね。」 千歌「ごめーん、ちょっと張り切りすぎて喉痛めたみたいで……。」
鞠莉「チカっちったら、リーダーだからって気負い過ぎよ?」
千歌「えへへ、ごめんなさい……。」
千歌「コーラスはできそうなんだけど、私のパートを……かすみちゃん、歌ってもらえない?」
かすみ「私ですか!?」
千歌「うん。この曲を1番歌ってるのはかすみちゃんだし、かすみちゃんの歌声とてもキレイだもん!」
梨子「そうだね……元々かすみちゃんが全部歌う予定だったしそれが1番いいのかも。」
かすみ「……わかりました!千歌さんの分までカスミンが責任をもって歌います!」
千歌「かすみちゃん、ありがとう!」
かすみ「ちょっと、急に抱きつかないでください///」
果南「……。」 果南(幼い頃からの付き合いの千歌と曜、そしてセイレーンということもあり、妹のような存在になりつつあるかすみ。)
果南(私は3人にどうなって欲しいんだろうか……。)
果南(……難しいことを考えるのは後にしよう!)
果南(今は曜達を救うことだけに集中しないと!)
果南「さあ、練習を始めるよ!」
「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」 今後の展開考えてカスミンの歌パート増やそうとしたらよくわかんないことになった……
ここでの千歌っちのキャラって結構フワフワしててよくわかんなかったから無視してもらってもかまいません…… ちかっちのキャラ、アニメ準拠(意外と皆をよく見てて周囲の感情に敏感)なところが解釈通り!
たしかに出番少なくてふわふわしてるんだよね
だから本家との乖離を防ぐ為、自分は千歌にアニメのセリフを度々引用させてたりする こんにちは! 見ず知らずの人とのフックアップを探しています!どんな実験でもです。全裸です 写真見たいな? おっぱい見たいな? 私のニックネームは 青井 慶子 サイト内では http://giftfuck.org >>882
乙! 果南ちゃんが千歌ちゃんを評価してるの大好き。ようちか(+かすみ)のお姉ちゃんしてるのもいいね…☺
ここの千歌ちゃんの立ち位置が確かにふわふわしてるんだよね…そもそも曜ちゃんのことが好きかどうかも微妙だったし… 海未「全裸!?」
曜「おっぱい!?」
善子「実験!?」
海未「何とも刺激的なビラですね……」ムクムク
曜「どうする? このお店行っちゃう?」ムクムク
善子「おっぱいで実験出来るなら行くしかないでしょ!」ムクムク
かすみ「ダーメーですっ!!」
三童貞「えっ……」
かすみ「そんなお店絶対ぼったくりに決まってます! 合法かどうかも怪しいですし。ダイヤさんに捕まりたいんですか?」
三童貞「🥺」
かすみ「それにぃ……おっぱいならかすみんがいくらだって見せてあげちゃいますから♡」
海未「本当ですか!?」ギンギン
善子「しゃぶっていいのね!?」ギンギン
曜「ママ……かすみママ……♡」ギンギン
かすみ「(えっ、何ですかこの反応!? いつもなら善子さん以外は冷めてるのに……まさか抜いてないんですか!?)」
かすみ「か、かすみん用事を思い出しちゃいました♪ おっぱいはまた今度っ!」ダダダダダ
善子「待ちなさいかすみん!!」ダッ
海未「我々はおっぱいに飢えているのです! 逃がしません!!」ダダダダダ
曜「ママー! ママーーーっ!!」シュンッ 草
リンクにも負けない童貞強い(おっぱいには負けてるけど…w) ダイヤ宅
ダイヤ(梨子さん…麗しい方でしたね……)
逢田(……w)
逢田「ダイヤさん」
ダイヤ「!? な、なんですの?」ビクッ
逢田「私、梨子ちゃんの声出せるんだけど聞いてみるw?」
ダイヤ「は、はぁ……じゃあお願いしますわ」
逢田「えーえー……」
逢田(cv梨子)「ダイヤさんっ♡ お疲れ様です」
ダイヤ「ほう……すごい再現度ですね!」
逢田「……まあねw」(まるりかのボルダリング回のような照れ顔)
逢田「だからこんなこともできるんだけど……w」
ダイヤ「?」
逢田(cv梨子)「ダイヤさん……可愛いですね…♡」ボソボソ
ダイヤ「!?///」カアァッ
逢田(cv梨子)「すごい……えっちですよ…♡」ボソボソ
ダイヤ「ちょっ…逢田さん…なにを…////」ムクムク…
ダイヤ(こんなことされたら…最近忙しくて溜まっていますのに…///)ビンビン
逢田「…w」 逢田(cv梨子)「ほら…こんなにガチガチにしてる…♡」サワサワ
ダイヤ「あっ/// 貴女また私の手を操って…////」ピクッ
逢田(cv梨子)「うわぁ…かったい…♡」シコシコ
ダイヤ「いけません…いけませんわ……とまりなさいっ…私の手…////」シコシコ
ダイヤ「私には菜々さんという愛しい人が…////」シコシコ
逢田(cv梨子)「秘密にしてあげますよ…♡ だから負けちゃいましょ?」シコシコ
ダイヤ「あっ♡ あっ♡ ダメっ…やめてくださいましっ///」 ─間─
ダイヤ「…♡」グッタリ
逢田「うっわ…めちゃくちゃ溜まってたじゃん…w」ヘラヘラ
ダイヤ「うっ…うるさいですわ…///」カアァッ
逢田「っていうかどうだった? 凄かった?」
ダイヤ「あっ…///」
ダイヤ「そうでした…私は何てことを……こんなの浮気ですわ……」プルプル
ダイヤ「ごめんなさい…菜々さん……私、貴女以外の女性で出してしまいました…」ショボン
逢田「……ダイヤさん、めんどくさいなぁw」 ダイヤ「なに笑ってますの?」(半ギレ)
逢田「あっ……」シュン
逢田「ご、ごめんね…? 怒んないで…w?」オロオロ
ダイヤ「はぁ…まぁ、別に怒ってませんよ」
ダイヤ(めんどくさいのは逢田さんも大概と思いますが…)
逢田(聞こえてるし…)ウルウル
ダイヤ(ああっ……ほんと苦労多いですわ! この関係…!!) 梨子ちゃんの声出せて手を操れるのか…と思ったら書いてしまいました…//// おじい「果南め、言うようになったわ・・・・だんだんあやつに似てきおる」
おじい「あやつも気の強い女じゃった。その血を受け継ぐだけある、という事か」
おじい「このまま行けば、いずれ腕っ節だけでなく口でも負かされるやもしれぬな」
おじい「まだ、あやつ以外の女に勝ちを譲る気は無いが・・・・」
.。oO
クチュ,クチュクチュ.....
若おじい「はあっ.....はっああっ、ふうぅ......」ピクピク
「ふふっ、ここが気持ちいいんだ」
「口では強がり言っちゃっても、身体の方は正直ね...ほら、こんなに濡れちゃってる♡」
チュクチュク......クイクイッ
若おじい「んんっ!んぎっ、いいっ....!止め、ろ!言うな!」ハアハア
「ヌマヅ一の船乗りのこんな姿を見たら、みんな何て言うかしら?」
若おじい「ひゃっ、はああぁ....嫌だ、止めてくれ!言わないでっ、くれ....!」
若おじい「うっ!ああああぁぁぁっっ〜〜〜〜〜っ!」ビクビクッ
Oo。.
おじい「っ!!ぬううぅ!」ギリィッ
おじい(おのれ!忌まわしいものが呼び起こされたわっ!)ブンブン 真姫「ふたなりはその大半が女性型で、それと比べると男性型のふたなりはかなりの少数派よ」
真姫「その理由は現時点でも詳しくは分かってないわ」
真姫「まあ、男性型のふたなりの人の殆どはその事実を隠したがる傾向にあるから
正確なデータが取れないっていう事情もあるけど・・・」 逢田さんそれ反則や…
>>899
曜パパの性事情なんかもやったしへっちゃらですわ ハァ? 梨子ちゃんボイスで気持ちよくしてもらえるとか羨ましすぎるんだが??
……綺麗(?)なリキャコール小噺でも書いて落ち着こう 花丸(はぁ。まさか災厄級の悪魔をお目にかかる日がくるなんて。しかも……)
善子ドール「うぅぅぅぅ、ぐすっ……あくあが、この世界にもあくあがぁ」シクシク
ルビィ「よしよし。よく頑張りまちたねー」ナデナデ
花丸「なんで悪魔がルビィちゃんに甘えてるの!? 早く離れるずら!!」グイッ!!
バチィィィィイイイ!!!!!
花丸「ずらァ?!??」
花丸(オラの手が弾かれて!?)
「あ、ごめん。つい反射的に」
ダイヤ「そんな軽々しく力を使わないで下さい」
「あっそうだ。呪い解く時私に気ぃ使わないでいいよ。そんくらいの霊力じゃほとんど効かないしw」ヘラヘラ
花丸(とことん頭にくる奴ずら)イライラ ダイヤ「して、Aqoursとは何なのです」
「ん〜。一生の宝物てきな?」
「すごく大事なグループで、私にとってのAqoursはあの9人……18人? 以外あり得ないんだけどね」
ルビィ「じゃあなんでAqoursって書いちゃったの?」
「誰が卒業しても、たとえ6人でも何人でもAqoursはAqours。物語の中でそう決まったから」
「それにあの時ダイヤさんは、自分は加入する気なんてなかったのに砂浜にAqoursって書いて、大切なグループ名を託してくれたじゃん」
ダイヤ「はい???」
「だからこの世界でも同じ行動をしてほし──あぁ気にしないで。全部こっちの話だしw」
ダイヤ「まるで意味が理解できないのですが……」 花丸(善子ちゃん風に言えばまさにパルスの異なる存在……。異端ずら。秩序の乱れずら)グヌヌ…
「えっ、なんかすごい見つめられてんだけどw 照れるからやめろしw」
ルビィ(多分見つめられてるんじゃなくて……)
ダイヤ(睨まれているだけなのでは?)
千歌「お〜〜い! そろそろ休憩おしまいにするよー!!」
ルビィ「はーい」
ダイヤ「さて、気を引き締めなおしていきますわよ」
花丸「練習再開ずら!」
本番まで、あと数日……。 ニコ生で「梨子ちゃんには迷惑かけたくない」って宣言してたし、この世界でも下手な関与はしなさそう
今後絡ませるか否か非常に悩みどころですな 逢田さんのことちかりこは知らないんじゃなかったっけ?
善子ドールが発表会の時に出てきたら二重の意味で善子ぶっ倒れそうだなw 船長スレかすみんがスクスタ時空行く話良くない?
平和な世界で、離ればなれになった親とかあなた先輩とかと過ごせて幸せだけど元の生活に戻るか葛藤するかすみん…
同年代のようよしうみに会えて勝手に感動するも、ふたなりじゃないことにカルチャーショック受けてほしい 部屋に残っていたスクスタかすみんの服を着るも入らないかすみん…
船の仕事で鍛えられてて、スクスタかすみんに比べて筋肉でむっちりしてそう 面白そうではあるけど一筋縄じゃいかない話のような…
でも細マッチョかすみんは見てみたい。はんぺんちゃんよろしく♡ その場合、スクスタかすみんと入れ替わりなのか、それともダブルかすみんになるのか
どちらも面白そう /cV#σ_ VσV (#・8・) リ#`・-・)「幼馴染を邪険にして許せない!修道院に乗り込むよ!」 凛「今日は凛が曜ちゃんに指導するよー!」
曜「お願いします!!」
海未(すばやい動きが売りの凛なら、きっと今の曜にいい影響を与えられるはずです……)ウンウン
凛「それじゃああの人形を斬るから凛の動き見ててね?」
曜「はい!!」
凛「はあぁぁぁっ!!!」バチバチ⚡
曜(す、すごい! 全身に紫電を纏っている!!)ゴクリ…
凛「紫電一閃(ファントムサンダー)!!」バチチッ!!⚡⚡
ドンッ!!
海未「!!」
曜「!!」
海未(見えなかった…この私にも…!!)
人形「……」ゴトッ
凛「どう? わかった?」
曜「そんなの見えないよー!!」
(ユニット二つ名って厨二心くすぐられますね…♡) んじゃあ完結まで頑張ってみるかー!
(投下は真夜中になると思います) 結構前に予告してた千歌ちゃんが漂流する話は次のスレに投下する予定
Aqour結成の話と結構矛盾が生じるんでその後にでも… スクスタ本編のしおぽむ見てたら単発だったつもりのクソゲーハンターの続き書きたくなってきた…
でも過去しおりん編書ききらないと放置してるダイなな編に繋げられないので、そっちも書かなきゃ……
せめてダイななの仲直りまでは次スレの前半までに書きたい クソゲーハンターぽむもしおりん過去編もダイなな♡♡も楽しみ……♡
やったわ。
それとは別に次のスレのテンプレとスレタイを考える季節になりましたね。
個人的にはリキャコールの説明を加えたいなぁと思ってますがどうでしょう。 書いてますよ……書いてますがかすみの扱いに困ってますね。
書きたい場面にかすみを持ってくるのにどうしてもご都合主義的な所があるからどうしようと考えてる。 遊郭編超える量になるからもうちょっとだけ待っててね〜☺ かすみ「ハァ……ハァ……」
かすみ(これまでアイドルの真似事ならしてきましたけど、本気で踊りながら歌うのがこんなにしんどいなんて……)
千歌「ふぃ〜疲れた〜!」
かすみ「こ、このくらいで根を上げるなんて……まだまだですね……かすみんは全然余裕ですけど?」ゼェハァ…
千歌「絶対かすみちゃんの方が疲れてるじゃん!?」
かすみ「うぐぐっ……大体千歌さんがおかしいんですよ!! なんで船で働いてるかすみんより体力あるんですか?!」
千歌「私は普通──というかむしろ運動神経悪い方じゃない? 昔からかけっこでも泳ぎでも負けてばっかりだし」
ダイヤ(それは遊び回る相手が果南さんや曜さんだったせいでは?)
ルビィ(千歌ちゃん、歌も踊りも素人とは思えないくらいセンス良いもんね) 果南「ま、2人ともダイブ良い感じだと思うよ。本番で変に緊張さえしなければいけるいける」
ダイヤ「そうですわね。かすみさんと千歌さんは大丈夫でしょう。かすみさんと千歌さんは」
果南「へ?」
ルビィ「その……果南ちゃんの踊りはダイナミックすぎて、あんまり周りと合ってないような……」
果南「ありゃりゃ?」
ダイヤ「まぁあなたの運動神経ならすぐに修正できるはずですわ」
ダイヤ「とはいえ本番は明日。時間がありません。わたくしとルビィで徹底指導致します!」
ルビィ「頑張ルビィ!」
果南「……お、お手柔らかに」 花丸「あっちは凄いずらねぇ。マルなんて少し動きながら歌うだけでも難しいのに」
鞠莉「歌唱力TOPのマリーと花丸がコーラスに回ったのよ? その分果南達には頑張ってもらわないと!」
梨子「ハモリは上手な人にかできないですから。それに花丸ちゃんは呪いの解除、鞠莉さんにはギターの演奏もありますし」
鞠莉「オフコース! コーラスやサポートも大切な仕事ってことくらい分かってるわ」
鞠莉「メインは向こうに任せて、マリー達は自分の役目に徹しましょう?」🎸ギュインギュイーーーン!
花丸「もちろんずら!」
梨子「…………」
鞠莉「んん? どうしたの? 難しい顔して」
梨子「いえ……なんでもありません」
* * *
〜 数日前 〜
果南「私なりに悩んだんだけど、やっぱり梨子ちゃんには真実を話しとこっかな」
梨子「真実?」
果南「うん。この呪いの真相について」 梨子「果南さんの力が暴走したんじゃ……?」
果南「いや。ズバリ言うと、犯人はかすみちゃんと梨子ちゃんだよ」
梨子「!?」
果南「実はね、かすみちゃんにもセイレーンの血が流れてるんだ。といっても一切害が無いくらい弱いものだったんだけど」
果南「梨子ちゃんがあの船で演奏して、その旋律とかすみちゃんの歌が共鳴することによって、力が増大した」
梨子「そんな……」
果南「それ自体は悲しむことじゃないよ。ピアノの腕がそんだけ凄いってことなんだから」
果南「問題は、かすみちゃんが無自覚に──それも長期間に渡り、呪いを振り撒き続けてしまったこと」
梨子「あ、あの! それじゃあ千歌ちゃん達はどうなっちゃうんですか!?」
果南「周りを意識して歌う分には大丈夫。現に梨子ちゃんの体にも異常ないでしょ?」
梨子「……たしかに。ピアノを弾きながら、かすみちゃんの歌を1番近くで聴いてたのは私のはずなのに」 果南「梨子ちゃんの前で歌う時、『これは練習』と割り切って曜達のことを意識していなかった」
果南「反面、奏者である梨子ちゃんと合わせることは意識していた。だから被害はでていない」
果南「つまり一緒に練習してる千歌達のことを心配する必要はないよ」
梨子「じゃあセイレーンの力が完全に暴走してるわけじゃなくって……」
果南「うん。かすみちゃんの気持ち1つでコントロールはできる」
果南「これから先、同じ失敗を繰り返すこともないんじゃないかなん?」
梨子「よかったぁ……」ホッ…
果南「さあて。それじゃあ本番は頼んだよ!」
梨子「えっ?」
果南「梨子ちゃんのピアノパワー。私のバフ。マルの霊力」
果南「全てをかすみちゃんの歌声に乗せて曜達に放つ! それで呪いも無事解けて大団円ってね♪」
梨子「そんな上手くいくんでしょうか」
果南「さあ? 万が一失敗した時は、入水自殺を力づくで止めてみせるから」 果南「あ〜でも海未ちゃんを羽交い締めするのは難しそうだなー? 弱っててくれればいいんだけど」
果南「まぁ悩んでも仕方ないしよね。うん。気楽にいこっか!」
梨子(気楽にって言われても……)
* * *
梨子(大丈夫。きっと、大丈夫)グッ…
鞠莉「あんまり思いつめてると、せっかくのキュートなお顔が台無しよ?」
鞠莉「この事件。多分裏があるんだろうってことは、私もダイヤも薄々勘付いているけれど」
梨子「っ!」
鞠莉「ふふ、安心して。隠したいなら詮索はしないわ」
鞠莉「それに私達ならハッピーエンドを迎えられるはず! 今はただ、本番に向けて全力を尽くしましょう?」
梨子「……はい!」 〜 翌日 〜
千歌「ほぇ〜」ポカーン
花丸「あわわわわ……とても立派なコンサート会場ずらぁ!」
かすみ「これのどこが発表会なんですか!? かすみん達を騙しましたね?!?」
梨子「いやいやいや……。本格的なコンクールはもっとちゃんとしてるから」
ダイヤ「それに正式な演奏会であれば、我々が飛び入りで歌って踊ることも許可していただけないでしょうし」
鞠莉「このくらいのキャパシティーなら余裕デ〜ス」
果南「これだから金持ち共は……」
ルビィ「はいみんな。この衣装に着替えて」スッ
千歌「えっ、すご!! これ本当にルビィちゃんが作ったの!?」
ルビィ「うん。昔からお裁縫が好きで、お仕事で踊る時の服もほとんど自分で作ってるんだよ?」
花丸「さっすがルビィちゃんずら〜!!」
千歌「ここまでしてもらったんじゃ、会場が大きいからって怖がっていられないね!」
かすみ「べべべ別にかすみんはビビってなんていませんけど!?」 ようよしうみ「「「…………」」」ズーン…
真姫「早く歩きなさい。会場はすぐそこよ」
曜「……あのさぁ。コンサートとかそんな気分じゃないんだけど」
善子「私も動きたくないわ。誰とも会わず、そのまま消えてしまいたい……」
海未「いいですね。船乗りらしく、海の藻屑となりましょうか……」
真姫「ハァ。数日でここまで症状が悪化するとかイミワカンナイ」
真姫(梨子からいきなり連絡がきた時は驚いたわ。まさか原因が、セイレーンの歌による呪いだったなんて)
真姫(そりゃ病気で調べても魔法を調べても解明出来なかったわけね)
千歌「かすみちゃん! 凄くカワイイ!!」
かすみ「あったり前じゃないですかぁ〜♡」
ルビィ「ちゃんと似合う衣装になっててよかったぁ」
(かすみちゃんより梨子ちゃんの方が可愛いしw)
ダイヤ「あの、ルビィ? わたくし達はバックダンサーですのよ? なぜこんなヒラヒラした衣装を着る必要が……」 果南「この歳でアイドル衣装は私もちょっと恥ずかしい様な……」
(ハァ? こんくらいアラサーでも余裕で着てたんですけど?)
ダイヤ(さっきから脳内で騒ぐのやめてもらえます?)
(…………w)シュン…
ルビィ「だって全員でアイドルっぽい格好してみたいって千歌ちゃんが」
果南「千歌ァ!!!」
千歌「えへへ」
鞠莉「リーダーの命令なら仕方ないわね。この際思い切ってエンジョイしましょ☆」
花丸「マルがこんな格好する日がくるなんて……」
ルビィ「ちなみに替えの衣装もないよ」
ダイヤ「……ハァ。腹を括るしかありませんのね」
梨子「千歌ちゃん、かすみちゃん。そろそろAqoursの出番よ。心の準備はできた?」
千歌「緊張してないって言ったら嘘になるけど、うん、大丈夫。もう覚悟は決まってる」
かすみ「かすみんは天性のアイドルですからね! メインボーカルくらい余裕ですよ!」ガクブル
千歌「かすみちゃん。みんなついてるから」ギュッ!
かすみ「……ありがとうございます///」 梨子(私も覚悟は決まってる)
梨子(呪いを解く為だけじゃない。音楽家として、いずれ楽団を率いる身として──)
梨子(──Aqoursの初舞台を絶対成功へ導く。皆の実力を、限界まで引き出してみせるんだから!)グッ!!!
鞠莉(ふ〜ん。頼もしい顔する様になったじゃない)
ダイヤ(ルビィといい梨子さんといい、やはり舞台慣れしているプロは心強いですわね)
千歌「さぁ。始まるよ」
千歌「初めての舞台だもん。全部が完璧にはいかないかもしれないけど……」
千歌「不安な時や困った時は隣の人の目を見て、助け合えばきっとなんとかなる!」
千歌「今日まで頑張ってきたんだから! 皆を信じて、自分を信じて、今、全力で輝こう!!」
千歌「Aqoursッ!!!」
サ〜ン シャイーーーーーン!!!! 海未「……ようやく開幕みたいですね」
善子「フーン」
曜「がんばれー……」ヒラヒラ
真姫(呆れるくらい生気が無くなってるわね)
真姫(かつてのμ’sの様に、音楽の力で事を収めることが可能なのか……お手並み拝見といきましょうか)
見たことない夢の軌道〜♪
追いかけて〜♫
真姫「!!」
梨子(曜ちゃん達を……ううん、全観客を笑顔に!!)
かすみ(届け! 届け! この想い!!)
はじめたい! my story (さあ今だ)
青い空が待ってる♪ FUU!!
https://i.imgur.com/lTEGZi1.jpg 善子(何よコレ……すっご!! 胸の高鳴りが抑えられないッ!!)
曜(なんでだろう。聴いてると力が湧いてくる!!)
夢を抱きしめて Jumping Heart♪
それだけで〜 明日へと進める♫
青春まっしぐら!?
おじい(ほう。歌い手・踊り手・奏者の調和がとれておる)
おじい(孫の晴れ舞台にわざわざ足を運んだ甲斐があったわい)
はじまったときの (sunshine story)
ときめきずっと 大事にね♪
真姫(まさか即席チームでここまでのパフォーマンスを作り上げるなんて)
海未(この歌は、踊りは、演奏は! 生きる希望です!!!)
夢をつかまえに行くよ どんなことが♪
起こるのか分からないのも〜♫
楽しみさ〜〜〜!
〜 ヨーソロー号 〜
千歌「こんちかー!」
善子「ゲッ……何しに来たのよ」
ルビィ「お、おじゃまします」
善子「フッ。よく来たわね、リトルデーモン。歓迎するわ」
千歌「え、何その態度の差。酷くない?」
海未「おや。千歌とルビィが訪ねてくるなんて珍しいですね」
千歌「実はかすみちゃんに用事がありまして。あとついでによーちゃんと善子ちゃんにも」
善子「うん?」
海未「曜とかすみなら現在買い出し中です。そろそろ戻ってくると思──」
ダダダダダッ!!💨
曜「千歌ちゃーーーん!!!」
曜「渡辺曜! 只今帰還であります!」ビシッ!
かすみ「ちょっ、曜さん早いですって! 待って下さいよ〜!」タッタッタ!
千歌「2人共おかえり〜」
かすみ「はぁ……はぁ……」ゼェハァ
ルビィ「ふふ、お疲れ様♪」
千歌「曜ちゃん達、すっかり元気になったみたいでよかったね」
かすみ「元気がありあまりすぎて大変ですけどね……」グッタリ… 千歌「さてさて。お疲れのとこ悪いけどお願いがあるの!!」
かすみ「はい?」
千歌「この前やったAqoursのパフォーマンス。あれが思った以上に大好評でさー」
千歌「今月末に『ヌマヅ夏まつり』があるんだけどね、そこでも是非ライブをして下さいってオファーが来たんだよっ!!」
かすみ「はあ」
ルビィ「ご近所さんも凄く楽しみにしてくれてるんだよ」
千歌「かすみちゃん! メインボーカル、またやってくれるよね!?」
かすみ「お断りします」ビシッ
千歌「えぇぇぇえええーーーーー!!!」
かすみ「この前のことは感謝してもしきれませんけど、これから先、Aqoursとして活動するつもりはありません」
ルビィ「ど、どうして?」
かすみ「ほら、グループ内にかすみんみたいな唯一無二のアイドルが居ると、皆さんが霞んじゃうじゃないですかぁ〜?」
かすみ「だからぁ〜、やっぱりかすみんはソロじゃないと駄目だと思うんです。エヘッ♡」キャピッ!!
千歌「うぅ〜……そんなぁ」
ルビィ「千歌ちゃん……無理強いはできないし仕方ないよ」 かすみ(大体あのメンバーの中にずっと居たら私が目立てないじゃないですか!!)プンプン
かすみ(ソロでもAqours以上に輝いてみせます! 恋でもアイドルでも絶対負けませんからね!!)キッ!!!
千歌「?」キョトン
善子「で、私にも用事って何なのよ?」
千歌「ふっふっふー。花丸ちゃんから聞いたよ? 善子ちゃんも歌が上手なんだって?」
善子「フフン。当然でしょう? むしろこのヨハネに不得意なことなんてありはしないわ!」
千歌「曜ちゃんも動いたり衣装作りが得意だもんね?」
曜「えっ……千歌ちゃんまさか……」
ルビィ「親愛なる善子ちゃん!」
千歌「曜ちゃん!」
ちかルビ「「ようこそ、Aqoursへ!!」」スッ
ようよし「「!!!!!」」
善子(い、今ルビィが! 親愛なるって! 親愛なるって!!)
曜「それ本気!? っていうかこの衣装どうしたの?!?」
千歌「ライブ用の衣装だよ?」
ルビィ「2人に似合いそうなのを作ってみたの!」
善子(何それ断るに断れないじゃない!!)
曜(アイドルなんて柄じゃないけど退路を完全に断たれたであります……) レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。