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ルビィちゃんに男の兄弟がいた時にありがちなこと
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0222名無しで叶える物語(新日本)
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2020/07/06(月) 00:14:46.92ID:vriL24NF
クリームソーダを頼みたいのに子供っぽいからやめようなんて考えるダイヤさんほんと子どもっぽくてかわいい
0223名無しで叶える物語(えびふりゃー)
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2020/07/06(月) 02:11:59.41ID:fRROy2iL
野生のGODを拝められるとは
0226名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/07/08(水) 04:17:19.28ID:guICgO83
おうちの用事があるから、って言っていたお姉ちゃんから短冊だけ預かってきたけど──。

あれ? この短冊、よく見たら名前が書いてない……?

もうっ──! これじゃあ、誰のお願い事なのか分からないよ!!
お星さまだって、このままだと困っちゃう、よね?

しょうがないなぁ……。
そんなに忙しかったのかな、お姉ちゃん。

キュッ、キュッ。

これでよし、と。

あとは笹に結びつけて──。


  お兄ちゃんといつまでも一緒にいたいです♡   黒澤ルビィ

  お兄様のお傍にいられますように   黒澤ダイヤ


笹いっぱいに吊したお願い事、みんな叶うといいね♡
お兄ちゃん♡♡
0228名無しで叶える物語(光)
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2020/07/09(木) 11:29:40.32ID:zWjh8kJD
お兄様がダイヤさんを甘やかすからダイヤさんもルビィちゃんを甘やかすようになったと言う風潮
0231名無しで叶える物語(光)
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2020/07/11(土) 12:05:04.62ID:3p1PSZb9
ルビィちゃんがお昼寝から起きて夜眠れないとお兄ちゃんは外にこっそり連れて行ってくれそう
夜のコンビニでアイスやお菓子を買って一緒に夜更かししてくれる
もちろん今ねんねしてるダイヤさんの分も買っていく
翌日ダイヤさんにコンビニスイーツあげると「ルビィだけずるいですわ!」って怒る
0235名無しで叶える物語(光)
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2020/07/14(火) 10:50:17.37ID:uL6phPmC
休みの日に3人でお出かけ
ルビィちゃんをまんなかにして手を繋いで歩いてるとダイヤさんは何となく将来子供が生まれたらこんな感じなのかしらと考えてしまう
いや、他意はないけども
0237名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/07/15(水) 07:53:05.31ID:G1nX+yUg
あのね、お兄ちゃん──鞠莉ちゃんってスゴイんだよ!
棒アイスをパクパクパクって食べちゃうの!!

ルビィは棒アイスを食べるのが苦手だから、あんなに早く食べられないんだぁ。
食べきる前に落っことしちゃうこともよくあるし……。

鞠莉ちゃん、スゴイなぁ。

それでね、ルビィも鞠莉ちゃんみたいになりたいなって──あんなふうに食べられるようになりたいぁって思って──。
棒アイス、たくさん買ってきました!
これから特訓して、ちょっとでも鞠莉ちゃんに近づけるようにがんばる!!

でも、ひとりで食べてもあんまり特訓にならないような気がして──。
お兄ちゃん、協力してくれますか……?

エヘヘ──お兄ちゃん、大好き♡

…………
……
0238名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/07/15(水) 07:54:18.57ID:G1nX+yUg

……
…………

生姜湯をお持ちしました。
ハチミツを入れて飲みやすくしてみたけど──甘いものはもう見たくなかったかしら?
クスクス♡

まったく、アイスの食べ過ぎでお腹の調子を悪くするなんて──呆れてしまうわ。
もう子供ではないのですから、お兄様はもっとしっかりして下さい。

……ルビィに付き合ってあげたからなのでしょう?
袋いっぱいに入ったアイスを提げて、廊下を歩いている姿を見かけたわ。

でも、ルビィは意外とケロッとしているのよね。
きっと、三人の中でお腹が一番丈夫なのはあの子──普段からよく食べるもの。

お兄様、早くお身体を治して──。
頼りない姿のままでは──わたくしのお兄様に相応しくないの。
0241名無しで叶える物語(新日本)
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2020/07/16(木) 22:11:04.81ID:0jwQBBVp
逆に、お父様はすごく評価してるけどダイヤさんは認めませんわ!と言ってるお兄様像を提唱してみる
ぐうたらで頭はボサボサ
女たらしで遊ぶのが大好きなお兄様にダイヤさんはいつも怒ってるしルビィちゃんも敬遠
でもお父様不在の時に黒澤家でトラブルが起きた時、一族郎党が皆オロオロする中のそのそと起きてきたお兄様が方々に電話をかけ始め何処かに出かけ、全て丸く収めてしまう
目をまん丸くしたダイヤさんとルビィちゃんに帰ってきたお父様は満足げに頷く
その晩お兄様の部屋の前まで来たダイヤさんは扉をノックしてドア越しにお兄様に厳しく当たっていたことを詫びる
んーだのおーだの生返事のお兄様に許しを得るためドアを開けると……
お兄様は若い女性とあられもない姿で同衾していてダイヤさんは悲鳴を上げる
やっぱりお兄様は黒澤家当主に相応しくありませんわ!!
そんなドタバタな黒澤家を私は望む
0245名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/07/19(日) 07:01:20.20ID:9txUsoum
ルビィ「お兄ちゃん明日のライブ来てくれる?」

兄「ごめんなルビィ明日はどうしてもいけないんだ」

ルビィ「…そっかぁしょうがないねじゃあ今度の日曜日お出かけしたいな」

兄「あーごめんそこも無理なんだよ」

ルビィ「もうルビィのことは大事じゃないんだ……ならいいやバイバイ」

そう言って妹は首を包丁で切り裂き生き絶えていった兄と一緒にいたいという願いすら叶えてやれない自分はもう生きている資格はないだろうせめてルビィの血と肉のついた包丁であっちに行こう…やり直せることなら目一杯甘やかしてやるからな
0248名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/07/20(月) 01:01:42.55ID:2ysA3OFE
ルビィ「お兄ちゃんちょっとお出かけしてくるね」

兄「ん?送ってこうか?」

ルビィ「だ、だめ!お兄ちゃんはこないで!」

兄「あーそうだよな、ごめんルビィもいろいろあるもんなあんまり遅くならないようにね」

ルビィ「じゃあ行ってくるから!」

兄「とうとうお兄ちゃん離れか…」

数時間後

ルビィ「ただいま〜」

兄「おかえりー」

ルビィ「はいこれ、お兄ちゃんにあげる」

兄「え、俺に?」

ルビィ「お兄ちゃんにはいつも助けてもらってるからお兄ちゃんいつもありがとう」

兄「ルビィ……」
0251名無しで叶える物語(新日本)
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2020/07/21(火) 23:39:25.80ID:J68CB7Ln
ルビィちゃんとダイヤさんのこと好き好き大好きなお兄ちゃん
二人にはうざがられてるけど愛を隠そうともしない
授業参観にいつも現れるけどたまたま仕事で来れない時があってルビィちゃんもダイヤさんも心のどこかで今日は来なかったんだ……と思う

本当に可愛い姉妹だ
0254名無しで叶える物語(新日本)
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2020/07/23(木) 23:28:50.06ID:MlLr8wQZ
>>253
お友達の前ではかわいいかわいいして欲しくないみたい……
0257名無しで叶える物語(新日本)
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2020/07/26(日) 18:09:11.66ID:aklwq7lJ
普段あまり家にいないんだけど、ルビィちゃんのお姉ちゃんとしてすっごく頑張ってるダイヤさんが心から甘えられるお兄ちゃん
0260名無しで叶える物語(光)
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2020/07/28(火) 12:05:24.16ID:YB6AZO9R
お兄ちゃんがたっぷり可愛がってくれるからダイヤさんもルビィちゃんをたっぷり可愛がれるんだろうなあ
0262名無しで叶える物語(光)
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2020/07/29(水) 19:13:42.93ID:aCYluxIM
でも大丈夫
ルビィちゃんがお兄ちゃんと手を繋いでてちょっと羨ましいって思ったらお兄ちゃんの方から手を繋いでくれるよ
0267名無しで叶える物語(新日本)
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2020/08/02(日) 22:45:44.37ID:ebQEGCWT
お兄ちゃん性欲なさそう
0268名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/08/02(日) 22:56:58.41ID:ar1po6bz
ルビィ「おねえちゃんて彼氏さんとか作ろうと思ったりしないの?」


ダイヤ「いきなりどうしたの?まあ恋愛というか誰かとお付き合いというのはスクールアイドルだからというのを抜きにしてもあまり興味はないですわね」


ルビィ「えーおねえちゃんすごいモテそうなのに」


ダイヤ「あんな危なっかしい兄がいては恋愛なんてしてられません、料理すら私がいないとロクに作らないんですから」


ルビィ「おねえちゃんて……ブラコン?」
0269名無しで叶える物語(たこやき)
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2020/08/03(月) 01:20:41.43ID:tk3mO9xc
>>268
まぁルビィちゃんは驚異的な男嫌いだから、
そんなお姉ちゃんに近づきにくくなるような事は促さんだろうけどな
0270名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/08/03(月) 01:27:26.10ID:wxq4URJG
ダイヤ「ルビィの方こそ素敵な殿方との出会いとか考えたりするんですの?」


ルビィ「る、ルビィ?あんまり考えたことないけどお兄ちゃんみたいな人ならお嫁さんになりたいな」


ダイヤ「あらあらお兄さまが聞いたら大変ですわ」


兄「ルビィ、ダイヤただいまーお土産あるよ」


ダイヤ「お兄さまおかえりなさい、ルビィお出迎えにいきましょう」


ルビィ「うん!お兄ちゃんおかえり!」
0271名無しで叶える物語(新日本)
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2020/08/03(月) 06:29:19.23ID:jPFnc4td
>>268,270
これよこれこれ
もっとやれ
0276名無しで叶える物語(新日本)
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2020/08/06(木) 23:15:15.52ID:o8oaefwv
ルビィちゃんとダイヤさんの彼氏になる人お兄様と似てる説
0278名無しで叶える物語(新日本)
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2020/08/07(金) 21:45:40.42ID:cDu9o958
海ではしゃぐルビィちゃんをカメラに収め、可愛いですわ〜と狂喜するダイヤさんをお兄ちゃんがパチリと撮って
「ダイヤもね」
顔を真っ赤にして可愛いだなんて!私はもう子どもではありませんわ!
はあかわいい
0279名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/08/07(金) 22:08:59.03ID:a7BZ7TRH
ルビィ「お兄ちゃん明日花火見に行こ!」


兄「いいね、いこうか母さんに言っといで」


ルビィ「はーい!」


ダイヤ「………」


兄「ダイヤも行く?浴衣新調してたでしょ着てるとこ見せてよ」


ダイヤ「お兄さまがそういうならついていきますわルビィも心配ですし!で支度してきますわ!」


兄「スキップするほど行きたかったんだなー」
0280名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/07(金) 22:13:03.05ID:7t2ha7PC
このスレをざっと見たけどルビィちゃんに兄弟と聞いて思い浮かべるのはやはり兄が多数派だな
ルビィちゃんは妹で固定されてしまっており姉というイメージが湧きにくいのだ
0281名無しで叶える物語(たこやき)
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2020/08/07(金) 23:54:05.22ID:guVdZVl5
後、姉としてしっかりしているルビィちゃんより、
妹として可愛らしいダイヤさんを観たいという要望が多いんだろ
0284名無しで叶える物語(光)
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2020/08/08(土) 11:23:11.93ID:9aMeILVR
ルビィちゃんテレビ見てる時弟くんをお膝に座らせてそう
0285名無しで叶える物語(たこやき)
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2020/08/08(土) 11:26:12.41ID:vNeTBouZ
弟がいたらしっかりしたルビィちゃんになってそう
0286名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2020/08/08(土) 12:46:43.56ID:YzxsjyY/
ルビィちゃんから生まれる
0287名無しで叶える物語(光)
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2020/08/08(土) 19:22:00.07ID:9aMeILVR
>>286
やめたまえよ
0288名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/09(日) 01:22:46.19ID:78Dy+EoB
ルビィ「(弟)ちゃんはねー、ルビィお姉ちゃんが産んだんだよー」

(弟)「うそだー」

ルビィ「今も(弟)ちゃん、お姉ちゃんのお膝に座ってるよねー?」

(弟)「うんー」

ルビィ「それはお姉ちゃんのおなかの中にいたのが懐かしいからなんだー」

(弟)「でもそれじゃ、おかあさんみたいー」

ルビィ「運動会もお遊戯会も、見に行けちゃうねー」

(弟)「おねえちゃんは、がっこういけないけどいいのー?」

ルビィ「いいのー」

(弟)「なんでー」

ルビィ「(弟)ちゃんが、とってもかわいいからー」

(弟)「おとこが、かわいいもんかー」

ルビィ「かわいいもーん、はい二つ結びで−きたっ」

(弟)「あー!」

ルビィ「えへへ」
0289名無しで叶える物語(光)
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2020/08/09(日) 13:54:12.50ID:WroOKqsq
弟ちゃんが小5、6あたりになったら捻じ曲がった性欲をぶつけだしそう気しかしないな……なんでだろうな…
0291名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/09(日) 23:34:23.69ID:yKy9IkvZ
『国木田……花丸? なんだよコイツ』

ルビィ「牛若丸とかみたいだよねー、けどとっても可愛い女の子なんだぁ」

『……ふーん』

 
『ヨハネ……? 姉ちゃん女子高だろ』

ルビィ「なんかちょっとヘンだよねー、でも面白くっていい子だからね」

『……ふーん』

 
『今度はリアか……リア王かっつーの』

ルビィ「北海道のお嬢様学校の子でねー、すっごく頑張り屋さんなの」

『……ふーん』

 
ルビィ「……お姉ちゃんのこと、心配?」

『……うっせえ』
0293名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/08/10(月) 22:35:36.20ID:+UsaxtGJ
今日の温泉は──お兄ちゃんを誘って三人で家族風呂です!

ルビィたちはね、練習の後にさっぱりしたくなると帰り道に温泉へ入ることがあって──。
今日は練習を見てくれたお兄ちゃんも誘ってみたんだぁ♡

「いいの?」って言うお兄ちゃんと、ちょっと困ったような顔つきのお姉ちゃんも引っぱって、温泉へレッツ・ゴー♪

やっぱり、大きなお風呂って気持ちイイ!
貸し切りだから、ちょっとはしゃいじゃっても大丈夫──だよね?

お兄ちゃんのお背中はルビィが流してあげる♡

…………
……
0294名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/08/10(月) 22:36:07.60ID:+UsaxtGJ

……
…………

急にごめんなさいね、お兄様。
わたくしは練習を見てもらうだけのつもりだったのに──。
それなのに、ルビィが何の相談もなく、まさか予約までしているだなんて──ちょっと予想外だったわ。

でも、せっかくだから──たまにはゆっくり温泉に浸かって、わたくしたちと英気を養うのもいいと思うの。

それに、温泉は美容にも効果があって──。
ほら。見て、お兄様。
こうやってお湯を流せば──しっとりとした玉の肌♡

少しだけ、触れてみませんか?
0296名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/10(月) 23:24:24.98ID:IF2gihvY
「本当です! お姉さまは、自分はナンバーワンのアイドルだっていつも!」
「うっそだー! ミコミーなんてアイドル聞いたことねーぞー!」
「やーいウソつきー! ウソつき姉妹ー!」
「うぅ……!」

ピッ

ルビィ「……あ〜ダメだ〜、ルビィドラマでもこういうのムリ〜……」

『姉さんも、まだまだ知名度足りませんからね』

ボコッ

『痛いですよ姉さん』サスサス

ルビィ「……手、見せて」

『っ、なんで』

ルビィ「手! 見せて!」

『……』スッ

ルビィ「……これ、誰か殴ったでしょ」

『……』コクッ

ルビィ「お姉ちゃんそういうの、嬉しくない」

『……黒澤家の名に、泥を塗るから』

ルビィ「」ブンブン

『スクールアイドルに、身内のスキャンダルは禁物で』

ルビィ「お姉ちゃんのことで傷付いて!! こんなことしてほしくないのっ!!」

『……っ』

ルビィ「包帯巻いてあげる、こっち」

『…………ごめんなさい』

 
ルビィ「お稽古サボるから、こんなケガしちゃうんだよ……!」グルグル

『お稽古全部やめた姉さんに、言われたくありませんよっ……』ギューッ
0297名無しで叶える物語(光)
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2020/08/11(火) 21:18:35.60ID:shHG+bfv
エッチすぎる
0298名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/11(火) 23:43:45.61ID:dDQP3FAX
ルビィ「ずいぶん髪伸びちゃったねー、わっとと動かないでー」チョキチョキ

弟「ねーねー、なんか見たーい」パタパタ

ルビィ「ちょっと待ってねえ……へへっ、おすすめスクールアイドルのDVD!」

弟「え〜、センタイジャーがいいなあ……」

ルビィ「センタイジャー戦いものだしお姉ちゃん怖いもん……」

弟「む〜……うたったりおどったりしてるの見たってつまんなそう」

ルビィ「ここはお姉ちゃんを信じて……? ね? ね?」

 
弟「かなしみにーとーざされーてー♪」ルンルン♡ スカートヒラッ♡

ルビィ(どうしよう)
0300名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/12(水) 23:32:15.91ID:UL89hqa5
ルビィ「やっぱり花陽ちゃんいいなー、控えめだけど優しくて芯が強くて……」

弟『……(いやいやそれを言うならルビィ姉ちゃんもだろ知らないと思ってんのか
自分からはあまり発言しないのに常に周りを見てて困ってる人のこと見逃さないで
相手の気持ちに寄り添って一緒に解決しようとする熱意も行動力もあるのになのに
何より大切に思ってるダイヤ姉さんが悩んでた時には憧れのあまり目が曇ったのか
見逃しちまうなんて神様そりゃ残酷すぎんだろでもオレは忘れないからな姉ちゃん
姉ちゃんオレが寝小便しちまったのに汚れ物の洗濯や寝具のすり替えまでこなして
挙句ごめんなさいルビィがやっちゃったの……!なんて誰が見ても分かるウソだろ
父さんも母さんも姉さんも分かってんのか分かってないのかまったくもうルビィは
いつまでたってもみたいな説教しやがってその後でオレに向かって照れくさそうに
笑ってルビィちょっとはお姉ちゃんっぽかったかななんて言ってたんだぞああもう
姉ちゃんオレの中でアイドルといったらルビィ姉ちゃんなんだよ他にいないんだよ
今オレに向かってスクールアイドルで誰が好き?なんて言われたらバーカそんなの
姉ちゃんに決まってんだろわざわざ言わせんなよって言いたい……!けど……!)』

弟『へん、スクールアイドルなんてブスばっか』

ルビィ「ひどーい、そんなだからモテないんだーい」

弟『』グサッ
0301名無しで叶える物語(新日本)
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2020/08/12(水) 23:44:34.72ID:T6lNKvdY
>>300
弟くんキモ
0303名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/13(木) 23:27:22.13ID:Rn/OuHdR
ルビィ「できたー! チヘドグマ(仮)さんの着ぐるみパジャマ!」

ルビィ「あとはこれを……うふふ」

 
ルビィ「ねー一回だけ、一回だけ着てみて?」

弟「やだよーぼくお人形さんじゃないのー」だっ

ルビィ「そんなこと言わないで……ああ待って、走っちゃ危な」ずるっ

びたーん

弟「あ……」

ルビィ「……いたぁ……」

弟「……おねーちゃん」

ルビィ「……いたいぃ……」ぽろぽろ

弟「」おろおろ…

弟「!」

弟「」ごそごそ…

ルビィ「」ぐす…

弟「……」つんつん

ルビィ「え……?」ぐすっ

弟「が、がおーっ」

ルビィ「……」

弟「が……が、おー」

ルビィ「……」

弟「……」しゅん…

ルビィ「…………ふふふっ」

弟「…………!」ぱあぁぁっ

 
弟「がおー!」

ルビィ「きゃー♪」

「「あははははっ」」
0305名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/14(金) 23:15:35.53ID:jV6QFQHr
弟友「ウチの姉ちゃんなんかヤベーぞ。 親が見てる前ではすげー優しそうに
世話してくんのに、目が届かないところではメチャクチャ雑に扱われたんだ。
普段がいい子なもんだから親もオレの言うことなんか信じなくてさあ……」

弟「……」

 
ルビィ「ねえねえ、このお菓子あげる。 あ、ご飯前だからナイショね」

ルビィ「こんな問題解けるなんてすごいねー、ルビィより頭いいかもー」

ルビィ「お姉ちゃんとケンカしちゃったの……一緒に寝てもいい……?」

弟「……」

 
弟「母上……ルビィ姉さんは私の本当の姉ではないのですか……?」

黒澤母「!?」
0307名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/15(土) 23:34:04.23ID:BHUQwu4i
テレビ『先日遺体が発見された人気俳優について、警察は自殺との見方を……』

ルビィ「……」

 
スマホ『仕事や家庭で何らかのトラブルがあったとみられ、詳しい事情の……』

弟「……」

 
黒澤父「(冷蔵庫がケーキだらけだ……誰かの誕生日か……?)」
0309名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/16(日) 23:40:19.04ID:IWQK3UTL
ルビィ「……ルビィ頼んでないよ」モグモグ

弟「……僕も頼んでない」モグモグ

ルビィ「好きな味とか覚えてくれてるんだと思ってた。 自分が食べたいのばっか」

弟「なんで買う前に聞いてくれなかったのかな。 こんな量食べきれないのに」

ルビィ「……最近毎日、忙しくて大変そうだったんだもん」

弟「……もっと練習しなきゃって、焦ってたの見てたから」

ルビィ「…………ありがとう」

弟「…………ごめん」

 
ルビィ(でも……)ウップ

弟(なんか……)ウップ

((お姉ちゃんの買ってきたケーキが一番大きい……))

 
ダイヤ「……ふん」
0311名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/17(月) 23:36:56.41ID:siIq+fBl
弟友「ウチの姉ちゃんなんかヤベーぞ。 親が見てる前ではすげー優しそうに
世話してくんのに、目が届かないところではメチャクチャ雑に扱われたんだ。
普段がいい子なもんだから親もオレの言うことなんか信じなくてさあ……」

弟「……」

 
ルビィ「ねえねえ、このお菓子あげる。 あ、ご飯前だからナイショね」

ルビィ「こんな問題解けるなんてすごいねー、ルビィより頭いいかもー」

ルビィ「お姉ちゃんとケンカしちゃったの……一緒に寝てもいい……?」

弟「……」

 
ルビィ?『あは♥ お姉ちゃんのなのに食べちゃった♪ ねえねえお姉ちゃーん?』

ルビィ?『え? ルビィの宿題手伝ってくれるんだ? すごーい(チョロすぎ)』

ルビィ?『ヘンなとこ触ってきたって言おっかな〜、あのね〜今欲しいモノが〜』

 
弟「」ポロポロポロ…

弟友「えっ、なに、待って……オレの為に泣いてくれてんの!?!?」
0313名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/18(火) 23:31:39.70ID:e5vw18Gr
弟「お姉ちゃん、これプレゼント!」

ルビィ「わぁ、ありがとう! とってもかわいい♡」

 
〜帰り道〜
弟「(……あ、お姉ちゃんだ)」

「帰りどっか寄ってくー?」

「ルビィちゃんそれかわいいね、どうしたの?」

ルビィ「これはねー(……はっ!)」

 
雑誌『夢を売るアイドルにとって異性の存在はタブー!』

雑誌『彼氏からのプレゼント→弟からのプレゼントといった言い換えは基本!』

 
ルビィ「……彼氏からのプレゼントなんだ!!」

弟「(!?)」
0315名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/19(水) 23:38:04.16ID:FK/5WTuS
紅玉(こうぎょく)

1. ルビーの和名。 赤くて透明な宝石。

2. リンゴの一品種。 アップルパイなど製菓に適している。

 
弟「……」←勉強中に辞書を引いていて行き付いた

ルビィ「『ルビィの紅玉パイ、どーぞ♪』」ボソッ←後ろで見ていたので囁いてみた

弟「〜〜っ?! ッッ!!!!」←驚いて椅子から転げ落ちてどこか強打した

ルビィ「」ケラケラ←あまりにも期待通りの反応なので嬉しかった
0317名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/08/20(木) 23:50:28.61ID:StZ9P2I9
弟「ルビィ姉ちゃーん、ダイヤ姉さん出掛けてんの?」

ルビィ「……」

弟「え、無視するの……あのさ、今日の夕飯どうしようかって」

ルビィ「…………むー……」

弟「……機嫌損ねるようなこと、ごめん記憶にないんだけど姉ちゃ」

ルビィ「『姉ちゃん』!」

弟「え」

ルビィ「お姉ちゃんのことは『姉さん』! ルビィのことは『姉ちゃん』!」

ルビィ「なんで!? なんで呼び方違うの!? なんでなの!?」

弟「えぇ……今日それ言うの」

ルビィ「言うよ! 気になったんだもん! 今日気になったんだもん!」

弟「いや昔から……ほら物心ついたときから? そう呼んでたから」

ルビィ「じゃあ今から変えよ? なんか変えよ? なんか!」

弟「……パッと思いつかないから、仰せのままに」

ルビィ「……」

 
ルビィ「………………『お姉様』って、呼んで……?」てへっ

 
弟「わさびが沢山あるからこれ使おうっと」

ルビィ「な〜ん〜で〜!? なんでわさび沢山なの!? なんでなの〜!?」
0318名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/21(金) 23:27:20.17ID:+GFGZeAn
ルビィ「みんなー!! 今日はありがとーーっ!!」

弟「イエーッ!!」

弟友「エル・オー・ブイ・イー!! ルッビッィーッ!!」

ルビィ「そこ古いよー! いつの時代だー!」

弟友「ぐあー!」

弟「あははは……」

ピシャーン!!!!

みんな「!?」

ダイヤ「……」

ルビィ「お、おねえちゃん……ふすまはもっと静かに……」

弟「え、えっと……うるさかった……?」

弟友「す、すんません……これは、その……!」

ダイヤ「あなた達だけで盛り上がるなんて……」キッ

みんな「ひっ!?」

ダイヤ「」クワッ

ダイヤ「(ビシィッ)ブッッッブーーー!!!! ですわぁあッ!!!!」

みんな「うおおおおおお!!!!!!」

――姉ちゃん。 俺、忘れないよ。

ルビィ「次の曲は、ダンスもすっごく難しかったんですけど……」

――ずっと口ずさんで練習してた歌、何度も失敗して覚えてたステップ。

ダイヤ「今日もどこかで頑張ってる人達に、ずっと届けたかった曲なんです」

――みんなの為に用意したもの、俺達だけに見せてくれたこと。

弟友「いよっ!! 黒澤姉妹ー!!」ヤンヤヤンヤ

――俺、絶対に、絶対に忘れないから――。

ルビィ「それでは!」 ダイヤ「みなさま!」 「「聴いてくださいっっ!!」」
0320名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/22(土) 23:56:03.58ID:t4XmeQha
○月○日で閉店いたしました。
長い間ありがとうございました。

弟「……このお店、なくなっちゃったんだ」

弟「小さい頃だけど……みんなで食べに来たよね」

ルビィ「……」

弟「……姉ちゃん?」

ルビィ「花丸ちゃん……ルビィの友だちが言ってたんだ」

ルビィ「食べ物屋さんはね、愛人さんみたいなものだって」

ルビィ「おいしい食事を用意して、精一杯の笑顔で出迎えて」

ルビィ「『ここが一番だよ』『また来るからね』なんて言われても」

ルビィ「向こうの家族に何かあれば、そっちの方が優先されちゃうし」

ルビィ「それでも表立って文句なんて言えないの」

ルビィ「そういうものなんだ、って、どこかで諦めてるの……って」

弟「……」

ルビィ「だから花丸ちゃんはね、どんなお店の味も、知っておきたいって……」

弟「…………姉ちゃん、俺さ」

ルビィ「うん……」

弟「黒澤家の人間として……ううん、ここで育った一人として」

弟「色んな人が『また来たね』『明日もよろしくね』って話せるような」

弟「そんな町になるように、もっともっと頑張るからさ」

弟「だから、そんな顔……」

ルビィ「………………ねえ」

弟「何……?」

 
ルビィ「愛人さんって、なんだろう……?」

弟「姉ちゃんマジか」
0322名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/23(日) 23:59:47.40ID:3V0GkMDx
ルビィ「バニラとイチゴどっちがいいー?」

弟「んーバニラかなー」

ルビィ「はーい」

弟「……」

ルビィ「〜♪」

弟「……え、くれないの……?」

ルビィ「え? どっちがいいか聞いただけだよー?」

弟「」

ルビィ「うそうそ、はいバニラ。 あ〜イチゴおいしい〜♪」

弟「……どっちも自分用に買ってたんだけどね……」

ルビィ「うん、おかげでとってもおいしいよ。 ありがとー♡」

弟「……どういたしましてー」

ルビィ「〜♪」

弟「(……まあ、いっか)」
0324名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/24(月) 23:37:36.00ID:Es+m0TcC
ルビィ「それでね、花丸ちゃんと一緒に線香花火したり……」

弟「……」

 
花丸(さん)+ルビィ(姉さん)= 花 ビ ィ

線  香  花  火  だ  け  に

 
弟「……プッ」

ルビィ「どうしたのー? きもいよー?」
0325名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/25(火) 23:32:17.74ID:HsXpEHub
弟「『しなないでー! はなまるちゃーん!』」

弟「『ねえルビィちゃん……いっしょに……つれていってね……』」

弟「『ルビィちゃんのつくる……なつかしい……みらい……へ……』」

弟「『はなまるちゃーん!』」

弟「『フハハハハ! バカめ、じばくなどでこのオレがたおせるものか!』」

弟「『さあルビィ! つぎはキサマのばんだ! かくごはいいな!』」

弟「(ルビィの胴体を花丸の胴体と取り換えて)……じゃーん!」

弟「『な、なにいー! それは……ヤツのボディパーツ!』」

 
ダイヤ「アクアシューターズでガチャガチャと何をしているのですかあの子は」

ルビィ「男の子の方が、ああいうお人形遊び好きだよね」

ダイヤ「というより……私の人形を雑に悪者として使っているのが納得いきません」

ルビィ「あはは……あのほら、お姉ちゃん立派で堂々としてるから……」

ダイヤ「……まさかとは思いますが貴女、私の居ぬ間にあれこれ吹き込んで……!」

ルビィ「違うよ!? ルビィそんなことしてないよっ!」

ダイヤ「では自分の意思で……? 当然ね……妹を疑い貶める姉など……」ずーん…

ルビィ「こ、こらー! お姉ちゃんの役、もっといいのにしなよー!」
0327名無しで叶える物語(新日本)
垢版 |
2020/08/26(水) 00:06:37.70ID:HiU+KGeA
どれだけキモければキモいって言われるんだ
0328名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/26(水) 23:39:06.51ID:VxAtmVKz
黒澤ルビィが、憎い。

「よっ! 席、隣だな。 なんて名前だっけ?」
「へえーお前ラブライブ好きなんだ。 オレもオレも!」
「あールビィ好きなんだー! オレはさぁ……」

黒澤ルビィが、憎い。

「そ、そーなんすよー! こいつルビィとかいう不人気推しててさあ……」
「な? こいつロリコンだからお前がニセコクすりゃ来んの。 もー帰っていーよ」
「だてんりゅうほーおーばくー!! おらー抜け出してみろー!」ギリギリギリ…
「お? お? やめるずら来るー!? はい来なーい! ザマァー!」ギリギリギリ…
「ギャハハハハ!! こいつマジで出してやんの! 絵なのに気持ち悪ィー!」
「『【速報】黒澤ルビィ推し不登校にしたったwww【校内浄化】』」

黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い
黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い
黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い
黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い黒澤ルビィが憎い

黒澤ルビィが、憎い――――――

 
弟「!!!!!!!!!」バッ

弟「……」ハァ ハァ ハァ…

弟「………………、夢……」

 
弟「おはよー」ガラッ

弟友「なあ、これお前の姉ちゃんだろ」

弟「ッ……」ビクッ

スマホ < イチバン チイサイアクマ… カワイガッテネッ!!

弟友「今じゃ貴重だよなこの動画! な、な、他にこういうの知らねーか?」

弟「……!」

弟友「いや〜弟のお前に言うのもあれかと思ったけど……オレ、割とさぁ……」

弟「」ぎゅうううっ…!

弟友「んがー! オメーに抱き着かれてもうれしくねー! はなせー!」
0330名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/27(木) 23:35:46.28ID:x/IA8GvT
〜夏のホラー特集〜

「この前、黒澤の家に遊びに行ったんだ」

「ベッドの下にエロ本とかあった?」

「それが全然。 姉貴の写真ぐらいしか見当たらないんだ」

 
〜夏のホラー特集〜
おわり
0332名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/28(金) 23:42:16.75ID:+CWCOTYl
弟友「サイコパス診断ー! なになに、『H子とR子は親友であった。』……」

弟「なんで有無を言わさず始めてんの」

弟友「『二人は孤独だったが、手を取り合いアイドルとしてデビューした。』」

弟「ふーん」

弟友「『トップアイドルに近付いたH子はある日R子の存在を抹殺する。 一体なぜ?』」

弟「R子が優しくて美しい素晴らしい人間なのが憎かったから?」

弟友「診断結果、『あなたはシスコンです』」

弟「サイコパスどこいった」
0333名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/29(土) 23:40:45.40ID:+bZRncGH
ルビィ「ルビィお姉ちゃんは、何を隠そう実は飛び級しているのです」

弟「だーだ―」

ルビィ「みんなより幼く見られちゃうのも、年相応なので仕方ないのです」

弟「ばぶばぶ」

ルビィ「あなたの素敵なお姉ちゃんになるために、ずっと頑張ってきたのです」

弟「あー」

ルビィ「だからあのね、ここ最近、宿題が大変だなーって思うのも……」

ダイヤ「赤ん坊相手に現実逃避してないで早く机に戻りなさいな」
0335名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/30(日) 23:40:47.29ID:szJb+l7I
ダイヤ「これだけは本心なのですが、私はルビィのことを愛しています」

弟「はい」正座

ダイヤ「アイス泥棒と蔑む向きもありますが、プリンを盗ったことなどありません」

弟「はい」

ダイヤ「そもそもアイスやプリンを食べられたくらいで、一々激昂などしていられますか」

弟「はい」

ダイヤ「私自身、敢えてあの子が勝手に食べるように仕組んでいる節がありますので」

弟「はい」

ダイヤ「洋の東西を問わず、『いい子は天に召されやすい』と相場が決まっているから」

弟「はい」

ダイヤ「私はあの子の魂をあえて汚し、少しでも永く一緒に居られればと考えているのかも」

弟「はい……」

ダイヤ「そうでも思わなければ今日、並んで買った限定アイスを食べられて……」ワナワナ…

弟「お母様ー! ちょっとアイス買って参りまーす!」
0337名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/08/31(月) 23:41:47.90ID:GsMN2C8F
好きなスクールアイドル同士の絡みを挙げよう

名無しで叶える物語
ラヴィ「良子ちゃんスゴイ! カッコイイ!」
良子「フフフ……もっと我を称えなさいリアルベーコン……!」

名無しで叶える物語
ラヴィって親友奪った良子にヘコヘコしてんのなw

名無しで叶える物語
不人気スクドルの哀れな末路ww

名無しで叶える物語
未だに推してる奴らバカだろwww

 
弟「……」ポチポチ

 
【 朗 ☆ 報 】セスナと搾子、今日も仲良し

名無しで叶える物語 
セスナ「それは気付きませんでした! さすがです搾子さん!」
搾子「いえ、当然のことをしたまでです」

名無しで叶える物語
搾子はセスナちゃんを追い落として役割も奪った悪女!

名無しで叶える物語
人気スクドルだと思って推してたのに凋落が酷い!!

名無しで叶える物語
応援してきたファンの気持ちを逆撫でするなんて!!!

 
弟「……」ポチポチ

 
弟「おねえちゃんスクールアイドルって楽しい?」ぎゅー

ルビィ「えー? すっごく楽しいよー。 なんで?」

弟「んー、なんでもない」ぎゅー

ルビィ「なーにー? かまってほしかったー?」
0339名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/01(火) 23:40:41.40ID:SAwWAZgB
姿見に写る、ルビィ。

ルビィ「」ジーッ

弟「」ヒョコッ

ルビィ「……はぁーあ、お姉ちゃんみたいにキレイになりたいな……」

弟「……」

< ルビィー、ちょっと来てー。

ルビィ「はーい」トタトタ

弟「……」ソーッ…

 
ルビィ「おーわったーっと……、あれ……?」

 
姿見に写る、ルビィ ←とっても きれいな おねえちゃん 。

 
ルビィ「……っ、…………」

弟「……へへ」

 
でも、叱る。

ルビィ「ラクガキしちゃ、ダメでしょっ」

弟「ごめんなさーい……」

ルビィ「…………もうっ」
0341名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/03(木) 00:48:17.90ID:/2yAV6IF
黒澤○○ 95/100点
鏡に【写る】。× 映る

 
黒澤父「……」

黒澤母「……」

弟「……」ビクビク…

黒澤父『満点以外が一つだと……この大馬鹿者めッ!!!!』

黒澤母『たった今からお前など黒澤の人間ではない。 出てお行きッ!!!!』

弟「」ガタガタガタ…

ガラッ

ダイヤ「失礼いたします、お父様! お母様!」

ルビィ「おねがい! これ以上怒らないであげて!」

弟「!」

黒澤父「……なら、ダイヤとルビィに任せよう」

黒澤母「この子も自分が何をすべきか、分かっているでしょうし」

弟「……!」コク コク

「「ありがとうございます!」」

ダイヤ「ふふ……!」ウインク

ルビィ「へへ……!」ウインク

弟「」パアァァ…!
0342名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/03(木) 00:52:32.20ID:/2yAV6IF
ルビィ「ごめんねー? もしかしたら、あのまま怒られてた方がよかったかも」

ダイヤ「覚えておきなさい。 弟の失態は姉の失態、弟の不名誉は姉の不名誉だと」

弟「……」ビクビク…

ダイヤ「年が離れていたのは幸いだったわね貴方……あの頃とは時代が違って」

ルビィ「本当だよー、小さい頃のお姉ちゃんなんてこわくて」

ダイヤ「あらルビィ? 散々逃げ回っただけあって肝が据わっているのね」ニコニコ

ルビィ「あはは、やだなーお姉ちゃんこわいこわーい」ニコニコ

弟「」ガタガタガタ…

ダイヤ「ふふ……今から震えていてどうするの」

ルビィ「へへ……これからが大変なんだよねー」

ダイヤ「私は長女として厳しく叩き込まれていますし」

ルビィ「ルビィも花丸ちゃんにいろいろ教わってるし」
 
ダイヤ「お姉ちゃん達のこと」

ルビィ「納得させられるまで」

 
「「逃げられると、思わないで?」」
0346名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/03(木) 23:39:02.31ID:ZaCTpvAW
ルビィ「お姉ちゃんにマンガの本没収されちゃった……」

弟「オレも……マンガばかり読んでいるとロクな人間になりません、って……」

ルビィ「こんなのおーぼーだー!」

弟「そうだそうだー!」

ルビィ「お姉ちゃんだってマンガくらい読んでるはずー!」

弟「はずー!」

ルビィ「だから今からお姉ちゃんのお部屋にそーっと入ってって、マンガの本を探そー!」

弟「えっ……それは……きっと怒られるよぉ……」

ルビィ「ねえお願い! ルビィ、お姉ちゃんの読んでるマンガが知りたいのっ!」

弟「……! わかったよルビねぇ! オレだって男だぁ!」

ルビィ「よーし! お姉ちゃんのお部屋へー!」

弟「とーつげきー!」

 
弟「あ! アン○ンマンのマンガがある! 『メロンジュースを召し上がれ♡♡』だって!」

ルビィ「ちっちゃいころ好きだったなぁ〜♡ あれ? こんな絵だったっけ?」

弟「こっちの『兄と、弟』って書いてあるマンガ、アニマッ○スで見たやつだー!
このくっついてる目つきが悪いのとメソメソしたのが兄弟でー!」キャッキャ

ルビィ「あールビィもこれ知ってるー! 花丸ちゃんのお家にもね、こっちの子と
おしゃかさまみたいな人が仲良くしてるマンガがあってー!」キャッキャ

ダイヤ「――――楽しそうね、二人とも」
0348名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/04(金) 23:35:36.37ID:GJMacNU8
るびぃ「めろめろ〜ぱ〜んちっ!!」
ど ご っ(中途半端に習い事していて妙に腰の入った正拳突きが鳩尾に入った音)
だいや「〜〜〜〜!!!!」
弟「ダ、ダイねぇさんだいじょうぶー!?」
るびぃ「ごめんなさい!! ごめんなさいおねえちゃーん!!」
だいや「『……泣かないで二人とも……おかげで、目が覚めたみたい……!』」
るびぃ「わああぁ……! さすがおねえちゃんっ!!」
だいや「『心配かけたね……もう大丈夫だよクリームパンダ……!』」
弟「……あれ? ぼくクリームパンダやってたっけ……?」
るびぃ「おねえちゃんすごーい! ばんざーい! ばんざーい!」
弟「ば、ばんざーい! ばんざーい!」

ダイヤ「……」パラパラパラ…

るびぃ「ねびゅらちぇーんっ!!」
ご つ っ(父親のベルトを振り回していてよりにもよって金属の部分を当てた音)
だいや「〜〜〜〜!!!!」
弟「ダ、ダイねぇさんだいじょうぶー!?」
るびぃ「ごめんなさい!! ごめんなさいおねえちゃーん!!」
だいや「『……大した傷ではない……たとえ灰になろうとも、立ち上がるのみ……!』」
るびぃ「わああぁ……! さすがおねえちゃんっ!!」
だいや「『エスメラルダ……お前との記憶がいつだって闘志を甦らせてくれる……!』」
弟「え、えすめらるだ……? だれだっけそれ……?」
るびぃ「おねえちゃんすごーい! ばんざーい! ばんざーい!」
弟「ば、ばんざーい! ばんざーい!」

ダイヤ「……」パラパラパラ…

『ダイヤってばこういうの好きデショー? はいプ・レ・ゼ・ン・ト♡』
『あー……ジョークみたいだから、読まないで捨ててもいいからねー?』

ダイヤ「……」パタン

ダイヤ「……たしかに、私にとっては不必要かもしれません」

ダイヤ「もっとずっと……掛け替えのない時間があるんですもの……」ギュウッ…

ダイヤ「ふんっふふふふ〜ん〜……愛で守ると決めたから〜……♪」

 
  
蔵 << おねえちゃぁ〜ん……;; ごめんなさぁ〜い……;; だしてよぉ〜……;; 
0350名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/05(土) 23:45:11.78ID:swp9Rb8M
弟「消しゴムと、シャープペンシルの芯と……」

ルビィ「あれ? どこか行くの?」

弟「え? えっとー……うん……」

 
A『じゃあ何か買ってきてー! あれと、これと、それとー……』

B『一緒に行こっかー。 え、反対方向? ちょっと遠回りくらいいいでしょ〜』

C『もー♡ あんまり待たせちゃダメだよー? このこのー』

 
弟「(どれだ……)」

ルビィ「――車とか、気をつけてね」ニコッ

弟「……、あ、うん……ありがと」

 
弟「袋あります。 ああそれと……そこのアイスもひとつ」

弟「(もしかして……一番うまく扱われているかも)」
0352名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/06(日) 23:41:25.83ID:gRDLgVy0
ルビィ『クマさんのトートバッグ作ったげたよ、大事にしてね♪』

筋骨隆々の偉丈夫で殺人鬼の目をした強面な弟『うっす』

ルビィ『もーっ、ちょっとは喜んでよー』

筋骨隆々の偉丈夫で殺人鬼の目をした強面な弟『……うっす』ギ ロ リ

 
ルビィ「わああああああ!!!!」ガバッ

ルビィ「ゆ、夢かぁぁ……」

弟「」クー クー…

ルビィ「……」

弟「」クー クー…

ルビィ「……どんなになったって、ルビィはお姉ちゃんで、ルビィの弟だからね」

弟「」クー クー…

ルビィ「」なでなで

弟「」クー クー…
0354名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2020/09/07(月) 23:13:29.33ID:amwlwrZT
>筋骨隆々の偉丈夫で殺人鬼の目をした強面な弟『うっす』
>ルビィ『もーっ、ちょっとは喜んでよー』

夢の中とはいえ、リアクションが図太過ぎるw
0355名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/07(月) 23:34:33.51ID:u9eTt7If
「「ゆ〜たいりだつ〜!!」」

 
弟「アハハハ……!」

ルビィ「次、ルビィが逆〜!」

 
ダイヤ「楽しそうに、まぁ……」

兄「……」

 
兄「……やる?」

ダイヤ「やりませんっ」
0357名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/08(火) 23:39:38.21ID:T2Hlt2YM
ルビィ「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が♪」
弟「……」

ルビィ「き〜こ〜え〜て〜く〜る〜よ♪」
弟「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が♪」

ルビィ「クワ、クワ、クワ、クワ♪」
弟「き〜こ〜え〜て〜く〜る〜よ♪」

ルビィ「ケケケケ、ケケケケ、クワクワクワ〜♪」
弟「クワ、クワ、クワ、クワ♪」

ルビィ「のどぼとけー」ギュー
弟「ケケケケ、ケケケケ、クワクワくえぁー↑♪」

「「〜〜〜〜!!」」キャハハハハ… バタバタバタ…

ダイヤ「……幸せですこと」
0360名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/09(水) 23:51:00.12ID:6oivI/zf
ルビィ「アハハ…………く、くあー?!」

弟「ううん、くえぁー↑♪」ギュー

「「〜〜〜〜!!」」キャハハハハ… バタバタバタ…

ダイヤ「……」

ダイヤ「……こらルビィ、あんまり強く押さないであげて」

ルビィ「え? そんなに強く押してないよ……?」

弟「――! ねぇねぇ」ヒソヒソ…

ルビィ「……ええ? それはちょっと……」ヒソヒソ…

ダイヤ「…………なあに、わたくし仲間はずれ……?」

弟「ううん! ねえ、いっしょに歌おう!」

ダイヤ「え? い、いえ私は……」

「「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が♪♪」」
ダイヤ「だっ……だから、別に……!」

「「き〜こ〜え〜て〜く〜る〜よ♪♪」」
ダイヤ「……か〜え〜る〜の〜う〜た〜が♪」

「「クワ、クワ、クワ、クワ♪♪」」
ダイヤ「き〜こ〜え〜て〜く〜る〜よ♪」

「「ケケケケ、ケケケケ、クワクワクワ〜♪♪」」
ダイヤ「クワ、クワ、クワ、クワ♪」

「「しーん」」
ダイヤ「ケケケケ、ケケケケ、クワクワクワ〜♪」

「「〜〜〜〜!!」」キャハハハハ… バタバタバタ…
ダイヤ「〜〜〜〜!」カアアァッ…!

ダイヤ「よッッくも引っ掛けましたわねっ! 二人とも許しませんっ!」ガタッ

弟「ごめんなさーい!」ドタドタドタ…

ルビィ「ル、ルビィはそれはやめようってー!」ドタドタドタ…

ダイヤ「一緒になって笑ったじゃない! 待ちなさいー!」ドタドタドタ…

弟「なんでー!? ギューしてるの怒ってたのにー!」

ダイヤ「ギューしないから怒っているのー!」

ルビィ「」ギュー

ダイヤ「今されても嬉しくありません〜〜!!」

 
黒澤母「……幸せですね」

黒澤父「……ああ」
0362名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/10(木) 23:40:31.89ID:r+4z3aES
ダイヤ「一緒に笑いたかっただけなのに……男の子なんてやっぱり意地悪ですわ……」

ルビィ「………………じゃあ、捨ててきちゃうおうか……?」

 
ダイヤ「というわけで、さようなら」

ルビィ「ごめんね……バイバイ」

弟「えっ、えっ、ええっ……」

「「……」」スタスタスタ…

弟「ま、待って〜」

「「……」」スタスタスタ…

弟「ごめんなさぁい……おいてかないでぇ……!」グスッ グスッ…

ダイヤ「…………っ、泣かないのっ……!」グスッ

ルビィ「……お姉ちゃん、一緒に笑いたかったんだってっ……」グスッ

弟「ごめっ……ん……なさい……もういじわるしないからぁ……!」グスッ グスッ…

ダイヤ「……ほら、手つないであげるから、おいでっ……?」サッ

ルビィ「みんなで帰ろ……ねえっ……?」サッ

弟「……どっちかなんてっ……えらべない、よぉ……!」グスッ グスッ…

「「……!」」

ぎゅうううっ…

 
ルビィ「――――やー、そんなこともあったねー……」

弟「小さい時の話だけど……酷いもんだよね……」

ダイヤ「まったくです……」

ダイヤ「一緒に歌おうなんて言っておいて引っ掛けますし……!」ジー…

弟「原っぱに捨ててこようとか言い出すし……!」ジー…

ルビィ「仲間に入れてって素直に言ってくれないし……!」ジー…

「「「……」」」

「「「…………フフフフ……!」」」

「「「アハハハハハ……!」」」

弟「……ねえ、これからもさ」

ダイヤ「ええ……こうして三人で話せるといいですね」

ルビィ「うん……ずっと、ずーっと……!」
0364名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/11(金) 23:34:30.32ID:PQWxH094
|c||;^.- ^||  アイテム取れませんでしたわ!

/c //;^.- ^// ここで取れなきゃ勝てませんのに!

\c\\;.Д ;\\ ピギィィィィィィィ!!

从[; ╹ ᴗ ╹] 璃奈ちゃんボード「勝手に死んでる」

 1P まけ! 2P かち!

|c||#^.- ^||  ちょっとアイテム全部私にくださいな。

从[; = _ =] ……うん、わかった。 璃奈ちゃんボード「ちょいちょーい」

 
弟「これ……ダイヤ姉さんと、最近仲良くなったっていうお台場の……?」

ルビィ「ううん。 しゃべってるのはげーむじっきょう?の人たちなんだって」

ルビィ「最近、スクールアイドルはアキバなんかのグッズショップだけじゃなくて」

ルビィ「こういうののそざい?としても使われるくらい人気があるみたい」

弟「スクールアイドルって……搾取されすぎてない?」

ルビィ「さくしゅ?」

弟「……ルビィ姉ちゃんって、なんかひらがな多そうだよね……」

ルビィ「あー! お姉ちゃんのことバカにしてるー! えっとーえっとー……」

 
ルビィ「墾 田 永 年 私 財 法 ー !」

弟「なんでそれなの」アハハハ

ルビィ「もー!」
0366名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/09/12(土) 23:43:26.18ID:cX6H1eQO
Q.
落ち込んでいる弟にかけるものといえば?

A.
姉1「優しい言葉」
姉2「お布団」
姉3「熱湯」
姉4「プロレス技」
姉5「せめてもの情け」
姉6「悪口雑言罵詈讒謗」
姉7「心配」
姉8「保険金」
姉9「あと何日持つか今月のバイト代」

「「「「「「「「「私達、姉系スクールアイドルです!!!!!!!!!」」」」」」」」」

 
ルビィ「この新人グループさんの中で誰がすきー?」

弟「俺にきかないで」
0367名無しで叶える物語(新日本)
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2020/09/13(日) 20:04:26.31ID:9PhPi1os
俺やっぱお兄様に甘えるダイヤちゃんが見たいわ
0368名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/13(日) 23:40:24.64ID:BddRmCSd
弟「もうすぐ誕生日だけど、プレゼント何がいい?」

ルビィ「はぁ〜あ」

弟「何その絵に描いたようなタメ息」

ルビィ「姉弟なのになー、一緒に暮らしてるのになー、わかんないんだー、はぁ〜あ」

弟「……」

ルビィ「あーかわいそうだなー、ルビィじゃなくてー、周りの女の子がー、はぁ〜あ」

弟「」ジー…

ルビィの文字T『かわいいお洋服』

弟「………………かわいい洋服、とか……?」

ルビィ「えーすごーい! なんで分かったのー? うれしいー!」

弟「あはは……なんでだろ……」

弟「でも珍しいね、そういうの着てるの」

ルビィ「あ、これ? こういうの好きな子がいて、どんなのかなーって。 変?」

弟「変じゃないけど。 ただ普段は部屋着もっと可愛く凝ってた気がしたから」

ルビィ「そうかなー、これすっごく可愛いと思うんだけど」

弟「へー……」チラッ

ルビィの文字T『どこ見てるの?』

弟「!?」
0370名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/14(月) 23:41:18.76ID:KCty31kR
弟「えっ……なに、今の……?」

ルビィ「ん?」

弟「い、いや……」クルッ

弟「そ……それよりさ! かわいい洋服って言っても……」

ルビィ「え? ちょ、ちょっとまってぇ……!」バタバタ…

弟「(あー、なんだ早着替えか……)……もう少し具体的に」クルッ

ルビィの文字T『間に合ったー♪』

弟「……!」

ルビィ「ど、どうしたのぉ……?」ハァハァ…

弟「……あのさ、そのシャツって」

ルビィの文字T『なんちゃって♡』パッ

ルビィ「」フフーン

弟「!?!?!?」

 
璃奈「ルビィちゃんにあげた新型シャツ、順調かな」璃奈ちゃんボード『楽しいお泊まり』
0372名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/15(火) 23:45:26.95ID:frZ4msog
〜中学校の図書室〜

ルビィ「ねぇねぇ花丸ちゃん、男の子って何が好きなんだろう?」

花丸「――!(とうとうこの質問が……)」

花丸「(ルビィちゃんだって年頃の女の子だもん……)」

花丸「(気になる男の子ができてもおかしくないよね……)」

花丸「(ルビィちゃん、マルから見てもかわいいもの)」

花丸「(かわいいだけじゃなくて、思いやりもあるんだもの)」

花丸「(ヘンな男の子じゃないといいなぁ、ルビィちゃんが悲しまないような)」

花丸「(けどルビィちゃんの選んだ人だもん、そんな変な人じゃないはずだよね)」

花丸「(ルビィちゃんから告白したの? それともその男の子から?)」

花丸「(ううん、まだ名前も知らないのかも、だからそれとなく調べているのかも)」

花丸「(なんかいいな、青春っていうのかな。 本でしか見たことない世界だけど)」

花丸「(マルは何て言えばいいんだろう……マルがおすすめできそうなこと……)」

花丸「(おすすめの本とか……おいしい食べ物とかお店ぐらいしか……)」

花丸「(でもほとんどルビィちゃんに教えたり、教えてもらってるんだよなぁ)」

花丸「(そうそう、何か見ていてもルビィちゃんってこういうの好きかな……って)」

花丸「(こういうの好きなんだ、覚えておこう……って、なっちゃうんだよなぁ)」

花丸「(……)」

花丸「(…………マルとの時間……これからはその子との時間になるのかな)」

花丸「(――っ! 駄目駄目、ダメだよマルっ。 ルビィちゃんの邪魔しちゃだめっ)」

花丸「(ルビィちゃんは友達なんだもん。 マルはルビィちゃんの友達なんだもん)」

花丸「(誰よりも祝福するの、誰よりも応援するの、誰よりも喜ばなきゃいけないの――)」

花丸「(――――どうして?)」

花丸「(っ、どうしてって、どうして? だって、いろんな本で、そういって)」

花丸「(いや、だからっ、どうしてっていうのは、その、なんでっ、って)」

花丸「(なんでって、えっと…………なんで、邪魔しちゃだめなの、って……)」

花丸「(……邪魔しちゃだめだよ……でもマルだって、ルビィちゃんと……)」

花丸「(もしかして……ねぇもしかして、マル……ルビィちゃんの、こと――)」

ルビィ「弟くんへのプレゼントなんだけどね」

花丸「(あ、なんだ弟さんか)――お煎餅とかどうずら?」
0374名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2020/09/16(水) 13:59:01.66ID:CJi25Le3
今から10年ほど前
両親の仲の良かった友人が亡くなりその子供を引き取ることになった黒澤家
最初は妹のルビィちゃんに怖がられたり姉のダイヤさんとうまくいかなかったり色々あったけど今では良好な関係になってる
みたいな妄想が捗る
0375名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/16(水) 23:39:30.65ID:pF2uILss
弟「……」バリボリ バリボリ

弟友「……」

弟「……」バリボリ バリボリ

弟友「……何それ」

弟「……煎餅、もらった」バリボリ バリボリ

弟友「……誰から」

弟「……姉ちゃん」バリボリ バリボリ

弟友「……あー……」

弟「……」バリボリ バリボリ

弟友「……でけーな……」

弟「……これがあと、八枚」バリボリ バリボリ

弟友「……すげー」

弟「……」バリボリ バリボリ

弟友「……なんで……?」

弟「……知らね」バリボリ バリボリ

弟友「……」

弟「……」バリボリ バリボリ

弟友「……嬉しいん?」

弟「…………わりと」

弟友「…………んじゃ、いっか」

弟「(ガサゴソ)……食う?」

弟友「……さんきゅ」

弟「」バリボリ バリボリ

弟友「」バリボリ バリボリ

 
ルビィ「花丸ちゃんのおかげで喜んでた! ありがとう!」

花丸「えっ!? ど、どういたしまして!?」
0377名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/17(木) 23:40:40.76ID:HKS0/Aui
璃奈「これは古今東西、あらゆるスクールアイドルに纏わるデータを基に私が構築した」

璃奈「人工知能『羅睺羅-Eve(ラーフラ・イヴ)』の端末」璃奈ちゃんボード『キリッ』

弟「へ、へ〜……」

璃奈「これを埋め込めば、一期4話ぐらいで熱い涙を呼ぶ愛と友情の一幕を繰り広げたり」

璃奈「二期8話から9話のあたりで雪をヒントに最高に盛り上がる曲を生み出せるような」

璃奈「最強で最高、唯一無二のスクールアイドルへと生まれ変わることができる」

弟「す、すごいな〜……ところで質問が」

璃奈「うん、名付け親は花丸ちゃんだよ」

弟「いや! じゃなくて一期とか二期とか……あなたは一体どこの誰で……」

弟「そもそも僕はなぜ、ベッドに括り付けられているのか……」

璃奈「あ……ごめんなさい。 私は天王寺璃奈、虹ヶ咲学園のスクールアイドル」

璃奈「お姉さんには、試験勉強でとてもお世話になったの」璃奈ちゃんボード『ぺこり』

弟「あー……それはどうも、こちらこそ……」ぺこり

璃奈「なので、これはその恩返し。 あなたを誰にも負けないスクールアイドルにする」

璃奈「それが私に出来る、たった一つの恩返し」璃奈ちゃんボード『スタート』

弟「あああああああああ」

 
 ――今から10年ほど前

 両親の仲の良かった友人が亡くなり
 その子供を引き取ることになった黒澤家

 最初は妹のルビィちゃんに怖がられたり
 姉のダイヤさんとうまくいかなかったり

 色々あったけど今では良好な関係になってる――

 それがこのオレ、黒澤弟乃介! スクールアイドル目指して特訓中!

 だけどスクールアイドルって、今までずっと女の子ばかり。
 ウチの男子校で部活の申請してみたけど、バカかお前はって断られちまった。

 だけど絶対に諦めねえ! だってオレ、姉さん達と約束したんだ!
 スクールアイドルの素晴らしさを、みんなに伝えてみせるって!
 誰だって、スクールアイドルになれる世界にしてみせるって!

 そう、それがオレ達と始める物語!
 
 ラ ブ ラ イ ブ ! ブ ラ ザ ー プ リ ン ス ! ! !

 
花丸「…………」

花丸「いや、もうちょっと捻りを……やっぱり書き直そうっと」グシャグシャ ポイッ
0379名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/18(金) 23:41:00.94ID:TCV5ldRm
ルビィ「ルビィは果林さんかな〜」

弟「へー、意外。 花陽さんとは雰囲気違うのに」

ルビィ「……友達の話、なんだけどね」

弟「うん?」

ルビィ「アイドルっていろいろ大変で、『クビ』とか『リストラ』は『卒業』って言ったり」

ルビィ「応援してくれるファンの人達の気分が悪くならないようにすることが多いんだけど」

ルビィ「それは、ちょっとでも気分が悪くなると応援するのをやめられちゃうからで」

ルビィ「『こいつ応援していると周りからバカにされそう』とか」

ルビィ「『もっと人気があって盛り上がれそうな子にしよう』みたいに」

ルビィ「ちょっとでも引っかかることがあると、ファンだった人達、いなくなっちゃうの」

ルビィ「ほんと、サァァー……って、潮が引くみたいにいなくなっちゃうんだ」

弟「……」

ルビィ「……やだなー、もー! そんな顔しないでよー! 友達の話だよ?」

ルビィ「ほら、果林さんってカッコいい声してるし! 素敵な大人のお姉さんだし!」

ルビィ「だから、ちょっとくらい何かあったって……応援してほしいなって」

ルビィ「ルビィも花丸ちゃんと一緒に可愛がってもらったし……応援したいなって」

ルビィ「いやルビィもお姉ちゃんだけどね!? 素敵な大人のお姉ちゃんなんだけどっ!」

ルビィ「えっと……お裁縫なら勝てる…………勝てそう、かな……?」

弟「……姉ちゃん」

ルビィ「……あー! ね、ね、『潮が引くみたい』って、ちょっとカッコよくなかった?」

ルビィ「なんか……花丸ちゃんみたいじゃない? ぶんがくてき、っていうのかなー?」

ルビィ「へへ、ぶんがくてきお姉ちゃんって呼んでもいいよ〜? なーんて」

弟「…………」

 
弟「姉ちゃんさ、このミシン前に欲しがってたでしょ。 あげる」

ルビィ「えええ?! 出たばっかりの高いのだよ!? なんで?」

弟「んー……、いつも世話になってるし」

弟「応援、しようかなって」
0381名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/19(土) 23:45:16.74ID:2IIBNyjl
弟「Aqoursの曲って、梨子って人が作ってるんだね」

ルビィ「写真あるよ、見る?」

弟「へー、綺麗な人」

ルビィ「都会の女の子だもんねー、やっぱり違うよ」

弟「都会の女の人かー、どんなところが?」

 
ルビィ「……所作が」

弟「所作?」

ルビィ「洗練された、ところが」

弟「洗練?」

ルビィ「かもしだす、何かが……」

弟「ごめん姉さん、僕が悪かった」

ルビィ「いい人なんだよ! すっごく優しいんだよ!」

弟「分かった! 分かったから!」
0383名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/20(日) 23:38:41.14ID:ebBgrG79
ルビィ「」そわそわ

弟「……」

ルビィ「そわそわ」そわそわ

弟「……」

ルビィ「そわそわ〜」そわそわ

弟「……」

ルビィ「そ〜わ〜そ〜わ〜」そわそわ

弟「……なに」

ルビィ「えー? なんでもないけどー?」

弟「……誕生日の話だよね……?」

ルビィ「あー! 女の人にトシの話しちゃうんだー! ダメだなー、もー?」

弟「」イラッ

ルビィ「ねぇねぇ誕生日いつだっけー? ルビィはねー、あ・し・た♪ フフフッ♡」

弟「」イラッ

弟「……それ、ダイヤ姉さんにもやってくれば……?」

ルビィ「……やってみたらね、『去年と何も変わってなさそうねっ』って……」

弟「あ……」

ルビィ「まあ誕生日プレゼント隠してるところでこれやったら怒っちゃうよね」

弟「俺も怒っちゃっていいよね」

ルビィ「え? プレゼント隠してたの? ねーねー見せてみせてー!」

弟「あーもー!!」(うれしい)
0385名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/22(火) 00:00:06.87ID:lcoqwmSe
ルビィ「あ、こんなとこにいた〜」

弟「」グスッ グスッ…

ルビィ「ほら、ルビィの誕生日パーティー始めよ? みんな待ってるよ〜」

弟「……ごめんっ、なさぁい……」グスッ グスッ…

ルビィ「ケーキのこと? 大丈夫だいじょうぶ」

弟「だって……だってぇ……」

弟『ルビィおねえちゃーん! たんじょうびおめでとうー!』よたよた
ダイヤ『あああ、やっぱり私が……』
ルビィ『もうちょっと……もうちょっと、ゆっくり……』
弟『ほら、おねえちゃんのケーキぃっ――』グラッ
『『――!』』ダッ

ルビィ「……ケガ、しなかった?」

弟「……うん」グスッ…

ルビィ「じゃあ、よかった」

弟「でも……おねえちゃんの、ケーキ……」

ダイヤ「いつまで泣いていますの」

ルビィ「あ、ケーキの方に飛びついてったお姉ちゃん」

ダイヤ「貴女がそっちを支えると踏んでの行動ですっ! ちょっと崩れましたが……」

ルビィ「えへへ……冗談だってば。 ありがとう、お姉ちゃんっ」

ダイヤ「……まぁ、味があると思いましょう。 怪我はなかった?」

ルビィ「うん、大丈夫だって」

弟「……ごめんなさい」

ダイヤ「謝るくらいなら、覚えておいて頂戴。 皆が貴方を見ているのだと」

ルビィ「心配してたんだから、ってことだからね」

ダイヤ「ルビィっ」

ルビィ「えへへ……、じゃあルビィからも」

ルビィ「(ギュッ)……今度はこの手で、誰かのこと、支えてあげてね」

弟「……っ」

「「――さあっ」」

 
ルビィおねえちゃん、おたんじょうびおめでとう。
ダイヤおねえちゃん、いつもありがとう。
ふたりのおねえちゃんの、おとうとで
ぼく、とってもしあわせだよ。
0387名無しで叶える物語(茸)
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2020/09/22(火) 20:57:33.33ID:Em8tw7Sr
                                -------,,,ノノ  
                              /;,丿'''"""´´´`彡
                             / ,ミ:::::    闇   iミ
                             |ミミシ:::::: / ,,,〜,,\!
                          _,-''  )シ::: ,,(/*;)、 /★)| ,,・ ∴.' 
         ∧sw∧           , -' (.__,-''し::::: ) ))' ´i |`⌒i 
        ( #゚Д゚)        .,-'~ ,- '   ミミ:::::ヽ   f o o)、i  
      /⌒ )ヽ(w i      .,-'~  ,-'~   , ),・ヽ::::::::| ))-=三=-∵・∵
     .,/  /    ヽヽヽ  ,-/'~  ,ノ   ,、', __/ヽヽ::::  ゛゛ノ    ;’``゙.ー--,, ・,
     / ^)'     l ゝ _)-'~   ,-'~        / ヽ`ー-‐'  ̄ ̄ヽ
    / /'  ヽ    ^ ̄   ,-'~        /  /  ) ノ  ̄   \   
  (vvvつ  ヽ     /     (⌒`──'\ / ///酒井ノ /\ 
         |    /      ゙────/71/ / /かずお|\/\  'ヽ
            l、_  /              / //     //    \  \

俺達やGODが作り上げたラブライブ!サンシャイン!!をゴミ糞バカアニメに改悪するな!!
CYaRon!の名付け親のにこっぱなのおっさんも草葉の陰で泣いているぞ!
Aqoursのキャラをテメーのくだらん自己満足のために改悪した挙げ句おもちゃにしやがって・・・
お前のやっていることはどう考えても原作レイプだということをいい加減に理解しろッッ!!
サンシャイン!!の劇場版が終わったらバカ嫁共にとっととこの業界から失せろ!!
この中村負広と並ぶセンスダサすぎ(笑)、器小さすぎ(笑)の自己満足オナニード低脳無能暗黒監督がっ!!
0388名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/22(火) 23:38:31.83ID:h8W10fd9
弟友「今ごろお前の姉ちゃん二人、どっか出掛けてんだよなー」

弟「まーね」

弟友「寂しくないん? きょうだい水入らずに入れてもらえないの」

弟「どうしたってノリは違うし、二人が楽しいならそれが一番っしょ」

弟友「いー弟さんしてるねぇ。 んじゃ今日オレが誘ったのも正解だったってワケで」

弟「うん、ありがとう。 感謝してる」ニコッ

弟友「へ?! い、いやお前、んなマジに取られてもっ……!」

弟「pinoラス1もーらいっ」パクッ
0389名無しで叶える物語(SIM)
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2020/09/23(水) 08:45:11.02ID:oeGIZBkZ
……おはようございます、お兄様。

えっ? 顔色がよくない?

ごめんなさい、朝からこんな顔をお兄様へ見せてしまって。
最近はお稽古や家や学校のことが少し忙しかったから、そのせいかもしれないわね。

でも、大丈夫。
少し休んだら、ちゃんと登校するわ。
幸い──今朝はルビィがちゃんと起きてくれたから、朝からバタバタする必要もないし。
ルビィは先に行かせたから、あの子のドジに巻き込まれる心配もないし──。

──休むなんて、わたくしには出来ない。

お気遣いはとても嬉しいけれど、もう制服に着替えてしまっているし、それに朝は校内放送だって──。

……。

お兄様の言うとおり、どうやら無理が祟ってしまったみたいね。
分かりました、今日はお休みを頂きます。

だから、もう少しだけ──。
せめて、気分が落ち着くまでは──。
不甲斐ない妹だなんて思わずに、お兄様にもたれたままでいさせて下さい。
0392名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/23(水) 23:45:40.63ID:0Lw5RhOR
ルビィ「四連休が〜遠ざかってっちゃう〜」

弟「それもう十回ぐらい聞いたー」

ルビィ「そうだ! イモート会議しよう!」

弟「イモート会議?」

ルビィ「うん! 最近はやってるリモート会議みたいなの!」

弟「はやってるっていうか……まあ学校でも部活でも習い事でも使ったことあるけど」

ルビィ「そう! だけど今日はイモートで、会議! だからイモート会議!」

弟「半年くらい前に思い付いててほしかったなぁ」

ルビィ「じゃあスタートね! 妹についてどう思いますかー?」

弟「いやどうって言われても……妹いないし……」

ルビィ「あ〜も〜つまんない〜! 弟ちゃんのつまんなさがルビィお姉ちゃん心配〜!」

弟「そういうの、ダイヤ姉さんなら徹夜上等で語り明かしてくれそうだけど」

ルビィ「そうか! イモート会議だもんね! 二人がイモートで会議すればいいんだ!」

弟「イモートで会議すればいいって」

ルビィ「ねーねーお姉ちゃーん、妹についてどう思いますかー?」ぱたぱた…

弟「……」

ばたばたばた…!

ルビィ「なんでルビィがあっちこっち走ってるの?! オトート会議にしようよっ!」

弟「四連休の間にやろうよそういうのぉっ!?」

 
ダイヤ「妹についての会議、イモート会議ですか」

ダイヤ「まず妹とは何か、妹のいない貴方にはそこから話す必要がありますわね」

ダイヤ「そもそも妹のいる人生とは、いつから始まるものだと思いますか」

ダイヤ「生まればかりの赤ん坊を見た日から? お母様のお腹に耳を当てた日から?」

ダイヤ「いいえ、忘れもしないあの日。 『お姉ちゃんになるのよ』と言ってもらった日」

ダイヤ「私自身がこれまでと違う、妹を持つ『姉』であることを自覚した瞬間こそ……」

弟「徹夜上等徹夜上等徹夜上等……!」ブツブツブツ…
0394名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/24(木) 23:47:59.14ID:IqUWMYMh
弟「……イモート会議、ダイヤ姉さんからは以上です……」

ルビィ「〜〜!」アハハハ…

弟「え〜そんなに笑うところあったかな……ダイヤ姉さん結構真剣に話してたんだけど」

ルビィ「あは、あははは……う、う、う、『生まればかりの赤ん坊』〜〜!」アハハハ…

弟「そこ!? すっごい最初の方だよ!? 二、三時間話してた最初の方だよ!?」

ルビィ「だって……だって……生まれたばかりって言おうとしたのに……っ!」アハハハ…

弟「……」

ルビィ「うまうま生まれ〜、ウマ生まれ〜、生まれ〜ばかりの〜赤ん坊っ! へいっ!!」

ルビィ「〜〜〜〜!!」アハハハ…!

弟「『箸が転んでもおかしい年頃』って、こういうのなのかな……」

ルビィ「え!? 箸!? はし!? おはし転んじゃうの!? あははは……!」アハハハ…

弟「…………んじゃ今までの、ダイヤ姉さんに伝えてくるから」

ルビィ「ああ〜待ってまって〜! お姉ちゃん傷ついちゃうルビィ怒られちゃう〜!」

弟「だってこれイモート会議……いやオトート会議だっけ? だから……」

ルビィ「えぇー……どうしようどうしよう……」

弟「……それじゃオトートにありがちな、音声の乱れってことで」

ルビィ「え!? オトートってよくあるの? しょうがないなあ〜もう〜」

弟「あっはっは……はぁ。 で、ダイヤ姉ちゃんに何て返す?」

ルビィ「ん〜それじゃあ……」

ルビィ「『ありがとうお姉ちゃん。 ルビィもお姉ちゃんの妹でよかった♡』って♪」

弟「ん、わかった」

ルビィ「『よかった』じゃないよ? 『よかった♡』! はいっ!」

弟「……『よかった♡』っ!」

ルビィ「えー何かちがうよー、オトート音声乱れてるからちゃんとしようよー」

弟「あーあーすいませんこれがオトートの限界でして……!」

 
弟友「うちペット飼っててさー、振り回されてばっかだけどそれが嬉しいやら楽しいやら」

弟「あーなんかそれすっごいわかる」
0396名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/25(金) 23:52:05.12ID:02w0HRH3
ルビィ「何それー? なんのゲーム?」

弟「3DSのドラクエIII。 友だちがやってたのかりた」

ルビィ「えー見せて見せてー、隣いい?」

弟「うん。 まだはじめたばっかり」

ルビィ「『一緒に冒険する人について教えて』だって! ねえこれ、ルビィにもできる?」

弟「うん。 名前とか性格、じぶんで決められるよ」

ルビィ「えーすごい! お姉ちゃんと冒険しよ、しよ?」

弟「うん、わかったー」

 
 ルビィ あそびにん おじょうさま

 
弟「ごめんなんかごめん」

ルビィ「ちょっと待ってルビィお姉ちゃんのことどう思ってるのー」
0398名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/27(日) 00:13:34.13ID:INHH+r26
ルビィ「それじゃ本当に、イジワルしたわけじゃないのー?」

弟「うんっ、ウサギみたいな耳だし、おねえちゃんかわいいのすきかなって。 それと……」

ルビィ「へー。 この『たね』の使い方で、性格っていうのが決まっちゃうんだー」

弟「そうそう、あとはこの『しょくぎょう』がいろいろあって」

ルビィ「ほんとだ、いろいろあるねぇ……僧侶、お坊さんかぁ……」

 花丸『うちのお寺のお庭のお掃除がたいへんずら〜』

ルビィ「……花丸ちゃんだぁ! ねぇねぇ、花丸ちゃん作ってみて!」

弟「おっけー。 は、な、ま、る、っと。 『たね』はおねがーい」

 はなまる そうりょ きれもの

ルビィ「わーできたー! すごい花丸ちゃん切れ者だってー! ねぇ他には? 他には?」

弟「えっと……あ! いっしょに本もかりたから、みていいよっ」

ルビィ「ありがとっ。 あ、この武闘家って子、理亞ちゃんみたい!」パラパラ…

 理亞『遊びじゃないっ!!』
 りあ ぶとうか おてんば

弟「……あってる?」

ルビィ「うん! 理亞ちゃん運動神経すごいんだー! でも可愛いんだよ?」

弟「『かわいさ』っていうのはないからなー」

ルビィ「ねーねーほら見て見てー! 商人の町っていうのが作れるんだってー!」パラパラ…

弟「おねえちゃん?! はじめたばっかりだから先のほういわないでっ!?」

ルビィ「あああ、ごめんねっ? でも、商人の町かぁ……」パラパラ…

 善子『もしかして……ギャラ?!』ギラン

弟「よしこ? ヨハネ? どっち?」

ルビィ「ヨハネちゃんで!」

 ヨハネ しょうにん おちょうしもの

ルビィ「あはは……! 善子ちゃんお調子者〜……!」ケラケラ

弟「いまよしこちゃんって……」

ルビィ「そうだ! やっぱりお姉ちゃん作らないと! もちろん、この『勇者』ねっ!」

弟「それだとさいしょからやりなおし……でもいっか! やろうやろう!」

ルビィ「へへ、待っててねー、勇者お姉ちゃん!」

弟「……できた」

ルビィ「お! まってましたー! どれどれー?」
0400名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/27(日) 00:15:44.76ID:INHH+r26
ルビィ「」

弟「」

ルビィ「……え、まって……」

弟「……おねえちゃん、やってみる……?」

ルビィ「う、うん………………できた……」

弟「みせてー……」

 ダイヤ ゆうしゃ みえっぱり

ルビィ「」

弟「」

ルビィ「……ちがうよ!? わざとじゃないよ!?」

弟「わかるよ!? わかってるよ!? おねえちゃんっぽくこたえたんだよ!?」

ルビィ「ね!? ね!? そうだよねそうだよね!? こたえてるんだよ!?」

弟「こ、このしつもんが……」

ルビィ「そ、そうそうこの質問が……」

弟「……」

ルビィ「……」

ダイヤ「あら、仲良くゲームですか。 なにしているの?」

「「わあああああ!!!?」」

ダイヤ「!?」
0402名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/28(月) 00:11:59.42ID:xdecxT/H
ダイヤ「『勇者が天に選ばれし者なら、賢者は神に選ばれし者』」

ダイヤ「この本にもある言葉ですが、悲しいことに人の身でそれを知ることはできません」

ダイヤ「それでも同じ時代で各々の困難に立ち向かう、数多の勇者や賢者のために歌う」

ダイヤ「『さあ盛りあげてよ』ではない、『さあ盛りあげるよ』の高潔なる精神」

ダイヤ「これぞ人に選ばれし者、全スクールアイドルの理想像と言えましょう」

ルビィ「……」

弟「……」

ダイヤ「フフ……なんて。 少し、気障だった?」

弟「えっと……」

ルビィ「お姉ちゃん……それ……」

 ダイヤ ゆうしゃ みえっぱり

ダイヤ「〜〜!」プルプル…

弟「ごめんなさいごめんなさい!」

ルビィ「お姉ちゃん投げようとしちゃダメ〜! それ借りたゲームなんだって〜!」

ダイヤ「……実を言うと、私もこのゲームを始めようとしていたの」

ダイヤ「鞠莉さんに、ニホンジンの教養デースなどと半ば押し付けられたSwitchのそれを」

弟「ぜんぜん、しらなかった……ゲームやってたなんて……」

ダイヤ「私だって仙人のように無欲ではないの! すべきことをした空き時間に、ですっ!」

ルビィ「お姉ちゃん、そんな怒んないであげて……」

ダイヤ「……ごめんなさい。 ですがそれきりです。 やはり私にゲームは……」

弟「……ねえ、やってみない?」

ルビィ「ち、ちょっと……」

ダイヤ「……言ったでしょう、私には」

弟「うん。 だからふだんのダイヤねえさんとして、じゃなくて」

弟「なりたい、なってみたいダイヤねえさんとして、はじめてみてほしいなって……」

ダイヤ「なりたい、私……」

ルビィ「ルビィからもおねがい! お姉ちゃん、一緒に冒険しよう?」

ダイヤ「ふふ……その言葉。 案外貴方、いいスクールアイドルになれるかも?」

弟「えへへ……なんか、てれちゃう……」

ルビィ「さあ始めようよ! 親愛なる、お姉ちゃんっ!」
0403名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/28(月) 00:15:03.27ID:xdecxT/H
ダイヤ「できましたわ!!」

 ダイヤ ゆうしゃ ロマンチスト
 ルビィ あそびにん おじょうさま
 はなまる そうりょ きれもの
 りあ ぶとうか みえっぱり

ルビィ「」

弟「」

ダイヤ「魔王が跋扈する闇の時代を照らすアイドルになると言い残して出奔した妹」

ダイヤ「ですが本人は溢れる才能を眠らせたまま酒場で遊び呆けているばかり」

ダイヤ「そこで彼女の大の親友となった、一大冒険譚を上梓する夢を持つ花丸さん」

ダイヤ「一足先に勇者として旅立った姉を追う、少しばかり大言壮語な理亞さん」

ダイヤ「彼女たち三人を束ね、まだ小さい弟のために世界を救う希望として旅立つ私!」

ダイヤ「日常では決して味わえない、ロマンですわぁ〜!!」

ルビィ「お姉ちゃんまで……ルビィのことぉ……」

ダイヤ「ごめんねルビィ……『あいくるしさ』や『かわいらしさ』や『いとおしさ』」

ダイヤ「『スクールアイドルあい』があれば、すべて注ぎ込みたかったのだけど……」

弟「だいじょうぶだよおねえちゃんっ! あふれるさいのう、なんだって!」

弟「そ、それに! 『始めようと』って……どうしてやめちゃったの?」

ルビィ「そうそう! それとあと……果南さんや鞠莉さんは……?」

ダイヤ「………………同じです」

「「え……?」」

ダイヤ「まっっったく同じです!! 二人の目の前で始めようとしたのです!」

ダイヤ「なのに、『ダイヤ ゆうしゃ みえっぱり』になって!」

ダイヤ「それを鞠莉さんは……果南さんと一緒になって大笑いしたの〜っ!!」

ルビィ「お姉ちゃん……ごめんね……」

弟「ひとのみ、って、みんなたいへんなんだなぁ……」
0406名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/28(月) 23:36:48.53ID:6gA1eWjh
ルビィ『ちょっと来てー! 部屋におっきな虫が入ってきたのー!』

ルビィ『わざわざ電話って、お姉ちゃんも頼まれたって困っちゃうでしょー! ねぇー!』

ルビィ「待ってたよー! ほらあそこー! 早く何とかしてはやくー!」

ルビィ「ほんとおっきいよねー? どのくらい? ねえどのくらいかなぁ?」

ルビィ「ああ待ってー! やっぱりつぶしちゃかわいそう……」

ルビィ「どうすんのさって何か考えてよー! もぅー!」

ルビィ「あ、あ、あ! すごいすごいティッシュだけで捕まえちゃったー!」

ルビィ「えーちょっとなんでこっち向けるのー!? なんでなんでなんでー!?」

ルビィ「え? 窓開けるの窓? あれこれどうやるんだっけ……?」ガチャガチャ…

ルビィ「わー飛んでっちゃったー……ばいばーい……!」フリフリ

ルビィ「あぁ〜ありがとぉ〜、また何かあったらよろしくねー♪」

 
弟友「見ろよこの動画! 箸でハエを掴む達人! どうすりゃ身に付くんだろうなー」

弟「……姉でも居たんじゃね」

弟友「へ!?」
0408名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/29(火) 23:44:04.73ID:tZirKYH/
せつ菜「みなさん!!!! 愛さんが最高のダジャレを披露してくれるそうです!!!!」

せつ菜「他の生徒や先生方にも声を掛けました!!!! さあどうぞ愛さん!!!!!!」

 
愛「あ〜あ、さっきのダジャレはケッコー自信あったのにな〜」てくてく

璃奈「愛さんならモノマネダジャレ『みんなー会いたかったよー! 愛だけにー!』を
使う場面だって気付けたはず。 ウケれば儲け物、ハズしたとしても元ネタ通り。
璃奈ちゃんボード『死なば諸共』」てくてく

愛「いやいやりなりー。 愛さんはダジャレを、誰かを傷つけるために使わないのが
モットーだかんね〜? やっぱさ〜、みんながこう、楽しくなるもんじゃないと〜」

璃奈「それ、愛さんの本音……? 璃奈ちゃんボード『女の勘』」

愛「ん、ちょっとウソついてる」

璃奈「じゃあ、なんで」

愛「――ダジャレのあとシーンってなるのってさ、結構キツいんだ」

璃奈「……」

愛「いやでもりなりーやっぱ頭いーわー! 今度せっつー会いたかったよーキメた時は、
りなりー直伝の『愛さんも会いたかったよー! 愛だけにー!』で決まりーってね!
いやー儲けもうけー!」アハハハ

璃奈「……私は好きだよ」

愛「ん?」

璃奈「愛さんの、…………ダジャレ」

愛「ん、サンキュッ。 それよかりなりーどう? どう? さっきの愛さん自信作!」

璃奈「……面白くは、なかった。 璃奈ちゃんボード『ごめんね』」

愛「そっかー」アハハハ

 
ルビィ「璃奈ちゃんから聞いたんだけど、きっとこういうのが『いけめんさん』なんだよ!
ほらほらマネしてみて! いけめんさん目指して! はいっ!!」

弟「『ダイヤ姉さん!!!! ルビィ姉ちゃんが言いたいことがあるって!!!!』」

ルビィ「なんでぇ?!!!」

ダイヤ「『私は好きですわよ』」キリッ

ルビィ「ちょっとまってぇ?!!!」
0410名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/09/30(水) 23:36:46.32ID:si5iOh2q
ルビィ「これおいしそう〜、でもな〜こっちもいいなあ〜……」

弟「じゃあこっち頼んでみるよ。 半分こにすればどっちも食べられるし」

 
ルビィ「スマホ新しいのにするけど、同じのにしない?」

弟「うん、いいよ。 使い方覚えておくね」

 
ルビィ「他に男の人なんてなー、弟ちゃんいればそれでいいかもー」

弟「あははー。 ありがたく受け取っとくー」

 
弟友「お前……生きてて楽しいん……?」

弟「殴っていいか」
0412名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/01(木) 23:50:08.79ID:XXp/Lzgx
弟「カノッサの……くつじょく……?」

花丸「お、よく読めたねぇ。 さすがルビィちゃんの弟さんずら〜」

 
――この人は国木田花丸さん。 お姉ちゃんのお友達です。

 
花丸「これは聖職叙任権を巡って、11世紀当時のローマ王とローマ教皇が……」

弟「???」

花丸「あー……スクールアイドルは好きかな?」

弟「うん! お姉ちゃんに、いっぱい教えてもらったんだ!」

花丸「そうかぁ〜。 じゃあ、ルビィちゃんはいま席を外しているし……」

花丸「あるところにね、小説を書く女の人とアニメを作る男の人がいたんだ」

花丸「スクールアイドルを題材とした物語で、覇権――すごく強い力を得たんだけど」

花丸「その中でも、片方ではAって子とBって子が超の付く幼馴染だったり」

花丸「もう片方ではAって子はCって子とずっと一緒にいたともだちだったりしたの」

弟「えっと……小説と、アニメで、やりたいことが違うってこと?」

花丸「うん。 けどアニメは沢山の人に広まっていたの。 女の人も無視できないほどに」

花丸「それでも女の人はAとBの話に熱心で、AとCには殆ど目を向けなかった」

花丸「これが、男の人にとっては面白くなかったのかもしれないね」

花丸「時が流れて次の世代――新しいスクールアイドルの物語で、事件が起きたんだ」

花丸「女の人の中では、仲良しでラブラブな幼馴染コンビの構想があったのに」

花丸「男の人がアニメで、その片方を他の子の幼馴染にしちゃうんだ」

花丸「しかも『お前をモデルにしたこの文学少女、本性はこんなだろ』と言わんばかりに」

花丸「新幼馴染への嫌味と食べ物への執着と、いの一番にバテる体力しか与えないで……!」

弟「ひどい……」

花丸「さっきも言ったけど、アニメは沢山の人の支持を得ていて、女の人も逆らえない」

花丸「けれどこのままじゃ積年の恨みを叩きつけるかのような、暴虐非道の振る舞いに」

花丸「築き上げてきた仲良しラブラブ幼馴染コンビが、蹂躙されてしまうずら……!」

弟「そ、それで……どうなっちゃうの……?」
0413名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/01(木) 23:54:01.61ID:XXp/Lzgx
花丸「――それから女の人は意を決したの。 膝を折り、筆を取ったずら!」

花丸「表向きは許しを請うように……心の中では踏み躙られた怒りと再起への誓いを胸に!」

花丸「今まで書かずにいたAとCを己の文才に懸けて、それはもう甘〜く描き出したの!」

花丸「もう、もう、砂糖漬けのいちごで埋め尽くしたチーズケーキのように!」

弟「砂糖漬けのいちごで埋め尽くしたチーズケーキぃ〜……!♪」エヘヘ…!

花丸「ずらぁあ〜……!♪」エヘヘ…!

花丸「……っとと、そんなわけで、ここまでされて男の人の方も面食らっちゃったのか」

花丸「今ではふたりは一緒にお歌を歌ったり、とっても仲良しでラブラブしているずらっ!」

弟「すごいなあ……! これがカノッサの屈辱なんだ!」

花丸「うん! カノッサの屈辱ってね、外国では『無理やり従わされること』っていう」

花丸「ちょっと辛い例えに使われるんだけど……マルは、それだけじゃないと思うんだ!」

花丸「『一時の苦難に負けず信念を貫き勝利を掴むこと』……そう!」

弟「まるでμ'sみたいにっ!」

花丸「その通り! まさにスクールアイドルみんなが目指す、輝きそのものずら!」

弟「わああ……! でもよかったなぁ……仲良しな二人が引き裂かれないで」

花丸「ほんとに?! 一緒に喜んでくれるずら?!」

弟「もちろん! お姉ちゃんだって、きっとそう言うと思うよ!」

花丸「えへへ……それが一番うれしいなぁ……!」

花丸「何しろそのふたりはマルがいまイチ押しのスクールアイドル、桜坂しずくちゃんも」

花丸「鎌倉の地に眠る伝説、吉屋信子と門馬千代の生まれ変わりって、言ってくれたんだ!」

弟「その二人も、ひょっとして!?」

花丸「当然! 仲良しで、ラブラブずらぁ〜♪」

弟「ほんとに!? どんな話があるのかなー……!」

花丸「えへへ、じゃあまずは……――」

 
――花丸さんは物知りで、とってもすごいお姉さんです!
0415名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/02(金) 23:50:29.68ID:I+lbHFAb
梨子「弟さんが『屋台の食べ物に当たったのかも』って言ってたって話、本当ですかっ!?」

ダイヤ「え、ええ……買い食いでもしたのでしょう」

梨子「……ダイヤさん、急いで弟さんの交友関係を調べてもらってください……!」

ダイヤ「いえ、何もそこまでは……友人と遊びに行った先のことですし」

梨子「友人と……屋台……ッ!」

 
友人編
『な、なあ。 ルビィちゃんもこうやって睨んでくるのかな……!』

『い、いや案外ダイヤちゃん、こんな風に怯えちまうのかも……!』

『そんな顔すんなって……この可愛さはお前自身のモノだよ』

『ああっ……、情熱的に、抱きしめてぇ〜っ!』

 
屋台編
『すまねえな坊ちゃん、こちとらたかが屋台でも本気でやってるんで』

『食い物のせいなのか他の理由があんのか、ハッキリさせとかねえとな』

『あと男として使われんのか女として使うもんなのか、器見定めときますぜ』

『こちとら死ぬ覚悟でここまでやってんだ……根性見せてもらいますよ……!』

 
梨子「いいえ危険ですっ! 姉妹似で御曹司でヤ○ザ属性な弟さんの可能性を甘く見ては!」

ダイヤ「貴女のそのキャラ付け怒る方ものすごい怒りますのよ?! 大丈夫なんですの?!」

梨子「キャラ付けじゃありません! 私は人と人とのドキドキする場面が好きなんです!」

梨子「内浦に来てそれを……千歌ちゃんやみんなとの関わりの中で自覚しました!」

梨子「何より、たった一ページが! たった一コマが!! たった一セリフが!!!」

梨子「延々と玩具にされ、事あるごとに持ち出される苦しみは知っているつもりですっ!!」

ダイヤ「き、鬼気迫るほどのご心配には感謝します……ですがやはり、弟のことは弟で」

梨子「弟さんが可愛くないんですか!? あれだけシスコンなのに!」

ダイヤ「私はシスコンなどではありません」

梨子「髪くらい自分で拭かせなさいよ……!」ボソッ…

ダイヤ「誰かさんお母様とお渡し会してませんでしたっけー?」ニマァ…!

梨子「ああああああ」

 
花丸「可愛い後輩の門出の前夜に、なんて話をしてるずら……」

ルビィ「『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、みんな応援してねー♡」
0417名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/03(土) 23:38:08.53ID:z5nHCR8J
ルビィ「おっとうっとジャーンケンっジャーンケーンぽーんっ♪」

弟「……」

ルビィ「おっとうっとジャーンケンっ」

弟「なにそれ」

ルビィ「弟ジャンケンだよ。 おっとうっとジャーンケンっ」

弟「……どうすればいいの」

ルビィ「えーわかるよねー。 はいおっとうっとジャーンケンっ」

弟「……」

 
弟「結局どうすればいいのか一切わかんないまま終わった……」

弟友「幸せそうだな」
0419名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/04(日) 23:42:46.26ID:GKv4a8+/
弟「お姉ちゃんジャーンケンっジャーンケーンぽーんっ」

ルビィ「ぽーんっ!」チョキ

弟「あ、勝った」グー

ルビィ「えーお姉ちゃんジャンケンだもんお姉ちゃんの勝ちだよー」

弟「わかった」

ルビィ「じゃあ次ー、お姉ちゃんジャーンケンっジャーンケーンぽーんっ!」パー

弟「あいこ」パー

ルビィ「えーお姉ちゃんジャンケンだもんお姉ちゃんの勝ちだよー」

弟「……わかった」

 
弟「お前の言う通りやってみたら余計わかんなくなったぞ」

弟友「すまん」
0420名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/05(月) 23:38:10.88ID:S8AtIPyG
るびぃ「ねえねえ、ねえねえ」ゆさゆさ

弟「んん……なあにおねえちゃん……」

るびぃ「おトイレいきたくない……?」

弟「ん〜……いきたくない……」

るびぃ「ほんとに? ほんとにいかなくていいの?」

弟「……」

るびぃ「いきたくなったらこまるよ? いまならいっしょにいってあげるよ?」

弟「……おねえちゃん……」

るびぃ「おねえちゃんはへいきだよ?! でもね、ひとりじゃいけないかとおもって……!」

弟「……じゃあ、いく……」

るびぃ「……! じゃあいこう? ほらおててつないで、ね?」

弟「うん……」

 
弟「――今でもあれが、俺の為だったのか自分の為だったのか、分からない……」

弟友「あー今日のAランチうまそうだなー」
0422名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/06(火) 23:31:24.63ID:v4IGZrK2
弟「なに飲んでるの? 一口ちょーだい」ヒョイッ

ルビィ「あ……」

弟「あ! いいなこれー! ヘへ、ありがとっ」ニッ

ルビィ「それ……お姉ちゃん以外の子にしちゃダメだからね……?」

弟「?」

 
弟友「いやお前それは……ダメだろ……」

弟「だよなー、普通は人のもん取ったら怒られるよなー」

弟友「じゃなくて……まあいいや」

弟「??」
0424名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/07(水) 23:44:02.22ID:IQryi12n
ルビィ「それ……(家族だから我慢するけど他の子は不細工で気持ち悪いだろうから)
お姉ちゃん以外の子にしちゃダメだからね……?」

弟友「(いやいや、男の俺でも羨ましい面したコイツにこれはないだろう……)」

 
ルビィ「それ……(距離感間違えてて勘違いしてそうでキモすぎて無理ってなるから)
お姉ちゃん以外の子にしちゃダメだからね……?」

弟友「(コイツの素養か育ち故かの純真さと人懐っこさだと知ってりゃこれもない……)」

 
ルビィ「それ……(間接キスになっちゃってなんだかんだみんな気になっちゃうから)
お姉ちゃん以外の子にしちゃダメだからね……?」

弟友「(気になっちゃうっつっても良い方にだろ……悪い方が何なのかっつー話だけど)」

 
ルビィ「それ……(お姉ちゃんが嫉妬しちゃうから)
お姉ちゃん以外の子にしちゃダメだからね……?」

弟友「(これ! これだ! これがマズいんだ!)」

弟友「(万が一ってこともある! マンガやドラマの見過ぎかもしれないけど!)」

弟友「(けど……けど、コイツもなあ……罷り間違って姉に興奮なんてしてみろ)」

弟友「(『やっぱり……血が繋がってないんだ……』って絶対誰かが傷付いちまう……)」

弟友「(コイツもコイツで苦労があるんだろうな……っしゃ、ここは俺が……!)」

 
弟友「いやお前それは……ダメだろ……」

弟「だよなー、普通は人のもん取ったら怒られるよなー」

弟友「じゃなくて……まあいいや」

弟「??」

 
弟友「(許してくれ……不甲斐無い俺を……!)」

 
弟友「(てか俺は何が悲しくてコイツの事こんな事細かに心配してんだよおおお)」ウアアアアアア

弟「お、おい、大丈夫か?」
0426名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/08(木) 23:48:57.15ID:xltyLyrJ
善子「『高咲侑』……μ'sの高坂穂乃果や我らAqoursの高海千歌に似た、虹ヶ咲の支柱」

善子「同時に、虹ヶ咲スクールアイドル同好会の面々が手中に収めんと日々狙う聖杯」

善子「何故かって? 考えてもみなさい。 『高坂』、『高海』、そして『高咲』」

善子「虹ヶ咲の皆は、高咲歩夢や高咲かすみになる日を夢見て、戦っているの――!」

 
ルビィ「善子ちゃんがこう言ってたけど全然わかんなくて……わかる?」

弟「全然わかんない……」

ルビィ「うーん……戦いって言うから男の子が好きそうな話かと思ったんだけど……」

ルビィ「お姉ちゃんは『ルビィは知らなくていいの』、としか言ってくれないし……」

弟「不思議な人なんだね善子さんって。 そのあと何か言ってた?」

ルビィ「えーと、通りがかった侑さんが『昨日の生放送、面白かったよ!』って言って」

ルビィ「善子ちゃん、『や、やだ、見るなら言っておいて!』って真っ赤っかになって」

ルビィ「虹ヶ咲のみんなが『地獄のトライアスロン堕天使スペシャルが出来たよ』って」

ルビィ「急に善子ちゃんのこと連れてっちゃったから、特になにも」

弟「それじゃもしかして、そのトライアスロンっていうのが、戦いなのかも?」

ルビィ「そっか! きっと、みんなスクールアイドルとして頑張ってるってことだね!」

弟「あれ? じゃあ善子さんもトライアスロンしたら『高咲善子』になるのかな」

ルビィ「あれ? そうしたらお姉ちゃんやルビィも、高咲さんになっちゃう……」

 
「「う〜〜ん……」」
0428名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/09(金) 23:43:17.87ID:awc85Qcj
ルビィ「でも虹ヶ咲のみんなは、あんな立派な建物が学校なんだもんねー」

ルビィ「広すぎて不便なところはあっても、あそこで高校生活が送れるなんて夢みたい」

弟「お姉ちゃん昔、デパートに住みたいなんて言ってたもんね」

ルビィ「だって可愛い服もバッグもアクセサリーも、レストランもあって……」

ルビィ「そっちこそプレイルームで帰りたくないー、なんてダダこねてたのにー」

弟「む、昔の話だろー」

ルビィ「ふふ……、……ねえ、行ってみない?」

弟「行くって……デパートに?」

ルビィ「うん、昔みたいに――」

 
ルビィ「……」

弟「……」

ルビィ「昔あったお店、変わっちゃってた……」

弟「プレイルーム、あんなに狭かったんだ……」

ルビィ「なんだか……さびしいね」

弟「うん……」

ルビィ「……こういうのも、『戦い』なのかな」

弟「……そうかも」

ルビィ「…………」

弟「…………、帰ろう」スッ

ルビィ「……――!」

弟「?」

 
『やだー! かえりたくないー!』

『ダメだよ、ずっとここにいちゃダメなの』

『だって……だってぇ……!』

『ほら、おねえちゃんとかえろ……?』スッ

 
ルビィ「――……へへ」ギュッ

弟「? どうしたのお姉ちゃん」

ルビィ「ううん、なんでもない」
0430名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/11(日) 00:00:10.55ID:SjSPImYi
弟友「ねえちゃんと風呂入ったー?」

弟「いや、入ってないけど」

弟友「うわー! 『ねえ、ちゃんと風呂入った』って聞いたのにー! きったねー!」

弟「……」

弟友「アハハ……なーんて」

弟「」グイッ

弟友「んなっ――」

ギュウウウッ…!

弟友「もがが……!」

弟「『姉ちゃんと風呂入った』かと思っただけで、風呂には入ったんだけど」

弟友「」フー… フー…

弟「……どうよ?」

弟友「……ブハッ! ……ちょ、ちょっと……!」

弟「どうよ?」ニッ

 
ルビィ「……とか?」

弟「何が」

ルビィ「男の子はたくましくなきゃいけないって聞いたから」

弟「たくましいの? それ」

ルビィ「わかんない」

弟「そんな人いないでしょ、姉ちゃんの周りに」

ルビィ「虹ヶ咲の中須かすみちゃんにこんな風に返したら、涙目になって謝られちゃった」

弟「それ姉ちゃんがたくましいだけじゃん、もしくは中須さんが弱いか」

ルビィ「でもお姉ちゃんは、いくらたくましくても男の子じゃないよ?」

弟「なんかもうわかんない」

ルビィ「じゃあルビィのかちー」

弟「わーまけたー」

ルビィ「かったかったー♪」

弟「まけたまけたー♪」

 
ダイヤ「(……世の姉弟は果たして、あんな会話をするのでしょうか……?)」
0432名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/12(月) 00:20:16.67ID:L5PyhP3P
弟「というか姉ちゃん、ダイヤ姉さんと風呂入ってたりするよね」

ルビィ「うん、だからその前には『うん、入ったよ』って答えてたんだけど」

ルビィ「『ねえちゃんと、風呂入った』んだって〜♪……ってなったから」

ルビィ「お姉ちゃんが服を脱ぐときの仕草とか、体に沿ってお湯がこぼれる様子とか」

ルビィ「どこから洗うのかとか、ホクロのあるところとか、お湯に浸かるときの声とか」

ルビィ「いろいろ教えてあげてたら、やっぱりかすみちゃんに涙目になって謝られちゃった」

弟「それはダイヤ姉さんのおかげだよね」

ルビィ「うん、やっぱりお姉ちゃんはすごいんだね」

弟「でもそんな何度も追い払っちゃうなんて、お姉ちゃん、かすみさんのこと……」

ルビィ「え? 大好きだし尊敬してるよ? スクールアイドルや、かわいいものに真剣で」

ルビィ「ただ……」ガサゴソ

弟「……ただ?」

ルビィ「……これ、スクールアイドルショップで買ったんだけどね」

弟「ポストカード? スクフェス感謝祭2019スタンプラリーの景品みたいで」

弟「スクスタのサービス開始直前に配られてそうな絵だけど」

ルビィ「弟ちゃんがなんの話をしてるのかよくわからないけど、そのポストカードはね」

ルビィ「まだ優木せつ菜ちゃんが生徒会長だなんて誰も考えてなかった頃なのに」

ルビィ「絵里さんとせつ菜ちゃんとお姉ちゃんを三人いっしょに並べてたり、ほらルビィも」

弟「ことりさんとかすみさんと、三人いっしょ……」

弟「アニメの一期で色々あったりもして、直後の投票で大きく順位を下げてそうな……」

ルビィ「それも何言ってるのかよくわからないけど……なんだか心配なんだ」

弟「イタズラでケガ人が出たのに『私、悪くありませんっ!』って立ち去っちゃうとか?」

弟「考えすぎだよ……ほら衣装担当とか、かわいいもの好き、で集めたのかもしれないし」

ルビィ「そっか……そうだといいなあ」

弟「へへ、今のって、たくましかった?」

ルビィ「うん、たくましかったー」

弟「お姉ちゃんにかったー♪」

ルビィ「弟ちゃんにまけたー♪」

「「あはははは」」

 
ダイヤ「残念ですが、私にも負けていただきましょうか」にこにこ
0433名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/12(月) 00:20:59.89ID:L5PyhP3P
弟「あ」

ルビィ「……おねえ、ちゃん……」

ダイヤ「いろいろ教えて、さしあげたそうですねえ……?」にこにこ

 
――イタズラは、ほどほどにね☆
0435名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/13(火) 00:09:15.75ID:FgUtbihL
弟「あーあ、こんなところで寝てら……」

ルビィ「」Zzz…

弟「ライブって、そんな疲れるものなのかな……よっと」

ルビィ「」Zzz…

弟「急に冷え込むかもだし、一枚かけておけば大丈夫っしょ」

ルビィ「」Zzz…

弟「……」

 
『え? ルビィ、最近いいニュースばかりって?』

『そうかなあ……自分じゃよくわかんないや』

『PVやライブで出来たファンを他の子に盗られないように? うーん……』

『そういうの……あんまり……あ、ファンになってくれるなんて、もちろんうれしいよ?』

『でも、ルビィがきっかけで、ルビィのことは好きにならなくったって』

『他のみんなでも、Aqours以外でも、スクールアイドルでなくたっていいから』

『好きなものができて、楽しい気分や、もうちょっと頑張ってみようって気分に』

『こんな時だから一人でも多くなってもらえたのなら、それが一番かなぁって――』

 
ルビィ「」Zzz…

弟「……お疲れさま、姉ちゃん。 ……ダイヤ姉さんも」

ダイヤ「……気付いていたの」

弟「なんか隠れて見てたもの。 姉さんも、お疲れさま」

ダイヤ「ありがとう。 折角ですから、ここで一緒に寝ましょう」

弟「たしかに、その方がルビィ姉ちゃん安心するかも」

ダイヤ「あら、貴方にも一緒に寝ましょう、と言ったつもりですが」

弟「そんな資格ないよ、二人みたいなことしてないんだし」

ダイヤ「私がまた明日から頑張れるのです、きっとこの子も」

弟「……!」

 
ルビィ「ん……?」ムニャムニャ…

ダイヤ「」Zzz…

弟「」Zzz…

ルビィ「……えへへ♪」
0437名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/14(水) 00:15:44.51ID:fgXXOTm6
『韓国のイメージガール? 推しのイメージが壊れるだろ』
『ルビィでいいだろ、どうせ不人気だから文句も出ねえよ』

『コットンキャンディーキモすぎ、ルビィにはお似合いか』
『アニメもガ○ジ、MVもガ○ジ、何の問題もなし』

『ルビィはノイズ、引き立て役と当て馬には便利』
『えー推しの多い順で、会場へ入ってくださーい』

『毎回あの面でダイヤの隣になるの公開処刑だろ』
『姉妹縛りマジないわ、介護させられるダイヤ可哀想すぎ』

 
ルビィ「う〜ん、う〜ん……!」ハッ…!

ルビィ「ん……?」ムニャムニャ…

ダイヤ「」Zzz…

弟「」Zzz…

ルビィ「……えへへ♪」

『チョゴリ作ったよ! 竜ビィちゃんかわいい!』
『コットンキャンディーMV、みんな見てねー!』
『ルビィちゃんのモノマネ、控え室で流行ってますよ!』
『妹のルビィは、誰にも譲りません』

ルビィ「……ルビィを好きでいてくれて、ありがとう……」なでなで

弟「」Zzz…
0439名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/14(水) 23:56:13.96ID:jcngDpg4
花丸「ルビィちゃんのイメージアップ大作戦ずら」

弟「帰っていいッスか」

花丸「いいよ? このまえ表彰されてた読書感想文はマルが代筆したのって言っちゃうけど」

弟「喜んでお手伝いさせていただきまッス」

花丸「まずはこの、『黒澤ルビィは姉のアイスを盗む畜生』という不名誉な流言飛語」

花丸「これはそもそも、『可愛らしい小さな子犬にこの世の終わりのように恐れおののく』」

花丸「『学校が、Aqoursの練習があるから通してほしいと子犬さんに真摯にお願いする』」

花丸「『わざわざ自分から過去の悪事を白状してしまう上に内容が可愛らしい』っていう」

花丸「ルビィちゃんの魅力を伝えるためのものだったのに、酷い話ずら!」

弟「可愛らしいか酷いかは盗られた姉さんが判断するものなんじゃないんスかね」

花丸「『最優秀賞おめでとう』」

弟「全く以てその通りでございまッス」

花丸「というわけで、何か代わりになる可愛い秘密がないか教えてほしいんだ」

弟「えーっと」

弟「『これってきっと、昨日黒服さんの機関銃、勝手に使った天罰かな、やっぱり――。』」

弟「こんなんどうッスか」

花丸「真面目にやるずら」

弟「真面目なんスけどねぇ」

花丸「……『アイス』っていうのも、まさか何かの」

弟「さあ? ご想像にお任せするッス」

 
善子「――――黒澤家の纏う『闇』を受け継ぐ男児、きっと影ではこんな会話を――!」

花丸「やめるずら」ド ゴ ッ

善子「痛い!! あと暴力の音が! 変! ビンタとかチョップの音としておかしいー!!」

ルビィ「ラブライブって、そういうものだよ〜」ナデナデ
0441名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/15(木) 23:51:19.19ID:siyqcSCX
ルビィ「――そんなふうに、善子ちゃんの思い描くルビィの弟っていうのは」

ルビィ「『飄々とした態度でシビアな物の見方をして何だかんだ相手を第一に考える子』で」

ルビィ「で、花丸ちゃんはそれは違うと思うずらーって言ってて」

ルビィ「『荒事は嫌いで絵本作家とかが夢なのに家の為に日々努力する優しくて強い子』で」

ルビィ「二人とも弟ちゃんに会ったことないから、いろんな話が聞けておもしろかったよ」

弟「それ、自分がほしい弟の話じゃない?」

ルビィ「あー、そうかも! そっかー、そういう子がいいんだぁ……」

弟「それか、もしかしたら……」

ルビィ「?」

弟「あ、やっぱなし。 なんでもない」

ルビィ「え〜」

弟「あはは……」

 
弟「(ルビィお姉ちゃんへの気持ちが基になってるんじゃ、とは言わないでおこう……)」
0443名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/16(金) 23:48:46.21ID:TNTgaeD1
ルビィ「あ〜! また理亞ちゃんの名前間違えられちゃってる〜!」

弟「あーほんとだ、『理亜』って書かれてる」

ルビィ「むむ……理亞ちゃん警察がおこっちゃうよ、まったくもう……!」

弟「理亞ちゃん警察……」

 
弟「仲良くしておいた方がいいね」

ルビィ「そういう意味で言ったんじゃないよ?」
0445名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/17(土) 23:48:56.61ID:hEoVmFOJ
<< 始まれ! この場所から……

 
ルビィ「ほら、これが理亞ちゃんと、お姉さんの聖良さん」

弟「へー、カッコいい……!」

ルビィ「へへ、だよねっ!」

ルビィ「(……けど)」

ルビィ「(こっちの黒いふたりはなんだか怖いや……なんでなのかな)」

ルビィ「(ほっぺたの赤みがなくて、目つきが怖くて)」

ルビィ「(まるで……最初に会った頃の……)」

弟「ねえ、姉さん」

ルビィ「ん?」

 
< Don't stop dreaming

 
弟「理亞さんはピンク色のペンキを振り撒いたり」

 
< ガンバルビィ!!

 
弟「部屋では寝るときのダイヤお姉ちゃんみたいな髪型なんだね」

ルビィ「あ、ほんとだ」

弟「――仲良く、してるんだ」

ルビィ「!?」
0446名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/10/18(日) 18:50:43.88ID:AK232Oxh
浦女にはハロウィンのお祭りもあって──今は準備の真っ最中なんだぁ。
お祭りの中には仮装してお菓子を集めてまわるイベントも──うん、そう♪
トリックオアトリート!ってやるやつ♡

あのね、ルビィ──お姉ちゃんと一緒に参加しようと思っているの!

この前、部室で曜ちゃんとヨハネちゃんが仮装の準備をしていたから着ているところを見せてもらったんだけど……。
ふたりは魔女っ子のコンビで──とってもよく似合っているし、「お菓子を総取りだーっ!」ってノリノリで、このままだと学校中のお菓子を本当に全部持っていかれちゃいそう!!

ルビィだってお菓子は欲しいからどうすればいいのかなって考えてみたんだけど、ルビィひとりだとどうやっても敵わないなぁって思って……。
それでね、ちょっと怖いけど、お姉ちゃんとペアになれば少しは対抗──あっ、こういう言い方はお姉ちゃんに怒られそう──じゃなくて、必ず勝てると思うの!!

ねえ、お兄ちゃん。
ルビィとお姉ちゃん、どんな格好なら似合うかなぁ?
曜ちゃんとヨハネちゃんがどっちも魔女なら、ルビィたちもお揃いでチャレンジしたいとは思うけど……。
ルビィとお姉ちゃんって、好みが違うからいいアイデアが浮かばなくて。
かといって、何のアイデアもなくお姉ちゃんのところに行っても門前払いされちゃいそうだし……。

えっ? 動物?
……あっ、そっかぁ!!

ルビィとお姉ちゃんは好きな動物が──。

うん、これなら大丈夫!
やっぱり、お兄ちゃんに相談してよかったぁ──エヘヘ♡

…………
……
0447名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/10/18(日) 18:51:30.15ID:AK232Oxh

……
…………

あ、お兄様……。
騒いでいたのが聞かれてしまったかしら?
うるさくしてしまって、ごめんなさい。

実は、ルビィが先ほどわたくしの部屋へやって来て──。
ハロウィンの仮装をわたくしと一緒にしたい、と。

「何かアイデアはあるの?」って訊いてみたら、ルビィが「うさぎさん!」ってニコニコしながら答えたの。

ああ、うさぎ──そうか。
ルビィもうさぎが好きだったわね。
普段と違ってちょっとは考えてきたのねって、少しだけ感心したわ。

それで話を聞いてあげようと思って、次は「うさぎをモチーフにするのはいいと思うけど、ゆるキャラみたいな着ぐるみなら遠慮するわ。具体的にどんな衣装にするつもり?」って質問したのだけれど──。

この後、あの子は何て言ったと思う?

少し考え込んだ後に──ポツリと「うーん、バニーガール?」って。

その言葉にもう、わたくし、目眩がしてしまって──。
こんな感覚、Aqoursの衣装を初めて目にした時以来かもしれないわ……。

「そんなはしたない格好で校内を歩き回るなんて、お姉ちゃんに出来るわけないでしょう!?」

そう一喝したら、ルビィが泣きながら部屋を出て行ってしまったところ。
……わたくし、おかしなことは言っていないつもりよ?

あの、お兄様──。
一応、尋ねてみますけど──。

──わたくしのバニーガール姿、お兄様なら見たいですか?
0449名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/19(月) 00:15:30.21ID:XWZaLwFW
ルビィ「お姉ちゃんにハロウィンの仮装の話したら、断られちゃった……」

弟「あんな言い方しなくてもいいのに……ひどいな、ダイヤ姉さん」

花丸「でもね二人とも、世の中にはね、こんな辛いこともあるずら」

花丸「萬画の神様と謳われた石ノ森章太郎先生にはね、お姉さんがいたんだ」

花丸「ジャガイモなんて呼ばれていた先生とは違って、それはそれは美人さんだったみたい」

弟「ジャガイモおいしいよね、お姉ちゃん好物だし」

ルビィ「うん、ポテトフライ大好き♪」

花丸「けど病弱で、外出もままならないほどのお姉さんだったものだから、心優しい先生は」

花丸「その日の出来事や自分で作ったお話をいつも聞かせてあげていて、お姉さんだって」

花丸「漫画家になりたい先生に味方して、反対する両親を説得してくれたという話ずら」

ルビィ「いいなあ……そういうの、キュンとしちゃう」

弟「でもさ……『美人さんだった』って、まさか」

花丸「……その日は突然やってきたんだ。 ある日、容体が急変して救急車を呼んで」

花丸「一度は病院で薬をもらって落ち着いたものだから、先生も一安心」

花丸「なんだ、大丈夫じゃないか、友達と映画でも見に行こうって出掛けていったの」

花丸「その間に……お姉さんは…………」

弟「……」

ルビィ「……」グスッ…

花丸「先生はね、ずっと後まで、『どうして、あのとき』って、悔やんでたんだって……」

弟「……そっか、それって、もしかして……!」

花丸「わかるよね、ルビィちゃん……!」

ルビィ「うんっ……!」

 
ルビィ「お姉ちゃんとの時間は、嬉しいこともイヤなことも全部ぜんぶ大切にしなきゃ!!」

花丸「沢山の命の上に立っていることを噛み締め、マルと魔法少女の仮装をするずら!!」

弟「今から映画でも見に行ってみようってことだね!!」

ルビィ「えっ!?!?」

花丸「えっ!?!?」

弟「えっ!?!?」
0452名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/19(月) 23:59:13.94ID:jhK0Thlv
弟友「『オレさ……親父が、お前の父親の部下でさ……』」

弟「『おい喋るな! ったく、出血が……!』」

弟友「『お前とつるんでたのも……こんな日が来ると思って……』」

弟「『んな話してる場合じゃないだろ! なんで……俺は、お前に庇われて』」

弟友「『へへ……ボディーガードのつもりだったのに、あっけねえ……』」

弟「『ボディーガードなんて言うな! 俺は! お前のことを!』」

弟友「『よせよ……さびしく……なん……だろ…………』」

弟「『――――ッ!!』」

 
しずく「はい!! ありがとうございました!!」

花丸「二人とも、バッチリずら!!」

ルビィ「……なにが?」

弟「……」

弟友「……」

「「…………さあ」」
0454名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/20(火) 23:57:26.82ID:eUEln5H3
花丸「しずくちゃん、この前のとっても喜んでたずら〜! ありがとう、ルビィちゃん!」

ルビィ「あはは……お礼ならお友達と、弟ちゃんに言ってあげて……?」

弟友「よく分かんないけど、お役に立てたなら光栄です!」

弟「……」

 
ルビィ「ねえねえ、やっぱりあれって、なにか新しいお芝居に関係あったのかな」

弟「……」

ルビィ「……ボディーガードのことなら、そういうお話なだけだからね」

弟「……一度だけ、本当に庇ってもらったんだ」

ルビィ「え……」

弟「学校から帰ってたら車が近付いてきてさ、『君のご両親が事故にあった』」

弟「『病院に連れてくよう頼まれたんだが、一緒に来てくれないか』って」

弟「服装も見たことあるのだったし俺、ついて行こうとしたら、アイツが来て」

弟「『オレの方が先にそう頼まれてるんで! じゃ!!』っつって」

弟「無理やり俺の手を引いて逃げてって、後ろからは罵声がして、それって、やっぱり」

ルビィ「…………それ……」

弟「姉ちゃん……」

 
ルビィ「それ……ルビィ十回よりもっとあったことある……」

弟「しっかりして本当マジで!? ねえそれ大丈夫だったの、ねえ!?」

ルビィ「だいたいお姉ちゃんと……あと花丸ちゃんがいたから……」

弟「ほんと気を付けて!! 俺の比じゃないから!! 危険が!! マジで!!!!」

ルビィ「えへへ……ごめんね」

弟「はぁぁ……もう何悩んでたのか分かんなくなった」

ルビィ「お姉ちゃんの、おかげだね!」

弟「…………そうかも」

ルビィ「」ニコニコ

弟「(もしかして俺に合わせて……いや、あれこれ考えるのはやめよう)」

弟「(今ここでこうしていられること……それだけで十分だ)」
0456名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/21(水) 23:42:49.90ID:CzOonL+f
ルビィ「……で、今は元気になったみたい」

ダイヤ「ふぅん」

ルビィ「でもねー、やっぱりお姉ちゃんみたいにルビィのこと助けてくれないとー」

ダイヤ「まあ」

ルビィ「まだまだルビィが、しっかりお姉さんしてないとってことだねっ♪」

ダイヤ「……ふふっ」

ルビィ「どうしたの、お姉ちゃん? さっきから生返事みたい」

ダイヤ「そう……?」

 
『ナンパか人攫いか知りませんけど、鍛えた方がいいですよ』

『俺に伸されてるようじゃ、姉さん歯牙にも掛けませんから』

 
ダイヤ「(一足先に……なんだかごめんね。 けど、心配しなくても大丈夫)」

ダイヤ「(だから、もう少し……『立派なお姉ちゃん』と『可愛らしい弟』の)」

ダイヤ「(柔らかな優しい夢を見ていて欲しいと願うのは、我儘でしょうか……)」
0458名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/22(木) 23:52:45.90ID:HlWQ2qfs
弟友「お前の姉ちゃんの『嫌いな食べ物 わさび』って、いいよな……!」

弟「はあ」

弟友「きっとあれだ、目の前に並んだ寿司をワクワクしながら眺めつつ、一気に頬張るっ」

弟友「が! 中にはツーンと利いたわさび! なんで!? なんで!?」

弟友「こんなに綺麗なのに!? こんなワクワクしてたのに!? ひどい!!」

弟友「目の前のモノを疑わない純真さと慌てん坊さが目に浮かぶ、いいプロフィールだぜ」

弟「へー」

弟友「まあお前ん家の場合、目の前で握ってもらう寿司ばっか食べてて」

弟友「その辺で売ってるパック詰めの寿司なんて、口にしないんだろうけど」アハハ

弟「いや食べるよー、たまに」アハハ

弟友「夢が!!!! 夢が壊れるううううウウウウ!!!!!!」ウワァァァァッッッッ

弟「」ビクッ

 
弟「……アイドルって、大変なんだね」

ルビィ「?」
0460名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/23(金) 23:52:15.76ID:I8pQ6zqJ
弟友「昨日はすまん」

弟「いやいや全然」

弟友「それで今度は『好きな食べ物 ポテトフライ、スイートポテト』なんだが」

弟「続くんだ」

弟友「これもまた、いいんだ。 あのホクホクとした食感に甘味と塩味を問わない姿勢」

弟友「で! 特にポテトフライ! きっとザーッと広げたのを仲良し同士でシェアして」

弟友「弾む会話と美味しそうにするみんながいて、それが楽しい嬉しいからとかきっと」

弟「いや多分それ味とかが好きで」

弟友「……!」ワナワナ…

弟「悪い、なんでもない……」

弟友「いやーしかしイモたこ南京、なんて昔の人はよく思い付いたもんだなぁと」

弟「女の人が好きなもの、だったっけ? 姉ちゃんもそうなのかな」

「きっと芋っぽい子も好きな筈ずら」

弟友「まさに女の子の中の女の子、って感じだよな!」

弟「誰だ今の」
0462名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/24(土) 23:43:04.42ID:RMQzNuLM
弟「そもそもお前、なんで姉ちゃんのプロフィールそんな気にしてくれてんの」

弟友「……見たんだよ」

弟「……何を」

弟友「エモい話だよっ! この子の『嫌いな食べ物 ハンバーグ、グラタン』は口実で」

弟友「本当は愛する妹に譲れば喜ぶと思って、そう言い張っている……って具合にな!」

弟友「たった一行だぞ!? たった一行からここまでの奥行きを出す妙技! そして愛情!」

弟「お、おお……!」

弟友「だから思ったのさ! お前の姉ちゃんのプロフィールにも何かあんのかもって!」

弟友「もし誰も言わないのなら……オレが見つけて、広めてやろうじゃないかって!!」

弟「……ありが、とう……いや本気で、ありがとう……!」

弟友「……へへっ」

弟「でも、さ」

弟友「んっ?」

弟「いくらエモい?話でも急に叫ぶ暑苦しい奴に言われたら、逆効果じゃないかって……」

弟友「」

弟「いや! お前が嫌いとかじゃないし! 応援してくれるのすっごい嬉しいんだけど……」

弟「だけど……」

弟友「」

弟「お、おい…………」

 
――その日、アイツは死んだ……。

 
弟友「やあッみんな、おはようッ――」シャララララァ…!

――そして次の日、爽やかに生まれ変わっていた。

弟「お前のそういう所、結構好きだわ」
0464名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/26(月) 00:15:49.49ID:MymrRgPQ
善子「私を妹にするのです、リトルデーモン4号ジュニア――!」ギランッ★

弟「いやです」

善子「早っ! なんでよっ!?」

弟「姉の友人を、妹にするのはヘンだと思います」

善子「クックックッ……やはり凡俗には堕天使ヨハネの深淵に辿り着くことは不可能……!
まあ聞くのです、このヨハネが語る、自身に纏わる忌まわしき過去を――」

弟「いやです」

善子「聞きなさいよー! てか言うからね!? イヤって言っても言うからねー!?」

 
彼方『ルビィちゃん、鬼だったんだって〜? 梨子ちゃんから聞いたよ〜』

ルビィ『あはは……それってたしか、梨子さんの見た夢の話で……』

彼方『……』ギュッ…

ルビィ『彼方……さん……?』

彼方『彼方ちゃんね……時々、夢を見るんだ。 誰かの妹になって、守ってもらう夢。
どんなに辛くて、悲しくて、傷付いても、大切な妹を守らなくちゃって、戦う人の夢。
それで私も……妹だけは、どんなに辛くて、悲しくて、傷付いても、守らなきゃって……』

ルビィ『…………彼方さんがお姉さんで、遥さん、きっと幸せだと思います……!』

彼方『……そうかな』

ルビィ『はい……!』

彼方『へへ、それじゃ大サービス〜! 本で見たことあるやつ作ったから、お食べお食べ〜♪』

ルビィ『ありがとうございます! わあ、この本で見たことあるの、おいしい〜♡』

 
善子「これよ!!」

弟「……」

善子「これってアレよね!? どう考えてもアレの話よね!? うらやましすぎるーっ!
大体リリーの見た夢の話ってんなら、ヨハネだって鬼に関係あるはずなのにー!」

弟「わかりません」

善子「どれがよ!? 彼方っていうのは虹ヶ咲のスクドルで、それがアンタの姉をまるで
……ああそっか、アンタたち家じゃテレビあんまり見ないって……」

弟「彼方さんと姉の話が、どうして善子さんに纏わる悲しき過去の話なのかわかりません」

善子「フッ……それはまさしく当然の疑問、ここからが話の核心であって」

弟「結構です」

善子「聞いてってばー! だってこの世界は! 『妹力』に、支配されてるんだからー!!」
0467名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/26(月) 23:54:38.77ID:bDQSkjXZ
善子「『妹力』……それは妹のみに宿る力。 この世界を支え、また根本から変え得る力。
ダイヤが姉のルビィ、二人の姉がいる千歌、それからSaint Snowの理亞も持つであろう力。
ヨハネがこの力を意識し始めたのは理亞をこっちへ――静真へ転校させるって話が出た頃」

善子「姉の聖良の言うように転校した方が彼女の為になる、それがいいと決まりかけたのに、
千歌だけが『でも……』と違和感を感じて、けど言い表す言葉を見つけられずにいたあの時、
アンタの姉……ルビィだけがそれを言い当てた! それも確かな輪郭と説得力を以て!」

善子「どうしてかって!? 千歌もルビィも妹だからよ! 特にルビィは姉までスクドル!
誰かのお下がりじゃない、誰かの意思通りじゃない、誰かの真似じゃない生き方がしたい!
そう願う者だけ、そう望む者だけが真理に到達できるよう、この世界は出来ているの!」

善子「これは何故!? 単なる偶然!? または大いなる神の意思!? それともまさか、
人数が同じってだけでAqoursが妹分みたいに扱われる、あの伝説のμ'sの存在の大きさ!?
とにかくこの世界は……『妹力』を持たない者には、露程の同情も示さないのー!!」

善子「……」

善子「…………あ、あれ? いない……」

弟「うん、今学校の前。 頼まれた物、今から届けに行くから」

善子「なんで勝手に電話してんのよー! 堕天使奥義――、ッ!?」

ガシッ

弟「……」ギリギリギリ…

善子「い、痛っ……(え……ちょっと、待って、この子……!)」

弟「(ギロリ)……姉さん達、これにやられたって聞きました」ギリィィィッ…!

善子「痛い痛い!(怒ってるー!! それにヨハネのこと、すっごい睨んでるー?!)」

弟「」パッ

善子「っ、……ちょ、ちょっと、なんで」

弟「さっきの彼方さんと姉の話も、その妹力ってのの仕業って話ですか」

善子「そ……そうよ! それじゃなきゃ、なんで、ルビィばっかり」

弟「――――ルビィばっかり……?」

善子「ヒッ……(な……なんで……なんでこの子、こんなに)」

弟「それが姉が勝利だけを求め後輩を切り捨てる部長に変貌したと吹聴して回る理由ですか」

善子「!!」

弟「図星みたいですね。 いいですよ言い訳は、他にも色々聞いてますから」

善子「ち、ちが……」

弟「そうまでして注目されたかったんですか、先輩として、スクールアイドルとして」

善子「あ、あの……!」

弟「姉は……ルビィ姉さんは……あなたをずっと信じていたのにっ!!!!」
0469名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/27(火) 23:52:37.29ID:X4dTSMIa
ルビィが新入生たちに突き放した態度を取れば、ずら丸は影でみんなに頭を下げた。
「マルの……私のことは信じられるなら、どうかルビィちゃんを信じてほしいずら!!」

ルビィが勝つことだけに執着すれば、函館から来た理亞が泣きながら殴ってでも止めた。
「私みたいになるつもり!? そんなの……許さないっ!!」

ルビィも自分の過ちは認めて、それでもどうか、一緒に進んでほしいと伝えた。
新入生たちも分かってくれた。 ルビィの奥にある優しさを、本気を分かってくれた。
だから千歌たちが卒業しても新しいAqoursは進んで行けた。 今でも、それは続いている。

だけど、私は何もしていない。 何もしていないのに、新しいAqoursは進んで行く。
そう、中学の頃の、あの痛々しい過去の私と何も変わらない。

弟「……姉は」

私は、今のAqoursのやり方について来られない子がいるなら支えたいと思っただけなのに。

弟「姉は……っ!」

私みたいに、周りに馴染めなくて、辛い思いをしてる子がいるなら守りたかっただけなのに。

善子「ひっ……!」

弟「…………姉は、ルビィ姉さんは、妹力なんてものに守られていません。 自分の力不足や
至らなさにめげそうになっても、必死になってやってきただけなんです。 俺は見ています」

善子「あ……」

弟「けど、どんなに心無い言葉をぶつけられても、自分を理解してくれる人がいなくても、
スクールアイドルに……沢山の人を幸せにしたμ'sみたいになりたいと口にしていました」

善子「……」

弟「それに……姉は言ってました。 静真での部活動紹介で特に険しい顔をしていた人達を、
善子さんの中学時代の同級生の方々が連れてきてくれていたと。 善子さんが嫌っている
あの頃があったから、善子さんがいてくれたから、Aqoursは活動を認めて貰えたんだと」

善子「……!」

弟「お願いします善子さん……どうか姉に、姉さんに力を貸してください……!
姉さんには今でも、善子さんが、必要なんです……っ!」グスッ…

善子「……」

 
善子「…………『ありがとう 悲しみよ』……」
0470名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/27(火) 23:53:50.15ID:X4dTSMIa
弟「え……」

善子「ククク……惨めったらしく蹲るな! そんなことで、お前の姉は守れない!」ギランッ★

弟「」

善子「だが気に入った……! リトルデーモン4号ジュニア……お前を、我が弟にする!!」

弟「……」

善子「考えてみれば、妹力を持つ猛者といえど姉は愛する者、そして決して逆らえぬ者!
それならば最初から姉になってしまえば、あらゆる妹たちの上に立つことができるっ!!
クックック……我はヨハネ! 堕天使ヨハネ! 新生Aqoursに混沌と破壊を齎す闇の」

デ チ ッ

善子「〜〜ッ!!」

花丸「小さい子をいじめるのは、やめるずら♪」

善子「どんな音させてんのよ毎回毎回!? 骨と骨直接ぶつかったような音したんだけど!?
あといじめられてたの、どっちかっていうとヨハネみたいなものでしょうが!」

花丸「善子ちゃん、時代の不幸に乗じるようにアニ○レックスが沢山の宣伝をかけて生まれた
ま○マギとかの流行を自分の手柄みたいに振り回す真似をするのは楽しいずらー?」

善子「言っていいことと悪いことくらいあるでしょアンター! なんでそんな嫌味が」

花丸「はいはい、ソロ曲奪った()子にライブで餃子25個分のゲップでトチってやんのーと
えすえぬえす休止するくらいしつこく罵り続けるくらいみっともない真似してそうな輩と
似たような頭に堕ちてないで、さっさと行くずらー」

善子「何でそこまで酷く罵れるのよアンタはー! 大体! ずら丸や果南がヨハネの……!」

「ごめんなさい、わざわざ持って来させてしまいましたね」

弟「はい、昨日作ってた衣装」

「ふふっ、ありがとう。 さあみんな、練習に戻りましょう」

弟「……姉さん、みなさん」

「「「はい?」」」

弟「……頑張って」

「……」

 
ルビィ「うん、頑張ルビィ! ……ふふ、なんてね」
0471名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/27(火) 23:54:53.64ID:X4dTSMIa
梨子「っていう夢を見たんですけど、これなんだかダイヤさん死んでそうですよね」

ダイヤ「何故それを私に話すのですか」

梨子「追い詰められて涙目で狼狽える善子ちゃん可愛らしいなって! 『善子』だけに!」

ダイヤ「生憎と興味がございません。 ただ……」

梨子「あ……すいません、弟さんの役割が不満とか……?」

ダイヤ「貴女こそムキムキの二の腕に刃物を携え美しい顔に獣の面を被せてみてはどうかと」

梨子「ムキムキとか言うなし〜〜!!!!」
0473名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/28(水) 23:46:11.32ID:nz1ja9As
弟友「お前、姉ちゃんに耳かきとかしてもらうの」

弟「うん、昔の話だけど」

弟友「……どうなん?」

弟「どうって、普通だけど」

弟友「ほらドジって聞くし、こう、余所見したりクシャミしたりで手元が狂ってグサッと」

弟「いや……ちゃんと、ちゃんとっておかしいけど、やってくれた」

弟友「なにも盗ったりしないから、本当のこと言えって」

弟「何か期待してるのか、お前」

弟友「……普通なのか」

弟「うん、普通」

弟友「……」

弟「……」

 
弟「グサッってしてほしいのか」

弟友「いや……」

弟「饅頭怖いってやつか」

弟友「別に……」

弟「いいよ、頼んでみる」

弟友「…………すまん」

 
その日、ルビィ姉ちゃんは余所見しながらクシャミをして手元が狂いグサッとやった。

ルビィ姉ちゃんはアイドルの鑑だと思った。
0475名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/29(木) 23:49:32.96ID:oz7jbeqy
弟友「ありがとうございましたぁ!!」ズキズキ

弟「大丈夫か」

弟友「ああ! むしろ謝らせちゃって申し訳ないのなんの!」ズキズキ

弟「満足そうだな」

弟友「膝枕までしてもらってるからな! あ……でも姉ちゃん確か、男性恐怖症って……」

弟「極端に人見知りってだけだよ。 お前はもう、家族みたいなもんなんだろ」

弟友「……へへっ! ホント、ありがとな!」

弟「うん、また明日っ」

 
弟「送ってきたよ、姉ちゃん」

ルビィ「」フルフル…

弟「……姉ちゃんっ」

アイツのことが、嫌いなわけじゃない――。

 
ルビィ「あ……あ……!」

弟「姉ちゃんほら、立てる……?」

ルビィ「――ッ!! 触んないでぇっ!!」

姉ちゃんは、ただ――。

 
ルビィ「…………あし、しびれた……!」グスッ…

弟「正座苦手だっけか、姉ちゃん」

 
ルビィ姉ちゃんはただ、アイドルなんだ――。
0477名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/30(金) 23:39:57.36ID:u7EQ41V+
ルビィ「虹ヶ咲のエマさんって、ときどき言葉が固いよね」

花丸「『指揮系統』なんて言葉が出てきたり、よっぽど厳しい部活だったのかな」

ルビィ「最初は日本語に不慣れなのかな、とも思ったけど」

花丸「故郷のスイスは国民皆兵らしいし、もしかしたら軍人さんだったとか」

ルビィ「きょうだいが沢山いるみたいだし、お姉さんとして頑張ってたのかも……」

花丸「いつも笑顔を絶やさない優しいエマさんが、決して語らぬ過酷な過去……」

ルビィ「そんなエマさんが日本のスクールアイドルに出会って、こう呟くの――」

「「『今度は……誰も、悲しませないことをやりたいな』」」

「「きゃ〜〜〜〜!!♪♪」」

花丸「渇き荒んだ心に吹く一陣の風! 行く先を仄かに照らす灯火! 物語の王道ずら!」

ルビィ「うん! スクールアイドルは、やっぱりこうじゃないと! ねえそう思わな……」

花丸「…………ルビィちゃん、弟くんは……」

ルビィ「あ……そっか、そうだった……」

花丸「大丈夫ずら! 弟くんならきっと!」

ルビィ「うん……そうだね、そうだよね……!」

 
新西暦252521年、人類は未知の侵略者と交戦状態にあった。

『スクールアイドル』の歌声が唯一の対抗手段として注目され、
女性はステージを、男性は宇宙を戦場とする時代。

黒澤ルビィの弟もまた、その時代に生きる一人だった――――

 
弟友「でもなきゃなんでこの辺、こんな男がいないの」

弟「俺に聞かれてもなぁ」
0478名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/10/31(土) 23:37:29.86ID:Eqb28Kzj
弟友「でもこういう空想もいいよな! SF(すこし不思議)っていうの?」

弟「SF(しょうもない風説)って言われちゃわないかなぁ」

弟友「え〜」

弟「よっと……んじゃ、また明日」

弟友「おー、また明日ー」

 
弟「ただいま帰りました。 ルビィ姉ちゃん、これお土産……」

ルビィ「……」むむむ…

弟「……SF(すごく膨れっ面)……」

ボフッ

弟「……クッションぶつけられるほど、酷いこと言ったかな」

ルビィ「言ったよね!? お姉ちゃんダイエット中って言ったよね!?」

弟「ごめん……じゃあこれは」

ルビィ「たべるよ!?」

弟「SF(さすがに不条理)」
0480名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/01(日) 23:34:22.11ID:1ZvJIU1s
ルビィ「あ、家庭科の宿題?」

弟「うん……雑巾、縫って……来い、って……」ムムム…

ルビィ「ちょっとかしてみて〜」スッスッ

弟「……一発で、針に糸を」

ルビィ「ふふーん」

弟「……口で言うもんじゃないし、自分でやんないと。 えっと、糸通すやつは……」

ルビィ「糸通すやつ? もしかしてニードルスレイダーさんのこと?」

弟「ニードル……何?」

ルビィ「ニードルスレイダーさん、はいこれ」

弟「……ありがとう」

ルビィ「ふふ〜ん」

弟「……」
0481名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/02(月) 23:30:42.87ID:A/fkOJp3
弟「ってな感じで、どうも自信たっぷりで」

弟友「衣装担当としてのプライドってことだろ? いいじゃん!」

弟「まあそっか」

弟友「あーあ、オレもなんか作ってほしいなぁ」

弟「……わかった」

弟友「へ?」

 
弟「……」

弟友「」

ルビィ「わー♪ 二人ともヒラヒラのフリフリでかわいいー♡」

弟「……感想は?」

弟友「……」

弟友「………………いい……!」ゾクゾク

弟「」
0483名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/03(火) 23:55:50.88ID:469xegnz
弟友「お前の姉ちゃんアメリカの大統領選挙とか興味あんのかな」

弟「バカにしてんのか」

弟友「いやだってさ……えーわかんなーい、みたいのじゃ将来が不安だし」

弟友「プロ顔負けの勝敗分析とかされてもキャラに合わないし」

弟友「誰が勝つか賭場仕切ってたりしてても怖いし」

弟友「裏ですべて操ってるなら面白そうだし」

弟「……言いたいことはわかる」

弟友「まあその分、お前がしっかりしないとなってことで」

弟「はは……そうかも」

 
弟「姉ちゃんアメリカの大統領選挙どう思う?」

ルビィ「――ふふっ」
↑えーわかんなーいと言ってプロ顔負けの勝敗分析して賭場仕切って裏ですべて操ってそうな顔

弟「姉ちゃん……」
0485名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/04(水) 23:41:30.24ID:3ObOScjO
花丸「能力があれば相応に評価されるという幻想も」

花丸「みんな話し合えば仲良くなれるなんて理想も」

花丸「自分が生きる舞台がどこかにあるって夢想も」

花丸「権力の前ではみんな、都合よく利用されるだけずら」

 
ルビィ「……だって!」

弟友「アメリカ大統領選挙の話かな……」

弟「違う国の話かも……」

ルビィ「――ふふっ」

弟友「……これか」

弟「ああ……」

弟友「……いいな!」

弟「何が」
0487名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/05(木) 23:40:27.76ID:IJQ2xRLo
ルビィ「弟に〜おっとウットリしちゃいそう〜」

弟「なにそれ」

ルビィ「ダジャレだよ、愛さんのマネしてみたの」

弟「五七五かとおもった」

ルビィ「ホントだ! すごいね!」

弟「……」

ルビィ「照れてる?」

弟「照れてないっ」
0489名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/06(金) 23:43:49.34ID:quJQVDV2
黒澤母「〜♪」

ルビィ「お出かけから帰って来てからお母様ご機嫌みたいだけど、どうしたんだろ」

弟「途中一緒に歩いてたんだけど、『あの二人恋人みたい』って聞こえてきてからあの調子」

ルビィ「わぁ! ね、ね、ルビィも今度一緒に歩いてみようかな〜」

弟「親子みたい、って聞こえてきちゃうかも」

ルビィ「」ばしばし

弟「いたいいたい」
0491名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/07(土) 23:46:18.37ID:koprrPOR
ルビィ「そんなわけで弟ちゃんのことぎゃふんと言わせたいの、花丸ちゃん」

花丸「見返したい、とかじゃなくぎゃふんとっていうのがルビィちゃんらしいずら」

ルビィ「ヘンかなぁ?」

花丸「ううん、とっても可愛らしくていいと思うな」ニコッ

ルビィ「……前に似たようなこと言われたんだ、しゃべってるとひらがなが多いって……」

花丸「あわわ……ごめんなさいルビィちゃん」

ルビィ「ねえ花丸ちゃんお願い! 花丸ちゃんなら頭いいし何か思い付かない?」

花丸「う〜ん……でもねルビィちゃん、弟さんだってそんな悪気はないと思うなあ」

花丸「ほら、マルはみんなから妹みたいーって言われたりするけど」

花丸「そんなマルでも、ルビィちゃんのことは妹みたいに可愛くて仕方ないもの」

ルビィ「花丸ちゃんと二人でシールタトゥー貼りに座った時、ちょっと腰浮かせてたもんね」

花丸「てへへ、ちょっとお姉さんっぽく見えるかなって」

花丸「だけどこれは、立派なルビィちゃんの個性で、アイドルとしても魅力だと思うずら」

ルビィ「うん……でもね……ルビィ、お姉ちゃんなんだよ? それなのに……」

花丸「むむ……、いっそ、弟さんと一緒に出掛けてみたら?」

ルビィ「……親子みたいって、言われちゃわないかな」

花丸「その時はその時ずら。 今のルビィちゃんを知らなくちゃ、対策も立てられないずら」

ルビィ「うん……そうだねっ」

花丸「頑張るびぃずら! ルビィちゃん!」

 
すれ違った人「あら、妹さんとお出掛け?」

ルビィ「」ばしばしばし

弟「いたいいたいいたい」
0493名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/09(月) 00:15:58.56ID:VGo3CcH5
善子「妙ね――」

花丸「『妹さんとお出掛け』かぁー、ごめんねルビィちゃん……」

ルビィ「ううん、気にしないで花丸ちゃん」

善子「地元の名士の娘とその母親、弟を知らず恋人だ親子だと言う通行人たち、妙ね――」

花丸「それならこういうのはどうかな? 服装や髪形を思いっきり変えてみて」

ルビィ「うーん、いっそのこと派手なお化粧とか」

善子「聞・き・な・さ・い・よ〜〜〜〜!!」

花丸「善子ちゃんお店ではお静かに、あと病気をうつさないように大声は御法度ずら」

善子「ヨハネがビョーキみたいに言わないで! 返事ぐらいしなさいってのー!」

ルビィ「ルビィそんな有名人さんみたいなものじゃないし、善子ちゃん考えすぎじゃ」

テレビ < 臨時ニュースです、つい先ほど指名手配中のテロリスト数名の身柄が……

ルビィ「……」

善子「フッ……『あの組織』、今回もこのヨハネに辿り着くことは叶わず、か……」

花丸「……ルビィちゃん?」

ルビィ「…………あの写真……この前、すれ違った人……」

花丸「!? ほ、ほんとに善子ちゃんの妄想が」

善子「」

花丸「善子ちゃん?」

善子「いやあああああああ!! 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬううううう!! きっと死ぬううう!!
ヨハネは! ヨハネはものすごく運が悪いんだからぁ! きっとこれはルビィに巻き込まれ
若くして不幸にも命を落としそして死んでしまうのおおおお!! そう!! ルビィが!!
ルビィがいるせいで死ぬきっと死ぬの!! なんたってルビィは一人暮らし始めれば死ぬし
お風呂に入れば転んで頭を強打して死ぬし車の免許を取れば事故って死ぬしペットを飼えば
噛まれて料理を作れば火事になって学校の先生になれば暴行を受けで゛っ゛」ボ コ ッ

花丸「――漫画のキャラになりきって叫ぶの本当に病気みたいだから、やめるずら♪」

善子「本ッ当に最近痛いのよアンタ!! なんでそんな力いっ、ぱ……い……?」

花丸「『死ぬ死ぬ姦しい善子×鬼から人間に戻る妹』なんて、こっちは見たくないの――」

善子「ちょ、そんな怖い顔できんのアンタ!? 見せられないでしょアイドルがその顔!!」

花丸「――ルビィちゃんも、そう思うよね……?」

善子「……いないじゃない」

花丸「あ、置き手紙」
0494名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/09(月) 00:16:30.24ID:VGo3CcH5
  
 ごめんね、先帰ってる

花丸「……、ルビィちゃん……!」

善子「……何だかんだ、『お姉ちゃん』じゃない」

 
弟友「…………ってなる伏線だろ、そのすれ違った人たち」

弟「お前の頭の中どうなってんだ」
0495名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/09(月) 23:55:12.73ID:daHIl1Fl
るびぃ「みてみて、おとうさんのカメラー」

弟「かってにもってきちゃだめだよ……かえしてこなきゃ」

るびぃ「いいからいいから、わらってわらってー」

弟「ん……」

パシャッ

るびぃ「へへー」

弟「……なんで?」

るびぃ「んー? なんとなくー」

弟「ふーん……」

 
弟「……」

ルビィ「あ、小さい頃の写真ー。 かわいー♪」

弟「……姉ちゃんさ」

ルビィ「んー?」

弟「この時、なんで写真撮ったの」

ルビィ「うーん」

ルビィ「お姉ちゃんっぽいこと、したかったから」

弟「お姉ちゃんっぽい? 写真撮るのが?」

ルビィ「うん」

ルビィ「かわいい弟も、かわいいなって思ったルビィも、ここにいたよ、って」

ルビィ「ここにいたんだよ、って」

弟「……よくわかんない」

ルビィ「きっとわかるよ、そのうち」

弟「うん……」

ルビィ「お姉ちゃんになったら、わかるよ」

弟「お姉ちゃんには、なれないかな」

ルビィ「だよね」フフフ

弟「だね」フフフ
0497名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/10(火) 23:46:25.79ID:0ZOJCS/N
花丸「ふたりのキモチは」

ルビィ「ユメ語るより」

「「いっしょに楽しく暮らせるかもー♡♡」」

弟「どうしたの」

ルビィ「うん、なんとなく」

花丸「そう、なんとなく」

弟「はあ」

ルビィ「ねえ、お小遣いあげようか」

花丸「ねえ、お小遣いあげるから」

弟「いいよ、出かけてくる」

「「ごめんねー♪♪」」

 
弟友「……で、ウチ来たわけ」

弟「ごめん」

弟友「いーって、いーって。 てか、その二人もしかしてぇ……ッ!」

弟「歌の練習だって」

弟友「あ、はい」
0499名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/11(水) 23:49:20.46ID:Gcxdknph
ルビィ「ほらー緑の電車きたよー」

弟「でんしゃー」

ルビィ「あー向こう行っちゃったねー」

弟「いっちゃったー」

ルビィ「もう少ししたらまた来るかもねー」

弟「んー」

ルビィ「はい、お茶あるよーサンドイッチもー」

弟「わー」

 
ルビィ「っていうお世話をしている内に、ルビィは電車にも詳しくなったんだ!」

花丸「じゃあ、あの電車は?」

ルビィ「緑の電車!」

花丸「すごいずら〜」
0501名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/13(金) 00:00:33.77ID:Mz30FoFO
弟「おねえちゃん、ごめんね」

ルビィ「んー? なんでごめんね?」

弟「えっと、おねえちゃんがこうやっていっしょにきてくれるの、うれしいんだけど」

ルビィ「うんうん」

弟「おねえちゃん、ほんとはでんしゃすきじゃないのに、ここきてもらってるから」

ルビィ「そんなことないよー、一緒にこうしてるの楽しいもん」

弟「ほんと?」

ルビィ「うん、だから『ごめんね』じゃなくて、『ありがとう』って言ってほしいな」

弟「……おねえちゃん」

ルビィ「はぁい」

弟「ありがと」

ルビィ「どういたしましてー、えへへ♪」

弟「……!」パアァァ…!
0502名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/13(金) 23:41:41.32ID:2p6K0fef
ルビィ「――って、もうとっても可愛く笑ったんだぁ」

花丸「『ほんとうのさいわい』ってのを見付けられたんだね、弟くん」

ルビィ「あ、『銀河鉄道の夜』でしょ?」

花丸「うん、久しぶりに読み返してたところなんだ」

ルビィ「ルビィも覚えてるよ。 けど、最後はたしか……」

花丸「……悲しいけれど、けど物語としては、この上なく綺麗なものになったずら」

ルビィ「うん……でもね、もしかしたらルビィも弟ちゃんも、お姉ちゃんも」

ルビィ「ある日、目が覚めたら誰か消えちゃったりするのかなって思うと……」

花丸「……そこは、マルの名前を出してほしいずらぁ」

ルビィ「あああ、ごめんね、花丸ちゃんっ! もちろん花丸ちゃんも大事だよ!?」

花丸「ふふふ、冗談だよルビィちゃん。 ね、元気出して」

ルビィ「……うんっ。 そんなことない、急に消えたりなんかしない――」
0503名無しで叶える物語(SIM)
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2020/11/14(土) 06:58:55.68ID:KNbttY46
弟くんやダイヤさんとの関係に加えてルビまるの関係もよくわかって好き
0504名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/15(日) 00:07:47.18ID:iJN9mG0A
ルビィ「ねーねー、新しいバッグ作ったから弟ちゃんにあげるー♪」ガラッ

ルビィ「……え、なんで、ここ……」

 
ルビィ「お姉ちゃーん! どうして弟ちゃんの部屋、物置なんかにしちゃうのー!?」

ダイヤ「ちょっと、何を言っているのルビィ。 うちには弟なんていないでしょう」

ルビィ「ヘンなこと言わないで! いくらお姉ちゃんでもそんな冗談ダメだよ!」

ダイヤ「冗談なんかじゃないわ、この家の子供は私とルビィの姉妹、二人だけでしょう」

ルビィ「やめてったら! いるもん! ルビィには弟がいるもん!」

ダイヤ「じゃあ……どんな子なの、その弟って」

ルビィ「だからそれは…………、……あれ……えっと、あれ……?」

ダイヤ「……そっちこそ、冗談ならもう少し練ってから」

ルビィ「違うの! 歳とか喋り方バラバラなんだけど……ルビィには一人、弟がいたの!」

ダイヤ「ごめんねルビィ、きっと私、何か貴女を追い詰めるようなことをしていたのね……」

ルビィ「違うよ、違う、本当に……。 っ! そうだ、写真! 小さい頃の写真とかっ!」

 
るびぃ「ねびゅらちぇーんっ!!」
ご つ っ(父親のベルトを振り回していてよりにもよって金属の部分を当てた音)
だいや「〜〜〜〜!!!!」
るびぃ「ごめんなさい!! ごめんなさいおねえちゃーん!!」
だいや「『……大した傷ではない……たとえ灰になろうとも、立ち上がるのみ……!』」
るびぃ「わああぁ……! さすがおねえちゃんっ!!」
るびぃ「おねえちゃんすごーい! ばんざーい! ばんざーい!」

 
ルビィ「……!」

ダイヤ「フフ……ルビィったら、この頃からドジで、けど可愛らしい」

ルビィ「お父さんのカメラで撮ったはずの写真にも……写ってない……!」

ダイヤ「急に家の中を撮り出したんですもの、どうしたのかしらって思ったのよ」

ルビィ「だって……かわいい弟も、かわいいなって思ったルビィも、ここに……いて……」

ダイヤ「ルビィ……貴女……」

ルビィ「うそ…………ねえ、うそだよね…………」
0506名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/15(日) 23:50:37.61ID:VNKR+OwJ
「曜ちゃんの弟?」「確か、いなかったはずじゃあ……」

ルビィ「弟さん……?」ホロリ

花丸「……ルビィちゃん?」

ルビィ「あ、あれ……なんでだろ……」ポロポロ

「逃げたー!」「追え〜!!」

花丸「……行こ、ルビィちゃん」

ルビィ「う、うん……」

 
花丸「この布とっても綺麗だよ、ルビィちゃんっ」

ルビィ「うんっ、ありがとう花丸ちゃん」

花丸「……『弟さん』のこと、考えてた……?」

ルビィ「……花丸ちゃん、何でもわかっちゃうんだね」

花丸「……これは、マルが勝手に考えたことで、気に障ったらすぐ言ってほしいんだけど」

花丸「ほら、ルビィちゃん、ダイヤさんと二年くらいギクシャクしてて」

花丸「その間の寂しさや虚しさから心を守ろうと、架空のきょうだいを頭の中で」

ルビィ「……」

花丸「……ルビィちゃん」

ルビィ「大丈夫……」

花丸「……実はね、マルにもそういう子がいたの。 その子は優しくて、思いやりがあって」

花丸「マルが好きだった図書館にちょこんと座って、照れくさそうに、はにかんで」

花丸「マルが本当はやりたい、でも始められないキラキラした世界に連れて行ってくれる」

花丸「おとぎ話や物語の中でしか見たことのない、とてもとても素晴らしい女の子」

花丸「今はその子のことは、見えなくなっちゃったんだけどね」フフッ

ルビィ「……花丸ちゃん」

花丸「ダイヤさんと一緒にスクールアイドルができて、ルビィちゃんもきっと……」

ルビィ「……ひとつだけ、はっきり覚えていることがあるの」

花丸「え……?」
0507名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/15(日) 23:51:25.80ID:VNKR+OwJ
ルビィ『ルビィって、お姉ちゃんっぽくないのかな』

『なに急に』

ルビィ『なんだかルビィの中に、お姉さんとしてのせっとくりょくが無いっていうか』

『説得力』

ルビィ『お姉ちゃんらしい振る舞い、みたいなのが見当たらないっていうか……』

『身近にダイヤ姉さんがいるんだし、なんとなく身に付いてるんだと思うよ』

ルビィ『……ルビィこのまま、ずっと妹なのかな』

『……』

ルビィ『お姉ちゃんみたいなこと、できないのかな……』

『大丈夫だよ、姉ちゃんならきっと』

 
ルビィ「……って」

花丸「……」

ルビィ「…………あああっ! 集合時間っ! 花丸ちゃん戻らないとっ!」

花丸「ずらっ!? ほ、ほんとだ〜!」
0508名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/15(日) 23:52:24.90ID:VNKR+OwJ
「理亞ちゃんが……!?」「Aqoursに……!?」「入るーー!?!?!?!?!」

ルビィ「……」

 
『大丈夫だよ、姉ちゃんならきっと』

 
ルビィ「……!」

ルビィ「……駄目だよ」

ルビィ「理亞ちゃん、きっと望んでないと思う」

ルビィ「一緒に進もう、理亞ちゃんっ! 甘えてちゃ駄目だよ!」
0509名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/15(日) 23:53:13.27ID:VNKR+OwJ
『大丈夫だよ』

 
ルビィ「新生Aqoursを是非……見てくださいっっ!!」

 
『姉ちゃんならきっと』

 
ルビィ「…………ルビィ、頑張るよ、頑張るからね――」
0514名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/17(火) 23:58:58.34ID:Gg1LleDe
その名は、小原 鞠莉!
大富豪にして正義のヒーロー、その上イカしたナイスバディー!


世界の平和を守るため、金も懸けるが命も懸ける!


悪あるところ何処へでも、無敵のロボット引き連れて、嵐の百合者ただいま参上!


新番組、『百合者特急マリトカナン』!!


正義の力が、嵐を呼ぶデース!
0516名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 00:01:38.42ID:ibIWi9RN
鞠莉「そこまでデース! 悪党共ォ!」

弟「わぁ! 新幹線みたいなジェット機が銀行強盗のロボットと戦ってるー!」

カナン『チェンジ!』

弟「すごぉい! 新幹線がロボットになったぁ!」

鞠莉「さあカナン、合体よ! レェェェッツ!! マリトカナ」

カナン『カナンショット!』バキュンバキュン
0517名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/18(水) 00:02:10.21ID:ibIWi9RN
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0519名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/18(水) 00:03:40.16ID:ibIWi9RN
カナン『』ヒリヒリ

鞠莉「〜〜!」プンスカ

トライボンバヘッド『おかえりなさーい、……また鞠莉ちゃん怒ってる』

ガードダイヤー『いつものことですわ』

 
つづく
0522名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:47:49.97ID:F6l1ceDN
弟「た、たすけてぇ〜……!」

鞠莉「くっ……人質とは卑怯デース……!」

千歌「わっはっは! このニューマーズにヒキョウもオンセンもありゃしねえのだー!」

曜「ヨーソロー!」
0523名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:48:40.85ID:F6l1ceDN
鞠莉「怪盗オレンジキャットの巨大ロボット! その子を離しなサーイ!」

千歌「オレンジじゃねーのだみかんキャットなのだ! 間違えんななのだ!」

曜「ヨーソロー!」

カナン『チェンジ!』

弟「あっ、あれは……!」
0524名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:49:27.65ID:F6l1ceDN
カナン『たあっ!』

弟「わあっ!!」

曜「ソロっ!?」

千歌「キ、キック一発で腕が吹っ飛んだのだ!?」

ガシッ

カナン『大丈夫? ケガはない?』

弟「は……はいっ! どうもありがとう!」

鞠莉「カナぁ〜ン、グッジョブ! さあ、マリトカナンに合体して反撃よォっ!」

千歌「なに企んでるのか知らないけど、させねえのだー! よーちゃんっ!」

曜「ヨーソロー!」スチャッ

鞠莉「!」

カナン『危ない鞠莉っ! カナンショット!』バキュンバキュン
0525名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:50:16.07ID:F6l1ceDN
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0526名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:50:51.37ID:F6l1ceDN
千歌「おぼえてろ〜なのだぁ〜!!」

曜「ヨ〜ソロぉ〜!!」

 
鞠莉「」

カナン『いや〜危機一髪だったね鞠莉〜。 ケガとか無い?』

パシーン

カナン『』ヒリヒリ
0527名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/18(水) 23:51:43.23ID:F6l1ceDN
⌒°( •ω•)°⌒ ⌒°( •ω•)°⌒ よいしょ、よいしょ。 わっせ、わっせ。

⌒°( •ω•)°⌒ おねえちゃーん、こっちはかたづけおわったよー。

|c||^.- ^|| ご苦労様、こちらも終わりましたわ。

|c||^.- ^|| 毎度毎度、死傷者が出ていないことだけが救いです。

|c||^.- ^|| では皆さん、一緒に帰りましょう。

|c||^.- ^|| それにしても、まったく……鞠莉さんも、カナンさんも……。

 
つづく
0530名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/19(木) 23:44:05.77ID:6ngSxVZj
かつて、駿河湾と呼ばれた海上に建設された『ニューマーズシティ』は、
自由と平和に満ち溢れた、未来都市であった。

 
弟「ねーねーお姉ちゃーん、マリトカナンのおもちゃ買ってよー」
0531名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/19(木) 23:44:50.45ID:6ngSxVZj
だがその影で、巨大な悪が蠢き始め、人々の幸せは脆くも崩れ去ろうとしていた。

 
千歌「わーっはっはっはー! 怪盗みかんキャット参上なのだー!」

曜「ヨーソロー!」

弟「こ、この前のよりも強そうなロボットだぁ!」
0532名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/19(木) 23:46:07.55ID:6ngSxVZj
そんな時、颯爽と正義のヒーローが現れた!

 
鞠莉「レスキュー特急! アニマル特急! 出動デース!」

 
|c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|| 了解!!!!

⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒ りょうかい!!!
0533名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/19(木) 23:46:47.73ID:6ngSxVZj
その名は小原 鞠莉!

 
鞠莉「カナン! 今向かってるから、そっちに着くまでどうか無事で」

 
カナン『カナンショット!!』バキュンバキュン
0534名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/19(木) 23:47:36.70ID:6ngSxVZj
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

 
彼女は『百合者特急マリトカナン』と呼ばれるロボット達と共に、
悪人たちの野望を次々と打ち砕いていく。
0535名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/19(木) 23:48:14.83ID:6ngSxVZj
⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒ すごーい! もうおわってるー!

|c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|| ……後始末はこれから始まりますけど。

鞠莉「……」

カナン『あれ、仕事はいいの鞠莉? もう片付いたんだけど』

パシーン

カナン『』ヒリヒリ

 
ニューマーズシティに、百合者旋風が巻き起こるのだった――!

 
つづく
0538名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:50:13.16ID:r076m8eN
テレビ < こちらニューマーズシティの新観光名所、『ニューマーズ秘境温泉』では……

トライボンバヘッド『鞠莉ちゃんがこの前つくった温泉、大賑わいだって!』

鞠莉「フフン、ビジネスチャンスと悪を逃さないのが、マリーのポリシーなのデース」

ガードダイヤー『あの怪盗みかんキャットとやらの憎まれ口で思い付いたのでしょう?』

鞠莉「んもー、ガードダイヤーってばイジワルぅ」

カナン『あーあ、私も温泉行きたいなー』

鞠莉「……」

ガードダイヤー『……』

トライボンバヘッド『あ……』

カナン『ん?』

テレビ < たっ、大変です! 突如乱入した巨大ロボットが!
0539名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:51:40.56ID:r076m8eN
千歌「――と、いうわけで! 今からここは『みかんキャット秘境温泉』なのだー!」

曜「ヨーソロー!」

梨子「あ……ああ……!」

弟「だいじょうぶ……きっとマリトカナンが来てくれる……!」

「に、逃げろー!」「助けてー!」

千歌「あーちょっとー! どうして逃げるのだー! よーちゃんっ!」

曜「ヨーソロー!」ドゴッ!!

「か、壁に穴がー!」「死にたくないー!」

梨子「み、皆さん落ち着いて……きゃっ!?」ドンッ

弟「!」

曜「ち、千歌ちゃんっ!?」

千歌「ひ、人が落ちちゃったのだぁ!?」
0540名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:52:34.43ID:r076m8eN
|c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|| 人命を最優先! 各自の判断で行動を!

⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒ うん、みんなをたすけないと!

鞠莉「あの建物の最上階に人質が……、――!!」

 
梨子「きゃあああーっ――――」

 
鞠莉「いけないっ! 最大スピードォっ!!」

カナン『あ、鞠莉っ!』

鞠莉「ロコモライザーァァーーッッ!!」
0541名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:53:20.97ID:r076m8eN
梨子「…………、生きて……る……」

鞠莉「ごめんなさいね、今度はもっと安全なアトラクションを用意しておくわ」

梨子「あ……ありがとう、ございます……!」

鞠莉「ふふっ、素敵なレディのピンチだって、逃したくはないもの♪」

梨子「素敵な……レディ……」ポーッ…
0542名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:54:02.16ID:r076m8eN
カナン『チェンジ!』

曜「ヨ、ヨーソロー……」

カナン『落ちた子、無事だってさ』

千歌「そ、それはどうもなのだ……」

曜「千歌ちゃん……もう、やめる?」

千歌「何よーちゃんのくせに喋ってるのだ〜! ここまで来たらやめらんないのだ〜!」

鞠莉「カナン! お待たせ!」

カナン『……』
0543名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:54:50.90ID:r076m8eN
鞠莉「……いい、カナン。 向こうには人質がいるの」

カナン『ん』

鞠莉「もうすぐロコモライザーが到着するから、そこから反撃に転じましょう」

カナン『了解』

鞠莉「マリーとカナン、それにロコモライザーが合体すれば、誰が相手でも負けないから」

カナン『……だよね』

鞠莉「それじゃ私が先行して、隙を作って――」

カナン『カナンショット!』バキュンバキュン
0544名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:55:25.75ID:r076m8eN
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0545名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:57:07.91ID:r076m8eN
パシーン

カナン『』ヒリヒリ

パシーン

カナン『』ヒリヒリ

 
「た、助かったぁ……!」「本当に、ありがとうございましたぁ……!」

ガードダイヤー『……ロコモライザーが遮蔽物にならなければ、危ないところでしたね……』

トライボンバヘッド『お姉ちゃんとルビィも、頑張ったと思う……』

ガードダイヤー『……こら』

トライボンバヘッド『あ……ごめんなさい……』

鞠莉「……帰るわよ、みんな」

ガードダイヤー『……後始末が、ありますので』

トライボンバヘッド『……カナンちゃん』

カナン『……』
0546名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/20(金) 23:58:05.73ID:r076m8eN
梨子「……」

 
鞠莉「ここに座ってて……っと、これじゃ牡丹のフラワーに間違えそうデース♪」フフッ

梨子「あ、あの! お名前を……」

鞠莉「名乗るほどの者ではナッシングデース、それじゃ♡」ウィンク

 
梨子「あの女の人…………どうしよう、ドキドキしてる……!」

弟「お姉ちゃぁ〜ん!! 無事でよかったぁ〜!!」

 
つづく
0549名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/21(土) 23:44:50.26ID:9jz+iy/x
璃奈「評判悪いね」璃奈ちゃんボード『しょんぼり』

しずく「お芝居だと、お弁当のゴミやペットボトルが飛んでくる頃でしょうか……」

エマ「私たちじゃ、無理だったのかな……」

みんな「う〜ん……」

エマ「キャラクターも、ここにある『けいじばん』の書き込みを参考にしたんだけどな〜」

しずく「何の起伏もなく結ばれるなど言語道断! 紆余曲折の末に絆を育んでこそです!」

璃奈「最初から強いか合体してから来るべき、途中で合体させる意味が分からない」

花丸「弱音を吐いちゃダメずら〜! ここはルビィちゃんの弟さんのために、踏ん張るずら!」

ルビィ「花丸ちゃん……!」

花丸「マルたち五人、『国語チーム』の知恵を絞って、みんなで頑張るずら♪」

みんな「おー!」

エマ「あ! ねぇねぇ、ひらがなで『こくごちぃむ』って書くと、かわいくないかなぁ?」

璃奈「それ、いいかも」

しずく「では皆さん、気を引き締めていきましょう!」

ルビィ「うんっ!」
0551名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:43:42.51ID:TrtML3cR
果南! 果南! お願い、目を開けて!

 
――……ま……り……?

 
果南! 死なないで! 果南っ!

 
――どうしたの……まり……そんなに……

 
お願い! 果南を……みんなを、助けてっ!!

 
――いやだ、やめてよ……まり……いやだよ……!

 
――泣かないでよ、鞠莉…………
0552名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:44:30.39ID:TrtML3cR
カナン『――――!』

ガードダイヤー『お目覚めですね、カナンさん』

カナン『……あれ』

ガードダイヤー『まったく……いつもいつも、貴女は無茶をし過ぎです』

カナン『……』

ガードダイヤー『装甲材・駆動系・センサー類……出動の度にほぼ総取り替え』

ガードダイヤー『それもこれも本来の性能を無視して、無茶を繰り返すものだから』

カナン『……鞠莉は』

ガードダイヤー『はい?』

カナン『……鞠莉は、泣いてないよね……?』

ガードダイヤー『……』

 
○月×日

カナンさんは、いつも通り。

貴女が原因で泣いているなどとは、とても言えない。
0554名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:46:00.67ID:TrtML3cR
○月×日

鞠莉さんの、からかいや愚痴を聞く。

 
鞠莉「この通信機『ダイヤグラマー』は、百合者特急隊の合体にも使えるスグレモノデース!」

ガードダイヤー『なぜ急にそんな話を』

鞠莉「ぷぷぷ、『ダイヤ』が〜『グラマー』だって〜……!」ケラケラ

ガードダイヤー『……列車の『ダイヤグラム』を捩ったのでしょうが』

鞠莉「だってだって〜、チャンチャラおっかしいモノ〜♪」ケラケラ

ガードダイヤー『……』

 
私へとこうして絡む日は、何か嫌なことがあった日。

心なしか、表情も少し暗い。
0555名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:46:56.49ID:TrtML3cR
○月×日

今日は訓練。

 
鞠莉「アニマル特急!! 分離してトライボンバヘッドへ合体よ!!」

 
⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒⌒°( •ω•)°⌒ りょうかい!!!

⌒°( •ω•)°⌒ ⌒°( •ω•)°⌒ ⌒°( •ω•)°⌒ がったい!!!

トライボンバヘッド『完成!! トライボンバヘッド!!』

 
ガードダイヤー『遅い! さっきよりも隙が大きくなっています!』

トライボンバヘッド『ごめんなさい……』

カナン『いいじゃんいいじゃん、私が全部何とかすればいいんだから〜』

ガードダイヤー『』キッ

カナン『……あはは』

鞠莉「……もう一度、いける?」

トライボンバヘッド『はいっ……あ、了解っ!』

ガードダイヤー『……』

 
カナンさんの言葉にはいつも、悪気など全く無い。

なのにそれは、悉く鞠莉さんの心を抉ってしまう。
0556名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:47:57.55ID:TrtML3cR
○月×日

今日は、小さな見学者が二名。

 
梨子「すみません、お邪魔してしまって……」

鞠莉「ノープロブレム! こんなに可愛らしいファン達、大事にしないとネ♪」

梨子「そ、そんな……。 けどまさか、あの小原コンツェルンの総帥が百合者特急隊の……」

鞠莉「フフッ、けどこのことは、くれぐれもナイショに……」

弟「ねーねー! マリトカナンはいないのー!?」

鞠莉「……キミは、マリトカナンが好きなの?」

弟「うん! 一番強くて、一番カッコいい!」

鞠莉「そうなのー! 今日はちょっと会えないけど、とっても嬉しいわぁ……!」

ガードダイヤー『……!』

 
鞠莉さんは本当に、本当に嬉しそうに笑っていた。

あんな顔を見たのは、すごく久しぶり。
0557名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:48:38.82ID:TrtML3cR
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0558名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:49:36.16ID:TrtML3cR
○月×日

今日は、宝石強盗が操る巨大ロボットを退治。

何故これだけの巨大ロボットが、悪人達の手に渡るのか。

一説によると、数十年前に異星人が託したという宇宙船と巨大ロボットの設計図。

この二つが時を経て、各地へ広まったのが原因だとか。

異星人など信じ難い……と、この機械の体で言うのは、少し躊躇う。

そして、今日もまた……

 
パシーン

カナン『』ヒリヒリ

 
カナンさんが、鞠莉さんに窘められていた。

マリーウイングを変形させた、マリトカナンの右腕で。

私とは違う、力強い腕で。
0559名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:53:05.99ID:TrtML3cR
○月×日

今日の鞠莉さんは、撮影や取材で大忙し。

 
『夢の火星生活をいち早く体験! ニューマーズシティへようこそ!』

『最新鋭の未来都市が、あなたの暮らしを輝かせる!』

『小原コンツェルンの提供で、お送りいたしマース!』

 
きっと今夜は、愚痴が多い。

私も用意をしておこう。

こんな出動ばかりなら、それに越した事はないのに。
0560名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 23:54:23.39ID:TrtML3cR
追記

やはり愚痴が多かった。

仕事のこと、百合者特急隊のこと、当然、カナンさんに纏わること。

 
鞠莉「なんっで毎回言うこと聞かないノォ! まったく、カナンは昔っから……」

ガードダイヤー『……』

 
貴女が原因で無茶をしているなどとは、とても言えない。

 
鞠莉「……ごめんね、ダイヤ……」

ガードダイヤー『……いえ』

 
鞠莉さんは、いつも急に謝る。

 
鞠莉「私……間違ってたのかな」

ガードダイヤー『私は感謝しています。 カナンさんもきっと』

鞠莉「……ありがと」

 
本当の事は、とても言えない。

 
つづく
0563名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:48:52.86ID:LdUxM+lH
|c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| 合体!!!!

ガードダイヤー『ガードダイヤー!!』

 
ガードダイヤー『相手は横流しされた軍事用ロボット多数……』

ガードダイヤー『(! あのビルに生体反応……きっと逃げ遅れた人が!)』

ガードダイヤー『他の皆は別行動……ここは切り抜けないと!』
0564名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:49:41.83ID:LdUxM+lH
ガードダイヤー『大丈夫ですか? しっかり!』

弟「……」ガタガタ…

ガードダイヤー『……よく頑張りましたね、本当に立派ですわ』フワッ…

弟「……、あ……」

 
鞠莉「――でもね、ガードダイヤーだって、とってもカッコいいんだから!」

弟「えー?」

鞠莉「ええ! なんたってあの腕は、卵を割らずに掴めるのよ?」

弟「それってカッコいいの〜?」

 
ガードダイヤー『もう少しです……もう少しだけ、我慢して下さいね』ナデナデ…

弟「うっ……ううぅっ……!」
0565名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:50:20.84ID:LdUxM+lH
「流石最新型だー!」「百合者特急隊だってメじゃねえー!」

 
ガードダイヤー『くっ……!』

 
「集中砲火ぁー!」「ハチの巣にしてやれー!」

 
ガードダイヤー『あああああっ!!』

弟「ガードダイヤー! ガードダイヤー!」

ガードダイヤー『(この子だけは……この子だけは、守らないと……!)』ギュッ…
0566名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:50:51.28ID:LdUxM+lH
トライボンバヘッド『お姉ちゃん!!』
 
鞠莉「ガードダイヤー! お待たせっ!」

カナン『向こうは片付い、た……』

 
ガードダイヤー『』グラッ…

 
トライボンバヘッド『!!!!』 

鞠莉「いやあああ! ガードダイヤーぁぁ!!」

カナン『ごめん、鞠莉っ! どうりゃああああ!!』
0567名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/23(月) 23:51:30.94ID:LdUxM+lH
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0568名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/11/23(月) 23:52:06.76ID:LdUxM+lH
カナン『はぁ……っと、片付いた……かな……』ハァ…ハァ…

鞠莉「……」

カナン『』ビクッ

カナン『……』

カナン『……あ、あれ? パシーン、じゃ、ないの……?』

鞠莉「……ありがとう、カナン……ガードダイヤーを、助けてくれて……」

カナン『え……? いやぁ……当然、だよね……?』ハァ…ハァ…

トライボンバヘッド『お姉ちゃん! お姉ちゃん!』

ガードダイヤー『……』
0569名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:52:46.18ID:LdUxM+lH
ガードダイヤー『(鞠莉さんは、命に関わらぬ破壊行為や損害であれば怒ることはない)』

ガードダイヤー『(無論、自分の活躍の場が奪われたなどという理由で怒ることもない)』

ガードダイヤー『(鞠莉さんが危機へと飛び込もうとする度、カナンさんは無茶をする)』

ガードダイヤー『(カナンさんが無茶をする度、鞠莉さんは自らの選択と非力さを嘆く)』

ガードダイヤー『(そして鞠莉さんは、もっと強くありたいと更なる危機へと飛び込む)』

ガードダイヤー『(けれどその先は、共倒れの破滅に繋がっているとしか思えない……)』
0570名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:53:26.57ID:LdUxM+lH
ガードダイヤー『(今、お二人に必要な事は、互いの本音をぶつけ合うことなのに――)』

トライボンバヘッド『お姉ちゃん!! 大丈夫!?』

ガードダイヤー『あ……』

トライボンバヘッド『よかったぁ!! ……立てる? はい、ルビィにつかまって』

ズキッ…

ガードダイヤー『……トライボンバヘッド、その名前は……』

トライボンバヘッド『あ……ごめんなさい、つい……』
0571名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/23(月) 23:54:06.57ID:LdUxM+lH
ガードダイヤー『(ごめんなさい鞠莉さんカナンさん、私に貴女たちを咎める資格なんて無い)』

ガードダイヤー『(この子の昔の名前を聞く度に、機械の体にパルスの乱れが奔る)』

ガードダイヤー『(きっと貴女たちも、これと同じものを……)』

 
トライボンバヘッド『……えへへ』

 
ガードダイヤー『(この子が死んだ、あの日からずっと)』
0575名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:51:51.24ID:zUdIwZvm
ガードダイヤー『ああっ!!』

カナン『ガードダイヤー!』

善子「フン……雑魚に用はないわ」

鞠莉「只者ではないわね……。 カナン! 今こそ合体デース!」

カナン『そんなロボット用意して、一体なんのつもり!?』

善子「堕天使ヨハネの目的はただ一つ……最強を気取るマリトカナンを倒し」

善子「この『堕天龍』と我こそが真のナンバーワンだと、この世界に知らしめること……!」

鞠莉「望むところデース! 合体して思い知らせるまでよ、カナン!」

カナン『そんなことして何になるって言うの!』
0576名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:52:32.51ID:zUdIwZvm
善子「いくら正義だなんだと持て囃されようと、勝者と強者が選ばれるのがこの世の定め」

善子「敗者や弱者は、棚の肥やしのように無残に打ち捨てられるのみ」

善子「そこに転がっている、ガラクタのようにね」

 
トライボンバヘッド『』バチ… バチ…

 
ガードダイヤー『私を庇って……どうして、貴女の死を二度も見なくては……!』

鞠莉「……仇は取ってあげる。 合体よ、カナン」

カナン『ふざけないで!! カナンショット!!』

善子「……フッ!」
0577名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:53:05.86ID:zUdIwZvm
カナン『!! カナンショットが効かない!?』

ガードダイヤー『いいえ……全て、撃ち落とされています……っ!』

善子「無駄よ……さっさと合体なさい、マリトカナン」

鞠莉「ヤツの言う通りデース! カナン!」

カナン『く……!』

鞠莉『カナン!!』

 
トライボンバヘッド『』バチ… バチ…
0578名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:53:48.74ID:zUdIwZvm
『ぐすっ……おねえちゃーん……ルビィ、無理だよ……』

『やめなさい! 貴女はもう、ルビィではないのです……』

『だってぇ……だって、戦うなんて……!』

 
トライボンバヘッド『……』バチ… バチ…

 
「いいこと〜、プリティーボンバヘッド? お客様は神様なのデース」

「そしてこのニューマーズシティのお客様は、ローニャクナンニョにシンラバンショー」

「特に子供は、何があっても守らなきゃいけないの」

『……、どうしてぇ……?』

「――マリーもあなたも、みんな昔は子供だったんだもの」

 
トライボンバヘッド『……!』バチ… バチ…
0579名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:54:40.48ID:zUdIwZvm
善子「そこの子供でさえ理解しているはずよ、合体しなければヨハネの相手になど――」

弟「……」

ガードダイヤー『……! あの子、また……』

弟「……っ! がんばれー! トライボンバヘッドー!」

善子「なっ……?」

弟「マリトカナンは、合体なんてしなくったって強いんだー!」

弟「マリトカナンだけじゃない! ガードダイヤーだって! トライボンバヘッドだって!」

弟「おまえみたいなやつに、ぜったいぜったい負けないんだー!」

弟「あんなやつに負けないでー! トライボンバヘッドー!!」

鞠莉「あの声が聞こえないの、カナンッ!!」

カナン『……!!』

善子「黙りなさい――!」スチャッ

弟「!!」
0580名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:55:24.90ID:zUdIwZvm
『ほら、勇気をお出しなさい。 いいえ、勇気だけじゃない』

『貴女には御先祖様から、愛と勇気と力が受け継がれているのだから』

「そう! まさにトライ(tri-)&トライ(try)!」

「ガンバレ!! トライボンバヘッド!!」

 
トライボンバヘッド『わあああああっっ!!』

 
善子「!!」

カナン『トライボンバヘッドが飛び掛かった!!』

鞠莉「あの子を……守ろうとして……!」

ガードダイヤー『駄目っ!! 下がって!!』
0581名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/24(火) 23:57:04.14ID:zUdIwZvm
善子「その度胸……ガラクタは取り消すわ、けどっ!!」

トライボンバヘッド『ううっ!!』

 
ガードダイヤー『こんな時に……体が、動かないなんてっ……!』

 
善子「アンタじゃ、このヨハネには勝てやしない!」

トライボンバヘッド『わあっ!!』

トライボンバヘッド『(それでも……戦うの……)』

 
善子「只の……一度もっ!!」

トライボンバヘッド『ああっ!!』

トライボンバヘッド『(だって……いま戦わなきゃ、あの子が……!)』

弟「あ……あああっ……!」

 
トライボンバヘッド『』グラッ…

ガードダイヤー『!! ルビィーーッ!!!!』

 
トライボンバヘッド『(そう……だよね……鞠莉ちゃん……お姉……ちゃん……っ)』

 
カナン『……――! 鞠莉ィッ!!!!』

鞠莉「!! カナン――!!」

 
善子「トドメよ!!」

?『ちょっと待つずらぁぁああ!!!!』

善子「な!? がはっ?!」

 
ガードダイヤー『! この声、って……!』

カナン『まさか!?』

 
つづく
0583名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:41:18.45ID:aUX16y3M
カナン『来てくれたんだね花丸ボンバー……いや、本ボンバー!』

本ボンバー『百合者特急隊オマケ姉妹の次女・花丸ボンバー改め本ボンバー、推参ずら!』

ガードダイヤー『誰がオマケで、誰が次女ですかっ!』 

カナン『けど確か、なんか、色々あって鎌倉の大仏に封印されてたって……?』

本ボンバー『ルビィちゃんの決意が、遠く離れたマルの背中を押してくれたんだっ!』

善子「ふざけたマネを……雑魚がいくら集まったところで!」

本ボンバー『行こう、ルビィちゃん!! 猛獣四体合体ずら!!』
0585名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:43:39.63ID:aUX16y3M
バトルボンバヘッド『バトルランチャー!!』

善子「がっ!?」

 
カナン『大砲を手に持って直接殴ってる! あれなら撃ち落とされないね!』

ガードダイヤー『原始人じゃあるまいし……暴発しないか心配ですわ……』

 
善子「やっ!? いたっ!? ちょっ!?」

バトルボンバヘッド『おら!! おらっ!! おらーっ!!』

善子「――ッ!! さっきから何!? ふざけないでっ!! まともに銃も使えないのっ!?」

バトルボンバヘッド『じゃあ……あなたが教えてくれるずらぁ……?』

善子「え……ちょ、ちょっと、何言ってるのぉ」

バトルボンバヘッド『今だよルビィちゃん残る力を振り絞るずらああああ!!!!』

ボコー

 
ガードダイヤー『…………、えぇ……』

カナン『不意打ちっぽいし……しかも』

 
善子「っ、……? ?」

善子「そ……そんなヘボパンチで! この堕天龍を倒せるとでも」

堕天龍『(ピー…)自爆装置ガ作動シマシタ、ぱいろっとハ速ヤカニ脱出願イマス』

善子「えええええ!?」
0586名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:44:37.10ID:aUX16y3M
堕天龍『本機ハアト五分デ爆発イタシマス』

善子「当たりどころ悪すぎでしょ! どれだけ運が悪いの! いや良いの!?」

バトルボンバヘッド『これでナンバーワンとかオヘソで熱いお茶が沸いちゃうずら〜』

善子「アンタに言われると何かメチャメチャ腹立つから黙りなさいってばこの畜生合体!!」

バトルボンバヘッド『えい』ボコ

堕天龍『アト五秒』

善子「ちょ」
0587名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:45:12.91ID:aUX16y3M
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0588名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:46:32.31ID:aUX16y3M
バトルボンバヘッド『』ドヤァ…!

 
弟「すごい……あの新しいロボットも、カッコいい!」

 
バトルボンバヘッド『……猛獣も機械も神様も! 種族を超えて魅了しちゃう!』

バトルボンバヘッド『これぞまさに、超・獣・機・神だね! ルビィちゃんっ!』

カナン『お! いいね〜! パロと捩りはニューマーズの花! 私も何か考えよ〜』

ガードダイヤー『……上機嫌なところ申し訳ありませんが、カナンさん……』

カナン『え? なになに?』

ガードダイヤー『お気付きですか……? 先程から鞠莉さんが一言も発していません……』

カナン『』

鞠莉「……」ムッスー…
0589名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:47:25.54ID:aUX16y3M
カナン『ま、鞠莉……?』

鞠莉「……まあ事件は解決したので? 何も問題ナッシーンですがァ?」

カナン『え、そう?』

鞠莉「……何より? マリーは? 大人なので? 全ッッ然、気にしてまセーンけどォ?」ウフフ

カナン『いやーよかったー、今ちょっと焦っちゃったよー』アハハ

鞠莉「」チョイ チョイ

カナン『?』ズイッ

パシーン

カナン『』ヒリヒリ

ガードダイヤー『…………はぁ……』

 
ガードダイヤー『――って! あの子も一言も発していませんわぁっ!!』
0590名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:47:53.69ID:aUX16y3M
梨子「大丈夫ですか!? しっかりしてっ!!」

善子「……」

梨子「お医者様……お医者様を呼ばないと……!」
0591名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:48:50.39ID:aUX16y3M
鞠莉「えーそれではー? 完全復活したバトルボンバヘッドのお披露目デース!!」

カナン『よかったねガードダイヤー、トライボンバヘッドが無事で』

ガードダイヤー『ええ……本当に、良かった……!』

バトルボンバヘッド『大丈夫! ルビィちゃんはこの通りずら!』
バトルボンバヘッド『ありがとう鞠莉ちゃん! カナンちゃん! それにお姉ちゃん!』

ズキッ…

ガードダイヤー『〜〜!』

ガードダイヤー『……し、しかし何故、胸のライオンからも喋るように……?』

鞠莉「え〜? いいでしょう? 賑やかで〜♪」
0592名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/25(水) 23:50:05.21ID:aUX16y3M
本ボンバー『よっ、と……。 これからはマルも一緒だよ、ルビィちゃんっ』

トライボンバヘッド『うん! ルビィも嬉し……あっ!』

ズキッ… ズキッ…

ガードダイヤー『……ま、まあ久しぶりの再会ですから多少は……ですが出来れば』

本ボンバー『任せるずらダイヤさん! ルビィちゃんに追いつけるようにマルも』

トライボンバヘッド『ほ、本ボンバーちゃんっ、ルビィたちの事は……ああっ』

本ボンバー『ルビィちゃんには本ボンバーじゃなくて花丸って呼んでほしいな、ルビィちゃん』

ガードダイヤー『』

鞠莉「ガ、ガードダイヤーが、すごいダメージを受けてマース……」

カナン『ちょっと、大丈夫?』

ガードダイヤー『大丈夫でわす……』

カナン『音声回路やられてない?』

 
つづく
0595名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:46:31.47ID:dRh3kBqo
鞠莉「ほっ、ほっ、ほっ」

鞠莉「(堕天使ヨハネと堕天龍……あの芍薬のような立ち姿、一分の隙も無かった……)」

鞠莉「(きっとまた、百合者特急隊を……マリトカナンを狙って来る……)」

鞠莉「(だけど、絶対に負けられない! だって――)」

本ボンバー『鞠莉ちゃ〜ん! ジョギングお疲れ様ずら〜!』

鞠莉「チャ〜オ〜! 本ボンバー! 正義のヒーローには、体力だって欠かせないものー♪」

本ボンバー『ニューマーズシティって、こんなに広いんだね〜! 線路もいっぱいずら〜!』

鞠莉「フフッ、その流線形ボディにも、慣れてくれたかしらー?」

本ボンバー『うん! どうもありがとう、鞠莉ちゃーん――』

鞠莉「オ〜ゥ♪ どういたしましてェ〜♡」バイバーイ

鞠莉「……」ニコニコ

鞠莉「……」

鞠莉「…………『どうもありがとう』、か……」
0596名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:47:49.44ID:dRh3kBqo
本ボンバー『後始末でも、マルが頑張るずらー♪』

⌒°( •ω•)°⌒ ありがとう、はなまるちゃんっ。

|c||^.- ^|| 貴女が来てくれて、心強いですわ。

本ボンバー『えへへ、こうしてると二人ともマルと同じくらいの背丈ずら〜』

弟「お〜い! 百合者特急隊のみんな〜!」

⌒°( •ω•)°⌒ ほらみて? はなまるちゃんに、てをふってくれてるよ。

本ボンバー『わぁっ……! あははは……!』

 
「ゲホッ、ゲホッ……」「あら、風邪?」

 
本ボンバー『あーっ! あの人、咳が出てるずら! これはきっと……人間ウイルスずら!』

|c||^.- ^|| は、花丸さん!?

本ボンバー『そうずら! まだ治療薬の無い感染力の高いウイルスを人間の体に埋め込み、
各地に移動させて爆発的に広める悪魔の作戦ずら! その被害は医療の圧迫や経済の破壊、
人々の交流の断絶を生み、教育の機会を奪い、各地の伝統行事まで中止や廃止へ追い込む、
まさに人類の営みや歴史を世界規模で破壊せんとする壮大な試みと言ってもいいずら!」

 
ザワザワ…

 
|c||^.- ^|| 何を言い出すのですか、花丸さん!?

本ボンバー『恐ろしいのはここからずら! 軽率な行動で感染した人間は非難され排除され、
人間以外の動物に感染するとなれば昨日まで可愛がっていたペットは処分され、不安に乗じた
怪しいインチキ商売やニセモノ宗教が跋扈し、人間の良心の限界へと迫る不信と不安と恐怖に
彩られた毎日が絶える事無く続く荒廃した時代に乗じて、全ての原因の筈の悪魔が張り付いた
笑顔で解決策を持ってきてやったぞ、と、まるで救世主のような顔で近付いて来るずら!!』

 
ザワザワ…! ザワザワ…! ザワザワ…!

 
⌒°( •ω•)°⌒ はなまるちゃあああん!?

|c||^.- ^|| 退却!! 誤解を解くためにも一度、咳をしたあの方を連れて退却を!!

 
※ただの風邪でした。
0597名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:48:44.05ID:dRh3kBqo
本ボンバー『カナンちゃんって、まさかまだ人間のつもりでいるずらー?』

鞠莉「!!」

ガードダイヤー『な……!』

カナン『あはは、そんなわけないよ〜、だって私、巨大ロボットだよ?』

カナン『新幹線から変形するんだよ? 全高15メートルなんだよ?』

カナン『まあダイビングするなら、前より潜れそうかもって言っただけで』

鞠莉「……ッ」ガタッ

ガードダイヤー『! 鞠莉さんっ』

カナン『あっ、…………鞠莉……』

本ボンバー『え? え?』

トライボンバヘッド『花丸ちゃん……』
0598名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:49:40.70ID:dRh3kBqo
ガードダイヤー『……貴女はどうも昔から、どこか張り切り過ぎて空回るところがあります』

本ボンバー『ごめんなさい……』

ガードダイヤー『ですが貴女の参加を機に、少しでも状況が変われば有り難いのも事実です』

ガードダイヤー『何より、あの子がとても喜んでいましたもの』

本ボンバー『ガードダイヤーさんの日誌のおかげで、大体のことは分かったずら……』

ガードダイヤー『誰かに見せる物ではありませんでしたので、お見苦しいとは思いますが』

本ボンバー『見苦しくなんかないよ? ガードダイヤーさん字も綺麗ずら〜』

ガードダイヤー『か、からかわないでっ』

本ボンバー『けど……複雑なんだなって』

ガードダイヤー『……ええ、鞠莉さんとカナンさんは』

本ボンバー『二人だけじゃないずら、ガードダイヤーさんも』

ガードダイヤー『っ……』

本ボンバー『あ……』
0599名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:50:39.75ID:dRh3kBqo
本ボンバー『……余計なこと言っちゃうのは、変わってたかったな……』

カナン『えー? 私はマルの、はっきり言ってくれるとこ凄くありがたいけどなぁ』

カナン『ほら、鞠莉は色々抱え込んじゃうし、ガードダイヤーは弱みを見せるの苦手だし』

カナン『トライボンバヘッドは優しすぎて、どうしても踏み込めないとこあるもの』

本ボンバー『……みんな、変わってないんだね……』

カナン『うん、変わってないんだ』

本ボンバー『けどそれじゃあ、マルが昔からズケズケと言い過ぎみたいずらぁ〜!』

カナン『ごめんごめん、そんなつもりじゃないってば〜』

カナン『……』

カナン『…………本当に、ごめん』

本ボンバー『……カナンちゃん』

カナン『私があの日、二人を誘ってさえいなければ……』

本ボンバー『……』

 
本ボンバー『……でもね、カナンちゃんっ――』
0600名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:51:18.93ID:dRh3kBqo
千歌「わーっはっはっはー! 久しぶりに巨大ロボットで暴れてやるのだー!!」

曜「ヨーソロー!」

 
ザワザワ…

 
千歌「ん〜? なんか騒がしいのだ〜?」

曜「ソロ?」

 
「アイツまさか……人をさらって」「人間ウイルスを作るつもりじゃあ……!」

 
千歌「ニンゲンウイルス? なんのことなのだ?」

曜「ソ、ソロっ!?」

 
「出ていけぇーっ!!」「この悪魔めぇーっ!!」

 
千歌「い、石とか投げないで〜! ロボットだから痛くないけど何か泣きそうなのだぁ〜!」

曜「ヨ〜ソロぉ〜!」
0601名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:52:23.10ID:dRh3kBqo
鞠莉「ガードダイヤー! トライボンバヘッド! 合体よ!!」

 
|c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| 合体!!!!

ガードダイヤー『ガードダイヤー!!』

 
⌒°( •ω•)°⌒ ⌒°( •ω•)°⌒ ⌒°( •ω•)°⌒ がったい!!!

トライボンバヘッド『完成!! トライボンバヘッド!!』

 
ガードダイヤー『すごい騒ぎになっていますわ……』

鞠莉「はぁ……人間ウイルスなんて、マルの勘違いだったの、に……?」

トライボンバヘッド『みんなー! そのロボットは、人間ウイルスなんて作らないよー!』

ガードダイヤー『!? 何を言い出すのですか、トライボンバヘッド!?』

千歌「のだぁ……?」グスッ…

曜「ソロぉ……?」グスッ…
0602名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:53:29.68ID:dRh3kBqo
カナン『急ごう! マル!』

本ボンバー『うんっ!』

 
『でもね、カナンちゃんっ。 あの時ルビィちゃんは、マルを庇ってくれたの』

『えっ……ルビィが?』

『うん、マルを抱き寄せて、頭を守るように覆い被さって』

 
トライボンバヘッド『えっと……そのロボットは、人間ウイルスとかじゃなくて……!』

千歌「め、女神様なのだぁ……!」ウルウル…!

曜「ソ、ソロぉ〜……!」ウルウル…!

 
『……結局、マルたち三人ともダメだったから、今こうなってるんだけどね』

『ルビィ……ずっと怯えて、ずっとイヤがってたのに……』

『けどそんなところ、死んじゃう寸前にしか見せてくれないだなんて、酷い話ずら』

 
トライボンバヘッド『と、とにかく悪いだけなんです〜っ!!』

千歌「期待させといて何なのだそれは〜!! お前あとで一人で海岸に来いなのだ〜!!」

曜「ヨ〜ソロ!! ヨ〜ソロ〜!!」
0603名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:54:41.34ID:dRh3kBqo
カナン『お待たせ!!』

本ボンバー『バトルボンバヘッドへ、合体するずら!!』

トライボンバヘッド『! うんっ!!』

カナン『鞠莉!! 私たちも、合体しよ!!』

鞠莉「!? へ、へぇえっ!? か、カナンっ!?」

カナン『カ!? カナンさんっ!?』

 
『だからマルは、折角こうして生まれ変われたんだから』

『今度は色々なものを見て聞いて、色々なことに挑んで、後悔なんか残したくないずら♪』

『勿論、ルビィちゃんのことも……ね』

 
バトルボンバヘッド『『完成!! バトルボンバヘッド!!』』

千歌「な、なんかもう負けとけって気配しか漂ってないのだ……!」

曜「千歌ちゃんやめる? やめる?」

千歌「やめない!!」
0604名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:55:34.94ID:dRh3kBqo
カナン『どうしたの? 早くロコモライザーを呼んで?』

鞠莉「ええっ……だ、だって、今日は……」

カナン『今日はなんなの!?』

 
ガードダイヤー『……私たちで決めますわよ!!』

バトルボンバヘッド『『了解(ずら)っ!!』』

千歌「突撃なのだー!!」

曜「ヨーソロー!!」

 
『『『とおっ!!!』』』

「「っ!?」」

ガードダイヤー『ダイヤーギムレット!!』

バトルボンバヘッド『『ボンバークラッシュ!!』』
0605名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:56:19.17ID:dRh3kBqo
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
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0606名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:57:11.58ID:dRh3kBqo
善子「ぅ…………ぅ、う……!」

梨子「!! よかった……! 気が付いたのね!」

善子「……、……? ここ……は……」

梨子「病院です。 あなたはボロボロの車の中で、ひどいケガをしていて……」

善子「(車……堕天龍の、コックピットのことね……)」

善子「(あの状況で少しでも脱出できてたなんて、奇跡みたいなものね……)」

梨子「目が覚めてよかった……! 待っていてね、すぐにお医者様を……」

善子「……」

 
トライボンバヘッド『……』

本ボンバー『やっほー、ルビィちゃーん。 ルビィちゃんも、ここでジョギングずらー?』

トライボンバヘッド『…………今日も来ないの……』

本ボンバー『……? 哲学ずら?』
0607名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/26(木) 23:57:55.47ID:dRh3kBqo
テレビ < 巷で噂の人間ウイルスは、根も葉もないまったくのデタラメデース!

テレビ < ですが、このニューマーズシティの……いいえ! この世界すべての為に!

テレビ < 私たち小原コンツェルンは、全力を尽くして――

 
?「ウフフフ、あの泣き虫さんが随分と逞しくなってくれて嬉しいわ、マリー♡」

?「今じゃ立派なオハラの総帥、まるで貴女のパパの若い頃みたい♪」

?「――けど残念、遊びの時間はそろそろ終わり」

?「百合者特急隊なんて下らないオモチャは、全て取り上げないと……!」

 
つづく
0608名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:50:22.50ID:ChKt4wsA
果南「ほらほら見て見てー! あのロープウェイに、私たち乗るんだよー!」

花丸「あれが……じいちゃんが言ってた、幻の『あわしまロープウェイ』……!」

ルビィ「や、やっぱりやめようよ〜……?」

 
本ボンバー『今日も来ないねえ〜』

トライボンバヘッド『うん……海岸に来いー、って言ってたのに……』

本ボンバー『(ただの捨て台詞だろうけど……こうして二人でいられるから感謝ずら)』
0609名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:51:09.95ID:ChKt4wsA
鞠莉「〜〜〜〜!!」アハハハハハハ…!!

ガードダイヤー『……そんなに笑っていただけて光栄で・す・わぁ……!』

鞠莉「だ、だってぇ……『カナン『カ!? カナンさんっ!?』』って……!」

鞠莉「ビックリし過ぎて……! ガードダイヤーから、カナンの声がぁ〜!!
」アハハハハハハ…!!

ガードダイヤー『〜〜!! だって!! 驚くでしょう!?』

ガードダイヤー『あのカナンさんが、自分から合体しようと言い出したのですよ!?』

 
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
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ガードダイヤー『』キリッ…!

バトルボンバヘッド『』ドヤァ…!

 
カナン『あ、あれー!? ほら見てよ鞠莉ー! 終わっちゃったじゃ』

鞠莉「う……う……わあああァん!?」

パシーン

カナン『なんで?!』ヒリヒリ
0610名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:52:05.54ID:ChKt4wsA
梨子「(あの女の子、どこ行っちゃったの……? 急に病院から消えちゃうなんて……)」キョロキョロ

梨子「……?」

曜「」グスッ… グスッ…

梨子「あ、あのぉ……?」

 
善子「(この場所の筈だけど……既にコックピットは回収されてる……)」

善子「(きっと、『あの女』が手を回して)」

弟「あー! いたー!」

善子「ッ!」

弟「やっぱり、ここにいた! お姉ちゃん探してたんだよ!?」

善子「(! この子は……!)」
0612名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:53:20.71ID:ChKt4wsA
果南「いやー! このロープウェイ、一度乗ってみたかったんだよねー!」

ルビィ「な、なんだかギシギシって音がしてるよぉ……落っこちちゃうかもぉ……」

花丸「大丈夫だよルビィちゃん。 はい、マルが手を繋いでてあげるずら」

果南「点検で動かすって聞いたから、お願いしてみたんだけど……鞠莉に感謝だね!」

花丸「その鞠莉さんって人は、どうして来ないずら?」

果南「……もういないの、日本に」

ルビィ「……」

果南「……だけどさ! 親御さんが、留学を渋ってたのを説得してくれたってので」
0613名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:56:22.14ID:ChKt4wsA
鞠莉「そのお礼に、あのロープウェイを動かしてくれた……トーゼン、バンゼンの状態で……!」

ガードダイヤー『急にどうされましたか『鞠莉「だ、だって、今日は……」』お嬢様』

鞠莉「シャラップ!! ……よく考えたら、あの時から始まったんだもの」

ガードダイヤー『……』

鞠莉「マリーの……戦いは……」

 
果南「――で、ダイヤ……ルビィちゃんのお姉さんを誘ったんだけど、家の用事があるって」

ルビィ「お姉ちゃん……『興味があるなら、行って来たら』って……ルビィに」

花丸「それで、学校でその話を聞かせてもらったマルが、こうして乗せてもらえるなんて〜!」

ルビィ「ル、ルビィは……怖いから、いいって言ったのに……」

花丸「あっ……ごめんねルビィちゃん、マルに付き合わせちゃって」

花丸「けど、これもきっといい経験ずら。 だって明日はどうなるか、誰にも分からないもの」

花丸「昨日まで当たり前だったことが、急に無くなっちゃうかもしれないし」

果南「……」

果南「……あのさ、ルビィちゃん……ダイヤ最近、ルビィちゃんに向かって」

ガタンッ!!

「「「!?」」」
0614名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:57:22.28ID:ChKt4wsA
ちか「よーちゃんのその『よーそろー』って、おもしろい!」

よう「そ、そう!? よーそろー!」

ちか「あははっ! おもしろい! おもしろーい!」

「「あははは……!」」

 
梨子「――それで、いつも一緒に遊んでいるその子の前では、ヨーソローって……」

曜「うん……けどね、『言ったり言わなかったりするくらいならもういいのだー!!』」

曜「『よーちゃんはチカのこと、いつまでも子供の頃のままだと思ってるのだー!!』って……」

梨子「(どれくらい言ってたんだろう……)」

梨子「……で、その子とケンカしちゃって、それで」

曜「『もうよーちゃんなんか幼なじみじゃないのだ!! 中学からの友人なのだ!!』」

曜「――って……!」グスッグスッ…!

梨子「(そんなに辛いことなんだ……)」
0615名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/27(金) 23:58:45.36ID:ChKt4wsA
本ボンバー『見てルビィちゃん、きれいな貝殻が落ちてるよ』

トライボンバヘッド『ほんとだ、キラキラしてて、とってもきれい』

本ボンバー『あっ、ルビィちゃんが身に付けたら、似合うかも……、はいっ』

トライボンバヘッド『……わぁっ、ありがとう♪』

本ボンバー『えへへ……♪』

 
弟「お姉ちゃん、毎日お見舞いに来てたんだよ! それなのに、あいさつもしないで……」

善子「(百合者特急隊を応援していた子供……なるほど、あの病院にいた子の弟と……)」

弟「ねえ、お礼くらい言ってあげてよ……!」

善子「……一つだけ聞かせなさい。 あなた、百合者特急隊は好き……?」

弟「好きだよ!! それが!? 今なんの関係も」

善子「」ギリッ…!

善子「……あなたも……騙されているのね……!」

弟「!?」
0616名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 00:01:08.83ID:7kEqtr1N
果南「大丈夫!? 二人ともケガしてない?」

ルビィ「どうしよう……どうしよう……!」

花丸「だ、大丈夫だからね、ルビィちゃん……」

果南「なんで急に止まっちゃうんだろー!? ねー!! だーれーかー!!」

花丸「!! こ、このロープウェイで、この状況……まさか、あの伝説の!?」

ルビィ「……どうしたの、花丸ちゃんっ……」

花丸「うん! 凄く昔、この沼津で所謂ドッキリを仕掛けられた、伝説のアイドルが居たの!」

ルビィ「伝説のアイドル……?」

果南「あ、旗がある! お〜い! だ〜れ〜か〜」ブンブンブン…

花丸「そう、歌唱力が自慢の女の人といい感じだったのにかなりのゴタゴタの末に別れたり
本業のアイドルそっちのけで自分の趣味の世界にのめり込む、好きな人は大好きなんだけど
大多数の人々にとっては憎しみの対象となってしまった伝説のアイドルずら!」

ルビィ「あ〜……それ……ルビィも、聞いたことあるかも……」

果南「お〜いおあ、あれ? 旗取れて落っこっちゃったぁ?!」

ルビィ「なんだろう、ニックネームあったよね…………あっ、マッツ?!」

花丸「あーそうそうマッツ! マッツ! マ・ッ・ツずら!」

果南「マ・ッ・○でぇ〜〜っす!!」

「「わああああ!?」」

果南「松浦、おじいが取っといてた昔の番組とか見てるんだからね!?」

果南「そんな話される為に連れて来たんじゃないからねっ!?」

ルビィ「(なんで果南ちゃん……)」

花丸「(自分のこと松浦呼び……?)」

果南「あーもー!! ねえ誰かー!!」
0617名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 00:02:31.56ID:7kEqtr1N
トライボンバヘッド『――あはははは……! 懐かしいね、覚えてるよ』

本ボンバー『うん、懐かしいずら〜♪』

トライボンバヘッド『……忘れられるわけ、ないもん……』

本ボンバー『……ルビィちゃん……』

カナン『お! 二人ともー!! どうしたのーこんなところでー!?』

 
果南「大丈夫だよ? すぐに助けが来るから……!」

花丸「怖がらないで、マルが付いてるからねルビィちゃん……!」

ルビィ「…………ねえ、なにか……へんな音が」

 
カッ――

 
つづく
0619名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:51:04.17ID:rQV85pfP
ダイヤ「……」サラサラ…

 
○月×日

果南さんからのお誘いを、家の用事があるからと断ってしまった。

自分でも嘘が下手だと思う。

 
ダイヤ「……はぁ」

 
本当は今、果南さんに会うのが怖いのに。

会えば自分が何を言い出すか、分からなくて怖いだけなのに。

 
ダイヤ「……」スッ

 
『はい、おねえちゃん! これ、がっこうでつくったの!』

『まあ、私に? これは……花瓶かしら』

『えへへへ……』

『嬉しいわ、ありがとうルビィ――』

 
ダイヤ「……」

 
『片付けて……それ、見たくない』

 
ダイヤ「――!! ……、あっ!?」

 
ガシャーン…

 
ダイヤ「っ……!」

ダイヤ「……」

 
ダイヤ「…………ごめんね……ルビィ……!」
0620名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:52:20.41ID:rQV85pfP
ガードダイヤー『――……巨大ロボットの、汎用ビームライフルの閃光』

ガードダイヤー『それがロープウェイの滑車を溶かし、三人を乗せたゴンドラは……」

鞠莉「……」

ガードダイヤー『未だ犯人は不明……そして巨大ロボットによる犯罪は、後を絶たない』

鞠莉「だから私は……戦うと決めたの」

鞠莉「小原コンツェルンと……百合者特急隊の力で……!!」

 
曜「へー! それで梨子ちゃん、東京から来たんだ?」

梨子「うん。 ニューマーズシティなら、もっとピアノの練習が出来るかもって」

曜「こっちで友達もできて、よかったねっ」

梨子「(友達というより、恩人さんだけど……)……うんっ」

曜「で、その友達の為に、曲を作ってあげたんだ」

梨子「まだ、秘密なんだけど……少しでも、お礼がしたかったから」

曜「『嵐の英雄(ヒーロー)』、かぁ――」
0622名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:54:03.19ID:rQV85pfP
鞠莉「ごめんなさい、ダイヤ……」

ダイヤ「百合者特急隊……本気なんですね……」

鞠莉「……」コクッ…

ダイヤ「成功する確率は、低いと聞きます……」

鞠莉「……あなたの妹……ルビィのことも、救ってみせる」

ダイヤ「……実験台は、多い方が良さそうですね」

鞠莉「……?」

ダイヤ「あの子だけ生まれ変わっても……寂しがるでしょうし」スチャッ…

鞠莉「、ダイヤ……?」

ダイヤ「手間を増やして申し訳ありません、鞠莉さん」

鞠莉「――! ダイヤッ――」

 
ダイヤ「――――私のことも、どうか……――」
0623名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:55:16.39ID:rQV85pfP
鞠莉「で! 妹の後を追っちゃって、ついでに改造されたのがガードダイヤーよネ〜♡」

ガードダイヤー『ついでなどと言わないで下さいましっ!! 私が一体どんな思いでっ!!』

鞠莉「…………本当にありがとう、ガードダイヤー……いいえ、ダイヤ」

ガードダイヤー『……! な、何ですかっ、急に改まって……』

鞠莉「フフーンッ♪ 実はそんなダイヤの為に、今日はサプライズがあるの〜ッ!」ジャーン♪

ガードダイヤー『! これは……』

 
カナン『そっか〜、昔の話、してたんだ〜……』

トライボンバヘッド『うんっ』

本ボンバー『ずら〜』

カナン『えっと……二人とも、ごめ』

本ボンバー『もう言いっこなしだよ、カナンちゃん』

トライボンバヘッド『うん、今こうして、みんなでまた話せるんだし』

トライボンバヘッド『戦ったりするのは……まだちょっと怖いけど……』

本ボンバー『その為のバトルボンバヘッドずら、ルビィちゃん♪』

カナン『そっか……いいなあ、そういうの』

カナン『……なんか私、最近、二人のことが羨ましいや』

『『え……?』』
0624名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:56:24.77ID:rQV85pfP
善子「そうよ! ニューマーズシティの守護神を気取る、百合者特急隊の正体はね!」

 
カナン『もっと、鞠莉とさ……ちゃんと話した方がいいんじゃないかって』

トライボンバヘッド『わぁ……! カナンちゃんそれ、いいと思うっ!』

本ボンバー『なんでも素直が一番ずら、カナンちゃんっ』

カナン『えへへ……そっかな……!』

 
善子「アンタの姉と同い年くらいの人間を、列車紛いのブリキ人形に押し込めた」

 
カナン『あ、トライボンバヘッドのその貝殻、可愛いねー♪』

本ボンバー『ふふっ、マルが選んであげたんだよー♡』

トライボンバヘッド『カナンちゃんに似合うのは……これかな?』

 
善子「悪趣味などこぞの異常者の、醜悪なエゴを満たす為の私兵に過ぎないのよっ!!」

弟「……」

善子「……」ハァ… ハァ…

弟「お姉さん……」

善子「……何よ」

弟「何バカなこと言ってるのさ!! お前頭おかしいんだろ!?」

善子「おかしくないってばぁ〜!! あとお前って言ったわよね!? お前って〜!!」

?「――フフッ♪ 小さい子供相手に苦戦しているのね、堕天使ヨハネ」

善子「! アンタは……」

弟「? わぁっ!!」
0625名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/28(土) 23:58:32.24ID:rQV85pfP
ガードダイヤー『これは……設計図……?』

鞠莉「そう! 激しさを増す戦いに備え、あなたの超AIに合わせて最適化する予定の!」

鞠莉「百合者特急隊・新メンバー……その名も『ドリル特急』デース!!」

ガードダイヤー『ドリル特急……新、メンバー……』

鞠莉「フッフッフ……! ダイヤ、ガードダイヤーの足のドリルは飾りじゃない」

鞠莉「その稼働データは立派に反映され、より強力なボディとしてこの子が完成するの!」

ガードダイヤー『私の……稼働データ……強力な、ボディ……』

鞠莉「五体の特殊車両でレスキューも強化! 更にマリーが操縦する巨大ロボットにも合体!」

鞠莉「パワーだってマリトカナンと同じ……ううん、それ以上のグレートなロボットデース!」

ガードダイヤー『っ……!』

鞠莉「名前は……そうね、『マリトダイヤー』なんて素敵じゃ」

ガンッ!!!!

鞠莉「!!」ビクッ

ガードダイヤー『――ッ!!』

ガンッ!!!! ガンッ!!!! ガンッ!!!!

鞠莉「ちょっとやめて!! やめてよ、ダイヤっ!? どうしたのっ!?」
0626名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:00:34.05ID:2ADF1OFa
ガードダイヤー『……』

ガードダイヤー『……お見苦しいところをお見せました、申し訳ありません鞠莉さん』

ガードダイヤー『貴女にとって百合者特急隊は道具です。 命令であれば、全て従います……』

鞠莉「!! 違うわ!! 私は本当に、お礼がしたくて」

ガードダイヤー『でも私は!! この壁を殴るだけで拉げる腕が、救助者を優しく包める腕が』

ガードダイヤー『人間だった頃のように、日記も付けられるこの腕が……』

ガードダイヤー『……貴女のくれた腕が大好きだったんです……鞠莉さんっ……!』

鞠莉「ッ――!」

『――……お姉ちゃんっ! また巨大ロボットが……!』

ガードダイヤー『……通信の通りです。 私は先に出動します……』ダッ

鞠莉「……」

 
鞠莉「」ガクッ…

 
鞠莉「ごめん…………ごめん、なさい……ダイヤ……ッ」
0627名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:01:30.89ID:2ADF1OFa
梨子「ま、また巨大ロボット……!」

曜「(……! 千歌ちゃんだ……!)」

曜「ゴメン、私行かないと! 梨子ちゃんもここから早く逃げて!」

梨子「ちょ、ちょっと!?」

 
弟「は、離してぇっ……」

?「さっきの演説は何? 自分の役目を忘れるなんて、素人にしか見えないわね」

善子「……くっ!」

?「!?」

弟「お……お前……助けてくれたの……?」

善子「お前じゃないっ……これがお礼よ、姉の代わりに受け取っといて」

?「……修理は終わっているから、後はご自由に――」

弟「……! 消えちゃった……」

善子「……、じゃあね――」

弟「あっ! ……あのお姉さん、まで……」
0628名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:02:46.31ID:2ADF1OFa
千歌「……」ムカムカ…!

 
「ねえねえ! 他の曲も聴いてみていい?」ピッ ピッ

「ちょっと待って、確かこれが……」

「「あははは……!」」

 
千歌「よーちゃんの奴……どこ行ったかと思ったら、どこかの美人さんとイチャイチャと……」

千歌「アッタマきたのだー! こんな街二人ごとまとめて、ぶっこわしてやるのだー!」

 
ガードダイヤー『お待たせしました!!』

カナン『あれっ? 鞠莉はー?』

ガードダイヤー『……』

バトルボンバヘッド『! お姉ちゃん、その腕……!』
バトルボンバヘッド『ボロボロで……痛そうずら……』

ガードダイヤー『何でもありません!! それよりも今は!!』

 
千歌「出たななのだ百合者特急隊ー!!」

ガードダイヤー『ダイヤーデトネイター!!』

バトルボンバヘッド『『バトルバースト!!』』

千歌「負けないのだー!! よーちゃんとあのどこかで見た美人さんごと……ご、と……」

 
「み、皆さん落ち着いて……きゃっ!?」ドンッ

「ち、千歌ちゃんっ!?」

「ひ、人が落ちちゃったのだぁ!?」

 
千歌「あーっ!! あの美人さんってまさかあの時」

カナン『カナンショット!』バキュンバキュン
0629名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:03:17.91ID:2ADF1OFa
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0630名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:04:24.00ID:2ADF1OFa
曜「!! 千歌ちゃん!! 千歌ちゃーーんっ!!!!」

 
千歌「」キュー…

千歌「う、ぅう〜ん……毎回毎回、よく脱出できるのだぁ〜……」

千歌「よっ、と……ここは……っ! っ痛たたたぁ……」

千歌「……」

 
「今日からチカは、怪盗みかんキャットなのだー! ビッグになってやるのだー!」

「じゃあ私は、秘書ヨーソローでありますー! ヨーソロー!」

「「あははは……!」」

 
千歌「…………何で、いつも駄目なんだろう……」

?「それは、今の貴女が自身の適性を見誤っているからです」

千歌「!?」

?「私が保証します。 貴女には、『リーダー』の適性がある――」
0631名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 00:05:21.28ID:2ADF1OFa
「お嬢様のご指示通り、現場からご友人と同行者二名を回収・保管いたしましたが……」

鞠莉「いいから早く進めて!!」

「人間と同じように思考・成長する人工知能『超AI』への生前の記憶の移植……」
「現在の技術では、列車数両程にも及ぶ設備が必要で……」

鞠莉「それで出来るのならやって頂戴!!」

「ですが、それだけの巨大ロボットの維持費、また運用については……」
「今までの生活圏に戻すことは、不可能に近く……」
「頻発する巨大ロボット犯罪への対抗策という名目なら……」
「火星開拓用の都市計画を流用すれば……」

鞠莉「必要なことは全部やって!!」

鞠莉「全部、全部やって!!」

鞠莉「後は私が、なんとかするからッ!!」

鞠莉「どんなことがあっても、絶対に!! なんとかするからッ!!!!」

 
つづく
0634名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:38:16.67ID:qSbn2NLP
鞠莉「コイツが……全てを裏で操っていた、真の黒幕……!」

真の黒幕「そう、私こそが真の黒幕。 そして小原 鞠莉、お前の最後の敵だ」

マリトカナン『気を付けて、鞠莉!!』

マリトダイヤー『気を引き締めて下さい、鞠莉さん!!』

真の黒幕「死ね、小原 鞠莉!! グレートマリトカナンと共にッ!!」

鞠莉「グレートマリトカナンじゃなくてマリートダイヤカナンデース! 間違えないでッ!」

 
「『『わああああああ!!!!!!』』」
0635名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:38:51.76ID:qSbn2NLP
鞠莉「ッ、くっ……!!」

マリトダイヤー『私たちでは……』

マリトカナン『勝てない、の……』

真の黒幕「どうやらここまでのようだな……!! すぐに楽にしてやる!!」

 
『『ちょっと待ったー!!』』

 
真の黒幕「むっ!?」

マリトマルビィー『間に合ってよかった、お姉ちゃん!!』

マリトマルビィー『バトルランチャーの未来の姿、パーフェクトキャノンの到着ずら!!』

マリトダイヤー『バトルボンバヘッド……貴女たちも新しいボディを!!』
0636名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:39:28.89ID:qSbn2NLP
真の黒幕「そんなモノが増えたところで……!!」

鞠莉「駄目……エネルギーが足りない……!!」

真の黒幕「貴様たちの運命は……変えられん!!」

 
「「それなら、奪ってみせるっ!!」」

 
真の黒幕「むっ!?」

善子「堕天龍を接続……エネルギーをアンタに託すわ、マリー!!」

梨子「鞠莉さん、お願い……勝って!!」

鞠莉「堕天使ヨハネにリリー……これならっ!!」
0637名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:40:42.96ID:qSbn2NLP
真の黒幕「させるかっ!!」

鞠莉「!! 右肩……マリーウイングが!!」

真の黒幕「正義など負ける……それが世の常!!」

 
「「だったら悪が、力を貸すのだっ!!」」

 
真の黒幕「むっ!?」

千歌「ブラックカナンちゃんのこと……約束通り直したよ、カナンちゃん!!」

曜「勝利に向かって、全速前進ヨーソローであります!!」

マリトカナン『ありがとう、千歌……曜……!!』
0638名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:41:21.56ID:qSbn2NLP
真の黒幕「馬鹿な……馬鹿な、馬鹿な!!」

鞠莉「これが百合者特急隊の……いいえ!! 私たちの最終連結合体!!!!」

 
『『『『「「「「グレートダイヤカナン・パーフェクトナインモード!!!!!!!!」」」」』』』』

鞠莉「モード!」

 
鞠莉「……」

 
鞠莉「…………え?」
0639名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:42:07.68ID:qSbn2NLP
『『『『「「「「今までありがとう!! いくよ、みんな!!!!!!!!」」」」』』』』

 
鞠莉「え? え?」

 
『『『『わああああああああ!!!!!!!!』』』』

「「「「わああああああああ!!!!!!!!」」」」

 
鞠莉「待って――みんな、待って――――!!」

 
鞠莉「!!」
0640名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/29(日) 23:42:32.94ID:qSbn2NLP
鞠莉「」ハァ… ハァ… ハァ…

 
鞠莉「夢……」

 
鞠莉「…………夢だったら……全部、夢だったら……ッ!」グスッ…
0643名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:33:48.50ID:iob0YNvZ
鞠莉「(疲れてるのね、あんな夢見ちゃうなんて……思わず泣いちゃうなんて……)」

鞠莉「(駄目よマリー、弱気になっちゃ! マリーはヒーロー……ヒーローなの……!)」

鞠莉「ハーイ百合者特急隊のみんなー♡ 今日も一日――」

 
パーン☆ パーン☆ パーン☆

 
鞠莉「!?」

鞠莉「ちょっ、何これ、クラッカー……?」

 
『『『鞠莉さん(ちゃん)』』』

『『『いつもありがとう!!!』』』

 
鞠莉「え!? え!?」
 
鞠莉「これ、マリーの好きなケーキに、飾り付けまで……? えっ? えっ……?」

ガードダイヤー『お……『……お見苦しいところをお見せました』……』

鞠莉「? ? え……えっと……?」
0644名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:35:06.21ID:iob0YNvZ
ガードダイヤー『、……何ですか、その目はっ!? いつものように笑ってくださいな!?』

ガードダイヤー『『シリアスぶって噛んじゃって〜♪』とでも何とでも、笑ってください!!』

ガードダイヤー『でないと私は……私は……!』

鞠莉「……」

トライボンバヘッド『たぶん、お姉ちゃん……カナンさんの代わりみたいで嫌だったんだと思う』

トライボンバヘッド『もっとカナンちゃんと向き合って、自分のところへ逃げないで』

トライボンバヘッド『でも、お姉ちゃんのことも忘れないでほしいって……思ってたから』

ガードダイヤー『もう、生意気言わないの……』

トライボンバヘッド『えへへ……ごめんなさい』

鞠莉「……」

トライボンバヘッド『鞠莉ちゃん、お姉ちゃんや果南ちゃんや花丸ちゃん』

トライボンバヘッド『それからルビ……私のことも生き返らせてくれて、ありがとう!』

トライボンバヘッド『もっとみんなに、幸せを運ぶ百合者特急隊になれるように、頑張るね♡』

本ボンバー『マルだって同じ気持ちだよ、鞠莉ちゃん!』

本ボンバー『無理言って乗せてもらったロープウェイで馬鹿話していたら落ちて死の淵を
彷徨っていたのを列車大の巨大ロボットに改造されて命拾いしたから、その恩人と一緒に
恩人が用意してくれた箱庭で次々と現れる悪人の巨大ロボットと戦う毎日を送ってるー、
なんて誰にも言えないけど……』

トライボンバヘッド『花丸ちゃああああん!!!?』

ガードダイヤー『は〜な〜ま〜る〜さ〜ん!!!?』

本ボンバー『……けど! こんなの滅多にない、誰も送ったことのない人生だもの!」

本ボンバー『これもマルの運命だと思って、全力で生きてみたいずら!』

鞠莉「……」

 
パシーン

鞠莉「」ヒリヒリ

ガードダイヤー『!?』
0645名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:36:14.62ID:iob0YNvZ
パシーン

鞠莉「……」ヒリヒリ

トライボンバヘッド『ま、鞠莉ちゃんっ!?』

パシーン
パシーン
パシーン

鞠莉「……!」ヒリヒリ

本ボンバー『どうしたの?! 何で自分で自分を叩くずらぁ?!』

鞠莉「……」ポロ… ポロ…

鞠莉「…………夢じゃない……夢じゃ、ない……っ!」ヒグッ… ヒグッ…

ガードダイヤー『……鞠莉さんっ』

トライボンバヘッド『……鞠莉ちゃんっ』

本ボンバー『……鞠莉ちゃんっ』

鞠莉「――もうッ! クラッカーの中身散らばったじゃないの〜! 掃除よ掃除ー!」

『『『はーい♪』』』

鞠莉「……嬉しかった…………ありがとう、みんな……ッ!」

鞠莉「……ッ、あれ? そうよっ、カナンは? カナンはどこ行ったの!?」

鞠莉「真ッ先に謝るべきなのもお礼を言うべきなのも、アンチクショウでしょうにィ〜!!」

ガードダイヤー『……まあ、貴女の仰る通りのアンチクショウですから』

トライボンバヘッド『照れちゃって、『やっぱり、パトロール行ってくる〜!』って……』

本ボンバー『でもきっと、今ごろファンサービス中ずら♪』

鞠莉「ファンサービス……? ……! ああ……!」
0646名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:36:58.09ID:iob0YNvZ
弟「ねぇねぇカナン、いつマリトカナンに合体するのー?」

カナン『え〜……そうだなぁ……』

弟「合体したら、もっともっと強くてカッコよくなるんでしょ? 見てみたいな〜!」

カナン『ねえ……カッコいいって、なんだろうね』

弟「?」

カナン『今の私は……ちっともカッコよくないもの』

弟「??」

カナン『……大切な人が出来たら、きっと分かると思うよ』
0647名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:38:22.04ID:iob0YNvZ
千歌「そうなの? 大切な曲が入ったプレイヤーが……」

梨子「ええ……この前会った女の子が、持って行ったまま……」

千歌「(よーちゃんめ……まるでドロボウなのだ……!)」

千歌「大丈夫! 私が見つけて、ちゃんと返してあげるからっ」

梨子「あの、そこまでしなくても……初対面の人に、ご馳走までしていただいて……」

千歌「あーいいのいいのー大丈夫ー!! ……お詫びみたいなものだから……」

梨子「え?」

千歌「何でもないのー! こっちの話ー! あは、あははは……!」

梨子「……ウフフッ」

善子「……ちょっと」

梨子「!! あなたは……!!」

千歌「おうおうおーう!! チカの美人さんに何を」

善子「――!」ギロッ…!

千歌「(――!! この目……住む世界が違うのだ、まるで――)」

 
?「この新型で、あなたの適性はより引き出されるはず――」キッ…!

 
梨子「どこへ行ってたの!? 心配したんだからっ!」

千歌「……、へ……?」

善子「……場所を変えるわ、来て」

千歌「も、もしかして……お知り合い……?」

梨子「ごめんなさい、失礼します……ごちそうさまでしたっ」

千歌「……」

 
千歌「な……な……な……」

 
千歌「なんか分からないけど凄く惨めな気分にされたのだあああああ!!!!」
0648名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:40:04.34ID:iob0YNvZ
梨子「……弟を、助けてくれたって聞きました。 ありがとうございます」

善子「……」

梨子「けど……百合者特急隊と戦った堕天使ヨハネって、呼ばれてたって……」

善子「……それだけ?」

梨子「え……?」

善子「まあいいわ、……あの車のキーを持っているなら出しなさい」スチャッ

梨子「――!!」

善子「警告は一度きり、下手な真似をすれば撃つわ」

梨子「……」サッ…

善子「ふんっ……」

梨子「……戦うんですか、百合者特急隊と……」

善子「……」
0649名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:44:15.18ID:iob0YNvZ
千歌「憂さ晴らしなのだー!! チカはリーダーなのに馬鹿にしてー!!」

カナン『チェンジ!』

千歌「わーはははー! 丁度いい相手なのだー!!」

カナン『カナンショット!』バキュンバキュン

千歌「……ふーん?」

カナン『カナンショットが効かない!? ……うわあっ!!』

千歌「この前の人にもらったこの新型なら、カナンちゃんも敵じゃないのだー!!」

カナン『っ! しまった!』

千歌「ふふーん、こうしてるとお人形さんみたいなのだ……っと!!」

カナン『あああああっ!!』

千歌「おっと……力を入れすぎると潰しちゃうのだ……新型だからっ!」

カナン『ぐうっ……! ふざけない、でっ……』

千歌「んー?!」

カナン『あああああっ!!』

千歌「今まで散々手こずらせてくれたカナンちゃんさえ、この有り様……! ふんっ!!」

カナン『あああああっ!!』

千歌「ほーらカナンちゃーん? ちょっと緩めたから逃げられるかもー? ほらほらー」

カナン『、く……!』

千歌「はい時間切れー♪ ぎゅー♪」

カナン『あああああっ!!』
0650名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:45:16.55ID:iob0YNvZ
千歌「ねーねー、ごめんなさいしてよー、ごめんなさいー?」

カナン『っ……、誰、が……』

千歌「んー?」

カナン『あああああっ!!』

千歌「ごめんなさいだよー? どうしたのー?」

カナン『あああああっ!!』

千歌「弱っちくて〜ごめんなさい〜、はー?」

カナン『あああああっ!!』

千歌「新型にー、勝てなくてー、ご・め・ん・な・さ・い、はー?」

カナン『あああああっ!!』

 
カナン『(ごめん……鞠莉……、私……勝て、ない……)』

鞠莉「カナァァァンっ!!」
0651名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:47:05.87ID:iob0YNvZ
『『『たあああっ!!!』』』

千歌「うわぁ!?」

カナン『』グラッ…

ガードダイヤー『っと……! しっかりして! カナンさん!!』

バトルボンバヘッド『酷いずら……』
バトルボンバヘッド『カナンちゃんが、ここまで……』

カナン『……! 鞠……莉……』

鞠莉「後退しなさいカナン! これは命令よ!」

カナン『いやだ……合体、する……!』

鞠莉「!? ……そんな姿で何言ってるの!! いいから下がって!!」

カナン『あの子と……本ボンバーやトライボンバヘッドとも、約束して……』

鞠莉「何それ!? それもファンサービスのつもり!? 二人と約束したからって何っ!?」

バトルボンバヘッド『ええええっ!?』
バトルボンバヘッド『こ、ここで巻き込まないでほしいずら〜!!』

ガードダイヤー『貴方たち! 秘匿回線とはいえ、あまり大声は……!』

「『ダイヤは黙ってて!!』」

ガードダイヤー『黙っててとは何ですか黙っててとは!!!!』

バトルボンバヘッド『お姉ちゃん、ダメだよ〜!』
バトルボンバヘッド『巻き込まれちゃうずら〜!』
0652名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:48:56.48ID:iob0YNvZ
鞠莉「どうしてそんな意地張ってばかりなのッ! いつもは合体なんかしないクセに!」

カナン『だから……! 合体するって言ってるんじゃん! この前だって!』

鞠莉「この前ェ!? ロコモライザー点検中だったんだから仕方ないでしょう!」

鞠莉「それとも何!? 無視されたマリーからの何十回とこの前の一回が同じなの!?」

鞠莉「そもそも何よ!! なんであの日ロープウェイなんか乗っちゃったの!!」

鞠莉「ロープウェイ乗りたくてマリーのこと留学させたってこと!?」

カナン『そんなわけないでしょ馬鹿じゃないの!?』

カナン『鞠莉が乗ってみたいって言ってたから、写真を撮って送ろうと思って!!』

パシーン

カナン『……!』ヒリヒリ

鞠莉「そんなことで……そんなことでっ、私は……今まで……!」

カナン『……! そんなことって何さぁ!!』

鞠莉「そんなことでしょう!? どうしてそうやっていつも子供扱いしてっ!!」

鞠莉「って言うか馬鹿ってなによ!! 馬鹿はどっちなのよッ!?」

 
ガードダイヤー『ああ……溜め込んだ怒りの余り、どんどん話が脱線して……』
0653名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:50:36.79ID:iob0YNvZ
カナン『馬鹿は馬鹿でしょうが!! だったら何これ!? 何で私、新幹線なの!?』

カナン『新幹線乗りたかったの!? 馬鹿みたいでしょそっちの方が!!』

鞠莉「〜〜!!」

パシーン

カナン『……!!』ヒリヒリ

鞠莉「……仕方ないでしょうっ!! それしか方法が無かったの!!」

鞠莉「助けたかったわよ!! 昔の姿で!! 人間の姿で!!」

鞠莉「何でっ……そんなっ……マリーが全部、押し付けているみたいにぃっ!」

カナン『全部押し付けているなんて言ってないよね!? 私がいつ言ったのさ!?』

パシーン
パシーン
パシーン

カナン『……!!!』ヒリヒリ

鞠莉「今言ってたでしょう!! 言ってるようなものでしょう!!」

鞠莉「何よ!! 他のみんなはごめんって!! ありがとうって!! 言ってくれるのに!!」

鞠莉「少しはそういうの……言ってくれたって、いいじゃないッ!!」

バトルボンバヘッド『は、話し合いじゃないよこれぇ……!』
バトルボンバヘッド『果し合いになっちゃってるずら……!』

 
千歌「仲間割れとはチャンスなのだー!! リーダーが引導を渡してやる」

ガードダイヤー『喧しいッ!! ダイヤーライフル!!』

千歌「のだぁー?!」
0654名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:51:31.41ID:iob0YNvZ
梨子「あなたの、その目……私が知っている人と同じなの……」

梨子「正義とか、悪とか、ヒーローとか……すごく、すごく大きな言葉を使っているけど」

梨子「本当はもっと、もっと小さな幸せが欲しくて、守りたくて、戦っている人」

梨子「あなたもきっと……その人みたいに」

善子「――ッ!!」

 
???「どうして……ここでおみせをしているの……?」

??「……おうちから、とおいところだから」

???「おうち……いやなの?」

??「……うん」

???「……」

??「……ごめんなさい、あなたはおうちにかえりたいのに……」

 
善子「……だったら教えてあげる、この街の真実を……!」
0655名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:52:47.81ID:iob0YNvZ
カナン『何!? 何なの、そのごめんって!? ありがとうって!?』

鞠莉「少しはお礼くらい言ってもって言ってるだけでしょう! す・こ・し・はって!」

鞠莉「カナンが壊した街、一体誰が元通りにしてると思う!?」

ガードダイヤー『(はい)』

バトルボンバヘッド『『(はーい)』』

カナン『私だって……私だって! 鞠莉にケガとかしてほしくなかったから!』

鞠莉「じゃあいつもマリーの側にいるって言うの!? 24時間365日何時でも何処でも!?」

カナン『いるよ!! いればいいんでしょ!?』

鞠莉「ウソばっかり!! 今朝だって逃げたくせにっ!」

カナン『逃げてないもん!!』

ガードダイヤー『(逃げてたでしょう……)』

バトルボンバヘッド『『(逃げてたよね……)』』
0656名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:53:50.52ID:iob0YNvZ
カナン『じゃあいいよ!! いつも壊してごめんなさい勝手に動いてごめんなさいはい謝った!!』

カナン『けどお礼ってどういうこと!? 生き返らせてやったから感謝しろってこと!?』

鞠莉「ッ!?」

バトルボンバヘッド『『!!』』

ガードダイヤー『、カナンさん――!!』

鞠莉「――!!」ブンッ…

カナン『くううっ……!!』

鞠莉「ッ!?」

バトルボンバヘッド『! 鞠莉ちゃんのビンタ……』
バトルボンバヘッド『受け止められちゃったずらぁ!?』

カナン『っ、……あああああっ!!』

ガードダイヤー『な……投げ飛ばしたっ!?』

 
千歌「百合者特急隊ー!! このリーダーを無視するとはいい度胸な」

バトルボンバヘッド『『ちょっと待っててぇ!! バトルランチャー!!』』

千歌「のだぁー?!」
0657名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:55:04.92ID:iob0YNvZ
鞠莉「……ッ! このォ……」

カナン『私は本当は、マリーに戦ってなんかほしくないんだからっ!!』

カナン『私たちのことだってそう!! 死んじゃったものは仕方ないじゃない!!』

カナン『どうしてわざわざ生き返らせて、巨大ロボットと戦って、オハラの仕事までして』

カナン『色んなことで悩んで苦しんでまで、いつまでもずっと私たちといるの!?』

カナン『いっそ忘れちゃえば!! 全部忘れちゃった方が、マリーは幸せなんじゃな』

鞠莉「ふッざけんじゃないわよこの大バカタレがあああああ!!!!」

カナン『痛だあああああ!!!?』

バトルボンバヘッド『ビンタどころじゃないよぉおお?!』
バトルボンバヘッド『飛行機の先端から突き刺さっていったずらぁああ?!』

ガードダイヤー『ドリルが付いていたら……危なかったですわね……』
0658名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:56:20.21ID:iob0YNvZ
鞠莉「生き返らせちゃったんだからしょうがないじゃない!!!!」

鞠莉「生き返らせたかったんだからしょうがないじゃない!!!!」

鞠莉「生き返らせたからには全部やるって決めたんだから!!!!」

鞠莉「どんなに辛くても苦してもやるって決めたんだから!!!!」

カナン『じゃあ何……!? 私は何でもかんでも、マリーの言う通りにしろって言うの!?』

カナン『『はいお嬢様、合体します!』とでも!? 『お嬢様と戦えて幸福です!』とでも!?』

鞠莉「カナンがマリーのこと、お嬢様なんて呼んだことないでしょう!!」

カナン『ものの例えで言ってるの! 何、お嬢様って呼んでほしかった!?』

鞠莉「馬鹿じゃないの!? そんな風に思ってたの? 命令通り動くロボットが欲しいだけって!」

鞠莉「チヤホヤチヤホヤ歯の浮いた言葉で褒め称えて来る便利な道具が欲しかったって!」

カナン『そんな事言ってないでしょ! っていうか何さ道具って! 私たちのこと』

鞠莉「アナタたち百合者特急隊がマリーの言うこと聞くことなんて殆ど無いじゃない!!」

『『『『!!!?』』』』
0659名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:57:40.65ID:iob0YNvZ
鞠莉「カナンは勝手に判断して合体命令も聞かずに暴れて街とか散々壊すし!!」

カナン『う……!』

鞠莉「ガードダイヤーはこの前いきなり急に爆発しちゃうし!!」

ガードダイヤー『(申し訳ありません……)』

鞠莉「本ボンバーはこれ言ったら駄目とか一切考えてないっぽい発言するし!!」

バトルボンバヘッド『(お恥ずかしい限りずら……)』

鞠莉「トライボンバヘッドは戦いになるとまず尻込みするし!!」

バトルボンバヘッド『(ごめんなさい……)』

鞠莉「それでも私は! 百合者特急隊はみんな、自分で考えて、自分の意思でここにいて」

鞠莉「私と……マリーと一緒に戦ってくれてるって……思いたかった……!!」

『『『『……!』』』』

鞠莉「不安だったの……もしかして……それも全部、プログラム通りなのかもって……」

鞠莉「人間だった頃のみんなを……都合のいい道具にしてるのかもって……!」

カナン『……鞠莉』

 
千歌「新型なのに……新型なのにぃ……! 百合者特急隊ー!!」

カナン『うるさいよおおおおお!!!!』

千歌「わあああああ!?」

バトルボンバヘッド『『投げたー!?』』

ガードダイヤー『あの体で……よくもまあ……』
0660名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:58:26.22ID:iob0YNvZ
カナン『……私、怖かったんだ……』

鞠莉「カナン……」

カナン『私はいいよ……もう死んじゃったし、巨大ロボットなんだし』

カナン『戦って壊れたって、全然怖くなんかない』

カナン『でも鞠莉は人間で……マリトカナンに合体して、それでも勝てなかったら』

カナン『鞠莉まで死んじゃったりしたら……そんなの……そんなのっ……!』

鞠莉「……、カナンッ……!」

カナン『こんな私だけど……いい……?』

鞠莉「うん……うんっ……!!」
0661名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 00:59:31.37ID:iob0YNvZ
善子「……そうやってエゴを塗り固めて創られたのが、ニューマーズシティ……!」

梨子「……、……!」

善子「私は……何も知らずあの街でのうのうと暮らす連中や、正義面したロボット共を見る度に」

善子「虫唾が走って……全部、全部ぶち壊したくなるのっ!!」

梨子「けど!! けどみんな、誰かが踏み躙られたり、奪われたりしないように戦ってるの!!」

梨子「あなたは……どうして、そこまで……」

善子「くっ……――」

 
???「えっと……わたし、おかね……」

??「おかね? えっと、たしかざいりょうが、じゅうまんえんで……」

???「!?」ガタガタガタ…

??「……ううん、おかねはだいじょうぶ!」

???「でっ、でもぉ……」

??「だって、あなたはマリーのはじめてのおきゃくさまだから!」

 
善子「……アンタの弟に伝えておきなさい、もうすぐマリトカナンは敗れる」

善子「このヨハネの……堕天龍の前に――!」

梨子「! 待って……待ってっ!!」
0662名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:00:16.07ID:iob0YNvZ
千歌「も、も、も、もう許さないのだああああ!! みんなしてチカを……チカをー!!」

曜「千歌ちゃーん!! やっと会えたー!!」

千歌「!! よー、ちゃん……」

曜「よっ、と……! ごめん、千歌ちゃんっ! 私……この前……」

千歌「わ〜ん!! よーちゃんが帰ってきた〜!! チカのよーちゃんが帰ってきたのだぁ〜!!」

曜「ち、千歌ちゃん……苦しいよぉっ……!」

千歌「よーちゃんだけなのだ〜!! チカの相手してくれるのは……よーちゃんだけなのだぁ〜!!」

曜「……大丈夫、大丈夫だよ……千歌ちゃん……!」
0663名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:01:26.04ID:iob0YNvZ
千歌「え〜百合者特急隊の皆さん!! 今日は目的のモノが手に入ったので、これにて!!」

曜「ヨーソロー!! ……それじゃ」

鞠莉「怪盗みかんキャット!! その秘書ヨーソロー!!」

「「ひっ!?」」

鞠莉「些細な痴話ゲンカに沢山の人々を巻き込み、多大な迷惑を振り撒いたその行い!!」

鞠莉「この百合者特急隊が決して許さないデース!!」

カナン『うむ!!』

鞠莉「ロコモライザーァァーーッッ!!」

千歌「うひゃああっ!?」

曜「大きな機関車が……一瞬で!?」

鞠莉「カナン!! 今こそ合体よ!!」

カナン『了解っ!! いくよ鞠莉!!』

千歌「えええええっ!?」

曜「合体しちゃうの!?」

 
鞠莉「 レ ェ ェ ェ ッ ツ ! ! マ リ ト カ ナ ン ッ ! !」
0664名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:02:15.59ID:iob0YNvZ
鞠莉「マリトカナン……起動ッ!!」

マリトカナン『――!!』

 
ガードダイヤー『鞠莉さん……カナンさん……!』

バトルボンバヘッド『やったあ!!』
バトルボンバヘッド『成功ずら!!』

 
曜「ロボットと飛行機と機関車が……巨大ロボットに!?」

千歌「こっちだってリーダーとヨーソローと新型なのだー!! うおーりゃー!!」

鞠莉「決めるわ!! 動! 輪! け」

マリトカナン『危ない鞠莉! マリーバルカン!!』ドガガガガ
0665名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:02:50.70ID:iob0YNvZ
            . -‐ニ ̄ニ‐- . < ノダー!!
       _/           \_ < ヨーソロー!!
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
0666名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:03:46.27ID:iob0YNvZ
マリトカナン『あ……』

鞠莉「」

 
バトルボンバヘッド『『……ええ……』』

ガードダイヤー『……嘘でしょう……』

 
マリトカナン『ま、鞠莉……』

鞠莉「……〜〜!」プルプル…
0667名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 01:05:37.49ID:iob0YNvZ
善子「……」

?「修理は万全、今の堕天龍はマリトカナン以上の性能よ?」

善子「分かっているわ……やってみせる」

善子「そうよ……今度こそ必ず――」

 
まり「わたしのきょうのうりあげも、ゼロ。 あなたのはらったおかねも、ゼロ」

まり「わたしたち、ゼロからのスタートねっ」ニコッ

よしこ「〜〜!」グスッ…!

まり「……あなたのこれからが、しあわせでありますように――」

「善子ー!! どこにいるのー!!」「お嬢様ー!! どうか返事をー!!」

よしこ「あっ――!」

まり「……よかったね」

よしこ「あ……」

「善子っ!! ああよかった……!!」「お嬢様!! さあお屋敷へ……!!」

よしこ「え、えっと……!」

まり「……さよなら」

よしこ「……まって! そのこをつれてかないで――」

 
善子「…………待っていなさい、小原 鞠莉……!」

善子「私が……アンタを全ての下らない呪縛から救ってみせる――!!」

 
つづく
0668名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 23:56:46.71ID:XoqrhxMB
「見て見てー! あんなに星でいっぱいー!」

「……星なんて見て、何が楽しいの」

「えー? キレイだし、ワクワクしない? あの向こうに何があるのかなーって!」

「まあ……随分と沢山あるのね、とは思うけど」

「『星河一天』って言うんだって、そういうの」

「……そんなにあったら、一つくらい無くなっても気付かないわよね……」

「あ、流れ星? 見つけたら幸せになるよう、お願いごとするやつ!?」

「お願いごとなんて……そんなの一体、何になるって言うの?!」

「……鞠莉って、面白いこと言うね!」

「……果南って、やっぱり変な子――」

 
鞠莉「――!」ハッ…

鞠莉「……」

鞠莉「…………また……夢」

鞠莉「よりにもよって……今、アイツなんかの……」

梨子「……鞠莉さん……?」

鞠莉「――! リリー……」
0670名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 23:58:02.27ID:XoqrhxMB
ガードダイヤー『……『マリーが居なくても済むよう、全て手配してあります。』』

ガードダイヤー『『百合者特急隊を頼むわねガードダイヤー、我儘ばかりでごめんなさい。』』

ガードダイヤー『『トライボンバヘッド、本ボンバー、どうかいつまでも仲良くね。』』

トライボンバヘッド『……』

本ボンバー『……』

ガードダイヤー『……『カナン、ロコモライザーは改造してあるわ。』』

ガードダイヤー『『今ならあなただけで、マリトカナンへと変形できる。』』

ガードダイヤー『『これでせめて、あなたが自分の望むように生きられることを願ってる。』』

ガードダイヤー『『大丈夫、あなたは強いからきっと負けない。 これからも、ずっと。』』

トライボンバヘッド『鞠莉ちゃんの、置き手紙……ダイヤグラマーまで置いてっちゃった……』

本ボンバー『静かな口調なのに、怒りが文章の端々から立ち昇っているずら……』

ガードダイヤー『……カナンさん』

カナン『……』

ガードダイヤー『(……流石に、これには堪えているようですね……)』
0671名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/01(火) 23:59:19.77ID:XoqrhxMB
鞠莉「もうなんか……疲れちゃったの」

梨子「百合者特急隊のこと……ですか……?」

鞠莉「んー、オハラのことも、何もかも」

梨子「……私に、何か手伝えることがあれば……」

鞠莉「……」

 
千歌「でかしたのだよーちゃん! あの美人さんから、こんな曲を手に入れてただなんて!」

曜「あはは……マリトカナンの事、歌ってるみたいだけどね」

千歌「問題ないのだ! 『嵐の怪盗(リーダー)』に変えて、勝手に先に発表してやるのだ!」

曜「ダメだよ千歌ちゃん……ちゃんと返してあげようよ……、ん……?」

弟「……」

千歌「あ〜ん? マリトカナンの人形なんて持って、生意気なお子さんなのだ〜!?」

曜「やめなってば、千歌ちゃん。 ……あれ? ねえ、どうかしたの……?」

弟「……」グスッ…
0672名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:00:36.50ID:eSEa4AIb
鞠莉「――ってな風に、家のあれこれにウンザリしちゃってて」

鞠莉「勝手に家から食材なんかを持って行って、『おみせやさん』したり!」

梨子「あははは……!」

鞠莉「……けど、オハラの娘だったお陰で、百合者特急隊も結成できて」

鞠莉「昔じゃ考えられなかったわ……自分がオハラだったことに、感謝してるだなんて」

梨子「……よかったです。 鞠莉さんが、ニューマーズのヒーローで」

鞠莉「え……?」

梨子「何でも知ってて何でも出来る、けどどこか冷たい雲の上の人じゃなくって」

梨子「私たちと同じように喜んだり、悲しんだり、泣いたり、笑ったり……」

梨子「痛みも苦しみも知ってて、それでも、みんなの為に戦おうとしてくれる人で」

鞠莉「……」

梨子「でもそれは……きっと鞠莉さん、すごく辛いことばかり――」

鞠莉「……」ポロポロポロ…

梨子「!? 鞠莉さんっ!? あのっ、ごめんなさい!!」

鞠莉「あ……ごめん、ごめん……気にしないで……っ」ポロポロポロ…

梨子「いえあの! あ、ハンカチ……!」

鞠莉「どうしよう……なんか、……やだなっ……っ」ポロポロポロ…
0673名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:02:03.21ID:eSEa4AIb
トライボンバヘッド『急ごう、みんな!』

本ボンバー『マルたちだけで、何とかしないと……!』

ガードダイヤー『(大規模な破壊活動……相手はまさか……)』

ガードダイヤー『ロコモライザーの具合はどうですか、カナンさん!?』

カナン『あ……うん……』ガガガガガバキバキバキ…

ガードダイヤー『何処を走っているのですか!? ちゃんと線路を走りなさい!!』

本ボンバー『鞠莉ちゃん……どこに行っちゃったのかな……』

トライボンバヘッド『……きっと無事だよ! だから今は行こう、花丸ちゃん!』

ガードダイヤー『……!! やはり……!!』

 
善子「……」

 
トライボンバヘッド『堕天龍……!! それに、街が……!』

ガードダイヤー『要救助者多数……急がなければ!!』

本ボンバー『マルたちに勝てなかったからって、街のみんなに八つ当たりずら!?』

善子「アンタたちに用は無いわ……さあ付いて来なさい、マリトカナン――!」

トライボンバヘッド『……! あっちは海の方……』

本ボンバー『カナンちゃんだけを、向こうへ誘い出すつもりだったんだ……!』

ガードダイヤー『避難と救助を優先……けど、今のカナンさん一人で……』

カナン『……行ってくる』

ガードダイヤー『……! カナンさんっ!!』

カナン『……』

ガードダイヤー『……鞠莉さんを、どうか悲しませないで……』

カナン『ん……、街のみんなを、お願い……!』

 
マリトカナン『チェンジ!! マリトカナン!!』
0674名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:03:10.10ID:eSEa4AIb
鞠莉「私……もしかしたら、こんなことしていない自分もあったのかもって」

鞠莉「もっと別の……何か、何か別の事をしてた筈のマリーがいるんじゃないかって」

鞠莉「けど、リリーの言う通り……どうしたって私はきっと、辛いことばかり背負い込んで」

梨子「……鞠莉さん」

 
ドォォォォン!!!!

 
梨子「きゃあっ!!」

鞠莉「――! また何処かで……!」

梨子「まさか、堕天使ヨハネさんっ……!」

鞠莉「……ッ!!」

鞠莉「リリー、早く安全な場所へ逃げて!!」ダッ

梨子「! けど、鞠莉さんはもう……」

鞠莉「色々話せてスッキリしたわ!! 本当に、ありがとッ♡」ウィンク

梨子「あっ!! 鞠莉……さん……!!」

 
梨子「(何だろう……すごく、嫌な予感が……)」

梨子「(何だか今の鞠莉さん……どこか遠くへ行ってしまいそうな……)」
0675名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:04:02.99ID:eSEa4AIb
善子「この程度とはね、マリトカナンッ!!」

マリトカナン『くっ! マリースライサー!!』

善子「甘いッ!!」

マリトカナン『っ!! やっぱり、撃ち落とされて……』

善子「はあああッ!!」

マリトカナン『!!』ビクッ

マリトカナン『(ビームライフルなんて……いくらでも相手にしてきた筈なのに……!)』

善子「腰が引けているわよマリトカナン!! 期待外れもいいところねッ!!」

マリトカナン『(どうしよう……私……)』

 
マリトカナン『(あのビームが……怖いっ……!)』
0676名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:04:47.34ID:eSEa4AIb
弟「マリトカナンの人形……壊れちゃった……」グスッ…

曜「あ〜、どこかぶつけちゃったのかな……」

千歌「そんなもん、ツバつけとけば直るのだー!」

曜「いや直らないでしょ……」

千歌「まったく、そんなので泣くなんてケシカランのだ! 情けないにも程があるのだ!」

千歌「チカなんてそんなの買ってもらえたことないのだ! 羨ましくなんてないのだ!」

曜「羨ましいんだね……」

弟「だってぇ……マリトカナンは、無敵なのにっ……」

曜「仕方ないよ……形あるモノはいつか壊れちゃうもの。 ほら、ここをくっつければ……」

弟「……!」ブンブンッ…

曜「あー……まだちょっと、難しいかな……」

千歌「……あーもーしょーがないのだ! えっと……あれ、こっちに……はい、じゃ〜ん!!」

弟「……! それ、お姉ちゃんの……」

曜「千歌、ちゃん……?」

千歌「いーい? これは特別なのだ〜!!」
0677名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:05:58.82ID:eSEa4AIb
マリトカナン『(どんなに無茶したって、壊れたって、怖いなんてこと無かった……)』

善子「無様ねマリトカナン!! 百合者特急隊最強が聞いて呆れるわッ!!」

マリトカナン『(勝たなきゃ……勝たなきゃいけないのに……!!)』

マリトカナン『シグナルビーム!!』

善子「遅いッ!!」

マリトカナン『この距離でも……当たら、ないっ……!』

善子「こんなものの為に、鞠莉は……あの子はッ!!」

マリトカナン『っ!? なんで、鞠莉のこと』

善子「もらったぁッ!!!!」

マリトカナン『!! しまっ――』

 
ああ、そっか……

 
「さあカナン、合体よ!」

「さあ、マリトカナンに合体して反撃よォっ!」

「カナン! 今向かってるから、そっちに着くまでどうか無事で」

「マリーとカナン、それにロコモライザーが合体すれば、誰が相手でも負けないから」

 
鞠莉が……いたから……

 
善子「……フンッ」

マリトカナン『』グラッ…

 
鞠莉「――――!!!!」
0678名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:07:25.35ID:eSEa4AIb
私は欲しかった。 あなたたちが生きられる世界が、あなたたちと生きられる世界が。

一つの街だけじゃない。 いつか世界中に、あなたたちを受け入れてもらいたかった。

 
鞠莉「カナン……カナン……!!」

 
そのためなら、どんなことでも歯を食いしばって乗り越えてきた。

嫌いだった自分の血筋だって何だって、力にして戦い続けてきた。

 
鞠莉「お願い……死なないで……!」

 
嬉しかった。 あなたたちのことを、好きだと言ってくれる人が一人でもいたことが。

誇らしかった。 私みたいに大切な人を失わせないよう、戦う力を身に付けたことが。

 
マリトカナン『』グラッ…

 
鞠莉「――――!!!!」

 
けれど、もう、あなたがいないなら。

 
鞠莉「……っ」

 
あなたがいない、世界なら――

 
鞠莉「…………果南っ」
0679名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:08:33.76ID:eSEa4AIb
――あれ……?

ここは……? 海……?

ああ……そうだ私、負けちゃったんだ……

 
「……」

 
あっ……鞠莉だ……

どうしたの……? ここ、海なんだよ……

 
「……」

 
そっか……来てくれたんだ、こんなところまで……

うれしいな……ありがとうっ、鞠莉っ……

……でもごめん……私、もう……

 
「……ッ」

 
鞠……莉……?
 
どうしたの……鞠莉……そんなに……

いやだ、やめてよ……鞠莉……いやだよ……!
0680名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:09:51.34ID:eSEa4AIb
「『星河一天』って言うんだって、そういうの」

「……そんなにあったら、一つくらい無くなっても気付かないわよね……」

 
「」グスッ…

 
泣かないでよ、鞠莉――――!!
0683名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:11:41.62ID:eSEa4AIb
善子「後は……オマケの連中さえ始末すれば……」

善子「!? な……ッ!?」

 
マリトカナン『はああああーーっっ!!!!』

 
善子「嘘っ……海が、真っ二つに……!? ッ!! まさか!?」

 
マリトカナン『――!』

 
善子「ッ……!! まだ生きていたのね……マリトカナンッ!!」

 
鞠莉「マリトカナン……起動ッ!!」
0684名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:12:23.51ID:eSEa4AIb
千歌「『命がけの戦闘(バトル) 背中は見せないさ』♪」

弟「……!」パァァァ…!

曜「(千歌ちゃん……!)」

 
千歌「『きらめいてる夢は 誰にも渡さない』♪」

 
善子「速いっ!? ……違う、迷いが!!」

マリトカナン『私は負けない……負けるたまるもんかぁっ!!』
0685名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:13:16.19ID:eSEa4AIb
曜「『生まれつきの DESTINY 助けを呼ぶ声に』♪」

千歌「おおうっ!?」

弟「わあぁぁ……!!」キラキラ…!

 
曜「『世界のどこまでも 今すぐ飛んで行く』♪」

 
善子「まさかこれが……マリトカナンの真の力!?」

鞠莉「Yes, that's right!!(訳:そう、その通り!!)」
0686名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:13:57.45ID:eSEa4AIb
光る汽笛は

『愛無き世界に粋な名掲げ』

勝利のサイン

『守れ! 僕らのLoveLive!』

 
高く空へ

『百合者特急マリトカナン』

響きわたる

『想いを乗せて、ただいま到着!!』
0687名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:14:49.00ID:eSEa4AIb
GET AWAY!! いつか 悪を消し去るまで

 
善子「ふざけないでッ!!」

鞠莉「カナンッ!!」

マリトカナン「了解っ!!」

 
もしもこの身体が 傷ついても

 
マリトカナン「はああああっ!!」

善子「!! ライフルが――!!」

鞠莉「今よカナン!! 飛ぶのッ!!」

善子「くっ!?」

 
GET AWAY!! そうさ 何も怖くはない

 
鞠莉「星河ッ!! 一天斬りッッッッ!!!!」

マリトカナン『たあああああっっっっ!!!!』
0688名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:15:24.54ID:eSEa4AIb
平和を愛する 完全無欠の

 
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

 
マリトカナン

 
マリトカナン『……』

 
マリトカナン『……――!』
0689名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:16:42.60ID:eSEa4AIb
梨子「マリトカナン……鞠莉さんが勝った……!」

梨子「……! だけど、あの子……」

梨子「……ねえ、堕天使ヨハネさん……」

梨子「せめて、無事でいて……」

 
千歌「ドン詰まりの現実に打ちひしがれてたって、歌の力で生命を燃やして吹き飛ばす!」

千歌「人間はみんなそうやって、どんなことでも乗り越えてきたことを覚えておくのだ!」

弟「うんっ……親切なお姉さんたち、どうもありがとうっ!」

曜「気を付けてね〜、悪い人に捕まらないようにね〜!」

千歌「お姉ちゃんに、よろしくなのだ〜!」

弟「ありがとう〜!」

曜「……」

千歌「……」

曜「……人間はみんな何だって? 千歌ちゃん」

千歌「……どの口で悪い人がどうとか言ってるのだ? よーちゃん」

「「……」」

「「……ふふっ」」

「「えへへへへ……!!」」
0690名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:17:52.02ID:eSEa4AIb
曜「……親切なお姉さんっていうのも悪くないかもよ、千歌ちゃん?」

千歌「冗談じゃないのだ! 次に会った時あの子が持ってるのはマリトカナンじゃなくて!」

千歌「この怪盗みかんキャットの人形ってくらいに、ビッグになってやるのだー!!」

曜「いよっ! 千歌ちゃーん!! それじゃ、帰ろっか――」

スチャッ

「「ひっ!?」」

「ご同行願います」「妙な考えは起こさぬよう」

曜「こ、これってまさか……」

千歌「み、水鉄砲とかじゃないよね……? みなさん……?」
0691名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:18:48.54ID:eSEa4AIb
鞠莉「……」ギュッ…

マリトカナン『……、鞠莉』

鞠莉「ごめん……もう少し……もう少しだけ、こうしていたいの……」ギュゥッ…!

マリトカナン『……』

鞠莉「……カナン」

マリトカナン『鞠莉……』

 
『カナンさーん!』

『『カナンちゃーん!!』』

 
鞠莉「……!」サッ

マリトカナン『……ふふ』

鞠莉「……帰りましょう……私たちの、ニューマーズへ……」

マリトカナン『了解っ』

鞠莉「……もう」

マリトカナン『……帰ろう、鞠莉――!』

 
 
 
 
マリトカナン『――あれ? ニューマーズってまさか、『沼津』の捩り?』

鞠莉「遅ッ!?」
0692名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:19:27.80ID:eSEa4AIb
曜「ち……千歌ちゃん……!」

千歌「こ……ここはどこなのだ……?」

栞子「まだまだ終わりではありませんよ、『リーダー』」

 
善子「何が修理は万全よ! マリトカナン以上の性能が聞いて呆れるわ!」

絵里「フフッ♪」
0693名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:20:17.20ID:eSEa4AIb
絵里「貴女の技術(ダンス)が本物なら、性能を引き出せると言ったまでよ?」

ヴォルフダンス博士

絵里「悪かったわねぇ、今まで騙して? フフフッ♪」

 
善子「くっ……!」

堕天使ヨハネ

善子「マリトカナン……次こそ必ず、この手で!」

 
栞子「私が進める『お台場独立計画』こそ、本物の次世代都市計画」

会長ミフネ

栞子「ニューマーズシティ……やはり、潰すべき」

 
千歌「あわわわわ……」

怪盗みかんキャット&秘書ヨーソロー

曜「ヨ、ヨーソロー……」
0694名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:20:57.50ID:eSEa4AIb
?「――見なさいパープル、あの連中は全て貴女の手駒」

?『はい、ママ』

?「邪魔な百合者特急隊を始末する為、上手に使いなサーイ」

?『わかったわ、ママの夢を叶えてあげる』

 
紫髪の鞠莉?『だって私は、ママの子なんですもの……!』
0695名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 00:21:46.68ID:eSEa4AIb
次回予告

 
謎の人気民謡歌手『神門 苺愛』を隠れ蓑に暗躍する、道産子マフィアの首領『パープル』!

彼女の罠で破壊されたカナンが、怪盗みかんキャットの手先として改造されてしまう!

強さを求め梨子をさらった堕天龍と、それを追うバトルボンバヘッド!

その時、ガードダイヤーが選んだ道は――!

 
次回、百合者特急マリトカナン!!

『マリトダイヤー対ブラックカナン』!!

 
正義の力が、嵐を呼ぶデース!
0697名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:34:33.40ID:VPAc9UMm
鞠莉「はーい、みんなー! お疲れさまー!」

鞠莉「デントーゲイノーの継承と! 男の子の為のジョーソーキョーイク!」

鞠莉「一挙に両方を成し遂げる、“Kill two birds with one stone.”の一大プロジェクト!」

鞠莉「『百合者特急マリトカナン』完成披露試写会、これにて無事終了デ〜スッ!!」

梨子「ロボットの出て来るアニメって、伝統芸能なの……?」

善子「だからって今どき、全編セル画に手書きだなんて……」

ダイヤ「石油王の道楽でもない限り、人が集まらないでしょうね……」
0698名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:36:21.34ID:VPAc9UMm
花丸「そしてこちらが! 『脚本協力:こくごちぃむ』の面々ずら〜!」

ルビィ「ど、どうも……」

エマ「やっほー♪ みんな頑張ったよね〜」

しずく「私たちの努力の結晶、いかがでしたか?」

璃奈「勉強の成果、出せたと思う」璃奈ちゃんボード『むんっ』

善子「『船頭多くして船山に上る』……情操教育のつもりなら、明らかに人選ミスね……」

「「「……」」」しゅん……

ルビィ「みんな……!」

善子「あっ…………え、えっと……」

花丸「善子ちゃんは、自分ならアドバイス出来たから誘って欲しかったって言いたいんだよ」

「「「……!」」」パアァァ…!

善子「そ……そう! そうなの! いいこと言ってくれるじゃないっ!」

花丸「けどこんな言い方しか出来ないから、肝心な時に運に見放されてきたずら〜」

善子「やっぱり一言多いじゃないの〜!! っていうかヨ・ハ・ネ〜!!」

ルビィ「あはは……」

ダイヤ「けどニューマーズの設定がルビィ発案だと聞いた時、私その場で倒れましたわ……」

曜「ルビィちゃん、衣装もちょっと毒を含んだのが好みだから……」

ルビィ「そ、そんな〜!」
0699名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:37:22.11ID:VPAc9UMm
千歌「でもいいじゃない! だって、センドー多くしてナントカカントカって」

千歌「『みんなで力を合わせれば、奇跡だって起こせる』って意味なんでしょう?」

梨子「千歌ちゃん……」

千歌「え? え?」

曜「穂乃果ちゃんも、『沢山の人が集まれば、見たことのない景色に辿り着ける』って……」

梨子「言ってたね……やっぱりスクールアイドルのリーダーって、みんなどこか」

曜「それは……穂乃果ちゃんに悪いよ……」

梨子「そうよね……ごめんなさい、穂乃果ちゃん」

曜「ごめんなさい」

千歌「ひど〜い! 千歌にもなんか謝ってよ〜!」
0700名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:39:53.27ID:VPAc9UMm
ダイヤ「一番謝罪するべきなのは、『マ○トガ○ン』にだと思いますが……曲といい……」

鞠莉「フフンッ♪ 太陽を呼び覚ますのは、どんな剣より鋭い歌なのよ、ダイヤ?」

ダイヤ「許可を取ったのかと言っているのですっ! 全く、鞠莉さんは無茶を……!」

鞠莉「だってェ〜? 果南にはやっぱりTRAINが似合うもの〜♡ ねー、かなぁん♪」

果南「」ずーん…

ダイヤ「かなり本気で落ち込んでいますね……」

果南「……私って……ここまで無神経な子に見えてるの……?」ずーん…

花丸「でも果南ちゃん、『負けるもんか』と『負けてたまるか』が混ざる程の熱演だったずら!」

ルビィ「ルビィたちのお話にそんなに本気で取り組んでくれたなんて、嬉しいな……!」

果南「……むっ!!///」キッ

「「ひぃっ!?」」

鞠莉「オゥ?! 赤くなったデ〜ス?」

果南「うるっさいっ……!//////」カァーッ…

ダイヤ「そもそも何故、貴女はこれを引き受けたのですか」

果南「だってさダイヤ! アメリカのスカーレット・オハラも裸足で逃げ出す」

果南「フランスのマリー・アントワネットも真っ青な地獄の釜に放り込まれた」

果南「最も不幸で最も力強い、最も気高く美しく生きてる鞠莉が見られると思って」

鞠莉 バシーン!!

エマ「わあぁぁ……噂に聞いたスクールアイドルのビンタ……! 本物だよぉ……!」

しずく「大失敗です……今のを先にお見せいただいて、この迫力に近付けるべきでした……!」

璃奈「痛そう」璃奈ちゃんボード『絵仏師良秀』
0701名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:41:00.95ID:VPAc9UMm
ダイヤ「……ですが皆様、うちの弟の為に、ここまでして頂けるなんて」

ダイヤ「本当に……本当に、ありがとうございます……!」

ルビィ「みんな、ありがとうっ……!」

鞠莉「ノープロブレム! 貴重な男子ですもの、コミュニティ総出で大事にしないと!」

鞠莉「それに……たった一人が相手でも、本気のパフォーマンスを届ける」

鞠莉「それが、スクールアイドルの輝きってものでしょう?」

 
みんな「うんっ!!」

 
ダイヤ「ほら、貴方もちゃんとお礼を……、あら……?」

鞠莉「んー? どこ行っちゃったのかしら?」

ルビィ「……! もしかしたら……――」
0702名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:41:41.13ID:VPAc9UMm
弟「じいちゃん、分かる? 僕だよ……?」

「う……うう……ううっ……!」

 
ルビィ「――、やっぱり、ここに来てた……!」
0703名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:42:55.28ID:VPAc9UMm
千歌「勝平じいちゃん?」

梨子「ダイヤさんたちの……おじいちゃんってことですか……?」

ダイヤ「いいえ……網元同士の繋がりで、黒澤家で色々と助力をさせていただいた方です」

ダイヤ「おそらくあの子は、その方のところへ……。 ……ですが」

 
ルビィ「……」

「さむい……さっ、さむいよぉ……」

弟「ねえ、じいちゃん。 今日さ、ダイヤ姉さんとルビィ姉ちゃんの友達が一緒になって」

弟「僕の為に、アニメを作って、見せてくれたんだ」
0704名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:46:09.73ID:VPAc9UMm
ダイヤ「ええ……若い頃に何か、脳に負荷を掛け過ぎたことがあったそうで」

ダイヤ「まだそこまでの歳でも無いのに、何かに怯えるようなうわ言が多くなっていて」

ダイヤ「昔は弟をバイクの後ろに乗せたり、チャンバラごっこに付き合って下さったりと」

ダイヤ「とても元気な姿を、お見掛けしていたのですが……」

曜「そういうの……辛いよね……」

善子「その勝平じいちゃんってのは今わざわざ会いに行くほど、大層な人なの?」

ダイヤ「何を不届きなことを口走っているのですかっ!! 私たちがこうして命を得て!」

ダイヤ「今日のごはんを頂けるのは! あの方のおかげと言っても過言ではないのに!!」

ダイヤ「あの方だけではありません……あの方から連なる何人何十人何百人以上の方々が」

ダイヤ「一体どれほどの血と汗を流したその上に、私たちの人生が成り立っていると!!」

果南「ダイヤ……! 少し、落ち着いてっ……!」

鞠莉「きっと……すごくその人に、懐いていたのね……」

花丸「だからルビィちゃん、弟さんがどこへ行ったか分かったんだ……!」
0705名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:48:01.43ID:VPAc9UMm
弟「僕、正直、よく分かんない話だなって思いながら見てたんだけど」

弟「見終わったら何だかすごく、じいちゃんに教えたくなっちゃったんだ」

ルビィ「……!」

「……とうちゃんっ……かあ……ちゃんっ……」

弟「じいちゃんっ……僕たち、みんな元気だよ」

弟「たった一人、僕一人の為にみんな、一生懸命になってくれて」

弟「みんな、いい人たちばっかりなんだ」

「こわい……こわいよぉっ……」

弟「……いい事ばかりじゃないけどね。 ルビィ姉ちゃん、卒業前に学校無くなっちゃったり」

弟「けど、父さんも母さんも、よく言ってるんだ」

弟「人の不幸はそれぞれで、中には比べ物にならない不幸も世の中にはあるんだよ、って」

弟「きっとその中に、じいちゃんが昔、頑張ってくれたこともあるんだと思う」

弟「だから僕も、何があっても頑張るよ。 じいちゃんに胸を張れるくらい」
0706名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/12/02(水) 23:49:26.22ID:VPAc9UMm
弟「本当は今日、もっとじいちゃんに色々話したり、話を聞いてみたかったけど」

弟「今はゆっくり休んでね。 また来るから――」

ルビィ「」ナデナデ…

弟「わぁっ!? ルビィ姉ちゃん、いつから……?」

ルビィ「……ふふっ」ナデナデ…

弟「な、なんで俺のこと撫でるの……? じいちゃんじゃなくって……」

 
ルビィ「うんっ…………なんでだろうね……?」ナデナデ…

弟「…………ヘンな姉ちゃんっ」
0713名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/12/07(月) 21:38:19.62ID:PAajTNZY
ダイヤ「お兄さまはいつも無理をするんですから……私が休みじゃなかったらどうするつもりだったんですか?」

兄「子供じゃないんだから風邪くらいなんとかするよ、心配しょうだなダイヤは」

ダイヤ「あまり心配をかけないでください!こんなことじゃ結婚どころか恋人すらできませんわ」

兄「じゃあずっとこのままでいいよ、可愛い妹二人に囲まれて幸せだよ俺は」

ダイヤ「……それも悪くないですわね」
0720名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/12/14(月) 01:21:17.74ID:l18yMIeb
お庭掃除は大変だけど、枯れ葉を集めて焚き火をすれば──。
焼き芋パーティーの始まりです!

ルビィひとりだと危ないからやっちゃダメって言われているんだけど、今日はお兄ちゃんも一緒だから大丈夫だよね?

焼き芋を作る時のポイントは──時間をかけてじっくり焼くこと!
そうすると、あま〜い焼き芋になるんだよ♡
マルちゃんが教えてくれたんだぁ。

早く食べたくなっちゃうけれど、今はじっと我慢の子。
焼き上がったら、ひと口目は大好きなお兄ちゃんへプレゼント♪
アツアツの焼き芋で舌がヤケドしないように──ルビィがふーふーってしてあげるね♡♡♡
0721名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/12/14(月) 01:23:53.22ID:l18yMIeb
学校の雑務を終えた帰路──お兄様と出会いました。

ふたり並んで歩く帰り道。しんとした空気。
吐き出す息が白く、冬の到来を感じます。

その途中、陽が落ちた道でよく目立つコンビニをお兄様が指差しました。
寄り道の提案にわたくしは頷いて、お兄様へついていきました。
お兄様は肉まんで、わたくしはあんまん──購入したホットスナックを手にして、再び帰り道を進みました。

家に着いた時には、肉まんもあんまんもなくなっていました。
お行儀が悪いことだと思ったけれど、「もう暗いから誰も見ていないよ」と笑うお兄様に促されて、つい──。

わたくし、自室に戻ってから気づいたの。
あれは寒そうにしていたわたくしへの気遣いだったと──。
0734名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/12/25(金) 10:33:30.78ID:zXvgPhgN
今日はクリスマスです私はお相手などいませんしスクールアイドルですからご法度だけどお兄さまはどうなさるのかしら…
0735名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2020/12/25(金) 16:30:57.97ID:jwQKMDJr
>>53
何があんの?
0736名無しで叶える物語(SIM)
垢版 |
2020/12/25(金) 20:00:01.25ID:7qa45OPW
>>734
兄、ダイヤ、ルビィの三人で仲良く晩ご飯食べてるよ
家の人は地域の行事に出掛けてるから三人きりだよ
0744名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2021/01/01(金) 00:02:23.94ID:OyODgTTx
わたくし、一月一日に生まれてよかったって思うの。
こんな特別な日に誰よりも早く──お兄様に「誕生日おめでとう」って言ってもらえるから。

嘘なんかじゃなくてよ?
そうしてほしいから──お兄様の部屋へ押しかけているの。

お兄様の笑顔がわたくしにとっては何よりのプレゼント。
今年もそのお顔を見られてとても嬉しいわ。
わたくしも、春の陽に輝く桜の花のような──上品な笑顔をお兄様へ届けられるよう努力いたします。

ねえ、お兄様──。
夜が明けたら、新年ですもの、きっと家の用事でまた慌ただしくなってしまう。
「あけましておめでとう」のご挨拶は、朝起きて着物へ着替えてから申し上げるつもりです。

だから……どうしたって朝はやって来るから……それまでは、お兄様の傍で安らかに……。
0748名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2021/01/03(日) 22:16:13.80ID:kP+Jawln
今年の目標は──ルビィのパフォーマンスでお兄ちゃんを笑顔にすること!
ルビィがステージに立った後、お兄ちゃんは「頑張ったね」っていつも褒めてくれるけど、今年はもっともっとお兄ちゃんに楽しんでもらえるように頑張るの♡

スクールアイドルの厳しい練習にしっかりついていけますように。
あと、お正月休みで身体がなまっちゃっているかもしれないから、ケガをしませんように。
初詣の時、ちゃんと神様にお願いしたよ♪

それと、もうひとつ──これはナイショのお願いなんだけど、もしも叶ったらとっても嬉しいこと♡
ナイショだからお兄ちゃんにも言えないけど……お兄ちゃんも同じ気持ちだったらいいなぁって、ルビィは思っています♡♡♡

ルビィ、ちょっと欲張りかな?
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