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【SS】黒澤ダイヤの決闘、二戦目
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0001名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:16:03.17ID:ms2xSa3A
Aqoursのみんなが『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』で対戦するssです
一応の主人公はスレタイ通りダイヤさんであり、しばらくダイヤさんが『ウルトラムーン』をプレイする様子をダイジェスト的に書き綴ります
たまに安価が発生します
0003名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:18:33.21ID:ms2xSa3A
【コメント制度】
ダイヤさんのプレイングは動画で配信されており、コメントすることが可能です
物によってはダイヤさんが反応したりそれに伴って流れが変わったりします
たくさんコメントしてみよう!
0004名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:19:19.12ID:ms2xSa3A
現在のパーティ

ヨハネ♡(フクスロー)♀ LV28 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV26 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーパンチ、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(タツベイ)♀ LV25 いしあたま
りゅうのいぶき、にらみつける、ずつき、かみくだく

エリュシオン(イーブイ)♀ LV20 てきおうりょく
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、つぶらなひとみ
0005名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:24:33.87ID:ms2xSa3A
ヴィラ火山、山頂


ダイヤ「お待たせいたしました」

ダイヤ「かなたさんはゲンガーに進化し、他のみんなも大幅に実力を高めて戻ってまいりましたわ。先般のような無様は晒しませんので、そのおつもりで」

ダイヤ「それでは改めて──」

ダイヤ「ぬしのガラガラさん!勝負を挑みますわ!」カチ

カキ『待っていたよ。どうだ、この山のポケモン達は。なかなか手応えのある連中だったろう』

ダイヤ「…む」

カキ『おれが受け持つホノオの試練は、このヴィラ火山に代々伝わる伝統の踊りを見てもらう特殊なものだ。用意はいいかな』

ダイヤ「ぁ…」

カキ『それでは始めるぞ。ホノオの試練、開始だ!』


ガラガラ(アローラ) ザッ…

ガラガラ×2 ゾロゾロ…


ダイヤ「そう。そうよね、前座からやり直しなのよね。これも含めてホノオの試練なのだから当然ですか…」シュン

ルビィ (お姉ちゃん!がんばるびぃ!)
0006名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:26:34.90ID:ms2xSa3A
ガラガラ×3『…』

ガラガラ達 ウーッハッハ ウーッハッハ ウーッハッハッハ

ガラガラ達 イャーッハッハ イャーッハッハ イャーッハッハッハ

ガラガラ達 ジャン!!


カキ『さあ、先ほどの踊りとどこが違っただろうか』

ダイヤ「…わたくしが見るに、前回と全く同様であったようですが」

→真ん中のガラガラ カチ

カキ『なっ…なんということだ、一発で見抜くとは!違いがわかる女なのだな…』

カキ『そう、真ん中のガラガラ。正解だ!ということで、おいでませ!ガラガラ!』

ダイヤ「うん。まずは上々、こんなところで躓いてなどいられないものね」

『野生の ガラガラが 勝負を 仕掛けてきた!』
0007名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:30:37.75ID:ms2xSa3A
ダイヤ「前回はこのガラガラをかなたさんで『完封』してみせたわけですが──」

もくたん『いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

ダイヤ「今回はヒガンバナさんでお相手いたしましょう。かなたさんはゲンガーに進化したことで特性が変わり前回と同じようには行かなくなったこと、それにぬしガラガラさんとの戦いではかなたさんこそが重要な鍵を握ることになるため温存を

ルビィ「まちがえたんだよね?」

ダイヤ「…」

ルビィ「最初からぬしガラガラさんと戦うって思って用意してたでしょ、おねいちゃん。それっぽい理由考えたよね?」

ダイヤ「ヒガンバナさん、ゴー!」カチカチ

ルビィ「おねいちゃんが無視したー!」
0008名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:37:12.16ID:ms2xSa3A
ダイヤ「決してすばやさが高いとは言えないヒガンバナさんですが、そのレベルは25となった。これならば」

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「ぃよしっ!──と、さすがに一発で倒し切るのは無理でしたか。まあよいでしょう」

『相手の ガラガラの たたりめ!』

ダイヤ「…ふむ。このダメージは前回の情報と合わせて、ぬしガラガラさんを攻略するヒントになり得そうね」

ダイヤ「おくたばりあそばせ!」カチ

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ガラガラは 倒れた!』

ルビィ (おくたばりあそばせ…?)


ヒガンバナ:残り体力約69.8%
0009名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:41:55.86ID:ms2xSa3A
カキ『では二問目に移ろう』

ダイヤ「二問目ですか…」


ガラガラ達 ズンドコ ズンドコ ズンドコズン…


ダイヤ (一問目が前回と全く同じであったということは、恐らく) ジト…


ガラガラ×3『…』

ガラガラ達 ズンドコ ズンドコ ズンドコズン

ガラガラ達 ドンドコ ドンドコ ドンドコチン

ガラg 山男 ビシッ!!


ダイヤ「はいはい知ってた知ってた」カチカチ

→山男 カチ

カキ『なんとっ!』

ダイヤ イラッ…

『山男が 勝負を 仕掛けてきた!』
0010名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:46:22.36ID:ms2xSa3A
『山男は ブーバーを 繰り出してきた!』

もくたん『いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

ダイヤ「茶番への言及はもうしないこととして、とにかく二戦目。これを越えれば再びぬしガラガラさんと相まみえることが叶うというわけです」

ダイヤ「図らずもタイプ相性上有利な対面となったけれど、気を抜かずにいくわよ。ヒガンバナさん」

ダイヤ (気を付けるべきはほのおのうず。ひとたび炎の渦に閉じ込められてしまえば、毎ターンの攻撃とは別にちくちくとダメージが蓄積していく。効果が今一つとはいえ、できれば受けたくない──)

ダイヤ「…」

ダイヤ「ルビィ、聞いてもいいかしら」

ルビィ「ゅ。なに?おねいちゃん」
0011名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 10:54:22.01ID:ms2xSa3A
ダイヤ「ほのおのうずは読んで字のごとくほのおタイプの技でしょう」

ルビィ「そうだね」

ダイヤ「受ければ炎の渦に閉じ込められ、しばらく余分なダメージを受けることになるわけだけれど」

ルビィ「うん」

ダイヤ「この場合、ヒガンバナさんはそのダメージを半分にすることができるものなの?」

ルビィ「うん…?どうゆうこと?」

ダイヤ「だから、ほのお技はヒガンバナさんには効果が今一つでしょう?それに伴って、毎ターン受けることになる炎の渦のダメージも効果が今一つになるのかと思って」

ルビィ「あー…あー、なるほど…」

ルビィ「ううん、残念だけどそれは半分にはならないよ。ほのおのうずみたいにしばらく続くダメージをスリップダメージってゆうんだけど、スリップダメージにはタイプ相性は関係しないんだよ」

ダイヤ「そう」
0012名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 11:05:09.43ID:ms2xSa3A
ダイヤ (slip... 『通り過ぎる』のイメージでよいのかしらね。継続、持続、他にも言いようはあるように思うけれどひとまず置いておくとして)

ダイヤ「たとえドラゴンタイプのヒガンバナさんと言えど、炎の渦のダメージは半分にできないと。そういうことならばやはりあまり時間をかけずにさっさと倒してしまいたいものね」

ダイヤ (最もダメージを与えられるであろう攻撃は、効果抜群の恩恵がなくともかみくだくね。効果抜群のガラガラに対して六〜七割のダメージだったけれど、さて…) カチ

『相手の ブーバーの クリアスモッグ!』

ダイヤ「! ブーバーの方が速いですか…」

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

ダイヤ「…うん。これなら次のかみくだくで倒せそうね。ほのおのうずを受けたとしてもターンが終わる前に決着をつけられるから、スリップダメージとやらは受けないはず…」


ブーバー:残り体力約47.4%
ヒガンバナ:残り体力約42.9%
0013名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 11:11:21.36ID:ms2xSa3A
ルビィ「…」

ルビィ (かみくだくのダメージ)

ルビィ (この感じはたぶん乱数っぽいんだけど、次でよっぽど悪い乱数にならなかったら大丈夫)

ルビィ (それに、次のかみくだくがぎりぎり耐えられちゃったとしても…)

『相手の ブーバーの クリアスモッグ!』

ルビィ (受けるのがこのくらいのダメージなら)

ダイヤ「お返しですわ!ヒガンバナさん──かみくだく!」

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『相手の ブーバーは 倒れた!』

ダイヤ「やりましたわ!」

ルビィ (ばんくるわせは、起こらないよね!)

ルビィ「ナイスファイトだったよ、ヒガンバナちゃん!」
0014名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 11:15:02.53ID:ms2xSa3A
ダイヤ フー…

ルビィ「おねいちゃん、いける?」

ダイヤ「…ええ。必ず」コク

ダイヤ「同じ相手に二度の敗北など、決して許されない」

ダイヤ「レベリングも進化も全ては経過。ここで勝利をおさめて初めて結果となるのだから」

ダイヤ「次こそは──負けませんわ」キッ


ガラガラ×3『…』

ドンタッタ ドンタッタ ドンタッタ、ドン

ルンパッパ ルンパッパ ルンパッパ、フゥ

カシャ!!  エンニュート \(^o^)/


ダイヤ「チッ…」

ルビィ「…」
0015名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/15(水) 11:28:10.07ID:ms2xSa3A
『ぬしポケモンの ガラガラとの 勝負に なった!』

もくたん『いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

『相手の ガラガラは ぬしパワーで すばやさが ぐーんと 上がった!』

ダイヤ「これですばやさは負けると思っておいた方がいいのよね」

ルビィ「そう、だね」

ダイヤ「………このターン、だけれど」

ダイヤ「前回の戦闘でガラガラが取った行動は、攻撃ではなかった」

ルビィ「! …うん、そうだったね」

ダイヤ「もしもあれが今回も同じなのだとすれば…」

ダイヤ カチカチ…
0016>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 11:35:22.51ID:ms2xSa3A
ダイヤ「わたくし達は、これが初めての戦いではない。完敗だったとはいえ、一度の戦闘で得た経験がある。情報がある」

ダイヤ「使えるものは全て使い、貪欲に勝利を求めることができれば──!」

もくたん『戻っておいで、ヒガンバナ!いっておいで!エリュシオン!』

エリュシオン『キュルゥブィッ!』

ルビィ (ここで交換──!)

ルビィ (前のバトルでの情報に頼るのは大切なことだけど、一歩間違えばそのせいで大失敗しちゃうことだってある。相当な勇気がいる選択だけど、そう、ここでは)

『相手の ガラガラの みきり!』

『しかし うまく 決まらなかった!』

ダイヤ「…!」

ルビィ (────大正解の一手!)
0017>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 11:40:24.47ID:ms2xSa3A
ルビィ (ぬしガラガラはほぼ確実に初手で『みきり』をしてくる)

ルビィ (これは初手のZワザを透かさせるためとかエンニュートを呼ぶためとか色々な説があってほんとの理由はわからない。いわゆる所見殺しになることが多い行動だけど、わかってさえいれば、そして利用する勇気さえあれば、大きなチャンスになる)

ルビィ (お姉ちゃんはそれを実現してみせたんだ…!)

『相手の ガラガラは 仲間を 呼んだ!』

エンニュート シュタッ

ダイヤ「出ましたわね。どちらも恐ろしいほどの強敵で、片方だけを相手取るのにも厄介だというのに。ま、後れを取るつもりはありませんけれどね」ニッ

ルビィ (エンニュートを呼ばれちゃうのは防ぎようがないから、この初手できちんと準備できるかがポイントになるんだよね)

ルビィ (…それはいいんだけど)

エリュシオン『…』

ルビィ (なんで、エリュシオンちゃん…?)
0018>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 11:47:06.11ID:ms2xSa3A
『エリュシオンは もくたんの 指示を 待っている…』

ルビィ (エリュシオンちゃんのSじゃあの二匹より先に動くことなんてできないし、ガラガラのかわらわり一発を耐えられるかも怪しい…)

ダイヤ「なんとか、事前の情報を上手く活用できてよかったわ。もっともっと効率的に活用することもできたのかもしれないけれど、わたくしに思い付いたのはこれが精一杯」

ルビィ (でも、お姉ちゃんの中で確かに見えてる勝ちへの道があるみたい)

ルビィ (だったらルビィは信じるだけだ、お姉ちゃんを)

ダイヤ「ごめんね、エリュシオンちゃん」

ダイヤ「きっとあなたはこのターン、ガラガラとエンニュートの攻撃を受けて倒れてしまうことでしょう」

ダイヤ「だけれど、もう知っているわね。倒れることは敗北ではない」

ダイヤ「あなたの一手がこの戦いを勝利へと導く光となることを、わたくしは確信している」

ダイヤ「先の雪辱を今こそ果たすとき!エリュシオンちゃん!」カチ

ルビィ「──…!」
0019>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 11:53:23.99ID:ms2xSa3A
『エリュシオンの つぶらなひとみ!』キュルーン

ルビィ (フェアリータイプの先制補助技、つぶらなひとみ!)

『相手の ガラガラの こうげきが 下がった!』

ルビィ (でんこうせっかはガラガラにダメージを与えられない、できてもエンニュートへの削りくらいだと思ってたけど──これは、有効な一手だ…!)

『相手の ガラガラの かわらわり!』

『効果は 抜群だ!』

ダイルビ「「!!」」

エリュシオン『…』

『相手の エンニュートの どくガス!』

『エリュシオンは 毒を 浴びた!』

『エリュシオンは 毒の ダメージを 受けている!』

ルビィ「たっ…」

ダイヤ「耐えた…!」


ガラガラ:残り体力100%、こうげき-1
エンニュート:残り体力100%
エリュシオン:残り体力約23.2%、毒
0020>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:05:06.72ID:ms2xSa3A
『エリュシオンは もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「こんなことを言ってはなんだけれど、まさか…このターンが終わってなおエリュシオンちゃんが立っているとは思っていなかったわ…」

ルビィ「ごめん、ルビィも…つぶらなひとみうったのだってすごくいい一手だったと思うけど、それがここまで効くなんて…」

ダイヤ「期せずして手に入れたこのチャンスを活かさない手はないわね。もう一度つぶらなひとみを放つことができる、あるいはでんこうせっかでエンニュートに少しでもダメージを与えておくことだって」

ルビィ「どっちがいいんだろ…」

ダイヤ「うんん…」ムム

ルビィ (エリュシオンちゃんを抜群一撃で持っていく火力すら出せなくなった、っていっても技は不一致のかわらわり。かなたちゃんには一致技が飛んでくるんだからこれでもまだ安心できるって言い切れない)

ルビィ (でも、エンニュートに対してもくたんちゃんのパーティはほんとに打点がない。地道な削り合いになることまで想定するなら少しでも体力を減らしておきたい感じもする。ノーマルZがうてればよかったけど、それじゃ後攻になっちゃうもんね…)

ルビィ ムムム…
0021>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:20:32.64ID:ms2xSa3A
ダイヤ「ここは──」カチ

『エリュシオンの でんこうせっか!』ヒュバシッ

ルビィ「でんこうせっかに、したんだね」

ダイヤ「ええ。どちらが正解かはわからなかったけれど、この選択を信じましょう」

『相手の ガラガラの かわらわり!』

『効果は 抜群だ!』

『エリュシオンは 倒れた!』

ダイヤ「くっ…エリュシオンちゃん、ありがとう。ゆっくり休んでくださいな」カチカチ


ガラガラ:残り体力100%、こうげき-1
エンニュート:残り体力約73.0%
0022>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:27:39.78ID:ms2xSa3A
ダイヤ「…」ジッ

『誰に 交代しますか?』

『ヒガンバナ かなた ヨハネ♡』

ルビィ (これもなかなか難しい場面…)

ダイヤ (いくらか足掻くことはできたといえど、まだ楽観できる戦況には到底至っていない)

ダイヤ (ヨハネ♡の相性は最悪、行動できないまま倒れてしまうことを想定しておかなければならない。──とすると、やはり…)

ダイヤ カチカチ…

もくたん『戻っておいで、エリュシオン!いっておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』
0023>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:44:55.19ID:ms2xSa3A
ダイヤ (かなたさんができること)

ダイヤ (さいみんじゅつ、シャドーパンチ、のろい、ふいうち)

ダイヤ (さいみんじゅつを当てることができれば戦況はぐっと楽になる。甘えたい気持ちはあるけれど──当たらなければその時点で勝利は絶望的となる)

ダイヤ (まだ、六割という心許ない運に頼るには早い。そこまで諦める状況ではない)

ダイヤ (ここから先の展開を考えれば自ずと見えてくるのは、圧倒的な手数の不足)

ダイヤ (相性が悪いヨハネ♡に体力が少ないヒガンバナさん。それぞれ一度も攻撃できない可能性が充分にある以上、ここでかなたさんがどれだけ踏ん張ってくださるかに懸かっている)

ダイヤ (それはつまり──)

→のろい

ダイヤ (──こういうことだ)
0024>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:52:07.58ID:ms2xSa3A
ダイヤ (正直に認めなければならない)

ダイヤ (この戦局、すでに相当なレベルで詰まっている)

ダイヤ (ガラガラかエンニュートにのろいを掛ける。そしてのろいを掛けなかった方を残る全員の総攻撃でなんとか倒す。これしか確実に突破する策はない)

ダイヤ (みんなをここまで鍛えて、なおこれだけの…)

ダイヤ クッ…

ダイヤ (いいや、泣き言を呟くひまがあるなら思考を一歩でも先へ)

ダイヤ (のろいはどちらに掛けるべきか。裏を返せば、実力で相手取ると覚悟すべきなのはどちらか)

ダイヤ (かなたさん、ヨハネ♡、ヒガンバナさん。この三匹に共通するのは、全員がガラガラに効果抜群となる技を有しているということ)

ダイヤ (加えて、現状無傷のガラガラがのろいのダメージで倒れるまで踏ん張るほどの体力は、悔しいけれどわたくしのパーティにはない)

ダイヤ (…ならば、答えは決まっている)
0025>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 12:57:11.23ID:ms2xSa3A
ダイヤ「かなたさん──お願い…!」カチ

『かなたの のろい!』カーン…カーン…ゾゾゾッ

ダイヤ「!」

ダイヤ「かなたさんが先に…!」

『かなたは 自分の体力を 削って 相手の エンニュートに のろいを かけた!』

ダイヤ (つまり──つまりここさえ耐え抜けば、もう一度かなたさんで行動することができる!エンニュートにのろいを掛けることも、ガラガラに効果抜群の攻撃を叩き込むことも!)

『相手の ガラガラの たたりめ!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「…っ、かなたさん…!」
0026>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 13:02:31.60ID:ms2xSa3A
『相手の エンニュートの いちゃもん!』

ルビィ「!」

ダイヤ「いちゃもん…!?」

ダイヤ (いちゃもん──には、かつて一度だけだけれど、救われたことがある。眠りから目覚めて暴走していたまマさんと対峙したときのことだ…)


──ルビィ『まさかルビィ♡♡♡とまりちゃんでパターンにはめてほとんど完封できるなんてね…』

──ルビィ『いちゃもん覚えさせようってゆってくれた人がいてよかったね』

──千歌『あの人がえむぶいぴーだよね!』


『かなたは いちゃもんを つけられた!』

ダイヤ (忘れるはずもない。その効果は、)


──【コメント】ルビィにいちゃもん覚えさせてみよう

──千歌『どーゆーわざだっけ?』

──『わざマシン41 いちゃもん』

──『相手に いちゃもんを つけて 同じ 技を 2回連続で だせなくする』


ダイヤ「…!」
0027>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 13:13:56.17ID:ms2xSa3A
『相手の エンニュートは 呪いの ダメージを 受けている!』

ダイヤ「…これで、ガラガラにものろいを掛けるという手段は取れなくなってしまったというわけね」

ルビィ「そうゆうことだね…」

ダイヤ「そうなってしまったものは仕方がない、選択を迷う時間が減ったと前向きに考えましょう」


ガラガラ:残り体力100%、こうげき-1
エンニュート:残り体力約50.8%、呪い状態
かなた:残り体力約60.8%、いちゃもん状態
0028>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 13:21:27.05ID:ms2xSa3A
『かなたの シャドーパンチ!』ユラァドンッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ガラガラの たたりめ!』

『効果は 抜群だ!』

ルビィ「抜群と抜群のなぐりあい…」

かなた『…』

ダイヤ「かなたさんも満身創痍。エンニュート、ここらで手を抜いてくださっても構わないのですけれど?」ニッ…

『相手の エンニュートの はじけるほのお!』

『かなたは 倒れた!』

ダイヤ「…そうは問屋が卸しませんか」フゥ

ダイヤ「お疲れ様でした、かなたさん」

『相手の エンニュートは 呪いの ダメージを 受けている!』


ガラガラ:残り体力約52.3%、こうげき-1
エンニュート:残り体力約27.0%、呪い状態
0029>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 13:47:03.17ID:ms2xSa3A
もくたん『戻っておいで、かなた!いっておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『フォゥフォーッス!』

ダイヤ「いくらタイプの相性が悪いといっても、彼我のレベルには6つもの差がある。なんとか意地を見せてちょうだいな、ヨハネ♡」

ダイヤ (エンニュートの体力は…ぎりぎりこのターンの呪いのダメージで倒せる?いや、見たところわずかに残りそう…)

ダイヤ (ヨハネ♡の攻撃で残りの体力を削り切ってしまえば、かなたさんの決死ののろいの意味が半減してしまう。かなたさんのシャドーパンチでも半分削れなかったガラガラの体力をヒガンバナさんだけで削らざるを得なくもなる)

ダイヤ (エンニュートを攻撃するのは悪手ね)

ダイヤ (ではガラガラ?そうね、あやしいかぜで倒せれば最高、倒せなくても追加効果が発動したらそれもよし。そうでなくともあやしいかぜでさらに削ればヒガンバナさんのかみくだくで充分に削り切れるはず)

ダイヤ カチ
0030>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 13:53:34.02ID:ms2xSa3A
ダイヤ (しかし、全てはヨハネ♡が攻撃できてこそ。怒濤の二連続攻撃を耐えられなければそれまで──)

『相手の ガラガラの かえんぐるま!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「お願い、ヨハネ♡…!」

『相手の エンニュートの はじけるほのお!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「…!」

ヨハネ♡『…』フラ…

ダイヤ「さすがヨハネ♡、わたくしの相棒」

ダイヤ「返しのあやしいかぜ!」

『ヨハネ♡の あやしいかぜ!』ゾワザザザ…

『効果は 抜群だ!』

ルビィ「い──いけっ!」
0031>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/04/15(水) 13:58:37.97ID:ms2xSa3A
ガラガラ ヨロ…

ガラガラ『…』フーッ…

ダイルビ「「…!」」

ダイヤ「耐えられ、ましたか…」

ルビィ「こうなっちゃったら、後はもう…」

ダイヤ「ええ…」

『相手の エンニュートは 呪いの ダメージを 受けている!』


『相手の ガラガラの かえんぐるま!』 

『効果は 抜群だ!』

『ヨハネ♡は 倒れた!』

『相手の エンニュートは 呪いの ダメージを 受けている!』 

『相手の エンニュートは 倒れた!』


もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

ルビィ「ガラガラとヒガンバナちゃんの、真っ向勝負…!」


ガラガラ:残り体力約1.5%、こうげき-1
ヒガンバナ:残り体力約42.9%
0032>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/04/15(水) 14:05:11.40ID:ms2xSa3A
ダイヤ「真っ向勝負というには、お互いに手傷の跡がひどく目立つわね」フフ…

ルビィ「なんか、余裕だね…?」

ダイヤ「いいえ、まさか」フルフル

ダイヤ「心臓はばくばくと脈打ち、手も震えているわ。この攻撃を耐えられればわたくし達の勝利、耐えられなければ敗北」

ダイヤ「二度目の恐怖に、今にも気を失ってしまいそうなほどに息苦しく感じているわ」

ダイヤ「けれど、わたくしは信じる。ヒガンバナさんを、そしてここまで繋いでくれたみんなを」

ダイヤ「信じて、ただ背中を押すだけ」

ダイヤ「実際に押すのはAボタンだけどね」

ルビィ クス…

ルビィ「もう、おねいちゃんってば」

ダイヤ「これくらいの軽口は許してちょうだいな。わたくしばかりが表情を引きつらせていては、ヒガンバナさんにも示しがつかないもの」
0033>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/04/15(水) 14:07:44.03ID:ms2xSa3A
ダイヤ「ヒガンバナさん。気合いを入れてくださいな」

ダイヤ「絶対に、絶対に、この攻撃を耐えてやると。なんならかわしてくれれば大金星だけれど、かみくだくさえ放ってくれたらもうなにも言うことはないわ。そこまでの過程はお任せします」

ダイヤ フー…

ダイヤ「いくわよ」

ルビィ「うん」

ダイヤ カチ──
0034>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 14:17:04.52ID:ms2xSa3A
【コメント】Sing a song.

ルビィ「! これって…」

ダイヤ「…『おうたうたって』、かしらね」

ルビィ「……ふふっ」

ダイヤ「…うふふ」

ダイヤ「手を替え品を替え、様々なことを思い付くものね」

ルビィ「ほんとだね。そのままじゃおねいちゃんが反応してくれないって思ったのかな」

ダイヤ「奇しくも今は、最適の場面だわ。お望みとあらば──言われなくとも、歌いましょうか。大きな声で」

ルビィ「そうだね。応援はおっきな声でしなくちゃね」

ダイヤ スゥ…
0035>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 14:20:50.92ID:ms2xSa3A
ダイヤ「♪天才的な楽観で夢見たら」

ルビィ「!?www なんで!?」ブッ

ダイヤ「ええ?だって、合っているでしょう?」ニヤ

ルビィ「そうかなあ…でもいっか、楽しくなるもんね」

ダイヤ「ほら、一緒に」

ルビィ「うん」

ダイヤ「♪天才的な楽観でユメ見たら」

ダイヤ「ミヨウイッパイ(裏声)」

ルビィ「wwwwwww だからなんでww」

ダイヤ「一緒に歌いなさいと言うのに!」

ルビィ「わかったよ!でもゆっとくけどちゃんと歌えてないのおねいちゃんのせいだからね!?」

ルビィ「♪ミライは明るいよね〜〜〜ぇ〜↑」

ダイヤ「ミライ! キラキラッテル(裏声)」
0036>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 14:24:27.37ID:ms2xSa3A
ダイヤ「♪恥ずかしさ コートのポケットの中」

ダイヤ「シマットイテ(裏声)」

ルビィ「♪冬まで忘れちゃって〜〜〜ぇ〜↑」

ダイヤ「ズト! ワスレチャイナ(裏声)」

ダイヤ「♪大胆にも裸足で」

ルビィ (一人だけ忙しいなお姉ちゃん)

ルビィ「♪真剣でも余裕ぶって」

ダイヤ「♪前回より過激に」

ルビィ「♪挑戦者のポーズ」

ダイヤ「♪挑戦、者だ〜〜〜ぁ〜↑」

ダイルビ「「♪スマイル♡」」

ダイヤ ニコッ

ルビィ ニパッ
0037>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 14:28:10.98ID:ms2xSa3A
『相手の ガラガラの たたりめ!』

ダイヤ「わたくし達の歌が聞こえたでしょう」

ダイヤ「これは応援という名の愛」

ダイヤ「あなたには愛を受け取る権利があり、そして義務がある。ヒガンバナさん!愛していますわ!!」

HPバー グググ…

ルビィ「ヒガンバナちゃん!」

HPバー グ…


HPバー 1/63 ピタ…

ヒガンバナ『…』


ダイヤ「それでよろしい」ニカッ

ルビィ「…おねいちゃん、これ…『愛のうた』じゃないよ…」

ダイヤ「え?」

ルビィ「メッセージ出てないもん」

ダイヤ「ということは、これは…」

ルビィ「リアル…たすき…!」
0038>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 14:34:20.73ID:ms2xSa3A
ダイヤ「リアル、たすき…?」

ルビィ「えっとね、こんな風にポケモンが自分の力だけで1でたえることをゆうんだよ。リアルたすきとか、ミリ耐え、あとは…UCN(ウルトラちょい残し)…とか」

ダイヤ「ほう」

ダイヤ「つまりわたくし達の愛によるものではなく、ヒガンバナさん自身の力。それならばいっそう讃えてあげなくてはね」

ルビィ「うん!」

ダイヤ「この攻撃を耐えたということは、もうわたくし達の勝利を阻むものは一つもない。命中率は100、相手の体力は真っ赤」

ダイヤ「忘れ物を取り返すとしましょう──」

ルビィ「おねいちゃん。必殺技の名前、」ボソ

ダイヤ「ふむ」コク

ダイヤ「──必殺!」キッ


ダイルビ「「リアルたすきカウンターーーッ!!!」」


『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ガラガラは 倒れた!』


『ぬしポケモンの ガラガラとの 勝負に 勝利した!』
0042>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/15(水) 16:25:49.95ID:ms2xSa3A
書き忘れていました
ヒガンバナの呼称がぶれていますが、
ダイヤ→ヒガンバナさん
ルビィ→ヒガンバナちゃん
で統一しようと思います
またぶれてたら鼻で笑っておいてください
0043>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/16(木) 12:10:36.15ID:+ZqSeqJo
なにか旅の仲間に加えますか? >>
※ コソクムシ、カクレオン、タマンタ、ヌイコグマ、誰も加えない、のいずれか。
0044>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/16(木) 12:10:59.59ID:+ZqSeqJo
安価忘れです

なにか旅の仲間に加えますか? >>45
※ コソクムシ、カクレオン、タマンタ、ヌイコグマ、誰も加えない、のいずれか。
0047>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:08:00.64ID:ztBcELrm
カキ『やるな。文句なし、ホノオの試練は達成だ』

ダイヤ「ぎりぎりの闘いでした」

ダイヤ「なにか一つでも違っていれば二度目の敗北を喫してしまっていた、忘れられぬ闘いとなりましたわ」

カキ『このヴィラ火山よりもアツいバトルを制したご褒美にこれを渡そう』

『もくたんは ホノオZを 手に入れた!』

ダイヤ「ホノオ──Z…!」

ルビィ「やったね、おねいちゃん」

ダイヤ「ええ。ほのお技を扱えるコはまだわたくし達の手元にはいないので、そのときまで大切に保管しておかなければね」

カキ『そうだ、ついでにこれもあげよう』

ダイヤ「はい?」

『もくたんは クイックボールを 10個 手に入れた!』

ダイヤ「あ、モンスターボールの他には使わないので結構ですわ」

ルビィ「も、もらっとくのはいいでしょ!」


オシャボ勢っぽい発言に焦りを隠せないルビィであった。
0048>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:18:04.39ID:ztBcELrm
ダイヤ カチ

リザードン バサバサァッ

もくたん ヒョイッ

ダイヤ「おおっ!そらをとぶができるようになったわ!それにしても相変わらずの運動神経ですわね、もくたんちゃんは」

【コメント】もくたん「成長してる、ねっ?」

ダイヤ「いえ、メガラティオスさんのお背中に跳び乗ったり反対にそこから跳び降りたり、まマさんのお背中に跳び移ったりと、これまでもっと凄い動きをたくさんしていたと思うけれど…」

ルビィ (便利だけど、可愛くない格好がアップで映るからあんまり好きじゃないな)

ダイヤ「こちらも…」カチカチ

ダイヤ「これまで訪れたことのある町やその他の要所へ行くことができるのね。ぐっと冒険が楽になるわ」

ルビィ「これでもう、ルビィ♡♡♡もメガラティオスさんも用済みなんだね」ボソ

ダイヤ「!?」

ダイヤ「そ、そんなわけがないでしょうが!わたくし達に空の青さを教えてくれたのは紛れもなくルビィ♡♡♡であって、風の匂いを教えてくれたのはメガラティオスさん!その事実が変わることはありませんわ!」

ルビィ「でもそらをとぶって戦闘だと使いづらいからね」

ダイヤ「まマさんとの戦闘では大いに役立ったでしょうに!!」


ちょっぴり意地悪を言ったらすげえ重い感じで返ってきてビビったルビィであった。
0049>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:30:19.83ID:ztBcELrm
7番道路


ダイヤ「うん。ホノオの試練を突破したことでキャプテンゲートが開いているわね」

ダイヤ「島の北部へ進むことができますわ」カチカチ…

謎の男『おうい、そこのキミ!』

ダイヤ「! はい、わたくし達ですか?」

謎の男『ふむふむ、キミはリザードンライドができるようだな。ポケモンもたくさん捕まえているし、申し分ない』

ダイヤ「…あの…?」

謎の男『いや!挨拶がまだだったな、失礼!私はモーンという者だ』

ダイヤ「はあ。わたくしはもくたんと申します」

モーン『さっそくだがもくたんくん、私の夢を聞いてくれないかな』

ダイヤ「夢、ですか」
0050>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:34:38.19ID:ztBcELrm
モーン『私の夢はね、ポケモン達のリゾートを作ることなんだ』

ダイヤ「ポケモンの、リゾート…」ピク

モーン『ポケモン達がいっときバトルを忘れて遊んだり、宝探しを楽しんだり、温泉でゆっくりしたりできる。そんなリゾートがあるといいとは思わないか?』

ダイヤ「それは…とても素敵ですわ…!」パァ

モーン『その表情、やはりキミも興味があるようだな。ぜひ現地で話がしたい、リザードンライドで行ける場所だから来てくれないか?』

ダイヤ「い、行きます行きます!ぜひ詳しくお話をお聞かせくださいな!」

モーン『行き方は簡単だ、リザードンを呼び出してポケリゾートへ飛ぶ、それだけだぞ』

ダイヤ「ふむふむ、ここから行けるのですね」
0051>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:39:30.03ID:ztBcELrm
ポケリゾート


ダイヤ「ふ」

ダイヤ「わぁぁぁああ〜〜〜〜〜!!」目キラキラ

モーン『私の計画では、まずここがのびのびリゾート。キミのポケモンと野生のポケモンが交流

ダイヤ「こっこれは!マメの樹!ジャックさんが登り天の家へと至ったというマメの樹ですわ!登れるのでしょうか」ツンツン

ポケマメ ポトポト…

ダイヤ「おほーっ!マメが!マメが落ちてきましたわ!やはりこの上には天の家があるに違いありません!!」
0052>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:44:11.43ID:ztBcELrm
モーン『ここがすくすくリゾートだ。キミが持っているきのみを植えておくと、ポケモン達が世話を

ダイヤ「畑がありますわ!真ん中には大きな風車と井戸まで!この看板は…?」ツンツン

『畑1に 植える きのみを 選んでください!』

ダイヤ「わ、きのみを植えられますわ!そうね、思い返せばホウエン地方の各地には自由にきのみを植えられる小さなスペースがあったけれど、アローラ地方に来てからは見かけていませんもの」

ダイヤ「なるほど、ここでこうしてきのみを植えておくことで増やすことができるのですわね!お水をやったりするのは…」

ツツケラ チョコチョコ…

ダイヤ「んまーっ!お家の傍で捕まえたツツケラさんではありませんか!?きのみの世話をしてくださるの?ありがとうございます、根を詰め過ぎず、お休みの合間にふと気にかけてくださるだけでいいからね。わたくしもたびたび見にきますので」
0053>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:49:36.07ID:ztBcELrm
モーン『こっちはどきどきリゾート。洞窟の中には色々なお宝を隠してあるんだ、ポケモン達が探検しながら宝探しを

ダイヤ ツンツン

『探検する ルートを 選んでください!』

ダイヤ「む!探検!?」

ダイヤ「先ほどおっしゃっていた『宝探し』とやらは、この洞窟でできそうですわよ!天然の洞窟に隣接しているなど、この土地も随分と苦労して探されたのでしょう」

モーン『何度も探検を繰り返すことで、新しいルートが

ダイヤ「んー…今はこの『怪しいかけら 発見ルート』しかないようですが、内部の探索が進めば新しいルートが見つかるかもしれませんわね」

ダイヤ「よし、さっそくみんなで探検してみましょうか!ああほらニャースちゃん、洞窟の中は暗そうですから、走ってはいけませんわ。みんな仲良くね、協力するのですよ!」
0054>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 13:54:44.16ID:ztBcELrm
モーン『わいわいリゾートというのがここさ。ここでは遊びながら特訓もできるというのをコンセプトにした遊具を

ダイヤ ツンツン

『遊ばせる ポケモンを 選んでください!』

ダイヤ「ほう、アスレチックのようなものでしょうか。小さな砂島のようですし、じめんタイプやみずタイプのポケモンを主に遊ばせてあげましょう」カチカチ

モーン『遊ばせている間は、私が調合した専用のドリンクを

『どの ドリンクを 用意しますか?』

ダイヤ「あら、ドリンクまで用意してもらえるみたいよ。そうね、夏場でないとはいっても遊んでいれば自ずと水分は消費してしまうもの。脱水症状には気をつけておかなければなりませんわ」

ダイヤ「この爽やかな入れ物も可愛くて素敵ね。さ、傍に置いておきますからね。遊ぶのに熱中し過ぎず、こまめに水分を補給するのですよ」
0055>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 14:01:41.37ID:ztBcELrm
モーン『最後にぽかぽかリゾート。見ての通り温泉になっていて、

ダイヤ「みんな見てみなさいな、温泉ですわよ!素敵ねえ、木登りをして畑仕事をして洞窟を探検してアスレチックでも遊んで、いっぱい動いた後には温泉にも入れますわ!」

ダイヤ「真ん中にあしらってあるのはマグマッグのようね。マグマッグは体内で灼熱の溶岩が渦巻いているとのことなので、温泉を温めるには相当手加減していただかなくてはならないでしょうけれど…」

ダイヤ「ふふ、これは彫像なので心配ご無用ですわ。きっといい温度のお湯がたっぷりと張ってあるに決まっていますからね」

ダイヤ「ほのおタイプのコやじめんタイプのコも一緒に使うのだから、水が苦手ではないコ達もいたずらをしてはいけませんわよ」メッ
0056>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 14:08:55.54ID:ztBcELrm
ダイヤ「はー、とっても素敵なリゾートですわねえ」ホクホク

ダイヤ「モーンさん、しかし少し土地が余っている部分があったり機能拡張の余地があったりするようなのですが、いかがでしょう。これで完成と甘んじることなく、まだまだ開発を進めてみるというのは」

モーン『ボックスにたくさんポケモンを預けて、ポケマメをたくさん手に入れてくれ。そうすれば各リゾートの開発をぐっと進められるようになるからな!』

ダイヤ「まあ、さすがですわ。わたくしが思い付く程度のことなどモーンさんの頭の中に構想がないはずがありませんでしたわね」

ダイヤ「なるほど、旅をご一緒できないコ達もここにいてもらえるのならば、窮屈な思いや寂しい思いをさせなくて済むものね。お声掛けいただいて本当によかったわ」

ダイヤ「それでは、たびたびみんなの顔を見にきますので。わたくしのポケモン達のこと、よろしくお願いいたします」ペコ

モーン『…』

ルビィ「おねいちゃん、NPCの役割みんな食っちゃうのやめなよ」

ダイヤ「へ?」


去り際、モーンの表情はどことなく哀しそうに見えたという──
0057>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 14:19:45.75ID:ztBcELrm
8番道路


もくたん トコ…

ダイヤ「やっとトンネルを抜けたわ」

ルビィ「あんまり長くないトンネルだよね」

ダイヤ「ええ。富士見トンネルの方がよっぽど長く感じるわね」

ルビィ「えっなにそれ」

ダイヤ「ここはアーカラ島のほぼ最北端のようね。淡島──とは言わないけれど、こう手軽にぐるりと一周できる規模の島だとどうも親近感が湧いてしまうわ」カチカチ

ダイヤ「さてと」カチ

もくたん(on ムーランド) ポンッ

ダイヤ「まずは道具探しですわ、ゴー!ムーランドさん!」

ムーランド クンクンクン…

ルビィ (お姉ちゃんはすっかりポケモンの世界に生きちゃってるなあ)


嬉しそうに隠れ道具を探す姉の姿に言い表せない気持ちを覚えるルビィであった。
0058>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/17(金) 14:21:18.75ID:ztBcELrm
ポケリゾートには、初訪問時点でのびのびリゾートしかないようでした
途中で気づきましたが、いっかなって思ってそのまま走りました。悪しからず
0062名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/19(日) 11:54:30.65ID:9foT9Ux/
8番道路


???『どうも』スッ

ダイヤ「! どうも…?」

ダイヤ「どなたでしょう」

アクロマ『や、失礼。私はアクロマ。ポケモンの強さについて研究している者です』

ダイヤ「研究者の方でしたか。それはそれは、わたくし達になにかご用でいらっしゃいますか?」

アクロマ『私は積年、ポケモンの強さはどこから来るのか。なにによって引き出されるのか。それを研究の目的としてきました』

アクロマ『そしてその研究は、ある一人のトレーナーによって一つの答えを出したのです。……キミは、どことなくあのトレーナーに雰囲気が似ている。私がつい話しかけてしまうのも仕方がないことだ』

ダイヤ「?? は、はあ…」

アクロマ『これを差し上げましょう。ポケモンのための道具は、ポケモンのために頑張ることができる者が持っておくべきだ』

『もくたんは わざマシン43 ニトロチャージを 手に入れた!』

アクロマ『キミが旅を続けていれば、いずれまた会うこともあるでしょう。それでは』スタスタ…

ダイヤ ポカン…

ダイヤ「…すごい、髪型でしたわ………」

ルビィ「…」


唯一の感想がそれ?とは、全く同じ反応を示した自分からは言えなかったルビィであった。
0063名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/19(日) 12:04:55.03ID:9foT9Ux/
エーテルベース


もくたん トコ…

ダイヤ「失礼いたします、こちらはなんでしょう。キャンピングカーのような見た目でしたが…っと、」

職員『いらっしゃい、旅のトレーナーさん。ここはエーテルベース、エーテル財団の小さなポケモン研究施設の一つだよ』

ダイヤ「ポケモン研究施設ですか」

ダイヤ「あら、奥に白くて可愛いポケモンが」ホー

職員『ところであなた、ヌメラってポケモンを連れてないかな?体表の粘液を採取したいんだけど、雨が降らないと出会えないポケモンで、なかなかね』

ダイヤ「ヌメラ…心苦しいことですが、お名前を聞いたこともないポケモンですわ」

職員『いないかあ、残念。もしヌメラを捕まえたらぜひ連れてきてほしいな。私はしばらくここにいるからね』

ダイヤ「承知いたしましたわ!わたくしはこの後もアローラ地方の島々を巡るつもりでいますので、どこかで見つけた折にはお連れします」

ダイヤ「待っていてくださいね!」


この一秒後に奥のアローラロコンに全ての意識をもっていかれたダイヤは、果たしてヌメラを連れて戻ってくるのか!?続く!
0064名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/19(日) 12:08:31.76ID:9foT9Ux/
『ホープトレーナーが 勝負を 仕掛けてきた!』

『ホープトレーナーは ヌイコグマを 繰り出してきた!』

ダイヤ「──!?」

もくたん『いっておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

ヌイコグマ『…』

かなた『…』

ダイヤ「…」

ルビィ「? おねいちゃん?」

ダイヤ「……か、」

ダイヤ「可愛くないですか?あのポケモン…!」フルフル

ルビィ「おねいちゃん…」

ルビィ「他の人のポケモンは捕まえちゃいけないんだよ。それはね、どろぼうさん」

ダイヤ「誰があのヌイコグマそのものを欲しがりましたか!!」
0065名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/19(日) 12:16:54.51ID:9foT9Ux/
ダイヤ「いくら可愛いポケモンを見つけたからといって、見境なく捕獲に打って出るような真似をするはずがないでしょう。それはマグマ団のような横暴さですわ」カチカチ

ダイヤ「そういえば、マツブサ達は元気にしていらっしゃるかしら。またぞろ悪事に手を染めてはいないと思いたいけれど──いえ、これは失礼な邪推ね」

ダイヤ「そんな懸念を抱くのは、彼の誇りを穢すことに他なりませんか。最後にわたくしへ下さったお言葉、それに隣に立つホムラさんのことも含めて、わたくしこそが彼を信じなければね」カチカチ

ダイヤ「──む、シャドーパンチが無効とは。ノーマルタイプのポケモンでしたか…ええと、それでは…」カチカチ


『相手の ヌイコグマは 倒れた!』

『ホープトレーナーとの 勝負に 勝利した!』

ホープトレーナー『負けても希望は失わないよ!』
0066名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 12:21:25.74ID:9foT9Ux/
ダイヤ「さて…なんだか不思議なタイプのポケモンだったわね」

ルビィ「不思議?」

ダイヤ「ええ。シャドーパンチが無効だったことからノーマルタイプであることは恐らく疑いようがないでしょうけれど、かと思えばヨハネ♡のついばむが効果抜群とは」

ダイヤ「ひこうタイプが効果抜群となるのは、くさタイプ、むしタイプ、かくとうタイプの三つ」

ダイヤ「あの小さなクマさんがこのいずれのタイプを有するのかというと………んんん…」

ダイヤ「…捕まえて確かめればよいことね!」

ルビィ「最初から捕まえるつもりだったんでしょ!」

ダイヤ「いえいえ、まさかまさか。これはわたくしのポケモン研究の観点から野放しにしておくわけにはいかない疑問なので明らかにしておきたいという一心であって」カチカチ

ルビィ「研究者さんじゃないじゃん!」


なぜか言い訳をしながらヌイコグマを探すダイヤであった。
0068名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 12:30:10.97ID:9foT9Ux/
『あ!野生の ケララッパが 飛び出してきた!』

ダイヤ「うーん、トレーナーさんが従えていらしたということはこの辺りに生息しているのだと思うけれど…なかなか出会えませんわね…」カチカチ

【コメント】ゲンガー サーナイト キュウコン

ダイヤ「!」

ダイヤ「これは…ヌイコグマ捜索のヒントでしょうか!?」

ルビィ「いやあ、どうかなあ…」

ルビィ (ゲンガーはかなたちゃんのことだと思うけど、サーナイトとキュウコン?さっきアローラロコン見たからかな。サーナイトってなんだろ…)

ダイヤ「ゲンガーはゴースト・どくタイプ、サーナイトはエスパータイプ、キュウコンは…確かほのおタイプでしたか。ここから導き出されるのは…」

ルビィ「…」

ダイヤ「おくりび山…!?」ハッ

ルビィ「ハッじゃないでしょ」


ハッじゃなかった。
0069名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 12:36:20.14ID:9foT9Ux/
『あ!野生の ヌイコグマが 飛び出してきた!』

ダイヤ「お!やっと出会えたわ!」

もくたん『いっておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『フォゥフォーッス!』

ダイヤ「ふふふ、その小さな御身を活かして上手にかくれんぼをしていらしたようだけれど、とうとう年貢の納め時が来たようですわね」

ルビィ (悪代官かな?)

ダイヤ「いい、ヨハネ♡。ついばむは禁止ですわ。はっぱカッターを急所に当てるのもなしですからね。うまく弱らせてから捕まえるのよ」カチカチ

ルビィ (なんかそうやって聞くとすごく悪いことしてるみたい)

ダイヤ「さあ、今こそヌイコグマをもくたんちゃんへ捧げるとき──!」

ルビィ「年貢おさめる方だったんだ、おねいちゃん」
0070名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 12:47:13.67ID:9foT9Ux/
『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン

ダイヤ「よーしよし、偉いわヨハネ♡。きちんと手加減することができたわね。ポケマメをたくさん食べましょうね」

ルビィ「まだ捕まったって決まってないよ」

ダイヤ「なにを言うの。ヨハネ♡がこんなにも頑張ったのだから捕まらないはずがないでしょう」

ルビィ「そこはもくたんちゃんの頑張りのような…」

ルビィ (ヌイコグマかあ)

ルビィ「おねいちゃん、意外と可愛いもの好きだよね」ポツ

ダイヤ「──は?」ピク

ダイヤ「それは、なにかしら。わたくしはカタブツなので可愛いものは似合わないと、そういうことを言いたいのかしら」

ルビィ「え!?や、そんなつもりじゃないよ!なんとなく、なんとなく思ったからゆっただけだよ!」
0071名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 12:54:44.09ID:9foT9Ux/
ダイヤ「わたくしだって可愛いものは好きですわ!それに一口に『可愛い』と言ったってその言葉が意味するところは多種多様、必ずしもピンク色でふわふわできゅるんとしたものばかりを指すわけではないでしょうに!」

ルビィ「わ、わかったおねいちゃん!ごめん!」

ダイヤ「あなたがピンク色でふわふわできゅるんとしたものを『可愛い』と感じて好むよう、わたくしはヨハネ♡やかなたさんやヒガンバナさん、エリュシオンちゃんのような存在を『可愛い』と感じ好むのです!」

ルビィ「おねいちゃん!おっけー、わかったよルビィが悪かったってば!ヨハネ♡ちゃんもかなたちゃんもみんな可愛いしもくたんちゃんに似合ってるよ!いいから画面見とこ、ヌイコグマさん捕まるよ!」

ダイヤ「『可愛い』という表現から想起できるものは多々あって、わたくしがたまたま好むものとそれらのものが合致していたことがそんなにも変ですか──」チラッ

【コメント】タチサレ

ダイヤ「立ち去れぇ!!」

ルビィ「変なタイミングで画面見ないでぇ!!」


『やったー!ヌイコグマを 捕まえたぞ!』


ヌイコグマの性別とニックネーム >>72
※ 性別は要指定、ニックネームはつけなくても可。
0073名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 13:05:24.46ID:9foT9Ux/
『ヌイコグマの データが 新しく 図鑑に セーブされます!』

『ヌイコグマ じたばたポケモン』

ダイヤ「じたばたポケモンだそうね。タイプは…ほう、ノーマルタイプとかくとうタイプだったの。あまり腕力が強そうには見えないけれど、そこはやはりクマさんということね」

ダイヤ「お名前と見た目から漂うぬいぐるみのような雰囲気。ああ、ヌイコグマを抱きかかえてアローラ地方を旅するもくたんちゃん…とっても絵になりますわ」ウットリ

ルビィ「おねいちゃん、おねいちゃん」トントン

『抱きしめられたり 触られるのが 大嫌い。ジタバタ 暴れて 抵抗する 力は ものすごい』

ダイヤ「…」

ルビィ「…」

ダイヤ「こんなにも小さな頃から力が強いだなんて、進化したら頼もしくなるわね。もくたんちゃんを襲う悪漢などひと捻りだわ」カチカチ

『しずくを 手持ちに 加えました!』

ルビィ「家業もれてるよ、おねいちゃん!!」


☆『沈く(しずく)』という言葉には、「水底に沈む」という意味があるよ。一般的に使われない語句だからといって、へたに想像をはたらかせないことをオススメするずら!
0074名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/04/19(日) 13:08:55.75ID:P8cRRWD3
(スクスタのくま衣装からしずくを連想したら、恐ろしい意味合いに...いや進化系考えたら、うん(図鑑を見つつ))
0075名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 13:12:28.13ID:9foT9Ux/
もくたん トコトコ…

影≡ サササッ

ダイヤ「む!?」

ダイヤ「今なにか、小さなものが岩場を横切ったように見えたのだけれど…」ジッ

ルビィ「フナムシじゃない?」

ダイヤ「アローラ地方にもフナムシがいるの?」

ルビィ「いると思うよ。インドぞうもいるもん」

ダイヤ「そもそもインドがあるのですか!?」

ルビィ「えっ。そうゆわれてみたら、なんでインドがないのにインドぞうがいるんだろう…」

ダイヤ「い、インドはないの…?」

ルビィ「………??」

ダイヤ「………??」


岩場を横切ったのはポケモンだったので後で捕まえておいた。
0078名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2020/04/19(日) 14:09:41.98ID:9foT9Ux/
現在のパーティ

ヨハネ♡(フクスロー)♀ LV29 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV27 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーパンチ、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(タツベイ)♀ LV26 いしあたま
りゅうのいぶき、にらみつける、ずつき、かみくだく

エリュシオン(イーブイ)♀ LV22 てきおうりょく
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、つぶらなひとみ

しずく(ヌイコグマ)♀ LV18 もふもふ
にらみつける、がまん、つぶらなひとみ、ぶんまわす
0079名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/04/19(日) 14:12:22.60ID:9foT9Ux/
ついでにもう一つ安価
エリュシオンの進化先 >>80
※ ニンフィア、エーフィ、ブラッキー、その他から。
なにも考えずにプレイさせると上三つのどれかになる可能性が高いと思うのでこのような書き方ですが、希望があれば他の進化先候補から指定していただいても構いません。
0085>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 10:00:24.37ID:aOlBPFVz
マオの試練 先鋒 >>86
※ 上記五匹のいずれかから。

参考までに、現在所持している道具など
使いたいもの、持たせたいもの、あればコメントなりで誘導してください。安価は基本的に出しません
https://i.imgur.com/SlP0seZ.jpg
0088>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:21:18.50ID:aOlBPFVz
ダイヤ「さて!新たにしずくちゃんが仲間に加わったところで張り切って進むとしましょう。えー、この先は…っと」カチカチ

【コメント】もくたんちゃん、今から鍛えた方が良いかも(しずくを見つつ)

ダイヤ「うん?」

ダイヤ「…」

ダイヤ「鍛える?しずくちゃんをですか?」

ダイヤ「………」

ダイヤ「いやだわ、しずくちゃんが筋肉質になってしまったらどうするというのですか」オホホ

ルビィ「おねいちゃん。しずくちゃんかくとうタイプだよ」
0090>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:26:33.99ID:aOlBPFVz
しずく『…』

ダイヤ「この可愛らしい見た目で力は強いというしタイプはかくとう」

ダイヤ「一体、あなたはどんなポケモンに進化するのでしょうか。でも安心なさいな、どんな風に成長しようと大切な仲間であることには変わりありませんからね」

ダイヤ カチ…

『しずく 特性:もふもふ』

『相手から 受けた 接触する 技の ダメージを 半減するが ほのおタイプの 技の ダメージは 2倍になる』

ダイヤ「んまーっ、もふもふ!もふもふですわ!」

ダイヤ「こんなに愛らしくもふもふしているのに抱っこされるのをイヤがるだなんて、いけない子ね…」

【コメント】ルビィちゃんもふもふしたい

ルビィ「あ、いやです。」

ダイヤ クンクン

ルビィ「!? なんでルビィの髪のにおいかいだの!?」バッ

ダイヤ「手が塞がっていてもふもふできないので」カチカチ

ルビィ「なに!?だからなんなの!?なんだったの、ねえ!!」
0091>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:32:25.26ID:aOlBPFVz
『あ!野生の ヤングースが 飛び出してきた!』

もくたん『いけっ!しずく!』

しずく『キャウーン!』

ダイヤ「ま、あなた方がそうおっしゃるのならば少しくらいレベリングをすることにやぶさかではないけれど…っと、ヤングースですか。かくとうタイプのしずくちゃんには相性のよい相手ね。ここは景気づけにバシッと勝利をおさめて…」

『にらみつける がまん つぶらなひとみ ぶんまわす』

ダイヤ「……あらぁ!?かくとうタイプの技がありませんわ!?」ガーンッ

ルビィ (oh...)

ダイヤ「可愛さに夢中で、技まで確認していなかったわ…」ショック…

ルビィ「大事なバトルで気づいたんじゃなくてよかったって思お、おねいちゃん」

ダイヤ「え、ええ、そうね。ここはひとまずヤングースさんを切り抜けてから技について考えるとしましょう」カチカチ…


『相手の ヤングースは 倒れた!』
0092>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:37:37.83ID:aOlBPFVz
ダイヤ「えー…」

『わざマシン』カチ

ダイヤ「ふむ」

ダイヤ「ここまでの道すがら、気づけばそれなりにわざマシンも溜まっていたようね」

ルビィ「なにか使っとけば、ガラガラとのバトルも少しは楽だったかもしれないね」

ダイヤ「それもそうね、すっかり頭から抜け落ちてしまっていたわ」

ダイヤ「とはいえ乗り越えることができたバトルに冷や汗を流すのはこれくらいにして、目下はしずくちゃんの技を補強することですが…」

『わざマシン31 かわらわり』

ダイヤ「お、よいものがありますわ」

──『ようちゃんの かわらわり!』ブンッ

ダイヤ「ようちゃんも習得していて、ホウエン地方でお世話になった技の一つ。威力も命中率も安定していて非常に使い勝手がいいのよね」

ダイヤ「これは覚えていただくとしましょう」カチカチ
0093>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:40:56.43ID:aOlBPFVz
ダイヤ「かわらわりさえあれば、かくとうタイプとしての役割は充分に担えそうね。わざマシンばかりで手札を構成するというのも面白くないし、今はこのくらいで…」

【コメント】がんせきふうじ覚えさせよう。S操作は大事

ダイヤ「む」

ルビィ「がんぷうかあ」

ダイヤ「!」

ダイヤ「が、がんぷうね。そうね。S操作は大事だものね」ウンウン

ルビィ「おねいちゃん、わからなかったらちゃんと聞かなくちゃだめだよ」

ダイヤ ノ オズ…
0094>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:47:02.00ID:aOlBPFVz
『ダイヤは S操作を 覚えた! ▼』


ダイヤ「なるほどなるほど、相手のすばやさを下げる追加効果を持つがんせきふうじは確かに有用ね」

ダイヤ「命中率こそやや不安ではあるものの、しずくちゃんが苦手とするひこうタイプへの反撃手段にもなると思えば悪くない選択肢ね」

ダイヤ「それではがんせきふうじも──がんぷうも覚えていただくとして!」カチカチ

ルビィ (略語教えなきゃよかったなあ。あんまり使ってほしくないな…)

『しずく』

『がんせきふうじ かわらわり つぶらなひとみ ぶんまわす』

ダイヤ「これでどうかしら」

ルビィ「うん。いいんじゃないかな」

ダイヤ「そうでしょうそうでしょう」ムフー

ダイヤ「それではさくさくっといくらかレベルを上げて進むとしましょうね」カチカチ
0095>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:53:58.17ID:aOlBPFVz
ダイヤ「……………!」ワナワナ…

『どの技を 忘れさせますか?』

ダイヤ「こ、れ…は……」

『じたばた』

ダイヤ「今しがた技をしっかりと決め終えたところだというのに、こんな今の今で決められませんわぁっ!」

ルビィ「じたばたは覚えさせなくちゃだめなの?」

ダイヤ「だめに決まっているでしょう!しずくちゃんはじたばたポケモンなのよ!?ここで見逃すわけにはいきません!」

ルビィ「めんどくさいおねいちゃんだなあ(そうかなあ?)」

ダイヤ「ぶんまわす、は…タイプ一致の技ではないけれど、苦手なエスパータイプに対して有効打となるし……他の二つの攻撃技はを忘れさせるというのも…」

ダイヤ「いやでもそうなると、」

→つぶらなひとみ

ダイヤ「──しずくちゃんからつぶらなひとみを奪えと!!?」ンマーーッ!

ルビィ「したいようにしたらいいと思うよ」
0096>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 11:58:09.63ID:aOlBPFVz
『1、 2の… ポカン!』

『しずくは ぶんまわすの 使い方を きれいに 忘れた!』

『しずくは 新しく じたばたを 覚えた!』

ダイヤ「はぁ…」シュン

ルビィ「ぶんまわすでよかったんだ」

ダイヤ「よくはなかったわ。でも、これが今のわたくしにできる最善の選択だったのだから仕方がない」

ダイヤ「当面エスパータイプのポケモンはヒガンバナさんに噛み砕いてもらうとして、後々しずくちゃんにやはりエスパータイプへの対抗策が必要だと感じるようになったら考えるとしましょう…」

ルビィ「『噛み砕いてもらう』はちょっと表現が怖すぎるねおねいちゃん」
0097>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 12:05:08.48ID:aOlBPFVz
シェードジャングル


マオ『やっと来たね、待ってたよ』

ダイヤ「! マオさん。ということは…」

マオ『さあ!準備はいい?キャプテン・マオの試練を始めるよ!』

ダイヤ「やはり、このシェードジャングルこそが次なる試練の場ということですか」

ダイヤ「ええ、この黒澤ダイヤ、それにもくたんちゃん。いつ如何なるときでも準備は万端、試練など悠々と乗り越えてみせますわ!」

マオ『マゴのみとあまいミツ、おおきなねっこを集めてね。全部揃ったら戻ってきて。はい、行ってらっしゃい!』

ダイヤ「使いっ走られているだけではありませんか!必要なものくらいご自身で集めなさいな!」

ルビィ「正論ゆうじゃん」
0098>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 12:11:25.77ID:aOlBPFVz
『マゴのみだ!とりますか?』

ダイヤ「ええ、お一つ頂いてもよいですか?」カチ…

『カリキリが にらんでる… とりますか?』

ダイヤ「まあ。もしかしてここは、カリキリさんの巣で、大切なマゴのみでしたか?いけないいけない、こちらの都合でジャングルに立ち入らせてもらっているのだから、巣を荒らすような真似は決してしてはいけないわね」

ダイヤ「ごめんなさい、そうとは知らずに踏み入ってしまって。向こうの枯れ木の傍から一つだけ持っていかせてちょうだいな」カチカチ

カリキリ ホッ…
0099>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 12:15:54.97ID:aOlBPFVz
『あまいミツだ!とりますか?』

ダイヤ「はい、わずかばかり…と、ここは平気なのかしら…」

『キュワワーが にらんでる… とりますか?』

ダイヤ「いえいえ、まさか。ではそうね…ああ、あちらの小さな花から一輪分だけ頂いていってもよいかしら」カチカチ

キュワワー ホッ…


『おおきなねっこだ!』

『ウソッキーが にらんでる… とりますか?』

ダイヤ「そんなそんな。んー…ああ、奥の細木から頂かせてくださいな。うふふ、構わないのです。あまり大きくなかろうと、木の根ならばマオさんもよしとしてくださるでしょうから」カチカチ

ウソッキー ホッ…
0101>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 12:22:01.18ID:aOlBPFVz
マオ『ご苦労さん!これでスーパーマオスペシャルが作れるよ!ちょっと待っててね〜』

ダイヤ「ジャングルを探索して素材を集めてくるのみ、肝心のスーパーマオスペシャルとやらはその名の通りマオさんお一人で作ってくださるようだし」

ダイヤ「これで試練とは、やや拍子抜けね」

ルビィ「もうね、おねいちゃんもアローラ地方でキャプテンさんやったらいいんじゃないかな。きっと向いてると思うよ」

ズシン… ズシン…

ダイヤ「うん?」

ぬしラランテス ヌゥ…

ダイヤ「んま!とても大きなポケモン…しかし、ピンクと白のストライプ模様が素敵な──ガウチョパンツでもはいていらっしゃるように見えるわね」

☆おねいちゃんはこの間、曜ちゃんからガウチョパンツって言葉を習ったんだよ!
0102>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 12:27:24.45ID:aOlBPFVz
マオ『うわ、ラランテスだ!スーパーマオスペシャルのにおいにつられて来ちゃったんだね』

ダイヤ「ほう。野生のポケモンすらもつられて出てきてしまうだなんて、よほど素敵な香りなのでしょうね」

ダイヤ「香りの元はなんでしょう。材料はマゴのみとあまいミツ、それにおおきなねっこ」

ダイヤ「あまいミツは当然として、確かマゴのみも甘い味の木の実だったはずね。体力を回復する効果もあったし、カリキリも大切に蓄えていたほどだもの…きっとマゴのみの穏やかな香りがラランテスさんの鼻孔をくすぐったのでしょう」フフ

【コメント】蜜です!

ダイヤ「!!」

ダイヤ「ち、違います!マゴのみですわ!」

ルビィ「なに張り合ってるの」

マオ『ちょ、私手が放せないから相手よろしく!』

ダイヤ「へ?」

『ぬしの ラランテスとの 勝負に なった!』

ダイヤ「…………え!?戦うのですか!?」ギョッ
0106>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 21:20:47.61ID:aOlBPFVz
『相手の ラランテスは ぬしパワーで すばやさが ぐーんと 上がった!』

ダイヤ「ラランテスさんもすばやさが…」

もくたん『いけっ!しずく!』

しずく『キャウーン!』

ぬしラランテス ズン…

しずく『…』

ダイヤ「こんなの、恐喝の現場ではありませんか…」

ダイヤ「っいいえ、ポケモンバトルは体格で行うものではありません。小さき者の爪に裂かれぬようお気をつけあそばせ!」カチカチ
0107>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 21:28:27.25ID:aOlBPFVz
『相手の ラランテスの ローキック!』

『効果は 抜群だ!』

『しずくの すばやさが 下がった!』

ダイヤ「…!」

『しずくの がんせきふうじ!』ズゴゴオッ

『相手の ラランテスの すばやさが 下がった!』

ダイヤ「お互いにすばやさを下げる追加効果がある技での攻撃、相対的にはすばやさの優劣は変わりなしということですが、…まさかこちらがすばやさを下げにくると読んでのことでしょうか」

ダイヤ「これでもぬしパワーの加護と差し引きでまだすばやさはラランテスさんに分がある状態。後ろに控えるコ達に、もう少しのベネフィットを残しておきたいものだけれど…」
0108>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 21:30:50.59ID:aOlBPFVz
ラランテス『…』

ダイヤ「ふ、ふん。そちらはローキックを放ちこちからのがんせきふうじも受けて、そのご自慢のガウチョパンツの裾が汚れないよう注意なさいな」

ルビィ「おねいちゃん、ラランテスさん別にガウチョはいてるわけじゃないと思うよ」

ダイヤ「…ではなんだというの?」

ルビィ「ラランテスさんは、」

【コメント】花に擬態した虫をモデルにした草タイプのポケモン

ダイヤ「…!」

ダイヤ「……?」

ダイヤ「……………」

ダイヤ「!!」ハッッ!


<んま〜〜〜〜〜〜………っ!


ラランテス:残り体力約86.7%、すばやさ+1
しずく:残り体力61.2%、すばやさ-1
0109>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 21:36:56.83ID:aOlBPFVz
キュワワー『…』

ダイヤ「ラランテスさんの仲間であるキュワワーが駆け付けたわ」

ダイヤ「先ほどわたくしがあまいミツを頂こうとしたのが気に障ってしまっていたのだとしたら、悔やまれるわね…」

ルビィ「別個体、別個体」

ダイヤ「もう一本、くさびを打ち込んでおくわよ!しずくちゃん!」カチカチ

『しずくの つぶらなひとみ!』キュルーン

『相手の ラランテスの こうげきが 下がった!』

ダイヤ「よし。これでいくらか戦いやすくなったことでしょう」

『相手の キュワワーの にほんばれ!』

ダイヤ「む、この状態だとキュワワーの方が先に動くのですか。ラランテスさんはまだ平常よりすばやさが高い状態のはずだけれど……というか、」

『陽射しが 強くなった!』

ダイヤ「にほんばれ…ですって…?」
0110>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 21:44:14.90ID:aOlBPFVz
ダイヤ (にほんばれの加護を最も受けるのはほのおタイプ、しかし──)

キュワワー『…』

──【コメント】花に擬態した虫をモデルにした草タイプのポケモン

ダイヤ (まさかキュワワーがほのおタイプであるようには到底見えないし、ラランテスのタイプについては一応言質を取っている)

ダイヤ (こちらにほのおポケモンが控えている可能性まで考慮するならば、決して最善の一手とは言いがたいように感じるけれど…ここでにほんばれを放った意味に気をつけておかなければね)

『相手の ラランテスの ローキック!』

『効果は 抜群だ!』

『しずくの すばやさが 下がった!』

しずく『…』

ダイヤ「なんとか耐えてくれましたか。ナイス根性よ、しずくちゃん。これで大手を振ってもくたんちゃんの手元に戻ってもらえるわね」


ラランテス:残り体力約86.7%、すばやさ+1、こうげき-1
キュワワー:残り体力100%
しずく:残り体力約32.8%、すばやさ-2

誰に交代しますか? >>111
※ ヨハネ♡、かなた、ヒガンバナ、エリュシオン、のいずれか。
0112>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:07:51.45ID:aOlBPFVz
ダイヤ「…」

→ポケモン

ダイヤ (シェードジャングルの天候は──晴れ)

ダイヤ (ほのおタイプの技は飛んでこない、はず)

ダイヤ (ラランテスはハナカマキリをモチーフとしたくさポケモン。キュワワーも…明らかでこそないものの、見た目から恐らくくさタイプに違いない)

ダイヤ (大丈夫。ヨハネ♡なら)

→ヨハネ♡ カチ…

ダイヤ (大丈夫。少なくともラランテスの攻撃は読めている。キュワワーから滅多な攻撃さえ飛んでこなければ──)

ダイヤ (──大丈夫!)

もくたん『戻れ、しずく!いっておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『フォゥフォーッス!』
0113>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:11:22.72ID:aOlBPFVz
ダイヤ「キュワワーの攻撃は!?」バッ

『相手の キュワワーの フラワーガード!』

ダイヤ「フラワー…ガード…?」

『相手の キュワワーの ぼうぎょが 上がった!』

『相手の ラランテスの ぼうぎょが 上がった!』

ダイヤ「………!」

ダイヤ (味方全員のぼうぎょを上げる技…!)

キュワワー『…』

ダイヤ (なるほど、このポケモン──徹底的なまでのサポーターのようね。放っておくわけにはいかなさそうだわ)
0114>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:17:14.87ID:aOlBPFVz
『相手の ラランテスの ローキック!』

ダイヤ「…よし」

ダイヤ (ラランテスはしずくちゃんに対する最適な攻撃を選択した、それがローキック。結果としてこのターンのダメージはほとんどなかったに等しい)

ダイヤ「すばやさは下げられてしまったけれど、ぬしパワーが残っているラランテスさんにそれよりも速いキュワワー。元より先に行動することはできなかったはずだと割り切って考えましょう」

ダイヤ (さて、先に倒すべきはどちらかしらね…)

『陽射しが 強い!』


ラランテス:残り体力約86.7%、すばやさ+1、こうげき-1、ぼうぎょ+1
キュワワー:残り体力100%、ぼうぎょ+1
ヨハネ♡:残り体力94.7%、すばやさ-1
0115名無しで叶える物語(SIM)
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2020/04/22(水) 22:25:33.43ID:Ff/Hn4rQ
溜め技って使い道は増えてるけど溜めてから撃つというコンセプト自体は相変わらず否定されてるよな
0116>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:26:34.08ID:aOlBPFVz
『あやしいかぜ はっぱカッター こうごうせい ついばむ』

ダイヤ (放つべき技はついばむでいいとして、問題はどちらに狙いを定めるか)

ダイヤ (二匹をまとめて攻撃できるはっぱカッターは効果が今一つ、大したダメージは見込めない。となればやはり片方を集中的に攻撃してまず頭数を減らしてしまうのが最適解であるはず)

ダイヤ (キュワワーは強力なサポーターと言えど、自分だけが残った局面ではほぼ脅威になり得ないということになる。それならばサポートする対象から先に──倒してしまえ!) カチ

『相手の キュワワーの フラワーヒール!』

ダイヤ「くっ、またフラワーガード……あら。違う…」

『相手の ラランテスの 体力が 回復した!』

ダイヤ「うっ…!?」

ダイヤ (体力を回復する技。これは……)
0117>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:33:16.96ID:aOlBPFVz
『相手の ラランテスの シザークロス!』

『ヨハネ♡の ついばむ!』シュカカカッ

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「…ラランテスさんからの攻撃こそあまり痛くないとはいえ、与えられるダメージが半分に満たないとなると…フラワーヒールの回復度合いによっては半永久的にラランテスを倒せないということになりますわね…」ムム…

ダイヤ (どうしたものかしら…)

『陽射しが 強い!』

ダイヤ「…」


ラランテス:残り体力56%、すばやさ+1、こうげき-1、ぼうぎょ+1
キュワワー:残り体力100%
ヨハネ♡:残り体力約79.8%、すばやさ-1
※ キュワワーはくさタイプではないのでフラワーガードの効果対象外でした。ぼうぎょは上がっていません。
0118>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:39:55.51ID:aOlBPFVz
ダイヤ (ここで放ってきたということは、恐らくシザークロスがラランテスからヨハネ♡に最も多くダメージを与えられる技なのだろう)

ダイヤ (しずくちゃんのつぶらなひとみが効いている、これならばまだ相当回数耐えることができる)

ダイヤ (キュワワーをサポーターであると見るならばラランテス以上の攻撃を放ってくるとは思えない──思いたくない)

ダイヤ (こちらはこちらでこうごうせいを有しているのだから、よほどの想定外が起こらない限りしばらく倒されることもない)

ダイヤ (下手をすれば長い膠着状態に入ってしまうけれど、それを打破するためには………)

ルビィ「…」
0119名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/04/22(水) 22:42:46.89ID:vP0h8bKP
フラワーヒールの効果見たけど想像以上にエグかった・・・

ゲンガーがレベルで毒技覚えないのもつらい
0120>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:48:15.40ID:aOlBPFVz
『相手の キュワワーの マジカルリーフ!』

『効果は 今一つのようだ…』

『相手の ラランテスの シザークロス!』

ダイヤ「…キュワワーの攻撃はマジカルリーフ。相性はヨハネ♡と最悪、攻撃技としての役割はほとんど為していない言っていいわね。これならばこちらが崩されることへの懸念は最低限でよいでしょう」

ダイヤ「だからまずは一つ、この攻撃がどのくらいのダメージとなるのか」

『ヨハネ♡の ついばむ!』シュカカカッ

キュワワー『…』

ダイヤ「…ちょうど半分、ね。そこまで悪くはないか」フム

ダイヤ「…」

ルビィ「おねいちゃん…?」

ダイヤ「………効果抜群なのではないの!!??」

『陽射しが 強い!』


ラランテス:残り体力100%、すばやさ+1、こうげき-1、ぼうぎょ+1
キュワワー:残り体力約50.8%
ヨハネ♡:残り体力約66.0%、すばやさ-1
0121>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:54:53.69ID:aOlBPFVz
『ヨハネ♡は もくたんの 指示を 待っている…』

ルビィ (お姉ちゃん)

ルビィ (今のやり取りを見ちゃえば、ラランテスを先に攻撃することはできなくなっちゃう。与えるダメージよりも回復するダメージの方が大きいんだもん)

ルビィ (ってなったらまずはキュワワーを倒すことになるんだけど…問題は、ぬしポケモンが仲間を呼ぶのは一回じゃないってこと、だよね…)

ルビィ (キュワワーを倒しても、次のターンにはまた次のキュワワーが参戦してくる。もちろんフラワーヒールを覚えてるし上から使ってくるわけだから、へたしたら半永久的どころじゃなくって………)

ルビィ (ラランテスが仲間呼びするのはキュワワーと、確かカクレオンのときもあったはずだけど)

ルビィ (カクレオンはカクレオンで、もくたんちゃんのパーティで上手く相手できるかは難しいところ)

ルビィ (お姉ちゃん…大丈夫かな…)

ダイヤ カチ…

ルビィ「…」

ダイヤ カチ…

ルビィ「………!おねいちゃん…!?それは…っ」
0122>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 22:59:42.00ID:aOlBPFVz
ルビィ「おねいちゃん!なんで、今っ…!」

ダイヤ スッ

ダイヤ「大人しく見ていなさいな。わたくしの、ポケモントレーナーとしての力が試されるとき…よ」

ルビィ (そんな、なんで…)

『相手の キュワワーの フラワーヒール!』

『相手の ラランテスの 体力が 回復した!』

ルビィ (これでまたラランテスの体力は満タン。それなのに、それがわかってるのに、なんで…)

『相手の ラランテスの シザークロス!』

『ヨハネ♡の ついばむ!』

『効果は 抜群だ!』

ルビィ「──なんでラランテスさんに攻撃しちゃうの!?」
0123>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:10:21.57ID:aOlBPFVz
ルビィ「わかってると思ったからゆわなかったのに!フラワーヒールがあるうちは、ラランテスさんは倒せないんだよ!ダメージより回復量の方が…」

ダイヤ「わかっています」

ダイヤ「わかっているから、先のターンでは一度キュワワーの体力を減らしたのでしょう」

ルビィ「だって、だったらそのままキュワワーから倒しちゃえば…」

ダイヤ「ふと、思ったのよ。キュワワーが倒れたとき、ぬしラランテスさんはどうするのだろう…と」

ルビィ「どう、って…?」

ダイヤ「これは推測だけれど、もしかして、ラランテスさんは一度だけではなく…何度でも仲間を呼ぶのではないかしら」

ルビィ「…!」

ダイヤ「だとすればここでキュワワーを倒したところで、再び別のキュワワーが駆け付けるだけ。フラワーヒールとフラワーガードを繰り返されているだけで、ラランテスはどんどん突破不可能な強さを手に入れる」

ダイヤ「そうなってしまえば、いつかは消耗して負けてしまう未来も有り得る」

ダイヤ「だからこそ、まだラランテスさんの防御力が手後れでない今のうちに仕掛けるしかなかった。たとえ無謀な賭けだとしても、わたくし達は──勝ちにいく」
0124>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:14:23.23ID:aOlBPFVz
ルビィ「仕掛けるって、急所…?それだったらぼうぎょがどれだけ上がっても関係ないし…」

『陽射しが 弱まった!』

『ヨハネ♡は もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「…」カチカチ

ルビィ (なにかの奇跡で先制攻撃することでも狙ってる?でも、キュワワーは特性ヒーリングシフト。フラワーヒールより先に攻撃することはできないんだよ)

ダイヤ「──いざ」

ルビィ「……… …!」

『相手の キュワワーの にほんばれ!』

ルビィ「に、にほんばれ…!」

ダイヤ「ビンゴっ!ですわ!!」パチンッ
0125>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:19:39.45ID:aOlBPFVz
ダイヤ「わたくしは、キュワワーの第一手がどうしても気になっていたのよ」

ダイヤ「ぬしであるラランテスさんにフラワーガードで支援をして、それからゆっくりとにほんばれをするのでもよかったはず。なぜ、そこまでにほんばれを優先したのか?」

ダイヤ「ついぞその理由まではわからなかった──いえ、もしかしたらわたくしが気づいていないだけでラランテスさん達はその恩恵を受けていたのかもしれないけれど。とにかく」

ダイヤ「キュワワーにとってはラランテスさんを直接サポートするよりも、にほんばれをすることの方が大事なのだと見た。つまり、陽射しが弱まれば急いで再び天候を変えようとする。そこに隙が生まれる」

ダイヤ「貴重な1ターンはにほんばれに費やされた」

『陽射しが 強くなった!』

ダイヤ「おかげでご覧の通り陽射しは強くなったけれど、さあ、それがラランテスさんを守る盾となるとでも言うのかしら」

ダイヤ「勝負の時ですわ。わたくしの本気の一手、あなたが耐えるのかどうか──見せてみなさいな。ヨハネ♡!ついばむ!!」

『ヨハネ♡の ついばむ!』シュカカカッ
0126名無しで叶える物語(SIM)
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2020/04/22(水) 23:23:09.09ID:ON0yJttz
ラランテスってみんなのトラウマ認定されてんだなーと思ったら結構エグい構成しとる……やはりパワーでゴリ押しは正義
0127>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:26:43.77ID:aOlBPFVz
『効果は 抜群だ!』

ルビィ (す──すごい、そんなところまで考えなかった…!)

ルビィ フルフルッ

ルビィ (さっきのついばむはぎりぎり半分持っていたけど、その一回前は半分未満だった。つまりついばむは乱数2発、しかもかなり低めっぽい)

ルビィ (運命の一撃目が高めの乱数を引いてたのはラッキーだった、これでもう一度同じだけの乱数を引ければ…!)

ラランテス ヨロ…

ルビィ「いけ…いけーっ!倒せーっ!」

ダイヤ「天命尽くして人事を待つ」

ダイヤ「考えました。勇気を出しました。ポケモントレーナーとしてできることは全てやったはずですわ。だから、ここで出る賽の目は──」

ダイヤ「──六の目に、決まっていますわ♡」ニコッ

『相手の ラランテスは 倒れた!』
0128>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:29:50.61ID:aOlBPFVz
ルビィ「や…やったーっ、ラランテスさん倒したーーー!」

ダイヤ「ふっ、こらこらルビィ。そうはしゃぐものではありません。まだ戦いが終わったわけではないのだから」

ダイヤ「わたくし達の前にはまだ討つべき相手が残っているでしょう」

キュワワー『…』

ダイヤ「ラランテスさんのサポーターとして大変有能な、マジカルリーフでヨハネ♡の体力を2も削ることができる──相手が、ねえ」

キュワワー『…』

キュワワー グスン……


『ぬしポケモンの ラランテスとの 勝負に 勝利した!』
0129>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:31:59.59ID:aOlBPFVz
今日はこの辺で。
キュワワーはフェアリータイプだってわかってるんですよ、ほんとですよ。ダイヤさんの思考に…いつの間にか…
0130名無しで叶える物語(ぎょうざ)
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2020/04/22(水) 23:39:53.73ID:cmYUtnjV
ローキックかソラブレだと相性込みでも後者の方が威力出るわけだけど、そういう時ってCPUはどう行動を判断するんだっけか
0131>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:49:52.98ID:aOlBPFVz
CPUの仕組みはわからないので、基本的には最大打点を撃たせるようにしてます
0133>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/22(水) 23:56:26.46ID:aOlBPFVz
ああ、今気づきました
ソラブレ撃つ方が有り得るだろうという話ですね
普通にミスでした
0138>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 13:48:07.02ID:6g5DNnM+
カンタイシティ、空間研究所


ダイヤ「こちらですか」

ダイヤ「もし、ククイ博士にこちらへ来るようにと承ったもくたんという者ですが…」カチ

受付『お待ちしていました、もくたん様。ククイ博士が3階でお待ちです』

ダイヤ「あ、ありがとうございます」ホッ

ダイヤ「ああして受付の方がいらっしゃると、場所を間違えていないかと身構えてしまうわね。きちんと話を通してくださっていたようでひと安心、さすがククイ博士だわ」カチカチ

ルビィ「呼んだくせに話してなかったらあんまりでしょ」

ダイヤ「それはそうなのだけれど」
0139>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:02:21.98ID:6g5DNnM+
リーリエ『もくたんさん!』

ダイヤ「あら、リーリエさん。アーカラ島に着いて以来ですか。ライドポケモンも、お供のポケモン一匹すらも連れず…上品な育ちを思わせる割にはワイルドで挑戦的ですわよね」クス

リーリエ『ククイ博士に来るようにって言われたんですけど、もくたんさんもだったんですね。よかった、初めて来る場所なので不安だったんです。一緒に行きましょう』

ダイヤ「ぜひ。と言ってもエレベータで上がるだけですがね」カチカチ

ダイヤ (リーリエさんは、ほしぐもちゃんのことを調べるためにアローラ地方中を探索するつもりだという)

ダイヤ (とてもポケモン想いで優しい方だけれど、共にいてくれるポケモンの一匹くらい連れて歩けばよいのに)

ダイヤ (善良なポケモントレーナーの方を相手にする分は、事情を話せば無理にバトルを挑まれたりしないだろうけれど。善良とは言いがたいポケモントレーナーがいることも事実だし、先日のように野生のポケモンに襲われることだって考えられる)

ダイヤ (なんだか不安ね…)

リーリエ『着いたみたいです』
0140>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:09:35.65ID:6g5DNnM+
ダイヤ「ほう、これが空間研究所ですか…」キョロ

ダイヤ「どことなくトクサネシティの宇宙センターに似た雰囲気を感じますわ」

ルビィ「研究の対象がちょっぴり似てるから、設備とかも似るのかもね」

ダイヤ「大掛かりな科学研究となるとさすがに知識も想像も及ばないけれど、なるほど、そういうものかもしれないわね」

ダイヤ「…ところで、『空間研究所』とは具体的になにを研究しているのかしら。まさかこれだけの研究設備を揃えてお部屋の空間を有効利用するための研究をしていますとは言わないのでしょうが」

ルビィ (お姉ちゃんのお部屋は広さに対して物が少ないから、空間がもったいないなって思っちゃうんだよね。今度ぬいぐるみ買ってきて置いちゃおうっと)

ククイ『おーい、もくたん。リーリエ。こっちだぜ』

ダイヤ「!」
0141>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:16:18.10ID:6g5DNnM+
リーリエ『ククイ博士!』タタタ

もくたん トコトコ…

ダイヤ (相変わらずもくたんちゃんはマイペースね)

ククイ『急に呼び出して悪かったな。せっかくアーカラ島に来たことだしこの機会にと思ってな』

???『こんにちは』スッ

リーリエ『こちらの方は…?』

バーネット『私はこの空間研究所の所長を務めるバーネットよ。よろしくね』

ダイヤ「所長さんでしたか。よろしくお願いいたします」

ククイ『そして僕の妻だぜ』

リーリエ『…』

もくたん『…』

ダイヤ「………………えええっ、奥様ですか!?」
0142>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:25:19.99ID:6g5DNnM+
ダイヤ「は、はあ、そうですか、奥様、そうですか」

ルビィ「なんでそんなに動揺してるの?」

ダイヤ「いや、これまであまりそういう関係の方々に出会ったことがなかったものだから…驚いてしまって」

ルビィ (言われてみたら、こんなにはっきり関係性が示されてるのってこの二人くらい?だっけ?)

ルビィ (この設定が必要だったのかはわかんないけど)

ダイヤ「はー、ご夫婦でいらしたのですか…」

ダイヤ「ククイ博士、メレメレ島になど住んでいないで奥様とご一緒に住まれては」

ルビィ「色々あるんだよ、気にしないでおいてあげようよ」
0143>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:39:13.45ID:6g5DNnM+
ダイヤ「バーネット博士にご挨拶をということで呼ばれたのでしょうか」

バーネット『時間が許すなら研究所を案内するわ。空間研究なんて若者には退屈かしら』

ダイヤ「いえ、そんなこと!ぜひお話を伺いたいですわ!」

リーリエ『わ、ありがとうございます』

バーネット『そうね、それじゃあの一番目立つモニターから…』

ビーッ! ビーッ! ビーッ!

ダイヤ「!?」

バーネット『何事!?報告を!』

研究員『ば、バーネット博士!ウルトラホールの発生が検出されました!』

ククイ『なんだって!?』

バーネット『ウルトラホールが!?…場所はどこなの!?』

研究員『アーカラ島、カンタイシティ直上──所の真上です!!』
0144>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:48:16.22ID:6g5DNnM+
空間研究所、外


バーネット『あれを見なさい』

ダイヤ「! あれは…」


ウルトラホール ズォォオオオ…………


バーネット『あの奇妙な裂け目を私達は「ウルトラホール」と呼んでいるの。そしてそのウルトラホールこそが、我が空間研究所の最重要研究対象』

ダイヤ「ウルトラホールとは、一体…?」

ククイ『バーネット!ウルトラホールが閉じるぜ』


ウルトラホール シュウウウ…

ウルトラホール ………フッ


ダイヤ「裂け目が閉じた…」
0145>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 14:50:52.34ID:6g5DNnM+
再び、空間研究所内


研究員『ウルトラホールの反応は完全に消失しています』

バーネット『そう、ありがとう。引き続き観測を行なってちょうだい』

研究員『はい』

バーネット『まさか、あなた達が訪れたこのタイミングでウルトラホールが、しかもこの所の真上に現れるなんて。とんでもない偶然もあったものね』

ダイヤ「…バーネット博士、」

バーネット『そう怖がらないで、もくたんさん。リーリエさん。きちんと説明してあげるから』
0146>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:00:50.04ID:6g5DNnM+
バーネット『先ほども言ったように、あの裂け目を私達は「ウルトラホール」と呼んでいる。それが一体なんなのかというと………そうね』

バーネット『ここではない世界、というものを想像してみて。カンタイシティ、アーカラ島、アローラ地方、全世界をも──宇宙さえも越えたもっと向こう。紙の表側と裏側のように、隣り合ってはいるけど絶対に行くことができない世界』

バーネット『私達が他空間の研究中に偶然観測したその世界に、「ウルトラスペース」と名を付けた』

バーネット『ウルトラホールは、私達が住むこの世界とウルトラスペース、本来決して繋がることのないはずの両者を繋ぐトンネルのようなもの』

バーネット『いつ、どこに、ウルトラホールが発生するのか。これまでの実績に推測を重ねても、法則性はまるでない。つまり周期的なものではないということ』

ダイヤ「では、ウルトラホールとはなぜ発生するものなのですか?」

バーネット『…ウルトラホールは、意思によって発生させられていると、私は見ているの』

ダイヤ「!」

ダイヤ「それはつまり、人為的なものであると…?」
0147>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:09:33.07ID:6g5DNnM+
バーネット『ああ、でも勘違いしないで。人間が引き起こしているというわけではないのよ』

バーネット『ウルトラホールを発生させているのは、──UB(ウルトラビースト)』

ダイヤ「ウルトラ…ビースト…」

バーネット『ウルトラスペースに生息する未知の生物で、人間ともポケモンとも異なる性質を持つことがわかっているの』

バーネット『ウルトラビーストが、彼らの持つ力によってあちらからこちらへのトンネルをこじ開けている…それが最も真実に近いんじゃないかと、私は睨んでいるわ』

バーネット『と言っても、これまでウルトラホールが発生したことは何度かあっても、現象は全てそこまで。ホールからなにかが出てきたり、あるいはホールになにかが呑まれたり、そういうことは起こっていない』

バーネット『強力な磁気だけを放って、ほとんど影響を残さずにウルトラホールは消失する』

バーネット『だから、もしこれから行く先でウルトラホールの発生に遭遇することがあったとしても慌てなくていいわ。近づかないようにして、消失するのをおとなしく待つこと。いいわね』

リーリエ『は、はい…!』

ダイヤ「ええ、わかりました…」

ダイヤ「…」
0148>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:16:18.10ID:6g5DNnM+
ククイ『キミにしては随分と核心に近いことまで話すな』

バーネット『そりゃそうよ。これはアローラ地方に住む全ての人間とポケモンに関わることなんだから』

バーネット『それにククイ博士だって、随分この子達には肩入れしているようですけど?』

Zリング キラン…

ククイ『ははは、こりゃ参ったぜ』

ククイ『その通りさ、もくたんもリーリエも強い意志と可能性を秘めていると感じたからな。ウルトラホールの謎なんかも、案外彼女達が紐解いてしまうかもしれないぜ』

バーネット『ふふ…そのときはぜひこの空間研究所に迎え入れるまでよ』

ククイ『さて、思わぬ足止めをさせてしまったな。二人ともそろそろ行くか』

ダイヤ「あ、ああ。そうですわね」
0149>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:21:42.31ID:6g5DNnM+
空間研究所、外


ククイ『もくたんは試練の続きだろ。それならディグダトンネルを抜けて島の南部、コニコシティへ行くといい。島クイーンのライチが待っているはずさ』

ダイヤ「ディグダトンネルですか、ありがとうございます」

ダイヤ「ライチさんも、アーカラ島に着いたときに出迎えてくださいましたね。風格のある方だったけれど、勝負になるのでしょうか…気を引き締めて臨まなければね」

ククイ『コニコシティの傍には命の遺跡があるんだ。よければリーリエはオレと一緒に行くかい?』

リーリエ『はい、ぜひ!』

ククイ『それじゃもくたん、ライチはなかなか手強い女だが健闘を祈るぜ!』

リーリエ『もくたんさん、またお会いしましょう』

ダイヤ「ええ。お二人もごきげんよう」
0150>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:29:49.27ID:6g5DNnM+
ダイヤ「ディグダトンネルですか。まさか、このトンネルがウルトラスペースへ繋がっていたり…なんてことはないわよね」

ルビィ「わかんないよ〜。もしかしたら、もうカンタイシティには戻ってこれないかも!」

ダイヤ「そうなってしまったら、ウルトラビーストとやらを捕まえてウルトラホールを発生させ、またこちらへ戻ってくるだけですわ」カチカチ

ルビィ「えったくましいね…」

ダイヤ (ウルトラホールを発生させているのが本当にウルトラビーストなのだとして)

ダイヤ (ウルトラホールからはなにも出てこないし、反対になにかが呑まれもしない。開いて閉じるだけの影響がない裂け目──)

ダイヤ (本当に、そう?)

ダイヤ (周期的な自然現象でないというのなら。ウルトラビーストが、あるいは他の何者かが意図的に発生させているのなら、一体──なんのために、発生させているのか)

ダイヤ (ホール…トンネルだとするならば、目的は一つ、通り抜けること。誰が。どこからどこへ?考えられるのは………)

ダイヤ (…やめておきましょう。推測の域を出ないし、いちポケモントレーナーが考えることではないわ)

ダイヤ「ところでディグダとはなにかしらね」

ルビィ「もぐらのポケモンだよ!アローラ地方では髪の毛がはえてるの!」

ダイヤ「ええ、髪の毛が生えているポケモンですか?ふふ、それは楽しみね」カチカチ…


続く…
0151>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:34:49.02ID:6g5DNnM+
イベントシーンは筆が進まなくて困る…


現在のパーティ

ヨハネ♡(フクスロー)♀ LV31 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV28 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーパンチ、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(タツベイ)♀ LV27 いしあたま
りゅうのいぶき、にらみつける、ずつき、かみくだく

エリュシオン(イーブイ)♀ LV25 てきおうりょく @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、とっしん

しずく(ヌイコグマ)♀ LV23 もふもふ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし
0152>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/24(金) 15:41:01.05ID:6g5DNnM+
誰か仲間に加えますか? >>153
※ ディグダ、ヨーギラス、ボクレー、ネイティ、ノズパス、誰も加えない、のいずれか。

ついでにコニコシティには化石も売っています。
ウルトラムーンで購入できるものは、はねのカセキ(アーケン)、たてのカセキ(タテトプス)、こうらのカセキ(カブト)、ねっこのカセキ(リリーラ)、ヒレのカセキ(アマルス)、の五つです。参考までに。

現在所持している道具など
https://i.imgur.com/6F7Rjdi.jpg
0154名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/04/24(金) 19:04:59.19ID:z3/unMNf
ゲンガーといいボーマンダといいバンギラスといいなんだかんだしっかり戦えるの集めてて草
0161>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 10:22:15.57ID:GVS7zcXd
ディグダトンネル


【コメント】Sはサディズムの略で、Mはマゾヒズムの略だよ!

ダイヤ「…」

ダイヤ (なぜ急にそんなことを言う…?)

ダイヤ (わたくし達は、空間研究所でバーネット博士からウルトラホールについてのお話を伺い、そしてコニコシティへ向かうためディグダトンネルを抜けようとしているところ)

ダイヤ (SだとかMだとかいう言葉がわずかでも出てきたのならわかるけれど、なんの報告なの…?)

ダイヤ (幸いルビィが離席しているタイミングだったからよかったものの、こんな余計な知識をあの子が目にしてしまっていたらと思うと──)

ルビィ「おねいちゃん、ココアいれてきたよー」

ダイヤ「えッ、Sはスモール!Mはミディアム!スクールアイドルとしては普段からラージサイズを飲むような意識の低さではいけませんわ!!」ガタガタッ

ルビィ「え?うん、そんなになみなみいれてないよ…ってゆうかいつものマグカップだよ…」

ダイヤ「ありがとうルビィ!」サムズアップ

ルビィ「う、うん」
0162>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 10:30:40.14ID:GVS7zcXd
『あ!野生の ズバットが 飛び出してきた!』

もくたん『いっておいで、エリュシオン!』

エリュシオン『キュルゥブィッ!』

ダイヤ「ディグダトンネルと言うけれど、どちらかというとズバットの方がよく見かけるような」カチカチ

ルビィ「『いなばのしろうさぎ』でもウサギさんよりサメさんの方がたくさん出てくるでしょ。それと一緒だよ」

ダイヤ「性質が違いませんか…?」

『エリュシオンの かみつく!』ガシュ

ダイヤ「このズバットを倒せばレベルが上がりそうね、エリュシオンちゃん。そういえばエリュシオンの進化についてのお話が途中だったような」

ルビィ「んむ」ゴクゴク…

ルビィ「ゆわれてみたら、そろそろ進化するかもね」

ダイヤ「あら本当?」
0163>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 10:38:19.36ID:GVS7zcXd
ダイヤ「一体どんなポケモンに進化するのかしら」ワクワク

ルビィ (今は夜だから、ウルトラムーンではお昼で、なつき度がたまってたらエーフィになるよね)

ルビィ (あれ、ニンフィアってどういう条件になるんだっけ。フェアリー技を覚えてたら、だっけ)

『エリュシオンは もくたんの 指示を 待っている…』

『リフレッシュ でんこうせっか かみつく とっしん』

ルビィ (あ、フェアリー技ないじゃん。つぶらなひとみはとっしんに置き換えたんだっけ…)

──『エリュシオンは つぶらなひとみの 使い方を 綺麗に 忘れた!』

──『エリュシオンは 新しく とっしんを 覚えた!』

──ルビィ『つぶらなひとみ忘れさせちゃうんだ。なんだか意外だね』

──ダイヤ『つぶらなひとみはしずくちゃんが覚えているから…』

──ルビィ『ぅゅ?』

──ダイヤ『こんなにもつぶらなひとみが周りに溢れ返っていては、もくたんちゃんがだめになってしまう…骨抜きになってしまうもの!!』

──ルビィ『おねいちゃんじゃないんだから大丈夫だと思うよ』

ルビィ (なんか意味わかんないこと言ってたなあ)
0164>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 10:50:39.83ID:GVS7zcXd
ルビィ (フェアリー技って、あとなにか覚えるのかな。しばらく覚えないんだとしたらこのままエーフィかブラッキーになりそうだよね)

ルビィ「…」

──シェードジャングル

──『苔むした 岩がある…』

──ダイヤ『ほー』

──ダイヤ『「さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」』

──ダイヤ『元来「さざれ石」とは小さく細かな石をいう言葉だけれど、それが長い時の流れの中で積み重なりやがて巨岩となる。その巌に、さらには苔がむしていく』

──ダイヤ『悠久の時の流れを示すと共に、小さな積み重ねが必ず結実することを願うものでもあると言われているわね』

──ダイヤ『この苔むした岩も、遥か昔から息づいてきたシェードジャングルの誇りと言ってよい存在でしょう。敬意を込めて撫でておきましょう』

ルビィ (あー、リーフィアに進化させたかったかなあ。お姉ちゃんがまた意味わかんないこと言ってたからぼーっとしちゃってたんだよね)

ルビィ (なんだか聞いたことある詞だったけど、なんだっけ。あれ)
0165>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 10:54:54.11ID:GVS7zcXd
『エリュシオンの でんこうせっか!』ヒュバシッ

『相手の ズバットは 倒れた!』

『エリュシオンは 26レベルに 上がった!』

ダイヤ「おっ」

ルビィ「!」

ダイヤ「どんなポケモンに進化するでしょうか。善子さんが好きそうだといわれていた『夜に進化するやつ』かしら!」

ルビィ「それはお昼に進化したときだから今は違うと思うよ」

ダイヤ「えっ。夜に進化するやつ…えっ、どういうことですか…」キョトン…

ルビィ「進化するならきっと──」

シン…

ルビィ「…あれ」

もくたん(マップ)『…』

ルビィ「まだあんまりおねいちゃんになついてなかったみたいだね」

ダイヤ「どういうことですか!?」ガーンッ
0166>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:03:04.92ID:GVS7zcXd
ダイヤ「あら、こんな隅に道具が」カチ

『もくたんは ほのおのいしを 手に入れた!』

ルビィ「!」

ダイヤ「ほのおのいしですか。嬉しいけれど、今はわたくし達の仲間にほのおタイプのポケモンはいないのよ」

ダイヤ「大切に取っておきましょうね」

ルビィ (知らなかったらそうなるよね。まさかノーマルタイプにほのおのいし使うなんて思わないもんね)

ルビィ (やっぱりなつき進化になりそうだね)

ダイヤ「…うん、どうやらディグダトンネルの探索はこれで済んだようね。ええと、出口は南でしたか」カチカチ

『あ!野生の ヨーギラスが 飛び出してきた!』

ダイヤ「! おっと、まだ出会ってないポケモンがいたとは。危なかったわ」

ルビィ「ヨーギラスなんか出るんだぁ」
0167>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:08:17.81ID:GVS7zcXd
ヨーギラス『…』

ダイヤ「…なんだか不機嫌そうね」

ルビィ「怒ってるのかなあ」

ダイヤ「不躾に住処を探索する人間がいたからかしら。配慮が足りなかったわね…」

ルビィ「捕まえてこらしめちゃえ!」

ダイヤ「ルビィ。わたくしの話を聞いていた?」
0168>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:14:27.56ID:GVS7zcXd
ダイヤ「こちらに非があるというのに、どこから『懲らしめる』などという発想になるのよ。それに仮に懲らしめるのだとすれば、捕まえるのではなく戦って倒すことになるでしょう」

エリュシオン『…』

ダイヤ「相手のタイプもわからないことだし、まずはかみつくで様子を見てみるとして」カチカチ

『エリュシオンの かみつく!』ガシュ

ダイヤ「効果が抜群でもなければ今一つでもない。見た目からタイプが推測しづらいけれど、ノーマルタイプあたりでしょうか。どことなく怪獣っぽいので、かくとうタイプやはがねタイプ、いわタイプなんかも怪しいけれど」

『相手の ヨーギラスの いやなおと!』

『エリュシオンの ぼうぎょが がくっと 下がった!』

ダイヤ「ぅ、明らかに怒っている様子ね。やりづらいですわ…」

ルビィ「怒ってなくてもいやなおとはしてくることあるでしょ」
0169>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:23:20.27ID:GVS7zcXd
ヨーギラス『…』

ダイヤ「ここまで弱らせればいいでしょう」カチカチ

『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン

ポワァン コン、コンコン…

ダイヤ「ヨーギラスの他にも出会ってないポケモンがいるかしら。ホウエン地方ではそれが判別しやすくて楽だったけれど、

『ああ!ポケモンが モンスターボールから 出てしまった!』

ダイヤ「アローラ地方ではどこで探索を切り上げればよいか悩ましい──は?」

『相手の ヨーギラスの なしくずし!』

『エリュシオンは もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「は、え?捕まらないこと自体はたびたびあるので構わないけれど、今、もしかして一度も揺れずに出てきましたか…?」
0170>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/04/27(月) 11:28:41.59ID:GVS7zcXd
ダイヤ「…」カチカチ

『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン

ポワァン コン、コンコン…

『ああ!ポケモンが モンスターボールから 出てしまった!』

ダイヤ「おおっほーーー!?」

『相手の ヨーギラスの いわなだれ!』

ダイヤ「あっあっ、間もなくエリュシオンちゃんの体力が危険域ですわ!ひとまず交代してあげなければ」アワアワ

もくたん『戻っておいで、エリュシオン!いっておいで!しずく!』

しずく『キャウーン!』

『相手の ヨーギラスの なしくずし!』

しずく『…』

ダイヤ「ふう、しずくちゃんにそのような攻撃は効きませんので悪しからず」
0171>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/04/27(月) 11:34:53.77ID:GVS7zcXd
『もくたんは モンスターボールを…』

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』


『もくたんは モンスターボールを…』&#☆160;

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』&#☆160;


『もくたんは モンスターボールを…』&#☆8195;

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』&#☆8195;


『相手の ヨーギラスの いわなだれ!』

『効果は 今一つのようだ…』

しずく『…』

ダイヤ「い、いくらしずくちゃんといえども…こう繰り返し攻撃される一方ではさすがに体力がもたないわ…」
0172>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:36:07.20ID:GVS7zcXd
>>171
空白文字列を間違えました、本文には変更ありませんが念のため。


『もくたんは モンスターボールを…』

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』


『もくたんは モンスターボールを…』 

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』 


『もくたんは モンスターボールを…』 

『ああ!ポケモンが モンスターボールから…』 


『相手の ヨーギラスの いわなだれ!』

『効果は 今一つのようだ…』

しずく『…』

ダイヤ「い、いくらしずくちゃんといえども…こう繰り返し攻撃される一方ではさすがに体力がもたないわ…」
0173>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:42:18.13ID:GVS7zcXd
もくたん『戻っておいで、しずく!いっておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

『相手の ヨーギラスの なしくずし!』

『効果が ないようだ…』

ダイヤ「ふう…」

ダイヤ「しかし、なしくずしこそ効果がないとはいえ、かなたさんは決してぼうぎょが高いわけではない。相手にはいやなおともある。そう余裕があるとは思わない方がいいわね」

ヨーギラス『…』

ダイヤ「体力はまだ黄色。本当ならば赤色になるまで削りたいけれど、適度な威力で攻撃できるコがいるかはわからない。へたに攻撃すれば倒してしまう恐れもある」

ダイヤ「なんとか、かなたさんが踏ん張ってくれる間に決着をつける──!」
0175>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:50:02.25ID:GVS7zcXd
ダイヤ「もくたんちゃん」


ダイヤ「狙いを澄ませて」


ダイヤ「必ず、相手の気が緩む一瞬があるわ。そこを見定めるのです」


ヨーギラス『…』

ダイヤ「…」

ヨーギラス『……』

ダイヤ「……」

ヨーギラス『………』

ダイヤ「………」


ダイヤ「……………っ 今ですわ!」カチー

ルビィ (お姉ちゃんにはなにが見えてるんだろう)
0176>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:54:33.59ID:GVS7zcXd
『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒュイーーーン

ルビィ「ぁ」

ポワァン コン、コンコン…

ダイヤ「大丈夫、大丈夫。わたくしの目に狂いはない。今こそヨーギラスが最大に呼吸を乱していた瞬間のはず。これならば、必ず…」

ユラユラ… カチッ

ダイヤ「!」

『やったー!ヨーギラスを 捕まえたぞ!』

ダイヤ「ほぉおおおおおらっご覧なさいなぁあああああ!!」ドヤァァァッ

ルビィ「おねいちゃんの目ってゆうか、もくたんちゃんの投げ方がよかったでしょ。今のは」

『ヨーギラスの データが 新しく ポケモン図鑑に セーブされます!』
0177>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/27(月) 11:59:10.53ID:GVS7zcXd
『ヨーギラス いわはだポケモン』

ダイヤ「ほう、いわはだポケモン。その名の通りいわタイプ…と、じめんタイプだそうね」

【コメント】蛹になりそう

ダイヤ「ええ、サナギに…?そうですか?」

ルビィ (さなぎって読むんだ。おけらかと思った)

ダイヤ「………!!」ハッ

ダイヤ「まさかヨーギラスの『ヨー』とは、『蛹』の音読み…!?」ワナワナ

『土の 中の 栄養で 育つ。 およそ 山 1つ分の 土を 食うことで サナギに なるのだ』

ダイヤ「………ではサナギに進化したらお名前はどうなるというのですか!?」

ルビィ「土食べすぎだと思う」


ヨーギラスの性別とニックネーム >>178
※ 性別は要指定、ニックネームはつけなくても可。
0181>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 13:30:09.98ID:mxiRu4BA
『モルフォを 手持ちに 加えました!』

ルビィ「モルフォってなに?」

ダイヤ「ん?うふふ、モルフォというのはギリシア語でね、『美しい』という意味を持つ言葉よ。ギリシア神話における美と愛の女神アフロディテを指す言葉にもなっているわね」

ルビィ「ふうん…」

──『モルフォは バンギラスに 進化した!』

──モルフォ(バンギラス)『ガルッシュゥゥアッ!』

ルビィ (美と愛の女神………)

ルビィ「ふうん…」

ダイヤ「あるいは『形態』という意味も持つ語なので、ここからサナギを経て羽化、という進化を辿るであろうヨーギラスにはもってこいの名前だと思わない?」

ルビィ「そっちならいいよ!」

ダイヤ「いいとかではないのだけれど…」

ルビィ「ところで、モルフォンとは関係あるの?」

ダイヤ「モルフォン?」


詳しく聞いてみた感じ、モルフォンはまんま『モルフォ』から来た名前っぽかった。
0182>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 13:37:41.62ID:mxiRu4BA
9番道路


もくたん トコ…

ダイヤ「ああ、やっと抜けたわ。モルフォちゃんとの苦闘──もとい分かり合うために費やした体力を回復しに一度ポケモンセンターへ戻ったこともあって、やっと抜けたという感覚が強いわね」ンーッ

???『!』

ダイヤ「! うん…?」

???『キミは…』スタスタ

ダイヤ「…」

???『いや、勘違いか。知っているトレーナーかと思ったが』

ダイヤ「ええ、わたくしからも初対面の方であるように思いますので、恐らく勘違いかと」

ルビィ (そっか、結局お姉ちゃんエピデルほとんどやらずにウルトラムーンに移っちゃったから)

???『突然声を掛けてすまなかったね。いやなに、怪しい者じゃないさ。お詫びに正体を明かすと──私はポケモン国際警察に所属する、コードネーム836。人呼んでハンサムだ!』

ルビィ (誰がどう見ても怪しいんだよなあ)

ダイヤ「………」

ルビィ「おねいちゃん?」

ダイヤ「…ポケモン国際警察!かっっこいいですわ!!」パァァァ

ルビィ「ええええええええっ!?」


ハンサムから かみなりのいしを 貰った!
お姉ちゃんは 名残惜しそうに ハンサムを 見送ってた! ▼
0183>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 13:50:13.22ID:mxiRu4BA
ダイヤ「なるほど、ポケモン国際警察…なるほど…」カチカチ

ルビィ「なにがなるほどなの?」

ダイヤ「いえね、わたくしは常々疑問に思っていたのよ。若くしてポケモントレーナーとなった方々は、やがて引退した折、一体進路をどのようになさるのだろうかと」

ルビィ「常々そんなこと疑問に思ってたの?」

ダイヤ「ジムリーダーや四天王、アローラ地方ではキャプテンや島キングですか。そういう風に引き続きポケモントレーナーとして生きていく方がいる傍ら、ポケモンと共に戦うことからは引退する方々も絶対にいるはずでしょう?」

ダイヤ「まさかポケモントレーナーを引退するからといってポケモン達をみんな手放すはずはないけれど、ではどうするのだろう、とね」

ダイヤ「その選択肢の一つに、なるほど、警察があったとは盲点だったわ」

ダイヤ「確かに、警察のお仕事を遂行する上でポケモンの力を借りられれば、きっと大きな助けとなるでしょう。それに悲しいことながら悪事に使われるポケモンがいることを思えば、渡り合うためにポケモンの力が必要なシーンもあるはずよね」

ダイヤ「そういう意味ではポケモントレーナーとしての側面も残すことになりますか。ふむ、ポケモントレーナーの未来は明るいですわね…」

ダイヤ「もくたんちゃん、わたくし達は将来どんな形でポケモン達と携わっていきましょうかね♪」ウキウキ


ほのおポケモンと中華料理屋さんをやるのもいいんじゃない、とは、なんとなく言わないでおいた。
0184>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 13:58:35.86ID:mxiRu4BA
ダイヤ「あら?こんなところに交番があるわ」

ダイヤ「そう、ハンサムさんは交番に立ち寄っていらしたのかもしれないわね」カチカチ…

ルビィ「あっ!」

ダイヤ ビクッ

ダイヤ「な、なに?どうしたの?」

──おまわりさん『…』

──『おまわりさんは メタモンだった!』

──『野生の メタモンが 襲いかかってきた!』

ルビィ (鞠莉ちゃんとの決闘が控えてるってことは、厳選する可能性もある…)

ルビィ (お姉ちゃんのことだから旅パ個体に王冠使うだけかもしれないけど…)

ルビィ (もしそのままポケモンバトルにはまっちゃうことがあったら、しばらくこのウルトラムーンがメインロムになるのは間違いないよね。だったらメタモン──特にこのイベントのメタモンはしっかり捕まえた方がいい…)

ルビィ「おねいちゃん」

ダイヤ「なに?」

ルビィ「おまわりさんは忙しいんだから、用事もないのに話しかけちゃだめだよ」キリッ

ダイヤ「…それは、あなたの言う通りね。お邪魔をしてしまうところでした。おまわりさんに話しかける事態など起こらないのが一番だわ」カチカチ


ここで廃人への道を潰してあげておいた方がよかったかもしれない、とルビィが思い至るのはまだしばらく後のことだった…
0185>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 14:08:05.69ID:mxiRu4BA
コニコシティ


ダイヤ「到着しました、コニコシティ。わたくし達のコンビネーションにかかれば怖いものなし、アローラ地方の旅も順調ね。もくたんちゃん」

ダイヤ「鞠莉さんとの戦いに備え、知らないポケモンや知らない技、特性などをできるだけ減らさなくては。とはいえ使命ばかりに目を向けるのではなく、やはり旅は楽しんでこそ。ご覧なさいな、コニコシティの町並みを」

ダイヤ「お香の露店販売にわざマシンを取り扱っているお店、食堂、…あら。ヘアサロンにブティックがあるわ。少し覗いていきましょうか…」フラフラ

ルビィ「おねいちゃん、目的見失ってない?」

ダイヤ「はっ、いけない!わたくし達はライチさんと会い大試練を受けるためにコニコシティへ来たのでした!」

ルビィ「やれやれ…」


でも冷静に考えたら、ルーティーン的な町の散策までを引き留める必要はなさそうだった。
0186>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 14:19:28.06ID:mxiRu4BA
【コメント】ダイヤさんだけPokemon GOやってない……?

ダイヤ「え?ポケモン、ゴー…?」

ダイヤ「…」

ダイヤ「──ポケゴー、というやつですか…!」ピーン

ダイヤ「先日千歌さんが嬉しそうに見せてくださったあれのことでしょう。ドードーを捕まえたと言っていたけれど、聞けば歩きながらスマートフォンを操作するものだというのでアンインストールさせるよう果南さんに伝えておいたのですが、それは置いておいて」

ダイヤ「えっ待ってくださいな、どういうことですか。わたくし達はウルトラムーンで決闘をすることになっているのです、ポケモンゴーは関係ありません。…ありません、わよね…?」

ダイヤ「あれ…?わたくしはウルトラムーンをやっているはずなのだけれど、えっ、これがポケモンゴーなのですか?だとしたら鞠莉さんと決闘するのは実はポケモンゴーで、わたくしは今歩きながらスマートフォンを操作している…?」

ダイヤ「いえ、まさかそもそもポケモンゴーとウルトラムーンは同じもの!?」ハッ…!!

ダイヤ「大変ルビィ、わたくし達はなにかとても大きな勘違いをしているかも──」バッ

ルビィ「おねいちゃん、のんきのおこう買お」

ダイヤ「ルビィ!!」


のんきのおこうは5,000円でした。
0188>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 14:36:37.90ID:mxiRu4BA
レストラン


店員『いらっしゃいませ!』

店員『日替わり定食がオススメですが、いかがなさいますか?』

ダイヤ「はー、やっともくたんちゃんがごはんを食べられるわ。ホウエン地方もそうだったけれど、右も左もポケモン用の施設は数あれど、なかなかトレーナー用の施設に出会わないのよね」

ダイヤ「さあもくたんちゃん、お母様の手料理には及ばないにせよ美味しいはずですわ。たんとお食べくださいな」カチカチ

店員『日替わりサカナ定食一丁!』

ルビィ (サカナってなんだろう。アジとかイワシのことだよね?間違ってもオクタンとかヨワシのことじゃないよね…)

モグモグ…モグモグ…

『とても 美味しくて ぺろりと たいらげてしまった!』

ダイヤ「…とても美味しくて。そう…よいことですが…」モヤ…

ダイヤ「お魚ならば沼津の方が美味しいに決まっているのだから!もくたんちゃん、それが本当のお魚だと思わないでちょうだい!沼津のお魚を食べるまで判断はお預けですわ!」

ルビィ「ロープウェイにも一緒に乗りたいってゆってたもんね〜」


日替わりヤサイ定食を食べて『とても美味しい』と言っているのに対しては、特段の反応はなかったとかなんとか。
0189>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 14:43:47.53ID:mxiRu4BA
【コメント】ダイヤさん剣盾しないの

ダイヤ「は、剣盾…?」

ダイヤ「…」

ダイヤ チラッ

ルビィ ブンブン

ダイヤ「そう」

ダイヤ「あいにく、わたくしの語彙には『剣盾する』という表現に該当するものがありませんわ。ポケモンの用語かと思えばルビィも知らないようだし、なにをおっしゃっているのかわかりませんわね」

ルビィ (Siriさんみたいなお返事)

ダイヤ「ま、あなた方はよく意味のわからないことを言ってわたくし達の足を止めようとなさいますからね。何度もその手は食いませんわ」カチカチ

ルビィ「あ、一応ゆっとくと、時系列的には剣盾の噂も出てない頃って思っといてもらえばいいよ」

ダイヤ「あなた、さてはなにか知っているわね?」カチカチ

ルビィ「ううん、知らない知らない」


果南ちゃんさえなにも知らない!
0190>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 14:56:06.83ID:mxiRu4BA
ビジネスマン『はあ…』

ダイヤ「どうかなさいましたか?」カチ

ビジネスマン『最近、仕事でもプライベートでもなんだか上手くいかなくてさ。落ち込んじゃうよホントに…』

ビジネスマン『なんだかやる気に溢れてゼンリョクになれるような、そんなきっかけないかなあ…』

ダイヤ「…ゼンリョクになれるようなきっかけ…」

→バトルしませんか?
 頑張ってください!

ダイヤ「! バトル…」

ダイヤ「そう、そうよ!バトルですわ!ゼンリョクになるといえばポケモンバトル、さっそくやりましょう!」

ビジネスマン『え、ポケモンバトルかい?いいよ、今の僕にはそれくらいしかできることがないからね』

『ビジネスマンが 勝負を 仕掛けてきた!』

ルビィ (しかけたのはもくたんちゃんのような)

『エリュシオンの リフレッシュ!』

『しかし うまく きまらなかった!』

ルビィ「うん…?」

ダイヤ「ああっいけない、エリュシオンちゃんがリフレッシュばかりして戦ってくれませんわ!このままではパールルさんに負けてしまいます!困ったわ、早く攻撃してちょうだいなエリュシオンちゃん!……今のうちですわ、ビジネスマンさん」ヒソ

ダイヤ「きゃあまたリフレッシュを!もう、エリュシオンちゃんってば〜〜〜」


数ターン後、痺れを切らしたダイヤの指示によりビジネスマンのパールルはボコボコにされた。
彼は元気にはならなかった。
0191>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/04/28(火) 15:08:23.41ID:mxiRu4BA
ダイノーズ ススス…

ダイヤ「あら、あなたは…」

『ライチの ダイノーズだ!』

ダイヤ「そうそう、ライチさんが連れていらした。ダイノーズさんとおっしゃるのですね」

『ダイノーズが 手紙を 差し出してきた!』

ダイヤ「まあ、わたくしにですか?なんと、ポケモンにまで伝わるわたくしの魅力…いえもくたんちゃんの魅力ですか。だめよ、あなたはライチさんのお仲間なのでしょう。いくらなんでもトレーナーさんの許可なくわたくし達が仲間に加えるわけには…」


『もくたんへ

メモリアルヒルを抜けた先、命の遺跡で待つわ。

悔いのないよう、万全の体制で来なさい。

ライチ』


ダイヤ「ま、そうですよね」フンス

ダイヤ「ご苦労様ですわ、ダイノーズさん。いよいよライチさんとの大試練ですか、腕が鳴るわね」

ダイヤ「さあ、ヨハネ♡達!アーカラ島の島クイーン・ライチさんとのバトルですわ。気を引き締めて行くわよ!………」

ダイヤ「アクセサリーが売ってあるわ。ほのおのいしにみずのいしも、……カセキなんてものまで売ってますわ!おっ持ち帰りぃ〜〜っですわぁ!」ルンルン


なかなかコニコシティから出発しないもくたん一行であった…
0195名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/04/29(水) 02:08:03.54ID:/MQbU8/9
【コメント】ダイヤさんちゃんとアイテム全部拾った?エリュシオンちゃんとかモルフォちゃんに欠かせないやつが落ちてるよ
0202>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 10:45:49.16ID:LjDvg+iy
【コメント】ダイヤさんちゃんとアイテム全部拾った?エリュシオンちゃんとかモルフォちゃんに欠かせないやつが落ちてるよ

ダイヤ「む?」

ダイヤ「ふふふ、もくたんちゃんの足取りをしっかりと見ていなかったのですか?」

ダイヤ「ご指摘いただくまでもなく、町の探索は隈なく済んでおりますわ。えー、エリュシオンちゃんとモルフォちゃんに欠かせない道具…というと…」カチカチ

→プラスパワー
 ヨクアタール

 ダークボール
 ネットボール

 ほのおのいし
 かみなりのいし
 しんかのきせき NEW!

 すごいキズぐすり

ダイヤ「ふむ…」カチカチ…

ルビィ「…」

ダイヤ「プラスパワーですわね!」パァ

ルビィ「おねいちゃん…」


プラスパワーのことではなさそうだった。
0203>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 10:55:46.86ID:LjDvg+iy
メモリアルヒル


ダイヤ「あら、また墓地ですか」

ダイヤ「メレメレ島にはハウオリ霊園があったけれど、アーカラ島はメモリアルヒルなのね」

ルビィ「なんでこんなにいっぱい墓地エリアあるんだろうね」

ダイヤ キョトン…

ルビィ「うゅ、なに?」

ダイヤ「なぜって、メレメレ島とアーカラ島は同じアローラ地方といっても生活圏が地続きというわけではないのだから、それぞれの島が別個に墓地を構えているのはおかしなことではないでしょう」

ルビィ「ぉ、ぁ、うん、そっか、そうゆうことか」

ダイヤ「ふふ、ルビィってばどこか抜けているのだから」カチカチ

ルビィ (変なのはルビィかなあ)


途中、拾った二種類のお札をまた真剣に考察していたのは聞き流しておいた。
0204>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:09:49.29ID:LjDvg+iy
スカル団『島巡りは成功させないぞ、強引に邪魔してやるぜ!』

ダイヤ「強引と認識しているならばやめておいてほしいものだけれど」カチカチ

もくたん『いっておいで!しずく!』

しずく『キャウーン!』

ダイヤ「まったく。自分が参加しているわけでもない島巡りの邪魔立てをしようなどと、いまいちなにを考えているかわからないわね」

ルビィ「ねー。もっとゆういぎに時間つかったらいいのにね」

ダイヤ「ま、よそから越してきたばかりで、『島』というやや閉塞的なコミュニティからすると受け入れがたいものがあるのかもしれないわ」

ダイヤ「地元のやんちゃ坊主達とも、何度か手合わせを重ねていくうちにわかり合えるでしょう。それまでは付き合ってあげなくてはね。…お疲れ様でした、しずくちゃん」ヨシヨシ

ルビィ「………地元のやんちゃ坊主達!?」


スカル団のことを言っているようでした。
0205>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:16:59.15ID:LjDvg+iy
『あ!野生の ネイティが 飛び出してきた!』

ダイヤ「へ──壁画!」

ルビィ「壁画って」

ダイヤ「しかもちょっと小さくなっていますわ!」ンマーッ

ルビィ「アローラの姿でしょ(適当)」
0206>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:31:22.47ID:LjDvg+iy
プルメリ『そこの姉ちゃん、待ちなよ』

ダイヤ「!」

ダイヤ「…なんでしょうか」

ルビィ (うわ、トーン変わった。話しかけられ方で敵って認識したんだ)

プルメリ『あんた、もくたんだろ。この間からうちの連中が世話になってるみたいじゃないか』

ダイヤ「うちの連中…?…ああ、その格好、スカル団の方ですか」

ダイヤ「世話になっているという言われようには納得できかねますわね。わたくし達は島巡りをしているだけ、なにかといちゃもんをつけて突っかかってしているのはスカル団の方々ですわよ」

プルメリ『あんなしょうもないゴロツキだけどさ、あれでもウチにとっちゃ可愛い子分達なんだよ。悪いけど、そのまま見過ごしてらんないんだよね』

ダイヤ「随分と勝手なことを。手綱を取れていなかったあなたの責任でしょうに」

ダイヤ「わたくしはてっきり新参者に絡みがてら遊んでいるのだろうと思っていたけれど、まさか上が出てくるとはね。少しだけ認識を改めるべきでしょうか──」


『スカル団の プルメリが 勝負を 仕掛けてきた!』
0208>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:43:26.89ID:LjDvg+iy
『プルメリは ゴルバットを 繰り出してきた!』

ダイヤ「! ゴルバットですか」

もくたん『いっておいで!しずく!』

しずく『キャウーン!』

もくたん「となるとしずくちゃんでは分が悪いわね。ここは…」カチカチ

もくたん『戻っておいで、しずく!いっておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

『相手の ゴルバットの つばさでうつ!』

ダイヤ「ふん、その程度の攻撃がかなたさんに通用すると思いましたか?」ニッ

ルビィ (いやまあタイプ一致だしかなたちゃんBそんな高くないしそこそこ効いてるけど)

ダイヤ「反撃ですわよ、かなたさん──!」


『相手の ゴルバットは 倒れた!』
0209>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:53:28.16ID:LjDvg+iy
『プルメリは ヤトウモリを 繰り出してきた!』

ダイヤ「ヤトウモリですか」

ダイヤ「万全の体制ならばかなたさんで難なく打ち倒すところだけれど、ゴルバットとの戦いで消耗しているので交代してあげたいところね」

ダイヤ「順当にどくタイプかほのおタイプの攻撃が飛んでくると仮定するならば、かなたさん相手にはほのお技の可能性が高いわよね。それならば交代でそれを受けてしまうのはほのお技を効果今一つで受けられるコ…」カチカチ

ルビィ (かちぬきルールでもちゃんと順応して戦ってる、さすがお姉ちゃん)

ルビィ (そういえば、お姉ちゃんにつきっきりだからよくわかんないけど、他のみんなはどんな状況なんだろう)

ルビィ (花丸ちゃんは善子ちゃんもいるし意外と大丈夫そうだったけど、鞠莉ちゃん側がどうなのか…)

『相手の ヤトウモリは 倒れた!』

ダイヤ「…ふう、ナイス健闘でしたわ。ヒガンバナさん」

ルビィ「お疲れさま、おねいちゃん!」
0210>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 11:59:05.01ID:LjDvg+iy
プルメリ『ちっ、ポケモンバトルの腕は確かみたいだね』

ダイヤ「お誉めいただき光栄ですわ」

プルメリ『…一つだけ言わせておくれよ。島巡りの邪魔をするのは、あいつら自身の意思じゃないんだ』

ダイヤ「ほう?」ピク

プルメリ『あんたの邪魔をしてるのは確かだから、だからどうとまでは言わないけどね。このまま島巡りを続けてれば、いずれあいつに会うだろうから。決着はそこでつけてくれればいいよ』

プルメリ『帰るよ』スタスタ…

スカル団『ね、姉さん!待ってください〜』タタタ…

ダイヤ「なんだか意味深なことを…」

ダイヤ「まあ、いずれわかることだというのならばあえて今そのことに頭を悩ませる必要もないでしょう。命の遺跡は目と鼻の先、目下はライチさんとの大試練が最優先事項ですわ」
0211>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 12:08:52.08ID:LjDvg+iy
ダイヤ「みんなの体力を回復させて、PPも尽きそうなものが確認しておかなければね」カチカチ

ルビィ「…」

『かなた(ゲンガー)』

『ヒガンバナ(タツベイ)』

『モルフォ(ヨーギラス)』

ルビィ (あれ?お姉ちゃんもしかしてポケモン詳しかったりしますか?) ゥュュン

ルビィ (みんながどんなパーティで来るかわかんないけど、種族値で殴ってきそうな人もいるし、こっちの水準も高くて困ることはないんだけど)

ルビィ (どうなるのかなあ、決闘。楽しみな気持ちと怖い気持ちが半々くらいだよぉ…)

ダイヤ「ん、これで準備万端ですわ!」
0213>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 12:17:30.92ID:LjDvg+iy
リーリエ『もくたんさん!』

ダイヤ「あら、リーリエさん。そうでした、命の遺跡へ向かわれるとおっしゃっていたものね」

ダイヤ「ククイ博士も、ちょうど今から大試練へ挑むところなのでよければご覧になっていって──」

バーネット『間に合ったわね』トコ…

ダイヤ「おや、ククイ博士ではなくバーネット博士がご一緒だったのですか」※

ダイヤ「なにはともあれ、お二人が応援してくださるとなれば百人力ですわ。ふふ、もくたんちゃんとわたくしの華麗なるポケモンバトルをとくと御覧じろ…」

リーリエ『今から大試練なんですよね。私、もくたんさんのポケモンを回復してあげますよ!えい!』

『リーリエに ポケモンを 回復してもらった!』

ダイヤ「…」

──『もくたんは いいキズぐすりを 使った!』

──『もくたんは ヒメリのみを 使った!』

ダイヤ「………アリガトウゴザイマス…」

ルビィ (最近のポケモンはこういうとこある)



※ ただ>>1がククイ博士と同行するものと勘違いしていただけです。
0214>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/02(土) 12:28:23.28ID:LjDvg+iy
命の遺跡


リーリエ トコ…

バーネット トコ…

もくたん ザッ

ライチ『来たわね、もくたん。それにバーネット、リーリエちゃんも』

ライチ『ここはアーカラ島の守り神、カプ・テテフを祀る祭壇。命の遺跡』

ダイヤ「カプ・テテフ…」

ライチ『カプ・テテフはアローラ地方の土地神の中でも温和な性質で、傷ついた者を癒やしてくれると言われているわ。ただし、それが全てじゃない』

ライチ『土地神いち気まぐれで、それゆえ最も残酷な面も併せ持つと言われているの』

ライチ『そんなカプ・テテフの眼下での大試練、わくわくするでしょう?』

ダイヤ「なるほど、カプ・テテフのお話にも並々ならぬ興味はあるけれど──なにより、ここに来てライチさんという人物の強い癖が見えてきたことも、なかなかどうして面白いではありませんか」
0215>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/02(土) 12:36:07.06ID:LjDvg+iy
【コメント】おうたうたって

ルビィ「ゅ」

ダイヤ「おっ、このタイミングで来ますか」

ダイヤ「景気付けに、歌いましょうか?」

ルビィ「うん!なに歌う?」

ダイヤ「そうねえ、大試練を控えたこの場面で歌うとするならば、うーん…」

ルビィ「あ、じゃあルビィが応援のうた歌ってあげるよ!」

ダイヤ「まあ。それじゃお願いしようかしら、気分が盛り上がって意気揚々と大試練を制覇できる力になるような曲をね」

ルビィ「任せて!」

ルビィ スゥ

ルビィ「♪ぴんくに染まった頬 感知し、ま、した恋心!」


ダイヤ「…………応援の方向性ちがくないですか!!?」ドーーーン


ルビィ「とんでけ、ごー!ごーごーごごー!」


次回、ライチとの大試練!デュエル、スタンバイ!
0216>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 12:43:48.99ID:LjDvg+iy
現在のパーティ

ヨハネ♡(フクスロー)♀ LV33 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV29 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーパンチ、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(タツベイ)♀ LV28 いしあたま
りゅうのいぶき、にらみつける、ずつき、かみくだく

エリュシオン(イーブイ)♀ LV27 てきおうりょく @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、とっしん

しずく(ヌイコグマ)♀ LV26 もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV23 こんじょう
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ


現在所持している道具など
https://i.imgur.com/DPzeRSN.jpg
0217>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/02(土) 12:45:45.55ID:LjDvg+iy
ライチ戦の先鋒 >>218
※ 上記六匹から指定。

参考、ライチのパーティ
アノプス♀ LV27
リリーラ♀ LV27
ルガルガン(まよなかのすがた)♂ LV28 @イワZ
0222>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 10:32:32.22ID:iKmZcUWH
ライチ『私、いわタイプって好きなの』

ライチ『逞しくて、硬くて、そして強い』

ライチ『ね?好きにならない理由がないと思わない?…ふふ、もくたんにもいずれわかるわ』

ライチ『私はライチ!カプ・テテフのお膝下、アローラ地方はアーカラ島の島クイーン!』

ライチ『島巡りに挑みアローラ地方の歴史に名を刻まんとする者、もくたんに大試練を課す!』

ライチ『…なんて、あんまりこういうガラじゃないんだけどね。ああ、でもポケモンバトルは本気よ。それが私の誇りであり、そして島クイーンとしての義務だもの』

ライチ『だから、もくたんもゼンリョクでかかってきなさいね』

ダイヤ「言われずとも」コク

ライチ『では始めましょうか!』


『島クイーンの ライチが 勝負を 仕掛けてきた!』
0223>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 10:36:43.70ID:iKmZcUWH
『ライチは アノプスを 繰り出してきた!』

もくたん『いっておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『フォゥフォーッス!』

ダイヤ「アノプス…」

アノプス『…』

ルビィ (お姉ちゃんは、オメガルビーはやったけど化石ポケモンは復元しないまま終わっちゃった。確かツメのカセキを選んでたから、復元してればアノプスだったんだよね)

ダイヤ ムムム…

ダイヤ「見たことあるような、ないような。モチーフが出てきそうで出てこないわね…」

ダイヤ「とはいえライチさんの口ぶりからいわタイプであることは間違いないでしょうから、ここで迷うことはないわね」カチカチ
0225>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 10:46:15.67ID:iKmZcUWH
『相手の アノプスの うちおとす!』

ダイヤ「…その見た目でヨハネ♡より先に動くほど速いのですか!?」ガーンッ

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「ぅ、そうよね。いわタイプの攻撃はひこうタイプのヨハネ♡に効果抜群…」

『ヨハネ♡は 地面に 撃ち落とされた!』

ダイヤ「!?」

ダイヤ「じ、地面に…!?そうか、『うちおとす』とはそういう技なのですか………いえ、それ自体は呑み込めるけれど!撃ち落とされたとは!?ひこうタイプではなくなってしまったというの!?」

ルビィ (どうだっけな。あんまり見る技じゃないから詳しい仕様はわかんないけど…)

ダイヤ「くうっ…!」

ダイヤ「しかしヨハネ♡、あなたの誇りは一度地に這った程度のことで失われるものではないはずよ。何度だって飛べばいい。飛べますわ、あの頃のように──はっぱカッター!!」

ルビィ「…………飛ぶってなに!!?」ガーーンッ

『ヨハネ♡の はっぱカッター!』スパパパパッ

アノプス『…』

ダイヤ「効果抜群ではありませんわァーーーっ!!??」ガガーーーンッ


アノプス:残り体力約47.8%
ヨハネ♡:残り体力62.5%、うちおとす状態
0226>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 10:53:40.30ID:iKmZcUWH
ダイヤ「今のダメージを見るに、もう一度のはっぱカッターで倒せるでしょうけれど」

アノプス『…』

ダイヤ「はっぱカッターが効果抜群でないということは、いわタイプの他に、くさタイプが効果今一つとなるタイプを併せ持っているということ」

ダイヤ「しかし、くさタイプが効果今一つとなるタイプは多いのよね。わたくしのデータベースが正しければ、ほのおタイプ、ひこうタイプ、どくタイプ、むしタイプ、はがねタイプ、ドラゴンタイプ、あたりだったかしら」

ルビィ (今お姉ちゃん自分の記憶のことデータベースって言った?)

ダイヤ「この中からどのタイプを併せ持っているのかという推測は、なかなか難しい…と共に、この状況ではあまり意味がないと言えるわね。いずれにせよはっぱカッターで決着がつくのだから」カチカチ
0227>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 11:01:29.70ID:iKmZcUWH
『相手の アノプスの うちおとす!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「…!」

『ヨハネ♡の はっぱカッター!』スパパパパッ

『相手の アノプスは 倒れた!』

ダイヤ「お疲れ様、ヨハネ♡」

ダイヤ (今のターンでわかったことが二つ)

ダイヤ (一つ、『撃ち落とされた』とはいっても、ヨハネ♡がひこうタイプでなくなったわけではないということ。此度もうちおとすが効果抜群となったことからそれは間違いないわね)

ダイヤ (もう一つ、今回は『ヨハネ♡は 地面に 撃ち落とされた!』とのメッセージが表示されなかったことから、先の時点でヨハネ♡は空へと戻っていなかったということ)

ダイヤ (あるいはこのターンが終わった時点で空へ戻った可能性もあるけれど、少なくとも『撃ち落とされた』状態は、1ターンで消えるものではない)

ダイヤ「この知識も、一つわたくしの糧としておきましょう」

ルビィ (決闘で役に立つかは怪しいなあ…)


ヨハネ♡:残り体力約23.1%
0228>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 11:11:03.29ID:iKmZcUWH
『ライチは リリーラを 繰り出してきた!』

リリーラ『…』

ダイヤ「わお………」

ルビィ (あ、『きもちわるい』って思った声だ)

リリーラ『…』モゾモゾ…

ルビィ (そんなにきらいじゃないけどなあ)

ダイヤ (リリーラは…ウミユリかしらね…)


交代しますか? >>229
※ する場合、かなた、ヒガンバナ、エリュシオン、しずく、モルフォ、のいずれかから指定。交代しなくても可。
0230>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 11:44:49.61ID:iKmZcUWH
ダイヤ「リリーラも例に漏れずいわタイプなのだとすれば、このままヨハネ♡に戦っていただくのは危険よね。交代するとして、えー…」カチカチ…

もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

ダイヤ「アノプスよりは足が遅そう、というかもはや動けるのか怪しい造形だし、あまり攻撃的でもなさそうだもの。ヒガンバナさんのにらみつけるでぼうぎょを下げてしまえばあっさりと倒せる…」

『相手の リリーラの げんしのちから!』

ヒガンバナ『…』

ダイヤ「あ、思ったより…攻撃力高いのね…」


リリーラ:残り体力100%
ヒガンバナ:残り体力約57.1%
0232>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 11:55:28.07ID:iKmZcUWH
ダイヤ (げんしのちから…は、いわ技ね)

ダイヤ (タイプ相性はフラットだけれど、であれば次も同じくげんしのちからが飛んでくる可能性は高い)

ダイヤ「…」

ダイヤ (攻撃よりは防御に秀でていそうな見た目だと判断したけれど、目算誤りかしら。しかしヒガンバナさんからは効果抜群となる攻撃を放てない、半端な攻撃でわずかにでも体力を削るよりは、やはりここは戦闘全体を見据えて動くべき──) カチカチ

『ヒガンバナの にらみつける!』キッ

『相手の リリーラの ぼうぎょが 下がった!』

『相手の リリーラの げんしのちから!』

ヒガンバナ『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「なんとか踏ん張ってくれたわね」フゥ…


リリーラ:残り体力100%、ぼうぎょ-1
ヒガンバナ:残り体力約8.6%
0233>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 12:09:07.25ID:iKmZcUWH
ダイヤ「ヒガンバナさんはリリーラより素早いようなので、もう一度行動できるわね」

ダイヤ (しかし考えておくべきことがあるならば、ここでヒガンバナさんに一旦手持ちに戻ってもらうか、ということ)

ダイヤ (最後の一匹は、アノプスより素早くリリーラより攻撃力・防御力が高いと見ておいた方がいい。とするならば、その相手に対してこの体力のヒガンバナでは行動する前に倒れてしまう可能性が高い…)

ダイヤ (まだわたくしの手元にはたくさんの仲間が残っているけれど──)

──『相手の ガラガラの かわらわり!』

──『効果は 抜群だ!』

──『エリュシオンは 倒れた!』

──『もくたんの 手元には 戦える ポケモンが いない…』

──『もくたんは 目の前が 真っ暗になった…』

ダイヤ (一度体制を崩されれば、全てが崩壊するまでにはあっという間の時間もない)

ダイヤ (ならばやはり、『行動する』回数を一回でも多くしておく…!) カチ
0234>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 12:22:06.12ID:iKmZcUWH
『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『リリーラの げんしのちから!』

『ヒガンバナは 倒れた!』

ダイヤ「くっ…ありがとうございました、ヒガンバナさん。あなたの健闘を無駄にはしませんからね」

ダイヤ「確実にリリーラより素早く、ぼうぎょが下がった状態のリリーラをできるならば一度の攻撃で倒せるコ…」

ダイヤ (攻撃の面でいうならばしずくちゃんが最有力候補なのだろうけれど、素早さが決して高くはないこと。それに、最後の一匹と万全な状態で向き合ってほしいこと。これらの理由で今は選択したくない)

ダイヤ (ヨハネ♡かかなたさんならば…)

ダイヤ カチカチ

もくたん『戻っておいで、ヒガンバナ!いっておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『フォゥフォーッス!』


リリーラ:残り体力約65.4%、ぼうぎょ-1
ヨハネ♡:残り体力約23.1%
0235>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 12:31:18.47ID:iKmZcUWH
リリーラ『…』

ヨハネ♡『…』

ダイヤ (ヨハネ♡もげんしのちからを受ければまず耐えられない)

ダイヤ「お願い…!」カチ

『ヨハネ♡の はっぱカッター!』スパパパパッ

ダイヤ「! リリーラも、効果抜群ではない…!?」

ダイヤ「ううん、だからといって倒せない道理はないでしょう。いっ…けぇぇえ!」

『相手の リリーラは 倒れた!』

ダイヤ「っ、さすがヨハネ♡!よくやったわ!!」

ルビィ (この体力、しんりょくが発動してるよね。ぼうぎょは下がってる、けど等倍。しんりょくがなかったらどうだったのかはわからないけど…)

ルビィ「あと一匹だね、おねいちゃん!」

ダイヤ「ええ!」ニコッ

ルビィ (それはちゃんと、事実だ!)


ヨハネ♡:残り体力約23.1%
0237>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:32:57.06ID:iKmZcUWH
『ライチは ルガルガンを 繰り出してきた!』

ライチ『私の相棒。最も逞しく、最も硬く、そして最も強いいわポケモンよ。この子と共にどんな逆境だって乗り越えてきたの…そう、こんなピンチだってね!』

ダイヤ「ルガルガン…狼、ですか」

ダイヤ「最も強いいわポケモン──なかなかにぞくりとする響きね」

ヨハネ♡『…』

ダイヤ「ごめんなさい、ヨハネ♡。ここでルガルガンに臨むのはしずくちゃんなのだけれど、不用意に交代をするわけにはいかないの」

ダイヤ (なぜならば、ここは恐らく……)

──ハラ カッ!

──ハラ フンフンフンフンッ、フンッッッ!!!

ダイヤ (ゼンリョクの一撃が来るはずだから)

ダイヤ (その強撃を受けてしまえば、あの素早そうな躯体から続く二撃目をもしずくちゃんが耐えられるかどうかはかなり怪しい)

ダイヤ「ごめんなさい、ヨハネ♡…!」カチ
0238>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:37:10.09ID:iKmZcUWH
ダイヤ (来る──来る──ゼンリョクのいわ技──)

ダイヤ ドクン…ドクン……

『相手の ルガルガンの がんせきふうじ!』

ダイヤ「──…!」

『効果は 抜群だ!』

『ヨハネ♡は 倒れた!』

ダイヤ「なっ、そんな…ばかな…!」

ダイヤ「ヨハネ♡とのタイプ相性、それに残された体力から、ゼンリョクを出す必要がないと判断されたというの…!?」

ダイヤ「くっ、ゼンリョクとのたまっていながらヨハネ♡の覚悟を嘲笑うような真似を…」

ダイヤ「ゆっくりお休みなさいな、ヨハネ♡。それならばわたくし達にだって考えがあるもの」カチカチ

もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!いっておいで!しずく!』

しずく『キャウーン!』
0239>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:40:24.10ID:iKmZcUWH
ダイヤ「この対面。さすがにゼンリョクを出さずにはいられないでしょう」

ダイヤ「信じているわ、しずくちゃん。あなたならきっと──」

ダイヤ キッ

ダイヤ …カチ!


ライチ カットイン!


ダイヤ「!」


ライチ スーーー ムンッ!

ライチ スーーー ムムムンッ!!


ワ ー ル ズ エ ン ド フォ ー ル


ダイヤ (イワZというより…カクトウZ………)

ダイヤ「って、そうではなく!」ブンブンッ
0240>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:45:19.71ID:iKmZcUWH
ルガルガン ヒュバッ

ゴゴゴゴゴ……


ダイヤ「岩々が、ルガルガンのもとへ…」


巨岩塊 ズォォオ……


ダイヤ「………!」ゴクリ

ダイヤ「まさか、その、岩を………」


 V
 V
 V   ブワッッ
巨岩塊


しずく


──────ドシャアアァァァアアッ………


ダイヤ「──しずくちゃん!!!」
0241>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:48:34.72ID:iKmZcUWH
『効果は 今一つのようだ…』

ダイヤ「い、いくら効果が今一つとはいえ、あんな…」

しずく『…』

ダイヤ「しずくちゃん…!」パァ

ダイヤ「よかった、かくとうタイプだからといって手放しに信頼などするわけにいかないほどの強撃だったけれど…本当に、よかった…」

ダイヤ「…っと、安心しているばかりではいられませんわよね。まだ戦いの真っ最中、そしてここからは反撃のお時間」

ダイヤ「──いくわよ」
0242>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:52:31.25ID:iKmZcUWH
ダイヤ「最も逞しく、最も硬く、最も強いいわポケモン」

ダイヤ「あなたが繰り出すゼンリョクのワールズエンドフォール、しずくちゃんとわたくし達の身に深く響くダメージでした。…が」

ダイヤ「ゼンリョクを出せとおっしゃったのはライチさんですわ。ゼンリョクにはゼンリョクをもって応えるのが筋というもの──いきますわよ!!」


もくたん カットイン!

もくたん カッ!

もくたん フンフンフンフンッ、フンッッッ!!!


『しずくが 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』


ダイヤ「全 力 無 双 激 烈 拳 !」
0243>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 14:57:50.19ID:iKmZcUWH
ダイヤ「かつてハラさんのマケンカニより受けた、痛烈なゼンリョクの一撃」


しずく ヒュンッ…

しずく ヒュンヒュンヒュンヒュン

しずく ヒュババババババババ

ルガルガン ボコボコボコボコッ


ダイヤ「かつてわたくし達を追い込んだその大技は、今は頼もしい力となってあなた達を打ち砕く」


しずく スゥ…

しずく ダッ──


ダイヤ「さあ、しずくちゃん。せめて苦しむ間も与えずに逝かせてあげなさいな」


────ドズン!!!


『効果は 抜群だ!』

『相手の ルガルガンは 倒れた!』


『島クイーンの ライチとの 勝負に 勝利した!』
0245>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/04(月) 15:16:11.71ID:iKmZcUWH
誰か仲間に加えますか? >>246
※ スナバァ、レディアン、オニドリル、メテノ、エレキッド、誰も加えない、のいずれか。
また現在パーティ六匹なので、誰かを仲間に加える場合、ボックスに送るポケモンも併せて指定。
0250>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 11:35:59.00ID:1uSJ4pk2
ハノハノリゾート


もくたん トコ…

ダイヤ「ほう…」

ダイヤ「ライチさんとの大試練が終わるや『ハノハノリゾートへ』と誘われたかと思えば、アーカラ島の端にこのようなリゾート地があったとは」

──『もくたんは イワZを 手に入れた!』

──リーリエ『やりましたね、もくたんさん!』

──ライチ『私のいわポケモン達の硬さを物ともしないなんて、完敗よ』

──ダイヤ『いえいえ。わたくし達だってギリギリの戦いでした』

──【コメント】アローラは本当に厳しい戦いが続くね……

──ダイヤ『ええ、本当に。ヨハネ♡達にはいつも苦しい戦いを強いてしまって、なんとか休養を与えたいところなのだけれど…』

──エーテル財団職員『もくたん様ですね』ザッ

──ダイヤ『はい、そうですが…あなたは…』

──エーテル財団職員『実は、我が財団の代表があなたにお会いしたいと申しております。ついてはぜひ我々の本部へお越しいただきたいのです。船を出しますので、ハノハノリゾートでお待ちしております』

ダイヤ「…と要約するとそんなところでしたが、なんとも絶好のタイミングね」

ダイヤ「せっかく頂いたお誘いだもの。ヨハネ♡達、このビーチリゾートを満喫しますわよ!」オーッ

ルビィ (ただ待ち合わせで来ただけなんだけどなぁ)


素敵なホテルビーチリゾートにお誘いいただきましたわ!
0251>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 11:48:04.74ID:1uSJ4pk2
ダイヤ「さてさて、どこから見て回りましょうかね〜」カチカチ…

記者『あっ、チュウジロウさん!チュウジロウさんですよね!?』

マネージャー『困ります、現在チュウジロウはバカンス中ですので…』

ダイヤ「む?なんだか揉め事の気配ですわ」カチカチ

ルビィ (お姉ちゃんのこれは正義感なのか、もしかしたらただの野次馬根性なのか、判断が難しいところだよね)

ダイヤ「どうかなさいましたか?」

マネージャー『弊社のタレントがお忍びでバカンスに来ているのですが、どこからか記者に嗅ぎつけられてしまったようで…』

記者『いいじゃないですか、写真!写真一枚だけ撮らせてくださいよ!』

ダイヤ「迷惑な方もいらっしゃるものですね。ちょっとあなた、ご自分だってお休みの日に取引先から電話があったらイヤでしょう。そのくらいに…」

チュウジロウ『…』デーン

ダイヤ「ぴっ………ピカチュウですわ!!」

マネージャー『トップタレントのチュウジロウです』

ダイヤ「ぴ、ぴか、ピカチュウがタレント…そう、そうですわよね。ピカチュウほどの知名度と人気があれば頷けますが…」

ダイヤ キッ

ダイヤ「ピカチュウの邪魔をなさろうという不届き物など、わたくしが追い払って差し上げましょう!ヒガンバナさん!!」カチー


助けたお礼に『ピカチュウZ』を貰って、その後、2DSの画面に向かって照れながら何度もお辞儀をするダイヤの姿があったとかなかったとか…
0252>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 12:01:43.34ID:1uSJ4pk2
モブ『ああ、ちょうどいい!あなたもこちらにいらっしゃい!』

ダイヤ「なんでしょう」

もくたん トコトコ

モブ『今からちょうど結婚式が始まるのよ!素敵ねえ、見ていきなさい』

ダイヤ「それはよいタイミングですわ!ぜひ参列させていただきましょう」

新郎『…』

新婦『…』

ダイヤ「はー、素敵ですねぇ」

ルビィ「…たまたま居合わせたからって、ひとの結婚式に参列ってするものなの?」

ダイヤ「普通はしないでしょうね」キッパリ

ルビィ「あ、うん、そうだよね」

ダイヤ「いつか、ヨハネ♡やかなたさんも…お嫁に行ってしまうのでしょうか……」グスン

ルビィ「………素敵な相手が見つかるといいね」


それしか言えなかった。
0253>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 12:12:14.93ID:1uSJ4pk2
スナバァ『?』

『スナバァは もくたんに 興味があるみたい…』

もくたん 右クルリン

もくたん 左クルリン

スナバァ『♪』

『スナバァは 楽しそう!』

『スナバァは もっと 遊んでほしいみたい!』

もくたん イナイイナイ…

スナバァ『?』

もくたん スナバァ!

スナバァ『!』

『スナバァは 少し 怖かったみたい…』

もくたん ナデナデ

スナバァ『♡』

ダイヤ「……まあ。……うふふ。……あっごめんなさい!……そうですねえ。……あらすごい!」カチカチカチカチカチ

ルビィ「もうおしまい!いつまでも遊んでないで、先に行くよ!」

ダイヤ「あっ、ああぁ〜〜〜……スナバァさんん〜〜〜」


少しだけ追いかけてきたスナバァから、ヌシールを一枚貰って満足そうでした。
0254>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 12:26:49.30ID:1uSJ4pk2
係員『キミ、時間があるなら清掃を手伝ってくれないかな?アルバイト代も出すからさ』

ダイヤ「清掃ですか。アルバイト代など頂かなくとも当然お手伝いいたしますわ、みんなが使う場所を綺麗に保つのは利用者としての義務ですもの」

ダイヤ「して、わたくしはなにをすれば?」

係員『お願いしたいのはね…』


ダイヤ「…」

ナマコブシ『…』

ダイヤ カチ

ナマコブシ『ブニュニュ…』

『ナマコブシを 海へ 放り投げた!』

もくたん トコトコ

ナマコブシ『…』

ダイヤ カチ

ナマコブシ『ブニュッブニュ…』

『ナマコブシを 海へ 放り投げた!』


係員『やあ、ありがとう!助かったよ』

ダイヤ「非常に後味が悪いのですが!!?」

係員『これ、アルバイト代ね』

『もくたんは 20,000円 貰った!』

ダイヤ「内容と明らかに釣り合わない高額なのもなんだかイヤですわ!!二度とやりません!!」

係員『またよろしくね』

ダイヤ「きっ!!!!」


続くナマコブシイベントで再び苦虫を噛み潰したような表情のダイヤが目撃されたという。
0256>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 12:52:00.55ID:1uSJ4pk2
ハノハノリゾートホテル


エーテル財団職員『もくたん様!』

ダイヤ「お待たせしました」

ダイヤ「とても素敵なビーチリゾートですわね。人もポケモンも伸び伸びとしていて、つい時間を忘れてしまいます」

ダイヤ「…ほう、ホテルの中もやはり豪華ですね。わたくしもリゾートホテルには馴染みがあるのですが、空間は広く、時間の流れをゆったりと感じられるような雰囲気も似ていますね」

エーテル財団職員『ザオボー様。お連れしました』

ザオボー『ふんんむ、キミがもくたんですか。私はエーテル財団のアローラ支部長、ザオボーです。よろしく』

ダイヤ「メガネすご」

ダイヤ「ええ、よろしくお願いいたします。島巡りをしております、ポケモントレーナーのもくたんと申します」

ザオボー『我々の本部はここから船で少しかかります。済ませておきたいことがあれば先に済ませておきなさい』

ダイヤ「………ぁ、ではホテル内を少し見させていただいてからでもよいですか」

もくたん ソロソロ…

ダイヤ「…なんだか胡散くさくないですか?あのザオボーさんとやら」ヒソ

ルビィ「おねいちゃん、さっき本音漏れたよね?」


二つ返事でついていくほどの信頼には値しない雰囲気を感じ取ったのだった。
0257>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 13:11:57.32ID:1uSJ4pk2
ホテルロビー


ダイヤ「あら?噴水になにかゴミが…」カチ

『もくたんは ヌシールを 手に入れた!』

ダイヤ「ヌシールでしたか。…キャプテンの方々がわざと水に浮かべたとは思いたくないわね、柱にでも貼ってあったのが剥がれたのかしら…」

『ええやん、一緒しようや〜』

『付き合ってえな〜』

ダイヤ「ん、あれは…」

『悪いようにはせんて、力貸してほしいだけやん』

『あんたが力貸してくれたら、わしら無敵やで〜』

『カイリキーは 困っているようだ…』

ダイヤ「格式高いホテルに必ずしも格式高い方ばかりが来るわけではないのですね」ハァ

『カイリキーを 助けますか?』

ダイヤ「当然。──あなた方、おやめなさいな!」バッ


『なんやねん、邪魔しよって!』

『もうええわ、あかんたれが!』

ダイヤ「ふん。なんとでもお言いなさいな」

『カイリキーは 感謝しているようだ!おや?カイリキーが なにか 差し出している…』

『もくたんは わざマシン45 メロメロを 手に入れた!』

ダイヤ「まあ、そんな。お礼など…」

ダイヤ「ですが、ありがたく受け取らせていただきますね。また困ったことがあればわたくしがいつでも力になりますからね!」

ダイヤ「…メロメロを貰ってしまいました!」

ルビィ「…」


かつて、一部で『メロメロのわざマシンくれるジムリーダー』と呼ばれていた姉の姿を思い出すルビィであった…
0258>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 13:25:33.61ID:1uSJ4pk2
ジェントルマン『お嬢さん。ケルディオ、あるいはメロエッタというポケモンをご存知かな』

ダイヤ「いえ、存じませんが」

ジェントルマン『わかごまポケモンのケルディオ。せんりつポケモンのメロエッタ』

ジェントルマン『いずれも幻の存在といわれるポケモンだが、私はかつて出会ったことがあってね。もしお嬢さんが望めば、彼らの専用の技を教えてあげることができる』

ジェントルマン『どうかな』

ダイヤ「………いえ、ですので、そもそもお名前すら初めて聞いたのですが」

ジェントルマン『残念だ。決意したらまた来なさい』

ダイヤ「はあ…」

ダイヤ「…丁寧ながらお話を聞いてくださらない方でしたね…」カチカチ…
0259>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/06(水) 13:33:33.04ID:1uSJ4pk2
ダイヤ「お待ちいただいて恐縮です。概ねホテルのロビーも見て回ったので満足ですわ」

ハウ『僕も準備いいよ〜』

ザオボー『もういいのですね。それでは行きましょうか!』

ハウ『楽しみだね、もくたん!』

ダイヤ「ええ。エーテル財団の本部、エーテルパラダイス。ポケモン保護区ですか…」

ダイヤ「またわたくし達の糧となり、そして刺激となるお話を伺うことができるでしょうか──」

ダイヤ「とても楽しみですわ」


そして船は行く。
エーテルパラダイスへと──


続く…
0261名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/05/06(水) 15:29:25.55ID:CKXPnpXO
サンムーンのシナリオっていろいろ絡み合って正直目的見失いがち。ただの観光旅行になっちゃう
0269>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 10:43:56.39ID:OqgYmmtX
エーテルパラダイス


ザオボー『着きましたよ。降りなさい』

もくたん・ハウ トコ…

ダイヤ「ここが…?」

ザオボー『エーテル財団本部、エーテルパラダイスです。本来ならば一般人は滅多に立ち入らせることはないのですが、ふんんむ、代表の意思ですから遠慮せずとも結構ですよ』

ダイヤ「ここだけを見ると、非常に無機質な研究施設という印象ですが…」

ザオボー『施設内の案内は他の者に…ああ、来ましたよ』

ビッケ『ようこそお越しくださいました、もくたんさん。ハウさん。私はビッケといいます』

ダイヤ「ビッケさん」

ザオボー『ビッケは私の部下で、副支部長を務めています。施設の案内は任せていいな?』

ビッケ『お任せください、ザオボーさん』

ザオボー『支部長である私はこれでも忙しい身なのでね。せいぜいたくさん勉強していきなさい。それでは』スタスタ…

ダイヤ「…やはり、なんだか癖のある方ね」

ビッケ『こんな殺風景な職員用フロアでは面白くないでしょう。さっそく保護区へ行きましょうか』

ハウ『おー、やったね。楽しみだね!』

ダイヤ「はい!よろしくお願いいたします!」
0270>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 10:50:37.73ID:OqgYmmtX
ポケモン保護区エリア


ダイヤ「おー…………!!」

ハウ『動植物園みたいだねー』

ダイヤ「む、それは言い得て妙ですわね。見たところ壁も屋根もあるようですが、一帯に生える木々とそこかしこで気ままに遊ぶポケモン達の姿」

ダイヤ「こんな場所があるのね」

ビッケ『代表は奥で作業をされていますので、一度自由にフロアをご見学ください。見終えたら代表にご挨拶しましょう』

ダイヤ「え、見学よりもご挨拶する方が優先なのでは…」

ハウ『やったー!僕、あっち見てきてくるね!』タタタ…

ダイヤ「あっちょっとハウさん!?……もうっ」

ダイヤ「ではお言葉に甘えて、先に軽く見学をさせていただくとしましょうか」カチカチ
0271>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 10:55:30.61ID:OqgYmmtX
スターミー『…』

ダイヤ「お星さまのようなポケモンね」

『スターミーは もくたんに 興味があるみたい…』

ダイヤ「あら。なにかをして遊びますか?」

→みつめる カチ

スターミー『?』トト…

『スターミーが 近くに 寄ってきた!』

→なでなで カチ

もくたん ナデナデ…

スターミー『♪』クルン

ダイヤ「まあお上手!」

職員『スターミーはなぞのポケモンといってね、夜空の星が地上におりてポケモンとなった存在ではないかと言われているんだよ』

ダイヤ「なぞのポケモンですか。あなたはどこから現れたのか、誰も知らないということなのね」

職員『実は人間が使われていて、ポケモンは自分達を保護させている…なんて考えちゃいますね』

ダイヤ「いや。いや。どうしてそういう不穏なことを言うのですか、あなたここにお勤めなさるのに向いていないのではありませんか」
0272>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:01:00.77ID:OqgYmmtX
ベトベター モゾモゾ…

ダイヤ「あれはベトベターね」

職員『ここではリージョンフォームと呼ばれる姿のポケモン達も保護しているんですよ』

ダイヤ「リージョンフォーム?」

ルビィ「アローラ地方ではね、同じポケモンでも他の地方とは見た目が違うことがあるんだよ。ベトベターだってそうでしょ」

ダイヤ「そうね。ホウエン地方ではもっとこう、毒々しくて…いえ、こちらの姿も毒々しいのだけれど…純粋なヘドロのようというか、ヘドロに純粋というのもおかしな話なのだけれど…」

ルビィ「言いたいことわかるから大丈夫だよ」

職員『リージョンフォームとはなぜ起こるのか。土、水、食糧、様々な条件を変えて研究していますが、つきつめれば南国では誰もが日焼けするというようなものでしょうか?』

ダイヤ「突き詰めた研究の結論がそれですか?」
0273>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:11:05.71ID:OqgYmmtX
???『気温よし、水質よし、植物の状態も問題なし…』

ビッケ『ルザミーネさん、もくたんさん達をお連れしましたよ』

ルザミーネ『!』

ルザミーネ『あなた達が。話は聞いているわ、わたくしがエーテル財団代表のルザミーネです』

ダイヤ「どうも、ご招待にあずかり光栄です。わたくし、ポケモントレーナーのもくたんと申します」

ハウ『こんにちは!ハウです!』

ルザミーネ『島巡りに挑んでいるそうね。アローラ地方を旅するのであれば、わたくし達財団の人間に会うことも少なくないでしょう。困ったことがあれば遠慮なく頼ってね』

ルザミーネ『エーテル財団は、ポケモンの保護を目的としてわたくしが立ち上げたの。様々な事情で傷ついたり仲間からはぐれたりしたポケモンを自然に近い環境で保護して、いずれまた自然に戻ることができるよう最大限の支援をしているのです』

ルザミーネ『…ここにいていただく間、少しだけ研究に協力してもらうこともあるけどね。でも非人道的な扱いは決して行わないのよ』

ダイヤ「………」

ルビィ (お姉ちゃん、すっかり聞き入ってる。こういう活動に対しては強く共感する方だもんね…)

ダイヤ「……キャラ…かぶってませんか………」ボソッ

ルビィ「うわみみっちいことゆってた」
0274>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:14:54.39ID:OqgYmmtX
ハウ『ルザミーネさんってばすごいなー、こんなに若いのにポケモンのこといっぱい考えてて』

ダイヤ「ぁ、そうね。えーと、」ジッ…

ルザミーネ『うふふ、やだハウくんったら。わたくし、こう見えても40歳を越えているのよ?』オホホ

ハウ『………』

ハウ『えええーーーーーっ!!?』ギョッ

ダイヤ ジー…

──???「マリ!またハグゥやデスワァと遊んでいたのデスか!」

ダイヤ「…まあ、お若くは見えますが、それくらいならば驚きもしませんわね」

ルビィ (心当たりがある様子)
0275>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:23:49.08ID:OqgYmmtX
ダイヤ「そういえばルザミーネさん、気になっていたことがあるのですが」

ダイヤ「先ほどザオボーさんが『一般人は滅多に立ち入らせることはない』とおっしゃっていたのですが、なぜ今回はわたくし達をお誘いくださったのでしょうか?」

ルザミーネ『それでね、あなた達を招いたのはお話ししてみたかったからなの。島巡りをする若者が、どんなものを見て聞いて知って、どんなことを感じているのか、わたくしにぜひ教えてくださらない?』

ダイヤ「ああ、そういうことでしたか」

ダイヤ「なかなかご自身でアローラ地方中をフィールドワークなさるという時間を取ることも難しいでしょうからね。わたくし達の見聞が少しでもお役に立つのならば幸いですわ」

ダイヤ「どんなお話をしましょうか?」

ダイヤ (しかしそれならば、これまでに島巡りをしていた人達を何度かここに招待なさっていてもおかしくないような気がするけれど…)

ルザミーネ『──────』

ルザミーネ『例えば──そうね、最近変わったものを見なかった?この世のものとは思えないような、そんななにかを──』

ダイヤ「え…?」

ビッケ『る、ルザミーネさん!!』

ダイヤ「!」
0276>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:28:48.47ID:OqgYmmtX
ルザミーネ『なんですかビッケ、騒々しい…』

ビッケ『う、後ろに…!』

ルザミーネ『このエーテルパラダイスに侵入することなど不可能、慌てる事態など起こるはずが…』

ルザミーネ『!!』

ダイヤ「!! あ──あれは……」


ウルトラホール ズォォオオオ…


ダイヤ・ルザミーネ「『ウルトラホール!!』」

ダイヤ「! ルザミーネさんもご存知で…!?」

ルザミーネ『そんな、ウルトラホールがエーテルパラダイスに出現するなんて…!』

ダイヤ「お、落ち着いてくださいな。ウルトラホールは放っておけばいずれ消えます、周囲に大きな影響を及ぼすことはないとのことでしたわ!」

ダイヤ「ですがポケモン達が驚いてはいけませんから、我々はポケモン達を施設の反対側にでも集めて──」

ルザミーネ『………っ、やっと…やっと本物が…』

ダイヤ「ルザミーネ、さん…?」
0277>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:38:05.41ID:OqgYmmtX
ウルトラホール ズォォオオオ…


ルザミーネ『……………』ゴクリ…

ダイヤ「ルザミーネさん、ポケモン達を…」

ハウ『もくたん、ウルトラホールの様子が変だよ!』

ダイヤ「え?」


ウルトラホール […

ウルトラホール [?? ズル…

ウルトラホール [ ??? ズル……


ダイヤ「んな、な、な………」

──バーネット『と言っても、これまでウルトラホールが発生したことは何度かあっても、現象は全てそこまで。ホールからなにかが出てきたり、あるいはホールになにかが呑まれたり、そういうことは起こっていない』

──バーネット『強力な磁気だけを放って、ほとんど影響を残さずにウルトラホールは消失する』

ダイヤ「だって、それは…これまで一度も……そんなこと、は…」
0278>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:40:10.04ID:OqgYmmtX
ダイヤ (だけど──それは、他ならぬわたくし自身も考えがよぎったことで──)

──バーネット『ウルトラビーストが、彼らの持つ力によってあちらからこちらへのトンネルをこじ開けている…それが最も真実に近いんじゃないかと、私は睨んでいるわ』

──ダイヤ (周期的な自然現象でないというのなら。ウルトラビーストが、あるいは他の何者かが意図的に発生させているのなら、一体──なんのために、発生させているのか)

ダイヤ (バーネット博士だって、まさか本当にウルトラホールが空間に開いて閉じるだけのファスナーだと思っていらしたわけじゃないはずだ)

──ダイヤ (ホール…トンネルだとするならば、目的は一つ、通り抜けること。誰が。どこからどこへ?考えられるのは………)

ダイヤ (考えられるのは────)


ウルトラホール ズォォオオオ…


ルザミーネ『なん、なの…?これは……』


???『………』ユラユラ…


ダイヤ (ウルトラビーストが、ウルトラスペースからアローラ地方へと通り抜けるためのもの──!!)
0279>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:51:34.17ID:OqgYmmtX
ルザミーネ『あなたは、一体…何者……』フラ…

ビッケ『ルザミーネさん!』

ダイヤ「いけません、戻ってくださいなルザミーネさん!」

ダイヤ (なんだかルザミーネさんの様子がおかしい…くっ、このような場所でポケモンバトルをしたくはなかったけれど…!)

ダイヤ「ハウさん、ルザミーネさんをお願いします!あれに近づかないよう押さえておいてくださいな!」

ダイヤ「いきますわよ!」

???『………』ユラユラ…


『???との 勝負に なった!』
0280>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 11:55:30.88ID:OqgYmmtX
ダイヤ「名前すら、わからない…」

ダイヤ「ポケモンではないどころか、この世界の生物ではないのだから当然のことですか…」

もくたん『いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ギァシュッ!』

『???は 不思議な力で ぼうぎょが ぐーんと 上がった!』

ダイヤ「!」

ダイヤ「まるでぬしパワーのような…アローラ地方には強力なエネルギーが空気中に漂っていて、それを体内に取り込んで自分の力とすることができる者もいるということ…?」

ダイヤ「っ、とにかく…ぼうぎょがぐーんと上がってしまったとあっては、ヒガンバナさんでは太刀打ちするのが少し難しいかもしれないけれど…」

ダイヤ (わたくしが──やらなければ……!!)
0281>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 12:07:08.75ID:OqgYmmtX
『???の ベノムショック!』

『ヒガンバナの かみくだく!』

ダイヤ「…っ」

ダイヤ「動くのは相手が先、攻撃の押収もかなり一方的」

ダイヤ「次のベノムショックはどう足掻いても耐えられないけれど、どく技が来るとわかっているならば」カチカチ…

もくたん『戻っておいで、ヒガンバナ!いっておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

『???の ベノムショック!』

『効果は 今一つのようだ…』

ダイヤ「まさか相手はどくタイプ…?ううん、ポケモンでないということはタイプの概念がはっきりとあるのかもわからない。固定観念は持たずに戦うとしましょう」

『かなたの シャドーパンチ!』ユラァドンッ

『???の サイコウェーブ!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「なっ、エスパーわざまで…!くっ…」

………

……

0282>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 12:18:08.31ID:OqgYmmtX
???『………』

モルフォ『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「はぁ…はぁ……」

ダイヤ (素早く、そして一つひとつの攻撃も威力が高い)

ダイヤ (隙を見て反撃することすらままならない)

ダイヤ (なんとか相手の体力も削れているけれど、ここから先は、もう全員無事なままとはいかない…)

ダイヤ (しかしそれもやむを得ない、わね。ここでこのウルトラビーストを野放しにすればエーテルパラダイスのポケモン達には甚大な被害が出るだろうし、あるいはアローラ地方のどこかへと姿をくらましかねない)

ダイヤ (なによりも恐ろしいのは、このウルトラビーストが通り抜けてきたウルトラホールが未だぽっかりと口を開けていて、閉じる気配がないこと──)

ダイヤ (ここでわたくし達が敗れれば、あのウルトラホールから次々とウルトラビーストが湧いて出る可能性がある。それだけは絶対に阻止しなければ…!)
0283>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 12:21:09.83ID:OqgYmmtX
ダイヤ「モルフォちゃん、なんとか次の攻撃をよけて見せて──」

???『!』

ダイヤ「っ、なん…ですか…?」

???『………』

『???は 逃げ出した!』

ダイヤ「!?」

ダイヤ「え、ぁ、逃げ…?お──お待ちなさいな、ここで逃がすわけには──」

ルビィ「おねいちゃん、大丈夫みたい!よく見て!」

ダイヤ「えっ…」
0284>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/10(日) 12:26:46.60ID:OqgYmmtX
???『………』ユラユラ…


ウルトラホール [ ??? ズ…

ウルトラホール [?? ズ…

ウルトラホール […


ダイヤ「ウルトラビーストが、ウルトラホールへ帰っていく…」

ルビィ「うん、だから、『逃げた』んじゃないかな」

ダイヤ「そう──いう、こと…ですか」


ウルトラホール ズォォオオオ…

ウルトラホール シュウウウ…

ウルトラホール ………フッ


ダイヤ「ウルトラホールも閉じましたか…」

ダイヤ フラ… バタン

ルビィ「ぇ…」

ダイヤ「」チーン

ルビィ「ええええええええっ!?もしかして緊張がとけてたおれちゃったの!?ゲームで!?ポケモンで!?」

ルビィ「おねいちゃん!おねいちゃあ〜〜んっ!!」


イベント中でレポートを書けなかったので、とりあえずスリープモードにしておきました…
0286名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/05/11(月) 01:41:57.44ID:cSUYDCnW
島巡り、ウルトラ、スカル団と三並列で話進むから分けわからなくなるけど1個1個の展開のハラハラ度は高いのでダイヤさん向きではあるね
0295>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 08:51:05.60ID:jhOveThv
ウラウラ島・マリエシティ


ビッケ『それではここから先もお気をつけて。重ね重ね、先ほどはありがとうございました』

ダイヤ「いえいえ、たまたま居合わせることができてよかったです。もしまた同じようなことがあればいつでも呼んでくださいな、すぐに駆けつけますわ」キリッ

ルビィ (この人意識失ったんだよなあ)

ダイヤ「………ふぅ」

ダイヤ「結局、エーテルパラダイスでなにが起こったのか、いまいち整理がつかないままになってしまったわね」

ルビィ「でもみんな無事でよかった!」

ダイヤ「それはそうね。しかし、あの…クラゲのようなウルトラビースト、とても強力だったわ。今回はなんとかなったけれど、もしも二匹で来られていたら。もしもあとわずかにでもレベルが高かったら」

ダイヤ「まだまだ、どんな困難にも立ち向かえる力を付けなければ。わたくし自身も、もくたんちゃんも、このコ達もね…」

ダイヤ「………」

ダイヤ「…島巡りに手を借りることはないにせよ、万が一の事態に備えてりこちゃん♡達には傍にいていただきたいのだけれど」

ルビィ「あっハウくんがなにかゆってるよ!もくたんちゃんとお話したいんじゃないかな!」


一人で判断できなさそうな部分に話が波及しそうだったので、とりあえず話題を逸らしておいた。
0296>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 08:58:43.96ID:jhOveThv
ハウ『さっきの、すごかったね』

──???『………』ユラユラ…

ハウ『僕、なにが起こってるのか考えるのに必死で、もくたんみたいに咄嗟に動けなかったよ』

ダイヤ「いえ、それは。ハウさんがルザミーネさん達の傍にいたからこそわたくし達はウルトラビーストに集中することができたのです。立っている場所が反対なら、役目は自然と逆になっていたことでしょう」

ダイヤ「あまり気に病んではいけませんわ」

ハウ『僕、もっと強くなりたい。オシャマリ達に恥ずかしくないようなポケモントレーナーに』

ハウ『もくたん、バトルしようよ!』

ダイヤ「! ふふ、落ち込んでいるかと思えば…」

ダイヤ「あんなことがあったのに、もうバトルですか。心配無用、やはりあなたは強い方ですね」

ダイヤ「もちろん受けて立ちましょう!いくわよ、ヒガンバナさん!」カチー


※ 想像以上に手強くて、あやうく負けかけましたわ。
0297>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:03:22.30ID:jhOveThv
ダイヤ「はー……はー………」ゼェゼェ

ハウ『やっぱり敵わないなー、もっと頑張ろうっと!』

ダイヤ「そ、そうですわね、頑張りましょう…お互いにね…」

ハウ『そういえばもくたん、これあげるよ。僕はルガルガン捕まえるつもりないからさ』

『もくたんは ルガルガンZを 手に入れた!』

ダイヤ「…はて、ルガルガン…?」

ハウ『それじゃーね!』スタスタスタ…

ダイヤ「ルガルガン…Z… ZというからにはZクリスタルなのでしょうが」カチカチ

→ルガルガンZ

『ルガルガンの ストーンエッジを Zワザに グレードアップする Zパワーの 結晶を つくりだす』

ダイヤ「ルガルガンといえばライチさんが従えていらした切り札のポケモンだったと思うけれど、」


──ライチ スーーー ムンッ!

──ライチ スーーー ムムムンッ!!

──ワ ー ル ズ エ ン ド フォ ー ル


ダイヤ「ワールズエンドフォールのことかしら??」
0298>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:14:07.61ID:jhOveThv
ルビィ「おねいちゃん。あのね、それは『専用Z』ってゆうんだよ」

ダイヤ「む、ルビィ。なにか知っているの?」

ルビィ「今までもくたんちゃんが使ってきたのは普通のZクリスタルで、技のタイプに合わせてどんなポケモンも使えるやつだったんだけど、専用Zはそのポケモンだけが使える特別なZクリスタルなんだよ」

ダイヤ「…つまり、イワZとは違って、ルガルガンZはルガルガンのみがワールズエンドフォールを使えるようになるZクリスタルなのね」

ルビィ「ううん、ラジアルエッジストームになるんだよ!」

ダイヤ「らじ…!?」

ダイヤ (radialは『放射状の』を意味する形容詞。わたくしは日常で使う言葉を知らないけれど…他の部分と合わせて考えると、『ラジアルエッジストーム』は…)

タイヤ「──ルガルガンの周囲から幾重もの岩剣がそそり立ちあらゆる者を粉砕する攻撃かしら!?」

ルビィ「ごめん、エフェクトはちょっと覚えてないかな」


シナリオにも出てこないし、対戦で使ってる人も見たことないんだもん…
0299>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:26:22.48ID:jhOveThv
リーリエ『もくたんさん!』

ダイヤ「! リーリエさん」トトト

ダイヤ「すでにこちらの島へいらしていたのですね。ああ、お話ししたいことがたくさんあるのですよ。エーテルパラダイスへ連れていってもらったことは嬉しいご報告として、リーリエさんともご一緒したかった反面、今回は別行動でよかったというか…」

ダイヤ「ところでリーリエさんはこちらでなにを?」

リーリエ『ほしぐもちゃんのことを調べるのに図書館を利用してみたら、とククイ博士にご提案いただいたので来てみたんです。なにかわかるといいんですけど…』

ダイヤ「そういうことでしたか。よければわたくしも調べ物をお手伝いしましょうか──」

ジャカッ ジャカッ ジャカッ

ダイヤ「ん?なんの音………」

バンバドロ ジャカッ…

ダイヤ「……んぉおっ!?なんですかこのお馬さんは!?」ギョッ

???『止まれ、止まるのじゃバンバドロ!』

ダイヤ「んん…!?」

???『よっと。すまんの、驚かせて。こやつは気分が乗るとワシの声もすぐ聞こえんようになるからな』

ダイヤ「…………」ジーッ


颯爽と登場したのはいいものの、町中で馬を乗り荒らす姿はどうしてもモラルが欠如していた。
(足音から石畳が削れているように感じましたわ!)
0300>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:32:28.77ID:jhOveThv
『アローラの光』

『なにもない空 突如として穴が開き 一匹の獣 姿を見せる 月を誘いし獣と呼ばれ アローラの王敬う』

『月を誘いし獣 辺りを暗く染め 持てるすべての力放ち 島の守り神を従える』

『月を誘いし獣 アローラの王朝に 闇をもたらし 生を終えた命 導く』

『月の獣 太陽の獣 交わり新たな命呼ぶ 島の守り神 命見守るとする……』

『アローラの王朝 祭壇にて二本の笛を吹き 音色捧げ 月の獣 ルナアーラに 感謝の気持ちを表す』
0301>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:39:50.63ID:jhOveThv
アセロラ『どーお?知りたいことは書いてあった?これはアローラ地方に古くから伝わる伝承っていうかね』

アセロラ『カプ神達は実在するけど、月の獣ってのはアセロラちゃん見たことないからな〜。どこまで事実でどこから作り話なのかわかんないけど』

ダイヤ「……………………!!」

ダイヤ「『なにもない空 突如として穴が開き 一匹の獣 姿を見せる』──そういうことだったのですか」

ダイヤ「この伝承こそが答え。つまり、あのウルトラビーストは…!」

ガラ

ルビィ「おねいちゃん、ココアいれてきたよ」

ダイヤ「ルビィ、わかったわ!ウルトラビーストと呼ばれたあのクラゲは名をルナアーラ!このアローラ地方の王で、カプ神達の主ですわ!」

ルビィ「ええええええええ!?なんでそんな結論になっちゃったの!?」

【コメント】あれのタイプを初見で見分けられたトレーナー0人説

ダイヤ「いいえ。タイプは──月光!」

ルビィ「ないよ、そんなタイプ!!」


興奮してて話が通じなかったから、そのままにしておくことにしたよ。
(勘違いしてるからって重大なミスにつながるようなことでもないし…)
0302>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:45:44.75ID:jhOveThv
ジムオブカントー


コンパニオン『ジムオブカントーです!1,000円でチャレンジOKね!』

ダイヤ「!?」

ダイヤ「じ、ジムオブカントー…?」

コンパニオン『ここジムオブカントーですです!』ズイ

ダイヤ「ぅ」

コンパニオン『ファイト&トレジャー&レジャー、ベリーエキサイティングカフェ!』ズイ

ダイヤ「ぉ」

コンパニオン『ジムトレーナーみんな討ち取る!そしたらユーがカントーだ!』ズズイ

ダイヤ「わ、わたくしがカントー………???」

ダイヤ「はて、その、カントーというのがなんのことなのかわからないのですが……」

コンパニオン『1,000円でチャレンジOKね!』

ダイヤ「………っ…」


だいだいバッジを手に入れましたとさ。
0303>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 09:54:38.31ID:jhOveThv
10番道路


おばあさん『ヌイコグマ達が逃げ出しちゃってねえ』

ダイヤ「まあ、それはいけませんわ!さっそくわたくしが捜して参ります、おばあさまはこちらでお待ちくださいな!」カチカチ

ダイヤ「ヌイコグマちゃーん、どこにいるのですか〜」

もくたん ガサガサ…

ヌイコグマ『!』

ダイヤ「あらいました。よしよし、おばあさまがお捜しですわよ。一緒に…」

ヌイコグマ トトト…

ダイヤ「あら、行ってしまいました。お一人で大丈夫かしら…」

ヌイコグマ ヒョコ

ダイヤ「ここにも!さあ、おばあさまの元へ…」

ヌイコグマ トトト…

ダイヤ「………」


おばあさん『みんな見つけてくれてありがとねえ、このコ達がいなきゃあたしゃだめなんだよ』

ダイヤ「しずくちゃんが一番可愛いですけれどね」

ルビィ (だっこしたいならしずくちゃんだっこすればいいのに)

『もくたんは ちからのハチマキを 手に入れた!』


いやがるしずくちゃんを無理やりだっこするわけにはいかない、という主張に「身勝手」という感想が口をついて出かけたがなんとか抑え込むことに成功したルビィであった。
0304>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/15(金) 10:06:06.97ID:jhOveThv
『相手の エアームドは 倒れた!』

『エリュシオンは 30レベルに 上がった!』

ダイヤ「お。エリュシオンちゃんのレベルが上がったわ」

ダイヤ「ジムオブカントーでの連戦も含め、なんだかんだとウラウラ島に着いてからもバトル続きなのよね。おかげでみんなのレベルが上がっているのはいいことなのだけれど──」

『…おや?エリュシオンの 様子が…』

ダイヤ「!」

ルビィ「ぁ」

ダイヤ「し、進化!?進化しますか!?本当に!?」

ルビィ「ここまできたらほんとにすると思うよ」

ダイヤ「だってあなたこの間まだエリュシオンちゃんがわたくしに懐いていないだとかなんとか!!」ムキーッ

ルビィ「どうどう、おねいちゃん。大事なシーン見逃しちゃうよ」
0305>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:13:22.83ID:jhOveThv
エリュシオン クルクルクル… シュワンシュワン…

………パァァァァ

ブラッキー『ブルルァッキャ!』

ダイヤ「ぉ…」

ダイヤ「おほぉぉぉおお〜〜〜………っ」目キラキラ

ダイヤ「可愛い!!ねっ!?」

ルビィ「うん、かわいいけど、言語能力どうしたの?」

『ブラッキー げっこうポケモン』

『闇夜に 潜み 獲物を 狙う。 襲いかかる 瞬間 身体の 輪っかが 鈍く あやしく 光る』

ダイヤ「げっこうポケモン…月光ポケモンですか……… …!」ハッ

──【コメント】善子ちゃんは夜に進化するやつが好きそう

ダイヤ「夜に進化するやつってブラッキーのことではないかしら!?」

ルビィ「だと思うよ」

『エリュシオンは 新しく おいうちを 覚えたい…』

ダイヤ「覚えましょう!!」カチカチカチ


めちゃくちゃにはしゃぐお姉ちゃんを見ながら、まあどれに進化しても大差なかったんだろうなって思いました。
0306>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:30:42.57ID:jhOveThv
ヒガンバナ クルクルクル… シュワンシュワン…

………パァァァァ

コモルー『ウシュゥシュガァ!』

ダイヤ「むむむ…っ!?繭のような形態に進化しましたわ!?」

『コモルー にんたいポケモン』

『洞窟の 奥深くに 棲む。 硬い カラの 中に 閉じこもり 空を 飛ぶ 日を 夢見ている』

ダイヤ「………」ジッ

──【コメント】タツベイの進化系は図鑑説明と合わせて1から進化させることを勧める

──『タツベイ 頭を 強く 打ちつける ことで 進化に 影響する 細胞を 刺激している という説も ある』

──ダイヤ「タツベイはなにか強い意志をもって進化を望んでいると──そう考えられるとは思いませんか?」

ダイヤ「……ふむ」

ダイヤ (つまり、タツベイに──ヒガンバナさんになにか『強い意志』があるとすれば、それは…空を飛ぶこと、なのかもしれない)

ダイヤ (戦闘にも飛行にも全く向いていないであろうこの形態になったことは、もしかしたらヒガンバナさんご自身としては不本意かもしれない。それでも、積年の遺伝子が辿り着いたこの進化に意味がないなんてことは有り得ない)

ダイヤ (次の──最後の進化をしたとき、あなたはきっと………)

ダイヤ グズ…

ルビィ「!? おねいちゃん、なんで泣いてるの!?」

『ヒガンバナは 新しく まもるを 覚えたい…』

ダイヤ「覚えましょう覚えましょう」ズビ カチカチ…

ルビィ (不思議な人だなあ…)
0307>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:35:59.36ID:jhOveThv
しずく クルクルクル… シュワンシュワン…

………パァァァァ

キテルグマ『グモモァ…』

ダイヤ「──鳴き声が野太い!!?」ガーンッ

しずく『…』

ダイヤ (あっでも姿はとっても愛らしい…♡)

『キテルグマ ごうわんポケモン』

ダイヤ「ご、豪腕…ですか」

ダイヤ (ヌイコグマの頃から力はとても強かったようだものね。けれど旅を続ける中でパワーがあるのは長所にこそなれど短所となることはない)

ダイヤ (それにいくら力が強いとは言え、あくまでも戦闘の中での話。ヌイコグマの頃から苦楽を共にしてきたもくたんちゃんとの間には固く強い絆が──)

『すさまじい 怪力が 自慢。アローラ地方で もっとも 危険な ポケモンと 呼ぶ 人も 多い』

ダイヤ「」

『しずくは 新しく しめつけるを 覚えたい…』

ダイヤ「許しません」カチカチ

ルビィ「おねいちゃん!?許さないってなに!?」

『しずくは しめつけるを 覚えずに 終わった!』
0308>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:42:11.77ID:jhOveThv
ヨハネ♡ クルクルクル… シュワンシュワン…

………パァァァァ

ジュナイパー『ジュアッパーッ!』バサッ

ダイヤ「! なんだか翼をはためかせる音が聞こえたわ!」

『ジュナイパー やばねポケモン』

『わずか 0.1秒で ハネを 番えて 敵を 撃つ。瞬きの 間に 勝負が ついている』

ダイヤ「か…かっこいい…!」

ダイヤ「森のスナイパーということね!瞬きの間に勝負をつける、その間わずか0.1秒…!なんとかっこいい、わたくしもそれくらい強くなれたら…」ポッ

ルビィ「そんなに強くなってどうするつもりなの」

『ヨハネ♡は 新しく かげぬいを 覚えたい…』

ダイヤ「かげぬい、ゴーストタイプの技なのね」フム

ダイヤ「…って、ヨハネ♡がゴーストタイプに変わっていますわ!?」ギョッ

ダイヤ「闇夜に紛れ暗黒から敵を討つ──漆黒のスナイパー、コードネームは『音なき亡霊』!ったはー、かっこよすぎますわぁ!!」キュンキュンッ

ルビィ「よしこちゃあ!!おねいちゃんに変な性癖うえつけたの許さないからねー!!」ガタッ
0310>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:49:44.60ID:jhOveThv
ダイヤ「…と、この道中、怒涛の勢いでみんな進化を重ねたわけだけれど」

ルビィ「まるで描写タイミング逃しちゃってたのをエリュシオンちゃんの進化にかこつけてさも演出の一貫で描きましたよ、ってゆうくらい怒涛の勢いだったね」

ダイヤ「ホウエン地方を旅している頃にもあったわね、怒涛の進化時期。やはりみんなこのくらいのレベルで成長期が訪れるということなのね」カチカチ

ルビィ「そうみたいだね」

ダイヤ「しかし、なんだかやたら進化と同時に技を覚えるコが多いわね。嬉しいことが重なるのは文句などないけれど」

ルビィ「それは、今回から進化技ってゆう仕様が追加されたからで──って、そんなこと知りたいわけじゃないよね。なんでもない」

ダイヤ「? そう」カチカチ

ダイヤ「進化したときに覚える技は、それぞれが自ら覚える技の中でも特にそのコにぴったりのもので、『これだ!』と思わされることが多いわね」

ルビィ「しずくちゃん…」

ダイヤ「威力が低かったので。それだけです。他意はありません」カチカチ

ルビィ「…」


他意はないとのことでした。
0311>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 10:55:26.94ID:jhOveThv
スカル団『ヨーヨー!バス停はオレ達が頂くぜ!』

ダイヤ「は。バス停…?バスではなくバス停が欲しいのですか?」

スカル団『イカすぜ、このフォルム!持って帰って飾りたいヨー!』

ダイヤ「またあなた達は、…プルメリさんのご苦労が思いやられますわ」ハァ…

ダイヤ「持って帰るって、そんな大きなものをご自宅だかアジトだかまで運ぶ算段があるのですか?」

スカル団『なんだ〜、止めようったってそうはいかねぇヨー!バス停だけにな!』

ダイヤ「上手いことも言えてませんが」

ダイヤ ヤレヤレ…

ダイヤ「例えばかくとうタイプの豪腕なポケモンに運んでもらうというのはいかがでしょう?お手伝いしましょうか、もちろんあなたがわたくしに勝てればの話ですがね──!」ニタァ

ルビィ「いやもうどっちが悪者かわかんないよ」

【コメント】キテルグマに抱きつかれて亡くなった人がそれなりにいたりする。

ルビィ「ほら、ほら。トレーナーの良識が疑われるようなことゆっちゃだめでしょ、スカル団さん亡くなっちゃうよ」


『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』
0312>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 11:00:42.82ID:jhOveThv
スカル団『覚えてろヨー!』スタコラサッサ

ダイヤ「口ほどにもない」パンパン

ククイ『おっ、もくたんじゃないか。今からホクラニ天文台に行くのかい?ちょうどよかった、俺も行くところだぜ。一緒に行こうか』

ダイヤ「あら、ククイ博士。それならばぜひご一緒しましょう。ちょうど今しがた、バスの発車を遮るものがなくなったところですので」

ククイ『ホクラニ天文台には古い知人がいてな、ちょっと頼み事をしにいくつもりなんだ。そいつに話をするときにもくたんにも聞かせてやるけど、……楽しいことを計画中なんだぜ』ニヤ

ダイヤ「! ほう…」ニヤ

ダイヤ「それはそれは。もったいぶるということは相応の内容なのでしょう、楽しみにしていますが」

ダイヤ「まずは、バスの旅を楽しむとしましょう」

ククイ『出発〜!』


ブゥゥゥゥン…
0313>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/15(金) 11:07:31.29ID:jhOveThv
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV36 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV33 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV31 いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV30 シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV29 もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV25 こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ


現在所持している道具など
https://i.imgur.com/8zzTopE.jpg
0316>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:06:36.42ID:7sGAKLLK
ホクラニ岳


マーレイン『やあ、久し振りだね。ククイ』

ククイ『よう!会えて嬉しいぜ』

ダイヤ「ククイ博士、こちらの方は?」

ククイ『紹介するぜ。彼は古い知人でマーレイン、キミ達が普段使っているパソコンの預かりシステムの管理人であると共に、このホクラニ天文台の所長も務める凄い男だ』

マーレイン『やめてくれよ、そんな大袈裟な紹介をされるような者じゃないだろ』

ククイ『とまあこの通り、とても謙虚な奴でね!』

ダイヤ「パソコンの…!ホウエン地方ではマユミさんが管理をされていたけれど、なるほど、アローラ地方とで管理が異なっているのね。当然といえば当然のことですか」

ダイヤ「いつも利用させていただいており、大変お世話になっております。ポケモントレーナーのもくたんですわ」ペコ

マーレイン『こちらが、キミが話していた島巡りの?』

ククイ『うん、もくたんだ。若いのにガッツがある凄まじいトレーナーだぜ』

マーレイン『そうか。会えて光栄だよ』

ダイヤ「そんなそんな。まだまだ若輩者ですわ」
0317>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:18:12.65ID:7sGAKLLK
ククイ『………………それで本題に入ろうか。実はな、このアローラ地方にもポケモンリーグを設立することを計画しているんだ』

ダイヤ「!」

マーレイン『ポケモンリーグ?本気か?』

ククイ『もちろん本気さ、俺が冗談を言ったことがあるかい?』

マーレイン『だから厄介なんだよ… それで?』

ククイ『年々、少しずつだけどアローラ地方で島巡りに挑戦する若いトレーナーは増えてきている。島巡りを達成するだけでも充分に凄いことだが、その最後に自分の成長をしっかりと感じる場があってもいいと思ったのさ』

ククイ『もちろん島巡りと直接の関係はない、挑むのは自由だけどな。でも、どうだ?もくたんだったら絶対に挑みたいだろ?』

ダイヤ「ポケモンリーグというと、あのポケモンリーグのことですわよね?別格の四人のポケモントレーナー、そしてひときわ強大なチャンピオン、計五人との激しいバトル…」

ダイヤ「ああ、思い出しただけでも胸の躍動が思い出されます…」

ダイヤ「…ええもちろん!島巡りの果てになにがあるのかなど考えたこともありませんでしたが、再びポケモンリーグが待つというのならば是非もない。この不肖もくたんがアローラ地方ポケモンリーグ最初の制覇者となりたい!!そう思います!」

ククイ『………ほらな』ニカッ

マーレイン『やれやれ…確かに、キミが応援したくなるトレーナーみたいだな』

マーレイン『いいさ、わかった。奥でもっと詳しい話を聞くよ』

ククイ『さすが、キミは話がわかる奴だぜ』
0318>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:23:16.84ID:7sGAKLLK
マーレイン『そうだ、もくたんくん。キミにこれをあげよう』

『もくたんは ハガネZを 手に入れた!』

ダイヤ「………えっ!?Zクリスタルですか!?」

マーレイン『一応、僕が管理を任されているんだけどね。バトルで奪えなんて言えるほどの腕前があるわけでもないから、会えたトレーナーには渡すようにしてるんだ』

ダイヤ「そ、そうなのですか…これまで一つひとつ苦労の末に手に入れてきたものだから、少し戸惑ってしまいますが…」

ダイヤ「ありがたく頂戴いたします」

マーレイン『ちょっといいか?』スッ

ククイ『もちろんさ』

ダイヤ「?」

マーレイン『よく見ておくんだよ、一回しかやらないからね。………恥ずかしいから』

ダイヤ「あっ」


マーレイン スー

マーレイン カン! カン!

マーレイン ガキン!


ダイヤ「おおっ、なんだかとってもはがねタイプらしく重厚なポーズ!」

ダイヤ「ありがとうございます、大切に使わせていただきます!」
0319>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:29:40.50ID:7sGAKLLK
ダイヤ「ククイ博士とマーレインさんはより具体的なアローラリーグのお話をなさるとのことで、天文台へ入ってしまいました」

ダイヤ「『下の草むらで新しいポケモンでも探してくるといい』とのお言葉に甘えてみたわけだけれど」

メテノ『…』フワフワ

ダイヤ「なにかしら、このポケモンは。隕石?」

ルビィ「科学館でこうゆうの見たことあるね」

ダイヤ「あるわね。名前とレベル、HPもあるのだからポケモンで間違いないとは思うけれど、いささか攻撃するのが躊躇われる姿ね」

ルビィ「じゃあ攻撃しないで捕まえちゃおう!」

ダイヤ「そういう問題では」

ダイヤ「ま、やるだけやってみましょうか。さすがにレベルも30付近とあっては一度の攻撃も加えないまま捕まるというようなことは」カチカチ


『やったー!メテノを 捕まえたぞ!』


ルビィ「捕まっちゃった」

ダイヤ「捕まっちゃいましたわ」
0321>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:39:58.43ID:7sGAKLLK
もくたん トコトコ…

『おーい、そこのトレーナー!ポケモンバトルをしようじゃないか!』

ダイヤ「!? だ、誰ですか!?」バッ

ダイヤ「す、姿が見えない…確かに声がしたと思ったのに。気のせいだったかしら…」

『ゴルファーが 勝負を 仕掛けてきた!』

ダイヤ「気のせいではありませんでしたわ!!」ンマーッ!

ダイヤ「このわたくしに気取られることなく勝負にもつれ込ませるとは、相当な手練れ…!もくたんちゃん、相手のポケモンばかりではなくトレーナーの気配にも注意しておくのよ!」

ルビィ「世界観ちがくない?」


『ゴルファーとの 勝負に 勝利した!』

ダイヤ「…ふぅ、結局最後までトレーナーが奇襲を仕掛けてくるというようなことはなかったわね。それは一安心だけれど、それならば一体トレーナーの方はどこに…」

<ポケモンバトルは狙ってホールインワン!とはいかないなぁ〜

ダイヤ「どこから勝負を仕掛けてきていたのですか!!」
0322>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:44:03.73ID:7sGAKLLK
ベテラントレーナー『お。キミ、この辺のトレーナーみんな倒しちゃったんだ。やるね』

ダイヤ「ええ、なんとか。あなたは…」

ベテラントレーナー『じゃせっかくだし僕ともやる?もし僕に勝てたら、ちょっとしたプレゼントをあげるよ』

ダイヤ「ほう、それはなんとも自信ありげな。ぜひお手合わせ願いましょう」

ベテラントレーナー『気を抜かないでね!』

ダイヤ「あなたこそ!」

『ベテラントレーナーが 勝負を 仕掛けてきた!』

『ベテラントレーナーは ペルシアンを 繰り出してきた!』

もくたん『行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

ダイヤ「ペルシアンはあくタイプだったはずね。それならばこちらの有利な対面、しずくちゃん!」カチカチ
0323>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:50:46.05ID:7sGAKLLK
『相手の ペルシアンは 倒れた!』

ダイヤ「危なげなくまずは一匹!」

『ベテラントレーナーは アブソルを 繰り出してきた!』

ダイヤ「アブソル…さくらうちさん…」

ルビィ「おねいちゃんおねいちゃん!別、別の個体だから!胸はってさくらうちさんに会うためにもしっかり勝たなくちゃ!」アセ

ダイヤ「おっと、いけないいけない。そうね、他のアブソルに後れを取ったなどとあっては、さくらうちさんに合わせる顔がないもの」

ダイヤ「幸い続く二匹目もあくタイプ」

しずく『…』

ダイヤ「体力もまだまだ余裕があるしずくちゃんならば難なく相手取れるわね。続けて行くわよ!」

ダイヤ (恐らく先手は譲ることになるけれど、特性のもふもふもあるし、あくタイプの技は効果今一つ。不意のかくとう技でも飛んでこない限りは…)
0324>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 11:55:47.25ID:7sGAKLLK
ベテラントレーナー カットイン!


ダイヤ「……………………………え?」

ルビィ「ぇ」


ベテラントレーナー ウォォォ…

ベテラントレーナー ガァッ


ダイヤ「は、い…?」

 
ブ ラ ッ ク ホ ー ル イ ク リ プ ス


ダイヤ「うっ…そ、でしょう!?」ガタッ

ルビィ「ぅゎ、そうなんだ…」


アブソル ズォ

アブソル ズォォォォッ…

ブラックホール グパァ

しずく ヒュイーン…


ダイヤ「しっ、しずくちゃん…!!」


ボァァァァ………ンッ
0325>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 12:01:19.64ID:7sGAKLLK
しずく『…』

ダイヤ ハー……ハー……ハー……

ダイヤ「しずくちゃん」

『しずくの かわらわり!』ブンッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の アブソルは 倒れた!』

ルビィ「あ、でもあっけなく勝っちゃうんだ」

ダイヤ「まあ、効果今一つということはアクZだったのでしょうし。かわらわりは効果抜群ですし。しずくちゃんは強いですし」

ダイヤ「しかし、まさかこんなところでZワザが飛んでくるとは思わなかったわ」フー…

ルビィ「油断しちゃだめってことだね」

ダイヤ「ええ。とてもいい教訓になりました」

ベテラントレーナー『いい勝負だったよ!』

『もくたんは わざマシン95 バークアウトを 手に入れた!』

ダイヤ「…」

ルビィ「アクZじゃなかったね、ごほうび」ポン

ダイヤ「そ、そこまでは期待していませんでしたもん!!」///
0328>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 12:21:41.00ID:7sGAKLLK
【コメント】バークアウトって実は昔はレア技だったんだゾ

ダイヤ「へ、そうなのですか?」

ルビィ「うん。あれ、なんだったっけなあ」

ルビィ「覚えるポケモンがすごく少ない技だったような気がする」

ダイヤ「ふうん…?」カチカチ

『わざマシン95 バークアウト』

『まくしたてる ように 怒鳴りつけて 相手の 特攻を さげる』

ダイヤ「威力は低めだけれど、なるほど、相手のとくこうを下げる…ですか。あく技ならばエリュシオンちゃんに覚えてもらえのも手かしらね」

ルビィ「ブラッキーはバークアウト積むことよくあると思うよ」

ダイヤ「そう。とくぼうは高いし、ちょうどいいかもしれないわね。覚えさせておきましょう」カチカチ

『エリュシオンは かみつくの 使い方を きれいに 忘れた!』

『エリュシオンは 新しく バークアウトを 覚えた!』

ダイヤ「よし」

ダイヤ「……ところで『積む』とは?」

ルビィ「ああああ間違えた!なんでもない!なんでもないから覚えないでそんな言葉!!」
0329>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 12:28:18.18ID:7sGAKLLK
ホクラニ天文台


ダイヤ「ただいま戻りましたわ」

マーマネ『誰…?』

ダイヤ「えっ」

マーマネ『…』ソワソワ

ダイヤ「ああいえ、すみません、知り合いが先に中へお邪魔しているのでついわたくしも気軽に入ってしまいましたが、ええと…………ん?」

ダイヤ「あらあなた、マーマネさんではありませんか。フェスサークルで何度かお世話になりましたよね、もくたんですわ」

マーマネ『……あ、もくたんさん…』

ダイヤ「ええ、ええ。もくたんです。こんなところでお会いするとは奇遇ですが、確かマーマネさんは機械にお強いとのことでしたものね。もしかして天文台のセキュリティシステムの担当でもなさって…」

ククイ『お、来たかもくたん』ヒョコ

マーレイン『ん?マーくんと知り合いだったのかい?』ヒョコ

ダイヤ「マーくん。ああ、マーマネさんのことでしょうか。はい、これまでに何度かお話ししたことがあって、奇遇ですねと話していたところで…」

ククイ『なんだ、知り合いならちょうどいいな!もくたん、デンキの試練を受けていくだろ?』

ダイヤ「へ?受けられるのならば、はい、もちろん受けますが…え?ここで受けられるのですか?」

マーレイン『それはいいね。僕たちも見届けさせてもらうよ、新キャプテン初のデンキの試練。頑張ってね、マーくん』ポン

ダイヤ「………………へ…」

マーマネ『マーさんが見てるなら、ぼく、頑張れるよ…!』

ダイヤ「……えぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!?」


続く…
0330>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 12:33:08.15ID:7sGAKLLK
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV36 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV33 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV31 いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV30 シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV29 もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV26 こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ


現在所持している道具など
https://i.imgur.com/Y0WEIy7.jpg
0331>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/16(土) 12:37:59.50ID:7sGAKLLK
デンキの試練 先鋒 >>332
※ 上記六匹から指定。

参考、デンキの試練の相手
ぬしトゲデマル♂ LV33 ぼうぎょ+2 @オボンのみ
エアームド♂ LV32 *
デデンネ♂ LV31 *
*…仲間呼びでどちらかが乱入

なお、ぬしポケモンとのバトルの前に野生ポケモンとの戦いが二回あります。
エレキッド(LV29)、エレブー(LV30)
0338>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 09:53:13.28ID:QSSQbZf5
ダイヤ「これは…」


○━━━━○
┃╋╋╋╋┃
┃╋╋╋╋┃
┃╋╋╋╋┃
┃╋╋╋╋┃
○━━━━○


マーマネ『これが今回の試練に使うマシン、その名も「くるくるくん2号」。僕が発明したマシンで、デンヂムシ達の電気を集めて電力パワーに変換する』

ダイヤ「デンヂムシ」

マーマネ『あそこにたくさんのデンヂムシがいるでしょ。あの子達の電気を借りる』

デンヂムシ達 モニモニ…

トゲデマル プニプニ…

ダイヤ「なにか、違うポケモンが混じっていませんか?」

マーマネ『あ、隣にいるのはトゲデマルのとげまる。デンヂムシ達と仲良しなんだ…』

ダイヤ「そうですか…」
0339>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 09:59:45.54ID:QSSQbZf5
マーマネ『試練はこのくるくるくんで作った電気パワーをこっちの「こいこいくん2号」に送り込んで放電させて、現れたぬしポケモンと戦ってもらう』

ダイヤ「こいこいくんも2号なのですか。危険度の高そうなマシンであるだけに、1号がどうなったのかというのは気になるものの聞かずにおきますが…」

ダイヤ (その手間は必要なのかしら?)

マーマネ『それじゃもくたんさん、準備はいい?』

ダイヤ「ええ。思うところは多々ありますが、不明点はありません」

マーマネ イソイソ…

マーマネ『はい。もくたんさん』

ダイヤ「はい?」

マーマネ『くるくるくんを操作して、まずはデンヂムシ達を一列に並べて。そしたら電気を集める』

ダイヤ「ねえ!その手間は本当に必要ですか!?」
0340>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 10:05:41.48ID:QSSQbZf5
ダイヤ カチカチカチカチ

マーマネ『デンヂムシ達が並んだ。電気を集める』

ルビィ (パズルは秒だ…)

くるくるくん ジジジ…

マーマネ『くるくるくんで集めたデンヂムシ達の電気を』

こいこいくん ジジジ…

マーマネ『こいこいくんに送り込んで』

こいこいくん バリバリバリバリ

マーマネ『放電する。これで電気が好きなぬしポケモンが現れる。はず』

ダイヤ「いよいよですか。ポケモンリーグという心躍る計画を聞かされてやる気五割増しのわたくし達の前に、ぬしポケモンなど壁にもなりませんわ」

ダイヤ「…ところでふと思ったのですが、電気が好きであれば、現れるのは必ずしもぬしポケモンであるとは限らないのでは…」

マーマネ『………来た』

ダイヤ「!」
0341>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 10:12:39.58ID:QSSQbZf5
『あ!野生の エレキッドが 飛び出してきた!』

ダイヤ「エレキッド…!」

もくたん『行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

ダイヤ「お名前、それにコンセントのような見た目やお腹の模様、現れるまでの経緯、それらを総合的に勘案すればでんきタイプで間違いないでしょう」

ダイヤ「ふっ──ジュナイパーに進化したことでなんとひこうタイプからゴーストタイプへと成ったヨハネ♡には、でんき技は効果が今一つ!後れを取る道理はなくなったということですわ!」

ダイヤ「会得したばかりの新技で華麗に勝利をもぎ取るわよ!」カチ

『ヨハネ♡の かげぬい!』キィ…バシュンッ

ダイヤ「エレキッドさんのお手並み拝見──」

『相手の エレキッドは 倒れた!』

ダイヤ「────へ…」
0342>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/19(火) 10:17:46.58ID:QSSQbZf5
ダイヤ ポカン…

ダイヤ「あ、あら…?ヨハネ♡ちゃん、強くなり過ぎちゃいましたか…?」

マーマネ『…』

ダイヤ「マーマネさん、」

マーマネ『電気の量が足りなかったみたい。もっと多くのデンヂムシ達に協力してもらおう』

ダイヤ「やはりぬしポケモンではなかったのですね!!」ンモーッ!

マーマネ『………デンヂムシ達を二列に。倍の電気を集められる』イソイソ…

ダイヤ「やれやれ、どこかおとぼけなのですから。しっかりしてくださいな、マーマネさん…」

マーマネ『もくたんさん。デンヂムシ達を並べて』

ダイヤ「やはりそれはわたくしがやるのですか」

ダイヤ カチカチカチカチ

こいこいくん バリバリバリバリ

マーマネ『さっきより強い電力パワー。これならぬしポケモンが現れるはず』

ダイヤ「…」

ルビィ「…」
0343>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/19(火) 10:21:41.26ID:QSSQbZf5
『あ!野生の エレブーが 飛び出してきた!』

ダイヤ「…」

もくたん『行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

ダイヤ カチカチ…

『ヨハネ♡の かげぬい!』キィ…バシュンッ

『相手の エレブーの かみなりパンチ!』

『効果は 今一つのようだ…』

『ヨハネ♡の はっぱカッター!』スパパパパッ

『相手の エレブーは 倒れた!』
0344>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/05/19(火) 10:26:41.62ID:QSSQbZf5
マーマネ『………これでもまだ足りなかったみたい』

ダイヤ「でしょうね。気づいていましたわよ」

ダイヤ「こいこいくんの電力メーターとおぼしき部分が三分の二しか点灯していませんし。あと一回、同じ手順を踏むのでしょう」

ルビィ「お、おねいちゃん…あんまりメタ読みでゲーム進めると面白くなくなるからやめよ…?」

マーマネ『それなら最後の手段。デンヂムシ達全員の電気を借りて、最大出力の電力パワーを放電すればいい』イソイソ…

マーマネ『もくたんさん』

ダイヤ「はいはい」カチカチカチカチ

マーマネ『デンヂムシ達が綺麗に並んだ』

ルビィ (ルビィこのパズルとくの十分かかったのに…!) ガーン

こいこいくん ジジジジジジ

マーマネ『こいこいくんに最大の電力が…』

こいこいくん ジッジッジッジッ

マーマネ『…これ、大丈夫かな?ケーブルが電力に耐えられてないように見える』

ダイヤ「大丈夫かな?ではありませんが!?」
0345>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 10:31:18.20ID:QSSQbZf5
ケーブル ブチッ

マーマネ『あ』

ダイヤ「え」

こいこいくん ガタガタガタガタ

ダイヤ「いや!相当危ない挙動をしてますわよ!」

マーマネ『これはまずそう』

ダイヤ「まずそうではなく!!」

こいこいくん グリン

マーマネ『!』

マーマネ『こいこいくんの先端が…!このままだとデンヂムシ達が放電を浴びてしまう!』

ダイヤ「なっ…それは大変ですわ!すぐに止めなれければ…」

こいこいくん バリバリバリッ

ダイヤ「! デンヂムシさん達が──」


ヒュバッ


マーマネ『!』
0346>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 10:40:15.38ID:QSSQbZf5
      バリバリバリッ
_人人人人人人_
> とげまる <   こいこいくん
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


マーマネ『とげまる…!』

ダイヤ「とげまるさんが、デンヂムシさん達を庇って…!」

マーマネ『とげまるの特性はひらいしん、電気を吸収する特性だけど、トゲデマルの電気袋におさまる量の電気じゃない…』

ダイヤ「そ、それではとげまるさんの命が危ないのでは!?」

マーマネ『でも、放電を止める方法も他のものに電気を吸わせる方法もない…このままじゃ…』オロ

ダイヤ「こうなったら、わたくし達のポケモンみんなに電気を受けさせましょう!六匹に分散させれば致命傷は避けられるはず…!もくたんちゃん、ヨハネ♡達をモンスターボールから──」

『チュリッチュウ!!!』

ダイヤ「──!?」

大トゲデマル ズン

ダイヤ「お、大きなトゲデマル──まさか、ぬしポケモン…!?」


      バリバリバリッ
_人人人人人人_
> 大トゲデマル <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

  とげまる        こいこいくん


ダイヤ「放電が全て大きなトゲデマルに吸われていく…」
0347>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/19(火) 10:44:41.99ID:QSSQbZf5
マーマネ『同じひらいしん同士でも、身体が大きなトゲデマルの方がその特性が強いんだ』

ダイヤ「な、なるほど。それで電気が自然とあちらのトゲデマルに流れていったわけですか」

マーマネ『あれだけ身体が大きいなら電気袋も相当大きいはず。これくらいの電気なら全て吸ってもへっちゃら、むしろパワーアップするくらいかも…』

ダイヤ ゴクリ…


 大トゲデマル
           フッ…

            こいこいくん


ダイヤ「放電が、おさまった…」

大トゲデマル ピョンッ スタッ

大トゲデマル『チュリッチュウ!!!』

ダイヤ「ぅ、怒ってます、よね…」


『ぬしポケモンの トゲデマルと 勝負になった!』
0350>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 12:59:24.92ID:1xTHFKMX
もくたん『行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

『相手の トゲデマルは ぬしパワーで ぼうぎょが ぐーんと 上がった!』

ダイヤ「それはぬしパワーではなく、こいこいくんの放電を受けたのが原因なのではないかと思いますが…まあ置いておいて」

トゲデマル『…』

ダイヤ「…ルビィ」

ルビィ「なに?」

ダイヤ「わたくしはこの戦い、ただの一人も瀕死にすることなく勝ってみせるわ」

ルビィ「!」

ダイヤ「アローラ地方に来てからというもの、本当に厳しい戦いが続いている。要所の戦いではほぼ毎回誰かを犠牲にするような形を取ってきたわ」

ダイヤ「チームとしての勝利を追う上で不可欠の判断だったとはいえ、わたくしは…仲間が倒れることに少々慣れてしまっていました」

ダイヤ「もちろん、これから先さらに戦いが激化していくであろう旅の道、それに決闘の際において、盲目的に全員の無事ばかりを追いそれで勝機を逃すような愚かは見せないと約束するけれど──」

ダイヤ「せめて今この戦闘では、誰も犠牲にすることなく、全員で生きて戻ると誓いましょう」

ルビィ「…うん、おねいちゃんならできるよ。がんばるびぃ!」

ダイヤ「ありがとう」ニコッ
0351>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:04:31.07ID:1xTHFKMX
ダイヤ「しかし、このトゲデマルさんが怒るのも無理はないわよね」

ダイヤ「わたくし達の勝手で、こいこいくんを暴走させてデンヂムシ達やとげまるさんを危険な目に遭わせたのだもの。ぬしのトゲデマルさんが駆けつけてくださらなければどうなっていたことか…」

ダイヤ「この中でも試練を続行するマーマネさんの胆力には呆れを通り越して感嘆してしまうほどだけれど、トゲデマルさんに怒りを鎮めていただかなくてはならないことも事実」カチカチ

ダイヤ「せめて戦いが長引いてお互いに疲労するような事態は極力避け、早々に決着を」

【コメント】トゲデマルよりパチリスの方が好き

ダイヤ「火に油を注ぐような発言は慎みなさいな!誰ですかパチリスって!」

『相手の トゲデマルの ニードルガード!』

ダイヤ「ほらもう、変なことを言うから余計に怒ってしまったではありませんか!」

ルビィ「いやたぶん関係ないと思うよ」
0352>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:10:38.70ID:1xTHFKMX
『ヨハネ♡の かげぬい!』

『相手の トゲデマルは 攻撃から 身を守った!』キン

ダイヤ「!」

ダイヤ「この感じ、まもるやみきりのような技だと思っていいのかしらね」

ルビィ「そうだね」

ダイヤ「ふむ。様子見ということかしら?こちらはかげぬいを放ち続ければよいだけなので、あまり有意義な一手であったようには──ああ、いえ。そうでした、相手取っているのはぬしポケモン。ということはつまり、そう──」

『相手の トゲデマルは 仲間を 呼んだ!』

ダイヤ「──味方が駆けつけるまでの確実な時間稼ぎ…!」

ダイヤ「果たして駆けつけるのは一体どんなポケモン…」

エアームド シュタッ

ダイヤ「る──ルビィ♡♡♡!?」

ルビィ「ルビィ♡♡♡じゃないでしょ。ホウエン地方の仲間のことは一旦忘れようよ、さっきからもう」


トゲデマル:ぼうぎょ+2
ヨハネ♡:残り体力約86.6%
(エレブーとの戦闘で体力が少し減っている)
0353>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:20:40.79ID:1xTHFKMX
トゲデマル『…』

エアームド『…』

ヨハネ♡『…』

ダイヤ「なんというか、今さらだけれど、やっぱりこの戦況は均衡が保たれていないと思うのですが。ほとんど拮抗したレベルの相手が二匹、こちらは当然に一匹」

ダイヤ「言っても仕方がないことなのはわかっているけれど…」ムゥ

ダイヤ「ちなみにこの盤面、わたくしは一つの軸を持って戦闘を進めます」

ルビィ「軸?」

ダイヤ「ええ、ぬしのラランテスさんと戦った折に思い至ったことだけれど、ぬしポケモンは味方が倒れるたびに何度でも新たな仲間を呼ぶのではないか、という推測を真として戦局を組み立てていく」

ダイヤ「実際にどうなのかは試してみなければわからないけれど、生憎そんな酔狂に割くほどの余裕はないからね。真偽が不明の間はアンパイを切る方がよいでしょう」

ダイヤ「ということで、駆けつけたエアームドも脅威ではあるけれど、まずはぬしのトゲデマルさんを倒すことだけに集中して戦闘を進めます──!」カチ
0354>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:23:31.85ID:1xTHFKMX
『相手の トゲデマルの とびはねる!』

『相手の トゲデマルは 高く 飛び跳ねた!』

ルビィ「あっ」

ダイヤ「…うん?」

『ヨハネ♡の かげぬい!』

『しかし 攻撃は 外れた!』

『相手の エアームドの ステルスロック!』

『味方の 周りに とがった岩が ただよい始めた!』

ルビィ「好き放題されてるよ、おねいちゃん!」

ダイヤ「」


トゲデマル:ぼうぎょ+2、とびはねる状態
ヨハネ♡:残り体力約86.6%
味方の場:ステルスロック
0355>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:28:51.71ID:1xTHFKMX
ダイヤ「ど」

ダイヤ「どうどう、ルビィ落ち着きなさいなどうどう」カタカタ

ルビィ「まずは落ち着こう、おねいちゃん」

ダイヤ フー…

ダイヤ「いえいえ、まだ。まだ焦るような段階ではありません」

ダイヤ「攻撃を二度外して少し戸惑いはするけれど、変わったことといえばエアームドがステルスロックを放ったというその一点だけ」

ダイヤ「とびはねるは二ターンごとにしか攻撃できない技、相手が自ら手数を減らしてくれるというのならば是非もないことですわ」

ダイヤ「逆に考えれば、次のターンには先にトゲデマルさんが地上へ戻ってくるのだから、確実にこちらの攻撃が命中する。ここで焦って軸をぶらしてしまっては思う壺というものでしょう」カチカチ

ルビィ (別に思うつぼではないような)
0356>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:37:19.68ID:1xTHFKMX
ダイヤ「まさかのすばやさが同じで、このターンはヨハネ♡が先に動いてしまうというようなことはないと信じたいけれど…」ドキドキ

『相手の トゲデマルの とびはねる!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「よ、よし!効果抜群のダメージは痛手だけれど、これでヨハネ♡の攻撃は命中す

『ヨハネ♡は 麻痺した!』

ダイヤ「」

ルビィ「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

ダイヤ「よっ、ヨハネ♡!気合い!気合いで動きなさい!相手のいいように翻弄されるばかりで悔しくはないの!?わたくしは悔しいですわァ!!いけぇぇぇぇえええっ!!!」

『ヨハネ♡の かげぬい!』

ダイヤ「っっっしゃうらァァァァァ!!!」ガッツポ!

ルビィ「だ、だいじょうぶ!?これ一応みんなの目にふれてるけどだいじょうぶ!?」

『相手の トゲデマルは もう逃げられない!』

『相手の エアームドの はがねのつばさ!』


トゲデマル:残り体力約66.7%、ぼうぎょ+2
エアームド:残り体力100%
ヨハネ♡:残り体力約9.8%、麻痺
味方の場:ステルスロック
0357>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:44:51.56ID:1xTHFKMX
ヨハネ♡『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「今の一合で致命的なほど満身創痍になってしまったわね」

ルビィ「そうだね…」

ダイヤ「トゲデマルさんは再び飛び跳ねると想定しても、エアームドがはがねのつばさを放ってくることを思えばもうヨハネ♡に余裕はない。ここで交代ですわ」

ダイヤ「さてどうするか…」

【コメント】ヒント:主ラランテスの持ち物はメンタルハーブ

ダイヤ「! なんと、道具を持っているのね。メンタルハーブ、は確か…『持たせた ポケモンが 自由に 技を だせなくなったときに 1度だけ 回復する』もの」

ダイヤ「メロメロやちょうはつの効果を解消する道具だったはずね──」

ルビィ チョンチョン

ダイヤ「なあに?ルビィ…」

ルビィ スッ

ダイヤ「…」

ダイヤ「ラランテスさんの話ではありませんか!今わたくし達が戦っているのはぬしのトゲデマルさんです!情報を下さるのが遅すぎますわ!」ンマーッ!
0358>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:48:38.89ID:1xTHFKMX
ダイヤ「まあ、遅かったとはいえ情報を下さったことを責めるというのも筋違いなのでしょうけれど」

ダイヤ「ぬしポケモンが道具を持っている可能性を示唆してくださっただけでも収穫として………ん?ということは、トゲデマルさんもなにか道具を持っている可能性があるのね…」

トゲデマル『…』

ダイヤ「…」チキチキチキ…

ダイヤ「決めました。ここからの戦略を」

ルビィ「ぉ」

ダイヤ カチカチ

ルビィ「…ゅゅゅ」
0359>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 13:56:09.41ID:1xTHFKMX
もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

ルビィ「しずくちゃん…」

『しずくに とがった岩が 食い込んだ!』

『相手の トゲデマルの とびはねる!』

『相手の トゲデマルは 高く 飛び跳ねた!』

『相手の エアームドの おいかぜ!』

『相手に 追い風が 吹き始めた!』

ダイヤ「おいかぜ。しずくちゃんは元よりそう素早いコではないし、これで行動する順番は最も遅くなったと見て間違いないでしょうね」フム

ルビィ「おねいちゃん、その、ほんとにしずくちゃんでよかったの?えっと…」

ダイヤ「わかっているわ。とびはねるがひこう技であることを危惧しているのでしょう?もちろんそれは含み置いた上での判断よ」

ルビィ「わ、わかってたん、だね」

ダイヤ「ええ。まあ見ていなさいな」ニッ


トゲデマル:残り体力約66.7%、ぼうぎょ+2、とびはねる状態
エアームド:残り体力100%
相手の場:おいかぜ
しずく:残り体力約94.0%
味方の場:ステルスロック
0360>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:09:06.26ID:1xTHFKMX
ダイヤ「来るわね──」

『相手の トゲデマルの とびはねる!』

『効果は 抜群だ!』

ルビィ「…!えっ、あんまり効いてない…!?」

ダイヤ「ええ」ニヤリ

ダイヤ「HP、ぼうぎょ、共にしずくちゃんはヨハネ♡よりも高い。加えて特性のもふもふ──これは『相手から 受けた 接触する 技の ダメージを 半減する』というもの」

ダイヤ「トゲデマルさんに遠隔攻撃を行なっている素振りはない、となれば十中八九とびはねるは接触する攻撃であるはず」

ダイヤ「これだけの条件が揃っているのならば、同じく効果抜群でヨハネ♡が受けた分よりもダメージは遥かに少なくなって然るべきでしょう。現に、数字としては概ね半分程度におさまった」

『相手の エアームドの はがねのつばさ!』

ダイヤ「そして、これも接触する技であるはずのはがねのつばさすらをも難なく受け切った──その先で」

トゲデマル『…』

ダイヤ「のこのこと地上へ降りてきたトゲデマルさんに放つ、渾身の一撃!」
0362>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:16:09.06ID:1xTHFKMX
もくたん カットイン!

もくたん カッ!

もくたん フンフンフンフンッ、フンッッッ!!!


『しずくが 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』


ダイヤ「全 力 無 双 激 烈 拳 !!」


しずく ヒュンッ…

しずく ヒュンヒュンヒュンヒュン

しずく ヒュババババババババ

トゲデマル ボコボコボコボコッ


ダイヤ「こんなにも全力無双激烈拳が様になるポケモンは、あなたを置いて他にいませんわ」ウットリ


しずく スゥ…

しずく ダッ──


ダイヤ「ヨハネ♡より高い攻撃力、そしてかげぬいより高い威力」

ダイヤ「かくとうタイプが効果今一つとなるエスパー、ひこう、どく、フェアリー、むし、そのいずれのタイプも有していない──はずのトゲデマルさんに、この攻撃は耐えられません!」


────ドズン!!!


『効果は 抜群だ!』

『相手の トゲデマルは 倒れた!』

【コメント】やりますねぇ!

ダイヤ「やっっっ、たぁ!!」グッ
0363>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:26:56.10ID:1xTHFKMX
ルビィ「ぉぉ…」ポカン…

ダイヤ「うふふ、なあにルビィったら。そんなに呆けて」ツンツン

ルビィ「や、ううん、こんなにきれいに倒しちゃうなんて思わなかったから、ちょっとびっくりして」

ダイヤ「色々なことが上手く噛み合ってくれたのは幸運としか言いようがないわね。先のコメントでトゲデマルさんが道具を持っている可能性にも思い至ったので、下手に道具を使うタイミングを与えないよう大技で一気に倒し切ろうという発想になったわけですし」

ダイヤ「むしタイプやひこうタイプだったら、きっと耐えられてしまっていたことでしょうし…見た目に素直なタイプでいてくださったこともラッキーだったわ」

ダイヤ「エリュシオンちゃんのノーマルZ、モルフォちゃんのイワZ、それぞれの選択肢も浮かんだけれど、交代してから攻撃するまでに受けるであろうダメージや一撃で倒すための火力、総合したらやはりしずくちゃんが適任だったのです」

ルビィ「はー…すごい、あとはエアームドだけだもんね」

ダイヤ「ええ。上手く効果抜群のダメージを与えられるコはいないけれど、あまり攻撃的な技を持っていることもないようだし、丁寧に戦えば危なげなく勝利することが………」

ルビィ「…おねいちゃん?」

ダイヤ「………カクトウZ、効果抜群ではありませんでしたか!!?」

ルビィ「あ、うん。そうだね」


エアームド:残り体力100%
相手の場:おいかぜ
しずく:残り体力約54.3%
味方の場:ステルスロック
0364>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:36:55.16ID:1xTHFKMX
『相手の エアームドの いちゃもん!』

『しずくは いちゃもんを つけられた!』

『しずくの かわらわり!』ブンッ

ダイヤ「うーん、やはり防御力が高いわね。しずくちゃんのかわらわりでもこれだけのダメージしか受けないとなると、他のコの攻撃では相当な手数が必要となるけれど…」

ルビィ「しかもしずくちゃんいちゃもんされちゃったしね」

ダイヤ「他の技は、がんせきふうじとしっぺがえし。まあ、この二つも大したダメージは見込めないでしょうね」

ルビィ「ちまちま攻撃していけば、そのうち勝てると思うけど」

ルビィ (はねやすめはさすがに持ってないよね…)

ダイヤ「そうねえ。それでもいいのだけれど、ここは」カチカチ

『しずくの つぶらなひとみ!』キュルーン

『相手の エアームドの こうげきが 下がった!』

『相手の エアームドの はがねのつばさ!』

ダイヤ「こうげきを下げておいてから」カチカチ

もくたん『戻っておいで、しずく!行っておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

ダイヤ「かなたさんにお任せしましょう」

ルビィ「なるほど!」
0365>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:41:30.28ID:1xTHFKMX
『相手の エアームドの おいかぜ!』

『相手に 追い風が 吹き始めた!』

ダイヤ「止んだおいかぜをすぐに吹かせ直してきましたか」

ルビィ「かなたちゃんも速いけど、さすがにおいかぜ下では抜かれちゃいそうだね」

ダイヤ「…………そうね」←耳馴染みの薄い表現に違和感を覚えたが意味を推測できたので特に言及しなかった

『相手の エアームドの はがねのつばさ!』

『かなたの シャドーボール!』ギュギュ…ボンッ

ダイヤ「…うん、いいダメージね。はがねのつばさもあと二回は耐えられるでしょう」


エアームド:残り体力約16.1%
かなた:残り体力約47.3%
0367>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/20(水) 14:48:05.85ID:1xTHFKMX
エアームド『…』

ダイヤ「あの体力ならば、ふいうちで倒せそうね」

ルビィ「あー…」

ルビィ「…どうだろ。まあ、いける…かな?」

ダイヤ「どうだった?ルビィ。わたくしの戦いは」

ダイヤ「宣言した通り、味方の誰も倒れることなく勝利して見せましたわ」

ルビィ「うんっ!さすがおねいちゃん、でもルビィ最初から信じてたよ。おねいちゃんがやるってゆったことをできなかったことなんか、今まで一回もないもん!」ギューッ

ダイヤ「ふふ、ありがとう。あなたが傍にいてくれるだけで百人力だわ」

ダイヤ「これからもわたくしともくたんちゃん達を応援していてね」

ルビィ「もちろん!」

ダイヤ「では」カチ

『かなたの ふいうち!』スイ…バシッ

ダイヤ「ぁ」

ルビィ「ぁ」

『相手の エアームドの はがねのつばさ!』

【コメント】🌪🌪🌪🌪🌪🌪

ルビィ「ぉ、おねいちゃん!倒せてないじゃん〜〜〜〜っ!」

ダイヤ「んまぁぁぁぁ…………!!」


次のふいうちでちゃんと倒せました。


『ぬしポケモンの トゲデマルとの 勝負に 勝利した!』
0372>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:22:26.14ID:vQ+0Pabq
もくたん・マーマネ トコトコ…

マーレイン『マーくん、それにもくたんさん。その様子だと試練はいい結果に終わったのかな』

マーマネ『うん。でも僕、失敗しちゃって、もくたんさんがいなかったら大変なことになってた』

マーレイン『そうなのかい。もくたんさん、マーくんを助けてくれてありがとう』

ダイヤ「いえ、いずれにせよ通らなければならなかった道ですから。トゲデマルさんととげまるさん達も仲良くなったようですし、結果オーライというものですわ」

ダイヤ「それに、試練達成の証としてデンキZも頂きましたので。文句はありません」

ダイヤ「今回は少し暴走してしまいましたが、マーマネさん、あなたの発明品は素晴らしいものです。これにめげることなく改良を続けてくださいな」

マーレイン『なんにせよ、試練お疲れ様。外まで送るよ』

ダイヤ「ありがとうございます」
0373>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:26:41.72ID:vQ+0Pabq
マーレイン『ナッシーバスで麓まで下りるといい』

マーマネ『もくたんさん、本当にありがとう。それとお疲れ様』

ダイヤ「あら、そういえばククイ博士は…」

マーレイン『…そうだ、もくたんさん。一つ頼み事をしてもいいかな』

ダイヤ「はい?なんでしょう」

マーレイン『実はこれを』

『もくたんは はかせのふくめんを 預かった!』

マーレイン『ククイは先に山を下りたんだけど、こいつを忘れていっちゃってね。マリエ庭園に行くと言っていたから、届けてあげてくれないかな』

ダイヤ「なぜポケモンリーグのお話をしていて覆面を取り出したのかはわかりませんが…そういうことならば承りました。わたくしが責任を持って届けます」

マーレイン『頼んだよ』

ダイヤ「では、マーマネさん。マーレインさん。ごきげんよう」
0374>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:30:16.88ID:vQ+0Pabq
マリエ庭園


ダイヤ「さてと、博士はどちらにいらっしゃるのでしょうか…うん?」


スカル団『博士よぉ、ポケモンリーグ作るなんて言っちゃってるらしいじゃないのよぉ』

スカル団『だめだめ、そんなの許さないぜぃ』

ククイ『…』


ダイヤ「まあ!ククイ博士がスカル団の方々と揉めている…!すぐに助けに入らなくては…」

『せっかくなら、その男は俺が壊してやるよ』

ダイヤ「…へ…」

グズマ ザッ ザッ ザッ

スカル団『ボス!』

スカル団『ボスのお出ましだぜぃ!』

ダイヤ「ぼ──ボス…スカル団の…!?」
0375>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:35:12.72ID:vQ+0Pabq
ククイ『やあ、グズマ。久し振りに会ったな』

グズマ『ククイさんよ〜、アローラにポケモンリーグを作るだなんてばかげたことを吹聴して回ってるらしいな?』

ククイ『ばかげたこと、そうかな。俺はワクワクする試みだと思ってるし、すでに賛同者も続々増えてきているところだぜ』

グズマ『だからさ!!』

グズマ『今のうちにアンタを壊しておかないと、そのばかげたことが実現しちまうと思ってな。こうやってわざわざ挨拶に来たわけさ』

ダイヤ「………な」

ダイヤ「なんですか、先ほどから…あの方は…」

ダイヤ「ここまでのほんの一言か二言だけでも感じてしまうほどの狂気、壊す…?ククイ博士を…?」

ダイヤ「どのようなニュアンスを含んでの言葉なのかはわからないけれど、おちおち見逃すには些か物騒が過ぎる…」
0376>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:41:12.26ID:vQ+0Pabq
グズマ『キャプテンになれなかった者同士、アンタとはわかり合えると思ってたんだがな〜』

ククイ『俺は今でもキミとわかり合えると思っているけどな。それとグズマ、俺はなれなかったんじゃない。夢の道へ進み、キャプテンにはならなかっただけさ。キミとは違ってね』

ダイヤ「! ククイ博士、あんな相手になぜそんな煽るような物言いを──」

ククイ『もくたん』

ダイヤ「ぇっ…」

ククイ『話は聞いていたな。彼はスカル団のボス、グズマだ。悪いが相手をしてやってくれないか?』

ダイヤ「わ、わたくしがですか?いえ、もちろん手をお貸しするつもりではありましたが…」

グズマ『ん〜?島巡りのお嬢ちゃんか。見たところ新参者ってカオしてるけどな』

ククイ『彼女はもくたん。今まさに島巡りをしているところで、日々成長を遂げる期待のトレーナーさ』

ククイ『どうだ、グズマ。彼女と戦う勇気があるかい?』

ダイヤ「!」

ダイヤ (勇気…?)

グズマ『…当然だ!気が変わった、アンタの前にアンタが大切にしているものを壊してやることにする』
0377>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:46:08.71ID:vQ+0Pabq
グズマ『もくたん!』

グズマ『破壊という言葉が人の形をして歩いてるこの俺がグズマだ。島巡りの途中で悪いが、自慢のポケモン達を可愛がらせてもらうぜ』

ダイヤ …カチン

ダイヤ「いいでしょう」

ルビィ (ぅゎ、また声のトーンが…)

ダイヤ「あなたとククイ博士の事情についてはあまり見えていませんが、ここで一戦を交えることには異存なしですわ」

ダイヤ「博士の夢、そして島巡りに臨む者達の大望となるであろうポケモンリーグ設立を邪魔立てなどさせません」

ダイヤ「ことに──もくたんちゃんとわたくしの仲間達をコケにするつもりだというのならば、手心は一切加えることができませんので、覚悟をしておきなさいな」メラ…


『スカル団の ボスの グズマが 勝負を 仕掛けてきた!』
0378>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:52:01.02ID:vQ+0Pabq
『グズマは グソクムシャを 繰り出してきた!』

ダイヤ「グソクムシャ、見たことのないポケモンですが…随分といかつい見た目ね」

もくたん『行っておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

ダイヤ「こちらからはかなたさんがお相手いたしましょう」

『かなたは もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「…そうね。タイプも力量も不明の相手ならば、まずは」カチカチ

『相手の グソクムシャの ふいうち!』

ダイヤ「!」

『しかし うまく 決まらなかった!』

『かなたの さいみんじゅつ!』スァンスァンスァン…

『相手の グソクムシャは 眠ってしまった!』
0379>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 10:56:48.76ID:vQ+0Pabq
ダイヤ「グソクムシャもふいうちを備えていましたか。かなたさんには効果抜群となってしまうので、危ないところだったわね」

【コメント】かなたちゃん...ぶつりこうげきは苦手なんだよー。

ダイヤ「ええ、ええ、そうよね。かなたさんが得意としているのはシャドーボールやゆめくいのような特殊攻撃だものね」

ルビィ「ゆめくいはされる方っぽいけどね」

ダイヤ「いえ、ゲンガーはゆめくいをする方でしょう」

ルビィ「ゲンガーはね」

ダイヤ「ゲンガーの話でしょうが」

ダイヤ コホン

ダイヤ「ふいうちも有用な技ではあるのだけれど、物理攻撃であることだけがネックなのよね。同じような特殊攻撃があればそちらに切り替えたいところなのだけれど…」

ダイヤ「なんにせよ、眠らせることができたのは非常に大きな優位ね」
0380>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:00:49.11ID:vQ+0Pabq
ダイヤ「ゆめくいは残念ながら覚えていないので、素直にシャドーボールで攻撃しますが」カチカチ

『相手の グソクムシャは ぐうぐう 眠っている!』

ダイヤ「む」

ダイヤ「ふいうちの効果ゆえかと思っていたけれど、グソクムシャの方が素早いのね…」

ルビィ「ううん、グソクムシャ遅いから、ふいうち選んだんだと思うよ。先に攻撃する技はね、寝てて失敗するときもこんな風に先に結果が出るんだよ」

ダイヤ「ほう、そうなの。なるほど、先手を取ってふいうちをしようとしたけれど眠っていて結果的には失敗した、という形になるのですか」

『かなたの シャドーボール!』ギュギュ…ボンッ

ダイヤ「ふむ、あと二回でよさそうね」
0381>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:05:39.50ID:vQ+0Pabq
ダイヤ カチカチ

『相手の グソクムシャは 目を覚ました!』

ダイヤ「っ、早い…!しかもまずい、かなたさんより先に動いて目を覚ますということは──」

『相手の ゲンガーの ふいうち!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「…っ、かなりの深手を…」

『かなたの シャドーボール!』ギュギュ…ボンッ

ダイヤ「次のシャドーボールで倒すことができるけれど、その前にふいうちを受けてしまえばかなたさんの方が倒れてしまう。さいみんじゅつならばふいうちを失敗させることはできるけれど、万が一ふいうち以外の攻撃を仕掛けてきた上にさいみんじゅつが外れてしまえば…」

ダイヤ「悔しいけれど、ここはかなたさんには手持ちに戻っていただいて──」

『相手の グソクムシャの ききかいひ!』

ダイヤ「…!特性、ききかいひ…?」

『相手の グソクムシャは グズマの元に 戻っていく!』

ダイヤ「!?」
0382>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:10:39.17ID:vQ+0Pabq
『グズマは アメモースを 繰り出してきた!』

ダイヤ「ち──ちかさん!!」

ルビィ「もぉなんなの!?さっきからもくたんちゃんの仲間が続くんだけど!おねいちゃんに直接攻撃してくるのやめてよぉ!!」

『相手の アメモースの いかく!』

『かなたの こうげきが 下がった!』

ダイヤ「かなたさんは、こうげきが下がる分にはそこまで問題ありませんわね。というか、いずれにせよアメモースはシャドーボール一発で倒すことはできないでしょうし、やはり交代していただくので実質のデメリットはないわけですが」

ダイヤ「ちかさんが…今は、敵………くっ」カチカチ

ルビィ (お姉ちゃんのとくこう下がってるんだよなぁ)
0383>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:21:04.45ID:vQ+0Pabq
もくたん『戻っておいで、かなた!行っておいで!モルフォ!』

モルフォ『ギラシュラ!』

ルビィ「モルフォちゃんって耐久結構低いけど、受け出ししてだいじょうぶ…?」

ダイヤ「当たり前でしょう、こちらはいわタイプ、アメモースはむし・ひこうタイプよ。相性はこれ以上ないほどにいいでしょうが」

ルビィ「う〜ん…」

ルビィ (タイプ一致とか二発耐える種族値じゃないと思うんだけどな…)

『相手の アメモースの エアスラッシュ!』

『モルフォには あたらなかった!』

ルビィ「!」

ダイヤ「ほら、見た!?見ましたか!?命中率が95%もあるエアスラッシュを紙一重でかわしてみせましたわ!今日のモルフォちゃんは、前例にないほどやる気に満ちている!」

ルビィ「ちょっとかなたちゃん引きずってるじゃん」
0384>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:25:03.82ID:vQ+0Pabq
ダイヤ「この一撃をかわしたのはとても、とても大きなことよ。おかげで撃ち込めるのだから──モルフォちゃんの究極奥義、ワールズエンドフォールをね!」カチカチ

ルビィ「さすがのヨーギラスでも、タイプ一致で四倍弱点ついちゃえば倒せるよね。いけー!」

ダイヤ「…どことなく引っ掛かる物言いなのだけれど…それはよしとしましょうか」ム…

ダイヤ「モルフォちゃん、ここのエアスラッシュをしっかりと耐え、返しの究極奥義で華麗なる勝利を──」

『相手の アメモースの むしのさざめき!』

『モルフォは 倒れた!』

ルビィ「」

ダイヤ「」
0385>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:32:06.20ID:vQ+0Pabq
ダイヤ「アメモースだって…アメモースだって、そこまでとびきり攻撃力が高いというわけではないのに…」グスン…

ルビィ「あ、や、まあ、六世代と比べてちょっととくこう上がったから…ね…?」アセアセ

ルビィ「レベルもアメモースの方がずっと高いし、ほら、えーっと…エアスラッシュかわしたじゃん!エアスラッシュだったらきっとあたっても耐えたし!ね、モルフォちゃん弱くないよ!」

ダイヤ「誰もモルフォちゃんが弱いなどと一言も言っていないでしょうが!!!」ンキーッ!

ルビィ「」
0386>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:36:55.78ID:vQ+0Pabq
ダイヤ「こうなったら…こうなったら、ヒガンバナさんのドラゴンクローで消し炭にしてあげますわ…」カチカチ

ルビィ「や、やつざきとかじゃなくて…?いや、やつざきとかもイヤだけど」

『相手の アメモースの むしのさざめき!』

ルビィ (結構いいダメージもらった…)

ダイヤ「んきぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

『ヒガンバナの ドラゴンクロー!』ズガシュッ

ルビィ「お、おねいちゃん!落ち着いて!ドラゴンクローもいい感じ!いい感じだから!」
0387>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:44:44.54ID:vQ+0Pabq
やがて…

『スカル団の ボスの グズマとの 勝負に 勝利した!』

ダイヤ ハー…ハー…

ルビィ (まさかアメモースにパーティ半壊させられるとは思わなかったなあ…)

グズマ『…っ、なにやってんだグズマァァァァ!!』

グズマ『俺のポケモン達に思う存分破壊させてやれなかった!くそっ!』

グズマ『もくたん。壊しがいのあるトレーナーとしてよく覚えておいてやるぜ…』スタスタスタ…

スカル団『ぼっ、ボス〜!』タタタ…

ダイヤ「なんとか、勝つことができましたが…間一髪というところだったわね…やるではありませんか。性根は腐っていようと、やはり一団の頭を名乗るだけのことはありますか」

ダイヤ「思わぬ難局でしたが、なんとか………ん?」

ハウ『グズマさん…』

グズマ『…ハウか』
0388>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:51:17.81ID:vQ+0Pabq
グズマ『お前もやってるんだってな、島巡り』

ハウ『うん』

グズマ『はっ、なんにもならねえってのに、ご苦労なこった』

グズマ『ハウよぉ、島キングの孫だからって、絶対島巡りやらなきゃなんねえってことはないんだぜ。その先でお前の本当に欲しいもんが見つかるって保証なんかねえんだからよ』

グズマ『じゃあな』スタスタスタ…

ハウ『…』

ダイヤ「ハウさんとグズマさんは、お知り合いだったのですか」

ダイヤ「…ぁ、そういえば…」

──プルメリ『このまま島巡りを続けてれば、いずれあいつに会うだろうから。決着はそこでつけてくれればいいよ』

ダイヤ (いつかプルメリさんがおっしゃっていた『あいつ』とは、グズマさんのことかしら)

──プルメリ『…一つだけ言わせておくれよ。島巡りの邪魔をするのは、あいつら自身の意思じゃないんだ』

──ククイ『それとグズマ、俺はなれなかったんじゃない。夢の道へ進み、キャプテンにはならなかっただけさ。キミとは違ってね』

──ククイ『どうだ、グズマ。彼女と戦う勇気があるかい?』

ダイヤ (だとしたら、スカル団の方々が島巡りを邪魔する理由、目的、それは──)
0389>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 11:55:14.75ID:vQ+0Pabq
ククイ『ハウ、見てたんだな』

ハウ『えっ、うん』

ダイヤ ハッ

ククイ『ハウが島巡りで見つけようとしているものがなんなのか、いずれグズマにもわかるといいな』

ハウ『そうだね…』

ククイ『さすがだったぜ、もくたん。いい戦いだった!』

ダイヤ「あ、ああ。ありがとうございます」

ククイ『ところでそのマスクは…ロイヤルマスクのものだな。よし、俺から返しておくぜ』

ダイヤ「え?はあ…」

『もくたんは ククイに はかせのふくめんを 預けた!』

ダイヤ (…道具の名前が『はかせのふくめん』なのだけれど……突っ込むのは野暮というものかしらね)

ルビィ (なんか気づいて呑み込んだかおしたなあ)

ククイ『次の試練を受けるなら、11番道路を抜けてカプの村に行くんだぜ。健闘を祈る!』

ダイヤ「──はい!」


続く…
0390>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 12:00:08.93ID:vQ+0Pabq
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV37 くさ、ゴースト しんりょく
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ

かなた(ゲンガー)♀ LV35 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV31 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV31 あく シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV30 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV27 いわ、じめん こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ


現在所持している道具など
https://i.imgur.com/DeltTtD.jpg
0391>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/22(金) 12:05:50.19ID:vQ+0Pabq
誰か仲間に加えますか? >>392
※ アリアドス、アローラゴローン、トゲデマル、ハギギシリ、アローラサンド、誰も加えない、のいずれか。
誰かを仲間に加える場合、上記六匹の中からボックスへ預けるコを併せて指定。
0397名無しで叶える物語(SIM)
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2020/05/23(土) 14:07:13.04ID:Pda60Btm
おそらく一緒にやってるであろう花丸と善子サイドもみたいな。1イベント分くらいでいいので
0400>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:07:33.59ID:qLct1x7D
花丸「ずらぁ…」

善子 ドキドキ…

花丸 ガサゴソ


『もくまる くさ・ゴースト
攻撃 くさ→みず、いわ、じめん○
   くさ→ほのお、くさ、むし、ひこう、どく、じめん、ドラゴン×
   ゴースト→ゴースト、エスパー○
   ゴースト→あく、ノーマル× ノーマルは一番だめ!
防御 くさ、みず、じめん、かくとう○
   ほのお、ひこう、どく、こおり× こおりが一番だめ!』


花丸 っメモ フンフン


『にがてなポケモン
クワガノン、ダグトリオ、ゴローニャ くさ技で大丈夫! 、バルジーナ
得意なポケモン
ラランテス、スリーパー、ルガルガン あしが速い、だめ!』


花丸 っメモ フンフン…

花丸 ガサゴソ


『いとまる むし・どく
攻撃 むし→くさ、エスパー、あく○
   むし→ほのお、どく、かくとう、ゴースト、ひこう、フェアリー、はがね×
   どく→くさ、フェアリー○
   どく→いわ、ゴースト、どく、じめん、はがね× はがねは一番だめ!』


花丸 っメモ フムム…

花丸「…」

花丸 カチ…

はなまる『戻っておいで、いとまる!行っておいで!もくまる!』

もくまる(ジュナイパー)『ジュアッパーッ!』バサッ

『相手の ライチュウの サイコキネシス!』

花丸 ホッ

善子 ホッ
0402>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:14:15.90ID:qLct1x7D
花丸 っメモ ジーッ

ライチュウ『…』

もくまる『…』

花丸「…」

花丸 カチ…カチ…

『相手の ライチュウの サイコキネシス!』

『もくまるの かげぬい!』キィ…バシュンッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ライチュウは 倒れた!』

花丸「ずらぁ!」パァ

善子 ホッ…

善子「まずはライチュウ撃破ね」

花丸「うん!」

『ハウは オンバーンを 繰り出してきた!』

花丸「ぉ、オンバーンは、えっと、ドラゴンタイプだからもくまるはニガテで、交代しなくちゃいけないよね。ドラゴンタイプが得意なのはこおりタイプと、フェアリータイプと、」ユビオリ

善子 ハラハラ

『相手の オンバーンの おみとおし!』

『相手の オンバーンは もくまるの ちからのハチマキを お見通しだ!』

花丸「ず──ずらぁっ!?」ガーーーンッ

善子「お、落ち着きなさいって!交代するんだからお見通されても問題ないでしょ!」アセアセ
0405>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:21:16.85ID:qLct1x7D
……

『相手の ケンタロスの すてみタックル!』

『くずまるは 倒れた!』

花丸「く…くずまるぅーーーーーっ!!」

善子「いいや、くずまるはよくやったわよ!その証拠に見なさい!」

『相手の ケンタロスは 攻撃の 反動を 受けた!』

『相手の ケンタロスは 倒れた!』

花丸「け、ケンタロスも倒れちゃった!」

善子「くずまる達の頑張りのおかげよ。だからこれで、残るのは…」

花丸 ゴクリ…

花丸 カチカチ…

『ハウは アシレーヌを 繰り出してきた!』

はなまる『行っておいで!いとまる!』

いとまる『シュシュギュア!』

善子「お互いに、一体ずつ…!」
0406>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:27:58.70ID:qLct1x7D
アシレーヌ『…』

いとまる(アリアドス)『…』

花丸「アシレーヌは、えっと、みず・フェアリータイプ。んん…あっ、フェアリータイプならいとまるの得意な相手だ!」

善子「そう、ね」

善子 (ただ、すばやさはどう考えてもアシレーヌの方が高い。それに加えてハウの切り札であるこのアシレーヌはZ持ち)

善子 (決して高耐久とはいえないアリアドスが、アシレーヌのミズZを耐えられるか。耐えられたとして、一撃で落とせるか)

花丸 カチ

『きゅうけつ どくづき つるぎのまい ふいうち』

善子 (つるぎのまいを積めば一撃で落とせるはずだけど、そんなことしてる間に二回攻撃を受けるなら同じこと。急所の可能性にかけて最初から殴る方がまだいくらか部はいいはず)

善子 (せめて、ふいうち圏内まで削れれば…)

花丸「いくずらー、いとまるー!」

善子 (………いいや。どんな結果になったって、それはトレーナーであるずら丸が背負うべきもの。私はただ応援して信じるだけ)

善子「気張りなさいよ、いとまる!」

花丸 ──カチ
0407>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:33:04.72ID:qLct1x7D
ハウ カットイン!


花丸「わ、Zワザだ…!?」


ハウ カッ!

ハウ ザンザンザン、ザブーン…


『相手の アシレーヌが 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』


ス ー パ ー ア ク ア ト ル ネ ー ド


花丸「わ、わ、わ…!」

花丸「頑張れ、頑張れいとまる!」

善子「耐えなさいよ…!」


────────ッッッ…


いとまる『…』ピコン…ピコン…

善子「うわっ、ミリ耐え…!!」ゾッ
0408>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:36:38.47ID:qLct1x7D
善子 (でもこれを耐えるのは最低限の第一関門に過ぎない。この返しのどくづきが、アシレーヌを貫いてくれるか──)

花丸「いとまるの勝ちずら!どくづきー!」

『いとまるの どくづき!』ジュドドドッ

『効果は 抜群だ!』

花丸「善子ちゃん!」

花丸「これでおら、おら……アローラ地方のチャンピオンに──」

善子「」

花丸「善子ちゃん…?」

善子 カタカタカタ… スッ

花丸「そっか、そうだよね。最後まで頑張ってくれたいとまるを労ってあげなくちゃね。ポケモンチャンピオンたるもの、ポケモンには最大限の慈しみをもって接

アシレーヌ『…』

花丸「わあまだ生きてるずらーーー!!!」ギョッッ
0409>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:43:30.26ID:qLct1x7D
花丸「え?あれ?なんで?」

花丸「だって、いとまるはどくタイプだからアシレーヌは得意な相手なのに、どくづきはちゃんと効果抜群だった、のに…」

花丸「あれ?じゃあ、もう一回攻撃されちゃったらどうなるの?」

花丸「それも耐えなくっちゃいけない、の?」

いとまる『…』ピコン…ピコン…

花丸「そんなの、今のいとまるには………」

花丸「それじゃ、おら達の、負け…」

花丸「や、やだ、ここまでみんなで頑張ってきたのに、負けちゃうなんて、やだよぉ…」

善子 (どくづきがこのダメージ。ふいうちでギリギリ…狩り切れる、か…?いや、技の威力、タイプ一致補正、相性、勘案したら…恐らく………)

善子「……悔しいけど、受け入れなさい。これが結果、これだけが結果」

善子「でもずら丸、最後まで諦めちゃだめよ。全ての希望を込めた最後の反撃<リーサルブレイク>がアシレーヌを倒すことを信じて──」

花丸「あ」

善子「え?」
0410>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:46:40.40ID:qLct1x7D
『相手の アシレーヌは 毒を 浴びた!』

『相手の アシレーヌは 毒の ダメージを 受けている!』

『相手の アシレーヌは 倒れた!』

花丸「………毒の勝利ずら!!」

善子「」

花丸 フー…

花丸「…あれ?ってことは、もう一回攻撃を耐えなくてもいいんだよね?えっと、それじゃ…」


『ポケモントレーナーの ハウとの 勝負に 勝利した!』


花丸「!!!」

花丸「よ──善子ちゃん善子ちゃん!おら勝っちゃった!勝っちゃったよ!」ブンブン

善子「おっ、うっ、わかった、わかったから振り回すのやめなさオエッ」グワングワン

善子「やめなさいっての!!!」クワッ!!

花丸「チャンピオンだーーー!」ワーイッ

善子「聞きなさいよ!」
0411>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:50:21.78ID:qLct1x7D
〜ED観賞中〜


花丸「ほわー…」

善子「おめでと」

花丸「えへへ、みんながお祝いしてくれて嬉しいなあ」

善子「…喜んでるとこに水を差すようで悪いんだけど」コホン

花丸「ずら?」

善子「大事なこと忘れてないでしょうね」

花丸「大事なこと…」

花丸「………もちろん忘れてないよ」キリッ

花丸「善子ちゃん。いっぱい支えてくれてありがとね、もくまる達を代表して、まるからお礼を言うよ」ペコ

善子「あ、ああ、うん。丁寧にどうも」

花丸 ムフー

花丸「あ、かぷ・こけこだぁ!」ワァ

善子「………今ので大事なこと消化した気になってんじゃないでしょうね!!??」
0412>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 18:58:01.37ID:qLct1x7D
花丸「えっなに、まだなにかあるの!?みかんアイスでも奢れとか言うの?仕方ないなぁ…即物的だと仏様に笑われるよ」シブシブ…

善子「ちがぁーーーう!誰がよりによってみかん味のアイスをねだるかー!」

善子「そうじゃなくて、そもそもストーリーのクリアは前座でしかないってこと!ようやくここから対戦の特訓に入るんだからね!?達成感で腑抜けてるひまなんかないんだからね!」

花丸「………………」

──善子「ポケモンのストーリーを進めるのと対戦とでは、パーティの組み方から各ポケモンの技構成、戦闘での立ち回りまで、なにもかもが異なるわ。もはやそれらは別のものと言っていいほどにね」

──善子「決闘の日までに与えられた期間がたった一ヶ月である以上、ずぶの素人が対戦でまともな立ち回りができるようになるには一日だって無駄にできないのよ」

──善子「ただいくらストーリーと対戦が全くの別物とは言っても、ストーリーを放ったらかして対戦の準備だけをすればいいのかっていうと、そういうわけにもいかないわ」

──善子「なによりもあなた達には、ポケモンの知識そのものが圧倒的に不足しているから」

──善子「あなた達にはまずポケモンのことをよく知ってもらわなくちゃ話にならない。そのためには座学と反復練習よりも、ストーリーを楽しむのが一番手っ取り早いわ」

──善子「ひとまずはストーリーを楽しんで、自力でクリアしてほしいわ。その頃にはポケモンというゲームのことがそれなりにわかってるはずだから」

花丸「………………………………………ああ…!!」ハッ

善子「そ…そんな!?ほぼ全てのセリフ思い出すほどの回想を必要とした上で、そこから更に15個もの三点リーダを要してやっと『ああ…!!』ってレベルなの!?」

善子「大丈夫!?決闘ってのがなんのことなのか把握できてなかったりしてない!?」

花丸「それはまあ、なんとか思い出したよ」
0413>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 19:07:52.07ID:qLct1x7D
善子「あくまでもストーリーをクリアしてもらったのは、ポケモンってゲームがどういうものなのかを理解してもらうため。いわばやっとチュートリアルが終わったところってことなのよ」

花丸「そうだったね、てっきりアローラ地方の伝説に昇華するのが至上命題だと思い込んでたよ」

善子「ダイヤ伝染ってない!?」

花丸「冗談ずら」

善子「概ね自力で殿堂入りしたくらいなんだから、まあ大体どういうゲームなのかはわかったでしょ」

花丸「うん、たぶん」

善子「タイプ相性はまだちょっと怪しそうだけど…」

花丸「ずらぁ」// テレ

善子「ま、別にカンペ禁止なんてことにはならないだろうし、タイプ相性を完璧に覚えることなんかに時間を使わせるつもりはないわ」

善子「それよりも、タイプ相性が判断できた上で次の行動を論理的に詰めて立ち回れるようにしなくちゃ」

花丸「そんなに本気でゲームしたことないなぁ…」

善子「そもそもあんた、ゲームってしたことあるわけ?」

花丸「人生ゲームとか」

善子「ボドゲじゃないのよ…」

花丸「ハッピーファミリーだよ?」

善子「まじで!!?」
0414>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 19:14:34.57ID:qLct1x7D
花丸「ところで、決闘に向けた特訓ってなにをしたらいいの?」

善子「主に私やルビィとの模擬戦ね。その中で実際の立ち回りとかダメージ感覚なんかを掴んでいってもらうわ」

花丸「ふーん…」

花丸「よし、じゃあかかっておいで!もくまる達がボコボコにしてあげるずら!」

善子「早い早い。なんで途端に好戦的なのよ」

善子「つか、は?なめてるわけ?今やったらパーフェクトゲームぶちかますからね?」

花丸「おらに対抗心剥き出さないでほしい…」

花丸「模擬戦やるって言ったの善子ちゃんだよ」

善子「うん、模擬戦はやるんだけど。その前にパーティを組むのよ」

花丸「パーティ?」

善子「決闘で一緒に戦う六匹のポケモンを決めるの」

花丸「……」

善子「なによそのカオは」

花丸「いや、それならもう決まってるのに、なにを言い出したんだろうと思って…」

善子「…もくまる達のこと?」

花丸「そうだよ。アローラ地方に巣食う強大な悪を打ち砕いてチャンピオンにまで登り詰めた最強の六匹なんだよ」

善子「そこまで強大な悪はアローラ地方には巣食ってなかったと思うんだけど…」
0415>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/24(日) 19:25:46.28ID:qLct1x7D
善子「もくまる達でももちろんいいんだけど、それならそれで特別な修行が必要になるわよ。厳しいことを言うようだけど、たぶん今のその子達じゃ歯が立たないから」

花丸「ほ〜、随分と見下してくれるね。わかった、今ここでもくまる達の実力を見せつけてあげるずら」

善子「だからなんでそんなに好戦的な…」

善子「ま、説明されたところで納得できないのもわかるし、いいわ。軽く捻ってあげる」カチ

花丸「泣きべそかいても知ら


『ポケモントレーナーの †ヨハネ†との 勝負に 敗北した!』


花丸「………………!!」アゼン…

善子「ざっとこんなもんね」パンパン

花丸「な、なにが起こったのか…わからなかった…」

花丸「もくまる達の攻撃は全然きかないし、なんだかよくわからないことをされてるうちに…なんだかよくわからないまま…負けた、ずら…」

花丸「っていうか、知ってるポケモンが一匹もいなかったんだけど…」

善子「特訓なしに決闘に挑めばこうなるの。知らない相手、知らない技、知らない特性、そして知らない戦術に圧倒的な数値差。やりたいことなんか一つもできないままストレート負けよ」

善子「わかったら、まずはどんな戦い方をしたいか、どんなポケモンを使いたいか──」

花丸「善子ちゃん」ガシッ

善子「ひっ!な、なによ…!?」

花丸「こんな屈辱、味わったままにしてられないずら。必ず今より強くなって、次こそ善子ちゃんのことこてんぱんにしてあげるから!そのために、おらに稽古つけてほしいずら…!」メラメラメラ

善子「…最初からそのつもりよ、厳しく行くから弱音なんか吐かないでよね」ニッ

善子「────っていうか、ヨ!ハ!ネ!!」


負けず嫌いを開花させた花丸の成長や如何に!?
乞うご期待!
0423>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 20:17:55.30ID:+mFq8mTc
11番道路


ダイヤ「さて、次の目的地は11番道路を抜けてカプの村とのことね。いかにも歴史的な背景を有していそうな名称で、どんなお話が聞けるか今から楽しみ──」

ロトム『お役に立つロトー!』

ダイヤ「!」

ロトム『ここのところもくたんの快進撃が続いて、気持ちよくなっちゃうロト!もっともっとたくさんのトレーナーとバトルしよロトー!』

『ロトムは おこづかいポンを 使った!』

『貰える おこづかいが 二倍になった!』

ダイヤ「こ、こら!勝手に出てくるのではありません!喋るポケモン図鑑などという物珍しいものが、悪い方に狙われてしまうかもしれませんわよ!」シッ!

ルビィ「ルビィだったら喜んでゆずっちゃうかな」
0424>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 20:27:15.69ID:+mFq8mTc
カラテ王『むむ!手強そうなトレーナーを発見!』

ダイヤ「ほう、このわたくしの力量を一目で見抜くとはたいしたものね」フン

カラテ王『ぜひ私達の修行に付き合ってくれないか!』

ダイヤ「よいでしょう。ポケモンと共に鍛錬を積もうというその心意気たるや見事ですわ」カチ

『カラテ王が 勝負を 仕掛けてきた!』

『カラテ王は キテルグマを 繰り出してきた!』

ダイヤ「キテルグマですか」

ダイヤ「それならばこちらもしずくちゃんでお相手を、と言いたいところですが」

もくたん『行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

ダイヤ「新たにククイ博士から頂いた矢の切れ味を試させていただきますわよ!なんとジュナイパー専用のZクリスタルを頂き、放てるようになったのはかげぬいのZワザ!」

『シャドーアローズストライク』

ダイヤ「ヨハネ♡の猛攻の後にも立っていられるかしら──!?」カチ…

『効果なし』

ダイヤ「…」


もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!行っておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ウシュゥシュガァ!』

ルビィ「冷静で安心したよ」
0425>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 20:36:42.75ID:+mFq8mTc
12番道路


ダイヤ「…む!?なんだか見慣れない地面が拡がっているわね…」

ジャカッ ジャカッ ジャカッ

ダイヤ「──!この石畳を踏み割って進むかのような音は!」

ハプウ(on バンバドロ)『おお、もくたん。間に合ったようじゃの』ババーン

ダイヤ「やはりハプウさんでしたか」

ダイヤ「てっきりバンバドロさんのヒヅメが石畳を傷つけているものだと思っていましたが、この土の道を踏みながらも同じ音が響くということは、どうやらそれはバンバドロさん自身の足音のようですわね」

ハプウ『そこに尖った岩の荒地があるじゃろう。その荒地は並大抵のポケモンでは通ることもままならん、脚に岩が食い込んでしまうのでな』

ダイヤ「なんと」

ハプウ『じゃからな、その荒地を進むためにワシのバンバドロを貸して──』

ダイヤ「今こそいわタイプの本領を発揮するとき、さあ行きますわよモルフォちゃん!もくたんちゃんを乗せ、荒地をゴーですわ!」ドヤッ

ルビィ「おねいちゃん、モルフォちゃんに無理ゆわないであげて」


ポケモンライドにバンバドロを登録していただきましたわ!
0426>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 20:47:11.69ID:+mFq8mTc
ホテリ山


『やったー!エレキッドを 捕まえたぞ!』

ダイヤ「これで六種類、アローラ地方ではホウエン地方に増して各地で様々なポケモン達に出会えるのがとても楽しいですわ」

ダイヤ「このホテリ山にはでんきタイプのポケモンが多いようね。そこでコイルも眠っているし」

コイル『zzz...』

ダイヤ「あとはー…」カチカチ

ピコ

ダイヤ「! このアイコンは」カチ

『ポケファインダーを 起動した!』

ダイヤ「やはり!ここでもポケモンの生態を覗き写真を撮ることができますわ!」

ダイヤ「どれどれ、どんなポケモンが〜」スイ…

ダイヤ「んまーっ、あんなところにデデンネがいるわ!おっと、声を潜めなければ…驚かせて逃げられてしまってはもったいないものね。屋根の上なんかに登って、落ちてしまわないか心配ですわ………おっいいアングル!」スイスイカチカチ

カシャッ カシャッ

ルビィ (ポケファインダー楽しめる人ってほんとにいるんだなあ)
0427>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:06:37.80ID:+mFq8mTc
13番道路


ダイヤ「うん?集落のようにも見えるけれど、この辺りは13番道路…ですか」

ダイヤ「これはモーテル、奥には噴水と……あれはキャラバンかしら。ふむ…旅の足を休めるオアシスといったところね」

ダイヤ「モーテルの中を軽く覗いて」カチ…

グラジオ『!』バッタリ

ダイヤ「わ、グラジオさん!用心棒のあなたがいらっしゃるということは、この辺りでスカル団が活動しているということでしょうか。ボスだというグズマさんもいらっしゃったことですし、そうなのでしょうね」

グラジオ『…スカル団がコスモッグというポケモンを探している』

ダイヤ「!」

グラジオ『コスモッグはほとんどなんの力も持たないポケモンだが、とんでもない災厄を呼び寄せる可能性がある危険な存在だ。もしコスモッグのことをなにか知っているのなら………』ギロ

ダイヤ「…っ」

グラジオ『……まあいいさ。これだけは忠告しておいてやろう、コスモッグだけはなにがあってもスカル団の──いや、信頼できない人間の手には渡すなよ』スタスタスタ

ダイヤ「〜〜〜っ……」ヘナ…

ダイヤ「コスモッグとは、ほしぐもちゃんのことですわよね。あの様子ならばリーリエさんが匿っていることには気づいていないのでしょうけれど」

ダイヤ「スカル団が、コスモッグを…」
0428>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:14:00.88ID:+mFq8mTc
カプの村


ダイヤ カチカチ…

もくたん トコトコ…

ダイヤ「えっカプの村!?」

ルビィ「うわっびっくりした」

ダイヤ「ここ!?ここがカプの村なのですか!?」

ルビィ「そうみたいだね」

ダイヤ「民家の一軒もありませんが!ポケモンセンターと建物の基礎のようなものしかありませんが!?」

ルビィ「おねいちゃん考えてみて。自治体でもない場所にポケモンセンターがあるはずないでしょ。つまりここは」

ダイヤ「れっきとした、村…」

ルビィ「そうそう」

ダイヤ「………いや納得できませんが!!?」

ルビィ「おっと騙されてくれない」
0429>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:18:03.68ID:+mFq8mTc
ダイヤ「この朽ちた基礎らしきものが、あるいはかつての民家なりなんなりで──カプの村だったものは歴史と共に廃れてしまった、と…?」

──ククイ『次の試練を受けるなら、11番道路を抜けてカプの村に行くんだぜ。健闘を祈る!』

ダイヤ「仮にそうだとして、ここでどうやって試練を行えと…!?」

ルビィ「民家を…」

ダイヤ「再建せよとでも!?試練のたびに建てては壊しているということにならない!?」

ルビィ「無理があったみたいだ」ゥュ
0430>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:23:12.70ID:+mFq8mTc
ダイヤ「カプの村に辿り着いたはいいものの、試練をしてくださりそうなキャプテンの姿も見当たらないし、一体どうすれば………ん?」

ハウ『…』

ダイヤ「ハウさん!」

ダイヤ「よかった、先に着いていたのですね。恥ずかしながらわたくし達、ここからどうすればよいのかわからず、先んじていらしたのならば師事を仰ぎたいのですが…」カチカチ

ダイヤ「…?なにをじっと見つめて…?」

ハウ『もくたん。この先、ラナキラマウンテンっていう険しい山に繋がってるんだけどね』

ダイヤ「え?ええ」

ハウ『ククイ博士が言うには、ラナキラマウンテンの頂上にポケモンリーグを建設するんだって』

ダイヤ「まあ、そうなのですか…!」

ハウ『僕達の実力じゃまだラナキラマウンテンは越えられないし、ポケモンリーグに挑むなんて夢の夢だよね。だけど、必ず島巡りを乗り越えて──挑もうね、ポケモンリーグ!』

ダイヤ「──もちろん。わたくしの旅の目的には、もうしっかりとそれが刻み込まれていますから。負けませんわよ、ハウさん」

ダイヤ「……ところでその、肝心の島巡りにすら行き詰まりかねないのですが…」チーン
0431>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:31:13.94ID:+mFq8mTc
15番道路、エーテルハウス


『園児との 勝負に 勝利した!』

園児『おねえちゃんつよ〜い!』

ダイヤ「これでもそれなりに場数を踏んだつもりですので。後れを取るわけにはいきませんわ」

ダイヤ「…と、子供たちにお稽古をつけてあげるのは結構だとして、ここからは海のようだし…本格的に行き先を見失ってしまったわ。このまま海を越えてしまえばカプの村を大きく離れてしまうし…」カチカチ

ダイヤ「にしても、行く宛てが他にない以上、一旦海を越えるしか──」

アセロラ『あ、やっほ〜もくたんちゃん。こんなとこにいたんだー。あ、子供たちと遊んでくれてたの?ありがとね!』

アセロラ『ところでアセロラちゃんの試練受けるならいつでも始められるけど、どうー?』

ダイヤ「わたくしこそいつだって始められますが!!!」ドーン


悪意のない笑顔にもつい語気が強くなる程度には焦っていた。
0432>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:45:58.31ID:+mFq8mTc
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV38 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV36 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV33 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV32 あく シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV31 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV29 いわ、じめん こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、あばれる、いわなだれ


現在所持している道具
https://i.imgur.com/JkHXO8E.jpg

わざマシン一覧
https://i.imgur.com/KOpb6rE.jpg
0433>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/26(火) 21:52:42.62ID:+mFq8mTc
アセロラの試練の先鋒 >>434
※ 上記六匹から指定。
下記の通り全四回バトルになりますが、それぞれの戦闘前に並び替え可能。SS的にはぬしバトルの前にのみ改めて先鋒安価を出します。

参考、アセロラの試練の相手
ぬしミミッキュ♀ LV35 全能力+1 @ラムのみ
ジュペッタ♂ LV32*
ブルンゲル♀ LV33*
*…仲間呼びでどちらかが乱入

なお、ぬしポケモンとのバトルの前に野生ポケモンとのバトルが三回あります。
ゴース(LV29)、ゴースト(LV29)、ゲンガー(LV30)
0440>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/29(金) 00:07:17.93ID:eFGNulnD
身辺都合により、次の更新が少し遅くなりそうです
と言っても一週間は空けないつもりでいるので、ご容赦ください…

それとついでの報告ですが、ダイヤさん以外の八人のパーティ個体が育成完了しました
0444>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/05/29(金) 06:28:13.61ID:eFGNulnD
そうです
厳密にはBP不足で道具揃えられてなくてあと三匹くらいは完全に完了したとは言えない状態ですが。
0447>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
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2020/05/29(金) 23:40:05.31ID:MnXJ/DRR
当然USUM限定ですが、各キャラのパーティと対戦することが可能になりました
ネタバレになりますが…
0457>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
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2020/06/02(火) 13:07:54.44ID:E0VPxE8i
だいぶお待たせしてすみません
今夜たぶん更新できます
0459>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 21:28:51.31ID:9eA1nWf7
メガやす跡地前


アセロラ『アセロラちゃんの試練はここで行うよん♪』

ダイヤ「ここは…廃墟のようですが…」

アセロラ『元々大きなスーパーだったんだけどね、アーカラ島に移転しちゃったおかげで今はポケモン達の遊び場になっちゃってるんだよ』

ダイヤ「ほう。近隣の住民の方々にとってはご不便でしょうが、それはスーパーが建ったときにポケモン達が感じた気持ちでしょうからね。この建物が人間に対する役目を果たしたのならば、潔くポケモンに明け渡すというのは筋が通るでしょう」

ダイヤ「…って、ああ。そういえばもうこの近隣にはほとんど人が住んでいないのかしらね。あるのは廃れたカプの村とキャラバンだけですし」

ダイヤ「どちらが先だったのかはわかりませんが、スーパーが移転したことで困った方もそう多くはなかったのかもしれませんわ」

アセロラ『それじゃ試練の説明するね』

ダイヤ「! は、はいっ。お願いします!」ピンッ
0460>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 21:34:58.95ID:9eA1nWf7
アセロラ『アセロラちゃんは、ポケモントレーナーとしてのもくたんちゃんの実力っていうのは改めて測るまでもないかなーって思ってるの』

ダイヤ「へ?」

アセロラ『メレメレ島を出発して、アーカラ島を経てこのウラウラ島に辿り着いてること。それにその過程できちんと島巡りをこなしてきて、たくさんのキャプテンに認められてきたよね』

アセロラ『だから、わざわざアセロラちゃんが戦う必要はないかなってね』

ダイヤ「は、はあ。それではどのように試練を行うのですか?」

アセロラ『ってことでアセロラちゃんの試練は、このメガやす跡地で可愛いポケモンの写真をいっぱい撮ってくることにしまーす!』

ダイヤ「……………へ…?」

アセロラ『ここ、色んなポケモンが遊び場にしてるから。いい写真たくさん撮れると思うよ。でもそうだなー、一応試練ってことで、四枚!それぞれ違うポケモンの写真を上手に四枚撮って戻ってくることが試練の内容ね』

アセロラ『それじゃ、アセロラちゃんの試練、スタ〜ト!』
0461>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 21:39:52.85ID:9eA1nWf7
メガやす跡地


ダイヤ「…と言われて送り出されてしまいました」

ダイヤ「移転がどれほど前のことなのかはわからないけれど、うーん…」

ヒュオオ…

ダイヤ「なかなか立派な廃墟となっているわね…」

ルビィ「立派な廃墟?」

ダイヤ「もしかしてと思うけれど、ここを遊び場にしているポケモンって…」

ズバット バサッバサッバサッ

ダイヤ「!」ビクッ

ダイヤ「やはり、そうよね。そういう系統のポケモンが好みそうな雰囲気に仕上がっていますし…」

ダイヤ「アセロラさんが喜びそうな写真が撮れるか怪しくなってきたわね…」カチカチ
0463>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 21:50:56.09ID:9eA1nWf7
もくたん トコトコ…

ダイヤ「まだアローラ地方はお昼ですし、あまりそういうポケモンは活動していないのでは。先ほどのズバットを見逃してしまったことが悔やまれますわ」カチカチ…

影 コソ…

ダイヤ「む。そこにいるのは誰ですか!?おとなしく写真を撮らせなさいな!」

ピカチュウ『…』

ダイヤ「ぴ──ピカチュウですわ!!」ンマーッ!

ピカチュウ タタタッ

ダイヤ「あっ逃げ…!いやはや、まさかこんなところでピカチュウに出会えるとは!『可愛いポケモンの写真』を撮るのにこれほど打ってつけの被写体はいませんわ!お待ちなさいな!」カチカチ

もくたん タタタ…

ロトム『ポケモン発見ロト〜!』

ダイヤ「! 見つけましたか、さすがロトムさん!」

『ポケファインダーを 起動した!』

ダイヤ「さーてピカチュウさん、とっておきの写真を撮らせていただきますわよ〜」ノゾキコミ…


ゴース スイー


ダイヤ「いやゴースゥーーー!!!」
0464>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 21:56:13.44ID:9eA1nWf7
ダイヤ「ロトムさん!?わたくし達は今ピカチュウを追いかけていたのですが、理解していませんでしたか!?見つけたとおっしゃるからファインダーを覗き込んだのに、元気に飛び回るゴースしか見当たりませんが!」

ダイヤ「…」

ダイヤ ノゾキコミ…


ゴース スーイスーイ スイーーー


ダイヤ (めっちゃ元気ですわ…)

ダイヤ「いえ、よいことなのですが、ゴースってああも元気にびゅんびゅん飛び回るようなポケモンなのですか…?かなたさんは戦闘のとき以外は大抵お休みでいらっしゃるというのに」

ルビィ「それ違う方の彼方さんじゃない?」

ダイヤ「まあどうせ四匹それぞれ違うポケモンの写真を撮らなければならないので、ゴースも撮りますが」

ダイヤ「うーん、あっちこっちへと飛び回るのでいい角度で撮るのが難しいわねー…………」

カシャッ

ルビィ (めっちゃ上手いじゃん…)
0466>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:07:10.05ID:9eA1nWf7
ダイヤ「うん、いい角度で撮れたわ」ムフー

【コメント】家政婦のミタ

ダイヤ「いや。いや。そんな隠し撮りみたいな雰囲気がどこにあるというのですか。こんな真正面を捉えられるとしたら恐らく向こうからもバレていますわそれ」

ルビィ「おねいちゃん、そっちじゃなくて最終回で笑う方だよ」

ダイヤ「しかしせっかくピカチュウを見つけたというのに一枚目がゴースとは。ま、可愛いからいいのですけれど」

ダイヤ「ほーらかなたさん、ゴースの写真ですわよー。って寝ていますか」フフ

ルビィ「ほんとに寝てるんだかなたちゃん」

ダイヤ「さて、気を取り直してピカチュウを探しに──」

『あ!野生の ゴースが 飛び出してきた!』

ダイヤ「んお!?」

ダイヤ「っと、ここでゴースと戦うことになるのですか。遊び場を踏み荒らしたように映ってしまったのかしら」

ダイヤ「心苦しいけれど、わたくしも退くわけにはまいりませんので」

もくたん『いっておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ウシュゥシュガァ!』
0467>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:12:10.96ID:9eA1nWf7
『ヒガンバナは もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「先頭はヒガンバナさんになっていましたか。これは幸いでした」カチカチ

『相手の ゴースの シャドーボール!』

ダイヤ「さすがにゴースより早く動けるとは思っていないので、これも折込み済み…と言いつつ、なかなかいいダメージを受けるわね。確かにかなたさんもゴースの頃からかなりとくこうは高かったものね」

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ゴースは 倒れた!』

ダイヤ「さすがヒガンバナさん。ゴースはとくこうが高い反面ぼうぎょが低いので、一発で倒すことができたわね」

ダイヤ「さて、もたもたしているとピカチュウがどこかへ行ってしまうわ」
0468>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:15:35.10ID:9eA1nWf7
ダイヤ「向こうへ行ったと思うのだけれど…あ!」

ピカチュウ『…』

ピカチュウ タタタッ

ダイヤ「こら、お待ちなさいな!アセロラさんと約束したのよ、あなたの写真を撮って戻ると!」カチカチ

ルビィ「確かそんな約束はしてないような…」

もくたん タタタ…

ロトム『ポケモン発見ロト〜!』

ダイヤ「来ましたか!」

『ポケファインダーを 起動した!』

ダイヤ ササッ


ゴースト スイー


ダイヤ「だからァ!!」
0469>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:20:18.35ID:9eA1nWf7
ダイヤ「ロトムさん!あなた、ずっとわたくし達と行動を共にしているのでしょうが!であればこちらの意図を正しく汲みなさいな!」

カシャッ

ルビィ (うわ、お説教しながらベストアングルで写真撮った)

ルビィ「ってゆうか、別にどのポケモン撮ってきてって指定されてないんだから、ピカチュウにこだわらなくてもいいよね?」

ダイヤ「…!」

ダイヤ「…」

ダイヤ「まあそれはよいでしょう」カチカチ

『相手の ゴーストの シャドーボール!』

『ヒガンバナの かみくだく!』ガシュガシュッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ゴーストは 倒れた!』

ルビィ「おねいちゃんが撮りたいだけなんでしょ!」
0470>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:28:50.17ID:9eA1nWf7
ピカチュウ『…』

ピカチュウ タタタッ

ダイヤ「こらー待ちなさ〜い!」カチカチ

ルビィ「もう走りながら撮っちゃえば?」

ダイヤ「走りながらだなんて、手元がぶれてキレイな写真にならないでしょう」

ルビィ「いやー、おねいちゃんならなんやかんや上手に撮っちゃうような気がする」

ダイヤ「だいたいそんな撮り方をしたら、ピカチュウの後ろ姿しか写らないでしょうが」

ルビィ「後ろ姿じゃだめなの?可愛い写真ならいいんだよね?」

ダイヤ「後ろ姿を撮って可愛いと言えるか…」

ルビィ「おしり」

ダイヤ「…………!?」ピクッ

ルビィ「夢中で走るピカチュウのおしり」

ルビィ「可愛いんじゃないかなあ」

ダイヤ「………」カチカチ…

ダイヤ スッ

ルビィ「ごめん、おねいちゃんごめん。無茶ゆった。ゲームシステム的にできないことだからおとなしく追いかけよ」
0471>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:39:05.07ID:9eA1nWf7
もくたん タタタ…

ダイヤ「っと危ない、ヒガンバナさんを先頭から移しておかなければ」

ダイヤ カチカチ…

ルビィ「おやくごめん?」

ダイヤ「誰がそんな言い方をしましたか。ここまでの二戦、シャドーボールを二回受けながらもたったのかみくだく二発で勝負を決めてきたのよ、充分過ぎる功績でしょう」

ダイヤ「シャドーボールをあと一度でも受けてしまえば倒れてしまうのだから、ヒガンバナさんは奥で行方を見守っていただくとして、先頭は…」フム

ダイヤ カチカチ…

ダイヤ「…よし。撮るべきは残り二匹ね、さくっと終わらせてアセロラさんの元へ戻りましょうか」

ルビィ「…ピカチュウと戦うんだったら、ヨハネ♡ちゃんとかモルフォちゃんの方がよかったんじゃない?」

ダイヤ「んー?ふふ…甘いわね、ルビィ。言ったでしょう、『シャドーボールをあと一度でも受けてしまえば倒れてしまう』と」

ロトム『ポケモン発見ロト〜!』

『ポケファインダーを 起動した!』

ダイヤ「ゴース、ゴーストと来れば、次に戦闘となるのは必然──」スッ


ゲンガー ヒタ…ヒタ……


ダイヤ「ゲンガーに決まっていますわ」ニッ

ルビィ「おー」パチパチ
0472>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:45:24.69ID:9eA1nWf7
カシャッ

ダイヤ「ゲンガーの撮影も上首尾。ま、かなたさんの方が可愛く逞しいようですが」

『あ!野生の ゲンガーが 飛び出してきた!』

ダイヤ「ゲンガーと戦闘になるのだとわかっていれば──」

もくたん『行っておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

ダイヤ「こちらも当然、かなたさんで迎え撃つ」

ダイヤ「レベルはこちらが六つも上、となれば素早さで負ける道理はありません。かなたさんはとくこうこそ高いものの、とくぼうは並程度。つまり先に攻撃を仕掛けてさえしまえば」カチカチ

『かなたの シャドーボール!』ギュギュ…ボンッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ゲンガーは 倒れた!』

ダイヤ「寝起きのかなたさんを侮ることなかれ、ですわっ!」ブイッ
0473>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:49:05.21ID:9eA1nWf7
ダイヤ フー…

ダイヤ「ゴース、ゴースト、ゲンガーと三匹を写真におさめ、アセロラさんより課せられた試練の達成まで残すところはあと一匹。まるで図りごとのような展開ね──」

『モルフォは 学習装置で 経験値を 貰った!』

『モルフォは 30レベルに 上がった!』

『おや…?モルフォの 様子が…』

ダイヤ「!」

ルビィ「ぉ」
0474>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 22:56:14.97ID:9eA1nWf7
モルフォ クルクルクル… シュワンシュワン…

………パァァァァ

サナギラス『シャギ!』

ダイヤ「サナギに──サナギになったわ!」

『サナギラス だんがんポケモン』

『暴れまわる 危険な サナギ。岩盤の ような カラの 中では 次の 身体が できあがりつつある』

──【コメント】蛹になりそう

ダイヤ「あの方の見る目は正しかったのね。しかし…」

──ダイヤ「まさかヨーギラスの『ヨー』とは、『蛹』の音読み…!?………ではサナギに進化したらお名前はどうなるというのですか!?」

ダイヤ「まさかそのまま、サナギラスになるとは」

【コメント】虫じゃないのにサナギになるなんてフシギダネ

ダイヤ「ポケモンは、奥が深いのね…」

ルビィ (だんがんポケモンってなんだろ…)
0475>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:02:51.17ID:9eA1nWf7
ダイヤ「モルフォちゃんも進化したことで、準備は万端!タイプはいわ・じめんということででんき技にも強いし、万が一麻痺をするようなことがあっても新たな特性だっぴが活路となってくれることでしょう」

ピカチュウ『…』

ダイヤ「おっと、わざわざ戦闘とモルフォちゃんの進化が終わるのを待ってくださっていたとは、殊勝な心がけですわ」

ピカチュウ トコ…トコ…

ダイヤ「走って逃げることもない。その奥に可愛くポーズを取るための台座でもこしらえているのですか?なんてね」フフ

ダイヤ カチ…

ルビィ「…おねいちゃん?どうしたの?」

ダイヤ「…いえ。なにというわけではないのだけれど」

ダイヤ フ──

ダイヤ「廃墟、よね。このメガやす跡地は」

ルビィ「ってゆってたね」

ダイヤ「その割には、商品の残骸や買い物カートでやたらと道が区切られていて、気づけばここまで一本道で来たのよね」

ダイヤ「………まるで、ピカチュウに連れてこられるようにして」

ルビィ「…」
0476>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:07:22.71ID:9eA1nWf7
ダイヤ「…まあ、よいですか」

ダイヤ「ピカチュウの写真を撮って、恐らくもつれ込むであろう戦闘を終えれば、それで済む話なのだから」

ダイヤ カチカチ

もくたん トコトコ…

ダイヤ「…あら?」

ダイヤ「行き止まりですか…ピカチュウの姿もなくなっているし、どこへ逃げてしまったのか…」

ダイヤ「……というよりも、なによりも」


アセロラ『…』


ダイヤ「アセロラさんが、なぜここに…?」
0477>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:17:26.16ID:9eA1nWf7
ダイヤ「まさか、わたくしの戻りが遅いのでご心配をおかけしてしまったのでしょうか。アセロラさん、

アセロラ『もくたん』

ダイヤ「は、はい?」

アセロラ『試練、お疲れ様。戻ろっか』

ダイヤ「え…?」

ダイヤ「いえ、まだわたくしは三匹分しか写真を撮っていないので、戻るわけにはいかないのですが…」

アセロラ『もういいよ。試練、ここで終わりにしようよ』

ダイヤ「そんなことを言われても…なにかあったのですか?」

アセロラ『ここから出ていってよ』

ダイヤ「!」ピク…

ダイヤ「…いいえ、出ていくわけにはいきません」

アセロラ『私と一緒に外に出ようよ』

ダイヤ「お断りいたします」

アセロラ『この先にはポケモンなんかいないからさ、もう写真を撮ることだってできないよ』

ダイヤ「…なにをおっしゃいますか」

ダイヤ「アセロラさんが課された試練です。あと一枚というところまで来ていますし、その最後の被写体にも目処は立っているのですよ」

アセロラ『…』

ダイヤ「なにが目的か、あなたがどなたかは存じませんが──そこをどいてくださいな。わたくしは、アセロラさんとの大切な約束を果たしている途中なのです」

アセロラ『…』

アセロラ スゥ──

ダイヤ「! 消えた…」

ルビィ「おねいちゃん」

ダイヤ「ええ…扉が… 先ほどまではなにもなかったように見えたけれど…」

ダイヤ ゴクリ…
0478>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:20:26.57ID:9eA1nWf7
メガやす跡地、奥の小部屋


ダイヤ「狭い…もくたんちゃんが入るだけで、ほとんどいっぱいになってしまうわ…」

ダイヤ「従業員用の通路などでもないようだし、一体この部屋は…」

ロトム『もくたん〜!』

ダイヤ「ロトムさん」

ロトム『気をつけてロト、なんだかわからないけどポケモンの気配……ガッ…』

ダイヤ「ろ、ロトムさん…?」

『ポケファインダーが 起動した!』

ダイヤ「! 勝手にポケファインダーが…」
0479>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:24:39.25ID:9eA1nWf7
ダイヤ「ポケモンを撮れということ…なの…?」

ダイヤ スッ

ダイヤ「いえ、しかし──」


シン…


ダイヤ「映るのは壁と天井ばかり、どこにもポケモンの姿など…」

ダイヤ キョロキョロ…

ダイヤ「…ぁ、んん…?」

ダイヤ「普段はカメラをこうも下向きになどできないのですが…部屋が狭いからでしょうか。とは言え下を向いてももくたんちゃんの足先が映るばかり…で……」

ダイヤ「………影…?」

ダイヤ ……ハッ

ダイヤ「もくたんちゃん!後ろに何者かが──ッ」バッ


ミミッキュ『…』


ダイヤ「…っ!!」ビクッ…


『ぬしポケモンの ミミッキュと 勝負になった!』
0480>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:25:52.06ID:9eA1nWf7
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV38 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV36 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV33 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV32 あく シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV31 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV30 いわ、じめん だっぴ @イワZ
すなあらし、いやなおと、あばれる、いわなだれ


道具やわざマシンには前回から変更ありません
0481>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/02(火) 23:28:22.20ID:9eA1nWf7
アセロラの試練の先鋒 >>482
※ 上記六匹から指定。ヒガンバナは満身創痍だが、指定することは可。

参考、アセロラの試練の相手
ぬしミミッキュ♀ LV35 全能力+1 @ラムのみ
ジュペッタ♂ LV32*
ブルンゲル♀ LV33*
*…仲間呼びでどちらかが乱入


今日の更新はここまでです。
余談ですが、千歌や花丸のパーティにも努力値は振っています。ご指摘の通り善子/果南の指導がついていますので。
0482名無しで叶える物語(SB-Android)
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2020/06/02(火) 23:32:22.73ID:XNgoKzIs
SMしかやってないんだけどぬしミミッキュ戦闘前にミタァーッって鳴き声あげなくなったのねごめんぬ

安価下
0484名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/02(火) 23:38:56.87ID:15uUueIy
サナギラス以外全員フェアリーゴーストに抜群取られるしバンギになったら漏れ無く抜群取られることになって草
0489>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:18:23.53ID:dFDKnXGz
ダイヤ「………!……………!」バックンバックン

ルビィ (だいぶ怖がってる。ゃ、でも、うん、ここはほんとに怖かったもんね…)

もくたん『行っておいで!モルフォ!』

モルフォ『シャギ!』

ダイヤ ハッ

ダイヤ ブンブンブンッ

ダイヤ「いけないいけない、あまりの展開につい放心してしまっていたわ。今からが本番だというこのときにわたくしがこんな調子ではだめね」パンッ

ダイヤ「…よし!」グッ

ダイヤ「に、しても…」

ミミッキュ『…』

ダイヤ「ミミッ、キュ。ピカチュウでは…ない…?先ほどまでピカチュウだと思って追いかけていたのはこのミミッキュだというのですか」

ダイヤ「明らかに手製と思しき被り物。作りもどこか粗雑で、きちんと見ればピカチュウの愛らしさとはかけ離れているというのに…すっかり騙されてしまいましたわ…」

『相手の ミミッキュは ぬしパワーを まとった!』

ダイヤ「! おっと、そんな些事に気を取られている場合ではありませんわね──」
0490>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:21:05.30ID:dFDKnXGz
『相手の ミミッキュの こうげきが 上がった!』

ダイヤ「おや、『ぐーんと』ではないのですか。こうげきが上がったこと自体は喜べるものではないけれど、今までのぬしポケモンさん達に比べればいくらか優しい…」

『相手の ミミッキュの ぼうぎょが 上がった!』

ダイヤ「えっ」

『相手の ミミッキュの とくこうが 上がった!』

『相手の ミミッキュの とくぼうが 上がった!』

『相手の ミミッキュの すばやさが 上がった!』

ミミッキュ メラメラメラ…

ダイヤ「」
0491>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:24:25.29ID:dFDKnXGz
ダイヤ「え?え??」

ダイヤ「お待ちくださいな、今…たくさん上がりませんでしたか…?」

ダイヤ「こうげきが上がり、ぼうぎょが上がり、とくこうと、とくぼうと、すばやさと………」

ダイヤ「………え???」

ルビィ (そうなるよね…)

ダイヤ「ルビィ…」

ルビィ「あー、えっと…」

ルビィ ソッ… ツンツン

『ミミッキュ
こうげき▲・・・・・
ぼうぎょ▲・・・・・
とくこう▲・・・・・
とくぼう▲・・・・・
すばやさ▲・・・・・』

ルビィ「残念ながらおねいちゃんが思ってる通り、全部の能力が上がっちゃったよ」

ダイヤ「」
0492>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:31:50.30ID:dFDKnXGz
ダイヤ「それは、その、……ずるくないかしら…?」

ルビィ「ずるいと思う」

ダイヤ「ですわよねぇ…」

ダイヤ ハァ…

ダイヤ「しかし、上がってしまったものにあれこれ不満を述べても仕方がありませんか。とにもかくにもこのミミッキュさんを倒さなければならないことは間違いないのだから、いかにしてそれを達成するかということだけ考えなければね」

ルビィ (全能力アップなんていう派手な効果もそうだけど、それよりももっと…ミミッキュにはとんでもない初見殺しが控えてる。第一手、すごく大事だよ…お姉ちゃん…!)

ミミッキュ『…』

モルフォ『…』

ダイヤ「…」

──『相手の ガラガラの みきり!』

──『相手の トゲデマルの ニードルガード!』

ダイヤ「最初の行動、仲間が駆けつけるまでの時間を稼ぐため、ぬしポケモンさんは身を守ることが多かった。ミミッキュも同じことを企んでいるのだとすれば、この第一手で安易に攻撃を仕掛けても無駄になる可能性は大いにある」
0493>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:40:27.06ID:dFDKnXGz
ダイヤ「ミミッキュをゴーストタイプだと見るのであれば、放つZワザもきちんと吟味しなければならない。エリュシオンちゃんのノーマルZ、しずくちゃんのカクトウZは効果を発揮できずに終わる可能性が高い」

ダイヤ「最も効果的と思われるのは、ヨハネ♡のジュナイパーZね。──しかし」

──『相手の ミミッキュの ぼうぎょが 上がった!』

ダイヤ「ぼうぎょが上がっている以上、いかにZワザと言えどもダメージを過信するわけにはいかない。理想的なのはぼうぎょがせめて通常の水準に戻ったところでジュナイパーZを叩き込むこと」

ダイヤ「ここでモルフォちゃんの攻撃が防がれてしまう可能性を考慮すれば、なにがなんでも攻めるというよりも──」カチカチ

『相手の ミミッキュの じゃれつく!』

ダイヤ「! 守らない…」

『モルフォの いやなおと!』ジギジギジギ…

『相手の ミミッキュの ぼうぎょが がくっと 下がった!』

ダイヤ「よしっ!!」

ルビィ「おぉ…」

ダイヤ「これでジュナイパーZを叩き込めれば、ほぼ確実にミミッキュは倒せるはず…!」
0494>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:47:22.34ID:dFDKnXGz
モルフォ『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「…っ、しかし…やはりこの攻撃力は脅威ね。たったの一発、しかも『じゃれつく』などというおふざけ極まりない攻撃でこのダメージとは…」クッ

ルビィ「…」

ダイヤ フー…

ダイヤ「いずれにせよ、これでお膳立ては整ったでしょう。どんなポケモンが駆けつけるのかも大きな要素ではあるけれど…」

『相手の ミミッキュは 仲間を 呼んだ!』

ブルンゲル シュタッ

ダイヤ「!」

ダイヤ「…………ドク、クラゲ…!」

ルビィ「ドククラゲじゃないよ、おねいちゃん!」


ぬしミミッキュ:残り体力100%、ACDS+1、B-1
ブルンゲル:残り体力100%
モルフォ:残り体力約12.2%
※ この戦闘に限り、能力値を略記します。
A…こうげき、B…ぼうぎょ、C…とくこう、D…とくぼう、S…すばやさ、です。わかりづらいかもしれませんがご容赦ください。
0495>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 14:52:02.70ID:dFDKnXGz
ダイヤ「ミミッキュがぼうぎょを上げ直してくる可能性も考えられるし、ここは早々にヨハネ♡へと交代してジュナイパーZを…」カチ…

ルビィ「!」

ダイヤ「…」

──『相手の ミミッキュの こうげきが 上がった!』

──『相手の ミミッキュの すばやさが 上がった!』

ダイヤ「ミミッキュは、こうげきもすばやさも上がっている…」

ダイヤ (この場でヨハネ♡に交代し、ミミッキュとブルンゲルから一発ずつ。次のターン、ヨハネ♡がZワザを放つ前にもう一発、攻撃を受けると仮定したら?)

ダイヤ (効果抜群のゴースト技を、計三発…)

ルビィ ハラハラ…

ダイヤ「…ここで交代するわけには、いかない…!」

ルビィ ホッ
0497>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 15:00:01.93ID:dFDKnXGz
ダイヤ「…ううん、ここだけではないわね」

ダイヤ「ミミッキュがこうげきとすばやさを高めている以上、先手で高火力の攻撃を叩き込まれるものだと考えておいた方がいい。となれば、…交代するのは…せめてミミッキュの攻撃よりも後にしなければならない…」

ルビィ (ミミッキュの攻撃よりも後に交代する)

ルビィ (とんぼがえりもボルトチェンジも、だっしゅつボタンもききかいひもない。つまりそれは、死に出ししかできない、ってこと…)

ダイヤ「く、せっかく…誰を傷つけることもなく試練をも乗り越えられるようにと決意を新たにしたというのに…」

ダイヤ「はずれろ…」

ダイヤ「はずれろはずれろはずれろ!」カチカチ

『相手の ミミッキュの じゃれつく!』

『モルフォは 倒れた!』

ダイヤ「…っ」

ルビィ「あぁ…」

『相手の ブルンゲルの みずのはどう!』

『しかし 攻撃は 外れた!』


ぬしミミッキュ:残り体力100%、ACDS+1、B-1
ブルンゲル:残り体力100%
0498>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 15:05:09.56ID:dFDKnXGz
もくたん『戻っておいで、モルフォ!行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

ルビィ「しずくちゃん」

ダイヤ「ええ。まずはダメージを与えることよりも、ミミッキュの能力を下げることに腐心しなければいけないと気づいたのよ。そうでないとまともに戦うこともままなりませんわ」

ダイヤ「幸い、それには打ってつけのしずくちゃんがいるもの。頼らない手はないわ」

ダイヤ「いかにミミッキュの攻撃が上がっていようと、特性もふもふを備えたしずくちゃんならば…!」カチカチ

ルビィ (しずくちゃん、かくとうタイプだけど…じゃれつく、どうかな…)

『相手の ミミッキュの じゃれつく!』

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「──! 効果抜群…!?」

しずく『…』

ダイヤ「っとは言え、耐えましたわ!」

ルビィ「すご…さすがの物理耐久だ…!」
0499>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 15:08:23.59ID:dFDKnXGz
『相手の ブルンゲルの みずのはどう!』

ルビィ「ブルンゲルの方が速い…!」

しずく『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「ですが──耐えた!!」

ルビィ「ぅ、お…!キテルグマすごい…!」

ダイヤ「これで放てますわ!返しの──」

『しずくの がんせきふうじ!』ズゴゴオッ

【コメント】未来人だけどミミッキュの特性弱体化したよ

ダイヤ「は、なんですかこのいいときに!」

ダイヤ「特性…弱体化した…?」

ルビィ「?」

ダイヤ「未来人などという眉唾物の方がおっしゃったことをどうして真に受けようと……うん?そういえば、ミミッキュの特性とは…」

『相手の ミミッキュの ばけのかわ!』

ダイヤ「ん?」
0500>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:11:28.68ID:dFDKnXGz
ミミッキュ『…』

ミミッキュ クテッ

ダイヤ「く──首が折れましたわァ!!?」ガーーンッ

『ばけのかわが 身代わりになった!』

ダイヤ「み、身代わりに…?」ドキドキ…

『相手の ミミッキュの すばやさが 下がった!』

ダイヤ「いや、何事も起こっていないようだけれど…」

ルビィ チョンチョン スッ

ダイヤ「なんですか。タイプ一致でもないし、そもそも威力の高い技ではないがんせきふうじなのだから、ダメージはそう期待していないわよ。今回の目的はすばやさを下げるこ──と──…」

ミミッキュ『…』

ダイヤ「……あら…?」
0501>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:15:28.13ID:dFDKnXGz
ダイヤ ジッ

ミミッキュ『…』

ダイヤ「体力が、減っていない…?」

ルビィ「…ミミッキュの特性ばけのかわはね、一回だけ攻撃で受けるダメージを0にできるんだよ」

ダイヤ「は?どういうことですか?」

ルビィ「そのまんまの意味なんだけど…」

ダイヤ「………」ポクポク

──『ばけのかわが 身代わりになった!』

ダイヤ「…がんせきふうじは化けの皮にしか命中しなかったので、ミミッキュはダメージを受けなかった…ということ?」

ルビィ「うん」

ダイヤ「すばやさは下がりましたが」

ルビィ「岩は飛ばしたから、ミミッキュの動きはちゃんと封じられたんだよ」

ダイヤ「ダメージだけは受けずに済んだ、と」

ルビィ「うん」
0502>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:18:36.39ID:dFDKnXGz
ダイヤ「…?」

ダイヤ ムムム…

ダイヤ「…例えば」

ルビィ「うん」

ダイヤ「効果抜群の技だとどうなるの?」

ルビィ「ばけのかわが身代わりになるよ」

ダイヤ「ダメージは?」

ルビィ「受けないよ」

ダイヤ「…Zワザだと?」

ルビィ「ばけのかわが身代わりになるからダメージは受けないよ」

ダイヤ「では、効果抜群のZワザだと?」

ルビィ「おんなじだよ」

ダイヤ「…」

ルビィ「…」

ダイヤ「ずるくないかしら?」

ルビィ「ずるいと思う」
0503>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:25:31.61ID:dFDKnXGz
ダイヤ「ずるくないですかァ!!」ダンッッッ

ダイヤ「攻撃されてもダメージを受けないだなんて、戦闘の理屈が根底から覆りかねない特性ですわよ!」

ダイヤ「全ての能力が上がっただけでもちょっと言葉を失うほどのずるだというのに、そこに輪をかけてダメージを受けないとな!?」

ダイヤ「どういうことですかァ!!!」ダンッッッ(二度目)

ルビィ「ミミッキュのわるくちなら十分間言い続けられるってゆってる人いたくらいだもんね」

ダイヤ「五つもの能力を下げ、ばけのかわを剥がし、それでやっとまともに戦闘を行うことができる相手ですって…!?どうかしているのではありませんか…!」ギリリ…

ルビィ「でもほら、がんせきふうじの目的はすばやさを下げることでダメージは期待してなかったから」

ダイヤ「与えられるならばそれに越したことはないに決まっているでしょうが!!」

ダイヤ「もう一度…もう一度首を折ってやりますわ…」メラメラ

ルビィ「それつまりもう一回ばけのかわ発動するってことになると思うけど、だいじょうぶ?」


ぬしミミッキュ:残り体力100%、ACD+1、B-1
ブルンゲル:残り体力100%
しずく:残り体力約5.7%
0504>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:31:24.99ID:dFDKnXGz
『しずくの つぶらなひとみ!』キュルーン

『相手の ミミッキュの こうげきが 下がった!』

ダイヤ「これで…ようやく、ミミッキュをまともな戦闘が成り立つ舞台にまで引きずり下ろすことができたわ…!」

『相手の ミミッキュの じゃれつく!』

『しかし 攻撃は 外れた!』

『相手の ブルンゲルの みずのはどう!』

『しずくは 倒れた!』

ダイヤ「お疲れ様でした、しずくちゃん。大健闘だったわよ」ヨシヨシ

ルビィ「しれっとじゃれつくよけた」


ぬしミミッキュ:残り体力100%、CD+1、B-1
ブルンゲル:残り体力100%
0506>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:46:49.71ID:dFDKnXGz
ダイヤ「ようやく、満を持して──」

もくたん『戻っておいで、しずく!行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

ダイヤ「──堕天使ヨハネ♡、降臨!ですわ!!」バァァァンッ

ルビィ「ノリノリじゃんw」

ダイヤ「さあヨハネ♡、堕天の矢を放つときよ!」カチー

ルビィ「よしこちゃんより堕天使そう」

ルビィ (っていうか、たぶんだけど、Sが元に戻っただけなら)

『相手の ミミッキュの シャドークロー!』

ダイヤ「あらぁっ!?」ガーンッ

ルビィ (ミミッキュの方が普通に速いんだよね)

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「ヨハネ♡ぇーーーーっ!!」

ルビィ (まあ、Aも飛び抜けて高いわけじゃないし、これで瀕死ってことはないから)

ダイヤ「…いくわよ」グスン
0507>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 15:58:21.63ID:dFDKnXGz
ダイヤ「モルフォちゃんがミミッキュの守りを崩してくれました。しずくちゃんがミミッキュの矛を砕いてくれました」

ダイヤ「彼女達が繋いでくれた決死の想いを幾千の矢に乗せて、放て──!!」


もくたん カットイン!

もくたん ユラァ

もくたん ゾゾゾゾン…… ンバァッ!


『ヨハネ♡が 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』


ダイヤ「シャ ド ー ア ロ ー ズ ス ト ラ イ ク!!」


ヨハネ♡ ヒュバッ

矢 シュキン──

シュキン シュキン シュキン シュキン シュキン シュキン シュキン シュキン


ダイヤ「これだけの矢を受ければ、いくらかばけのかわに肩代わりされようが関係ない!勝利諸とも射抜いてみせますわ──」

【コメント】ルビィちゃんダイヤさんにじゃれついて

ルビィ「!」

ルビィ「おねいちゃん、すごいねっ!やったねっ!」ムギューッ

ダイヤ「わにゃっ!?ちょちょちょ、ルビィ!ヨハネ♡が!ヨハネ♡の活躍が見えな……ルビィ!!」


ヨハネ♡ ゴゴゴゴゴゴ…

ヨハネ♡ ──ギラン


シュカカカカカガガガガガガガガガガガッッッ

…………ボォォォォアァァッ…!!


『効果は 抜群だ!』

『相手の ミミッキュは 倒れた!』

ダイヤ「抜群の!効果抜群の音が聞こえましたわぁぁあ……!」モガモガ

ルビィ「〜♡」スリスリ
0509>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:05:17.27ID:dFDKnXGz
『相手の ブルンゲルの ナイトヘッド!』

ヨハネ♡『…』ピコン…ピコン…

ルビィ「あ!おねいちゃん、ヨハネ♡ちゃんピンチだよ!」

ダイヤ「んはぁっ!!」バッ

ダイヤ「こらルビィ、あなたのせいでヨハネ♡の大活躍シーンを見逃したでしょうが!」プンスコ

ダイヤ「ミミッキュは倒れているしヨハネ♡は瀕死寸前まで追い込まれているし、一体なにが…」

ルビィ「なにが起こったのかはだいたいわかるでしょ」

ダイヤ「なにを冷静なセコンドに戻っているのですか!あなたのせいで見逃したのよ!」

ルビィ「ここからどうするの?あとはブルンゲル倒したら勝ちだよ」

ダイヤ「くっ、この子は…!」

【コメント】ルビィのほっぺすりすり、ダイヤはメロメロになった

ダイヤ「な──なっていません!!」

ルビィ ジー

ダイヤ「………っ…」

ダイヤ ナデナデ…

ルビィ「ぇへへ…♡」


ルビィの あまえる!

ダイヤの こうげきが がくっと 下がった! ▼


ブルンゲル:残り体力100%
ヨハネ♡:残り体力約9.3%
0511>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:13:27.06ID:dFDKnXGz
ダイヤ ムムム…

ブルンゲル『…』

ヨハネ♡『…』ピコン…ピコン…

ダイヤ「今、ブルンゲルはなにをしてきたのかしら」

ルビィ「…」

ダイヤ「それくらい答えなさいな!」ムギューッ(ほっぺ)

ルビィ「はにゃにゃにゃ…!!」ジタバタ

ルビィ「ナイトヘッドだったと思うよ」フゥ…

ダイヤ「ナイトヘッドですか。ブルンゲルのレベルは33、まあ…怖いダメージではないけれど、何度でも受けられるダメージでもない。絶妙なところね…」

ルビィ「エリュシオンちゃんとかに交代でいいんじゃない?」

ダイヤ「そうね、あくタイプのエリュシオンちゃんにならばそう脅威となる攻撃を放ってきそうにはないし… …………」

ダイヤ カチ

『ヨハネ♡の かげぬい!』キィ…バシュンッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ブルンゲルは 倒れた!』

ダイヤ「あ」

ルビィ「あ」


『ぬしポケモンの ミミッキュとの 勝負に 勝利した!』
0512>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:15:30.97ID:dFDKnXGz
と、こんなところで。

>【コメント】出たな第七世代最凶ポケモン
このコメント拾うの完全に忘れてました…すみません…
0513>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:16:57.11ID:dFDKnXGz
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV39 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV37 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV34 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV33 あく シンクロ @ノーマルZ
つきのひかり、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

しずく(キテルグマ)♀ LV31 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(ヨーギラス)♀ LV30 いわ、じめん だっぴ @イワZ
すなあらし、いやなおと、あばれる、いわなだれ


道具やわざマシンには前回から変更ありません
0514>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:20:01.72ID:dFDKnXGz
誰か仲間に加えますか? >>516
※ ワルビル、ヤドン、オドリドリ(めらめら)、キリキザン、誰も加えない、のいずれか。
なお誰かを加える場合は、上記六匹の中からボックスへ送るコを併せて指定。

ミミッキュの一貫すさまじいパーティでしたね
指摘されて初めて気づきました
0516名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/06/05(金) 16:25:13.08ID:oDO2Cxsx
まあ、対戦のときはORASのパーティも連れて行くからまだなんとか...

ヤドン入れたいけど、パーティから抜きたいキャラがいないw(戦力的ならブラッキーだけど、対ネクロズマに一番適してそうなのが...)

安価踏んだら下で
0518>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/05(金) 17:24:59.37ID:dFDKnXGz
安価了解

ところで、ダイヤさんの対戦用パーティについては要望などありませんか?
育成の時間もあるのでそろそろ六匹を決め始めようかなと思っていますが、完全に私が一任されたままでいいのでしょうか…
0519名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/05(金) 17:30:41.19ID:oDO2Cxsx
NNありのポケモンの育成論を挙げて、最終的にそこから6匹を安価で決めるのはどうですか?

まだ今後UMでポケモン増える可能性ありますし
0520名無しで叶える物語(SIM)
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2020/06/05(金) 17:35:51.36ID:cbVuM0li
一気に6匹安価とかだと各々が好きなポケモンあげてロクなパーティ組めなさそうだから1匹ずつ決めながら安価出してみるとか
0521名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/06/05(金) 19:10:49.43ID:otHH3nj8
3匹はシナリオ的にいて欲しい子ら、もう三匹は安価とかでいいと思うなぁ。レート潜るわけじゃないから、色んな対戦相手幅広く考えなくてもいいし
0523>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
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2020/06/06(土) 13:58:39.67ID:WvCsTAii
一匹ずつ採用の是非、採用なら型を考える
採用二匹目からはそこまでに決まってるパーティを見ながら型を決めていく、ってのを六匹分繰り返す感じってことですかね?
0526>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 10:57:23.03ID:HzrGVlYj
メガやす跡地前


アセロラ『ふむふむ…ふむふむ…』

アセロラ『うん、ごーかく!さすがもくたんちゃん、ゴースにゴースト、ゲンガーに加えて随分と珍しいコにも会えたんだね』

ダイヤ「その流れで珍しいコというと、ミミッキュのことですか。会えたというか、遭ったというか…といった感覚ですが…」

【コメント】出たな第七世代最凶ポケモン

ダイヤ「ところでアセロラさん。念のための確認なのですが、試練の途中でわたくしを呼び戻しになど来られましたか?」

アセロラ『おっけー、それじゃ試練達成のご褒美としてゴーストZあげちゃうよん。ばっちり使いこなしてね♪』

ダイヤ「…いえ、やはりそんなことはないようね。ではあれは一体…ゴーストポケモンが見せた幻…?遊び場へ踏み込んできて面白半分に写真を撮るポケモントレーナーへの警告、だったのですかね。
特にミミッキュさんなどは、恐らくみんなを守るためにあの役を買って出られたのでしょう」

ダイヤ「試練のたびに野生のポケモンと戦うことになって、なんだか考えさせられるわね…」フゥ

アセロラ『それじゃゴーストZのゼンリョクポーズ見せるから、一緒にやってみようね!』

ダイヤ「…はい。ぜひご教示くださいな!」


アセロラ ユラァ…


ダイヤ「む?なんだかデジャヴを感じるゼンリョクポーズですが…ふむふむ、ではもくたんちゃん、わたくし達もやってみましょう!」

ダイヤ「……………………………最凶…!?」


なにか気になる単語が見えた気がしたが、割とすぐに忘れてしまった。

<ミタァーッ!
0527>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:01:08.67ID:HzrGVlYj
ハイナ砂漠


ダイヤ カチカチ…

もくたん ザクザクザク…

ダイヤ カチカチカチカチ…

もくたん ザクザクザクザクザクザク…

ダイヤ「…!………?…………」

ダイヤ カチカチ…

もくたん ザクザクザク…

ダイヤ「!」カチ

『もくたんは すごいキズぐすりを 手に入れた!』

ダイヤ パァ

ダイヤ ハッ

ダイヤ ムムム…

ダイヤ カチカチカチカチ…

もくたん ザクザクザクザクザクザク…

ダイヤ カチカチカチカチカチカチカチカチ…

ルビィ「おねいちゃん、そこ右。ですぐ左。取って、うんまた左」


迷いの森系統の自力クリアは永遠に不可能そうだったので早々に口を出しておいた。
0528>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:09:58.13ID:HzrGVlYj
15番水道


ダイヤ「〜♪」カチカチ

ルビィ「ごきげんだね」

ダイヤ「ええ、それはもう。だってハイナ砂漠の奥でエスパーZを見つけましたし!」

ダイヤ「暑さによる蜃気楼のせいかしらね、前後不覚に陥るあんな砂漠の奥地にひっそりと鎮座していてはこれまで誰も見つけられなかったのも頷けるというもの」

ダイヤ「それをたまたま見つけてしまうだなんて、もくたんちゃんはとても運がいいわ。日頃の行いがよいおかげね」ホクホク

ルビィ「ね。もくたんちゃんは日頃の行いいいもんね、もくたんちゃんはね」ゥュ!

ダイヤ「なにか引っ掛かる物言いね?」カチカチ

ルビィ「んゅ〜〜?」

プルメリ『もくたん』

ダイヤ「ん?…あなたは、プルメリさん」ハタ…

プルメリ『聞けばマーマネの試練を越えてアセロラんとこに向かったってことだったからさ、ここを通るだろうと思って待ってたよ。その様子じゃ、首尾よくクリアできたみたいだね。おめでと』

ダイヤ「ええ、ありがとうございます。グズマさんからお聞きですかね?わたくしも、あなた方の繋がりを先般知ったところでして」
0529>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:17:05.67ID:HzrGVlYj
プルメリ『ま、正直あんたなら島巡りの途中で足が止まるようなことはないと思ってたよ』

ダイヤ「それはそれは、高く評価していただいて光栄ですわ」

ダイヤ「…して。『待っていた』とは、わたくし達になにかご用ですか?」

プルメリ『あんた、グズマの奴とやり合ったろ?』

ダイヤ「ええ」

プルメリ『それでちょっとアイツ荒れててね。このままもくたんが正しく道を進めば、ちょっと厄介なことになると思うのさ』

ダイヤ「厄介なこと、ですか」

プルメリ『ウチが口出すことじゃないってか、なんならアイツにとってもいい機会だって思ってるくらいなんだけどさ…』

プルメリ『立場上、立ち塞がっとかないわけにはいかないんだよね』

ダイヤ「…!」

プルメリ『悪いねもくたん。やっぱり、ここで島巡り諦めてくれないかな』ザッ

ダイヤ「…なるほど。受けて立ちましょうか」ザッ


『スカル団の プルメリが 勝負を 仕掛けてきた!』
0531>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:28:26.18ID:HzrGVlYj
『プルメリは ゴルバットを 繰り出してきた!』

もくたん『行っておいで!モルフォ!』

モルフォ『シャギ!』

ダイヤ「山をも食い倒すほどのエネルギー、なかなか存分に発散させてあげられずに申し訳なく思っていたところなのよ。今こそ思い切り暴れ回りましょう」

ダイヤ「最初からゼンリョクでいきますわよ!モルフォちゃん、ワールズエンドフォール──!!」カチー

…………

『相手の エンニュートは 倒れた!』

『スカル団の プルメリとの 勝負に 勝利した!』

ダイヤ「ふぅ、お疲れ様でした。みんな」

プルメリ『ま、そりゃそうだよね。ウチがどうこうできるとは思ってなかったよ』

プルメリ『もくたん』

プルメリ『この先に、ポータウンって町がある。そこは有り体に言やウチら──スカル団の根城でね。グズマの奴もいる』

ダイヤ「!」

プルメリ『ここであんたに負けたウチには、よくも悪くもスカル団のしがらみを気にする必要がなくなった。勝手なことだけど言わせてほしいんだ』

プルメリ『アイツのこと、叱ってやってくれよ』

プルメリ『じゃあね』スタスタスタ…

ダイヤ「ポータウン…スカル団の根城。グズマさんと再び相まみえることになるのですか…」


少々の不安な気配に固唾を呑むダイヤだった…
0532>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:35:20.33ID:HzrGVlYj
ギーマ『そんなに貧弱なポケモンでは、この先乗り越えられない海も出てきますよ』

ダイヤ「んま、なんですって!?」

ダイヤ「わたくしのポケモン達をバカにしましたね…!今ここで叩きのめして差し上げますわ!かかっておいでなさいな!!」

ギーマ『優雅に海上を滑るだけがポケモンライドではないのです。時には激しく荒々しく、全てを打ち砕きながら爽快に海を割って進むことも必要でしょう』

ギーマ『お貸ししますよ、私のサメハダーを』

『ポケモンライドに サメハダーを 登録した!』

ダイヤ「!?」

ダイヤ「…………」

ダイヤ「…!?」

ダイヤ「ヨハネ♡達を侮辱されたわけでは…ない…!?」

ダイヤ カチ…

もくたん(on サメハダー) バーン!

ダイヤ「おほーーーっ、アローラ地方でもあくあしっぷさんの背に乗ることができるとは!最高!最高ですわ!ギーマさん万歳、ギーマさんよ永遠なれ!!」

ダイヤ「あくあしっぷさん、ゴー!!!」カチー


奇声を発しながら海上の岩という岩をボッコンボッコン砕いて回る怪しいトレーナーの目撃情報が多数寄せられたという。
0533>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:43:51.47ID:HzrGVlYj
海パン野郎『なんか俺のスターミー最近元気ないんだよな…』

ダイヤ「まあ」

海パン野郎『いつも一緒に波乗りしてさ。夜でもこいつが光って海を照らしてくれるから、怖くもないし危険もないんだぜ。ほんとに可愛いやつなんだ』

スターミー『…』シュン…

海パン野郎『なのに、少し前からこんな調子で参っちゃうよ』

海パン野郎『なあスターミー、どこか具合でも悪いのか?わかってやれなくてごめんな。無理やりでもいいから、なんとかまた笑ってほしいよ』ヨシヨシ…

ダイヤ「それは心配ですわね…わたくしができることといったら、善子さんが半目をひらいて寝ている画像をお見せすることくらいしか……こんなものでは面白くもありませんか…」

海パン野郎『はは、愚痴ってごめんよ。これは俺とスターミーの問題だもんな、気にしないでくれ』

ダイヤ「なにもできずもどかしいですわ…」

ダイヤ「…いえ、そもそも波乗りがお好きなのですよね?そのスターミーさんは。だったら──」ピーン


もくたん(on サメハダー) ザバァァァァァァァッッ

ダイヤ「おほーーーっ、いかがですか!ご覧くださいな!あくあしっぷさんの超速度を!こんな様子を見せられては波乗り好きの血が騒ぐというものでしょう!さあご一緒にィーーーーー!!!」


奇声を発しながら海上の岩という岩をボッコンボッコン砕いて回る怪しいトレーナーの目撃情報が多数寄せられたという。
0534>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 11:53:25.89ID:HzrGVlYj
ウラウラの花園


ダイヤ「わあ、なんだか幻想的な花園ですわ…!」

ルビィ「きれいだね!」

ダイヤ「ええ。こうも群生する赤い花となれば、彼岸花かしらね」

ルビィ「えっ、これ彼岸花だったの…」

ダイヤ「なんですかそんな声を出して」

ルビィ「だって彼岸花って不吉なお花でしょ」

ダイヤ「確かに有毒性、成長阻害の性質、鮮やかな色から想起される不吉さなどなにかとマイナスのイメージを持つとされる花だけれど、それだけではないわ」

ダイヤ「こんなにも一心に強く赤色を放つ存在が、他にありますか?誰がなんと言おうとこの一途なまでの美しさを、わたくしはキライになど到底なれません」

ダイヤ「でなければ」カチカチ

ヒガンバナ『…』

ダイヤ「大切なこのコにそんな名を与えるはずがないでしょう?」

ルビィ「…見た目はルビィもきれいだなって思う」

ダイヤ フフ

ダイヤ「今はその程度でよしとしておきましょうか」ポン


フラエッテとかいうポケモンがどう見ても彼岸花とは明らかに異なる赤い花を持って出現し、若干の気まずさが流れたりもした。
0535>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:06:21.74ID:HzrGVlYj
日輪の湖


もくたん トコ…

ダイヤ「ここはまたなんとも厳かな雰囲気のある…日輪の湖、ですか…」

ルビィ「日輪ってなに?」

ダイヤ「太陽のことよ」カチカチ

ルビィ「太陽だったんだ〜。じゃあげつりんはお月さまのこと?」

ダイヤ「『げつりん』と言うと、単純に月を指すことが多いわね」

ルビィ「ゅ?」

ダイヤ「日輪と対比して月を表すのだとすれば、一般的には『がちりん』と言うことが多いと思いますわよ。漢字は同じく『月輪』だけれどね」スイ

ルビィ「がちりんって読むんだ…!!」ショック

ダイヤ「『げつりん』が広く月を指す言葉として使われるのに対して、『がちりん』は満月を指す言葉とされるのが一般的ね」

ダイヤ「日輪との名を冠する割に、霧が立ち込めて薄暗いし、あまり活気づいた様子でもない。長年の間に伝承だけが残った類いの史跡でしょうかね…あ、わざマシンですわ」カチ

『もくたんは わざマシン03 サイコショックを 手に入れた!』

ダイヤ「目的もなく土足で踏み荒らしていいような場所ではなさそうだし、退散するとしましょうか」カチカチ


結果だけ見ると史跡漁りと大差なかった。
0536>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:15:08.67ID:HzrGVlYj
17番道路


ダイヤ「なんだかウラウラの花園よりこちら、霧のせいかずっと薄暗いわね」カチカチ

ダイヤ「交番…には、お巡りさんの姿はない。巡回中でしょうか。人は雰囲気に行動を左右される生き物だものね、この一帯は小まめに巡回をしておいてし過ぎるということはなさそうだわ」

ダイヤ「後ほど姿をお見かけしたらご挨拶するとしましょう」カチカチ

ダイヤ「…しかし」

スカル団『おいおいお嬢ちゃん〜、こんなところになんの用事だ〜?』

『スカル団の 下っ端が 勝負を 仕掛けてきた!』

ダイヤ「スカル団の方々の多いこと。ポータウンに程近いということなのでしょうね。ひとまずはあらかた片付けてから、ゆっくりと傍の草むらでポケモンを探すとしましょう」カチカチ

『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』

スカル団『ま、まじかよー!』

『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』 

スカル団『この先にはなにもないから行かない方がいいって!!』

『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』 

スカル団『見張りの意味ねーじゃん!』
0538>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:26:04.42ID:HzrGVlYj
カチッ

『やったー!アリアドスを 捕まえたぞ!』

ダイヤ「ふむ、アリアドスはイトマルの進化した姿でしたか。いかにも毒を持っていますと言わんばかりの配色と造形、なかなか防衛本能が刺激されるわね…」カチカチ

ダイヤ「ここでもたくさん捕まえたけれど、さて、まだ捕まえていないポケモンはいるのかしら」カチカチ

ルビィ「どうかなあ。さすがに全部の草むらでどのポケモンが出るかって覚えてる人、あんまりいないと思うんだよねー」

ダイヤ「それはそうでしょうね。あの善子さんでさえ、その辺りの記憶というか知識というかは曖昧なご様子でしたし」カチカチ

ルビィ (善子ちゃんは別にポケ廃ってわけじゃないからなあ。果南ちゃんは相当なレベルで覚えててもおかしくない感じするけど、さすがに全部は…)

ルビィ「…」

ダイヤ カチカチ…

ルビィ「…おねいちゃん」

ダイヤ「んー?」カチカチ

ルビィ「お家のそばってどうゆうポケモンが出たっけ」

ダイヤ「お家というと、アローラ地方に越してきてからのもくたんちゃんのお家ですか?であれば、ツツケラ、コラッタ、アゴジムシ、イトマル、それにミミロルとキャタピー、ヤングース、レディバ…ああ、ピチューもたまに顔を見せていたわね」カチカチ

ルビィ「ププリン捕まえたのってどこだっけ」

ダイヤ「アーカラ島の6番道路ではなかった?あのほら、わかる?オハナ牧場の南の」カチカチ

ルビィ「…………」

ダイヤ「それがどうかしたの?」カチカチ…


キモかった。
0539>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:37:24.45ID:HzrGVlYj
『あ!野生の ゴローンが 飛び出してきた!』

ダイヤ「うーん、もう顔ぶれが変わることはなさそうね。あと一、二匹で探索は切り上げるとしましょうか」カチカチ

『うまく 逃げ切れた!』シュタタタ

【コメント】おうたうたって

ルビィ「歌ってって」

ダイヤ「なにか歌いたい曲はある?」カチカチ

ルビィ「ん〜…」

ルビィ「したいことゆってみてよね、ぷりず」

ダイヤ「!?」

ルビィ「さわぎたい気分だからさ、とんでもなんでも叶えちゃう!」

ダイヤ「あなたさては配信を見たわね」カチカチ

ルビィ「〜♪」

ダイヤ カチカチ

ルビィ「そーいえばみんな、ワルツって踊れるの?もっちろん!ほら、一般じょーしきってやつぅ?」

ダイヤ (シュールだわ) カチカチ

ルビィ「本でなら読んだことあるけれど…実践には至っていませんのですわぁ」

ダイヤ「今あなた姉のことをバカにしましたか?」

ルビィ「しゃるうぃダンス!」スッ

ダイヤ「…」カチ…


ダイヤ「♪船上だし誘ってよね ウィンナ・ワルツで!」ルンルン…

ルビィ「しゃるうぃダ〜ンス!しゃるうぃダ〜ンス!」ルンルン…


数十秒間、画面が放置されていたという。
0540>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:44:09.69ID:HzrGVlYj
ダイヤ カチカチ…

『あ!野生の キリキザンが 飛び出してきた!』

ダイヤ「おっ、と…!初めて見るポケモンですわ!」

ルビィ「わ、まだやめてなくてよかったね」

ダイヤ「ええ、ルビィと踊って正解だったわ」

ルビィ「それが関係あるかはわかんないけど…」

ダイヤ「キリキザンを捕まえて探索はおしまい、ポータウンへ乗り込むとしますわよ」カチカチ



ルビィ「ん?」スマホ…

『ヨハネ♡は もくたんの 指示を 待っている…』

ダイヤ「赤いけれど、ほのおタイプという見た目ではないわね…かくとうタイプあたりかしら…」ムム

ダイヤ「はっぱカッターで様子見を

ルビィ「おねいちゃん、ストップ」

ダイヤ「え?どうしたの?」

ルビィ「逃げて」

ダイヤ「はい…?」

ルビィ「この戦闘、逃げてって。よしこちゃんから」

ダイヤ「はあ〜?」
0541>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 12:48:35.54ID:HzrGVlYj
ダイヤ「突然外野からなにを言い出すのですか…」

ダイヤ「このキリキザンと出会うのにどれだけの探索時間を要したと思っているの。ここで逃げて、もう一度出会い直す苦労がどれほどのものになるか想像した上で言っていますか?」

ダイヤ「どういう目的に基づく指示なのかは知りませんが、別に捕まえて困ることはないでしょうが。なにか話したいことがあるのならばキリキザンを捕まえた後にゆっくり聞いてあげる──」

ルビィ「逃げてくれたら、りこちゃん♡返してあげるって」

『うまく 逃げ切れた!』シュタタタ

ルビィ「はやっ!!決めるの早いとかそうゆう話じゃないよね!?」ガーンッ

ダイヤ「さあ、ほら。言う通りにしたわよ。早くりこちゃん♡をわたくしに返しなさいな」

ダイヤ「さあ早く!!!!!!!!」
0542名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/06/07(日) 13:00:42.83ID:2Ha35wtR
野生で会ったことないからわからんのだけどキリキザンそんな手に負えない相手だったっけ?
0543>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 13:02:58.89ID:HzrGVlYj
『†ヨハネ†さんから りこちゃん♡が 送られてきた!』

『りこちゃん♡を 可愛がってあげてね!』

ルビィ「可愛がってあげてね、なんて」

ダイヤ ツー…

ルビィ (あっ言うまでもないですよねハイ)

ダイヤ「りこちゃん♡…やっと、りこちゃん♡がわたくしの元に戻ってきてくれたわ…」

ダイヤ「長かった。あなたと再会するのに恥じぬポケモントレーナーを目指して苦節の道のりを必死に越えてきました」

ダイヤ「あなたはまた、わたくしのこの両腕に…抱かれてはくれますか…?」ツー…

ルビィ (愛が重いなあ)

ダイヤ カチカチ

『りこちゃん♡♀ LV52』

『とくせい:しんりょく』

『わざ:メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ』

『もちもの:ジュカインナイト』

『親:もくたん』

ダイヤ「ああ、りこちゃん♡…一寸の疑う余地もない、本物のりこちゃん♡ですわ…」

ルビィ (ちゃんとジュカインナイトも持たせてあげたんだ。さすが、抜かりないね)
0544>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 13:10:00.07ID:HzrGVlYj
ダイヤ「で?」

ダイヤ「ポケ質に取っていたわたくしの愛しい愛しいりこちゃん♡をようやく返す気になってまでキリキザンとの戦いを退かせたのは、一体どういう了見ですか?」

善子『まあそうイキり立たないでよ』(通話)

善子『私もそっちはすっかりルビィに任せっ放しにしちゃってて、まあ悪いとは思ってるわ。こっちはこっちで過保護にしてやらないと自機すら見失っちゃう子のお守りをしてるからね』

花丸『善子ちゃん!サメハダーに乗れなくなっちゃったずらぁ!』

善子『だから、波乗りするときはYボタンから乗りたい方を選びなさいって何回も言ってるでしょ…!』

花丸『わあ、ありがと〜♡』

善子『…コホン。とまあこんな調子で、』

ダイヤ「花丸さんの進捗も気になるところではありますが、それは後ほどまた報告し合うつもりです」

ダイヤ「キリキザンの件を単刀直入に話しなさいな」

善子『………ククク』

ダイルビ「「?」」
0545>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 13:14:24.53ID:HzrGVlYj
善子『あなた、キリキザンの姿は見たわね?』

ダイヤ「もちろん見ましたが」

善子『どんな印象だった?』

ダイヤ「印象、ですか?……赤と黒で格好いい、というのが率直なところですかね」

善子『そうね、キリキザンはカッコいいのよ。さながら戦隊もののヒーローみたいにね。私なんか初見ではしばらくポケモンだって認識できなかったくらいよ』

ダイヤ「はあ。それが?」

善子『……でもあなたはまだ知らない…本当の………本物のキリキザンをね…!』

ダイヤ「…」

善子『確かにキリキザンはカッコいいわ。カッコいいのだけれど』


善子『色違いは──比較にならないほど異常にカッコいいのよ!!!』


ダイヤ「………は?」
0546>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 13:18:54.26ID:HzrGVlYj
善子『百聞は一見に如かず。とう!』



『よしこちゃんが画像を送信しました』

https://i.imgur.com/w6f8nB9.jpg

ダイヤ「…ほー、青くなるのですか」

ルビィ「まあ確かにかっこいいね」

ダイヤ「格好いいのはわかったけれど、それと戦闘から逃げたこととなんの関係があるの?」

善子『キリキザンを捕まえるなら…色違い以外、私は認めない!!』

ダイヤ「はあ……?」

ルビィ「ええ…」
0547>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/07(日) 13:26:27.79ID:HzrGVlYj
善子『私がなんのためにりこちゃん♡を返したと思ってるの?そう、キリキザンを厳選するためよ!』

ルビィ「まじかよしこちゃん」

善子『そこまで進んでるならみねうちのわざマシンは持ってるでしょ?がんせきふうじなら後ですぐに覚え直しできるし、その辺と入れ替えて粘りなさい…色キザンを!』

ルビィ「まじか…よしこちゃん…」

善子『通常キザンはオーソドックスなヒーローのリーダー。それに対して色キザンは闇堕ちしたダークヒーロー!くう…燃える!燃えるわ!』

善子『厳選の手順はボーマンダのとき…あー、ヒガンバナ捕まえたときと同じだから。あれで色キザンが来るまで粘るだけよ』

ルビィ「全然『だけ』じゃないでしょ…」

善子『吉報を期待してるわよ、ダイヤ♡』

ダイヤ「…」

善子『…?ダイヤ、聞いてる?』

ルビィ「おねいちゃん…?」

ダイヤ「りこちゃん♡も返してもらったことですし、キリキザンは一旦後回しにしてポータウンへ行くとしますか」カチカチ

善子『待てえーい!待ていずるいわよダイヤ!取引成立したはずでしょ!待って待って、キザンはストーリーでも役に立つから!見捨てないで!キザンを見捨てないでぇー!!』


必死の説得の末、「そこまで言うなら」善子が厳選行為をするため駆けつけることになりました…
0549>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/07(日) 13:28:40.10ID:HzrGVlYj
こんなところで。
色指定って、キザン厳選でもう一度死ねと言ってるんですか?

ダイヤさんの決闘パーティの件ですが、ご指摘の通りこの先で仲間になるポケモンを加えたくなる可能性も充分にあるかなとは思っています。
パーティ決めはもう少し進んでからがよいですかね?
0550名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2020/06/07(日) 13:34:19.46ID:Q9pyDZmx
キザンって追い討ちも不意討ちも卵技なんだよねぇ
PT決めはクリア後でも遅くないんじゃないかな
0551名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/06/07(日) 16:27:36.86ID:ftybQeCj
偶然出会うパターンと思ったら善子からの無茶ぶりかよwww

不意打ち卵技かぁ...剣盾なら育て屋で...いやまぁ普通のキザン産んで育てれば良いだけだが(と言うか不意打ち採用なら自ずとそうなるが)
0554名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2020/06/09(火) 05:38:41.77ID:6bn+odve
ソードシールドかった?
0555>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/09(火) 19:54:38.72ID:U6tpWQS4
私への質問かな?
シールド買ってストーリーはクリアしましたよ
あまり別世代の対戦環境を頭に入れたくないのでそこで放置してますが

明日の午前中に更新できると思います
0557>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:01:07.78ID:q7w4KhsD
『相手の キリキザンは 助けを呼んだ!』

キリキザン シュタッ

ルビィ「出ないねー」

ダイヤ「出ませんわねえ」

ダイヤ「だって、いつだったか色違いのことを教えてくださったコメントがあったけれど、確率を1/4000だとかおっしゃっていましたわよ?わたくしが出会ったことがあるのは後にも先にもよしこさんだけですし」

ルビィ「後にも先にもってゆっちゃだめでしょ」

ルビィ「ルビィなんか、そもそもストーリー中に色違い見たことなんかないよ」

ダイヤ「道のりは長そうねえ。あ、善子さん。りこちゃん♡の体力が減っていますわ、回復してちょうだいな」

善子「…」カチカチ ←無心
0558>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/10(水) 09:07:17.85ID:q7w4KhsD
『相手の キリキザンは 助けを 呼んだ!』

キリキザン シュタッ

ダイヤ「これだけレベルに開きがあっても、やはりこうずっと攻撃され続けているとじわじわと体力が減っていくものね」

ルビィ「ゆってもそこまでめちゃくちゃに離れてるわけじゃないもんね。ってゆうか、相手のレベル高くなってきたなあ」

ダイヤ「そうね。トレーナーさん達が従えていらっしゃるポケモン達のレベルも上がってきているし、そろそろ第二進化期が来てくれてもよいのだけれど」

ルビィ (お姉ちゃんのパーティ進化が極端なんだよなあ)

善子 カチカチ…

『相手の キリキザンは 出せる技がない!』

善子「あっ」

ルビィ「あっ」

ダイヤ「あら」

『相手の キリキザンの わるあがき!』

『相手の キリキザンは 倒れた!』

善子「あああああああああああああああ」

ルビィ「探し直し、がんばってね」ポン
0559>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:12:21.56ID:q7w4KhsD
やがて…


『相手の キリキザンは 助けを呼んだ!』

キリキザン シュタッ

善子「…」カチ…

キリキザン キラキラー

善子「………!」

ルビィ「ゅ」

ダイヤ「青いキリキザンですわね。これは…」

善子「で──出たぁっ!色キザン!やっっっと出たわ!!」ガタッ

ダイヤ「ほー、やはりこれが色違いのキリキザンなのですか。確率の割に思ったより早く出会えたわね」

ルビィ「すごー、野生で色って出るんだー」

善子「捕まえる…絶対捕まえてやる…!!」

ルビィ「もう4000匹も会った?」

ダイヤ「1/4000は、4000回目に起こる確率のことではないわよ」

ルビィ「ぅゅ……??」
0560>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:19:24.92ID:q7w4KhsD
カチッ

善子「ゃ…」

『やっ  善子「やったーーーー!!キリキザンを捕まえたわよーーーーっ!!」ウオオオオオオオッ

『キリキザン とうじんポケモン』

『コマタナの 群れを 率いている。相手に 止めを 刺すときも 一切 表情を 変えない』

ダイヤ「まあ…冷酷な仕事人なのね」

ルビィ「キリキザンにこにこしてたらちょっとイメージ崩れちゃうよね」

善子「半端なポケモンで連鎖粘るのがこんなに大変だなんて…マンダのときは無茶言って悪かったわ…」ハァ…ハァ…

ダイヤ「わかってくださったのならなによりです」←ピンときてない

ルビィ「おねいちゃん、今りこちゃん♡のこと『はんぱなポケモン』ってゆわれたよ」

ダイヤ ガッ

善子「ノー!アイアンクローはノー!ルビィィィ!!」ジタバタ
0562>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:28:31.47ID:q7w4KhsD
善子「か、返すわ」っ2DS ハァハァ…

ダイヤ「どうも」

【コメント】今のはよしこちゃんがわるいよ

善子「ちが、今のはだって…連鎖は普通専用に育てた100レベのポケモンで…」

ダイヤ ギロッ

善子「…スミマセン」

ルビィ (圧政敷かれてるなあ)

ダイヤ「さて、ではポータウンへ──」カチ…

善子「ちょっちょちょちょ、待って待って待って!!」ガッ

ダイヤ「な、なんですか!もう充分りこちゃん♡とは戯れたでしょうが!」

善子「いや戯れ足りないわけじゃないわ!」

ルビィ「ゆうほどたわむれた?」

善子「なにそのままボックス送りにしようとしてんの!?」

ダイヤ「………はい?」
0563>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:33:31.47ID:q7w4KhsD
ダイヤ「ニックネームを付けるのですか!?それはつまり、これからの旅をキリキザンと共にすると!?」

善子「ったりまえでしょうが!なんのために色粘ったと思ってんのよ!」

ダイヤ「それは善子さんの並々ならぬ要望に応えるためですが」

善子「図鑑半ページの自己満にこんな労力使うかぁ!!」

ルビィ「おねいちゃん自身は要望に応える労力使ってないしね」

ダイヤ「えー…キリキザンを……」

ダイヤ「…えー…」

善子「き、キリキザンはキライ?カッコよくない?」

ダイヤ「いえ、別にキリキザンがキライだということではありませんわ。格好いいとも思います」

善子「じゃあなにが不満なのよ」

ダイヤ「…わたくしが捕まえたポケモンではありませんし」

善子「この段階でそんな後出しが有り得るか!!」

ルビィ「ゆってなかったよしこちゃんに責任があると思うけど」
0564>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:39:53.46ID:q7w4KhsD
ダイヤ「ようちゃんの前例もあるので、そこについて執拗に気にするつもりはないけれど…」

ダイヤ「もくたんちゃんのお手持ちは、もう六匹になっているのよ。これがどういうことかわかるでしょう」

善子「エリュシオンを置いていくことになるわね」

ダイヤ「なぜエリュシオンちゃんだと決めつけるのですか」スッ──

善子「ひぃ!反対、アイアンクローは反対よ!」ササッ

善子「タイプがね、あくタイプが被るから!他意はないわ!」

ダイヤ「それならよいですが…」

ルビィ「モルフォちゃモガッ

善子「余計なことを言わなくていい…!!」ヒソ

ルビィ「モガモゴ」

善子「ちょっと使ってみて、違ったらエリュシオン連れ戻せばいいでしょ。ね、お願い!」人 パンッ
0565>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 09:46:42.35ID:q7w4KhsD
ダイヤ ムゥ…

ダイヤ「…善子さんがそこまでおっしゃるのなら、お顔を立てる意味でキリキザンをお連れしましょう」

善子「ほんと!」パァ

ダイヤ「しかし、一度旅の仲間として絆を結ぶ以上は、『なんだか違うから手持ちから外そう』などという不誠実をはたらくつもりはありませんので」

ダイヤ「場面に応じてエリュシオンちゃんとよりもくたんちゃんの力になれるコを選んで時々のパーティを組むだけですわ。あくタイプが被ることこそが活きる場面もあるでしょうしね」

善子「うんうん、そうよねそうよね。ありがと、さすがダイヤ!愛してるわ!」

ダイヤ「…っ」///


ダイヤ「さて、お名前はどうしましょうかしらね」

ルビィ「かわいい名前がいい〜」

善子「カッコいい名前がいいわ」ヒリヒリ


キリキザンの性別とニックネーム >>566
※ 性別は要指定、ニックネームはつけなくても可。
0567>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:02:25.12ID:q7w4KhsD
善子「ギルティソー」

ルビィ「やいばちゃん」

善子「いや♂だしコイツ」

ルビィ「むー」

善子「スライパー」

ルビィ「キリコ」

善子「だから♂だっつってんでしょ」

ルビィ「♂でキリコでもいーじゃん!」

善子「ダークリープ」

ルビィ「すぱすぱいや」

善子「…?」

ダイヤ「…?」

ルビィ「なに?可愛いでしょ、すぱすぱいや。♂でも大丈夫な名前じゃん」

善子「あ、ああ、うん」

善子 (名前の候補だったのか…)

ダイヤ (突然なにを言い出したのかと思ったわ…)
0568>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:06:20.11ID:q7w4KhsD
善子「…いいの思いついた」

ダイヤ「ほう?」

ルビィ「今までの候補はよくなかったんだ」ボソ

善子「なんか言った?」

ルビィ「いーっ!」

ダイヤ「仲良くなさい…どんなお名前かしら」

善子「ゼンゼンマンよ!」ドヤァァァッ

ダイヤ「…」

ルビィ「…」

善子「ね?ね!キリキザンにぴったりじゃない!?♀だったらちょっと締まりなかったけど、♂ならイメージにも会うでしょ!」

ダイヤ「ダークリープはそこそこ格好いいわね」

ルビィ「だったらすぱすぱいやでもいいよね」

ダイヤ「すぱすぱいやは…ちょっと…」

ルビィ「なんで!」

善子「あら!?ダイヤさん!?聞こえてなかったのかな!?」
0569>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:10:55.71ID:q7w4KhsD
『Sensenmann <ˈzɛnzn̩ˌman>』

『 [男性名詞] 死神』

ダイルビ ポカーン…

善子「あなた達、ゼンゼンマンをばかにしたわね?絶対に許さないからね」

ダイヤ「いや、さすがのわたくしもドイツ語は履修対象外ですから…それに、この響きは…致し方ないかと…」

ルビィ「しゃきーん!全然かっこよくないマン〜!」


善子 ドドドドドドドドッ

ルビィ スタタタタタタタッ


ダイヤ「お家の中で走り回らない!!」
0571>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:18:43.22ID:q7w4KhsD
ダイヤ「死神、ですか」

ダイヤ「冷酷な仕事人のイメージとしては、確かにぴったりと言えますわね。まさかそのまま『しにがみ』と名付けてしまうのは抵抗があるし。男性名詞だというのも筋が通っていて気持ちがいい」

善子「お、じゃあ決定?」

ダイヤ「ま、先般からの善子さんの熱意を認める意味でもここは採用としてあげましょうか」

善子「やったー!」

ルビィ「ちぇ〜」

ダイヤ「しかしまあ、よくもこんな言葉がすらりと出てくるものだと感心するわ。たとえドイツ語を履修していたとしてもなかなか触れない単語でしょうに」カチカチ

善子「ふっ、それはひとえに私の中の堕天使が囁き教えてくれるというだけのこと。つまりは運命──」

ルビィ「この前買ってた『中二病ネーミング辞典』にでものってたんでしょw」

善子「言うなあっ!!」ンニャーッ

ダイヤ (そんなニッチな本があるのね)

【コメント】プルプルンゼンゼンマン

ダイヤ「誰がエッチな本と言いましたか!!」//

ルビィ「ええ…おねいちゃん、突然なにゆってるの…」

善子「色違いだからプルプルンではないのよ。残念ながらね」
0572>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:23:37.41ID:q7w4KhsD
ポケモンセンター


善子「ゼンゼンマンが仲間入りよ!」

ダイヤ カチ…

ルビィ「おねいちゃん?」

ダイヤ「いえ、その…」

『りこちゃん♡』

ダイヤ「りこちゃん♡を連れていってはいけないのかなと思いまして…」ゴニョゴニョ

善子「いやだめでしょ!ずるだし!そしたらゼンゼンマンの入る余地がなくなるでしょうが!」

ダイヤ「ですからそれは、場面に応じてよりもくたんちゃんの力になれるコを選んで時々のパーティを」キリッ…

善子「それは聞いたわ!ぐだぐだ言ってないでゼンゼンマンを連れていくのよ!ほら早く!」

ダイヤ「あああ〜〜〜っ、りこちゃん♡がぁぁぁ…!!」ヨヨヨ
0573名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/06/10(水) 10:26:15.01ID:NrrhupDF
よく突然提示された「ゼンゼンマン」とかいう(一見)意味わからん名前からドイツ語にたどり着けたな
0574>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:31:32.11ID:q7w4KhsD
善子「さ、ポータウンに戻るわよ」

ダイヤ「うう…はーい…」カチカチ

ルビィ「よしこちゃん」ヒソ

善子「ん、なに?」

ルビィ「なんでキリキザンの色違いにこだわったの?わざわざ厳選うけおってまで」

善子「あー…」

善子「たぶんさ、ダイヤって決闘のパーティ旅パから個体転用するじゃない?決闘パーティにキザンの入る余地があるなら、ここで色厳選しとかないとタイミングなくすなって思ったからよ」

ルビィ「それは草むらで色厳選するほどのことだったのかな…」

ルビィ「ってゆうかそんなに色キリキザン好きなら自分のパーティに入れたらいいじゃん」

善子「いや、私のパーティにはキザン入る余地とかないから」キッパリ

ルビィ「ええ…」

善子「ただでさえカンプリタ・セストだったのに、予定になかったポケモン入れるハメになったんだから…」

ルビィ「ああ…」

善子「ま、ストーリークリアまでにダイヤがゼンゼンマンをお気に入りになってくれることを祈るわ」
0575>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:39:18.61ID:q7w4KhsD
再び17番道路


ダイヤ「さて、ではいよいよスカル団が根城にしているというポータウンへ──」

警官『お待ちよ、お嬢ちゃん』

ダイヤ「あら、警官さんですか。あちらの交番に駐在されている方でしょうか。お疲れ様です」

警官『この先はポータウンってんだけどな、あー、なんだ。ちょいと前に門扉が内側から閉められて、それっきり閉ざされたままなんだよ』

ダイヤ「それは…」

警官『聞いてるかもしれねえが、中じゃガラの悪いガキ共がのさばってるぜ。立ち入れば絡まれるとは思うが、よっぽどの用事でもあるのかい?』

ダイヤ「…」

──プルメリ『アイツのこと、叱ってやってくれよ』

ダイヤ「はい」コク

警官『…そうかい。んじゃ止めないが、気をつけて行きなよ。ほら、そこの隙間が唯一の通り道だ』

ダイヤ「こんなところに…ありがとうございます、警官さん」

警官『健闘を祈るぜ』
0576>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:42:14.88ID:q7w4KhsD
と、こんなところで。
あんまりな響きの名前にびっくりしましたが、傾向からして無意味な言葉ではないと思ったので…
0577>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 10:57:16.68ID:q7w4KhsD
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV41 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV39 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ゆめくい

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV36 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、しねんのずつき、かみくだく

しずく(キテルグマ)♀ LV35 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(サナギラス)♀ LV34 いわ、じめん だっぴ @イワZ
あくのはどう、いやなおと、あばれる、いわなだれ

ゼンゼンマン(キリキザン)♂ LV36 あく、はがね まけんき @アクZ
こわいかお、メタルクロー、きりさく、ダメおし


所有しているわざマシンと覚えられるコ一覧
https://i.imgur.com/FEn1WAq.jpg

ゼンゼンマンの技が貧弱ですかね
0581>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/10(水) 13:08:04.70ID:q7w4KhsD
めざパですか。
4〜5タイプからコンマでタイプ判定でも行いますか?
欲しくないタイプであれば覚えさせるのを諦めるのは任意ということで
0582名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/10(水) 13:10:39.19ID:HgebaYbc
死神さんは、卵じゃなくてもステロやらイカサマやら覚えるからそこまで気にしなくても...
いややっぱ高威力タイプ一致先制技無いのはつれーわ
一撃必殺(むげんのかちすじ)型とかになるのかなw

ってかアイヘの習得レベル...色厳選したのにストーリー戦力的には交換候補筆頭そうなのが...
0585名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/06/10(水) 16:57:12.53ID:NrrhupDF
>>583
確かに言われてみればC低すぎるからあれかもだけど旅パだし誰一人もってないわざタイプがいくつもあるの怖くない……?
今となってはめざパは対戦ではほぼ使えなくて旅中盤くらいまでのつなぎ技って印象なので
0589名無しで叶える物語(茸)
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2020/06/11(木) 13:20:21.92ID:YXy93QTv
遺伝技なしなら電磁波/ステロ/アイアンヘッド/ハサミギロチンみたいな感じになるのかね
0591>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 10:56:35.41ID:aPyOYINZ
ポータウン


もくたん ンションショ…

もくたん スタ

ダイヤ「まさか、こんな生け垣の隙間を潜らされることになるとはね。もくたんちゃんが軟弱な箱入り娘であったならばここで旅が終わっていたところですわ」

善子 (それは褒めてるのか?)

ダイヤ カチカチ…

ダイヤ「一応ポケモンセンターはあるのね。町なのだから施設としてはあって当然にせよ、いちいち16番道路まで戻る必要がないかと思うと気が楽だわ」

ルビィ「ねえ、マップの名前みんな覚えてるのって普通?」ヒソ

善子「いや、私は何番道路とかは一つも覚えてないんだけど…」

ルビィ「はなまるちゃん平気かな」

善子「まあ、なんかわかんなかったら連絡してって言ってきたし、『任せるずら!』って自信満々だったから大丈夫なんじゃない?」

善子「それに、『ダイヤさんのところに行ったらきっともくたんちゃんが気になっちゃって自分のゲームに集中できないと思うから…』って言われちゃったら一緒においでとは言いがたいわ」

ルビィ「そうだね。も少ししたらルビィがはなまるちゃんのお家行ってみようかな」

善子「ああ、いいんじゃない。喜ぶでしょ」

ルビィ「あと口調のものまね全然似てないね」

善子「やかましいわ」
0592>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:03:38.99ID:aPyOYINZ
ポータウン、ポケモンセンター


ダイヤ「…」

スカル団『ヘイヘイ!ここは俺様達が乗っ取ってんだぜ!』

スカル団『雨を凌げる場所は貴重なのyo!』

ダイヤ「ポケモンセンターが正常に機能していると考える方がばかでしたか…」

ダイヤ「しかし、こうなってはこの町を根城にしているスカル団の方々にとっても不便なのでは。とはいえこの状態のポータウンで、お願いしたからといってポケモンセンター側がおとなしく通常通りに機能を維持してくださるはずもないでしょうが」

スカル団『…なんだyo, ポケモン回復したいのか?』

ダイヤ「今は万全の体制なので特に。ここでの戦いが激しくなるようであれば、それはもちろん利用したいと思っていましたけれど」

スカル団『回復してやろうか?』

スカル団『ただしお代は貰うけどね!』

ダイヤ「…」


スカル団『毎度あり〜!また来てくれyo!』

スカル団『いつでも待ってるわyo!』

ダイヤ「お手持ちのポケモンすらいない下っ端の方々は、苦労していらっしゃるのかしらね…」カチカチ
0593>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:10:22.64ID:aPyOYINZ
スカル団『てめー!どっからこの町に入ってきやがった!』

『スカル団の 下っ端が 勝負を 仕掛けてきた!』

『スカル団の 下っ端は カリキリを 繰り出してきた!』

もくたん『行けっ!ゼンゼンマン!』

ゼンゼンマン『シーッシャキン!』キラ

ダイヤ「ゼンゼンマンさんの初陣!善子さんの株をも懸けた大切な場面ですわよ、そのお力を遺憾なく発揮くださいな!」

善子「えっ私の株?」

ルビィ「これでゼンゼンマンさんがあんまり強くなかったら、無理ゆったよしこちゃんの信頼が落ちるってことじゃないかな」

善子「!?」

善子「ぜ、ゼンゼンマン!ギロチン!ギロチンやったれーい!!」

ルビィ「最初からむちゃくちゃゆうじゃん」
0594>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:15:14.49ID:aPyOYINZ
『ゼンゼンマンの メタルクロー!』ガシュリ

善子「……!!」

『相手の カリキリの リーフブレード!』

『効果は 今一つのようだ…』

ダイヤ「…ふむ」

善子「いやっ違う!違うのダイヤ!これはメタルクローだったからこれだけのダメージしか出せなかったの!本気を出せばゼンゼンマンはこんなものじゃないのよ!」

善子「信じて!!!!」クワッ

ルビィ「メタルクローで確2取れてるんだからじゅうぶんだと思うけど」

ダイヤ「ルビィ、そこのお一人で盛り上がってる方を静かにさせておいてね」カチカチ
0595>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:20:30.57ID:aPyOYINZ
『ゼンゼンマンの きりさく!』ザシュッ

『相手の ドヒドイデは 倒れた!』

『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』

ダイヤ「ゼンゼンマンさんだけで二匹を掃討。相手とのタイプの相性に救われたこともあるけれど、うん、なかなかの実力ね」

ルビィ「ドヒドイデさんがみず技使ってこなかったのもよかったね」

ダイヤ「そうね。雨が降っているこの環境ではそれなりのダメージになったはずでしょうから」

善子「よかった…私の株は保たれた…」フー

善子「ま、これでゼンゼンマンの力はわかったでしょ。色まで粘ったんだし、この完璧な死神を仲間に引き入れた私の采配を評価してほしいものね──」

『もくたんは 賞金として 680円を 手に入れた!』

ダイヤ「お、おやめなさいなもくたんちゃん!スカル団の方々からはお金を取ってはいけませんわ!」アワワ

ルビィ「おねいちゃん聞いてなさそうだよ」

善子「ちょっと!!」
0596>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:27:48.66ID:aPyOYINZ
『ゼンゼンマンの ダメおし!』パパパン

『効果は 抜群だ!』

『相手の メタングは 倒れた!』

『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』

ダイヤ「…ふうっ」

ルビィ「お疲れさま、おねいちゃん」

ダイヤ「結局みんなゼンゼンマンさんが倒してくださったわ。ヤトウモリさんだけは身構えたけれど、この雨が味方をしてくれたわね」

ダイヤ「あとは、一旦回復をしてからこのお屋敷に乗り込むだけですか」

善子「ふふん!ゼンゼンマン大活躍のようね!」ドヤッ

ダイヤ「…」

ルビィ「…」

善子「………」

ダイヤ「…はいはい。見事な采配、とても助かっていますわ」ナデナデ

善子「ぁ、ぇへへ…♡」

ルビィ ムー
0597>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:30:43.34ID:aPyOYINZ
いかがわしき屋敷


もくたん ヒタ…

ダイヤ「薄暗いお屋敷ね」

ルビィ「ロトム出そうだね」

ダイヤ「? なぜロトムさんが?」

善子「家電ないからセーフ」

ダイヤ「???」
0599>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:38:01.92ID:aPyOYINZ
食堂


ダイヤ カチ

『今月の合言葉…どくづき』

ダイヤ「今月の合言葉」

ダイヤ「これで敵味方を判別しているということなのでしょうね…」


──スカル団『ヘイヘイ!やってまスカ!』

──スカル団『島巡りは成功させないぞ、強引に邪魔してやるぜ!』

──スカル団『おいおいお嬢ちゃん〜、こんなところになんの用事だ〜?』


ダイヤ (そんなものを使わずとも、味方は一目で明らかだと思うけれど…)

ダイヤ「ま、向こうから手の内を晒してくださるのならば是非もありません。記憶しておくとしましょうか」カチカチ

【コメント】ロトムというポケモンは家電に潜り込んで姿を変えるのだ

ダイヤ「!」

善子「しまった──観戦者がいたわ!」ハッ

ルビィ「なんかまずいことある?」

ダイヤ「ほう。家電かどうかはさておき、その性質をもってポケモン図鑑に潜り込んでいらっしゃるのね」フム

ダイヤ「このお屋敷には家電がないとのことなので野生のロトムさんにはお会いできなさそうで残念ですが…」

ダイヤ「…」

もくたん(in kitchen)『…』

ダイヤ「──いやだいぶ電化製品ありますが!!?」


一つひとつ調べてみたけどロトムはいなさそうだった。
0601>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:44:29.29ID:aPyOYINZ
誰かの居室


『今月の合言葉…エネココア』

ダイヤ「こんなところにも合言葉が……先ほどの『どくづき』と、二つ目ね…」

ルビィ「順調に見つかってるね!」

ダイヤ「?」

ダイヤ「なにを言っているの、逆でしょう」

ルビィ「え?」

ダイヤ「見つかったのは『今月の』合言葉、何月の合言葉であるかはわからないのよ。そもそもアローラ地方がこちらと同じ季節なのかはわからないけれど、合言葉が複数見つかってしまえば、そのどれが『本当に今月の』合言葉であるかを引き当てなければならなくなるでしょう」

ダイヤ「合言葉を求められる段階までに、会話の端々などからうまく探りを入れておかなければね…」カチカチ

ルビィ「………???」

善子「ルビィ」

善子「合言葉は普通、定期的に更新されるもので、有効なものはいつだって一つなのよ」ポン

ルビィ「………???」


よくわかってなさそうだった。
0603>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:53:03.77ID:aPyOYINZ
倉庫


『今月の合言葉…アマカジ』

ダイヤ「ここに来て三つ目の合言葉。技、飲み物と来て、次はポケモンのお名前。この種類の違いが本物を引き当てるヒントになればいいのだけれど」

ルビィ「…?」

善子「しかし、敵の本陣って割には手薄よね。見つかってもバトルに勝っちゃえばあっさり見逃してくれるし」

ダイヤ「それはマグマ団のアジトでも同じことが言えたわね」

ダイヤ「ポケモンバトルでの勝敗に絶対的な重きを置くという価値観がそう易々とは揺るがないからこそ成り立つのでしょうね、この世界の規律は。敵陣へ潜り込んでいる身からすればありがたいことこの上ない限りですが」カチカチ

ダイヤ「…それを思うと、ポケモンバトルに敗北を喫してもご自身の野望を諦めなかったマツブサは偉大であるとも言える」

善子「そうねえ」

【コメント】ボクもダイヤさんの中に潜り込みたいロト

ダイヤ「わたくしは家電ではないのでちょっと…」

【コメント】⚡|c||^.-^||⚡

ダイヤ「いや、なにも解決になりませんから。わたくしが感電しているだけでしょう、それ」カチカチ

善子 (前から思ってたけど、この顔文字が自分っていう認識はあるっぽいのよね。この人)
0604>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 11:58:04.31ID:aPyOYINZ
スカル団『ん?グズマさんに用事か?』

ダイヤ「これはご親切に、この先にグズマさんがいらっしゃるのですか。情報提供をありがとうございます。それで、すんなりと通しては…」

スカル団『おまえがグズマさんに会う資格を持ってるって認められない限りは、ここは通してやれないぜ』

ダイヤ「…でしょうね」

ダイヤ「構いません、掛かっておいでなさいな」カチ…

スカル団『っつーわけで、スカル団クーイズ!!』

ダイヤ「……!?」

スカル団『おまえがマジのスカル団なら、つまりグズマさんに会う資格があるなら、全問正解できて当然のクイズを出すぜ!』

ダイヤ「く、クイズ…ですか…」
0605>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:01:46.52ID:aPyOYINZ
スカル団『第一問!』

ダイヤ「始まってしまいました」

スカル団『ドヒドイデの得意技といえば、なーんだ!?』

ダイヤ「ドヒドイデの、得意技…?」

→ほのおのキバ
 だいちのちから
 どくづき

善子「ねっとう」

ルビィ「トーチカ」

ダイヤ「そ、そんなの…えっと……この選択肢の中から選べばよいのであれば、恐らく…」

→どくづき カチ

スカル団『どくづき、な…』

ダイヤ「ち、違いますか…?」

スカル団『続いて第二問!』

ダイヤ「解答は!?」
0606>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:06:47.30ID:aPyOYINZ
スカル団『われらがプルメリの姉御の好きな飲み物といえば、なーんだ!?』

ダイヤ「プルメリさんの好きな飲み物…!?」

ダイヤ (それはさすがに、何度か言葉を交わしたことがある程度のわたくしには知る由もない…!)

→きのみジュース
 エネココア
 モーモーミルク

ダイヤ (選択肢が出ていることだけが救いか。きのみジュース、エネココア、モーモーミルク………どれだ…!?)

ダイヤ「………っ」

ダイヤ「…!」ハタ…

ダイヤ (先ほどの問題、わたくしが誤っていなければ答えは『どくづき』のはず)

ダイヤ (そして今、問われているのは飲み物。選択肢の中には『エネココア』がある──これは、もしかして…)

→エネココア カチ…

スカル団『エネココアか…』

ダイヤ ドキドキ…

スカル団『第三問!』

ダイヤ「っっ、もどかしァ!!」
0607>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:14:20.38ID:aPyOYINZ
ダイヤ (どうだ──どうだ──?)

ダイヤ (このお屋敷に踏み込んでからこちら、何度か戦闘にはもつれ込んだものの『合言葉』を訊かれたことは一度もない)

ダイヤ (もしこのクイズが遠回しに『合言葉』の知識を炙り出す目的のものなのだとすれば──たとえ次の問題の答えがわからなくとも、選択肢にあのポケモンの名があれば──)

スカル団『フルーツポケモンといえば、なーんだ!?』

→アマカジ カチ

ルビィ「おねいちゃん!?おねいちゃん選択肢ちゃんと見て押した!?ノータイムじゃなかった!?」

ダイヤ「え、いや、見ましたが。わたくしが知る限り、フルーツポケモンに該当するのはアマカジとトロピウスだけですし…」

善子 (選択肢にもないポケモンを出してくるな…)

スカル団『アマカジねえ…』
0608>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:18:47.53ID:aPyOYINZ
ダイヤ …ハッ

ダイヤ「今の問題、答えが『アマカジ』ですわ!」

善子「は?自分で答えておきながらなに言ってんの…?」

ダイヤ (クイズの答えは、『どくづき』『エネココア』『アマカジ』──これはお屋敷の中で見つけた今月の合言葉と全て合致している!やはり、先の想定は正しかったんだ…!)

ダイヤ (…ん?そういえば、もう一つメモを見つけたような…合言葉ではなくて、あれは…)

スカル団『クイズの答えに間違いはないな?これでいいか!?』

ダイヤ「はいっ!!」カチー

スカル団『クックック…』

スカル団『出直してくるんだな!!!』

ダイヤ「えええーーーーーっっ!!?」ガーーーンッ

よしルビ ((oh...))


結局、ここから突破するのに二十分くらい要した。
0609>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:23:48.16ID:aPyOYINZ
ダイヤ カチカチ… ムスーッ

善子「そう膨れないで、こうして先に進めたんだからよかったじゃない」

ダイヤ「よくありませんわ。なんですかあれは、あんなの会話の筋が通らないではありませんか」カチカチ

善子「それが彼らの中じゃスカしてるってんだから仕方ないでしょう。郷に入ってはなんとやら、ってやつよ」

ダイヤ「郷に従え、ですわよ」カチカチ

善子「わかっとるわい!ごまかしたわけじゃないわよ!」

ルビィ「おねいちゃん、ストップ!」

ダイヤ「!」

ダイヤ「っと、そのまま立ち入るところだったけれど、ということは…この先に…?」

ルビィ「うん」

ダイヤ「そう。今一度みんなの体力を確認して」カチカチ…

ダイヤ「よし、大丈夫ね。それではプルメリさんからの頼まれ事を果たしにいくとしましょうか」

ルビィ「おーっ!」

善子「ファイト〜」


続く…
0610>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:29:57.13ID:aPyOYINZ
現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV41 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV39 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ゆめくい

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV36 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、しねんのずつき、かみくだく

しずく(キテルグマ)♀ LV36 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
アームハンマー、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(サナギラス)♀ LV34 いわ、じめん だっぴ @イワZ
あくのはどう、いやなおと、あばれる、いわなだれ

ゼンゼンマン(キリキザン)♂ LV38 あく、はがね まけんき @アクZ
こわいかお、メタルクロー、きりさく、ダメおし


所有しているわざマシンと覚えられるコ一覧
https://i.imgur.com/Pq9AYak.jpg
https://i.imgur.com/kOOBGWI.jpg
0611>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/12(金) 12:33:26.69ID:aPyOYINZ
vsグズマ戦先鋒 >>612
※ 上記六匹から要指定。

参考、グズマのパーティ
グソクムシャ♂ LV41
アメモース♂ LV41
カイロス♂ LV41

安価とは別に、技や持ち物など入れ替えたければコメントやレスしていただければ検討します。

https://i.imgur.com/rrigKMQ.jpg
0616>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:02:16.76ID:VGsvwGp5
ダイヤ「さーて、乗り込みますか…」

ルビィ「おねいちゃん、ゼンゼンマンさんの技って今のままで平気?」

ダイヤ「うん?ああ、仲間になっていただいたきり技の見直しをしていなかったわね。せっかくですしここでやっておきましょうか」カチカチ

ルビィ「うん!」

善子 (ナイス提案。今のままじゃ割と貧相だものね、なんか有用な技マシンがあればいいけど…)
0617>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:09:51.21ID:VGsvwGp5
ダイヤ「まずはタイプ一致のはがね技やあく技から…んん…」カチカチ

ダイヤ「ジャイロボールとやらは覚えられないようなので、どろぼうとしっぺがえしの二つね」

ルビィ「どろぼうとしっぺがえしかあ」

ダイヤ「今ゼンゼンマンさんが覚えているあくタイプの技、ダメおしは『そのターンに 相手が すでに ダメージを 受けていたら 技の 威力は 2倍に なる』、ふんん…?まきびしなどを踏んでいた場合、ということかしら」

ルビィ「あー、うん…そう、だね…?」

善子「まきびしとかステロ…っとステルスロック、さめはだとかのダメージもダメおしには有効だったはずよ。ただ基本的にはダブルバトルとかで相方が攻撃した後の追撃で使う場面が多いんじゃない?」

ダイヤ「ああ、なるほど。ダブルバトルを想定した技ですか」

ダイヤ「あくあしっぷさんがいらっしゃるならばさめはだでダメージを与えてから…ああいえ、普通のバトルではそういう動きはできませんか。むむ、意外と使いどころが難しい…」ム…

善子「少なくとも今のあなたのパーティじゃ、能動的に威力を二倍にすることはできないと思うわよ」

ダイヤ「そうですか。ではどろぼうかしっぺがえしを覚えていただきたいところね」
0618>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:14:32.27ID:VGsvwGp5
ダイヤ「どろぼう、『攻撃と 同時に 道具を 盗む。自分が 道具を 持っている 場合は 盗めない』」

ダイヤ「しっぺがえし、『ためこんで 攻撃する。相手より あとに 攻撃できると 技の 威力は 2倍に なる』」

善子「その二つならしっぺがえしじゃない?」

ダイヤ「な、なぜですか。どろぼうだって有意義な技でしょう、相手の道具を盗む………盗む、泥棒ですか…」

ルビィ「相手が強い道具を持ってるときは、どろぼうしたら相手は道具がなくなるから弱くなるし、こっちはどろぼうした道具の効果が使えるから強くなるんだよ」

ダイヤ「ほ、ほら!どろぼうだって強いですわ!」

善子「なぜよくわかってないのに肩を持つ」

ルビィ「一方的にどっちか片方が弱いとか悪いみたいにされるのがイヤなんだと思う」

善子「学級委員長か」←?
0619>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:18:38.35ID:VGsvwGp5
ダイヤ「例えば──例えば、そう…!相手がZクリスタルを持っている場合など、

ルビィ「Zクリスタルとメガストーンは盗めないんだよ」

ダイヤ「」

善子「ってことでダメおしとしっぺがえしの選択になりそうなわけだけど」

ダイヤ「…それならばしっぺがえしなのでしょうね。一つ気がかりがあるとすれば、そもそもゼンゼンマンさんが相手より後に行動する機会がどのくらいあるかということですが」

善子「別にS低いわけじゃないしね…」

ルビィ ドスッ

善子「ぅぐっ」

ダイヤ「る、ルビィ!?」

善子「べ…別にすばやさ低いわけじゃないしね、ゼンゼンマンは…」ヨロ…

善子 (姉が専門用語を覚えることにあたりが強い…)
0620>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:23:06.71ID:VGsvwGp5
ダイヤ カチカチ

『ゼンゼンマンは ダメおしの 使い方を きれいに忘れた!』

『ゼンゼンマンは 新しく しっぺがえしを 覚えた!』

ダイヤ「元々の威力はダメおしの方がわずかに高いのだけれどね」

善子「なにかを得るために犠牲は付き物よ」

ルビィ「なーにーかーをつかむことでー なーにーかーをあきらめないぃぃ〜〜〜」

ダイヤ「………!!」ハッ…

善子「余計なこと言うんじゃないわよ!姉が混乱するでしょうが!」ムニムニムニムニ

ルビィ「ひゃっへうひゃいはははや〜」
0621>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:31:33.97ID:VGsvwGp5
ダイヤ「他のタイプの技でいうと、かわらわりとシザークロスあたりかしら。がんせきふうじもあるわね」

善子「ダイヤ自身はどう思う?」

ダイヤ「ふむ…」

ダイヤ「かわらわりはかくとうタイプの技、完全に同じということはないにせよ、効果抜群となる相手がはがね技とあまり変わらないような…?」

ルビィ「そうかもね」

ダイヤ「がんせきふうじとシザークロスはそれぞれ異なるタイプに効果抜群のダメージを与えることができるので、かわらわりよりはこの二つのどちらかがいいように思いますわ」

ダイヤ「きりさくはノーマルタイプの技、これをどちらかに置き換えるという選択はありね」

善子 (単純に技範囲を広く取るって意味では、どっちでもそこそこ有用だとは思うけど)

ルビィ (そもそもはがねとあくでそれなりにカバーできてるんだよね。だから、結局は──)

よしルビ ((好み))

ダイヤ「うーむ…」
0622>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:40:22.82ID:VGsvwGp5
『ゼンゼンマンは きりさくの 使い方を きれいに忘れた!』

『ゼンゼンマンは 新しく シザークロスを 覚えた!』

ルビィ「シザークロスにしたんだね」

ダイヤ「ええ。がんせきふうじはしずくちゃんも覚えているし、それでなくともいわ技のエキスパートであるモルフォちゃんもいるので。パーティ全体で考えたらシザークロスの方がいいと判断したわ」

ルビィ「いいと思う!」

善子 (なかなかいい判断できてるわね) フム

善子 (技範囲を意識してる節は前からあったけど、個体レベルからパーティレベルでの視野を持つようになってる。追加効果への意識がまだ少し弱いといえば弱いけど、ストーリー重視の今はそれも仕方ないか)

善子 (技構成が戦闘でどう活きるかは、始まってみないとわからない。ゆえに正解も不正解も技の取捨選択を行なってる段階では存在しない。大切なのはきちんと筋道を立てて考えて、自分の中に確かな理由を持った上で選択すること)

善子 (そういう意味では、今のダイヤは充分に及第点って言えそうね──)
0623>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:46:10.22ID:VGsvwGp5
ルビィ「変化技はどうする?」

ダイヤ「いちゃもんとメロメロが覚えられますわ!どちらにしましょうか!?」

ルビィ「え、なんでその二択なの…?」

ダイヤ「だっていちゃもんもメロメロもホウエン地方での冒険で随分と活躍したでしょう!今回だってきっと役に立つはずですわ!」

ルビィ「えっと…」

ダイヤ「元祖黒澤ダイヤモンズの伝統と血脈を受け継ぐメロメロか、同じくはがねタイプのルビィ♡♡♡を見習う意味でいちゃもんを習得するか。ああっ悩みますわ…!」

ルビィ「メロメロといちゃもんはハマるときにはハマるけど、ストーリーでどこまで活きるかは…」

ダイヤ「いっそのこと、シザークロスを諦めて両方とも──…!?」ピーン

ルビィ「ぇ──」

善子「ないわよ」ビシッ

ダイヤ「きゃんっ」
0624>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/13(土) 11:55:35.08ID:VGsvwGp5
ダイヤ「叩きましたか!?」キッ

善子「せっかく褒めてたってのに台無しにするんじゃないわよ!メロメロもいちゃもんもなしよ、なし!!」

ダイヤ「え、褒め…?なにをですか…?」キョトン

善子「ルビィが言った通り。メロメロはまだしも、いちゃもんがまマ戦で上手くハマったのはほとんど奇跡みたいなもんだからね?ストーリーの道中では基本的に無用の長物よ」

ダイヤ「むー………ではメロメロは?」

善子「いちゃもんほど無用とは言わないけど、まず採用しなくていいわよ。キザンは耐久して長期戦を乗り越えるタイプのポケモンじゃないんだから、メロメロ撃って効果が発動するの期待してってやってる間に殴った方がよっぽどいい」

ダイヤ グヌヌヌ…

善子「それよりほら、かげぶんしんなんかどう?攻撃を全て回避しながら自分の得意な技をバシバシあてて相手を倒す!なんかすっごくカッコいいし、なんなら『死神』と名を冠した殺し屋っぽい──」

ダイヤ「却下です」

善子「はあ、なんでよ!?」

ダイヤ「なんでもですーぅ!!」

善子「理由を言いなさいよ、理由をォ!感情で拒否ってんじゃないでしょうね!?」

ダイヤ「ゼンゼンマンさんはそんな姑息な戦い方などなさらずとも充分に強いからでーーす!!」

善子「相手にちまちまいちゃもん付けるのだって充分姑息でしょうがァ!!」

ダイヤ「なんですってぇーーーー!!?」


結局、変化技の議論は平行線のままに終わったという…
(ルビィは剣舞でいいんじゃないかと思うんだけど…)
0630>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
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2020/06/16(火) 13:26:18.32ID:n7G9zdr4
すみません、今夜いけると思ったら予定が入ってしまいました
明日は必ず更新します
0633>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:05:07.48ID:IjbRFTIw
グズマ『もくたんか』

ダイヤ「どうも」

グズマ『聞いてるぜ。アセロラの奴の試練も越えたってな、島巡りが順調そうでなによりだ』

ダイヤ「わたくしは今のところあなたに個人的な感情を抱いてはいないのですが──少々の成り行きで会いにこさせていただきました」


──プルメリ『アイツのこと、叱ってやってくれよ』


ダイヤ「…このポータウンもかつては活気溢れる町だったのではないかとお見受けしているけれど、今は随分と暗く静まり返っていますわね。ポケモンセンターさえあの有様で、姿をお見かけするのはスカル団の方々ばかり」

ダイヤ「町一番の立派なお屋敷まで占拠して…」

ダイヤ「一体どういうつもりなのですか」


──プルメリ『…一つだけ言わせておくれよ。島巡りの邪魔をするのは、あいつら自身の意思じゃないんだ』

──ククイ『それとグズマ、俺はなれなかったんじゃない。夢の道へ進み、キャプテンにはならなかっただけさ。キミとは違ってね』


ダイヤ「…グズマさん。あなたは、」

グズマ『いいね』

グズマ『順調ってのはとってもいい』

グズマ『ぶっ壊したくなるほどにな…!』

ダイヤ「…いいえ。今ここで話ができる様子ではありませんわね」

ダイヤ「壊せるものなら壊してご覧なさいな!」


『スカル団の ボスの グズマが 勝負を 仕掛けてきた!』
0634>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:12:42.56ID:IjbRFTIw
『グズマは グソクムシャを 繰り出してきた!』

もくたん『行っておいで!かなた!』

かなた『ゲェェンッギャッ!』

グソクムシャ『…』

かなた『…』

ダイヤ「奇しくも前回と同様、かなたさんとグソクムシャの対面ですか。確かふいうちで攻撃してくることがあったのよね、それは気をつけたいところだけれど…」カチ

『相手の グソクムシャの ふいうち!』

ダイヤ「!」

『しかし 上手く きまらなかった!』

ダイヤ「あなたはそう、前回も第一手からふいうちを放ってきた。それを読んだ上での──」

『かなたの さいみんじゅつ!』

『しかし 上手く きまらなかった!』

ルビィ「ぁ」

善子「あら」

ダイヤ「おおっ!?」
0635>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:20:34.15ID:IjbRFTIw
ルビィ「なにもない1ターンでした」

ダイヤ「そ、そういうこともあるわ。さいみんじゅつは命中率が60%なんだもの」コホン

『かなたは もくたんの 指示を 待っている…』

善子「かなたが指示待ってるわよ」

ダイヤ「わ、わかっています!ええと、今はふいうちをされたけれどかなたさんがさいみんじゅつを狙っていたおかげで攻撃は外れ、しかし返しのさいみんじゅつも外れてしまい、結果としてはなにも起こらなかった」

ダイヤ「ここで改めてさいみんじゅつを放つか、あるいは攻撃を行うか。さいみんじゅつが成功すれば大きいけれど、再び外れることを期待してグソクムシャが普通の攻撃を行なってくる可能性もある…」

ルビィ「だいじょうぶ、さいみんじゅつは二回撃てばあたる確率はすごく高いんだよ!80%こえるの!」

ダイヤ「…それは二回の試行が残っている段階での計算でしょう。すでに一回は終えているのだから、現時点で二回の試行による成功確率は考えても仕方が…」

ルビィ「ぅゅ?」

善子「ばかねえ。ポケモンの八割なんて信用できるわけないでしょ。エッジあたったことある?」

ルビィ「!!」ハッ

ダイヤ「いえそういう話ではなく」
0637>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:28:48.91ID:IjbRFTIw
ダイヤ「さいみんじゅつは確かに強力だけれど、それにばかり頼る戦い方ではいけないわね。わたくし達はいつだって、まっすぐに立ち向かうことで勝利を掴み取ってきたのだから!」カチ

『相手の グソクムシャの ふいうち!』

ルビィ「!」

『効果は 抜群だ!』

善子「撃たれた…っ!」

──【コメント】かなたちゃん...ぶつりこうげきは苦手なんだよー。

ダイヤ「続けてふいうちを放ってくるとはね…かなたさんの苦手な物理攻撃で、しかも効果抜群の攻撃。苦しいダメージではあるけれど、あなたならばきっとそう、耐えてくれると──」

『かなたの シャドーボール!』ギュギュ…ボンッ

ダイヤ「信じていますわ!」

かなた『…』ピコン…ピコン…

善子「なんとか耐えたわね。やるじゃない」

ダイヤ「ふふん、寝ているばかりのかなたさんではないのよ」


グソクムシャ:残り体力約58.4%
かなた:残り体力約7.5%
0639>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:35:45.87ID:IjbRFTIw
善子「とは言えかなたのこの残り体力、ふいうちどころかまともな技を一発貰えばおじゃんね」

ダイヤ「そうね。ふいうちが控えている以上、ここで攻撃技を選択することはなかなか難しい…」

ダイヤ「もう一度さいみんじゅつを狙うとしましょうか。上手く行けば、ここからかなたさんがグソクムシャを倒し切る展開すら有り得るでしょう」

ルビィ「さいみんじゅつにばっかり頼るような戦い方は、」

ダイヤ「戦略的な選択だと言っているでしょうが」

善子 (たぶん次のシャドボじゃ落ちないし、ききかいひあるからかなたでこのまま倒すのはまあ無理だろうけど)

ダイヤ「かなたさん──さいみんじゅつ!」カチ

『かなたの さいみんじゅつ!』

善子「おっ、ふいうち来ない!」

ルビィ「あたれ!」

【コメント】90%は肝心な時に外す、80%は割と外れる、70%はワロスだま、30%は割と当たる

ダイヤ「60%についての言及を忘れていますが」

【コメント】7割以上の命中率ならば必然力で必中ですぞwww

ダイヤ「いえですから議論の対象は60%なのですが」

『しかし 上手く きまらなかった!』

善子「んんwww 変化技なぞに頼るからですぞwww」

ダイヤ ガッ

ルビィ「おねいちゃん!アイアンクローどうしたの!?はやってるの!?」

善子 ベシベシベシベシ
0640>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/17(水) 09:39:54.98ID:IjbRFTIw
善子 フーッフーッ

ルビィ「…あれ。でもふいうち来なかったってことは」

ダイヤ「…ええ」

『相手の グソクムシャの シェルブレード!』

『かなたは 倒れた!』

ダイヤ「ここで堅実な手を打ってこられるとはね。グズマさん、やはり一筋縄に勝てる相手ではなさそうですわ…」

ダイヤ「ありがとう、かなたさん。ゆっくりお休みくださいな」

ルビィ「次は誰にする?」

ダイヤ「そうね。相手は物理攻撃を主体としているので、ここは」カチカチ

もくたん『戻っておいで、かなた!行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

ルビィ「しずくちゃん!」
0641>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:48:22.66ID:IjbRFTIw
ダイヤ「生半可な攻撃では、しずくちゃんにはろくにダメージを与えることはできませんわ」

ダイヤ「ノーマル、かくとうタイプのしずくちゃんのこと、有効な攻撃手段がないのはこちらも同じと思われていれば御の字。なぜならこちらには!」カチー

『しずくの がんせきふうじ!』ズゴゴオッ

ダイヤ「岩の大技、がんせきふうじがあるのだから!」

ルビィ (大技?)

善子 (言うほど大技か?)

『効果は 抜群だ!』

グソクムシャ『…』

ダイヤ「あら?そんなにダメージが入っていませんわね…」

『相手の グソクムシャの すばやさが 下がった!』

ルビィ「あっでもほら、すばやさ下がったよ!」アセ

ダイヤ「元々しずくちゃんの方が素早いようでしたが…ううん、下がるに越したことはないわよね。いいですわよしずくちゃん──」

『相手の グソクムシャの ききかいひ!』

『相手の グソクムシャは グズマの元に 戻っていく!』

善子「そしてグソクムシャには逃げられてすばやさダウンはリセットされていく、と…」

ダイヤ「…」

ルビィ「つ、次グソクムシャが出てきてももう瀕死寸前だよ!怖くないじゃん!ね!」
0642>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 09:55:04.84ID:IjbRFTIw
『グズマは アメモースを 繰り出してきた!』

『アメモースの いかく!』

『しずくの こうげきが 下がった!』

ダイヤ「う、貴重なしずくちゃんの攻撃力が…」

ルビィ (割と天敵感のあるアメモースだ…)

善子「岩の大技でいけるでしょ。四倍よ、四倍」

ルビィ「!」

ルビィ「てきとうなことゆわないで!アメモース強いんだよ!」

善子「えっ!?ご、ごめん…」

ダイヤ「四倍、そうね…とは言えタイプ一致ではないし威力もそう高いわけではない。こうげきも下がっている。おまけにアメモースのひこう技はしずくちゃんにとって大きな痛手となる」

ダイヤ「このまましずくちゃんが殴り合うというのは、いささか分が悪いかもしれません」

ルビィ「じゃあ、交代?」

ダイヤ「…問題は誰に交代するかということだけれど…」
0643>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:02:30.10ID:IjbRFTIw
善子「受けることをメインで考えるならゼンゼンマンかしらね?タイプ的にもレベル的にも。まあ、返しの打点が乏しいのは悩みどころだけど」

ダイヤ「そう、アメモースの攻撃に耐えるだけではなく、そこから反撃を成し得なければならない。そう考えるならば最も適任なのは、やはり──」

ルビィ「…」

ダイヤ カチカチ

ルビィ「!」

もくたん『戻っておいで、しずく!行っておいで!モルフォ!』

モルフォ『シャギ!』


──ルビィ「さすがのヨーギラスでも、タイプ一致で四倍弱点ついちゃえば倒せるよね。いけー!」

──『相手の アメモースの むしのさざめき!』

──『モルフォは 倒れた!』

──ダイヤ「」


ルビィ (アメモースに対して、モルフォちゃん投げる勇気があるとは思わなかった。サナギラスに進化して耐久は上がったように見えるけど、どうなんだろう…)

ダイヤ「モルフォちゃんの心配をしてくれているのね」

ルビィ「!」
0644>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:14:31.19ID:IjbRFTIw
ダイヤ「確かに、モルフォちゃんはアメモースに──グズマさんのこのアメモースに対して悔しい過去があるわ」

ダイヤ「でもだからこそ、ここで克服することができればモルフォちゃんは必ず一皮剥ける。サナギが一皮剥けて、進化してしまうかもしれませんわ」ニコ

ルビィ「…なにそれ」クス

ダイヤ「でもね、冗談ではなく。進化して特殊攻撃に対する防御力は格段に上がった…その差は、概ね二倍。ご覧なさいな、アメモースの攻撃が来ますが」

『相手の アメモースの エアスラッシュ!』

『効果は 今一つのようだ…』

ダイヤ「難なく耐えて見せたでしょう?」

ルビィ「…うん」

ルビィ (エアスラで三分の一くらいのダメージ。むし技は等倍になるから、次が同じくらいの威力の攻撃だとしたら、耐えられるかは………微妙なラインだ)

ルビィ (むし技、前回の時点で使ってきたってことはたぶんむしのさざめきだよね。威力はエアスラと同じくらいだったと思うけど…)

ルビィ (…ううん!)

ルビィ (お姉ちゃんが信じてるんだもん。ルビィだって信じてあげなくちゃ、モルフォちゃんのこと!今度こそアメモースに勝って、そして進化するんだ──バンギラスに!なんてね)

善子「半減でこれか、大丈夫かしらね?」

ルビィ ヒュッ

善子「ぐぉぇっ!」

ダイヤ「ルビィ!素人を相手にその速度のラリアットはいけませんわ!!」


グソクムシャ:残り体力約35.2%(ききかいひで手持ちへ)
アメモース:残り体力100%
モルフォ:残り体力約67.3%
0645>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:17:55.21ID:IjbRFTIw
善子 ケホッコホッ

ダイヤ「ここでの行動は一つだけ」

ダイヤ「放つわよ──モルフォちゃんの究極奥義、ワールズエンドフォールをね!」カチカチ

ルビィ「サナギラスだもん、タイプ一致で四倍弱点、問答無用で倒しちゃうよね。いけー!」

『グズマは アメモースを 引っ込めた!』

『グズマは グソクムシャを 繰り出してきた!』

ダイヤ「」

ルビィ「」
0646>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:21:24.04ID:IjbRFTIw
もくたん カットイン!

もくたん スーーー ムンッ!

もくたん スーーー ムムムンッ!!


『モルフォが 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』

ワ ー ル ズ エ ン ド フォ ー ル


モルフォ ヒュバッ

ゴゴゴゴゴ……

巨岩塊 ズォォオ……



 V
 V
 V   ブワッッ
巨岩塊


グソクムシャ



──────ドシャアアァァァアアッ………
0647>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:26:19.48ID:IjbRFTIw
『効果は 抜群だ!』

『相手の グソクムシャは 倒れた!』

善子「はー…はー…なんなのこの姉妹、凶暴過ぎるでしょうよ…おっグソクムシャ倒したのね。Z切ったの?」

『グズマは アメモースを 繰り出してきた!』

『相手の アメモースの いかく!』

『モルフォの こうげきが 下がった!』

善子「あちゃー、いかくってやっぱ強いのよね。いわで一致四倍抜群取れるなら、一段下がっててもギリいけるかしらね。……って、ん?アメモースってさっき出てきてなかったっけ?」

ダイルビ ズーン…

善子「…なんでそんな落ち込んでるの?」


グソクムシャ:瀕死
アメモース:残り体力100%
モルフォ:残り体力67.3%、こうげき-1
0648>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:34:04.72ID:IjbRFTIw
ルビィ「どんまい、どんまいおねいちゃん…きりかえてこ…」

ダイヤ「ええ…モルフォちゃんの究極奥義は放つことができたし、その結果としてグソクムシャを倒すこともできた。上首尾と言って差し支えないでしょう…」

善子 (とてもそう思ってるようには見えない)

ルビィ「それにっ、ゆってもタイプ一致四倍だよ!こうげき下がっててもアメモースくらい一撃で倒せるでしょ!」ゥュ!

ダイヤ「アメモースくらいという言い方は、ちょっと。ちかさんが弱いと言いたいの?」

ルビィ「うそでしょ。ここで裏切られるなんてルビィびっくりだよ。るびっくりだよ」

善子「おはヨハネ的なやつね」

ルビィ「だからよしこよ!ぴょん!」

善子「ヨハネだっつってんでしょうが!」

ダイヤ「一周回って懐かしくすら感じるやり取りですわ」
0649>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:41:36.63ID:IjbRFTIw
ダイヤ「そう、Zクリスタルの力を借りずともモルフォちゃんは己の能力だけで充分に強い。いかく一回程度の護身でこの攻撃を耐えられるとは思わないことね!」カチー

『グズマは アメモースを 引っ込めた!』

『グズマは カイロスを 繰り出してきた!』

【コメント】マカセロス

善子「カイロスじゃねーか!!」

ルビィ「きらりんちょ」

『モルフォの いわなだれ!』ドドドゴゴッ

『効果は 抜群だ!』

善子「いわ技読みなのかいかくサイクルなのかわからないけど、こんなに交代してくるって珍しいわね」

カイロス『…』

モルフォ『…』

ルビィ「…」

ダイヤ「…」

善子「…お二人さん?」

ダイルビ「「いい加減倒させてくださいな/倒させてよ!!!」」
0650>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:49:14.40ID:IjbRFTIw
ダイヤ「もういいでしょう!何度逃げれば気が済むのですか!いい加減モルフォちゃんの攻撃を受けて倒れなさいな!!」

ルビィ「こっちZもすかされてるんだよ!?いいじゃん!いわなだれくらい普通にくらってくれてもいいじゃん!!なんなの!?」

ダイヤ「なんなのですか!?」

ダイルビ プリプリ

善子「な、なに…どしたの?なんで二人ともそんな怒ってんの…?」オロ

ルビィ「おねいちゃん!こんな一瞬ツイッターでトレンド入りしたりサムネで歯抜け画像使われたりしそうな虫なんかやっちゃえ!倒しちゃえ!」

ダイヤ「言われずともっ、シバさんもびっくりの強撃いわ技で吹き飛ばして差し上げますわ!」カチカチ

善子「え!?ちょ、それは軽率じゃない!?たぶんカイロスの方が速いし、なだれのダメージ見たでしょ!?急所にあたったって怪しい──」

『相手の カイロスの やまあらし!』

『効果は 抜群だ!』

『急所に あたった!』

『モルフォは 倒れた!』

ダイヤ「」

ルビィ「」

善子「言わんこっちゃない!!!!」
0651>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 10:56:16.04ID:IjbRFTIw
善子「今あなた達だいぶ冷静さ欠いてたわよ!?戦略的に見てあのまま特攻するのが是と判断したならまだしも、完全に目先の感情だけで突っ走ったでしょ!?理屈で考えれば有り得ない特攻だったし!」

善子「──いやもうどういう感情だったのかすら私には全然わかってないけども!!」

ダイヤ「おっしゃる通り、我を忘れて無策で挑ませてしまいました。倒すどころか相手の攻撃が急所にあたりましたわ…報いでしょうか…」ズーン…

善子「いやっ、えと…やまあらしは必ず急所にあたる技だからそれは仕方ないと思うけどっ…」

ルビィ「ごめんねおねいちゃん、ルビィがあおっちゃったばっかりに…シバさんとまさこに謝ってくるね…」ズーン…

善子「煽り方とんでもないなとは思ったけど…ってかカイロスにやたら詳しいし。カイロスに引っ張られて意味不明な要素飛び出てきてるし…ダイヤあなたシバとか知らないでしょ…」

ダイヤ「なんだかこう、ふと口をついて出まして…」

善子「こわ…」


カイロス:残り体力約72.6%
モルフォ:瀕死
0654>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 12:56:22.57ID:IjbRFTIw
もくたん『戻っておいで、モルフォ!行っておいで!ヒガンバナ!』

ヒガンバナ『ウシュゥシュガァ!』

カイロス『…』

ダイヤ「このカイロスというポケモン、一体なんなのかしらね」

ルビィ「なにって?」

ダイヤ「いえ…頭に大きなハサミがある姿はクワガタムシのようだけれど、それにしては手足が四本しかないし。まさかヤマアラシをモチーフとしたポケモンではないと思うけれど」

ルビィ「ヤマアラシではないだろうね…」

善子 (ヤマアラシってなんだ?)

ダイヤ「そもそもあのやまあらしとはどのタイプの技なのでしょう。モルフォちゃんに効果が抜群となるということは、じめんタイプかはがねタイプか…ひこうタイプは有り得ないのだけれど」

ルビィ (ひこうタイプ…?)


☆ヤマアラシはハリネズミとスカンクのキメラみたいな動物だよ!(ルビィ談)
0656>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:01:07.68ID:IjbRFTIw
『相手の カイロスの シザークロス!』

『ヒガンバナの ドラゴンクロー!』ズガシュッ

ダイヤ「つよ…」

ルビィ「強いね…」

善子 (500あるし物理特化してるからね)

ダイヤ「しかしシザークロスを放ってくるということは、やはりクワガタムシでむしタイプのポケモンなのかしらね」

ルビィ「かもね。グソクムシャもアメモースもむしタイプだもんね」

ダイヤ ポカン…

ルビィ「…?どうしたの?」

ダイヤ「もしかしてグズマさんは、むしポケモンの使い手なのですか!?」

善子 (薄々そうかと思ってたけど、やっぱり気づいてなかったのね)

ルビィ (ストーリー上たまたま戦ってる相手だと思ってそうだから、タイプ統一してるって考えにならなかったんだろうなあ)


カイロス:残り体力約44.4%
ヒガンバナ:残り体力約45.6%
0657名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/17(水) 13:10:34.80ID:txDaaupd
カイロスってこんなに強かったっけ?と思って種族値見たら攻撃意外と高くて耐久もそこそこあるからストーリーだとかなり強敵になるんだな

もくたんちゃん側が大器晩成よりな600族二匹いるのもあるけど
0658>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:10:51.14ID:IjbRFTIw
ダイヤ「今ならカイロスはシザークロスを放ってくるのが目に見えているわね」

善子「つまり?」

ダイヤ「つまり!」カチカチ

もくたん『戻っておいで、ヒガンバナ!行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

ルビィ「しずくちゃん再登場!」

『相手の カイロスの シザークロス!』

『効果は 今一つのようだ…』

ダイヤ「効ぃぃぃっきませんわァ!!」ドヤーン

善子「途端うざくなったわね」

ルビィ「おねいちゃん、しずくちゃんに対する信頼度かなり高い感じするよね」


カイロス:残り体力約44.4%
しずく:残り体力約88.0%
0660>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:22:19.91ID:IjbRFTIw
善子 (しかし、ここでしずく出すのってどうなのかしらね)

善子 (第二形態のサナギラスとはいえ、モルフォの一致いわなだれを三割のダメージに抑えたわけで。こうげき種族値は比べるべくもないでしょうけど、威力は落ちるしタイプ一致補正も乗らないがんせきふうじがどこまで通るのか…)

善子 (それにダイヤは気づいてないみたいだけど、やまあらしはかくとうタイプ──しずくには効果抜群よ)

ダイヤ「しずくちゃん、ゴー!」カチー

『相手の カイロスの やまあらし!』

ダイヤ「む、シザークロスが有効でないと判断し切り替えてきたわね。その技がどのタイプかはわからないけれど、しずくちゃんに並の攻撃が通用すると──」

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「効果は抜群だァ!?」

『急所に あたった!』

ダイヤ「急所にあたっただァ!?…あっこれはそういう技なのでしたか…」

ダイヤ「モルフォちゃんにもしずくちゃんにも効果抜群ということは──かくとうタイプですか!?」

善子「ご名答」

ダイヤ「なぜですか!?やまあらしとはなんなのですか!」

善子「いやごめんそれは私も知らない」

ダイヤ「必ず急所にあたるというのは反則ではありませんか!」

善子「さっきスルーしたと思ったら返ってきた」

ルビィ「その分威力は低めだから…」
0662>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:30:35.48ID:IjbRFTIw
ダイヤ「…威力が低めであることくらい、わかっていますわ」フンス

ルビィ「え?」

ダイヤ「しずくちゃんの体力をご覧なさいな」

しずく『…』

善子「不一致とはいえ、カイロスの実質威力240技をこんなもんに抑えるのね…もふもふ恐るべしだわ」

ダイヤ「もちろん、技の威力が低いかどうかより、しずくちゃんの物理防御力が高いことを特筆して語るべきですがね」

善子「はいはい、すごいすごい」

ダイヤ「さて、反撃ですわ。しずくちゃん」

『しずくの がんせきふうじ!』ズゴゴオッ

『効果は 抜群だ!』

ダイヤ「ふむ、やはり効果抜群。むしタイプと見て間違いなさそうね」

善子「でもこれはこれで耐えられたわよ?」

ダイヤ「そうね。ですが──」

『相手の カイロスの すばやさが 下がった!』

ダイヤ「──これで、もうしずくちゃんがやまあらしを受けることはありませんわ」ニッ…

ルビィ「お〜!」

善子「…」

善子 (なんでS逆転したって確信してるんだろ…)


カイロス:残り体力約10.3%、すばやさ-1
しずく:残り体力54.2%
0663>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:37:35.84ID:IjbRFTIw
『しずくの がんせきふうじ!』ズゴゴオッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の カイロスは 倒れた!』

善子 (ほんとにS逆転してたわ。よかったよかった…)

ダイヤ「これで強敵カイロスも突破。やまあらしの真相はわからないままだったけれど、残すところはアメモース一匹ね」

ルビィ「そのアメモースも結構強いけどね」

ダイヤ「確かに強いけれど、まだわたくし達の仲間は相当数健在よ。全員で力を合わせればここから後れを取ることはないでしょう」

『グズマは アメモースを 繰り出してきた!』

『相手の アメモースの いかく!』

『しずくの こうげきが 下がった!』

ダイヤ「しずくちゃんはさすがにエアスラッシュを耐えることはできないだろうから、ここは交代ね…」

【コメント】格闘技の山嵐をご存知でない?

善子「…へえ?格闘技の技なんだ」

ダイヤ「どの格闘技でしょうかね」

ルビィ「堕天なんとか」

善子「闇山嵐(ノア・マウンテンペスト)!!」ギランッ

ダイヤ「ゼンゼンマンさんでいかがでしょう」カチカチ

ルビィ「いいと思う」

善子「聞きなさいよ!」
0664>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:42:18.86ID:IjbRFTIw
もくたん『戻っておいで、しずく!行っておいで、ゼンゼンマン!』

ゼンゼンマン『シーッシャキン!』キラ

善子「私の死神!!」バッ

ルビィ「そういえば毎回旅パに色違い入ってるってすごいよね」

善子「この子は人為的だけどね…」ゲンナリ

ルビィ「じごうじとくじゃん…」

ダイヤ「アメモースに最も有効ないわ技を放つことができないままこの局面にもつれ込んでしまったのは、わたくしの采配ミスね。まずはエアスラッシュをしっかりと受けてから体制を立て直しましょう」

『相手の アメモースの エアスラッシュ!』

『効果は 今一つのようだ…』


アメモース:残り体力100%
ゼンゼンマン:残り体力約82.9%
0665>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:48:58.33ID:IjbRFTIw
アメモース『…』

ゼンゼンマン『…』

ルビィ「ぁ…」

ダイヤ「どうかした?」

ルビィ「いや、ううん…」

ルビィ (アメモースってすばやさも高かったよね。もくたんちゃんのパーティで抜けるのってたぶんかなたちゃんくらいだと思うけど、エアスラは怯み効果もあるから、万が一ってこともあるかも…)

善子「少なくともゼンゼンマンにはエアスラ撃ってこないでしょ」ヒソ

ルビィ「あ、そっか」

善子「でもねー、むし技はあくタイプのせいで等倍になっちゃうのよね。二発耐えられるかは怪しいわね…ゼンゼンマンからも一発では落とせないでしょうし」

ルビィ「そうなったら、残ってるのは削れたしずくちゃんとヒガンバナちゃん、それにエアスラが抜群のヨハネ♡ちゃんかぁ…」

よしルビ「「むむむ…」」
0666>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:55:07.01ID:IjbRFTIw
善子「ヨハネ♡が一発耐えてしかも怯まないことに賭ける、って感じかもね」

ルビィ「これだけ数で勝ってるのにそんなことになっちゃうんだ…ぅぅ…」

ダイヤ「密談は終わりましたか?」

ダイヤ「まだ戦いは終わっていないのよ。最後まで気を抜かず目を離さず、みんなのことを応援してあげてちょうだいな」

善子「なにか策でもあるの?」

ダイヤ「策…小細工が必要だとでも?」

善子「え?」

ダイヤ「図らずも、直前での打合せが功を奏したということですわ」

善子「直前での打合せ…?って、なんだっけ」

ダイヤ「ゼンゼンマンさんの技をいくつか入れ替えたでしょう。結局まとまらなかった部分もあるけれど、確かに形となったものもある。それが」

→しっぺがえし カチ…

ダイヤ「これですわ!」
0667>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 13:59:11.18ID:IjbRFTIw
ダイヤ「アメモースは素早いことも脅威だけれど、こと今の状況では、それはゼンゼンマンさんに力を与える餌となる!この威力が倍となるしっぺがえしでアメモースさんを一撃ダウン!してみせますわ」ドヤァ…

善子「ああ…うん、なるほどね…」

ルビィ (びみょいなあ…)

善子「やっぱ剣舞覚えさせといた方がよかったかもね」

ルビィ「そうだねー…」

ダイヤ「ちょっと」

ダイヤ「ふんっ、いいですわ。お二人してゼンゼンマンさんを軽んじてからに。その強さに恐れおののきなさいな!」カチカチ

善子 (かわせかわせかわせ…)

ルビィ「よしこちゃん。さざめきは外れないよ」
0668>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:04:38.41ID:IjbRFTIw
『相手の アメモースの むしのさざめき!』


ゼンゼンマン:残り体力約82.9%→20.0%


善子「うわ、やっぱ無理だ…」

ルビィ「アメモースがこんなに強いなんて聞いてないよぉ…」

ダイヤ「攻撃したわね?攻撃しましたわね?」

ダイヤ「その行為に制裁を下す!わたくしの死神、名はゼンゼンマン!報いを受けよ、しっぺがえし──!!」バーーン!!

『ゼンゼンマンの とくぼうが 下がった!』

ダイヤ バーーン……

ルビィ「とくぼう下がったって、おねいちゃん」

ダイヤ「わ、わかっています!」//

善子 (ここで10%の悪運を引くことが、この先の吉を示してるのか凶を示してるのか…………)

善子「…とくぼうが、下がった…?」ハタ…
0669名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/17(水) 14:08:34.79ID:txDaaupd
あっ(察し)

計算してないからわからないけど、二倍しっぺ返しとヨハネの不意打ちじゃおちないのかな?
0670>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:10:44.46ID:IjbRFTIw
善子「今、ゼンゼンマン、『アメモースの攻撃の追加効果で』とくぼうが下がったわね!?」

ルビィ「え?」

ダイヤ「だからっ、それはわかったと言っているでしょうが!何度も掘り返すのではありません!」

ルビィ「そ、それがどうかしたの…?」

善子「勝った──」ゾクッ…

善子「たった10%のデバフを引く、それは悪運なんかじゃない──勝利を掴むための豪爆運!」

ダイヤ「??」

ルビィ「ぇ、なん…」

善子「ゼンゼンマンの特性、発動!」

ルビィ「──!!」ハッ

『ゼンゼンマンの まけんき!』

『ゼンゼンマンの こうげきが ぐーんと 上がった!』

ダイヤ「!」

善子「アメモースのおかげで、技候補にもない剣舞を積むことができたわ。威力は50、タイプ一致で75、後攻発動で150──そして、こうげき2積みで威力300!この大技は、止められない!」

善子「行きなさい、ゼンゼンマン!最大火力の────しっぺがえし!!!」

『ゼンゼンマンの しっぺがえし!』シュビビビンッ

『相手の アメモースは 倒れた!』


『スカル団の ボスの グズマとの 勝負に 勝利した!』
0674>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:19:13.71ID:IjbRFTIw
グズマ『な…』

ダイヤ「な…」

グズマ『なにやってんだグズマぁぁぁぁあああっ!!!』

ダイヤ「なんですか今のはぁぁぁぁあああっ!!!」

グズマ『またもこんなガキを壊せなかっただと!?くそっ、俺の名折れだ!』

ダイヤ「威力は50、タイプ一致で75、後攻発動で150、まけんきの効果でこうげきがぐーんと上がり威力は二倍の300へ!格好良過ぎますわ!!」

【コメント】ゼンゼンマン「ピンチってのは最大のチャンスなんだぜ」

ダイヤ「きゃーーーっ、ゼンゼンマンさーーん!!♡♡」メロメロ

ルビィ「倒しちゃったー…あそこから一撃で倒しちゃうとは思わなかったぁ」

善子「ふっ…これが私とゼンゼンマンの絆の力よ」

ルビィ「これは頷かざるおえない」ゥュ…
0675>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:25:17.71ID:IjbRFTIw
グズマ『いいぜ…最高だよおまえ、もくたんん…っ!』

グズマ『おまえのことだけは必ず壊す。なにがなんでも──』


グズマ『あいつらの力を借りてでもな…!』


グズマ ザッザッザッ…

ダイヤ「特性まけんき!そう、なるほど、『能力を 下げられると 攻撃が ぐーんと 上がる』!まさかこのような形で発揮されるとは!」

ダイヤ「追加効果で能力が下がるのは悪いことだとばかり思っていたけれど、ゼンゼンマンさんはそんな些細な不幸すらも己の力に変えてしまう!まさに死神の名に相応しい、無敵の特性ですわ!」キャーッキャーッ

善子「ふっふっふ、いいわよいいわよ。もっと褒めなさい、もっと崇めなさい!」

ダイヤ「ゼン・ゼン・マン!」

善子「はい!」

ダイヤ「ゼン・ゼン・マン!」

善子「あそれ!」

ダイヤ「ゼン・ゼン・マン!!」

善子「よいしょーーー!!」

ルビィ「おねいちゃん、後ろのムシZ取り忘れないようにね」


グズマの意味深な発言は誰にも触れられることはなかったという…
0676>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:26:20.44ID:IjbRFTIw
と、こんなところで。


現在のパーティ

ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV42 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、はっぱカッター、こうごうせい、ふいうち

かなた(ゲンガー)♀ LV39 ゴースト、どく のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ゆめくい

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV36 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、しねんのずつき、かみくだく

しずく(キテルグマ)♀ LV38 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
アームハンマー、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(サナギラス)♀ LV35 いわ、じめん だっぴ @イワZ
あくのはどう、いやなおと、あばれる、いわなだれ

ゼンゼンマン(キリキザン)♂ LV39 あく、はがね まけんき @アクZ
こわいかお、メタルクロー、シザークロス、しっぺがえし


所有しているわざマシンと覚えられるコ一覧
https://i.imgur.com/Pq9AYak.jpg
https://i.imgur.com/kOOBGWI.jpg
0677>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/17(水) 14:30:24.06ID:IjbRFTIw
クチナシ戦の先鋒 >>678
※ 上記六匹から指定。

ちょろっとイベントなど挟んだらすぐにクチナシの大試練のようです。
レベリングやその他なにか必要であればレスなりコメントなり下さい。

参考、クチナシのパーティ
ヤミラミ♀ LV43
ワルビル♂ LV43
ペルシアン♀ LV44 @アクZ
0680>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/18(木) 10:14:57.86ID:A9GFgfZ8
かなた→エリュシオン交代、エリュシオンのステータスは下記の通りです

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV33 あく シンクロ @ノーマルZ
つきのひかり、でんこうせっか、バークアウト、おいうち

少々レベリングします
0681>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
垢版 |
2020/06/18(木) 11:41:55.64ID:A9GFgfZ8
ポータウン


ダイヤ カチカチ

→ムシZ

ダイヤ「勝手に持ち出してしまってよかったのでしょうか…」

善子「いいんじゃない?まさか生産者でもないでしょうに、あんだけ自室に溜め込んでるなんてさ。どう考えたって悪どい目的でしょ」

ダイヤ「だとしても、それを無断で持ち出してしまえば同じ穴のムジナということにはなりませんか」

善子「………だったらこう考えてみなさい」

善子「グズマがムシZをかき集めて溜め込んでたのはどうしてだと思う?」

ダイヤ「それは…」

ダイヤ「……島巡りを志すポケモントレーナー達の邪魔をするため、かしら」

ダイヤ「グズマさんもかつては島巡りをしていて、恐らくはあと一歩というところまで至ったのでしょう。だけどなにかのきっかけで挫折してしまった」

ダイヤ「その経験が、島巡りを妨害するという間違った形の野心に変わってしまった。島巡り達成の証となるZクリスタル、そのうち一つを自分の懐に溜め込むことで『島巡りの完全な達成』を成し得なくしようとした、…そういうことなのではないかと」

善子「かもね。それなら、あなたが──もくたんがムシZを手に入れたことは、経緯はどうあれ本来の島巡りを取り戻すのに近づく行為でしょ」

善子「そのムシZを正しく使いこなして島巡りを成し遂げる。そうすることで、ムシZを正当な形で再び島巡りの舞台に呼び戻すことができる」

善子「今、もくたんが手にしたのはただのムシZクリスタルなんかじゃない。未来の島巡りに繋がる希望のクリスタルなのよ」

ダイヤ「ぉ…おおぉ…!」パァァ

ダイヤ「そういうことならば、ぐずぐずしてはいられませんわ。さっそくどなたかに力を与えて、島巡りの道程、たくさんムシZを使わなければ!」カチカチ

善子 ウンウン…

ダイヤ「…もくたんちゃんのお手持ち、むしタイプのポケモンがいませんわ……ゼンゼンマンさんに預けてもよいでしょうか…」

善子「ムシZキリキザンとかいう変態」


他に選択肢もないのでとりあえず持たせておいた。
0682>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 11:50:41.79ID:A9GFgfZ8
アセロラ『もくたんちゃん!』

ダイヤ「あら、アセロラさん。こんなところまでいらして、どうかなさったのですか…」

警官『…』

ダイヤ「! 先ほどの警官さん。ああなるほど、表からは立ち入れなかったはずですが、警官さんが抜け道をご案内くださったのですね」

アセロラ『えっとね、なにから話せばいいのか、んーと…とりあえずエーテルハウスまで来てほしいの!』

ダイヤ「エーテルハウスまで…?はあ、こちらでの用件は済んだので構いませんが。随分と慌てたご様子で、らしくないですわよ」

アセロラ『先に戻ってるから、すぐに来てね!』タタタ

ダイヤ「あっ」

警官『…お嬢ちゃん、その様子を見るに目的は達したみたいだな』

ダイヤ「へ?ああ、はい、おかげさまで。結局グズマさんとはきちんとお話しできていないままなので、達したと言ってよいかはわかりませんが…」

警官『やれやれ、こんな色々と強そうな子とドンパチやり合う気にはなれねえな』

ダイヤ「? やり合う、とは?」

警官『ま、今はいいか。まずはアセロラの嬢ちゃんの話を聞きにいってやりなよ、その後でまた会うこともあるだろうさ』

ダイヤ「……?」
0683>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:01:45.39ID:A9GFgfZ8
15番道路、エーテルハウス


ダイヤ「──リーリエさんがスカル団に連れていかれた!?」

ハウ『スカル団がリーリエのところに来て、コスモッグを渡すように言ってきたんだ。リーリエは、それで周りの誰にも危害を加えないならって、ついていっちゃった』

ハウ『ごめん、もくたん。僕も一緒にいたのに、リーリエのこと守れなかった…』

ダイヤ「…いえ、ハウさんの責任ではないでしょう。わたくしがポータウンへ行っている間に、そんなことになっていたなんて…」

ダイヤ「………」


──善子「しかし、敵の本陣って割には手薄よね。見つかってもバトルに勝っちゃえばあっさり見逃してくれるし」


ダイヤ「…もしかして、わたくしは陽動に乗せられていたのですか…?お屋敷に乗り込みグズマさんとバトルをしている間に、タイミングよくスカル団がリーリエさんを連れ去った…とでも?」

ダイヤ「いやでも、だとしたら、わたくしを陽動にはめたのは…グズマさんの元へ向かうように差し向けた、…………」

グラジオ『リーリエ!』バンッ

ハウ『わっ、グラジオ!?』

ダイヤ「グラジオさん…!」
0684>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:08:44.61ID:A9GFgfZ8
グラジオ『コスモッグはリーリエといたのか。まさかスカル団の連中に先を越されるなんて…!』

ダイヤ「グラジオさんは、スカル団の元で用心棒をなさっているとのことでしたね。ですが今回の事件とあなたの反応を見るに、どうもあなた方の間ではなにか目的が異なるようですわね」

グラジオ『くそっ、俺は…なんのために家を出てまで……』

グラジオ『前にも言ったと思うが、コスモッグはアローラ地方に災厄をもたらす危険を孕む存在だ。このまま好きにさせておくわけにはいかない』

グラジオ『もくたん、ハウ。俺はリーリエのところへ行く。おまえ達も来るか?…いや、来てくれるか?』

ダイヤ「!」

ハウ『も、もちろん!ついていくよ!』

ダイヤ「わたくしだって。リーリエさんは大切な友人、ほしぐもちゃんのことだって心配ですわ」

グラジオ『…恩に着る』

グラジオ『だが、もくたん。その前に一発、ふがいない俺に喝を入れてくれないか』

ダイヤ「喝を?」

グラジオ『こんな腑抜けた俺じゃ、この先は戦い抜けない。ガツンと殴ってほしいんだ』

ダイヤ「…よいでしょう。覚悟なさいな」ニッ
0685>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:12:48.81ID:A9GFgfZ8
『ヒガンバナの ドラゴンクロー!』ズガシュッ

『相手の ゾロアークの イリュージョンが 解けた!』

ダイヤ「!?」


『相手の ゴルバットの アクロバット!』

ダイヤ「!」

ダイヤ「クギバットさんを思い出しますわ…!」


ダイヤ「ここは交代を──」カチ…

『相手の タイプ:ヌルの おいうち!』

ダイヤ「んなっ…!?」


────────。


『ポケモントレーナーの グラジオとの 勝負に 勝利した!』
0686>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:16:19.71ID:A9GFgfZ8
ダイヤ フゥ…

グラジオ『…頭が冷えた』

グラジオ『俺は島の船着き場で待ってる。おまえらも早く来てくれ』スタスタ…

ハウ『もくたん、先に行ってて。僕もすぐに追いかけるから』

ダイヤ「え、ええ。わかりました」

ダイヤ「ひとまずリザードンさんにマリエシティまで送っていただくとしましょうか」カチ…

善子「ちょい待ち」

ダイヤ「なんですか?」

善子「今、なにか思ってることがあるんじゃない?」

ダイヤ「…っ」

善子「正直に言いなさい」

ダイヤ「…」

善子「…」

ダイヤ「……苦しい戦いだった、と、感じています…」

善子「でしょうね」
0687>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:23:03.28ID:A9GFgfZ8
善子「グズマを倒す実力があれば、普通はそんなに苦戦しないはずの相手よ。グラジオは」

善子「それがこんなにギリギリのバトルになったってことは、もう力量の水準がかつかつなところまで来てるってことだわ」

ダイヤ グ…

善子「現に、相手のポケモン達のレベルを見たでしょ?軒並み40レベルを超えてる。それに対してもくたんのパーティは、まだ40を割ってるポケモンがちらほらいる」

善子「せめてここで水準を最前線の戦況に合わせておかないと、ここから先はもっと苦しい戦いになっていくわよ」

ダイヤ「…それは、そうね。薄々感じていることでした」

ダイヤ「仲間に加わったばかりのゼンゼンマンさんでさえ、つまり野生のポケモンでさえこちらのレベルを上回ることがある。明確に、追いついていない証明ですわね」

ダイヤ ハー…

ダイヤ「許されるでしょうか」

善子「なにが?」

ダイヤ「リーリエさんとほしぐもちゃんがピンチというこの窮地で、悠長に自身のポケモン達のレベリングをすることなどが」

善子「当然でしょ」
0688>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:27:54.09ID:A9GFgfZ8
善子「むしろ、意気揚々とリーリエ助けにいったのに実力が足りませんでしたーってコテンパンにやられる方が有り得ないでしょうよ。自信を持って敵地に乗り込めるところまでレベリングしなさい」

ダイヤ「別に、今から乗り込んだってコテンパンにされるというほどの力量の開きがあるわけでは…」

善子「へえ。グズマとかグラジオみたいなレベルの相手と三戦も四戦も連続で勝てるって?」

ダイヤ「……善子さんのいじわる!!」イーッ

善子「はいはい。戯れてないで、決めたならさっさとレベリングするわよ。悠長にしてるひまはないんでしょ」パンパン

ダイヤ「まったくもうっ」カチカチ…
0690>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:33:26.34ID:A9GFgfZ8
ダイヤ「成長の度合いで言うと、モルフォちゃんとヒガンバナさんがやや遅いかしらね。他のコ達と同じように戦闘を担ってもらっているつもりなのだけれど、どうもレベルアップが少し遅いように感じますわ」カチカチ

善子「そうね」

善子 (経験値タイプの話は…必要かしら)

善子 (同じように育成したんじゃ、サナギラスとかコモルーが成長遅いのは当然なのよね。この二匹は進化レベルも高いし、進化することがかなり重要だし、意識的に育成しないとストーリーじゃ追いつかないってのは事実なのよね)

善子「…とりあえず、その二匹のレベルを他のコ達と同じ水準まで持っていくようにしたら?そうしてる間に他のポケモンも少しは成長するでしょうし」

ダイヤ「なるほど。ではそうしましょう」カチカチ…

善子「…」

善子「あ、それと」

ダイヤ「はい?」
0691>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:40:04.03ID:A9GFgfZ8
ポケモンセンター


ダイヤ「この機にエリュシオンちゃんもレベリングしておこうというのは妙案ね。ボックスで待機していただいている間にお一人だけ成長が遅れてしまったのでは可哀想だもの」カチカチ

ダイヤ「しかし、そうなると誰かを代わりにボックスへ預けなくてはならないのだけれど…交代ばんこで均等にレベリングすればいいかしら…」

善子「いや。かなた預けましょう」

ダイヤ「な、なぜですか」

善子「かなたは(ちょっと次の戦闘で役に)────」

ダイヤ「…かなたさんは?」ジト…

善子「………」パクパク

【コメント】ダジャレ言って

善子「…レベリングの加減がー、難しい…から…」

ダイヤ ジト…

善子「………じゅ、充分強いからね!!!」

ダイヤ「なるほど」カチカチ


ゲンガーだけに、なんつって!と言う勇気はなかった。
0692>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:44:27.51ID:A9GFgfZ8
ウラウラの花園


ダイヤ「今の時点では最もレベルの低いエリュシオンちゃんを先頭にして…」

『あ!野生の アリアドスが 飛び出してきた!』

『あ!野生の フラエッテが 飛び出してきた!』

『あ!野生の アブリボンが 飛び出してきた!』

ダイヤ「ちょっとエリュシオンちゃんのレベリングに向いてなさ過ぎやしませんか…」ズーン…

善子「ま、まあ、ここは向いてないかもね…」
0693名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/18(木) 12:46:33.56ID:oXyUbBAU
【コメント】善子、ナイスダジャレだったよ。あたしもよし、こういう風に頑張ろう、なんちゃってw
0694>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:51:07.70ID:A9GFgfZ8
ダイヤ「そうしてエリュシオンのレベリングに最適な場所を探し辿り着いたのは」

『あ!野生の ゴーストが 飛び出してきた!』


メガやす跡地


ダイヤ「お化け屋敷でした」

もくたん『行っておいで!エリュシオン!』

エリュシオン『ブルルァッキャ!』

善子「お化け屋敷違う」

ダイヤ「たまに出くわすクレッフィとはあまり相性がよくないけれど、苦手な相手とは戦わなければよいだけのこと。頻繁に会えるゴーストとカゲボウズにならば上手く立ち回ることができるので、ここはとても合っているわね」カチカチ
0696>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 12:53:48.76ID:A9GFgfZ8
『エリュシオンの バークアウト!』ウウウァァッ

『効果は 抜群だ!』

『相手の ゴーストの とくこうが 下がった!』

ダイヤ「あら、あと少しのところで倒しそびれてしまいましたか…」

『相手の ゴーストは 助けを呼んだ!』

ゲンガー シュタッ

ダイヤ「……レベリングの加減がー」ボソッ

善子「や、やめろォ!掘り返すなァ!!」//

【コメント】善子、ナイスダジャレだったよ。あたしもよし、こういう風に頑張ろう、なんちゃってw

善子「ヨ!ハ!ネ!!」//

ダイヤ (そこは忘れずに噛みつくのね) カチカチ…
0698>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 13:09:09.15ID:A9GFgfZ8
ダイヤ カチカチ…

『あ!野生の ミミッキュが 飛び出してきた!』

ダイヤ「ぉ…」

ダイヤ「うわーーーーっ、ぬしポケモンですわァ!!」ギョッ

善子「いや別にミミッキュが全てぬしなわけじゃないわよ」

ダイヤ「おっと、そうね…そうよね…あまりに見慣れないものの強烈な印象があったせいで、どうしてもあのとき戦ったぬしミミッキュなのかと思ってしまうわ」ドキドキ…

もくたん『行っておいで!エリュシオン!』

エリュシオン『ブルルァッキャ!』

ダイヤ「確か、特性がばけのかわとかいう反則品だったのよね。少しやり合って分が悪そうならばすぐに退きましょう。とりあえずはバークアウトで様子見と」カチカチ

『相手の ミミッキュの あまえる!』

『エリュシオンの こうげきが がくっと 下がった!』

『エリュシオンの バークアウト!』ウウウァァッ

『相手の ミミッキュの ばけのかわ!』

ミミッキュ『…』

ミミッキュ クテッ

ダイヤ ビク

『ばけのかわが 身代わりになった!』

ダイヤ (何度見ても慣れない…)

ダイヤ「…うん?ばけのかわが身代わりになるときは、効果抜群というメッセージは出ないのですか?」

善子「ん、どうだったかしら。メッセージは出なくて音だけだったかな」

ダイヤ「そうですか、聞き逃したようね…」

善子「ああ、あくタイプは抜群じゃないから音も鳴らなかったと思うけど」

ダイヤ「………………ん!!?」


今さらながらミミッキュのタイプを知らなかったことに気づいた。
0699>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 13:16:37.98ID:A9GFgfZ8
『ゼンゼンマンの メタルクロー!』ガジンガジン

『効果は 抜群だ!』

『相手の ミミッキュは 倒れた!』

ダイヤ「結局ゼンゼンマンさんに頼ってしまいました」

善子「ものすごい泥仕合になってたものね」

ダイヤ「ええ、あまえるでおいうちのダメージはどんどん減らされるし、ならばバークアウトでと思ったらものまねでバークアウトを返されとくこうさえも下がっていく」

ダイヤ「ミミッキュはきりさくくらいしかエリュシオンちゃんに有効な攻撃を持っていなかったようだけれど、こちらはこちらでつきのひかりで回復できてしまう」

ダイヤ「さすがに痺れを切らしてしまいましたわ…」

善子「フェアリー技なかったのが、…まあよかったのか悪かったのか。ドレキス持ってるクレッフィの方が手強い感じはしたわね」

ダイヤ「ええ」

【コメント】ダイヤさんにドレインキッスされたい

善子「はい垢BAN」

ダイヤ「あ、あか…?」

ダイヤ「しかし、おかげでそれなりにエリュシオンのレベルが上がってきたわね〜」ホクホク

善子「ってか」

善子「ミミッキュ捕まえなくてよかったの?」

ダイヤ「……………はあっ!!!」ガビーーーンッ


それからはさっぱり遭遇できなかったという…
0700>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/18(木) 13:18:15.06ID:A9GFgfZ8
と、こんなところで。
ヒガンバナ達のレベリングを描写するかどうかは更新時に考えます…って、いらないか…
0705名無しで叶える物語(SB-Android)
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2020/06/19(金) 17:04:08.75ID:1nTs00Cw
【コメント】

   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)   /⌒ヽ  ちょっと通りますよ・・・
  |    /   / ´_ゝ`)
  | /| |    |    /      /⌒ヽ  チャプッ
  // | |     | /| |      / ´_ゝ`)
 U  .U     // | |      |    /       /⌒ヽ  プクプクッ      プクプクプク・・・・
         U  .U     二| /| |二-_  -_/_´_ゝ`)二-    - /⌒ヽ= _     _  _ ッ・・・・・
                  ̄- ̄- ̄    ─  ─  ̄-      ̄- ̄  ̄-     - ⌒ 
0709>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:07:33.40ID:0j+OCmIl
現在のパーティ

先鋒は安価通りエリュシオンです。


ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV44 くさ、ゴースト しんりょく @ジュナイパーZ
かげぬい、リーフブレード、こうごうせい、ふいうち

ヒガンバナ(コモルー)♀ LV40 ドラゴン いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、しねんのずつき、かみくだく

しずく(キテルグマ)♀ LV41 ノーマル、かくとう もふもふ @カクトウZ
アームハンマー、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし

モルフォ(サナギラス)♀ LV40 いわ、じめん だっぴ @イワZ
あくのはどう、いやなおと、あばれる、いわなだれ

ゼンゼンマン(キリキザン)♂ LV42 あく、はがね まけんき @ムシZ
こわいかお、メタルクロー、シザークロス、しっぺがえし

エリュシオン(ブラッキー)♀ LV41 あく シンクロ @ノーマルZ
つきのひかり、とっておき、バークアウト、おいうち
0710>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:10:31.67ID:0j+OCmIl
マリエシティ、造船所前


ダイヤ カチカチ…

ダイヤ「あ、グラジオさんですわ。お待たせいたしました、これからの戦いに備えて少々トレーニングを行なっていたものですから。あら、ハウさんのお姿が見当たらないようですが…」

『お嬢ちゃん』

ダイヤ「! あなたは先ほどの警官さん。わざわざお見送りに来てくださったのですか」


ピンポーン


善子「ん?誰か来たけど」

ダイヤ「ええ、お願いします」カチカチ

善子「うん」

ダイヤ「クチナシさんとおっしゃるのですか」カチカチ

善子「……………え私に出ろと!!??」
0711>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:14:29.22ID:0j+OCmIl
ダイヤ「冗談に決まっているでしょう、もう…」スタスタ

善子「お客さんが訪ねてきたってのに悠長にボケかましてんじゃないわよ」スタスタ

ダイヤ ピ

ダイヤ「お待たせいたしました、黒澤です」

『こんにちはー…って、あ!ダイヤさんの声だ!』

ダイヤ「…」

善子「…」

『遊びにきたよー』

ダイヤ「…」

善子「…」

『あれ、聞こえてない?ダイヤさーん、おーいダイヤさ〜〜〜ん』

善子「…まじ?」

ダイヤ「まじ、のようですが…」


※ この間、画面は放置。
0712>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:18:10.55ID:0j+OCmIl
千歌「来たよ!」バァァァァン

善子「いやバァァァァンとかじゃなくて」

ダイヤ「なにをしにいらしたのですか」

千歌「なんか冷たい!?」ガーンッ

千歌「どーしてそんなに冷たいの!?チカが遊びにきたんだよ!?もっとこう、えっと、わーいってならないの!?ダイヤさんと二人きりでいるとこにお邪魔しちゃったから怒ってるの!?」

善子「私の方が強く乗り気じゃない雰囲気を出してるような言い方しないで」

善子「ここダイヤん家だし、当のダイヤがこんな反応なんだから私も似たような感じになるわよ」

千歌「ダイヤさん、チカ来たのイヤ!?」

ダイヤ「イヤなことは全くありませんが、ですから、なにをしにいらしたのかと」

千歌「結構傷つくよその言い方!」

善子 (確かに言われたら傷つくわその言い方)
0713>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:25:19.56ID:0j+OCmIl
千歌「ダイヤさんがポケモンちゃんとやってるのかなって思って様子を見にきたんだよ」

ダイヤ「今の我々の状況から、最も考えられる理由はそれだと思っていましたが…まさか本当にそうだとは」

ダイヤ「本当は回覧板を持ってきてくださったとかそういうことではありませんか?」

千歌「ないよ」

ダイヤ「ルビィならば花丸さんのお家へ行っていますが…」

千歌「チカはダイヤさんに会いにきたんだもん」

ダイヤ「あちらはあちらでポケモンをやっていると思うわよ」

千歌「だからダイヤさんに会いにきたんだってば!なんで追い返そうとするの!?」

ダイヤ「だ、だって…」

ダイヤ「これは『アリ』なのですか…?」

千歌「あり?なにが?」

ダイヤ「わたくし達、一応各チームに分かれて戦おうという企画の真っ最中なのよ?その中で様子を見にくるというのは、わたくしだけが手の内を晒すことになるでしょう」

千歌「あー」

千歌「じゃチカもポケモン見せよっか!」っ2DS サッ
0714>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:41:27.63ID:0j+OCmIl
ダイヤ「それならば幾分かフェアにはなるけれど、…まあそこまで言うのなら構いませんが…」

千歌「やったー!」

千歌「じゃーさっそくチカのポケモン見せてあげるね」カチ…

善子「ちょい待ち」

千歌「ほぇ?」

ダイヤ「善子さん?」

善子「決闘相手のリーダーを敵情視察に来ちゃうあたり、いかにも千歌さんらしいわって感じで呆れるどころか納得しちゃうんだけど、それは一旦置いておいて」

善子「まずダイヤに言っておかなければならないのが、千歌さんがダイヤの実況に同席するのは、敵情視察として有利になる行為じゃないってことよ」

ダイヤ「…なぜですか?」

ダイヤ「今もくたんちゃんがどんなポケモンと共に旅をしているか、それが割れるだけでも情報としては充分だと思いますが。加えて、戦闘におけるわたくしの思考や選択まで、少なからず明かすことになるわよ」

ダイヤ「兵の情報、指揮官の情報。この二つが明らかになるのは、ほとんど全て手札を公開することと言っても差し支えないでしょう──」

善子「それはその通りなんだけど」

善子 スッ

ダイヤ「…?」


『黒澤ダイヤの実況』

『配信中…』


善子「別にここに来ようが来るまいが、全世界に向けて発信中だから。その情報」
0716>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:47:12.09ID:0j+OCmIl
善子「だから、同席された程度のことで相手に新たに渡る情報なんかほとんどないのよ」

善子「実際の決闘の際には、オメガルビーの旅パも合わせた全員の中から六匹を選ぶことになるし、なんならその外から補充してもいいんだから、今あなたがどんなポケモンを使ってるかってのもそこまで重大な事項じゃないし」

善子「つまり、千歌さんがここに来たのは、行為としての敵情視察には成り得るけど、意味合い上は特に向こうの益にもこっちの損にもならないってこと」

ダイヤ「て、敵情視察どころか…わたくしはそもそもからして手札を丸裸にしながら準備をしていたと…」

善子「そういうことになるわね」

ダイヤ ガーン…

善子「で、その事実を踏まえた上でここからが重要なんだけど」

ダイヤ「いえ、そうあっさりと流せる心持ちではないのだけれど………」
0717>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:53:07.24ID:0j+OCmIl
善子「千歌さんが、いいこと言ってくれたわよね」

千歌「へ?チカ?」

善子「いいこと──ううん、当然のことかしらね」

善子「こっちはさ、ハナっからダイヤの…事もあろうにチームの大将の手札を全部表にした状態でいるわけよ。だったら」


善子「そっちのチームからも、一人分の手札を丸裸にする義務があると言えるんじゃない?」ニヤ──


ダイヤ「……!」

千歌「…?うん、いーよ。チカのポケモンはねー」

善子「だから待てぇい!!」ガッ

千歌「ふにゃん!」

善子「ここであっさり千歌さんの手札を表にさせようとは思ってないのよ、私は。それで権利を使い切っちゃうのはあまりにもお粗末だわ」

ダイヤ「…善子さん、あなたは…」

善子「ええ、もちろん」

善子「敵のリーダーである鞠莉か、もしくは果南か──そのどっちかの手札を公開することを、所望するわ…!」

ダイヤ (うわあ…)
0718>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 10:59:44.14ID:0j+OCmIl
善子「こっちはリーダーの手札を明かしてるんだから、敵もリーダーか、あるいはそれに匹敵する役職の人間が手札を明かすべきだってのは当然でしょ。そうじゃないと、こんなヘチョヘチョの一兵卒の情報じゃ釣り合いが取れないってもんよ」

ダイヤ (ヘチョヘチョの一兵卒…) チラ…

千歌「?」

ダイヤ (とりあえず黙っておこう)

善子「ま、千歌さんは難しいこと考えなくていいわ。ポケモンも見せてくれるのは今度でいいから、今日はゆっくりとダイヤの実況を楽しんでいきなさい」ニコッ

千歌「? うん、よくわかんないけどわかった!」

千歌「ねーダイヤさん、早く始めよーよー」

ダイヤ「え、ええ。そうね…クチナシさんもグラジオさんも随分とお待たせしてしまっているし…」カチ…

千歌「おー、なんだっけ。今からバトルするとこだ!」

ダイヤ「あの、あまり先のことを口にしないでいただけますか」カチカチ

千歌「おっと!」バッ

ダイヤ「…わ、クチナシさんが島キングなのですか。つまり今ここで…」

千歌「おじちゃんとバトルだー!」


『島キングの クチナシが 勝負を 仕掛けてきた!』


善子 (ククク──どうしようかと思ったけど、われながらいい種が蒔けたわね──!)
0719>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/21(日) 11:06:31.69ID:0j+OCmIl
善子『こっちはさ、ハナっからダイヤの…事もあろうにチームの大将の手札を全部表にした状態でいるわけよ。だったらそっちのチームからも、一人分の手札を丸裸にする義務があると言えるんじゃない?』

善子『ここであっさり千歌さんの手札を表にさせようとは思ってないのよ、私は。それで権利を使い切っちゃうのはあまりにもお粗末だわ』

善子『敵のリーダーである鞠莉か、もしくは果南か──そのどっちかの手札を公開することを、所望するわ…!』


??@「…ふうん、さすが善子。ゲームのことになると途端に切れるね」

??@「反論の余地はあるけど、乗ってあげてもいいかなん。ま、どっちの手札を明かすかは──」


??A「カプ・コケコはS130、初手で出てくる場合は壁張り型の可能性が高い。壁張りとボルトチェンジの両方を警戒するには、マリーのポケモン達じゃ難しいかしら。ここはカプ・コケコを抑えられるコを加えておいた方が──」ブツブツ…


??@「この子がどこまで成長するか見届けてから、決めさせてもらうけどね…!」ニヤッ
0720名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/06/21(日) 11:31:17.54ID:ZuSkKDVF
鞠莉はともかく、遊びパーティすら用意してる果南の手の内明かした所で感が強い、多分あの人ほとんど全てのポケモンが手札でしょ
0727名無しで叶える物語(家)
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2020/06/23(火) 16:37:34.85ID:4ynYidxy
千歌と旅パ同士でバトル、みたいな展開ダメかな。AIじゃない相手とのバトルについてあらかじめ知っておくという意味で
0728>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 17:53:49.16ID:fJqMq5W6
『クチナシは ヤミラミを 繰り出してきた!』

千歌「ふっふっふ、ダイヤさんがどのくらい成長したのか先輩ポケモントレーナーのチカがじっくり見ててあげるからね!」

善子 (先輩て。あなたの経歴でその態度はもはやただの老害でしょ)

もくたん『行っておいで!エリュシオン!』

エリュシオン『ブルルァッキャ!』

千歌「ほー、なるほどなるほど。まずはブラッキーなんだね。いいんじゃない?」フフン

善子 (思ったよりだいぶうざいわね)

ダイヤ (なんだかやりづらい…)

ダイヤ「っと余計なことに気を割いている場合ではありませんわね。ヤミラミはゴースト、あくタイプ。特別有利でもなければ不利でもない、まずは様子見で…

千歌「えっ!!」

ダイヤ ビクッ

善子「な、なによ…どしたの?」

千歌「や、ううん、ダイヤさんブラッキーなんか使うんだ…へー………へー……」

ダイヤ「な、なにかいけませんでしたか…?」

千歌「ううん別にー」ヒューヒュー

ダイヤ「…?」

善子 (そういえばこの人、金銀出身だっけ。思い入れでもあるのかしらね)
0729>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 17:58:53.86ID:fJqMq5W6
『相手の ヤミラミの ねこだまし!』

『エリュシオンは 怯んで 動けなかった!』

ダイヤ「むっ」

善子「ま、あるあるね」

千歌「あんまりダメージないよね、ねこだましって」

善子「威力高い技じゃないからね」

千歌「これってやる意味あるの?」

ダイヤ「おかげでエリュシオンちゃんは怯んでしまいこのターンは攻撃できなかったではありませんか」

千歌「でも次のターンは動くでしょ?どうせ今やろうとしたこともう一回やるだけなんだから、意味なくない?」

ダイヤ「それはほら、少ないながらもダメージは受けますし」

善子「確定数が………まあダイヤには後で教えるから、千歌さんは果南に教えてもらいなさいよ」

千歌「えーーー!なんでなんで!教えてくれてもいいのにー!」ブーッ

善子「さ、次よ次」

ダイヤ「は、はい」カチカチ


ヤミラミ:残り体力100%
エリュシオン:残り体力約91.5%
0730>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:03:18.95ID:fJqMq5W6
『エリュシオンの バークアウト!』ウウウァァッ

『相手の ヤミラミの とくこうが 下がった!』

ダイヤ「エリュシオンちゃんの方が先に動けたわね。バークアウトは威力こそ高くないものの、相手のとくこうを下げる効果を持つ。これで──」

『相手の ヤミラミの パワージェム!』

千歌「わ、全然きかない!」

ダイヤ「ふふ、どうですか。エリュシオンの高い防御力と合わせれば、ヤミラミの攻撃などもう取るに足りないということよ」

千歌「ぐぬぬ…やるじゃんダイヤさん…!」

善子 (なんで千歌さんが悔しそうなの?)

ダイヤ「しかし、パワージェムはいわ技ではありませんでしたか?」

善子「そうね」

ダイヤ「…」


ヤミラミ:残り体力約77.1%、とくこう-1
エリュシオン:残り体力約83.0%
0731>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:05:41.67ID:fJqMq5W6
>>730
訂正

×ダイヤ「ふふ、どうですか。エリュシオンの高い防御力と合わせれば、ヤミラミの攻撃などもう取るに足りないということよ」

○ダイヤ「ふふ、どうですか。エリュシオンちゃんの高い防御力と合わせれば、ヤミラミの攻撃などもう取るに足りないということよ」
0732名無しで叶える物語(SIM)
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2020/06/23(火) 18:11:39.54ID:LvO6V6cg
【コメント】千歌ちゃんが2つ持ってるオレンの実、片方しゃぶらせてください
0733>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:14:53.08ID:fJqMq5W6
千歌「ふ、ふふふ…」

千歌「確かにヤミラミの攻撃もきいてないみたいだけど、それは反対も同じだよ!ダイヤさん!」

ダイヤ「!」

千歌「今のダメージ見たでしょ、エリュシオンの攻撃だってヤミラミにあんまりきいてないじゃん。さてどうするのかな〜」ニヤニヤ

善子「あなたは一体どういう立ち位置で見てるのよ」

ダイヤ「………ふふふ」

千歌「!」

ダイヤ「千歌さんのおっしゃる通り、ヤミラミに対しエリュシオンちゃんができることは少ないわ。ですが、それならば!」カチカチ

千歌「…っ、まさかダイヤさん!」

善子「………ん?」

ダイヤ「ヤミラミに対しできることが多いコに交代すればよいだけのことですわ!!」

もくたん『戻っておいで、エリュシオン!行っておいで!しずく!』

しずく『グモモァ…』

千歌「そっ…その手があったかーーー!!」ガーンッ
0734>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:19:09.08ID:fJqMq5W6
ダイヤ「ここでヤミラミが放ってくるのは十中八九、いわ技のパワージェム!それならば効果今一つとなるしずくちゃんでその攻撃を難なく受け切り、必殺のカクトウZを叩き込むだけ──………」

千歌「カクトウZを……!!」

ダイヤ「そう、カクトウZを…」

ヤミラミ『…』

ダイヤ「…」

千歌「…」


──ダイヤ「ヤミラミはゴースト、あくタイプ」


ダイヤ「…………はっ!!?」

善子「『はっ!!?』じゃないわよ!!どんな悪手ぶっ込んでんの!?」

ダイヤ「わ、技を受けることにばかり頭が行っていましたわぁぁ…」ウルウル

善子「くっ、色々なことを教えた弊害がこんな形で出るなんてね…」

善子「まあ仕方ないわ、落ち着いて取り戻せばまだまだ大丈夫よ」

千歌 ニーヤニヤニヤ

善子「見ない見ない、無視無視」

ダイヤ「はい」

千歌「ちょっと!!」
0735>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:22:32.29ID:fJqMq5W6
ダイヤ「わたくしの読みが正しいのならば、このヤミラミの攻撃でしずくちゃんが痛手を負うことはまずないはず…」

『クチナシは ヤミラミを 引っ込めた!』

ダイヤ「えっ」

善子「お…?」

千歌「ん?」

『クチナシは ワルビルを 繰り出してきた!』

ダイヤ「ぽ、ポケモンを交代してきたわ…!」

千歌「んん!?」

『相手の ワルビルの いかく!』

『しずくの こうげきが 下がった!』

善子「………んんん……??」


ワルビル:残り体力100%
しずく:残り体力100%
0737>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:28:45.99ID:fJqMq5W6
ワルビル『…』

しずく『…』

ダイヤ「…不思議な戦況になったわね」

善子「そうね…」

千歌「まさか、ダイヤさんワルビルに代わるのわかっててしずく出したの…!?かくとうタイプだから…?」

ダイヤ「え?」

善子「!」


このとき、ダイヤの脳内を様々な情報が一気に駆け巡った。

これまでに相まみえてきたキャプテンや島キング、島クイーン達。

これまでにクチナシが繰り出してきた二匹のポケモン達。

そして、千歌の言葉。

それら全てが一瞬のうちに何度も形を変えながら脳内で激しくぶつかり合い、ダイヤは一つの答えに達する──


ダイヤ「わたくし達がここで取るべき行動、は…」

ダイヤ カチ…

善子「!!」
0738>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:34:23.49ID:fJqMq5W6
『相手の ワルビルの じしん!』

しずく『…』

ダイヤ「またぞろワルビルがヤミラミに代わる懸念がなかったわけではありませんが、この選択で正しかった──はず」

ダイヤ「しずくちゃん!」


もくたん カットイン!

もくたん カッ!

もくたん フンフンフンフンッ、フンッッッ!!!


『しずくが 解き放つ ゼンリョクの Zワザ!』


千歌「ぜっ──」

ダイヤ「全 力 無 双 激 烈 拳 !!」

千歌「ゼット技だぁ!!」


しずく ヒュンッ…

しずく ヒュンヒュンヒュンヒュン

しずく ヒュババババババババ

ワルビル ボコボコボコボコッ


ダイヤ「ワルビルの特性いかくによりこうげきが下がってしまってはいるけれど、しずくちゃん、あなたならばその程度がビハインドとはならないほどに強力な一撃を──いえ、連撃を叩き込めるはずね」


しずく スゥ…

しずく ダッ──


ダイヤ「まずは──」


────ドズン!!!


『効果は 抜群だ!』

『相手の ワルビルは 倒れた!』

ダイヤ「一匹!!」
0739>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:38:03.90ID:fJqMq5W6
千歌 ポカーン…

ダイヤ「ふっ、さすがしずくちゃんですわ。どんな期待にも堂々と応えるその力強さに、わたくし達はもうメロメロです」

善子「…ほんっと、ここ一番ってとこでZ撃つのだいたいしずくよねー」

ダイヤ「ご不満ですか?」

善子「別に…」

【コメント】よしこちゃん独占欲つよい

善子「なっ………誰が独占欲強いってのよ!なんの話よ!!」

ダイヤ「そうですわ」

ダイヤ「こういうのは独占欲ではなく嫉妬心が強いと言うべきでしょう」

善子「しししし嫉妬心でもなーーーい!!!」///
0740>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:43:52.75ID:fJqMq5W6
千歌「ワルビルに交代するのに合わせてしずくに交代して、効果抜群のZワザで倒しちゃうなんて…」

ダイヤ「………作戦通りです」

千歌「!!!」ガーンッ

善子「嘘言いなさいよ。さっき思いっきり『受けることしか頭になかった』って言ったでしょ」

ダイヤ「しっ!結果的に上手く行ったのだからよいでしょう、余計に掘り返すのではありません!」

善子「はいはい、そんじゃそのお見事な作戦で残り二匹もさっさと片付けてよね」

千歌「ぽいっ!」

ダイヤ「なんですかそれは」

【コメント】ぐ〜りんぱすき

ダイヤ「なんですかそれは」

善子「別時空の話じゃないの?」

『クチナシは ヤミラミを 繰り出してきた!』

ダイヤ「ヤミラミが戻ってきましたか」


ワルビル:瀕死
ヤミラミ:残り体力約77.1%
しずく:残り体力約63.4%、こうげき-1
0741>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:47:56.22ID:fJqMq5W6
ダイヤ「ヤミラミが再び戻ってきて、こちらはしずくちゃん。ふむ…」

ダイヤ カチカチ

もくたん『戻っておいで、しずく!行っておいで!ヨハネ♡!』

ヨハネ♡『ジュアッパーッ!』バサッ

『相手の ヤミラミの ねこだまし!』

『しかし 効果がないようだ…』

千歌「!?」

ダイヤ「無償降臨、成功ですわ!」ドヤッ

善子「うん、今のはナイスね。よくやったわ」

ダイヤ「えへへ…」
0743>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 18:58:21.73ID:fJqMq5W6
ダイヤ「さあ、ヨハネ♡。善子さんが嫉妬しているようなのであなたも活躍させてあげなければね!」カチカチ

善子「だからしてないってば!!」

『ヨハネ♡の リーフブレード!』シュンシュバッ

『急所に あたった!』

ダイヤ「おっ」

『相手の ヤミラミは 倒れた!』

ダイヤ「なんと…!」

善子「ククク…主の声に多くは語らず結果で応える。まさに闇夜を舞うスナイパーに相応しい戦い方といえるんじゃないかしら」ギランッ

千歌 アゼン…

ダイヤ「千歌さん?どうなさいましたか?アセロラさん顔負けのお口あんぐり状態ですが…」

善子「いや、この時点でそのシーンはまだ知らないはずだと思う」

千歌「ワルビル倒したと思ったら、ねこだましも効果なしでよけて、そのままヤミラミも急所にあてて一発で倒しちゃった………」

千歌「もしかしてダイヤさんって、めちゃくちゃ強くなってる……………?」ドキドキ…

ダイヤ「ま…まあ、曲がりなりにもホウエン地方のチャンピオンの座を手にすることができるほどの実力はありますし?アローラ地方に来てからも決して易しくはない道程を越えてきたわけですし?そりゃあ強くなったかなっていないかは言うまでもないような」カミノケクルクル

【コメント】CPUが交代を駆使するのが驚き、昔はそんなことしなかったような...

ダイヤ「!? な、なんですかCPUとは!わたくし達の戦いにいちゃもんをつけるおつもりですか!?」ムムッ

千歌「し…しーぴーゆーってなんだ…!?」ムムムッ

善子 (今回のバトルは相当運がよかっただけだと思うけど)
0744>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 19:06:28.08ID:fJqMq5W6
『クチナシは ペルシアンを 繰り出してきた!』

ダイヤ「ほう、ペルシアンね」

ダイヤ「やはり、先ほどわたくしが推測した通り──クチナシさんはあくタイプポケモンの使い手だということなのでしょう」

ダイヤ「思い返せば、アローラ地方でバトルを行なった要人、キャプテンさんや島キングさん、島クイーンさん達はどなたもなにかしら共通するタイプを有するポケモン達でお手持ちを構成していらした」

ダイヤ「それに気づけたのは、千歌さんのお言葉からワルビルのタイプが──かくとうタイプに弱いタイプだと仮定を立てることができたからですけれどね」

ダイヤ「このクチナシさんはあくタイプの使い手。最後の切り札であるペルシアンも含め、お手持ちの全てのポケモン達がそう教えてくれていますわ」

善子「ご名答、ね。それじゃそれがわかったところでどうする?」

ダイヤ「もちろん、あくタイプと相性のよくないヨハネ♡にはここで下がっていただき、ペルシアンのお相手は」カチカチ

もくたん『戻っておいで、ヨハネ♡!行っておいで!ゼンゼンマン!』

ゼンゼンマン『シーッシャキン!』キラ

千歌「青いキリキザンだー!!」

善子「私の苦労の結晶よ」
0745>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 19:13:41.03ID:fJqMq5W6
クチナシ カットイン!


ダイヤ「!」


クチナシ ウォォォ…

クチナシ ガァッ

 
ブ ラ ッ ク ホ ー ル イ ク リ プ ス


ダイヤ「いきなりZワザですか」フム

千歌「な、なんでそんなに余裕なの!?Zワザだよ!?」

ダイヤ「ええ、それはわかった上でゼンゼンマンさんに出ていただいたのだもの」


ペルシアン ズォ

ペルシアン ズォォォォッ…

ブラックホール グパァ

ゼンゼンマン ヒュイーン…


千歌「ゼンゼンマン呑み込まれちゃったよ!」

ダイヤ「多少不安になる絵面なのは間違いないけれど…ゼンゼンマンさんならば」


ボァァァァ………ンッ


『効果は 今一つのようだ…』

ゼンゼンマン『…』ケロッ

ダイヤ「心配ご無用ですわ」

千歌「………!!」

善子 (ブラックホールイクリプスのエフェクト超かっこいいわ…♡)
0746>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 19:19:38.74ID:fJqMq5W6
ダイヤ「このダメージが続けばさすがのゼンゼンマンさんも何ターンと耐え抜くことはできませんが、Zワザは一度きりがゆえの超火力」

ダイヤ「よほど相性のいい技を隠し持っていないのであれば」

→シザークロス

ダイヤ「ここからの戦局は覆りようがなさそうね♡」

ペルシアン『…』タジ…


『島キングの クチナシとの 勝負に 勝利した!』
0747>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)
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2020/06/23(火) 19:21:28.91ID:fJqMq5W6
と、こんなところで。
ちょっとアクシデントがあったこともあって微妙にぐだつきましたが、ご容赦ください

千歌との旅パでバトルはいかがでしょうか?
需要が多いようならば採用してみますが
0749名無しで叶える物語(SIM)
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2020/06/23(火) 19:37:12.18ID:wv04fArm
情報アドは元々とられてる(配信してるので)しやってもいいんじゃないか
0750名無しで叶える物語(SIM)
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2020/06/23(火) 19:46:07.09ID:wv04fArm
んーでも相手が千歌じゃあCPUとやるのと大差ないか…?

対戦に慣れるなら対人戦するしかないとは思うんだが
0751名無しで叶える物語(八つ橋)
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2020/06/23(火) 20:02:40.19ID:NyMtFt5L
本戦で千歌と直接対決ないんだからやっちゃっていいんじゃないの?
(ダイヤは対マリーでしょ?)
0758名無しで叶える物語(四国地方)
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2020/06/25(木) 20:24:04.49ID:zhgHls97
対人戦しないと強くなれない
0761名無しで叶える物語(ぎょうざ)
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2020/06/27(土) 13:03:44.98ID:1acboxif
こんにちは! 見ず知らずの人とのフックアップを探しています!どんな実験でもです。全裸です 写真見たいな? おっぱい見たいな? 私のニックネームは 青井 慶子 サイト内では http://giftfuck.org
0767>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
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2020/06/29(月) 17:47:29.45ID:ZRNe1wwe
だいぶ更新できてなくてすみません
下手したら週末くらいになるかもしれません
0788>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)
垢版 |
2020/07/10(金) 07:12:25.58ID:8qapd67q
おはようございます、
たった一言の報告すらできないままに放置しており大変申し訳ありませんでした
公私様々なことが重なり余裕のない状態が続いていました
長く保守していただいた中、また非常に中途半端なシーンである中恐縮ですが、連載形式でssを書くには向かない状況がしばらく続くと見込んでいます
いずれ再開したいとは考えていますが、このスレは落としていただき、ここで更新中断とさせてください
たくさんのご支援ありがとうございました。可能な範囲で書き溜めssなどを投稿して皆さんにはお礼をしていきたいと思います
0789名無しで叶える物語(家)
垢版 |
2020/07/10(金) 07:15:13.68ID:O2qBaK1l
あららら

リアルで育成もしてたみたいだしいずれは更新できる余裕ができるといいなぁ……
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