>>3「は、初夢ジェネレーター…?」
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璃奈「名前を入力するだけで初夢プログラムが作動して、実際にそのシチュエーションを体験できちゃう機会」
璃奈「会心の出来」ムフー
璃奈「もちろん、私が自分でやってみることもできる。さて、最初の犠牲者…じゃない、被験者は誰かな」璃奈ちゃんボード『わくわく』 歩夢「は、初夢ジェネレーター…?」
璃奈「詳細は>>1を見てほしい」
歩夢「い、いち…?」
璃奈「それじゃさっそく名前を入力してっと」ポチポチ
歩夢「璃奈ちゃん?私、今のところなにもわからないまま話が進んでるんだけど…なにか変なことに巻き込まれそうになってない?」
璃奈「………出た」
歩夢「聞いてる?」
吉凶 >5 (展開の良し悪しに影響)
『上原歩夢は>7と>8と>10をする』
7と8はキャラ名、10は内容。文章と噛み合ってなくても可 璃奈「歩夢さんの今日の運勢は──」
上原歩夢
『凶』
璃奈「凶!」
歩夢「引いてもいないおみくじで凶が出ちゃったよ…」
璃奈「お楽しみの内容は…っと」
歩夢「楽しそうだね璃奈ちゃん…」
『上原歩夢は小原鞠莉と黒澤ダイヤと正座する』
璃奈「…」
歩夢「…」
りなあゆ「「せいざ…?」」 「──… 歩夢!」
歩夢「ん、んん…?」
鞠莉「聞いてるの!?歩夢!」
歩夢「わっ!?ま、鞠莉さん!?」
鞠莉「この状況で居眠りなんてなかなかキモが据わってるね」ニコ…
歩夢「鞠莉さん、なんだか怒ってます…?」
歩夢「あっ!?」グラッ
歩夢「せ、正座で足が痺れてる…!?」 鞠莉「ザゼンの修行中かなにかだと勘違いでもしてたのかしら」ハァ
ダイヤ「座禅の修行中だとしても居眠りは容認されないと思いますが…」ボソッ
鞠莉「聞こえてるよダイヤ。ダイヤも怒られてる側なのわかってる?」
ダイヤ「わーかってますわよ、だからこうしておとなしく正座に甘んじているのではありませんか」
歩夢「ダイヤさんも…」
歩夢 ハッ
──『上原歩夢は小原鞠莉と黒澤ダイヤと正座する』
歩夢 (これ、初夢ジェネレーターの…?) 歩夢 (なんていうか、)
ダイヤ「…」←正座(仏頂面)
鞠莉「もう…っ」ムスー
歩夢 (簡単に想像できる光景と、逆…?)
歩夢 (しかもこれじゃ『ダイヤさんと』ではあるけど『鞠莉さんと』ではない、よね)
歩夢 (一体なにが…) ダイヤ「鞠莉さんが怒るお気持ちを百歩譲って理解するとして、わたくしが正座させられるのは構いませんが」
ダイヤ「歩夢さんまでとばっちりというのは些か可哀想なのではありませんか?」
歩夢「とばっちり…?私、とばっちりで正座させられてるんですか?」
ダイヤ ポカン…
ダイヤ「あなた、ご自身に責任があった自覚でもあるというのですか…?」
歩夢「自覚があるというか、」
歩夢 (記憶がないというか…) 鞠莉「ほら見てよ、イヤイヤ正座してるダイヤと違って歩夢の偉いこと!」
ダイヤ「怒られる前提で嬉々として正座をするはずがないでしょう。それに怒られる側にその自覚があるからといって偉くはないでしょう、怒られる側なのですから」
鞠莉「アレ?それもそうかも」
ダイヤ「ハァ…」
歩夢 (ダイヤさんは反省してるからというより、鞠莉さんの機嫌をこれ以上損ねないように仕方なく正座を受け入れてる?)
歩夢 (鞠莉さんも本気で怒ってるって感じじゃない……本気で怒ってるときに正座なんかさせないだろうしね…) ???「歩夢ちゃんは…こうやって…あわあわしてる…ときが一番…可愛いよ」カタカタッターン 鞠莉「こうしてても話が進まないわね、ダイヤと歩夢が一言きちんと謝ればマリーはこのことを不問にしてあげます!」
ダイヤ「…」ムゥゥゥ
歩夢 (うわあ!露骨に「なぜわたくしが謝らなければならないのですか」って表情だ!)
鞠莉「じゃまずはザイジョーが軽い歩夢からね」
歩夢「えっ!?」ギョッ
ダイヤ「不服だとは思いますが、さっさと謝ってしまいなさいな」コソ
歩夢「え、えええ…」
歩夢 (一体なにを謝れば………)
鞠莉 ジーッ
ダイヤ ジ…
歩夢「>>22」 自分から地雷を…
大変申し訳ないのですが外していいですか
また夜にでも再開します 歩夢 (誰かに怒られるような心当たりがなにもないんだけど、でもなにか謝っておかないとずっとこのまま…)
歩夢 (それはそれで『凶』だけど)
歩夢 (私の罪状は軽い、もはやとばっちりに近いんだよね。だったら「人によってはイヤだと感じるかもしれない」くらいのことが原因だと仮定して………ええい!)
歩夢「その、ご──ごめんなさい…」
鞠莉「なにが、ゴメンナサイなの?謝るときは自分がどう悪くてどう反省してるのか言わなくちゃダメなんだってダイヤが言ってたわよ」
歩夢「うん。だから、盗聴器を仕掛けたことですよね、鞠莉さんの制服のタイ裏に。確かに許可なくすることじゃなかったかもしれません、ごめんなさい」ペコッ 歩夢「鞠莉さんがあの子と二人でお買い物に行ったって聞いて、いてもたってもいられなくて」
歩夢「あの子には悪気とかあったわけじゃないってわかってるんですけど、でも二人がどんな話をしたのかとか鞠莉さんがあの子になにか吹き込まないかとか鞠莉さんが陰であの子の悪口を言わないかとか」
歩夢「少し、気になっちゃって…」
歩夢「結果として現状まだシロの鞠莉さんを疑う形になってたこと、ひとまずはごめんなさい」ペコッ 歩夢「………ふぅっ」
歩夢「ダイヤさん、次はダイヤさんの番ですね。なんとなく心に引っ掛かってたので、吐き出しちゃってすっきりしました。ダイヤさんも早く謝っちゃって練習に戻りましょう──」
ダイヤ ドンビキ…
歩夢「あれ…?」 ダイヤ「歩夢さん、あなた、え…盗聴器…?」
ダイヤ「鞠莉さん…」
鞠莉 ドンビキ…
歩夢「あれ、鞠莉さんも…!?」
ダイヤ「鞠莉さん、まずはタイ裏の盗聴器とやらを外さなければ!」
鞠莉「あっ、あああ、ウン…外すわ……あれ、手が震えて上手に…」
ダイヤ「わたくしも手伝いますから、落ち着いて」
鞠莉「ウン…」
歩夢「盗聴器の、ことじゃ…ない……?」 まぁ2人でお出かけした鞠莉ちゃんが悪いししゃーない ダイヤ「うわ、本当に付いていますわ。よくもまあこんなものを…」
鞠莉「は、外せる?ダイヤ…」ウル…
ダイヤ「泣かないでくださいな、必ず外してさしあげますから。くっ、どうすればこんなに固く…最悪タイが傷ついてしまっても、生徒会室に予備があるので安心してください」
鞠莉「アリガト、ダイヤ」グス
歩夢「な、なんでそんなに…盗聴そのものは犯罪でもなんでもないですよ…!?」アセアセ 歩夢「盗聴した内容を誰かに話したわけでもないです!」
歩夢「鞄の傍にあったタイに仕掛けただけだから不法侵入もしてません!」
歩夢「盗聴内容で鞠莉さんを脅すような真似だってなんとか違法行為にならないように頑張るつもりでした!」
歩夢「でもそもそも脅す必要はまだ見当たらないのでそれだって予定がないことだし──」
歩夢「泣かないでください、鞠莉さん!!」 ダイヤ「お黙りなさい!!!」
歩夢「!!」ビクッ
愛「マリだけにっ☆」
鞠莉「うっ、ぐす…盗聴なんてされたの初めてだよ、私…なにかいけないことを話したりしてたらどうしよう…」
ダイヤ「わたくしの親友をこんな風にしておいて、法に触れていないからと行為の正当性を主張するつもりですか」
ダイヤ「杓子定規の法と罰に縛られずとも、わたくしがあなたに同じだけの──いいえそれより何倍も大きな傷を負わせることだってできるのですよ」 ダイヤ「もう一度鞠莉さんに誠心誠意きちんと謝り、二度とこんな真似はしないと約束をなさい。でなければ、これから先あなたと一つの目標に向かうことなど到底できませんわ」
ダイヤ「もちろん、盗聴の内容は全て破棄をすること」
ダイヤ「よいですね」
歩夢「うう…私は盗聴されることくらい平気なのに…」
歩夢「鞠莉さん、ごめんなさい………」 ガッ…
ガガガガガガ…ガリガリガリガリッッ
歩夢「────はっ!」
璃奈「あ、お帰りなさい歩夢さん」
璃奈「今年の初夢はどうだった?」璃奈ちゃんボード『期待と不安』
歩夢「大凶だったよ!!!!」 璃奈「えっ」
歩夢「なんだか変な状況から始まったと思ったら、私だけ懺悔みたいなことさせられたもん!」
歩夢「『鞠莉さんと』じゃないどころか、途中でダイヤさんすら立っちゃって私一人で怒られたんだよ!」
璃奈「そ、そうだったんだ…」
歩夢「盗聴器くらいでものすごく怒られるし、先に泣かれちゃったら私だけが一方的に悪いみたいで最悪だったよ…」ハァ
璃奈「盗聴器?」 歩夢「私、明日から鞠莉さんとダイヤさんとどんな顔で話せばいいのかわかんないよ」
璃奈「今のはあくまでも初夢ジェネレーターで体験しただけだから、本物の二人はなにも知らない」
璃奈「歩夢さんは今まで通りでいいと思う」
歩夢「そう言ってくれると気が楽だけどなあ…」
璃奈「それよりも、やっぱりまだ本調子じゃないみたい。チューニングしなくちゃ」璃奈ちゃんボード『張り切りっ』
歩夢「は〜あ、あの子とケーキでも食べにいこうっと」トコトコ… 璃奈「うーん、初夢の結果を出力する回路は問題なさそう。だから初夢の結果を再現する方の回路をいじる必要があるかも」
璃奈「ここをこうして、こう、こう…」カチャカチャ
次の被験者 >>55 璃奈「…こう!」カチャ
璃奈「理屈上、これで出力と再現が同期する。ううん、理屈の話ならここをいじる前も大丈夫だったはず」
璃奈「きちんと修正できたのか確認するためにも、次の被験者で試したい──」
かすみ「りーな子っ、なにやってるの?」ヒョコ
璃奈「かすみちゃん」
かすみ「あ、また変な機械作ってるんだ〜。うーん、わかった!かすみんの一番可愛い角度を見つけ出す機械でしょ!?ってかすみんは〜、どこから見ても最っ高に可愛いけどぉ」ブリッ♡
璃奈「かすみちゃんならちょっと間違っても大丈夫そう」
かすみ「え?」 璃奈「かすみちゃん、ここに名前を入力してほしい」
かすみ「ええ〜、サイン??りな子まで虜にしちゃうなんてかすみんってば可愛すぎて罪作り──」
璃奈 ポチポチ
かすみ「勝手に打ち込んだよね今?」
璃奈「…………出た」
吉凶 >61
『中須かすみは>63と>64と>66する』 中須かすみ
『中吉』
璃奈「中吉」
かすみ「中吉って、大吉の次だったっけ?」
璃奈「ううん、大吉の次は吉で、中吉はその次」
かすみ「え〜〜〜、この超絶可愛いかすみんが三番目なんてりな子ってばわかってなーい」プゥ
璃奈「それは擬似乱数に言ってほしい。それよりも初夢の内容はこんな感じ」
『中須かすみは東條希と桜内梨子とギャンブルをする』 かすみ「ギャンブルって賭け事!?かすみんがそんなことやるなんて、積み上げてきたイメージに反しちゃう!NGだよ!」
璃奈「実際にやるわけじゃないから大丈夫。普段できないからこそ、せっかくだから楽しんでくるといい」
かすみ「だめだめ、絶対やらないからね!だいたい希さんも梨子さんもいないのにどうやって…」
璃奈「あでゅー」
ギッ…
ギギギギギギ…ギリギリギリギリッッ
かすみ「え──────」 希「おうかすみちゃん、やっと目が覚めたようやな」
かすみ「ん、んん…?希さん…?」
希「あんまり気持ちよさそうに眠ってたから、うちとしたことがうっかり毛布かけてしまったわ」
かすみ「ありがとうございます…」モフ
梨子「かすみちゃん、あーあ…起きちゃった。もう少し寝ててくれてもよかったんだけど…」
かすみ「なんですか、突然のその言われようは」 帰宅したのでまた後ほど
ギャンブル内容 >>73
書きやすいものだと嬉しい (スート4種、同じ数字で手に入れた…これは!)「完全にフルハウスやね!」バァァァァァン‼
みたいな? 怯えて泣いちゃう鞠莉ちゃん、なんかこう可愛いというか興奮してしまう
続き楽しみ 希「滅多なこと言ったらあかんよ、梨子ちゃん。かすみちゃんが寝たままやったら、いつまでもお楽しみが始められんやろ」
梨子「だから寝てていいって言ったんです」
かすみ「なんの話ですか?…っていうか、あれ!?今私りな子と話してて、ここどこですか!?」キョロキョロ
梨子「りな子って、璃奈ちゃん?希さんに連れてこられたのは私たち二人だけだけど」
希「寝ぼけとるんかもしれんね」
かすみ「ええ?あれ〜…??」 かすみ「…ってゆーか、『連れてこられた』って言いました?」
梨子「うん。あれはどう好意的に解釈しても拉致だったと思う」
かすみ「『連れてこられる』より数段悪くないですか、それ!」
希「任意同行のつもりやったんやけどなあ」
梨子「どこがですか…私まだ用事の途中だったのに」
希「ええやん、ええやん。各校の代表者同士の交流会やと思えば」ニシシ
梨子「だったら千歌ちゃんに譲りたい…」ハァ かすみ「あ、あの〜…なんというか、私にもわかるように状況を説明してほしいっていうか…」
希「およ。ほんとに寝ぼけてる?」
梨子「始まりが強烈過ぎて記憶が飛んだんじゃないですか」
梨子「かすみちゃん、あれ」スッ
かすみ「あれ…?」チラッ
段幕 ハタ…
『新年!三校対抗お年玉争奪戦!』
かすみ「 」 かすみ「あ、なんか、かすみんちょっと状況が飲み込めてきました…つまりこれ、私たち…」
梨子「うん…」
かすみ「──希さんにお年玉みんな搾り取られるやつですかぁ!?」ドーーーン
梨子「だよねぇやっぱり…」メソメソ
希「はっはっは、勝てばいいだけの話やん。一年の計は元旦にあり、元旦は過ぎてしまったけど、年始に景気よく稼いで帰ってよ!」ニパーッ 東家:東條希 ドン
南家:南ことり ドン
西家:西木野真姫 ドン
北家:桜内梨子&中須かすみ ドドドン
かすみ「ちょ、梨子さん詰めてください!かすみん半分はみ出してますぅ!」ムギュ
梨子「私だって落ちそうで必死に支えてるんだよ、左足ものすごくつらいんだから、かすみちゃんこそ少しそっちに詰めて…」ギュウ
かすりこ「「──ってなんで私たちが二人一組で詰め込まれてるの!?」」 希「なんかいい感じのメンバー揃えたら揃っちゃったから、余った梨子ちゃんたちを余った枠にな」
梨子「余った!?余ったんなら帰っていいですか!?」
かすみ「かすみんたち以外みんな音ノ木の人たちじゃないですか!ずるですよこれは!」
かすみ「っていうかことりさんたちなにしてるんです!?」
ことり「希ちゃんがちょっと来てって言うから、近くにいたし顔を出してみたの」エヘヘ
真姫「私もそんなとこ。希の思い付きに付き合ってたらろくなことにならないからイヤなんだけど、せっかく振り袖着てたから見せにきたの。どう、かすみ。キレイでしょ」
かすみ「キレイですけど!キレイですけど!」 希「じゃ、突然呼び出してごめんな。二人ともよいお年を。また休み明けにな〜」
ことり「ばいばーい、梨子ちゃんもかすみちゃんもみんなによろしくね」ノシ
真姫「お餅ばっかり食べて太らないように気を付けるのよ、かすみ」スタスタ
かすみ「ななななななんでかすみんだけ!そんなに食べてませんもんっ!」
梨子「行っちゃった…なんだったんですか…」
希「友情出演ってやつやね」 希「思い付きも済んだところで始めよか」スチャ
梨子「うええ…やっぱりやるんだ…」
かすみ「あわよくば今のでうやむやになることを望んだんですけどね…」
希「ゲームはシンプルにポーカーでいいよね。うちがディーラーやるよ」チャッチャッチャッ
かすりこ「「────!!!」」 かすみ (ポーカー、これはまずい…!)
かすみ (お話に聞いたところによると、希さんはとんでもない豪運の持ち主だそう。運に左右されるところが大きなゲームでは戦いたくない…)
かすみ (なにより、役がいまいちわからないからちょろまかされても反論できない──!)
かすみ (なんとか、なんとか阻止しなくちゃ!) 梨子 (ポーカー、まずい…)
梨子 (やったことない!) ドーン
梨子 (聞いたことはあるし集まりで親戚がやってるのを見たことはあるけど、ルールもわからない。トランプのゲームってことしか知らない…!)
梨子 (なんとか、なんとか別のゲームにしてもらわなくちゃ) かすみ「は、はいっ!」
梨子「!」
希「ん?どしたん?」
かすみ「かすみん、ポーカー以外のゲームに切り替えることを提案します!」
希「へえ…」
梨子「わ、私も!そういうゲームはよくないと思います!」←?
希「二人ともポーカー嫌なんや。そっかあ、言ってもゲームやし、過半数がしたくないって言うことを続行するのもなあ…うーん…そうやなあ……」
希「>>96」 希「…しゃあないね」ハァ
かすりこ「「!」」
希「(うちも役あんまり知らんし)ポーカー勝負はやめとこか」
かすみ「希さん…!」パァ
梨子「言えばわかってくださるって信じてました…!」パァ
希「それじゃ代わりに、」
かすみ「代わりに…?」
希「神経衰弱やろか!」ニコパッ かすみ「え"」
梨子「神経衰弱!それなら私もやったことあるしルールも知ってますよ」
梨子「ふふふ、家族でやると私いつもたくさん取れるんだから。負けませんからね〜」イソイソ
希「じゃあ並べよか」ニコニコ
かすみ (神経衰弱って、下手したらポーカーより運に左右されるゲームなんじゃ…)
梨子「私も半分手伝いますよ♪」
かすみ「…」チラッ
希 ニコニコ ギッ…
ギギギギギギ…ギリギリギリギリッッ
かすみ「──っはあ!!」ガバッ
璃奈「お帰りなさい、かすみちゃん」
かすみ「戻ってきたん、だ…」
璃奈「どうだった?希さんと梨子さんとギャンブルできた?」璃奈ちゃんボード『今度こそっ』
かすみ「………………」
かすみ「三位に大差をつけて勝ったよ」
璃奈「へ〜」
希と結託して梨子をけちょんけちょんにしてきた。 ──かすみ「結局プラスで終わったけど、さすがにお金を受け渡しするのはまずいってことで肉まん奢ってもらったよ」
──かすみ「でも実際やったのは神経衰弱だったから、ギャンブルとはちょっと違ったかも」
璃奈「──か…」
璃奈「う〜ん、まだ微妙に同期が上手くいってないみたい」
璃奈「一から作り直す方が早いかなあ」璃奈ちゃんボード『悩ましげ』 安価で変なの出しちゃってごめんね
思い悩んでる感があって申し訳なくなった 璃奈「再利用できない基盤も使ってるし、もうちょっとこのまま改良で試してみよう。それでもだめなら作り直さなきゃ」カチャカチャ
璃奈「歩夢さんは凶が大凶だったって言うけど、かすみちゃんはそこそこ中吉っぽかった。そもそも吉凶が何段階で出力されるのかもわからないけど、もしかして凶は大凶も含んでたのかな」
璃奈「次は大吉で楽しい思いをしてほしいな」カチャ…
せつ菜「璃奈さん、それは?」
璃奈「初夢ジェネレーター。初夢を体験できる機械、今年最初の自信作…なんだけど」 せつ菜「へ〜、それは凄いですね。私も使えるんですか?」
璃奈「もちろん使える。むしろ使ってくれるならありがたい」
せつ菜「じゃあぜひ使わせてください!」
璃奈「…」
せつ菜「?」
璃奈「いつからいたの?」
せつ菜「話しかけたあたりからいましたよ」
璃奈「なるほど」
吉凶 >110
『優木せつ菜は>112と>113と>115をする』 璃奈「ここに名前を
せつ菜「ゆ、う、き、せ、つ、な」ポチポチ
璃奈「そしたらここからまずおみくじが
せつ菜「『大吉』!大吉が出ましたよ、璃奈さん!縁起がいいですね!」
璃奈「初夢の内容は私が先に
せつ菜「むむ、なんですかこれは?えっと、『優木せつ菜は矢澤にこと黒澤ルビィと和装モデルをする』だそうですよ!」
璃奈「………あっそ」 せつ菜「どことなく記憶に新しい感じがしますけど、へえ、楽しそうですね。にこさんとルビィさんと和装モデル!」
せつ菜「それで、ここからはどうやって遊ぶんですか?あ、お二人を呼べばいいのかな。璃奈さん、連絡先知ってますか?」
璃奈「私は知らない」璃奈ちゃんボード『ふーんだ』
せつ菜「そうですか…愛ちゃんなら知ってますかね。聞いてみましょう」
璃奈「でも」
璃奈「初夢ジェネレーターが知ってる」
せつ菜「え?」
璃奈「行ってらっしゃい」
ゴキッ…
ゴゴゴゴゴゴ…ゴキキキキキキッッ にこ「────ぅ遅いっ!!」
スパーーーーーンッッッ
ルビィ「ピギャアッ!?」
せつ菜「ひっ!?」
にこ「着付けの一着や二着にどんだけかかってんのよ!あんまり遅いから昼寝でもし始めたのかと思ったわ」プン
ルビィ「に、にこさん、ルビィたち着替えてる途中だから閉めて…」
にこ「私たち以外誰もいやしないわよ、ったく」パタン にこ「なに、ルビィはほとんど終わってるじゃないの。あとは帯だけ?」
ルビィ「帯はいつもおねいちゃんとかお母さんにやってもらってたから、よくわかんなくて…」
にこ「ったく、しょーがないわねえ。やったげるから両手挙げなさい」
ルビィ「えへへ、ありがとうございます♡」
にこ「…んで」ギロ
せつ菜 ビクッ 希ちゃんのエセ関西弁のフワフワっぷりが夢っぽさあってよかった にこ「なんであんたはまだそんな格好なの?」
せつ菜「な、なぜと言われても…そもそもこの状況にピンと来ていないといいますか…」
にこ「にこもこの格好、隣でルビィも着付けやってて、ピンと来ないわけないでしょ!」
せつ菜「ひいっ!」
にこ「貸し衣装の時間はもうとっくに発生してんのよ、借りたときから一秒ごとに料金が発生してんの!わかったらさっさとそれ着なさい!」
せつ菜「え、ええ…?それって、これ、な…なんですか…?」
にこ「ーーーー〜〜〜〜っだああああもう!!!」 にこ「はい、ルビィは帯おしまい!」ギュ
ルビィ「うぐっ」
にこ「超特急で着付けするからね。少しでも動いたら容赦しないわよ」
せつ菜「は、はあ…」
にこ「背筋伸ばす!」
せつ菜「はいぃっ!」ピィン
ルビィ (なんだかんだ言いながら優しいなあ、にこさん) にこ「これで完っ成」ギュウウウウウ
せつ菜「うぐぐぐぐ…っ苦しい、苦しいですにこさん…!ごはんが、ごはんが出ます…!」
にこ「…孫にも衣装ってやつね。特にルビィなんか七五三みたいだけど、お家柄かしら、似合ってるっちゃ似合ってるわよ」
ルビィ「馬子じゃあ…」
せつ菜「…おお!」
https://i.imgur.com/jt9UNHs.png
https://i.imgur.com/ecMKCXj.png
https://i.imgur.com/fdkoFeM.png
※ 諸事情によりダイヤさんに代役を務めてもらっています せつ菜「(どういう状況かわからないけど)滅多に着ない雰囲気の服なので、なんだか夢心地になってしまいますね」
にこ「そんなふわふわされてたら堪ったもんじゃないわよ。今から撮影するんだから」
せつ菜「撮影?」
にこ「ああ…?」ギロ…
せつ菜「で、でしたね。そうでしたそうでした、その通りです。さあ張り切って行きましょう!」ササッ
ルビィ「各校から一人ずつ代表で、和装モデルをやることになったんですよ。今日はその撮影です」コソ
せつ菜「あ、ありがとうございます…!」コソ
にこ「ったく、スクールアイドルとしての自覚があるんだかないんだか…」 ──にこちゃん似合ってますねー。
にこ「え〜、そんなあ。一番可愛くて一番プリティなだけですよ〜」クネクネ
──あ、動かないでください。
にこ「はい」ピタ
せつ菜「ルビィさん、知っていますか?」
ルビィ「うゅ?」
せつ菜「着物や和服は、身体に凹凸がないとよく映えるそうですよ」
ルビィ「それ二度と言わない方がいいと思いますよ」 ──なにか小道具持ちますか?
ルビィ「えっとー、じゃあ…これ!」
──羽子板ですか、いいですね。
ルビィ「えへへ〜、ルビィ羽根つきってやったことないので持ってみたかったんです」
にこ「あー、いいなー。にこもなんか小道具使えばよかったわ」
せつ菜「さっきスタッフさんにこんなものを借りましたよ」っ千歳飴
にこ「あ?」 ──せつ菜ちゃん、跳べますか?
せつ菜「もちろんです!向こうから走ってきてもいいですか?」
──転ばないようにね。
せつ菜「いきますよ〜、それーーーっ!!」タタタタタタッ
にこ「ほんっと、いい表情するわね。あの子」
ルビィ「さすが注目のスクールアイドルさんですよね。とっても楽しそうです」
にこ「ねえルビィ」
ルビィ「はい?」
にこ「せっかくだし三人でも撮ってもらいましょうか」ニカッ
ルビィ「…!はいっ!」 せつ菜「ふう、疲れたけど楽しかったですね」
ルビィ「着なれない服だと動くの難しいですね」
にこ「こらこら、なにへこたれてんのよ。まだレンタルの時間終わってないでしょ」
ルビィ「ゅ。でも撮影はみんな終わっちゃいましたよ?」
にこ「せっかくこんな格好してんだから、らしいことするわよっつってんの。やったことないんでしょ」っ羽子板
ルビィ「にこさん…!やるやるっ、やりたいです!」ピョンピョン
にこ「せつ菜もまだまだ行けんでしょ!?」
せつ菜「当然です、勝負なら負けませんからね!」
にこ「っしゃあ、そこの公園で羽根つきやるわよ!」
せつルビ「「おーーーっ!」」 ゴキッ…
ゴゴゴゴゴゴ…ゴキキキキキキッッ
せつ菜「──鼻眼鏡はひど過ぎますってば!!」
璃奈 ビクッ
せつ菜「あ、あれ…璃奈さん。にこさんとルビィさんは…?」
璃奈「たぶん、初夢の内容が終わったから帰ってきたんだと思う」
せつ菜「そっか、今の…夢なんでしたっけ…」 璃奈「大吉な夢だった?にこさんとルビィさんと会えたんだ。和装モデルやったの?」璃奈ちゃんボード『興味津々』
せつ菜「はい、にこさんもルビィさんもすごくいい方でした。振り袖みたいな衣装で撮影と羽根つきをして、──…」
璃奈「せつ菜さん…?」
せつ菜「…とっても、楽しかった…です」
せつ菜「間違いなく大吉でした」
せつ菜「でも、私、今のを夢で終わらせたくありません。にこさんとルビィさんと本当に仲良くなりたい!」ガバッ せつ菜「璃奈さん、ありがとうございました。私、お二人に連絡を取ってみます!一緒に羽根つきをやるんです!」
璃奈「うん、いいと思う」
せつ菜「璃奈さん」
璃奈「なに?」
せつ菜「初夢ジェネレーター、文句なしの発明品だと思いますよ!」ブイッ
璃奈「それは──よかった」璃奈ちゃんボード『ブイッ』
せつ菜「それじゃ、また学校で!」
そう言って走っていくせつ菜さんの後ろ姿はいつにも増して輝いていて──
私は今日の発明品に願いを込めて、『正夢ジェネレーター』と改名した。
終わり 不安な最初からここまで綺麗に終わらせたのは良かった。乙でした。 良かった、鞠莉ちゃんに盗聴器を仕掛ける歩夢ちゃんはいないんだね たぶん和装モデルでにことルビィは同じ身長なのにデカいなこいつと思ってますよ おつー
夢の中の鞠莉は盗聴器取って貰ったけど現実の鞠莉は… けちょんけちょんにされちゃう梨子ちゃんかわいい
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