果南「クリスマスは妹と」千歌「彼女じゃないの?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
〜クリスマス、千歌の家〜
果南「ふぅ、やっぱり千歌の家は落ち着くね〜」
千歌「果南ちゃんはもう何回も来てるもんね」
果南「それにしても、クリスマスに私と二人きりで良かったの? 他の人と過ごすとか、もっと人を呼んでも……」
千歌「……その、果南ちゃんと二人きりだからいいんだよ?」
果南「ふ〜ん……まあ、私も千歌と二人きりで嬉しいけどね。なんだか妹ができたみたい」
千歌「妹かぁ……どうせならその、一人の女の子としてみてほし……///」
果南「さて! せっかく遊びに来たんだし何かしようか」
千歌(聞いてないし上目遣いも効いてない……)
千歌「……って、遊ぶというよりデートなの! でーと!」 果南「そうだなぁ、このゲームとかどう?」
千歌「そのゲーム? いいけど……私、やりこんでるから結構強いと思うよ?」フフン
果南(ドヤ顔してかわいい)
果南「ふふっ、やってみなきゃわからないと思うよ〜?」
千歌「むぅ、言ったな〜。絶対に勝ってみせる……!」
千歌(それで、果南ちゃんにかっこいいところを見せて……)
千歌(「ゲームが強い女の子っていいよね……千歌の事、見直したかも///」とか言ってもらったり……///)
千歌「えへへ……///」
果南(何笑ってるんだろ……)
千歌「よしっ、じゃあ早速スイッチを入れて……」ポチッ 千歌「コントローラーはそっちね」
果南「は〜い。全くルールわからないけど、ぶっつけ本番で大丈夫かな」
千歌「大丈夫じゃないと思うけど……まあいいや、じゃあ始めるよ!」
……
千歌「やった、勝った!」
果南「何もさせてもらえなかった……楽しかったけど」
千歌「ふふん、どう? 体力では負けてるけど、ゲームなら勝てるんだから!」
果南「たった一回勝っただけではしゃいじゃって……あ〜あ、こんな妹がいたらなぁ」ナデナデ
千歌「ふぇ……うぅ、子ども扱いしないでよー!///」
果南「はいはい」パッ
千歌「あ……」
果南(撫でるのやめると寂しそうにしちゃうのもかわいいなぁ)
千歌「とにかく、勝ちは勝ちだからね!」
果南「い、今のはルールとかよくわかってなかっただけだし〜……? ってことで、もう一回やろ?」
千歌「いいけど……何度やっても同じだと思うよ?」 ……
千歌「2勝目!」
果南「さっきよりは健闘したけど……強いなぁ、千歌……」
果南「でも、ルールも操作もよくわかってきたし……3戦目、やろうよ」
千歌「もちろんっ……あっ」
果南「どうしたの?」
千歌(そうだっ、せっかくゲームで果南ちゃんに勝ってるんだし……)
千歌「……ねえ、次から3本先取でどう?」
果南「え? いいけど……なんで突然?」
千歌「ふふふ……それで、負けた方が勝った方の言うことをなんでも聞くの! どう?」
果南「……よし、受けて立つ!」
千歌「二言はない?」
果南「ないよ」 千歌(きしし……よしよし、今までの内容を見ても負けるはずないし……)
千歌(これで果南ちゃんがなんでも言うことを聞いてくれる……!)
千歌(「私を彼女にして!」とかも言えちゃうし……その、やろうと思えばキスとかも出来ちゃうし……///)
千歌(二人きりでキスなんてしちゃえば、そのままあんなこととかこんなことも……///)
千歌「……えへ、えへへへ……///」
果南「何笑ってるの〜?」
千歌「……あ、な、なんでもないよっ! とにかく、3本先取、始めるからねっ」
果南「おっけー。年長者として、少しは良いところ見せないとね」 ……
千歌「……う、うそ……」
果南「3本ストレートで私の勝ちだね〜?」
千歌「うぅ、そんなぁ〜……」グスン
果南「あはは、ゲームで負けたくらいで泣かないの」ナデナデ
千歌「むぅ……」
果南「それで、千歌は私の言うことなんでも聞くんだよね」
千歌「……あ、そういえば……」
果南(勝つ未来しか見てなかったんだね、千歌……)
果南「ん〜、どうしよっかな〜……」
千歌「……ど、どうするの……?」ドキドキ
果南「……もう暗くなってきたし、二人でコンビニでもいかない?」
千歌「……え? ……それがお願い?」
果南「うん」
千歌「え……ええ〜っ!?」 果南「よいしょ……っと。うぅ、寒い……」ガラガラ…ピシャン
千歌「もう……なんでも言うことを聞くって言うのに、本当にコンビニ行くくらいでいいの〜?」
果南「いいのいいの。いつか千歌と二人きりで、夜道を歩いてみたいなって思っててさ」
千歌「……そ、そうなんだ……///」
果南「……顔真っ赤だよ? 大丈夫?」
千歌「なっ……だ、大丈夫だよっ。ほら、早く行こ」
果南「そうだね、このままのろのろしてると風邪ひいちゃいそうだし……」 千歌「……星、綺麗だね」トコトコ
果南「そうだね。冬の夜空って、空気が澄んでて星が良く見えるし」トコトコ
千歌「……その、ね。実は私も、果南ちゃんと二人きりで夜を過ごしたいなって思ってて……」
千歌(って言いながら、片腕に軽く抱き着いてみたり……///)ギュッ
果南「ん〜、どうしたの? 甘えん坊さんだなぁ、千歌は」ナデナデ
千歌「む、また子ども扱い……」
果南「私にとって、千歌は妹みたいなものだからね」
果南「こうやって二人で夜空を見たりとか、小さい頃と比べて少なくなっちゃったけど……」
果南「それでも私は、こうやってずっと千歌のそばで、千歌の成長を見ていられたらなって思うよ」ナデナデ
千歌「……そっか……私も、果南ちゃんのそばにずっといたいな」ギュッ… 千歌「あっ、でもさ。私、結構成長したって思わない?」エヘヘ
果南「ん? それはもちろんだよ。新しいAqoursが出来てから、千歌はすごいなって思わせられること、何度もあったし」
千歌「それじゃあその、一人の女の子として見てほしかったり……///」ムギュッ
果南「あはは、それは今のところ無理かな〜」
千歌「え〜っ!? ……今のところ?」
果南「そう。千歌がこの先もっと成長して大人っぽくなったら、そうやって見られる日が来るかもね?」
千歌「……でも、その……果南ちゃんは卒業して、離れ離れになっちゃうし……」
果南「それならまた、こうやって会えばいいだけの話だよ」
千歌「……遠く離れても、私に会いに来てくれる?」
果南「もちろん。千歌みたいなかわいい妹の事、放っておけるわけないよ」
千歌「そっか……良かった」ギュッ
「……そうやってくっつかれると歩きにくいんだけど」
「いいのいいの。今日はクリスマスなんだし、特別な日ってことで」ギュウッ
「なにそれ……まあ、いいけど」
トコトコ… ガラガラ…ピシャン
果南「……ふう。ようやく帰ってこれたね」ドサッ
千歌「お菓子も食べ物も買い過ぎじゃない!? ケーキまで買っちゃったし……」
果南「まあまあ、せっかく泊りで来たんだし、多いに越したことはないよ」
千歌「そうかなぁ……」
果南「さ、せっかくだし、ケーキを囲んで乾杯でもしようか」
千歌「いいね、楽しそう! じゃあ私はここに座って……ジュースをあけて、っと」プシュッ
果南「じゃあ……クリスマスを祝して!」
「「かんぱ〜い!」」
千歌「ごくごく……ぷは〜っ、おいしい!」
果南「ホントだね。こういうのってお酒でやった方が様になるけど、私たちは飲めないし……これはこれでアリかな」
千歌「大きくなったら、果南ちゃんと一緒にお酒を飲む日も来るのかなぁ」
果南「ふふっ。その日は来るというより、私が作るよ」
千歌「あはは、そっか。果南ちゃんが誘ってくれるなら、ぜっったい行くね!」
果南「うんうん、今から楽しみだよ」 ……
千歌「それでさ〜、善子ちゃんにゲームでボコられて……」
果南「容赦ないね、善子ちゃん……」
……
果南「あの時見たダイヤのあっけにとられた顔、面白かったなぁ」
千歌「意外な一面だね〜」
……
千歌「体育で梨子ちゃんがコケた時の、曜ちゃんの焦りっぷりときたら……!」
果南「あはは、それだけ大切に思ってるってことだね」
……
千歌「ねえ、果南ちゃん。その……膝枕とか、してほしいな……」
果南「と、唐突だなぁ……」
……
… 千歌「……すぅ、すぅ……」
果南「あはは、すっかりおやすみだね。しゃべり疲れちゃったのかな」ナデナデ
果南(……千歌の寝顔、すっごくかわいいなぁ)
果南(……今なら、ちょっとキスとかしちゃってもバレないよね……)
果南「……って、あれ!? な、何考えてるんだろ、私……///」
千歌「……ぐ〜……むにゃ……」
果南(千歌は妹みたいな存在……そう、千歌は妹……千歌は妹……)
千歌「……むにゃ……えへへ、果南ちゃあ……好き……」
果南「〜〜ッ!?///」
果南(う、うぅ……も、もう我慢できない……床に寝かせて、上から……)ゴロン
果南(寝てる時にこんなことやるなんて酷いかもしれないけど……ごめん、千歌……)
果南「ん〜……」 千歌「……果南ちゃん?」
果南「わっ!?」ドキッ
果南(ま、マズ……起きてたの!?)
千歌「……ぐぅ……すぅ、すぅ……」
果南「……すぐ寝ちゃった……」
「……」
「女の子としてみるのも、キスするのも……まだお預け、かな……///」
おしまい 以上です、読んでくれた方がいれば感謝を ありがとうございました 女の子として見て欲しいちかっちと、妹扱いするけど内心ムラっときてる果南ちゃん
これがちかなんだッッ! すばらしいちかなんだった
おつおつ
>>16
すっごいわかる、この関係性好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています