SCP-002-LL【トリの一声】
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https://i.imgur.com/hGs3Xbc.jpg
エージェント○○によって撮影された、
SCP-002-LLが能力を行使する瞬間の写真。 お前もう飽きたから消えてくれや
ラ板を汚さないでくれ アイテム番号:SCP-002-LL
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:
S̶C̶P̶-̶0̶0̶2̶-̶L̶L̶は̶そ̶の̶従̶順̶な̶態̶度̶の̶た̶め̶、
サ̶イ̶ト̶-̶◾︎◾︎に̶あ̶る̶ヒ̶ト̶型̶生̶物̶居̶住̶区̶画̶ ̶に̶収̶容̶し̶、
そ̶の̶中̶を̶自̶由̶に̶移̶動̶さ̶せ̶て̶構̶い̶ま̶せ̶ん̶。
̶事̶案̶S̶C̶P̶-̶0̶0̶2̶-̶L̶L̶-̶1̶に̶よ̶り̶
S̶C̶P̶-̶0̶0̶2̶-̶L̶L̶を̶セ̶ク̶タ̶ー̶◾︎◾︎の̶
収̶容̶チ̶ェ̶ン̶バ̶ー̶へ̶と̶移̶送̶し̶ま̶し̶た̶。̶
事案 SCP-002-LL-2以降、SCP-002-LLはサイト◾︎◾︎の治療棟へ収容されています。 SCP-002-LLの能力を鑑みて、治療室の監視は映像のみに留める事を厳守して下さい。
また、万が一SCP-002-LLから反応があった場合は即座にクラスC記憶処理を行い、
事案SCP-002-LL-1、及びSCP-002-LL-2に関する記憶を抹消したうえで、応対には聾唖者のクラスD職員が割り当てられます。
SCP-002-LLの実験に関してはO5二名以上の承認の元、申請書SCP-002-LL-torriをサイト管理者へ提出し、
申請書のコピーを持った守衛二名以上を収容チェンバーに配備した状態で行わなければなりません。
尚、事案SCP-002-LL-1を考慮しSCP-001-LLに関する一切の情報がSCP-002-LLに漏れない様、治療棟へ入室する際はSCP-001-LLの情報が記録された全ての媒体の持ち込みを禁止します。 概要:
SCP-002-LLは、国立◾︎◾︎◾︎◾︎学院に在籍する日本人女性(本名:◾︎ ◾︎◾︎◾︎)です。
SCP-002-LLが強い要望や願望を抱き、人語を解することが出来る対象と視線を合わせた状態で、SCP-002-LL自身が「おねがぁい!」と宣言した時、
対象はそれまでに抱いていた感情や本人の意思とは関係なく、催眠状態(以下、SCP-002-LL-αと表記)へと移ります。
これ以降、SCP-002-LL-αはSCP-002-LLの如何なる要求にも肯定の意を示し、
SCP-002-LLから発せられる全ての要求を遵守しなければならないと言う、強い強迫観念に囚われます 現在までにSCP-002-LLが求める"お願い"に制限は無いものと見られています。
それは、SCP-002-LLによって伝えられる要求が、例えSCP-002-LL-αとの間に情報伝達の齟齬が生じている場合であっても、
SCP-002-LLが持つ基底意識レベルの願望をも汲み取り、コレを完遂しようとする事実に起因するからです。
約数十分間の曝露状態を維持した対象は、曝露中の記憶を保持したまま、その後何事もなく曝露状態を離脱します。 ──────────────────────
【SCP-002-LLの能力テスト】
SCP-002-LLが財団に対し非常に従順な態度を示している為、予め要求内容を制限したうえで
SCP-002-LL本人が持つ能力の上限を測るテストが○月○○日に行われました。
実験内容として、被験者、及びDクラスに対してその場では叶える事が難しい
若しくは不可能な要求(SCP-002-LLの財団に対する協力姿勢を考慮し、非致死性の要求内容)をする様、SCP-002-LLに指示しています。
尚、要求した内容を撤回されない為にも、曝露状態へ移行した被験者への要求はSCP-002-LLを別室へ誘導した後、強化ガラス越しに室内スピーカーを用いて行われます。
担当職員:◾︎◾︎博士
────────────────────── ─────────────────────
〈入力形式〉
被験者:
要求内容:
実験結果:
メモ:
───────────────────── 多くの職員達からまた熱烈な"お手紙"を頂いたので、SCP-001-LLの項でも忠告した事を敢えてもう一度言わせて貰う。
何故、そこまで欲望に忠実になれるのか、
私には未だ理解し難い。
君らが必死になって書いた、申請など名ばかりの怪文書をもう一度よく見直してみるといい。 そうすれば、提出した物がサイトをデートスポットにする為の嘆願書だと、嫌でも気が付くはずだ。
だが、もしこれ以上ふざけた申請をしてくる輩が出てくるのであれば、
見せしめに一人002-LLの能力実験に参加させてみるのも、一つの手だと思っている。
要求内容については、君らのご想像にお任せするよ
いいか、私は本気だぞ?──◾︎◾︎博士 被験者:○○上級研究員(33歳)
要求内容:「100,000km走って下さい。」
実験結果:○○上級研究員は約30分間に渡って実験室内を走り回り、その後、過度の疲労によりその場に昏倒した。
メモ:降格されないだけマシだと思え。 被験者:××研究員
要求内容:「10オクターブの声を出して下さい。」
実験結果:××研究員は30分間奇声を発し続けたあと、酸欠により治療棟へ搬送された
メモ:どういう目に合うか、これで少しは理解したか?
馬鹿者どもが。
しかし、この30分と言う数値が果たして曝露時間の上限なのか、それとも曝露者それぞれで個人差があるのか、
──何にしろ、今後の経過を観察したい。 被験者:D-15447
要求内容:「ピアノを弾いて下さい。」
実験結果:D-15447に演奏技術は無く、30分間無作為に鍵盤を叩いているだけだった。
メモ:元々備わっていない技能は発揮出来ない物と推測される。
そして、能力の制限時間はやはり30分と言う線が濃厚になって来た様だ
引き続き、上限の測定を主軸に実験を進める。 被験者:D-25830
要求内容:「空を飛んで下さい。」
実験結果:D-25830は30分間に渡り、両腕を羽根に模した動きをしながら、空を飛ぼうと試みていた。
メモ:この段階で、以下の二項目が明らかになった。
──SCP-002-LLの能力効果時間の上限は、個体差に関係なく30分間である。
──対象が持っていない技術や知識は、例え要求された物だとしても発揮出来ない。
職員からの希望がない限り、今後は動物か、または知性を持った非生物に対するテストを予定する。 ♪
被験者:△△研究員
要求内容:「(イタリアでしか売っていない生地を示して)この布を買ってきてください。」
実験結果:△△研究員は飛行機を予約しようとしたがパスポートの期限が切れていたため、イタリアへ向かう貿易船に乗り込み密入国を試みた。
メモ:△△研究員はその後財団職員に捕縛された。
追記:財団職員たるものパスポートの期限を常に確認しておくように。──O5-◾︎ ♪
被験者:[編集済み]
要求内容:[編集済み]
実験結果:[編集済み]
メモ:[編集済み]
追記:今後一切、SCP-002-LLとブライト博士の接触を禁止します。──O5-◾︎ 被験者:☆☆研究助手
要求内容:「興奮して下さい。」
実験結果::☆☆研究助手はSCP-002-LLに対して極度の性的興奮を覚えた。
その後、☆☆研究助手はSCP-002-LLに執拗に[編集済み]な言葉を言わせようとしながら、SCP-002-LLへと何度も[編集済み]ているところを、
銃を持った◾︎◾︎博士によって制圧され、実験は強制的に終了させられた。
メモ:ブライト博士は963をチラつかせながら、私にこう言ったんです。
「この実験の結果如何で君の進退が決まるよ。だが、心配しなくてもいい。どの道君の身体は"財団にとっても"有用に扱われる事になるだろうからね。──ところで、メイクの仕方を教えて欲しいのだが、」
☆☆研究助手 追記:奴を実験室に近づけるな。
それと、守衛にはこう伝える様託かってくれ
基本的に、終了措置は"誰にでも"適用されるんだと言うこと
動物愛護の精神など、私は全く持ち合わせてはいないと言うこと
もし、また実験の邪魔をする様なら、貴様の朝飯はオートミールではなく、50口径の鉛玉になるだろうと言うことを、だ
君も奴の戯言を一々間に受けない様に、
どうせ前回の腹いせだろうから。
◾︎◾︎博士 ♪
被験者:興奮状態にあるSCP-1370
要求内容:「落ち着いてください。」
実験結果:SCP-1370はすぐに鎮静化した
メモ:SCP-002-LLとの実験が終了しても再び興奮状態になることはなかった
追記:実験結果から、人間だけではなく人間同様の知性をもったオブジェクトにも有効である可能性が生まれた。
今後の実験の結果次第では知性を持ったオブジェクトの収容に活用できるかもしれない
追記2:現在、SCP-002-LLを利用した他のオブジェクトの収容及び危険性の高いオブジェクトとの実験は、
SCP-002-LLの要求が聞き入られるよりも前にSCP-002-LLが危険にさらされる可能性があるため禁止されています。 *SCP-1370とのクロステストに関する詳細な記録は[実験記録-C-0912-1370/002LL]を参照して下さい。 【実験記録-C-0912-1370/002LL】
SCP-002-LLの能力が、言語を理解する非生物に対しても有効であるか否かを調査する為のテストが、O5司令部の承諾の下で行われました。
──以下は、1370と002-LLとの間で行われた、オブジェクト間のクロステストを記録した物です。 〈録画開始〉
SCP-1370「脆弱な羽虫ども、この狭苦しい空間から解放せよ。我は全知にて全能なり」
SCP-002-LL「こ、こんにちわ〜」
:SCP-1370がSCP-002-LLに対し関心を向ける。
SCP-1370「……」
SCP-002-LL「す、凄い。こっち向いた……」
SCP-1370「心して聞け。いと高き意思を知らぬ者よ。我が魂は今まさに燃え盛り、その小さき覚悟を焼き尽くすだろう。」 SCP-002-LL「え、えっと……可愛いね。お名前はなんて言うの?」
SCP-1370「我は運命の支配者1370。全ての運命の親方であるぞ。我はお主の破壊の先駆者となるであろう」
SCP-002-LL「え?え?」
SCP-002-LL「あ〜……、1370?君でいいのかな?」
:SCP-002-LLがSCP-1370の前にしゃがみ込む。 SCP-002-LL「わぁ〜、小さくて凄く可愛いねぇ。わたしの手に乗れるかな?」
SCP-1370「そのか細き嘲笑は、今まさにお主を奈落へと誘う手となる。我至れり。お主は今や、時を創ること叶わない身となった」
SCP-002-LL「怖くないよ〜。大丈夫だよ〜。」
:この時点でSCP-1370が興奮状態に入ったと見られた為、当初の予定に従いSCP-002-LLに対して要求内容を指示する。
SCP-002-LL「君のごはんって何なのかな?やっぱりオイル?それとも電池?」
SCP-1370「愚かなる雌鳥よ。我は雷の如くその身を打ち砕き、偉大なる力を行使するだろう」 SCP-002-LL「──あ、はい。聞こえます」
SCP-002-LL「え?こ、これって怒ってるんですか!?……はい。それを言えば良いんですね?」
SCP-1370「時は満る。幾星霜を超えてやって来た災厄。焼け落ちるトサカ。お主は覚悟を決めなければならない」
SCP-002-LL「わ、分かりましたぁ」
SCP-002-LL「えっとぉ……目って彼処だよね?」
SCP-1370「今日、この地にてお主は朽ち果てる。その結果を引き起こすのに相応しいだけの力を、我は持ってい──」
SCP-002-LL「おねがぁい!」
SCP-1370「!?」 :SCP-1370がSCP-002-LLの能力下に入ったものと見られる。
SCP-1370「……」
SCP-002-LL「お、落ち着いてね?」
SCP-1370「……」
SCP-002-LL「?」
SCP-1370「……」
SCP-002-LL「もしもーし?」
SCP-1370「……」
SCP-002-LL「……えっと、」
SCP-002-LL「あ、あの……動かなくなっちゃったんですけど……」
〈録画終了〉 追記:
この後、SCP-002-LLの呼び掛けに対して、SCP-1370は何ら反応する兆候を見せず、
当初SCP-002-LLの能力によりSCP-1370の特異性が消失してしまったのではないか?
この発言を、現場責任者である◾︎◾︎博士より受けた後、SCP-002-LLの能力時間である30分間を過ぎたところで
急遽、実験スタッフ全員によるSCP-1370への"挑発行為"が繰り返し行われた。
──以後、SCP-002-LLと他オブジェクトとのクロステストはO5-◾︎により禁止されている。 本家オブジェクトの説明を大雑把にさせて頂きます
SCP-1370【困らせルボット】
https://i.imgur.com/Ulxe7Fy.jpg
オブジェクトクラス:Safe
SCP-1370は、身長約1メートル程のロボットです。
胸に付属しているスピーカーを通して対話する事が可能ですが、
言う事が全て極端かつ難解で、少し敵対的でもあります。
ですが、それは余りにも無力です。
http://ja.scp-wiki.net/scp-1370 申し訳ありません、遅くなりました
再開させて頂きます。 ──────────────────────
インタビューログ002-LL-1
インタビュアー:◾︎◾︎博士
対象:SCP-002-LL
────────────────────── 〈録音開始〉
◾︎◾︎博士「初めまして、SCP-002-LL」
SCP-002-LL「は、はじめましてぇ……」
◾︎◾︎博士「今朝の気分は如何ですか?」
SCP-002-LL「えっと……少し身体が怠いくらいです」
◾︎◾︎博士「そうですか。インタビューに支障がありそうな場合は伝えて下さい。担当の医務員を呼びますので」
SCP-002-LL「あ、ありがとうございます」
◾︎◾︎博士「──それでは、インタビューを開始します。」 ◾︎◾︎博士「SCP-002-LL。貴方がその特異性を自覚したのはいつですか?」
SCP-002-LL「と、特異性って……この能力の事ですか?えっとぉ……」
SCP-002-LL「コレがハッキリと分かったのは、◾︎◾︎◾︎◾︎……あ、私の◾︎◾︎◾︎◾︎なんですけど、その子の家に居る時だった様な……」
◾︎◾︎博士「……正確にはいつの事ですか?」
SCP-002-LL「あ、はい。確か今年の◾︎月頃でした」
◾︎◾︎博士「分かりました。それでは次の質問です」 ◾︎◾︎博士「SCP-002-LL。貴方自身、その能力についてはどう思っていますか?」
SCP-002-LL「……そうですねぇ。もし、この力を困ってる誰かの為に使えるのだとしたら、それは凄く良い能力だと思います」
SCP-002-LL「──でも、」
◾︎◾︎博士「はい」
SCP-002-LL「基本的に、この力は誰かの考えとか、意思とか、そう言う大事なものを縛っちゃうものだから」
SCP-002-LL「出来れば、無くなって欲しい……かな、」 ◾︎◾︎博士「なるほど、結構です」
◾︎◾︎博士「では、その能力で致死的な要求をした事はありませんか?」
SCP-002-LL「ち、致死的!?ありません!あるわけないです!」
◾︎◾︎博士「分かりました」
SCP-002-LL「……そ、そう言う人間に見えますか?」
◾︎◾︎博士「潜在的な欲求と言うものは、外見では計り知れませんから」
◾︎◾︎博士「それが人ならば尚更でしょう」
SCP-002-LL「……」 ◾︎◾︎博士「次の質問に移ります。」
◾︎◾︎博士「SCP-002-LL。貴方はこれまで、大衆の面前でその能力を行使した事はありますか?」
SCP-002-LL「た、大衆の面前?……んっと、ありません」
◾︎◾︎博士「では、貴方の能力を知る者は、貴方以外には居ないという事ですね?」
SCP-002-LL「──あっ、」
◾︎◾︎博士「はい?」
SCP-002-LL「あ、あのぅ……」 ◾︎◾︎博士「何か思い出しましたか?」
SCP-002-LL「は、はい」
SCP-002-LL「さっき言った事なんですけど、私の◾︎◾︎◾︎◾︎。◾︎◾︎◾︎◾︎って言う子に使っちゃった事があって、それでぇ……」
◾︎◾︎博士「それについては此方の方でも把握しています。◾︎◾︎◾︎◾︎さんにはその後、然るべき処置を施しました」
SCP-002-LL「えっ……し、然るべき処置って……?」
◾︎◾︎博士「お答えし兼ねます」 SCP-002-LL「……」
SCP-002-LL「あ、あのぉ……私って、いつごろ帰れるんですか……?」
◾︎◾︎博士「それも、お答えし兼ねます」
SCP-002-LL「ぇ……は、はぁ……」
:◾︎◾︎博士の手から、SCP-001-LLに関する資料が落ちる。
SCP-002-LL「あ……」
:SCP-002-LLが落ちた資料を拾い上げ、内容を黙読している。 ◾︎◾︎博士「すみません。渡して頂けますか」
SCP-002-LL「…………コレって……◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎ちゃんですよね?」
◾︎◾︎博士「渡して下さい」
SCP-002-LL「もしかして、◾︎◾︎ちゃんも此処に居るんですか!?」
◾︎◾︎博士「コレについてお話しする事はありません。渡して下さい」
SCP-002-LL「実験ってなんなんですか!?◾︎◾︎ちゃんに何をしたの!?」 ◾︎◾︎博士「……これが最後通告です、その資料を渡して下さい。さもなければ警備の人間を──」
SCP-002-LL「答えてっ!!◾︎◾︎ちゃんに何をしたのっ!?」
◾︎◾︎博士「……」
:◾︎◾︎博士が内線を使用し、守衛を呼ぼうとしている。
SCP-002-LL「答えてよぉっ!!」
◾︎◾︎博士「◾︎◾︎だ。取り押さえて──」
SCP-002-LL「ッッッ」 SCP-002-LLが◾︎◾︎博士の顔を掴み、無理やり視線を合わせる。
◾︎◾︎博士「うっ!?な、なにをっ」
SCP-002-LL「おねがぁい!!」
◾︎◾︎博士「!?」
:この時点で◾︎◾︎博士はSCP-002-LLの能力に曝露したと思われる。
◾︎◾︎博士「……」
SCP-002-LL「っ」
:SCP-002-LLの能力により催眠状態へと移行した為、◾︎◾︎博士は自発的な行動が不可能となっている。 ◾︎◾︎博士「……」
SCP-002-LL「え、えっと……協力して下さい!」
◾︎◾︎博士「……ああ。分かった」
SCP-002-LL「◾︎◾︎ちゃんは今、どこに居ますか!?」
◾︎◾︎博士「SCP-001-LLは、地下◾︎階の収容チェンバーにいる」
◾︎◾︎博士「だが、あそこは常に二人以上の守衛がいるうえに、Level◾︎のセキュリティカードが必要だ」 SCP-002-LL「地下◾︎階ですね!?セキュリティカードは誰が持ってるんですか!?」
◾︎◾︎博士「常駐している○○研究員が持っている。奴は「編集済み]に弱いから、君なら能力無しでも貰えるかもな」
SCP-002-LL「分かりました!……その、ごめんなさい」
◾︎◾︎博士「気にするな。次のライブはサイトの奴ら全員で観に行くよ」
SCP-002-LL「はい!ありがとうございます!」
〈録音終了〉 SCP-002-LLへのインタビューの最中、同サイトに収容されているSCP-001-LLに関する資料をSCP-002-LLに読まれる。
その後、SCP-002-LLが激しく動揺を示し、◾︎◾︎博士に対して能力を使用。
警備に当たっていた守衛二人に対しても、扉の覗き穴越しにその能力を行使したSCP-002-LLは、そのまま収容室を脱走。
この時点で、サイトの緊急警報システムが作動した 曝露状態の守衛二人によって、さも護送されている風態を装いながら、SCP-001-LLが収容されている地下◾︎階の◾︎◾︎◾︎収容チェンバーへと辿り着く。
曝露状態の◾︎◾︎博士から引き出した事前情報によって、常駐している○○上級研究員からセキュリティLevel◾︎のカードキーを奪取
その際、○○上級研究員に対しても能力を行使したと見られる。
SCP-001-LL収容室のドアを開錠
この時点で、二件目の収容違反が発生した。
守衛二人と○○上級研究員を連れ立ったSCP-002-LLは、SCP-001-LLと共に同サイトの入り口に隣接しているカフェテラスの前を通過。その際、複数の職員に目撃される サイト入り口に差し掛かった所で、曝露状態から離脱した◾︎◾︎博士により出動要請を受けた、機動部隊イータ-10 通称("シー・ノー・イーヴル")と交戦状態に入る。
銃撃戦の最中、隊員◾︎名がSCP-001-LLの能力に曝露するも、戦闘による死亡者を出す事なく、これを制圧
この交戦でSCP-001-LLが左肩部に被弾した為、治療室へと搬送する。
その後、SCP-002-LLの能力効果時間である30分を過ぎた事により、守衛および○○上級研究員は曝露状態を離脱、機動部隊によりSCP-002-LLの身柄を確保。
サイトの緊急警報システムが解除された。 追記:
事案SCP-002-LL-1以降、SCP-002-LLが財団に対し目に見えて非協力的になった為、
SCP-002-LLの親族である◾︎ ◾︎◾︎◾︎を交渉材料とする為の申請が、倫理委員会を通してO5司令部へと提出された。
この申請はO5-◾︎により受理され、同オブジェクトを担当する、フィールドエージェント○○によって◾︎ ◾︎◾︎◾︎の身柄を確保。
親族の身の安全を条件に、SCP-002-LLへ実験の協力を要求する。 ○月○○日午前11時35分。
SCP-002-LLが職員に対し自身のスマートフォンとイヤホン、そして手鏡を要求して来た
イヤホンと手鏡は制限なく受諾。
スマートフォンに関しては外部への送受信、及び、通話機能を停止した状態で、
サイト管理者の承諾の下SCP-002-LLへと手渡された。 同日午後6時。
夕食を運んで来た職員がいくら呼び掛けてもSCP-002-LLが反応しなかったため、
常駐していた担当医務員を同行させた職員が守衛と共に収容チェンバーへと入室
発見当初、眠っているかと思われたSCP-002-LLに対し、医務員がその場にて診察を試みたところ、
SCP-002-LLが、ベッドの上で昏睡状態に陥っている事が明らかになった。 治療棟へと搬送されたSCP-002-LLは、その後、如何なる治療を施しても意識を回復する事はなく
コレ以降、SCP-002-LLは同サイトの治療棟へと収容されています。 ──これは、飽くまで私的な見解なのだが
恐らく彼女は、予め自分の声をスマートフォンへ録音し、手鏡を使って自分自身に例の文言を放った。
そして、催眠状態に陥る直前にレコーダーアプリの再生ボタンを押して、録音しておいた"お願い"を自分自身に掛けたのだろう 録音されていた音声からも、これらの推測が概ね正しい事が証明される。
しかし、この時の彼女が一体何を思って、この様な行動を起こしたのか、
こちらの推測を明かしてくれる者は、今や遠い夢の世界へと旅立ってしまった。
録音されていた願いの内容については、彼女の尊厳の為にも敢えて伏せてさせて貰う。
──しかし、
このお願いだけは、どうやら叶わなかったらしい。
◾︎◾︎博士 サ……◾︎◾︎よ…………部隊へ、応……願う……
×時……分。本……トにて……なる……ジ……トが……生……た。出……請す……
こ……封………に失………………
………………
…… サイト-◾︎◾︎より機動部隊へ、応答願う。
本日××時××分頃、
同サイトにて、新たなるオブジェクトが発生した。
部隊の緊急出動を要請する
尚、この封じ込めに失敗した場合
我々"財団の崩壊"に繋がる可能性が極めて高いと予測される為、各部隊への可及的速やかなる対応を求む。 ────────────────────
本作品は、SCP財団に掲載されている報告書とは
全くの無関係であり、登場する本家オブジェクト
・職員・機動部隊などの特性は、飽くまでも二次
創作の範疇に限ります。
──────────────────── 今回、実験内容にご協力下さった方々
ありがとうございます。
♪←このマークのある実験内容が
ゲストの方々が考えて下さった内容です。
改めて、ありがとうございました。 すみません。
ナンバーに関しては、特に意味を持たせている訳ではなく、今回を除き、本家同様余り互換性の無いものとなっています。
以前の物ですが、宜しければどうか
SCP-001-LL「まきちゃん」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1567863854/
SCP-874-LL「食べたい時に食べないと」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1568113113/
【此方は違う方が書いて下さった報告書です↓】
SCP-004-LL 「シャイガール」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1575293952/ SCP-001の話と繋がるとは
ことりちゃんの行動力すごい、面白かった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています