ルビィ「ライブ遠征しよう!」
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ポコン
ええっ、ルビィさんスクールアイドルのライブ見に行ったことナイノォ!?>花陽
ピュイッ
ルビィ<内浦から出ることほとんどなかったから、動画でしか見たことないんだぁ
ピュイッ
ルビィ<いつか行ってみたいとは思ってるんだけど、機会がなくて……
ポコン
そうだったんですね…………>花陽
ポコン
じゃあ私と行きませんか!?>花陽
ピュイッ
ルビィ<ええっ!! 花陽さんといっしょに!?
ポコン
はい! ちょうど今度の連休に大阪でスクールアイドルオールスターフェスティバルっていう、西のスクールアイドルが一堂に会する夢の祭典があるんです!>花陽 ポコン
今回の注目はなんといっても広島の暴虎ことHTT(ひろしまタイガーチーム)が出場することです!>花陽
ポコン
あの広島虎島女子高校で喧嘩学園祭に優勝し四天王の座を手にしたものだけがなれる番長アイドルグループ!>花陽
ルビィ(それってスクールアイドルなのかな?)
ポコン
今まで主だった大会は全て喧嘩による出場禁止のせいで陽の目を見ることはなかったんですが…>花陽
ルビィ(スクールアイドル?)
ポコン
昨年一年生でありながら新四天王になった人達があまりにも強すぎたため、喧嘩学園祭以降暴力沙汰がいっさい起こらず、ついに謹慎が解けて出場できることになったんです!>花陽
ルビィ(アイドル?)
ポコン
しかもバンドを名乗りながら楽器演奏よりも破壊に重点を置いたパフォーマンスは必見です!!>花陽
ルビィ(????) ポコン
続いてこちらも見逃せません! ご存知高知県からの刺客! 四国の爆龍こと龍門女子学園のダイナマイトドラコンスクリュー!>花陽
ルビィ(ぜんぜん存じないよぉ……)
ポコン
メンバーは破壊王橋元、黒のカリスマ丁野、天才無藤、喧嘩負け無しの三人というまさにオールスターなんです!>花陽
ルビィ(だから喧嘩は関係ないよぉ……)
ポコン
県境にあるためここ何年か徳島県の高校と抗争状態が続いていて、大会出場の際の戦力低下につけこまれカチコミかけられることを警戒して出場を見合わせていたんですが、
昨年四国の水不足が解消されたおかげで抗争が終わって大会へ出場できることになり、ここ最近は西日本の大会に出ては優勝をかっさらっていっている注目株なんです!>花陽
ルビィ(これ本当にスクールアイドルを見に行くのぉ……?) ポコン
そして忘れてはいけないのが鳥取が生んだスーパーアイドルTTSQ! 話題性でいえば先の二校に及びませんが、西の絶対王者といえばやっぱりこの学校です!>花陽
ポコン
砂丘で鍛えた足腰が可能にする超高速ステップは並の人間の目では捉えることができず、気づいたときにはパフォーマンスが終わっているという……>花陽
ルビィ(パフォーマンスは見えないとダメなような……)
ポコン
その名もTミラージュ!>花陽
ポコン
再び伝説をこの目にするのかと思うととっても楽しみです!>花陽
ルビィ(その後3時間ほど花陽さんの解説は続き……)
ルビィ(私達は大阪へ行くことになりました) 〜〜〜
ピュイッ
ルビィ<え!! 同じ値段でお泊まりまで!?
ポコン
それができるんです!>花陽
ポコン
私に任せてくれれば大丈夫なので、ルビィさんは当日を楽しみにしていてください>花陽
ルビィ(新幹線の大阪までの料金と同じ値段で往復移動とお泊まりまで……)
ルビィ(いったいどんな方法で行くんだろう?)
〜〜〜 ルビィ(というわけで新宿に来たけど、こんな遅い時間に来てどうやって大阪まで行くのかなぁ?)
ルビィ(あとここはサザンテラス口で本当に合ってるのかなぁ?)
花陽「ルビィさんお待ちしていました、さあ早く行きましょう!」
ルビィ「あ、待ってよ花陽しゃん! まだ改札出てないよ!」
☆
ルビィ「すごい……駅の上にバスがたくしゃん……」
ルビィ(それになんだか空気が独特だなぁ……)
花陽「ところでルビィさん、ごはんは食べてきましたよね?」
ルビィ「うん、言われた通り食べてきたよ」
花陽「バッチリですね、ではもうバス乗り場に行きましょう」
ワイワイガヤガヤ
ルビィ(もう遅いのになんだかお昼みたいな雰囲気……)
ルビィ(だから空気も独特なのかな?) 花陽「ルビィさん、乗り物酔いは平気な方ですか?」
ルビィ「うーん、普通だと思うけど」
花陽「わかりました、念のため酔い止めを持ってきたので、少しでも気分が悪くなったら飲んでくださいね」
ルビィ「うん、花陽さんありがとう」
ルビィ(でもちょっとバスに乗るぐらいで酔ったりしないよね)
係員「大阪行き○○便、乗車開始しまーす!」
ルビィ「わ、バスに乗る人が一気に集まってきた」
ルビィ「バス停の前にいる人だけじゃなかったんだ」
花陽「この時間のバスはだいたい満員ですからね」
ルビィ「あ、あっちのバスは男の人がたくしゃん」
花陽「あれは男性専用バスですね、1時間に1本ぐらいは男性専用バスも出てるんですよ」
花陽「男性は一般用のバスには乗れませんから関係ないだすよ」
ルビィ「へぇー」 ☆
ルビィ「うわぁ、遠足のバスみたい」
花陽「今回は運良く3列(2+1)のバスが取れましたから、だいぶゆったりできるはずです」
花陽「こういう直前キャンセルの格安シートにめぐりあえるのもバスの醍醐味ですね」
ルビィ「そうなんだ、ありがとう花陽さん」
ルビィ(よくわからないけど……)
花陽「私達はもちろん隣ですから、リラックスしていきましょう」
ルビィ「うん!」 ☆
乗務員「…………で、なんばへの到着は6:45頃を予定しており…………」
ルビィ「え?」
花陽「どうかしましたかルビィさん?」
ルビィ「いま到着が朝の6時だって……」
花陽「はい、朝の7時前には大阪へ到着します」
花陽「着いてすぐにフェス会場へ向かえる完璧なスケジュールです!」
ルビィ(じゃあこのバスに今から10時間近く乗ってるってこと!?)
ルビィ(ルビィ、無事に大阪まで行けるのかなぁ……) ☆
1時間経過
ルビィ(な、なんだかこのあとが長いって考えたら気分が悪くなってきたような……)
ルビィ(もらった酔い止めを飲んで……あ、飲み物忘れちゃった……)
ルビィ(新宿で買おうとしてたのにバス乗り場に行ったらすっかり忘れちゃった……)
ルビィ(うぅ……たしか休憩所に寄るって言ってたし、そこまでがまんしよう……)
花陽「……………………」クーーーースピー ☆
1時間30分経過
ルビィ(ま、まずいよぉ……意識したらますます気分が……)
ルビィ(こうなったらもう仕方ないよね……)
ルビィ「花陽しゃんごめんなさい、このお水一口くださいね」(小声)
花陽「…………………………」スピー
ルビィ「……」薬パクリ
ルビィ「……」お水ゴクゴク
花陽「……お…………おにぎり……………………ウヘヘ」
ルビィ「…………」
プシュー
ルビィ(あ、休憩所に着いたんだ、もう少しがまんしてればよかった……)
ルビィ(何人か降りていくし、ルビィも降りよう)
ルビィ(新しいお水も買って、あとで花陽さんに渡そう) ☆
ルビィ(さっきの休憩所からだいぶたったな……)
ルビィ(もうすぐ2回目の休憩かな……)
ルビィ(それにしてもこの伊波杏樹って人のラジオおもしろいな)
ルビィ(なんでいつも虫を食べさせられてるんだろう?)
ルビィ(ルビィだったら見ただけで気絶しちゃいそうだなぁ)
ルビィ(お姉ちゃんは何でこのラジオを全部保存してるんだろう?)
花陽「…………………」フスー
プシュー
ルビィ(あ、着いた。また降りてみよう)
ルビィ(うわぁ、ここはなんだか変わった建物だなぁ)
ルビィ(忍者の里? ここが有名なあの伊賀とか甲賀とかのあれかぁ……)
ルビィ(花丸ちゃんと善子ちゃんが喜びそう)
ルビィ(あ、お店もやってるんだ)
ルビィ(こんな時間じゃなかったら食べたい物がいっぱい)
ルビィ(おみやげもいっぱいだ、帰りも寄るなら買っていこうかな?)
ルビィ(今回はお水だけだけど……)
ルビィ(いつかお昼に来てみたいな) ☆
ルビィ(あぁ、なんだかうとうとしてきたけど、外も明るくなってきてる気がする……)
ルビィ(そういえば花陽さんにアイマスクもらったっけ)
ルビィ(それをつけて少しでも眠ろう)
ガサガサ
=[´・A・`]=
ルビィ(…………………)
花陽「…………」プピー
ルビィ(………………とにかく寝よう)
⌒°([´・A・`])°⌒(……………………) 〜〜〜
「…………さん、ルビィさん、起きてください」
ルビィ「ん〜っおねえちゃぁ、あとしゅこしぃ……」
花陽「ルビィさん、もう着きましたよ、起きてください」
ルビィ「ハッ……は、花陽しゃん……お、おはようございましゅ……」
ルビィ(恥ずかしいこと言っちゃった)
花陽「待ちに待った大阪です、早く降りましょう!」 ルビィ「ここが大阪かぁ、なんだか空気が違う……気がする」
花陽「じゃあさっそく朝ごはんを食べましょう」
花陽「大阪の朝といえばやっぱりうどんです!」
☆
なんば南海通り
花陽「私のオススメはなんといってもこの通りを入ってすぐのこのお店です!」
ルビィ「そんなにおいしいの?」
花陽「味のことは置いといてください」
ルビィ「???」
花陽「このお店の魅力はズバリ店員さんです!」
花陽「ここは食券ですからね、迷ったらとりあえずきつねか月見にしましょう」
花陽「きざみはおあげをきざんだものですから食べやすいですよ」
ルビィ(じゃあきざみにしようかな) 花陽「ではさっそく入ってみましょう!」
ガラガラー
店員「へいらっしゃーい」
ルビィ(普通の店員さんのような気がするけど)
食券ポチポチ
店員「はい玉子丼セットときざみね」
ルビィ(いまのところ普通だなぁ)
花陽「はっ、外国人観光客が入ってきました! ここからが本番ですよ!」
店員「ヘーイウェルカムウェルカーム、アーユースピークイングリッシュ? オーケーィ」
店員「ペラペーラペラペーラ」
ルビィ(すごい、外国の人が戸惑ってる……)
ルビィ(というか……店員さんのアクが強い……)
花陽「このお店を楽しむコツは自分はできるだけ一般人を装い、他の人への対応を見学することです」
ルビィ(なるほど。でも普通にうどんを食べたいかなぁ) ガラガラー
花陽「いやーこれぞ大阪って感じでしたね!」
ルビィ「たしかに大阪の人って感じのキャラだったなぁ」
花陽「ではまだだいぶ早いので少しこのあたりでも歩きましょう」
☆
花陽「ここがあの有名なグランド花月です、お昼は有名な芸人さんがお外でファンと撮影していたりもしますよ」
ルビィ「へぇー」
花陽「後ろにはプロアイドルの劇場もあります、やはり定期公演ができるのはファンを作る上では強みがありますね」
ルビィ「ふむふむ」
花陽「ちなみにゆっくりうどんが食べたいときはこの先にあるお店がいいですよ」 花陽「なんばはゲームセンターも多いんですよ」
花陽「アイドルゲームの聖地であるナムコ、バスケゲームでおなじみアテナ、50円ゲーセンといえばのヒルズ、一番平均的なタイトー」
花陽「どのお店も歩いてすぐにあるんです」
花陽「そしてすぐ先にはあの日本橋オタロードがあります」
花陽「オタロードは意外とごはんのお店も多いんです」
花陽「その中でもオススメはステーキヤケルです!」
花陽「なんとここはごはんがおかわり自由なんです!」
花陽「秋葉原にもあるから私はここのお店は行ったことないですけど」
花陽「あとそこの家系ラーメンはよくあるチェーン店なので気にしなくていいです」
ルビィ(花陽さん早口だなぁ)
花陽「ちなみにその先の通りをずっと南に行くと通天閣があるんです」
花陽「一駅分ぐらいですから歩けばすぐの距離ですが今回はやめておきましょう」
ルビィ(一駅がすぐって、花陽さん意外と歩くの早いんだぁ)
花陽「そろそろいい時間ですね」
花陽「荷物を預けて会場に向かいましょうか」 ☆
花陽「道頓堀に近いここのロッカーは200円で預けられるので人気のロッカーなんです」
花陽「ただし使うのは夕方ぐらいまでに取りに戻れるときだけにしてください」
花陽「夜は治安が心配です」
ルビィ(……うぃ……れず……ビデオ……試写……? なんのお店なんだろう……) Zeppなんば
ルビィ「うぁ〜、もう人がいっぱいだねぇ」
花陽「アイドルフェスの朝は早いですからね」
スタッフA「こちらでチケットとリストバンド交換してまーす」
スタッフB「ドリンク代500円の準備をお願いしまーす」
花陽「チケットとドリンク代を渡すとリストバンドがもらえます」
花陽「そのあとは出入り自由になるので目当てのスクールアイドルが来るまで外で暇潰ししていてもいいんですよ」
ルビィ「へぇー、じゃあお昼は外で食べられるんだ!」
花陽「そうですね、何組か見たらごはんを食べに行きましょう」
花陽「ちなみに学生イベントなので会場内はアルコール禁止です、酔っ払ったレズに絡まれることはないので安心してください」
ルビィ「よくわからないけどわかった!」 ルビィ「あれ、中はまだあんまり人がいないね?」
花陽「朝に組まれるのは新グループや注目度の低いグループですからね」
花陽「いま場内にいるのはその人達の数少ないファンと、新人青田買いのマニアです」
ルビィ「ふ〜ん、じゃあルビィ達は?」
花陽「我々はDDです」
花陽「あ、そろそろ始まりますよ」 ヨーヨーヨースクールアイドルラブナピーポータチグッモーニーン
スクールアイドルオールスターフェスティバルオーサカヘヨーコソメーン
アタシハDJフミコダッゼヨロシクゥ
サッソクトップバッターハコイツラダ
ドゥーンドゥーンドゥーン
ズンチャカズンチャカ
トチギトイッタライッチッゴー
ブッチギリダッゼダイイチゴー
コンヤカギリノヘブンヘゴー
イチゴノクニカラヤッテキタチェッリーボッムダー
ワー
パチパチパチ 花陽「彼女達は栃木県立下野農業高校のアグリカルチャースクールアイドルチェリーボム」
花陽「恐ろしい弾力を持つかんぴょうを手足に巻き付けた通称スクールアイドル養成ギブスで鍛えたフィジカルを利用した、ダイナミックかつアクロバティックなダンスが魅力です」
ルビィ(また変なトレーニングしてるアイドルが出てきた……)
花陽「同時にその甘い歌声はストロベリーボイスとも言われていて、いま人気をじわじわ上げている注目株で、今回唯一の関東からの参加グループでもあります」
ルビィ(確かに声はすごくかわいいなぁ)
ルビィ(ダンスもみんな曜ちゃんや果南ちゃんみたいにパワフルだ)
ルビィ(衣装もおぼえて帰って参考にしよ)
花陽「ちなみに栃木には苺やストロベリーが名前に入ったスクールアイドルが78グループあります」 ワー
パチパチパチ
チェッリーボッムノミンナサンキュダッゼェーイ
ツギノスクールアイドルハコイツラァ
ドゥーンドゥーンドゥーン
ズンチャカズンチャカ
花陽「二組目は和歌山生まれの柑橘系スクールアイドルみかんズです」
花陽「和歌山といえばみかん生産量においても産出額においても二位に大きく水をあけるみかん界の絶対王者」
花陽「その和歌山でみかんを名前に使うスクールアイドルはおよそ200グループもあります」
花陽「その中でみかん界の絶対王者和歌山のように、絶対的最強といわれるのがみかんズなんです」
花陽「その修行は壮絶を極め、みかんを滝のようにあびる恐ろしい鍛練によってフィジカルとメンタルを鍛えているといいます」
ルビィ(もうトレーニングの内容が意味わからないよぅ)
花陽「磨き抜かれたメンタルでどんな場所でも最高のパフォーマンスができるのが彼女達の強み!」
花陽「そしてライブハウスを包むほど染みついた柑橘系のさわやかな香り!」
ルビィ(みかんのにおい染みついちゃってるんだ)
ルビィ(その後も特徴的なスクールアイドルが出てきて、そのたび花陽さんが解説してくれた)
ルビィ(特徴はともかくパフォーマンスはみんな参考になるところばかりだった) 花陽「そろそろお昼ですから何か食べに行きましょうか」
ルビィ「うん、ルビィもちょうどおなか減ってきたなぁ」
花陽「では蓬莱に行きましょう!」
ルビィ「蓬莱? あの肉まんの?」
花陽「そうです、あと豚まんです、が、しかし……」
[551蓬莱]
花陽「我々が行くのは全国的に有名なこちらではなく……」
[蓬莱本館]
花陽「隣にあるこちらのお店です!」 ルビィ「ふぇ〜、何が違うの?」
花陽「なんか違うんです!」
花陽「そしてここはお昼の中華ビュッフェがあるので炒飯がたくさん食べられるんです!」
ルビィ「へぇ〜」
ルビィ(こういう2階にあるお店って入りにくいよね……)
店員「いらっしゃいませー」
花陽「ビュッフェ2人でお願いします」
ルビィ「わあぁ、八宝菜に回鍋肉に麻婆豆腐、焼売肉まん小籠包、サラダとか焼きそばもあるんだね、花陽さん」
花陽「…………」チャーハンモリモリマーボードーフドバー
ルビィ(話しかけない方がよさそうだなぁ) ☆
花陽「」パクパクムシャムシャパクパクムシャムシャ
ルビィ(あぁー食べ過ぎたなぁ、肉まんがあっさりおいしくて2つも食べちゃった)
ルビィ(杏仁豆腐もおいしい♪)
花陽「」モッキュモッキュモニュモニュ
ルビィ(いま花陽さんが食べてる炒飯何杯目だろ?)
ルビィ(……花陽さんと花丸ちゃんどっちがいっぱい食べるのかなぁ) 〜〜〜
zepp
花陽「さぁ気合いも入りましたし、後半戦といきましょう!」
花陽「ここからは怒濤のメインイベントラッシュですよ!」
ルビィ「お客さんもかなり増えてきたねぇ」
花陽「まずは四国の爆龍ことダイナマイトドラゴンスクリュー!」
花陽「彼女達の革命的なパフォーマンスで維新の風を感じてください!」
ワーワー
ルビィ「すごい、3人の個性はバラバラなのにぴったり息があってる」
花陽「そうなんです、このコンビネーションこそがDDS(ダイナマイトドラゴンスクリュー)の魅力!」
花陽「これだけ複雑にフォーメーションを組み換えてダンスできるのは日本高校界でも彼女達だけでしょう」
ルビィ(喧嘩が強いとか聞いてたからどんな人達かと思ってたけど、やっぱり有名な人達はスクールアイドルとしてちゃんとすごいんだなぁ) ワーキャー
パチパチパチパチ
花陽「さあそして、ついに伝説のヴェールを脱ぐときがきた!」
花陽「ヤの国が生んだレジェンド、広島タイガーチーム!」
ルビィ(花陽さん呼び込みができそうだなぁ)
ザワッ……
ルビィ(あ、空気が……)
花陽「」ゴクリ
ルビィ(花陽さんも息をのむほどなんだ、この雰囲気) ??「おんどれらぁようきたのう、ワシがHTTの頭でギターやっとる平沢じゃ」
平沢「そんでベースの横島」
横島「ウッス」
平沢「ドラムのデコ」
デコ「アッス」
平沢「キーボードのたくあん」
沢庵「イッス」
平沢「そういうことじゃからさっそく見てってくれ、仏契限界麗舞じゃ」
ゾワゾワッ
ルビィ(すごい、いきなり鳥肌が立つ感じ、μ'sを見たときみたい)
ルビィ(確かにこれはレジェンドと言われるわけだよ)
ルビィ(そして……本当に楽器持ってるのにぜんぜん弾いてない)
☆
ルビィ「すごかったね花陽さん! レジェンドだったね!」
花陽「尊い……」 ルビィ(そしてトリを飾るTTSQ)
ルビィ(本当に何も見えなかった)
ルビィ(この人達どうして優勝できるのかな?) 花陽「いやー今回のフェスは最高でしたね」
ルビィ「うん! じゃあこれで帰るの?」
花陽「え? このあとは特典会ですよ?」
ルビィ「特典会?」
花陽「はい、好きなスクールアイドルのグッズを買うと参加券がもらえてお話や握手ができちゃうんです」
花陽「ルビィさんも参加してみるといいですよ」
ルビィ「へぇ〜、そういうのもあるのかぁ」 応援上映でうるさいだの言って本末転倒な文句言ってるドアホウがいるらしいな。
騒いでもOKな場所で勝手な自分たちのわがままでうるせぇだの文句言うのは迷惑なんで辞めてくれねぇかマス豚さんよ。
うるさいと思うなら一般上映の方を行けばいいことをなんでわざわざ自分たちの嫌いなうるさい方を選ぶんだよ。
だからドアホウなんだよwwwwwwwww
地蔵って結局そうだよな。ライブに関してもだけど迷惑だのうるさいだの言ってるわりに自分たちの嫌いなものにわざと目を向けて愚痴って楽しい雰囲気をぶち壊してくる。
厄介云々言ってるけど君たちサンカス(地蔵)も相当普通に楽しもうとしてるサンシャイナーからしたらかなり迷惑なのそろそろわかった方がいいぞ
クラップがうるせぇ迷惑とか言ってる奴は幸せなら手をたたこうとかでクラップ入れたりしないんだな?
曲に合わせてクラップ打ったりするやろキャスなどが求めることもあるけど?
別に道端で叫んでるわけでもないわけだし終わって気持ち高まって感想とか言ってちょっと高まるくらいええやろ。
いやこれがね普通に夜遅くで住宅地とかあるところでギャーギャー叫んでんならまだしも別にラブライブのファンしかいない映画館で感想を共有したりするはいいだろうよ。
そんなこと言うならお前ら4thや3rdの時に外でギャーギャー叫んだりしないんだ、そのファンしか居ない室内と外を履き違えるなよこのうんこ共がwwwwwwwww
なんばパークスのLVにいた体臭のキツイ麒麟の田村似の糞ボーズのお前!テメーだよwwwwwwwww
キャストの名前を叫んだだけで何がおかしいのか知らんが連れ(類は友を呼ぶとはよく言ったもんでこいつも間違いなく陰キャw)
と何やらゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・お前らあれやろ?絶対陰キャだろ?
厄介程活気があるわけではない、地蔵程おとなしくしてるわけでもない
こういう盛り上がりに欠けるおどれら陰キャが結局はコンテンツの衰退を生むんじゃヴォケッッ!!
クラスの文化祭とかで終わってみんなで盛り上がって二次会行くだの言って楽しい時間を共有してる中に自分たちはその場にのめり込めないから文化祭終わってんのに騒ぐのはちげぇだろうるせんだよとか言って
雰囲気ぶち壊す害悪陰キャやろwwwwwwwww
よく居るよなそういうクラスにとけこめなくてそうやって楽しんでるやつに嫉妬して文句言うやつ。
見るからに器が小さい小物(笑)で本当見てて可哀想になってくるわ(ゲラゲラゲラwwwwwwwww
(このキモオタの画像はイメージです❤)
https://i.imgur.com/CYTfX0N.jpg DDS特典列
スタッフ「次の方どうぞ〜」
ルビィ「は、はじめまして、ライブすごくよかったです」
無藤「お? お姉ちゃんしゃべりがシャレちょるの、東京の人っちゃね?」
ルビィ「え? いえ、静岡の沼津ですけど」
丁野「沼津? もしかしておまさんは松浦っちう奴知っちゅうか?」
ルビィ「松浦? 果南ちゃんのことならルビィの先輩だけど?」
無藤「ほほぅ、あのアマぁの知り合いか。ほんならおまさん、松浦果南によろしく言っておいてくれっちゃか? 高知の爆龍が今度お礼に行くぜよって」
ルビィ「え、あ、はい……」
橋元「時はきた……」ギラリ
ルビィ(果南ちゃんこの人達となにがあったの……) HTT特典列
スタッフ「次の方どうぞ〜」
ルビィ「はじめまして、ライブすっごく楽しかったです!」
平沢「おやおや、こらまたぶちかわええ子がきたのぉ、どっから来たんじゃ?」
ルビィ「静岡の沼津からです」
ルビィ(あっ……いやでもまたってことはないか)
平沢「沼津じゃと? ほいならワレェ松浦果南って女知っとるけぇ?」
ルビィ(またってことがあった……)
ルビィ「た、たぶん同じ学校ですけど……」
平沢「ほぉー、ワレェ松浦のツレかぁ?」
横島「松浦ぁ?」
デコ「果南じゃと?」
沢庵「あのアマぁのツレじゃと?」
ルビィ(果南ちゃんなにしたのぉ……)
平沢「ワレェ松浦のツレなら伝えてくれんかのう、今度はワシらがおんどれのことぶちまわしに行くけぇ楽しみに待っとれってのぅ」
ルビィ「は、はい……」
平沢「久々の喧嘩修学旅行じゃけぇ、ぶち楽しみじゃのぉ」ニヤァ
ルビィ(誰か助けてー) ☆
ルビィ(はぁ、なんだかひどい目にあっちゃったよ)
ルビィ(でもみんな怖いけど綺麗だったしパフォーマンスはすごかったな)
ルビィ(やっぱりあの怖さがあるから特典会に並ぶ人が少ないのかな)
ルビィ(TTSQはいっぱい並んでたもんね、動くと見えないけど)
ルビィ(…………)
ルビィ(それにしても果南ちゃんいったいなにをしてあんな人達に恨まれてるんだろう……
ルビィ(知らない方がよさそうだけど……)
ルビィ(でも言われたことは伝えなきゃなぁ。何言ってるか半分ぐらいわからなかったけど)
ルビィ(そういえば花陽さんはまだかな?)
ルビィ(どこのグループの特典会に行ったんだろう?) ナラノダイブズ特典列
ナラノダイブズちゃんA「キャー! はなちゃんまたきてくれたぁ!」
ナラノダイブズちゃんB「ありがとー奈良漬け食べてって!」
※ナラノダイブズ特典会では奈良漬けとごはんが無料でふるまわれている
花陽(7周目)「私もう一生ダイブズちゃん推しなので!」
キャッキャキャッキャ
ルビィ(花陽さんはそのあとさらに3周していた) 〜〜〜
花陽「はぁー楽しかったですね! ルビィさん!」
ルビィ「うん、楽しかったし、それに知らないスクールアイドルがいっぱいいて、色々参考にもなったよ」
花陽「さて、夕飯の時間ですし、食べに行きましょうか」
ルビィ「やっぱり今回もオススメのお店があるの?」
花陽「はい! もちろんです!」
花陽「少し歩きますが絶対満足のお店ですよ!」 南船場
花陽「大阪といえばトンテキのお店も多いですが、私のオススメはここです!」
花陽「トンテキといえば梅田やなんばの駅周辺にあるお店のイメージが強いですが、このお店は本町とここにしかない、なかなかの穴場なんです」
花陽「そして……ごはんが! おかわり自由っ!」
ルビィ「あはは……」
ガラガラー
店員「いらっしゃいませー」
花陽「しかもこのお店はごはんだけではなく、キャベツとにんにくもおかわり自由なんです!」
店員「ご注文よろしいですかー?」
花陽「メンチマウンテンとシングルお願いします」
店員「メンチマウンテンとシングル承りましたー」
ワイワイガヤガヤ
ルビィ(たしかによく食べそうな人が多いなぁ) 店員「お待たせしましたメンチマウンテンとシングルです、ごはんキャベツおかわり自由ですので、お気軽にお申し付けください」
花陽「はい!」
店員「ごゆっくりどうぞー」
花陽「さあルビィさん、いただきましょう」
ルビィ「お肉おっきい、しゅごいなぁ」
ルビィ(そして花陽さんはメンチカツ山盛りの定食、ルビィは濃い味の豚の厚切りステーキを食べたのでした)
ルビィ(それにしても花陽さん、お昼もあんなに食べたのによくおなかに入るなぁ)
ルビィ(ルビィはお肉もごはんも半分近く花陽さんに食べてもらっちゃった)
ルビィ(おいしいごはんはやっぱりいっぱい食べられる人がうらやましいな) 花陽「おなかもいっぱいになったし、そろそろホテルに行きましょうか」
ルビィ「ホテルはどこに?」
花陽「心斎橋に!」
チャララチャンチャラチャンチャララララララ
花陽「あ、陽が暮れてきたので、道頓堀のゴールインマーク、通称グリコのマークもついでに見ていきましょうね」
パシャリ
\○/
│
│> ⌒°(^ω^)°⌒ アメ村
花陽「ここが今日の宿泊先、夕陽プラザ心斎橋です」
ルビィ「しゅごい昔風のビルだねぇ」
フロント「いらっしゃいませー」
花陽「2名で予約した小泉です」
ナンヤカンヤ
花陽「それではロッカールームに行きましょう」
ルビィ「ロッカールーム?」
☆
花陽「ここのロッカーに荷物を入れて、まずはお風呂に行きましょう」
ルビィ「ほえぇ、ホテルなのに学校みたいなロッカーがあるんだねぇ」
リュックツメツメ
花陽「ここは大きなお風呂があるのでとってもリラックスできますよ」
ルビィ「やったぁ、ルビィおっきいお風呂だぁいすき」 ☆
ルビィ「脱衣所も広いねぇ」
花陽「たくさんの人が入れるお風呂ですからね、時間帯によっては混雑もするんですよ」
ルビィ「今は空いてるね、ラッキーなのかな?」
花陽「ですね、人が増えないうちにゆっくり入りましょう」
ルビィ(ハッ、よく考えたらルビィ達はこれからハダカのお付き合いをするんだ……)
ルビィ(あの花陽さんと……)
カポーン
※ここから先は有料のコンテンツになります 共用ラウンジ
ルビィ「ふぁ〜、いぃ〜いお風呂だったぁ〜」
花陽「やっぱり大きなお風呂は最高の贅沢です」
ルビィ「すっかり疲れが取れちゃった、と思ったけど、ちょっと眠くなってきたなぁ」
花陽「では上に行きましょう」 カプセルフロア
ルビィ「ふええー、なにこれしゅっごい、こういうとこに泊まるの初めてだよぉ」
花陽「私達は173番と174番ですね、ルビィさんは上を使ってください」
ルビィ「上?」
花陽「はい、見た通りカプセルの上と下の、上です」
ルビィ「何か違うの?」
花陽「一般的には下の方が上り降りがなくて楽ですが、そのぶん足音などがダイレクトに伝わります。慣れてない人は音が気になると思いますので、上段がオススメなんです」
ルビィ「へぇ〜」
花陽「それからこの耳栓も、音が気になったときには使ってください」
ルビィ「ありがとう花陽さん」
花陽「このフロアはあまり会話しているとよくないですから、私達も早く寝ましょう」
ルビィ「はぁ〜い」 ルビィ(カプセルホテルは一人分きっちりのスペースなんだね)
ルビィ(ゴロゴロはできないけどそんなに狭くもないかな)
ルビィ(それになんだか、小さいころ押入れで寝た日のことを思い出しちゃった)
ルビィ(お姉ちゃん、ルビィがいなくなったって困ってたなぁ)
……………………
………………
…………
…… 夜の道頓堀は完全に異国だから治安心配するのもやむ無し 「……さん、ルビィさん、起きてくださいルビィさん」
ルビィ「ん、んーん、おねえちゃぁ、あとちょっとだけぇ……」
花陽「ルビィさん、もう朝ですよ、起きてください」
ルビィ「ハッ……花陽しゃん、おはようごじゃいましゅ」
花陽「1日の活力は朝ごはんからです、食堂へ行きましょう!」
☆
花陽「ここの食堂はリーズナブルに簡単な朝ごはんが色々食べられるんです」
ルビィ(あ、これは来るな)
花陽「そしてなんといっても食べ放題!」
花陽「ごはんがおかわり自由なんです!」
花陽「しかも朝には欠かせない納豆もあるんです!」
花陽「朝から元気が出てきますね!」
ルビィ「あはははは」
ルビィ(食べ放題じゃなくてもいいけど、納豆ごはんはなんだかルビィも大事な気がする)
花陽「ごはん納豆ウインナーウインナーウインナー玉子焼き味噌汁の陣です!」
ルビィ「納豆ごはんとたまごやきにおひたしに味噌汁、しゅごく朝っぽい」
花・ル「いただきます」
ルビィ「まずは納豆をかきまぜまぜまぜ」
花陽「おかわりしてきます」
ルビィ「はやー」
ルビィ(ウインナー1本と玉子焼き一切れでごはん一杯……)
花陽「はぁーごはんが誰にも気兼ねなく朝からいくらでも食べられるなんて幸せです……」ニコニコ
ルビィ(花陽さんは例のごとくごはんをたくさんおかわりして食べた) 通天閣
花陽「ここが通天閣です!」
ルビィ「おっきいねぇ」
花陽「すぐそばに3倍大きいビルができちゃったんですけどね」
花陽「ちなみに東京タワーのような電波塔としての役目もないそうです」
ルビィ「へぇー」
花陽「展望台まで行きたいところですが、待ち時間がかなり長いのでそこは諦めて外から見るだけにしましょう」
パシャリ
▽
日
立
□□□
/ \ ⌒°(^ω^)°⌒
花陽「それからここより南はかなり危険な地区もあるので、うっかり行かないように気をつけてくださいね」
ルビィ「はぁーい」 道具屋筋
花陽「ここが道具屋筋商店街です!」
ルビィ「料理の道具と食器のお店がいっぱいだぁ」
花陽「東京でいうかっぱ橋のようなところですね」
ルビィ「へぇ〜?」←かっぱ橋がよくわかっていない
花陽「看板のお店なんていうのもあるんですよ」
ルビィ「ほんとだー、あ、食品サンプルだ!」
サンプルズラーリ
ルビィ「プリンをお姉ちゃんに買っていこうかな」
パシャリ
⌒°(^ω^)°⌒🍮
☆
くいだおれビル
花陽「くいだおれ太郎さんです!」
パシャリ
(・_・)
<│>
□
.│ │ ⌒°(^ω^)°⌒
ルビィ「なんか切ない表情だね」
花陽「ではそろそろ次は、待望のお昼ごはんです!!!」
ルビィ(まだそんなにおなか減ってないけど黙っておこう) 本町
しだ食堂
花陽「ここがいま本町で最も熱いランチのお店、しだ食堂です!」
ルビィ(お店のたたずまいでもうなんとなくわかるなぁ)
花陽「ここはお肉の鉄板焼のお店なんですが、お昼はリーズナブルにランチが食べられるんです」
ルビィ「しかもごはんのおかわりが自由?」
花陽「な、なぜわかったんですかルビィさん!?」
ルビィ「あはは、なんとなく……」
花陽「しかしこのきだ食堂ではごはんのおかわりだけではありません!」
花陽「なんとお味噌汁も自由におかわりできるし、おつけものやふりかけまであるんです!」
花陽「実質無限にごはんが食べられちゃうんです!」
花陽「ああ、今日は何杯食べられるかなぁ……」
花陽「ワクワクしますね!」
ルビィ(ごはんのこと考えてる花陽さん楽しそうだなぁ)
店員「いらっしゃいませー、おふたりですか? テーブル席へどうぞ」
花陽「しょうが焼きWで」
ルビィ「ハンバーグSくだしゃい」
店員「しょうが焼きWとハンバーグSですね、ありがとうございます、当店すべてセルフサービスとなっておりますので、ご協力お願いします」
花陽「さあごはんを取りに行きましょう」
ワイワイガヤガヤ
ルビィ(ごはんのところにいっぱい食べそうな人が集まってる)
花陽「ここは戦場ですからね、グイグイ行かないとダメですよ!」
ルビィ(花陽さんお山みたいに盛ってる……) 花陽「このしだ食堂はお冷やが通常のお水だけでなく、お酢が入っているデトックスウォーターみたいなものもあるんですよ」
ルビィ「デトックスウォーター? おいしいのかなぁ?」
花陽「意識の高い味がします」
ルビィ「へぇー」
ルビィ(花陽さんの口には合わなかったんだろうなぁ)
店員「お待たせしましたしょうが焼きWとハンバーグSです」
テッパンジュージュー
ルビィ「うわぁ、おいしそう! ポテトもある!」
花陽「ではいただきましょうか」
花陽・ルビィ「いただきます」
ルビィ「ハンバーグやわらかぁい、おいしい〜、曜ちゃんが好きそうな味」
花陽「おかわりいってきます」
ルビィ「はやー」
ルビィ(あんなに盛ってたのに)
花陽「やはりしょうが焼きとごはんの組み合わせは最強です!」
花陽「マヨで味変できるのも熱いです!」
ルビィ(そうして花陽さんはまたおかわりをしまくっていた)
ルビィ(朝食べたごはんはどこに行ってしまったんだろう?)
ルビィ(ルビィはごはん少な目にしたのにギリギリだったよ) 店員「ありがとうございましたー」
ガラガラー
花陽「さてルビィさん、いよいよフェス2日目に行きましょうか!」
ルビィ「え? フェスって昨日だけじゃなかったの?」
花陽「確かにスクールアイドルオールスターフェスOSAKAは昨日だけですが、今日は万博記念公園でやるイベントに多数のスクールアイドルが出るんです」
ルビィ「ほぇ〜」
花陽「大阪のスクールアイドル中心で、昨日のような強豪校はあまりいませんが、大阪ならではの濃いスクールアイドルがたくさん出てくるんですよ!」
ルビィ「そうなんだぁー」
ルビィ(昨日も濃かったような気がするけど……) 万博記念公園
[大阪粉もんフェスティバル]
ルビィ「粉もん?」
花陽「粉もんというのはお好み焼きやたこ焼きのことです」
ルビィ「お好み焼きにたこ焼きかぁ、そういえばまだ食べてないね」
花陽「ええ、実はこのイベントのために今まではあえて外していたんです」
ルビィ(ごはんおかわり自由のためのラインナップだと思ってた)
花陽「さっそく花陽オススメのたこ焼き屋に行きましょう」
☆
ぐぐる
ルビィ「あふっ、おほふっ」モグモグ
花陽「このぐぐるはあの伊波杏樹さんも大好きな有名店です」
花陽「お店は大阪ならどこにでもあるのであえてここで食べなくてもいいんですが、せっかくなので最初は有名店にしておきましょう」
ルビィ(花陽さんも伊波杏樹って人を知ってるんだ。いったい何者なんだろう伊波杏樹さん)
ルビィ(今のところ虫とたこ焼きしかデータがないよ) タコタコクイーン
ルビィ「あふふっ、おほふっ」
花陽「このお店は心斎橋周辺にあるんですが、1店舗以外夕方からしかやってないので、こういうタイミングには行っておきたいお店です」
☆
焼津屋
ルビィ「あひゅっあひゅっ、おほふっ」
花陽「ここはあの有名な自然食キチ……グルメ漫画でも紹介された老舗たこ焼き屋です」
ルビィ「他のたこ焼きよりかなりあっさりしてるね」
花陽「ダシが強くてソースなしであっさり食べられるのが特徴ですね」
ルビィ(さっきからルビィが1個か2個食べて残りは全部花陽さんが食べてるけど、よくずっと食べてられるなぁ)
花陽「あっ! あれが有名な太陽の塔ですよ!」
パシャリ
. ○
△
<(-_-)>
┃┃ ⌒°(^ω^)°⌒ イベントステージ
ルビィ「ちょうどゆるキャラステージが終わってスクールアイドルステージが始まるみたいだね」
花陽「時間通りですね」
ルビィ(大阪のスクールアイドルは本格的なグループから歌も含めてお笑いを全面に押し出したグループまでいて、バラエティ豊かだった)
ルビィ(みんな自分達が少しでも記憶に残るように、懸命に考えてるんだろうなぁ)
花陽「小腹がすいてきたので、お好み焼きでも買ってきますね」スタスタ
ルビィ「あ、うん」
ルビィ「……えっ!?」
ルビィ(はやい、はやいよ花陽さん)
司会「さあ、ここからはスペシャルゲストコーナーです!」
司会「まずはこちら、東京からやってきた謎の仮面スクールアイドル3人組だ!」
「はーい、私はハラショーよ、よろしくね」
「うちはノン言いますねん、こう見えてコテコテのエセ関西弁ですねん」
「ちょっと! そこでボケるとあたしがやりにくくなるからやめろっつってんでしょ!」
「ごめんで登場やで」
「ったく、あたしはエーチャンよ!」
「私達は普段9人でやってるけど、今日は3人だけなの」
「若い子らは試験とか色々ありますからなぁ」
「まあ本当は断るつもりだったんだけどね」
「コレがよかったもんでなぁ」ユビワッカヒラヒラ
「そのわっかをやめなさいよ!」
「コレがよかったもんで」ユビスリスリ
「お札を数えるなっての!」
「でもこれで部費が助かるって言ったのはエーチャンなのよね」
「こんなんですけど後輩思いなんですわ、ええ子やろぉ」
「そういうことも言うんじゃないわよ! キャラってのがあるんだから!」
ヤンヤヤンヤ
ルビィ(そして3人は漫才をしつつかなり本格的な歌と踊りを披露して帰っていった)
ルビィ(特にハラショーの人の踊りはすごかったな、あんなレベルで踊れる人からしたら、ルビィの踊りなんてきっと素人にしか見えないよね)
ルビィ(もっとルビィもがんばらなきゃ)
ルビィ(それにしても、仮面つけてて顔はわからないけど、どこかで見たことある気がするなぁ) 花陽「お待たせしました〜。ルビィさん、マヨネーズが多めのとこと少なめのとこどっちがいいですか?」
ルビィ「えっ、うーん……ルビィはさっきのたこ焼きでおなかいっぱいだから、まだいいかな」
花陽「そうですか、では私が全部いただきますね。このあとはイカ焼きも食べよーっと」ムシャムシャ
司会「いやー芸人さんに負けないおもろいトリオでしたねー」
<お笑いトリオみたいに言うんじゃないわよ!
司会「はーい、すんません」
司会「続いてはさらにゲストの登場だ! いま話題の函館が生んだスーパー姉妹ユニット、Saint Snow!」
ルビィ「ええっ!」
花陽「なんとあのSaint Snowが!?」ムシャムシャ 聖良・理亞「……………………」スタスタスタ
聖良・理亞「…………」
聖良「聴いてください、Self Control…………」
テーッテーッテーテッ テテテテーッテッ
理亞「君を連れ去る車を見送って―――」
理亞「って曲が違うじゃない! なに歌わせるのよ!」
シーーーン
理亞「ねえさま、ぜんぜんウケてないですよねえさまのネタ!」
聖良「おかしいですね、鉄板だと思ったんですが……」
聖良「フフッ、ですが問題ありませんよ理亞、これも計算のうちです」
聖良「なんせ、私達は北海道民、寒い空気には慣れていますからね」ドヤッ
シーーーーーーン
理亞「さっきの謎の3人のときあんなに笑ってた会場が冷え冷えですよねえさま!」
聖良「おかしいですね……これで爆笑の渦になるはずだったんですが……」
聖良「ですが問題ありませんよ理亞。これから私達のパフォーマンスで、この会場を否応なしに熱くさせるんですからね」キリッ
理亞「………………音楽お願いします」
デデッデーデデー
ルビィ(Saint Snowさんも新しいキャラ作りをがんばってるんだなぁ)
ルビィ(それにあんなスベったMCのあとでも会場はすごい盛り上がり)
ルビィ(やっぱりすごい人達なんだなぁ) ワーワー
パチパチパチパチ
聖良・理亞「ありがとございました」スタスタ
司会「というわけでゲストのSaint Snowでしたー」
司会「まあだいぶスベり倒してましたけどもね」
<それは言わないでよ!
司会「はーい、すんません」
司会「ゆーてね、さすがにすばらしいパフォーマンスでしたね」
司会「お客さんも大盛り上がりでしたわ」
司会「というわけでスクールアイドルステージはここまでとなります」
司会「このあとはおまちかねのオールスター爆笑オンステージとなりますので、もうしばらくお待ちください」
パチパチパチパチ 理亞「ルビィ!」
ルビィ「あ、理亞ちゃん!」
ルビィ(見てるって気づいてたんだ)
理亞「どうしてこんなところにいるの?」
ルビィ「きのうやってたフェスを見に来てたんだ」
理亞「ああ、あのフェスね。私達もオファーがあったんだけど、どうしても家の手伝いをしなきゃならなくて断ったのよね」
理亞「私もHTTとDDSを見たかったわ」
ルビィ(そんなに有名なんだあの人達)
理亞「そのかわりこのステージに呼んでもらったんだけどね」
聖良「まさかあの伊波杏樹さんが回し蹴りをしたのと同じステージに立てるとは光栄でした」
ルビィ(聖良さんも伊波杏樹さんのこと知ってるの!?)
ルビィ(たこ焼きと虫を食べて回し蹴りする伊波杏樹さん、ますますわからなくなってきたよ) 理亞「そっちにいるのはもしかして……」
花陽「あ、小泉花陽です、一応μ'sっていうグループで活動してます、はじめまして……」
理亞「知ってるわよそのぐらい! 握手してください!」
花陽「あ、はい、はじめまして……」
聖良「おや、もしかしてそちらにいるのは小泉花陽さんですか?」
理亞「ねえさま!」
花陽「はじめまして、鹿角聖良さん」
聖良「おや、μ'sのようなすばらしいグループのメンバーに知っていただけているとは、光栄です」
花陽「すばらしいだなんてそんな……それに私なんて……」
聖良「何を謙遜しているんですか、花陽さんの包容力と一年生ゆえのあどけなさが同居したキャラクターは何にも変えがたいものですよ」
花陽「いやーそんなぁ」テレテレ 聖良「それに絢瀬絵里の美貌と卓越したダンス力」
聖良「東條希の特有の歌声と妖艶な色気」
聖良「矢澤にこの特定層に突き刺さる強力な需要」
聖良「園田海未の統率力と集中力」
聖良「南ことりの万人を虜にする笑顔と魔性の美声」
聖良「星空凛の無邪気さと未だ発展途上のフィジカル」
聖良「西木野真姫の抜群の音感と歌唱力」
聖良「そして高坂穂乃果の圧倒的カリスマと行動力」
聖良「本当にどれも必要不可欠で、グループに必要なものが全て揃っていると言えます」
花陽「いやいや、Saint Snowさんこそすごいですよ!」
花陽「私の情報によると聖良さんは歌・踊り・ルックス全てでSランク評価をもらっているのに昨年までは不幸にもメンバーを集めることができず陽の目を見なかったものの、今年妹の理亞さんと組んで本格的に活動を始めるとみるみる頭角を表したとあります」
聖良「鹿角だけにですね」
花陽「函館、札幌、釧路の大会をダントツ優勝、北海道大会も征した人気急上昇ユニットとしていま最も熱いです!」
ルビィ(よく調べてるなぁ花陽さん) 花陽「しかし聖良さんほどの実力のある人がなぜ去年は仲間を見つけることができなかったのでしょうか?」
花陽「最悪ある程度運動ができるお友達にバックダンサーになってもらえば活動はできたはず……それだけが不思議でなりません」
理亞「ちょっと! いくらμ'sだからって言っていいこととそうじゃないことがあるわよ!」
花陽「ピャー、ど、どうしたんですか理亞さん?????」
聖良「いいんですよ理亞、それは昔の私です」
理亞「ねえさま、でも!」
聖良「ふふっ、なにせ今の私には毎日のように連絡しあい、いつでも電話できる友人が3人もいますからね! 3人も!」
理亞「ねえさま…………」グスッ
ルビィ(……………………)
聖良「ちなみにダイヤさんには昨日からルビィさんが心配だという旨の連絡を50近くいただいていますよ、友人として頼られている、ということですね、ふふっ」
ルビィ(お姉ちゃん、果南ちゃんにも鞠莉ちゃんにも無視されるから聖良さんに……) 聖良「さあ理亞、もう私達の出番は終わったし帰りましょうか」
理亞「わかりました。ルビィ、また会いましょう」
聖良「ルビィさん、花陽さん、それではまたいつかステージでお会いしましょう、良き好敵手(ライバル)として……」
花陽「ちょ、ちょっと待ってください!」
理亞「なによ! サインでもくれるの!?」
花陽「せっかくですし、一緒にごはんでもいかかですか?」
理亞「はぁ? なんで敵と一緒に」
聖良「理亞、落ち着きなさい」
花陽「私達もせっかくお友達になれたことですし……」
聖良「花陽さん……さきほど好敵手(ライバル)と言ったばかりの人間とお友達だと? しかもさっそくごはんですか…………」
花陽「……は、はい……」ゴクリ
理亞「……………………」ゴクリ
ルビィ「ゴクリ」
聖良「そういうことなら大歓迎です」 宮本うなじ
花陽「ここが私がオススメの定食屋さん、宮本うなじです!」
ルビィ(ここもそうなんだろうなぁ……)
花陽「こちらは関西中心の定食屋さんなんですが、リーズナブルでありながらなんとごはんのおかわりが無料なんです!」
ルビィ(だよねえ)
理亞「はぁ……」
花陽「自分でよそうおかわりなので何杯でも気兼ねする必要もありません」
理亞「はぁ…………」
ルビィ(理亞ちゃん気圧されてるなぁ)
聖良「なるほど、安くてたくさん食べられる、函館でいうラッキーピエロのようなところですね」
花陽「ラッキーピエロといえばオムライスと一緒にサイドメニューのつもりでハンバーグを頼んだらハンバーグにもライスがついてきたでおなじみのお店ですよね! 私もいつか行ってみたいです!」
聖良「ふふふ、詳しいですね花陽さん。もし函館に来たときは案内しますよ、お友達として」
花陽「ありがとうございます!」
ルビィ(こうして私達は宮本うなじでごはんを食べた)
ルビィ(さっきまでたこ焼きを食べていたルビィはうどん半分で精一杯)
ルビィ(花陽さんはもちろんおかわりをしまくっていた) 大阪駅(梅田駅)
ルビィ「二人はやっぱり飛行機で帰るの?」
聖良「はい、これから関空へ行って函館まで空路で帰ります」
花陽「お二人と会えてよかったです、またお会いしましょう」
理亞「く、くるしい……」
ルビィ「花陽さんに張り合って食べるから……」
聖良「ではそろそろ時間なので私達はこれで」
ルビィ「理亞ちゃん、聖良さん、またね」
花陽「またお会いしましょう」
聖良「ええ、お友達としてまた会える日を楽しみにしています」
理亞「じゃ、じゃあまたね…………」
……………………
花陽「では私達も帰りましょうか」
ルビィ「うん」 バス乗り場
ルビィ「帰りもやっぱりバスなんだね」
花陽「残念ながら帰りは4列で少し狭いバスですが」
ルビィ「楽しいから大丈夫♪」
ブロロロロロロロ……
ルビィ(これで旅行も終わりかぁ)
ルビィ(2日間楽しかったなぁ)
ルビィ(色んなスクールアイドルが見られたし)
ルビィ(大阪のごはん……おかわり自由のお店も色々知れたし……)
ルビィ(あれ? おかわり自由のお店以外だとうどん屋さんしか行ってない……?)
ルビィ(いや、でもおかわり関係なくおいしかったし)
ルビィ(でも思い出そうとすると花陽さんがおかわりしてる場面しか浮かばない……)
ルビィ(ま、まあ……駆け足だったけど有名な場所にも行けたし)
ルビィ(あ、みんなへのおみやげ忘れてた)
ルビィ(そうだ、あの休憩所でおみやげ買っていこう)
ルビィ(2時間後ぐらいかなぁ……)
ルビィ(……………………) 〜〜〜
「…………ィさん、ルビィさん、起きてください、着きましたよ」
ルビィ「んんーおねえちゃぁ、あとしゅこしだけぇ…………」
花陽「ルビィさん、朝ですよ、新宿ですよ」
ルビィ「ハッ………花陽、しゃん………花陽さん、おはようございましゅ」
花陽「降りましょうルビィさん」
ルビィ「うん」
☆
ブロロロロロロロ……
花陽「楽しかったですね、ルビィさん」
ルビィ「うん、とっても楽しかったよ、花陽さん」
花陽「また今度一緒に行きましょう」
ルビィ「うん、約束ね!」
花陽「それでは電車でおうちに帰りましょう」
ルビィ「うん」
花陽「ルビィちゃん、またね」
ルビィ「うん、またね、花陽ちゃん」
☆
ルビィ(そうしてルビィは花陽ちゃんとお別れして、沼津へ帰りました)
ルビィ(途中おみやげを忘れてしまったのを思い出したので、小田原で蒲鉾とういろうを買ったのでした)
ルビィ(おわり) 内浦
ルビィ「果南ちゃん、そういえばね……」カクカクシカジカ
果南「んぅー……んんー?」
ダイヤ「果南さん、またどこかに泳いだついでに地元の不良たちをぶっとばしてしまったのではありませんか?」
果南「んあー……んむー……」
鞠莉「果南は港ごとに敵がいるからね♪」
果南「ん」
ダイヤ「なにか違うんじゃありませんか、それ」
果南「うむ」
めでたしめでたし おつです、面白かった
伊波杏樹さん…一体何者なんだ… 乙乙、面白かった
かよちんはンミチャーに発覚して山頂アタックコースやろなぁ にこぱなの二人で夜行バスやビジホ使って遠征するSS思い出した
あの話の続編だと考えると感慨深く感じる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています