曜「いや〜今日は月が綺麗だね〜!」月「……えっ?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
曜「?」
曜「なに?」
月「いや」
月「……」
月「なんでもないかな」
曜「?そう」
曜「ねえねえそれより」
曜「月。綺麗だよ」
月「……えっ?」 曜「は?」
月「や」
曜「なにさっきから……?」
曜「へんなの」
月「いや、だって……」
曜「……?」
曜「……!」
曜「あー」
月「……」
曜「いや、月ちゃんのことじゃないから」
月「それは分かってるよ」 曜「ほらあの月だよ、アレ」
月「……うん、そうだね。綺麗だね」
曜「ねー?」
月「……それを踏まえた上で」
曜「はい?」
月「なんか他意とかないよね?」
曜「……?」
曜「だから月ちゃんのことじゃないってば」
月「だーかーら」
月「それを踏まえた上で」
月「なんか他意とかないよねって」
曜(何言ってんだこいつ……?) 曜「月はあの月だってば」
月「うん」
曜「あそこ、ほら。天体の。ね?夜空に浮かんでる」
月「うんうん」
曜「私が言いたいのは『渡辺月』じゃなく」
月「はい」
曜「『月が綺麗だね』って」
月「いやー……」
曜「……は?なんで顔赤いの?」
月「……///はーっ……///」
曜「なんで顔に手当てて下向いてるの?」 月「いやごめん。僕達いとこ同士だしさ」
曜「は?」
月「そういうのちょっと……」
月「ダメっていうか」
曜「……???」
月「ぶっちゃけタイプじゃないし」
曜「……」
曜「え、なに」
曜「なんかよく分かんないけど振られてるの?私」
月「そうなるかなー」
曜「なんで!!?」
月「告ってきたから……」
曜「告ってないよ!!」 曜「だーかーらー!」
曜「『月が綺麗だね』っていうのは『渡辺月が綺麗だね』って意味じゃないって言ってるでしょ!」
月「だとしてもだよ」
月「そっちの意味だとしてもだよ」
月「受け取ったよ曜ちゃんから私への『I love you』」
曜(本当何言ってんだこいつ……頭がおかしいのかな)
月「でも残念ながら『死んでもいいわ』とは言えないね」
曜「なんで急に生き死にの話を?」 曜「……?」
月「……」
月「……ぷっ」
月「あはははは!!w」
曜「!?」ビクッ
曜「な、なに急に!?」
月「いやごめんごめんw」
月「曜ちゃんがあんまりおもしろい反応するもんだからついw」
曜「???」
月「……曜ちゃんってさ〜、あんまり本とか読まないでしょ」
曜「む、なに急に〜」 月「いや〜、にしても確かに……今日は本当に綺麗な月だねぇ」
曜「でしょ?だからさっきからそう言ってるのに」
曜「月ちゃんってば変なことばっかり言って」
月「変なこと、ねぇ……」
月「……」
月「ま、曜ちゃんのが大概変だけどね。今のは」
曜「なんでさ〜??」
月「知りたかったらそうだね、少しは読書家になるといいんじゃないかな」
曜「?さっぱり分かんない」
月「それと、月が綺麗だと思ったからって……あんまり色んな人にそれ、伝えちゃダメだよ」
曜「はぁ……?」
月「ふふっ」クスクス 月「ところで改めて聞くけど」
月「あの月じゃなくて、僕」
月「『渡辺月』は、美人だと思うかい?」
曜「ん」
曜「美人っていうより……」
曜「可愛いんじゃないかな?」
月「……」
月(あー……///)
曜「?どしたの月ちゃん」
月「ホントさあ……///」
月「そういうの、誰にでも言っちゃ……ダメだよ?」
曜「……」
曜「ねえ月ちゃん」 曜「それにしても本当に」
曜「月が綺麗だねぇ」
月「……ま、死んでもいいかな」
曜「自殺はやめようね」
月(……ったく) どうでもいいけどこの二人だけだと
縦読みで月曜月月曜と煽ってるように見えるよな
明日は日曜日だからいいけどさ… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています