ルビィ「……」カチャカチャ 善子(調子乗ってゲームで勝ちすぎたら気まずい空気になった……)
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ルビィ「……」カチャカチャ
善子「……」カチャカチャ
善子「んっ、しょっ、オラァ!!」
ルビィ「あ」
ドゴォオオオ!!!!!
善子「ふー、また私の勝ちね!」チラッ
ルビィ「……」
善子「ひっ!?」
善子(えっ、顔めっちゃこわ!?)
善子「あ、あの〜……ルビィ?」
ルビィ「……ん」
善子「飴あるけど……た、食べる?」
ルビィ「ん」
ルビィ「……」パクッ
ルビィ「」バリボリゴリゴリボリボリバリィ
善子「」 善子(せ、せっかく初めて私の家に友達呼んだのに……)
善子(なんでこんな空気になんのよ〜……!?)
善子「あ、あのルビィ?」
ルビィ「」バリボリゴリゴリボリボリ……ボリン!!!
ルビィ「ん?」
善子「ひっ……そ、その〜……そろそろずら丸も来る頃だろうし」
ルビィ「ああ、うん」
善子「ゲームもやめにしない?別の遊びでも……」
ルビィ「なんで?(殺意)もっかいやろうよ」
善子「」 善子「は、はぃ……」
ルビィ「ルビィは次もピカチュウ使う」
善子「あ、えっと……ルビィ?その」
ルビィ「なに」
善子「実はね、このゲーム……ピカチュウよりピチューの方が強いのよ」
ルビィ「ウソだぁ」
善子「いや、本当なの!そっちに変えた方がプレイしやすいと思うから!」
ルビィ「騙されないよ」
ルビィ「進化前の方が強いはずないもん」
ルビィ「善子ちゃんルビィをハメようとしてるね」
善子「してないしてないしてない!」ブンブン ルビィ「とにかく手加減は無用だよ。もしそれが本当だとしてもルビィはピカチュウのままで勝つもん」
善子「え〜……!?」
ルビィ「ほら、早くやろう。アイテムも無しでいいから。終点でね」
善子「う〜……」
善子(偉いことになったわね……)
〜数分後〜
善子「オラァ!!!!」ガチャガチャガチャ
ルビィ「うっ」
ドゴォオオオ!!!!!
善子(うぅ……また勝っちゃった……さっきでさえあんな不機嫌そうだったのに……)チラッ
ルビィ「……」
善子(うわやばいやばいやばい!!!羅刹みたいな顔になってる!!!!) >>5
多分空中コンボ決められて降りられずにお手玉されたんやろな ルビィ「ふ〜〜〜〜〜」
善子「ルビィ!?」
ルビィ「ふ〜〜〜〜〜」
善子「ちょ、なによ怖いわよ。なにふーふー言ってんのよ」
ルビィ「落ち着こうと思って」
善子「ふーって声に出す奴は大抵マジギレ真っ最中だと思うんだけど……」
ルビィ「そうだよ。マジギレ真っ最中だよ。だから落ち着こうとしてるんだ」
善子「ひぃ!こいつめっちゃ自分の感情について正直!!」
ルビィ「あぁうん……まあ実を言うとルビィは少し取り乱してるの。善子ちゃんに勝てないからね」
善子「そんなんとっくのとうに気付いてたわよ……」
ルビィ「なにせ50連敗中だからね。手も足も出ず」
善子「そりゃあ手も足も出させなかったし……」 ルビィ「でも大丈夫。50連敗は50連敗で止めるから」
善子「それって次は勝つってこと……?」
ルビィ「うん」
善子「……」
善子「う、うゆって言ってみなさいよ……さっきから喋り方淡々としてて怖いんだけど……」
ルビィ「あれね、怒ってる時ああいう喋り方にならないんだよね」
善子「マジで……?」
ルビィ「うん。うゆじゃなくてうん」
善子「もう圧が凄いわ……」 初めて家に上げる友達をタイマンで50連敗させる善子ちゃんマジ堕天使 ルビィ「ほらやろう」
善子「……もうこの際1回だけハンデあげようか?ホントこの1回だけ……」
ルビィ「なめてるのかな?」
善子「ひぃ!!ごめんごめん!そんな睨まないでぇ〜……!」
ルビィ「やろ」
善子「うぅ……」
〜数分後〜
善子「オラオラオラオラァ!!!!……っしゃあ!!オラァ!!!!」ガチャガチャガチャ
ルビィ「あっあっあっあっ」
ドゴォオオオ!!!!!
善子(また勝ってしまった……) >>6
善子「オラァ!!!!」ガチャガチャガチャ
楽しそうでなにより(*^▽^*) ルビィ「……」
善子「……」
善子(どえらい空気に……)
善子「ル、ルビィ〜……?」
ルビィ「はい」
善子「はい!?」
善子「アンタ今まで『はい』って言ったことあったっけ!?」
ルビィ「さあ」
善子「……」
ルビィ「……」
ルビィ「次は勝つよ」
善子(ギャーーーーーーーー!!!!!!!)
善子(だ、誰か……助けて……この地獄から……!!私堕天使だけどこの地獄はムリ……!)
ピンポーン
善子「……!!」 善子「イ、インターホン鳴った!!これはきっとずら丸ね!やっと来た!もー遅いんだから!」シュババババババ
ガチャッ
善子「いらっしゃい!!遅かったじゃないもう!!」
花丸「えっ、え?どうしたの善子ちゃん、なんかテンション高いよ?」
善子「いーからいーから!ほらあがってあがって!」
花丸「あ、うん……これおみやげ……」
善子「わーありがと美味しそうなお菓子!じゃあお茶いれてくるから部屋入ってて!」
花丸「はぁ……部屋どっち?」
善子「あっちあっち!」
善子(よかった……これでひとまず安心……) ガチャッ
善子「おまたせ〜、お茶入ったわよ。ずら丸も来たことだしなんかボードゲームでも……」
ルビィ「……」カチャカチャカチャカチャ
善子(うぇっ!?まだやってる!?)
善子(コンピューター相手に練習を……)
花丸「あ、善子ちゃん善子ちゃん」ヒソヒソ
花丸「なんかルビィちゃんとあったの?ルビィちゃんさっきからずっと画面見つめてあの調子で……」ヒソヒソ
善子「凄い集中してるわね……」ヒソヒソ
花丸「よく分かんないけどあれ凄い怒ってる顔だよ。マルも何回か見たことある」ヒソヒソ
善子「え、やっぱそうなの!?」ヒソヒソ
花丸「うん。中学の時楽しみにしてたプリンをダイヤさんがうっかり食べちゃった時一日中あんな顔してた」ヒソヒソ
善子「自分はいつも姉の食うくせに……」 明らかに実力差ある時って自分のプレイスタイルばらしてくよね
こうされるの苦手とか相手がこう動いたらこうする癖があるとか ルビィ「……よし」
ルビィ「善子ちゃん、お茶ありがとう。そしてさようなら。ルビィは凄く強くなったよ」
善子「まだやるつもり……?」
ルビィ「うん」
ルビィ「次のルビィは凄いよ。もう本当凄いよ」
善子「えぇ〜!?ちょっともう、勘弁してよ……私の胃に穴開けるつもり?」
ルビィ「大丈夫。勝ったら終わりだから」
ルビィ「そして次は勝てるから」
ルビィ「やろうよ」
善子「う〜……」
──────
────
── >>21
普段から友達と対戦してるならそうだけど今日が初めてだから… 善子「う お ら あ あ あ あ あァアあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」ガチャガチャガチャ
ルビィ「ぐぬぅ……!ぐぬぬぅ……!!おっ、おっ!?うっ……わー!!!」
ドゴォオオオ!!!!!
善子(ひぃい〜!!!)
善子(ちょっともう本当に勘弁してよぉ……また勝っちゃって……!今回は自信満々っぽかったのにぃ……!)
ルビィ「……」
善子「うぅう〜!地獄〜……!」
花丸「……」
花丸「あのー、善子ちゃん?」チョンチョン
善子「はい……?」シュン
花丸「……」
花丸「なんで負けないの?」
善子「えっ、なんで負けなきゃいけないの?」 花丸「いやいやいや!!だってどう考えても実力差あるし!」ヒソヒソ
善子「?ゲームってのは勝つためにやるとんでしょ。なんで負けに行くワケ?」
花丸「いや、だから!この空気が苦痛ならワザと負けにいった方が絶対丸く収まるって言うか……!」ヒソヒソ
善子「……?」
善子「……」
善子「……あっ、そっかぁ!ずら丸アンタ頭良いわね!」
花丸「えぇ…… 」 善子「いや本当盲点だったわ!その発想はなかったわね!」
善子「私友達とゲームやったこととかなかったし!ゲームってのは勝たなきゃいけないもんだとばかり」
花丸「サラッと悲しいこと言わないでよ……」
善子「だって1人でFPSとかしてるとコントーラーぶん投げたくなることとかザラよ?そんな状況で育まれた私のプレイセンスに敗北をあえて選ぶ余地はなかったわ」
花丸「とにかく、上手いこと負ければ次で終わるから!」
善子「なるほどね〜、コペルニクス的転回だわ。勝ちに行くためにプレイするというゲームの存在意義を根底から否定する発想ね」
花丸「コペルニクスに謝った方がいいよ……」 ワザと負けたらルビィがめちゃくちゃ煽ってきて善子がブチ切れるパターン ルビィ「ねえ2人とも。なに話してるの?」
善子「あ!い、いやなんでもないわよ!」
善子「それより!アンタ負けて悔しいでしょ!?」
ルビィ「うん。血管が張り裂けそうなくらい屈辱だよぅ」
善子「ヒッ!!!……な、なら次こそリベンジしてみなさい!その悔しさが案外アンタを更なる高みへと連れていってるかも……」
ルビィ「もちろん。勝てるまでやるって言ったからね。有言実行だよ」
善子「よ、よ〜し!」
花丸(頼むずら〜……?善子ちゃん……)
〜数分後〜
善子「うっ、う!……あ!……あーあ」カチャカチャ
ルビィ「……」カチャカチャ
ドゴォオオオ!!!!!
善子「あー!う、うそぉ!負けちゃったぁ!」
花丸(うまい!善子ちゃん!ゲームよく分かんないけど、なんとなく丁度よく負けたっていうのはマルにも分かったずら!)
善子「い、いやー!アンタも強くなったわね!今回はすっかりやられちゃったわ!」
ルビィ「……」
善子「……?」
善子「ルビィ?」
ルビィ「手加減……したねぇ……」 善子&花丸「!!」
善子「な、なにバカなこと言ってんのよ〜!w」
ルビィ「いや、善子ちゃんには『余裕』があったよ」
ルビィ「今の勝負……コンボを決められるタイミングが4回ほどあった。けどッ!」
善子「!」ビクッ
ルビィ「決めなかった……なぜか?」ゴゴゴゴゴゴゴ
善子「……」ドキドキドキ
ルビィ「『接待プレイ』したねッ!ルビィにはお見通しだもんッッ!」
善子「し、してないわっ!」
ルビィ「……善子ちゃんは嘘をつく時鼻が赤くなるんだよ。知ってた?」
善子「はっ!う、うそでしょ!?」バッ
ルビィ「うん、ウソだよ。でも……マヌケは見つかったようだね」
善子「なにぃ〜〜〜!!?」 善子「……」ドドドドドド
ルビィ「……」ドドドドドド
善子「……やる」
ルビィ「え?」
善子「ずら丸が変わりに……やる……」
花丸「ぅえっ!?」
ルビィ「!」
善子「そ、そうよ……よく考えたらずら丸はまだウチに来てから何もしていない……」
花丸「ちょ、ちょっと善子ちゃん!?」
善子「ずら丸にも遊ばせてあげないと……」
ルビィ「む。それは確かに……」
善子「ほ、ほら、ずら丸!ルビィと対戦して……」
花丸(……!そうか!)
花丸(よくよく考えたらずら丸もゲームなんてロクにしたことないし……嘘がバレる以上ルビィちゃんが善子ちゃんに勝つのはムリ!)
善子(……そう。気付いたようね、ずら丸)
善子(ならばここは選手交代!ルビィの勝利への欲求はアンタが満たしてくれればいいっ!)
善子(これこそまさに窮地からのウルトラC!頭良いわ私!) >>42
なんで自分のことずら丸って言ってんだこいつ
『ずら丸』→『マル』に訂正! 花丸「え〜っと、それじゃあやってみるずら」
善子「そうそう。それがいいわよ!アンタ操作は分かる?」
花丸「分かんない……そもそもゲームやるのも初めてだし!」
善子「!そうなの!」
善子(これは……ルビィが負けるわけないわね。よかったよかった)
善子「じゃあ始める前に軽く操作教えるわ。練習画面に以降してっと……」
花丸「はえ〜、未来ずらね〜」
〜数分後〜
善子「……と、こんな感じよ。じゃあさっそく対戦してみるといいわね」
花丸「む、やってみるずら!」
善子「ルビィも。さっき私に手加減がどうとか言ってたんだから、アンタこそずら丸に手加減しちゃダメよ?」
ルビィ「うっ、それは……た、確かにそうだね」
善子「じゃあここ押せば始まるから」
──────
────
──
ドゴォオオオ!!!!!
ルビィ「」
花丸「勝ったずら〜」 善子「えー……」
ルビィ「」
花丸「これ面白いずら〜!もっかいやりたい!」
善子「えぇー……」
ルビィ「」
善子(リアルに空いた口が塞がらなくなってる……)
善子「……ルビィ!ルビィ!」
ルビィ「……!は、はぃ!」
善子「もう分かったでしょ……アンタが勝つのはムリよ」ポン
ルビィ「はぃ……」
善子「さっきから思ってたけどアンタ致命的なまでに弱いもの……」
ルビィ「それは……」
ルビィ「薄々感じてました……」シュン
善子「ほら、機嫌直しなさい?ずら丸が持ってきたお菓子美味しいわよ?」
ルビィ「あむ……うん、おいひぃ……」モグモグ
善子「全く、ようやく諦めてくれたか……」
花丸「もっかい!もっかい!」
善子「やらんわ!」 ピンポーン
善子「ん?」
善子「?誰かしら。ちょっと行ってくるわね」
ガチャッ
ダイヤ「あ、善子さん!ルビィが遊びに来てると聞いたんですけど!」
善子「あらダイヤ!ルビィは確かに来てるけど、どしたの?」
ダイヤ「どうしたのじゃありませんわ!今日はルビィは家の用事があったのです!あの子ったら忘れてますわね!」
善子「えっ、そうなの!?」
ダイヤ「……ルビィは中に?」
善子「うん、あがる?」
ダイヤ「ええ、失礼しますわ!」 |c||^.- ^||わたくしもぴこぴこしたいですわ ダイヤ「ルビィ!」
ルビィ「あ、お姉ちゃん」モグモグ
ルビィ「お姉ちゃんも遊びに来たの?モグモグ」
ダイヤ「アナタという人は……」
ダイヤ「今日は家族でご飯を食べに行く予定でしたでしょう!」
ルビィ「……あっ!」
ダイヤ「今気付いたのですか……?全く呆れる……」
ルビィ「ご、ごめんなさいお姉ちゃん〜!」
ダイヤ「こんな時間にお菓子まで食べて……!ゲームまでして!宿題だってまだでしょう!?」
ルビィ「うぅ〜……」
善子「ま、まあまあダイヤ」
花丸「そんなに怒らないで……あっ!そ、そうだ、ダイヤさんもちょっとだけ遊んでいったら!?ほら、ゲームして……」
ダイヤ「ゲームですって!?」
ダイヤ「私がそんなこと……」
ダイヤ「……」チラッ
ダイヤ「まあ、ちょっとだけなら……?」コホン
善子「そうそう、ちょっとだけ!ほらルビィと一緒にやったら意外と楽しいかも……」
ダイヤ「ふん。まあ私がルビィに負けるはずはありませんが」フンス おわりです。
ルビィちゃんはスマブラじゃなくてマリパとかそういうゲームなら強いと思います。 >>20
>善子「自分はいつも姉の食うくせに……」
ここすき |c||^.-^|| 私はピチューで挑ませていただきますわ
|c||^.-^|| ンマーーーーーーーッッッ スマブラ初心者、知ってる作品(マリオ以外)を選んでピーキーなB技を振りがち ダイヤ「よしこさん、今日も練習後お伺いしますわ。あれ、付き合ってくれます?」 家じゃダイヤさんが手加減したから自分は強いと勘違いしてたんだろうなルビィちゃん 果南「あたしも混ぜてよー 」
よはだいまるるび(でた!破壊神) 本当は実力同じくらいなんだけど初体験のダイヤさんと負かされ続けたルビィの経験差で勝ったと想像 しばらくしたら同レベルになってそう
んで毎日通って負け越した方が次の日までずっと不機嫌になってそう >>6
鞠莉みたいな顔になってるに見えた
曇ったのかと 乙乙
コンボのタイミングが見分けるのに勝てないって目と脳に手がついていけない感じかなん? ブッパや甘えムーブ咎められたら反確でコンボ喰らうくらいは
さすがに何十戦もやってれば分かるようになるさ あれを受けるとそこからコレに繋がる、みたいな簡単な感覚は50戦もやってたら自然とわかるよね
相手が強くて負けがパターン化したら、こっちが甘えた入力した瞬間に(あっ、これ死ぬわ)ってわかるから甘え入力しちゃう感覚が治らないのが一番問題になっちゃう 良いオチでしたわ
翌週から黒澤姉妹が津島宅に入り浸る可能性を感じましたわ よしこ狂ってるのかと思ったらただ人馴れしてないだけだった笑 面白かったです 維持になルビィと接待を知らない善子もだけどなれないゲームで勝った喜びでそのまま続行したがる花丸もなかなか可愛い 悔しくてブルブル震えてるダイヤさん慰めてる一年生二人の姿が想像できて笑える いや、ダイヤさんが善子花丸を完封してルビィが機嫌良くなったのかもしれない そうか
ポンコツダイヤさんを連想したけど、
有能おねぇちゃの可能性もあるのか ポンコツダイヤさんだったら、今度はダイヤさんが「もう一度ですわ!」って言いだして帰らなくなる >>106
ルビィちゃんが帰ったと言うことしか書いてない…つまり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています