終わったコンテンツ(おわった-)とは、一時的なブームが収束した“最近の”アニメやゲーム等を
短絡的に否定し、煽る為のネットスラング。もし本当にオワコンならそもそも語られないことが
基本であるうえ、わざわざ語ろうとする者であればぐぐることによって直ちにわかることであり
この単語を使用することは「僕はにわかです」と公言していることに等しい。

はっきりと終了していない現存コンテンツに対して、敢えて終了と断定し揶揄するこの言葉が
元ファンやアンチの間から発せられる裏にはいくつかの傾向がある。

コンテンツそのものの劣化や変化、停滞等が原因でファンがアンチへと転じる場合から来る
「こんな作品はさっさと終わってしまえばいいのに!」というニュアンスに加えて、流行の
移り変わりが速く激しい現状においては「その作品はもう飽きられてますよ? ブームは終了ですよ?」
とばかりに、『流行を見据えていち早く行動する自分』を演出したい場合にも使われているようだ。
そんな心情を揶揄して、「"オワコン"とは"終わってほしいコンテンツ"の略である」ともよく言われる。

いずれにせよ客観的な事実に基づかずに使用する事例があまりに多いため、「オワコン」という言葉を
発言すること自体が「私は何も知りません!」と自ら知識がないこと、視野が極端に狭いことを
おおっぴらに言ってるに等しいので、使用者はほぼ相手にされない。むしろ場合によっては荒らしと
みなされることの方が多い。

便利な言葉だが、使用者の人格を疑われる可能性は高い。
あなたはそれでも『オワコン』を使いますか?