梨子「アイネクライネ」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
梨子「私、あなたに出会えて嬉しい…」
曜「!いきなりどうしたの?梨子ちゃん!」
梨子「…」
曜「…?」
だけど…それが悲しいんだ…
だって出会えて嬉しいけど、そのぶん別れるのが辛いから… 梨子(地味で目立たない私なんかより、曜ちゃんにはもっとふさわしい人がいる。)
そうわかってる…
でも…
梨子「ずっと、あなたのそばにいたい…」 女A『うわ桜内、お前って女の子が好きなのかよ…』
女B『じゃああれか?私を見たら発情すんのかw?』
女達『あはははは!』
梨子『…グスン』
………
……
…
本当は私の辛い過去をさらけ出して受け止めてほしい…
でもそれを曜ちゃんが聞いたら私の前からいなくなってしまうかも…
曜ちゃんを信じれない…
梨子(私の意気地無し…)
でもどうして…隣にいてくれるの…?
どうして…!
どうして……! もし…消えない過去の悲しみも綻びも曜ちゃんと出会うための物語だったら…
それでよかった…
…とても奇跡であふれてて
曜「…梨子ちゃん」ギュッ
私のそばにいてくれた…
私の名前を呼んでくれた… もし…私がいなくなったら…
きっと誰かが代わりになった方がいいと思う………
梨子(だって過去なんかより今の方が大切だから…) 女A『おい桜内!』
梨子『な、なに…?』
女B『ちょっと来いよ!』グイッ
梨子『やっやめて!』
曜『ごめん梨子ちゃん…』
梨子『…へ?』
曜『私たち…別れよう…』
梨子『…!』
曜『…じゃあね』
梨子『まって!まってよ!』
………
……
…
梨子「…はっ!」ガバッ
曜「大丈夫?梨子ちゃん?」ナデナデ
梨子「だ、大丈夫!」
曜「え、でもすごくうなされてたよ」
梨子「大丈夫だから!!」
曜「あ…うん…」
あ、まただ………
また曜ちゃんを遠ざけちゃった…
ただの夢なのに…曜ちゃんを傷つけてしまった…
そんな意気地無しの私をどうして大切に想ってくれるの…?
どうして…! お願い、曜ちゃん…!いつまでも一緒にいて…!
そう思っても未来はわからない…
夢の中でさえも幸せな時間が続くためにはどうすればいいんだろう……
曜ちゃんを信じるためには何ができるんだろう…
あなたの名前を呼んでいいかな… 私は今まで生きていた人生…ずっと暗かった…
何度も「消えてしまいたい」って泣きわめいた…
…でもそれからずっと探していたのかもしれない…
いつか出会える…あなたのことを…! 辛いことしたなかった私の人生…
でもそれは曜ちゃんに出会うための物語だったんだ…!
曜ちゃんにふさわしい人はたくさんいるかもしれない。
だけど私には曜ちゃんしかいない…そう思えるたった1人の存在…!
だから…!
あなたの名前を呼んでいいかな?
梨子「曜ちゃん!」 終わり。
米津玄師さんのアイネクライネの意味を調べ、ssにしました。 ようりこ好きは米津玄師好きという風潮
ハチ名義だけどドーナツホールすき ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています