愛香「梨香子なんてきらい」
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梨香子のことが嫌い。
いっつもヘラヘラしてるし
なにもかも中途半端だし
私が朱夏と喧嘩して泣いた時も頼んでもないのに慰めてくるし
頼んでもないのに謝る機会作ってくれるし
私が生理で辛い時も優しくしてくるし
ドキドキさせてくるし…
愛香「………梨香子のバカ///」 梨香子が嫌いなんて嘘。
私は梨香子のことが好きだ。
だけどこれは叶いもしない恋だから。
それともし振られたらAqoursがギクシャクしちゃうから
あと…
…振られるのが怖いから。 だから私は梨香子のことを嫌いになる努力している。
そうすれば誰も傷つかない。
きっと……
愛香「はぁ…梨香子…」
梨香子「呼んだ?」
愛香「え!いや!別に…あれ?みんなと一緒じゃなかったの?」
梨香子「あ〜。お手洗い行こうとしたらあいきゃん見つけてw」
嘘だ。お手洗いは逆だし、無理に優しくしないで欲しい。
愛香「あっそ……」 梨香子「となり座るねw」
なんで隣なの?椅子は他にもあるのに…
愛香「うん…」
なんでうんって言ったんだろう。
梨香子「最近元気ないね。どうしたのよw」
梨香子のせいだよ。
愛香「べ、別に!」
梨香子「ふーん……」 梨香子「本当に?」
梨香子の顔が急に真剣になった。
は?
何言ってるの?私の気持ちもわからないで。
ふざけないでよ。
やめてよ。
また好きになっちゃうじゃん……
気がつくと私の両目から涙がこぼてれいた。 梨香子はなんにも言ってこない。ただ抱きしめている。まるで私の気持ちをわかっているように。優しく、暖かい光に包まれている気分だった。
幸せだった。
梨香子は私が泣き止むまで抱きしめてくれた。
愛香「ありがとう…」グスッ
梨香子「うん」ナデナデ
梨香子「じゃあ私もう行くね。」
え、まってよ。行かないで。抱きしめて終わりなんて。 愛香「梨香子!」
梨香子「ん?」
そう言って梨香子の手を引っ張ったあと、私と梨香子の唇は重なっていた。
梨香子「…」ポカーン
梨香子はあ然としている。それもそうか。だってキスしたんだもん。
え、キス?
私と…梨香子が…!
愛香「」カオマッサオ 愛香「ごごごごごめん梨香子!!!」
愛香「忘れて忘れてぇぇぇ!!!」ポカポカ
梨香子「痛い痛い!!ちょっと!落ち着いてよあいきゃん!」
そう言われて、私は動きを止め、息を飲んだ。
嫌われる。罵倒される。どうしよう。
梨香子「大丈夫??」 ……え?
なんで?なんで私の心配をするの?
梨香子は無理矢理キスされたんだよ…
普通嫌うのになんで…!
もういいや。
私は本心を打ち明けた。 愛香「…き……のぉぉ」
梨香子「え?」
愛香「好きなのぉぉ」ポロポロ
愛香「梨香子のことが好きなのぉ!」ポロポロ
梨香子「そっか」ナデナデ
梨香子「ありがとう。勇気を出してくれて。」
愛香「」グスン
梨香子「いつからそう思ってくれたの?」
愛香「ずっとだよ。」
愛香「でも好きって言ったら嫌われるから…」
梨香子「…!そんなことないよ!」ダキッ
え? 愛香「…き……のぉぉ」
梨香子「え?」
愛香「好きなのぉぉ」ポロポロ
愛香「梨香子のことが好きなのぉ!」ポロポロ
梨香子「そっか」ナデナデ
梨香子「ありがとう。勇気を出してくれて。」
愛香「」グスン
梨香子「いつからそう思ってくれたの?」
愛香「ずっとだよ。」
愛香「でも好きって言ったら嫌われるから…」
梨香子「…!そんなことないよ!」ダキッ
え? 梨香子「私だって…あいきゃんのこと…好きだから…!」ポロポロ
…………え?
どうゆうこと?
梨香子が…私のことが…好き…?
理解が追いつかないや。
梨香子「私はあいきゃんが好きだよ。」
梨香子「頑張っている所も楽しそうに踊っている所も。」
梨香子「私に気づかってペースを合わせてくれる所も全部…!」 私の頭は真っ白だった。
意味がわかんない。梨香子がそんなこと思ってたなんて…
私はより一層泣いた。
梨香子「あいきゃんは泣き虫だねw」ダキッ
愛香「うっさい!」
梨香子のハグはさっきよりも温もりがあった。
このままずっとこうしていたい。
優しい陽だまりのようなこの中で。 終わりです。ありがとうございました。
きゃんりかなどといった美しいものを書くのは難しい。変な感じになってしまった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています