穂乃果「ほのサンタの夜」
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穂乃果「……雪、降らなかったなあ」
雪穂「ん?呼んだ?」
穂乃果「ううん、雪がね。降らなかったなあって」
雪穂「ああ、雪ね…まあ、そう都合よく降らないよね」
穂乃果「現実的だなあ、雪穂は…」
雪穂「大人って言ってよ」
穂乃果「大人、かあ」 雪穂「あたしもう寝るからさ、お姉ちゃんも夜更かしはほどほどにね」
穂乃果「うん、おやすみ、雪穂」
雪穂「あい、おやすみー」
パタン
穂乃果「…………」
穂乃果「……大人、かあ」
穂乃果「よいしょっ」
穂乃果「よーし、行きますか!」 ガチャ
穂乃果「うー、さむさむっ」
凛「あっ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ごめーん、待った?よね?」
凛「待ったよーっ!もう、遅いにゃ!」
穂乃果「いやあ申し訳…もーしわけもーしわけ」
凛「ほら、よい…しょ…ふう、ソリ!これくらいでいいよね?」
穂乃果「うんうん、ばっちり!」 穂乃果「で、これがプレゼントね」ドサ
凛「相変わらずたくさん…いっこくらい…」
穂乃果「ダメ!気持ちはわかるけど!」
凛「にゃーっ…」
穂乃果「ほら、行くよっ、乗って!」
凛「はーい」ピョン
穂乃果「ふう…」ヨイショ 凛「…………」
穂乃果「…………」フー
凛「……まだかにゃ?…ちょっと…寒くないかにゃって……」
穂乃果「あ、ごめんごめん!じゃ、えへん、えーでは……」
穂乃果「ソリ、飛べーーーっ!!」
シャンシャンシャンシャン… 穂乃果「…はっ…」
ブーン…
穂乃果「あれ、寝てた…?」
穂乃果「うー…雪穂ぉ?……は…寝ちゃったんだっけ?…」
穂乃果「……部屋戻ろ……」
トントントン
穂乃果「うー、さむい…暖房つけっぱなしにしとけばよかった…」パチ
凛「あっ、やっと来たにゃ!」 穂乃果「んぇ?……凛ちゃん?……」
凛「あっ、下で寝てたの!?もー、凛待たせといて!」
穂乃果「なんで…?…夢…あれぇ…?」
凛「ほら、着替えて!もう時間にゃ!」
穂乃果「…何に…?何の…?」
凛「このサンタ服!で、プレゼント配達!」
穂乃果「……ぇへぇ?」 凛「ほら、いっくにゃーっ!」
穂乃果「ねえぇぇっ待って待ってこの格好で外でるの!?」
凛「あったかいよ?」
穂乃果「そ、そうじゃなくて……恥ずかしいって!」
凛「どっちみち人に見られちゃだめなんだから、関係ないにゃ」
穂乃果「いや…え?どういうこと?」
凛「ほら、いくよっ」
ガチャ
穂乃果「ちょっと凛ちゃーん!」 穂乃果「……たしかにあったかい…けどぉ…」
凛「穂乃果ちゃんも手伝ってよーっ!」
穂乃果「え、何を?」
凛「ソリ!道路に出さないと!」
穂乃果「ソリ…わ、ほんとだ!すごーい!」
凛「すごいじゃないにゃ!」
穂乃果「はいはい…これを道に引っ張るの?」
凛「そう!」
穂乃果「よいしょ…せーのっ」 穂乃果「ふー」
凛「よいしょっ」
穂乃果「すごいね、これ。ほんとにプレゼント入ってるの?」
凛「当たり前にゃ」
穂乃果「へーえ、見ていい?」ガサ
凛「いいけど…早くいこうよー」
穂乃果「えっ、ほんとにほんとじゃん!すごいたくさん!なんで?どうするの?」
凛「だから配りにいくんだってば!」
穂乃果「配る…?」 凛「ほら、穂乃果ちゃんも座るにゃ」
穂乃果「うん」チョコン
凛「…………」
穂乃果「…………」
凛「……ほら、もう行くにゃ!」
穂乃果「なに!?どこへ!?」
凛「ソリ飛べーって!いつもみたいに!」
穂乃果「凛ちゃんなんか今日おかしいよっ」 凛「ほらっ」
穂乃果「えー…そり、とべっ!」テヤ
凛「…………」
穂乃果「…………」
凛「ちゃんとやるにゃあーっ!」
穂乃果「ちゃんとってなに!?……むー……はっ!ソリ!飛べーーーっ!」
ギュン!
穂乃果「うわわわわっ!?」 穂乃果「…はっ…」
ブーン…
穂乃果「あれ、寝てた…?」
海未「寝てましたね」
ことり「気持ち良さそうだったから…そっとしておいてあげようと思って」
穂乃果「起こしてよぉ」
海未「はじめから食事中になんか寝なければいいでしょう」
穂乃果「そーだけどぉ…」
ことり「まあまあ、はい、まだお鍋食べるでしょ?」
穂乃果「ありがとぉ」 海未「そういえば、二人とも親御さんからはプレゼントなどもらうのですか?」
ことり「今度一緒にお洋服を買いに行ってくれるんだあ」
海未「へえ、なるほど。お出掛けにもなっていいですね」
ことり「うんっ」
海未「穂乃果は?」
穂乃果「…………」モグモグ
海未「……穂乃果?」 穂乃果「…私たちって、ずっとお鍋してた…よね?」
海未「……?」
ことり「どういうこと?」
穂乃果「…凛ちゃんと一緒に…ソリに乗る…夢…うん、夢、見たんだ」
ことり「へえーっ、いいなあ」
海未「凛ですか、たしかにソリとか好きそうですね」
穂乃果「……うん……」ガジガジ
海未「こら、お箸を噛むのはやめなさい」
穂乃果「うん…」
ことり「?」 海未「ごちそうさまでした」
ことり「おいしかったね」
海未「穂乃果は途中から…なんだか上の空でしたが。大丈夫ですか?」
穂乃果「…うん、大丈夫」
ことり「もう眠い?」
穂乃果「ううん、へいき。食器とか片付けてくるね」
海未「手伝いますよ」
穂乃果「いいよ、ゆっくりしてて」 カチャカチャ
ガダン
穂乃果「……ふう……」
ブーブッ
穂乃果「ん?あれ?私のスマホ…居間に置いてたっけ…」
穂乃果「よいしょ…ラインの音だったよね…誰からだろ…」
タプ
穂乃果「……凛ちゃんだ!」 ガチャ
穂乃果「凛ちゃん!?」
凛「あっ、穂乃果ちゃーん!こっちこっち」
穂乃果「凛ちゃん、何やってるの!?寒いでしょ、中入りなよ!」
凛「え?うーん、嬉しいけど…よいしょ…早くやること済ませちゃうにゃ」
穂乃果「…ソリ…」
凛「あれ、穂乃果ちゃん、制服は?」
穂乃果「……凛ちゃん、凛ちゃんってさ、サンタさんなの?」 凛「……んー……?」
穂乃果「…………」
凛「どっちかというとトナカイじゃないかにゃ?…サンタさんは穂乃果ちゃんでしょ」
穂乃果「私、サンタさんになった…覚え、っていうか…ないんだよ」
凛「クリスマスだからね」
穂乃果「へっ?」
凛「クリスマス、好き?」
穂乃果「まあ…うん…プレゼント貰えるし…街は綺麗にライトアップされるし。好きだよ」
凛「じゃ、今日から穂乃果ちゃんは、サンタさん!」
穂乃果「……凛ちゃ──」
ブォッ 凛「──ん、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「……えっ!?なに!?」
凛「こんなとこでぼーっとしてたら落っこちちゃうにゃ!」
穂乃果「大丈夫だよー、何年やってると思ってるの」
凛「何考えてたの?」
穂乃果「…なんだっけ?何か…夢を見てたような…」
凛「寝てたのかにゃーっ!?」 穂乃果「ね、凛ちゃん、次はどこ?」
凛「えっと…あっちの方向!」
穂乃果「おっけー!」グン!
凛「あっ!真姫ちゃんたちにゃ!おーいっ」
穂乃果「あ、ほんとだ!真姫ちゃーん!花陽ちゃーん!」
真姫「ちょっ、こら!あんまり大声出すんじゃないわよ…」
花陽「こんばんは、ふたりとも」 穂乃果「真姫ちゃんたちはこれからどっち?」
真姫「北西のほうよ」
穂乃果「…北西ってどっち?」
凛「…さあ…?」
真姫「…あなたたちね…」
花陽「たぶん穂乃果ちゃんたちのルートとは違う方向なんじゃないかな」
凛「そっかぁ」
穂乃果「じゃあ、頑張ってね!ばいばい!」
真姫「そっちもね」 穂乃果「あっ、海未ちゃんことりちゃん!おーい!」
海未「穂乃果っ!…あまり大きな声を出して気づかれたらどうするのですかっ…」
穂乃果「へへ、さっき真姫ちゃんにも言われちゃった…」
海未「なら学習してください…もう…」
穂乃果「いやあ…もーしわけ…」 ことり「残りはどんな感じ?」
凛「うーん…まだ結構あるにゃ」
ことり「そっかぁ、頑張ってね!」
凛「うん!」
海未「ちゃんと夜明け前に間に合わせるのですよ」
穂乃果「善処します!」
海未「善処ではだめです!だいたいあなたたちはもう少し計画的に…」
ことり「はーい、そろそろ行きましょうね〜」グン!
海未「あっことり!……とにかく安全第一ですよ!いいですね!」
穂乃果「はーい。そっちも気を付けてね〜!」 希「穂乃果ちゃ〜ん、凛ちゃ〜ん」
凛「あっ!希ちゃ〜ん!」
絵里「こんばんは。調子はどう?」
穂乃果「順調だよ!たぶん!」
凛「相変わらずソリも袋もおっきくて…ちょっと羨ましいにゃー…」
にこ「そのぶん三人だからね、結構楽よ、替わってみる?」
穂乃果「だめっ!凛ちゃんは穂乃果のチームなの!」
凛「というわけにゃ…悪いけど…」
にこ「何よそのドヤ顔は…」 希「そんなら、そろそろ行こか」
絵里「そうね、あんまり邪魔しても悪いし」
穂乃果「えーっ、穂乃果たちはいいよね?」
凛「ねーっ」
にこ「…その"いい"ってちゃんと"間に合うからいい"なんでしょうね?」
穂乃果「や、最悪日が昇ってからでも…」
にこ「だめよ!」
希「ふふ、まあ、お互い頑張ろな」
穂乃果「うん!またね!」
絵里「気を付けてね」 ゴォォォォ
穂乃果「…………もう、夜明けだね」
凛「なんとか間に合いそうだにゃ」
穂乃果「うん…」
凛「…………」
穂乃果「…………」
凛「…ずっと、聖夜のままならいいのにね」
穂乃果「……そうだね……」
凛「…雪、降らなかったね」
穂乃果「……そうだね……」 穂乃果「…………」
凛「…………」
穂乃果「……凛ちゃん!」
凛「にゃっ!?」
穂乃果「……今年もありがとう。来年もよろしくね!」
凛「……うんっ!」
穂乃果「よーし、あとちょっと!行くよーっ!」
凛「了解にゃーっ!」
シャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャン
シャンシャン… 穂乃果「…………」
ブーン…
穂乃果「…………」ムク
穂乃果「…………」
穂乃果「……寝ちゃってたんだ……」
穂乃果「……よい……しょ……」
トントントン
穂乃果「……さむ……」パチ ピッ
ゴォー…
穂乃果「…………」ボスン
穂乃果「……うーん……むにゃ……」
穂乃果「…………」
穂乃果「……あ……」
穂乃果「……プレゼント、ある……」
穂乃果「…………今年は……誰だったんだろう……えへへ……」
穂乃果「…………」スー スー
おわり 私の経験上、雄野郎同士でというのはよくあること、というか私自身もよくします。
雌なんかよりもよっぽどいいと思いますので、こちらの世界にどっぷりハマってみては?
それはそうと回数の件ですが、私はネコなのでタチ次第では何回でもイけますよ。
但し、野郎の体力とタチが種汁ドロドロのケツマンコを嫌って逃げなければ…。
また回数が多くなると体力を消耗して早くおイキになられます。 アスペの俺にどういう意味の話だったのか説明してくれ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています