海未「絵里っていきなりに弱いですよね」
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絵里「何よ突然…………」ハッ
海未「🤗」
絵里「たしかに」 絵里「でも誰だって弱いでしょう。私だけじゃないわ」
海未「そうでしょうか」
スルッ
海未「ひあっ!?」
絵里「ほらぁ」
海未「服の中に手を入れられたら誰だってこうなります!今のは冷たくて出た声なのでノーカンですからね!」 海未「いきなりといえば」
絵里「え、手突っ込んだまま話すの」
海未「いきなりステーキ食べたいです」
絵里「いいわよね……女性客も多いし、入りやすいわ」
海未「実は一度も入ったことないんです」
絵里「え、ホントに?」 絵里「学校からだと万世橋か神田が近いかしら。神田は昼も夜もビジネスマンが並んでて、待ってる間に食欲が刺激されておいしく食べられてる気がするわ」
海未「でもあのお店、300gからが基本なのですよね。そんなに食べられるのでしょうか……」
絵里「お口ちっちゃいの?かわいい」
絵里「でも海未、結構筋肉力あるしなんだかんだいって食べるでしょう」スリスリ
海未「お腹撫でないでください」 海未「3食きちんと食べているからでしょう。……とはいえ、300gを食べれないか心配するのはちょっと猫を被りすぎですね」
海未「たぶん400、いえ……1ポンドはペロリと食べられます」
絵里「急にポンドなんて難しい単位使うのやめなさい。50グラム増えただけでしょう。あなたそれでも大和撫子なの?」
海未「ごめんなさい……」シュン 絵里「いきなりといえば」
海未「いつまで服の中に手入れてるんですか」
絵里「いきなり団子知ってる?」
海未「知りません……が団子というからには私の好きなものでしょうね。実は私、和菓子に目がないんです」
絵里「しってる」 絵里「中にサツマイモと餡子が入ってて」
海未「おいも゛っ❤」
絵里「……で、それを薄皮の生地で包んだ郷土菓子よ」
絵里「突然ですが問題です」
海未「本当に突然ですね……ハッ!」
絵里「🤗」
海未「早く問題を出しなさい!///」 絵里「いきなり団子はどこの郷土菓子でしょうか」
海未「おいもを使った菓子……愚問ですね。私の師事している西郷隆盛の故郷、鹿児島です!」
絵里「正解は熊本でした」
海未「熊本も無事っぽいからオッケーですよね。ニアピン賞です」 海未「熊本……九州にはいったことないですね。いつか行きたいです」
絵里「日本橋に熊本お土産ショップが確かあったわよ。帰り一緒行く?」
海未「バカ言わないでください。その土地で郷土のものを感じるのがいいのではありませんか」
海未「それに九州は温泉が多いですから……色んな温泉を回ってみたいですね」
絵里「あぁ……それは、いいわね……」 絵里「ちょっと待って」スッ
海未「私の服越しにスマホ弄る器用な真似しないでください。あといい加減服から手を抜いてください」
絵里「あ、ホラ。冬休みジェットスターで熊本行きが4000円」
海未「安い……」
絵里「冬休み二人で飛行機旅行しちゃう?」
海未「しちゃいます」
絵里「え……ホントに?軽い気持ちで言ったんだけど」 この会話が全て服に手を入れた状態で行われてるものだと考えると滾りますねぇ 海未「一人で旅行とか……怖いですから」
絵里「お嬢様ね」
海未「それに旅館は一人では泊まれないところが多いですから」
絵里「い、一緒の部屋に泊まっちゃうの///」
海未「当然でしょう」
絵里「計画性ないから休憩と宿泊があるホテルに泊まることになるかも……🏩」
海未「……?泊まれたらどこでもいいですよ🏨」
絵里「そ、そう。予約しておくわね……」ポチポチ 絵里「そろそろ手が温まったかしら」
海未「私の体をなんだと思っているのですか」
絵里「手袋忘れちゃって冷たかったのよ」
海未「私はその冷たくなった手を生肌に当てられてとても冷たかったのですが」
絵里「おかげでぬくぬくだわ、ありがとう👏」 海未「……」グイッ
絵里「えっ!?///」
ギュッ
絵里「う、海未……?///」
海未「おや、どうしたのですか。顔を赤くして」
絵里「いや、だって……」
海未「自分から近づくことは普通にするくせに、近づかれるとこうなるのですからやっぱり絵里はいきなりに弱いですね」
絵里「いや、これは……ノーカンでしょ…///」
二人はこのあと熊本へ行った
おしまい おつおつ
でも海未からの反撃描写もうちょい書いてもいいのよ? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています