理亞(うぅ。何なの、このプレッシャーは。ただ注文にモタついているだけで、こんなにも責められるものなの……?)

理亞(後ろ……怖い。今、私の後ろには何人が並んでるの? 最前列は、どれくらい私の注文を待ってるの?)

理亞(私がこのカウンターに立ってから、どれくらいの時間が経ったの……?)

理亞(まずい。これ以上は本当にまずい。早くしないと、今すぐ決めないと! でも、何を? 何を注文すればいいの、私はっ!?)

理亞(注文を。早く。何を――!?)

理亞「ぅ、ぅぅぅぅ……っ」

店員「ど、どうされました……?」

理亞「――も、もういいです!」ダッ

店員「お、お客様!? ちょ、店内でムーンサルトはお辞めください、お客様ー!?」