千歌「曜ちゃんエグゼ、トランスミッション!」
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スタイルバグでチャージショットダメージMAXにできるから、発生チャージ共に早いアクア系安定 何も考えなくてもチップは大抵複数枚選ぶからカスタムにしかならんだろ 頭痛するから今日はなしでお願いします
明日休みだから明日書く
たいして長くないしエタりはしないので 梨子「それで私の所に?」
曜『うん』
梨子「ふふっ、なんだか嬉しいかも」
曜『え、なんで?』
梨子「うーん……聞きたい?」
曜『折角だしそんなに勿体ぶられると気になっちゃうよ』
梨子「まず一つはね、曜ちゃんも私の事を友達だって思ってくれてたんだなぁって」
曜『……』
梨子「何となくね、私は千歌ちゃんのお友達だから曜ちゃんも私とお話してくれてたのかな?って思ったことがあるの」
曜『そんなこと…』
梨子「うん。だからこうして友達として私に相談しに来てくれたことが嬉しい」 曜『一つってことはまだ何かあるの?』
梨子「千歌ちゃんの一番のお友達はね、曜ちゃんあなただと思うの。羨ましいくらいに」
曜『そうかな…梨子ちゃんの方が』
梨子「その曜ちゃんから見て千歌ちゃんと仲のいい友達だって思われてて、私少し安心したんだ。あぁ、私と千歌ちゃんはちゃんとお友達なんだって」
曜『そうだと思うよ。だって千歌ちゃんは梨子ちゃんが来てからずっと…』
梨子「曜ちゃん、ネガティブは禁止だよ?自分で決めたんでしょう?」
曜『ホントだ…ごめんね』
梨子「まずは曜ちゃんの不安を取り除くのが先なのかな。千歌ちゃんね、曜ちゃんが帰ってきてからずっと曜ちゃん曜ちゃんってうるさいんだから」
曜『そうだったの!?』
梨子「うん。ちょっと嫉妬しちゃうくらいにね」
曜『梨子ちゃんが嫉妬だなんて…なんで』 梨子「曜ちゃん。人の気持ちってね、きっと誰にも分からないものだと思うの。今の曜ちゃんに言うのは酷かもしれないけれど、普通に生きてきた時の曜ちゃんだって、今の私達だって何も変わらない」
曜『かもしれないね。梨子ちゃんが苦しんでいたなんて私思わなかったな』
梨子「曜ちゃんの苦しみは重いものだと思うけれど、私にはそれがどんなものなのか分からない。程度は違うかもしれないけど私が辛いことは曜ちゃんにも分からなかったでしょう?」
曜『はは…結構刺さるなぁ』
梨子「でもね、相手に寄りそって一緒に悩んだり道を探すことはできる。それがお友達なんじゃないかなって思うの」
曜『だとしたら、私も梨子ちゃんの役に立てたってことなのかな』
梨子「役に立つってそんな言い方しなくても、曜ちゃんは私のお友達の曜ちゃんのままなんだから。話をしてもらえて嬉しかったし、聞いてもらえてよかった。おあいこね」
曜『うん。友達…だもんね』 梨子「曜ちゃん、あなたはあなたのまま何も変わってないわ。だから安心してAqoursは9人でAqoursなの」
曜『ありがとう、梨子ちゃん』
梨子「どういたしまして」
曜『でも…それなら千歌ちゃん最近ずっと忙しそうなのにどうして私に相談の一つもしてくれないんだろう』
梨子「それはね…」
曜『それは?』
梨子「ふふ、内緒♪」
曜『えーー!何か隠してるの!?ズルいよーーーー!教えてよーー!』
梨子「ダーメ。あ、でも新曲はちゃんと覚えてきてね?忘れたりしたらダメだから」 こうして、謎を抱えたまま月日が経過していきました。
誰に相談してみても、お楽しみだとか内緒ではぐらかされて肝心な部分は教えてもらえない。
皆どこかソワソワしていて…特に千歌ちゃんは
一つはっきりしたのは千歌ちゃんが何やら次のライブに向けて今まで以上に頑張っていることなんだけど…
それ以上は分からず、言われたとおりに歌と踊りを覚えとうとう新曲発表の日が来てしまいました。
結局千歌ちゃんとの仲直りは出来ていない。みんながライブをやり切った後に必ず仲直りするんだ。 果南「お、みんな揃ったね」
ダイヤ「当然。新曲発表の日に遅れるだなんてブッブー!ですわ」
曜『随分山奥のステージにしたんだね』
梨子「どうしても譲れない条件があって…それだとここしかなかったんだ」
果南「ホントは沼津市街とかでできればよかったんだけど、まだまだグループとして力不足だったみたい」
曜『そっかぁ…そう言えば千歌ちゃんが居ないみたいだけど』
梨子「千歌ちゃんはね、朝早くから運営の人とステージの細かい調整とかでもう先に入ってるんだ」
曜『じゃあ、今日は頑張ってね、私も応援するから!』
善子「フフフ…」
鞠莉「ルビィ、準備はいい?」
曜『どうしたの?PCもって…なんだか怖いんだけど』 梨子「言ったでしょ?ダンスと歌覚えてきてねって」
ルビィ「曜ちゃんもお着替えの時間だよ!」
曜『えぇー!?』
鞠莉「USBセットオン!」
ルビィ「ぅゆ!」
曜『わっ!これ…私のステージ衣装?』
ダイヤ「新曲も、これからもずっと曜さんと一緒に踊るんだって千歌さん聞かなかったんです」
果南「運営にも掛け合って、慣れない衣装データ作りまでやりだしたりねー」
曜『それじゃずっと千歌ちゃんは…』
善子「アンタと同じステージに立てるようにリーダーらしく頑張ってたってわけ」
果南「一番目立つスクリーンの中で踊ってもらうからね」 ダイヤ「さぁそろそろ私達も最後の打ち合わせに……」
ルビィ「……なんだか焦げ臭い」
「みんな避難してくれ!!火事だ!!」
ダイヤ「火事ってどういうことです!?」
「見ての通りだよ!!こんな山奥で機材あれこれ引っ張り出したの初めてだったから……ネズミ辺りがケーブルを齧っててそれがショートしたのかもしれない」
善子「それで千歌は見捨てて逃げてきたっていうの!?」
「引っ張ってきたんだけど手を振りほどいて戻っていったんだよ…とにかくこのままじゃ君たちも危ない、最悪山火事になるぞ!」
果南「千歌はどこ!私が行く!」
「PCが置いてある部屋じゃないかな…ここのステージ山奥なのに無駄にハイテクだからスプリンクラーもシステム制御なんだ。
何せ本番どころか君たちとの打ち合わせ前だったからね、立ち上げる前にこのザマだよ。意地でも今日のステージ成功させたかったみたいだからそこだと思うが…」
花丸「それでも火が止まってないってことは…千歌ちゃんは部屋の中で」
ルビィ「花丸ちゃん!」
花丸「ごめんなさい。でも、早くしないと千歌ちゃんが危ないと思う」
鞠莉「OK、私が行くわ。水はかなり持って来てるから被っていけばちかっちを助けて帰ってくるまでは持つはず」
ダイヤ「危険すぎます!」
曜『私が行くよ』
梨子「曜ちゃん!?」
曜『電波は出てるみたいだしここから会場のPCまで送ってもらえれば、私が一番スムーズにスプリンクラーを作動させられる』 勝手に長編物だと思ってたんだけどもう終わっちまうのか… 善子「スプリンクラーって問答無用に辺りに水撒くんじゃないの?」
ダイヤ「曜さんがこちらに帰ってくる前に向こうのPCが壊れてしまえば…」
曜『それ以上は言わないで。大丈夫、必ず帰ってくるから』
鞠莉「やっぱり私が…!」
曜『私と皆じゃ命の重さが違うから。それにえーっと……バックアップも取ってあるからもし向こうのPCが壊れても平気』
梨子「本当に大丈夫なのね」
曜『うん、任せて』
鞠莉「分かった。火が収まったらすぐに行くから…死なないでね」
曜『了解であります!全速前進、ヨーソロー!』 私はひとつ皆に嘘をついてしまった。
私のデータにバックアップなんてものは存在しない。
人間という膨大の情報の塊を無理矢理データに変換したものが今の私。
圧縮のおかげで普通のPCでも活動できるようにはなっているけれど、一度壊れてしまえば拾いきれない程の断片的なデータとして散らばってしまう。
もしデータとして死んでしまった君を復元してもそれは出来のいい人工知能の域を出ないものになってしまうだろうと。
その事は私を救ってくれた科学者の人から言って聞かされていた。
それでも行くんだ…!
待っててね、千歌ちゃん! 曜『PCルームまでは来られたけど…この部屋のPCカメラないんだ…監視カメラもここにはないみたいだし、千歌ちゃん本当にこの部屋にいるのかな』
心を決めて、スプリンクラーを起動させる。
起動は確認できるんだけど、実際自分が水に濡れるわけじゃないからイマイチ実感としては分かり難い。
っと…他の部屋の監視カメラを見ればいいんだ。
うん、大丈夫そうだね。
すぐ帰りたい所だけどせめて鎮火を確認してからじゃないと……
あれ…?なんだかおかしいな…身体が
そっか、PCに水がかかってきちゃったのか
スピーカーついてないみたいだけど、場内の放送システムはまだ生きてるしこれでいいかな 曜『あ…あー…千歌ちゃ…聞こえる?』
千歌「んっ…冷たぁ。よーちゃんの声だ」
曜『ごめ…んね。折角かわいい衣装つ…ってく……のに』
千歌「よーちゃん!!」
嬉しかったよ。私の為に一生懸命になってくれて。
千歌「よーちゃん!壊れちゃうから水止めて!千歌はもう大丈夫だよ!」
私もみんなと一緒にまた踊りたかったなぁ。
千歌「聞こえてないんだ…!マイクなんて取りにいってたら曜ちゃんが…!」
みんなにごめんって代わりに伝えておいて。
千歌「千歌だって…千歌だってまだよーちゃんに謝れてないのに!」
死んじゃってからも私の友達でいてくれて嬉しかった。
きっと今日千歌ちゃんを助けるために私はもう一度命を得たんだね。
パパ、約束守れなくてごめんなさい。
ありがとう、さようなら。
千歌「死んじゃやだーーーーーーーーーーーーーー!!」 善子「…なんてこともあったわね」
曜『いや〜心配をおかけしました』
ダイヤ「全く…千歌さんがPCに覆いかぶさっていたから助かったものの」
千歌「まぁまぁ。いいじゃんもう終わったことだし、風邪ひいたくらいで済んでよかったよ」
梨子「それにほら…曜ちゃんが居なきゃ千歌ちゃんも危なかったんだし」
果南「そうそう、怒らないの」
ダイヤ「怒ってなんかいません!…曜さんが無事でよかったと言ってるんです」
花丸「素直じゃないずら〜」
ルビィ「えへへ、でもおねぇちゃぁ曜ちゃんが無事だって分かった時、本当に喜んでたんだよ?」
鞠莉「なになに〜詳しく教えてほしいデース」
ダイヤ「こらっ、余計なことを!!」
曜『あ、そろそろ時間だよみんな』
千歌「本当はサプライズでしたかったけど…新曲の発表、今度こそ9人で成功させるよ!」
「「「「「「「「『Aqours、サンシャイーン!!』」」」」」」」」 こうしてライブは大成功。
Aqoursはラブライブにも優勝し、私達は本当の輝きを手に入れることができた。
それから時は経ち、皆はそれぞれの道を歩み始める。
いつまでも私だけが変わらないまま月日は経過していく。
両親やお世話になった先生、メンバーの訃報が入るようになっても私は何も変わらない。
一つ変わったことがあるとするなら死を受け入れることが出来たことなんだと思う。
細かにアップデートを繰り返しているお陰か、私は今でも最新の機能を持たせてもらっている。
私のような疑似人格も大幅に増え、ネット上ではそう言った心を持った人工知能用のSNSや娯楽まで存在する世界になった。
ステキな世界になったんだなと思いつつもこの世界にもう未練はない。
大好きな人たちは旅立ってしまい、渡辺曜としての役目はもうとっくに終えてしまっているから。
アイドルとしても一個人としても、もう私を覚えている人はいないから。
昔感じたような恐怖心はない、穏やかな気持ちで自分をアンインストールする。
千歌『ストップ!ストーーーーップ!!』
する?
曜『え?』 千歌『何自殺しようとしてるの!ダメだよー!』
曜『千歌ちゃん?』
千歌『えへへ…家族には反対されてたんだけどね、もし千歌が死んじゃったらこっちの世界にこられるようにってお願いしてたんだ』
曜『…どうして』
千歌『だって……曜ちゃんずっと寂しそうだったんだもん』
曜『そんなことのために……バカだなぁ』
千歌『あー!馬鹿って言った!?酷くない?』
曜『でもね、ずっと寂しかった……寂しかったよ…!』
千歌『え、ちょ、泣かないでー。もうどこにもいかないよー?』
曜『本当?』
千歌『うん。こっちの事あんまり分からないし案内してよ』
曜『うん、任せて!それでは電子の海へ全速前進…』
『『ヨーソロー!』』 終わり
全部sageで行きたかったけどたまに忘れちゃうのよな
ありがとうございました Aqoursメンバーをサイバーテロから守るために「私を戦闘用プログラムに改造してください!」展開とかあるかと思ってた 乙
元ネタ的にも戦闘物になるのかなって思ってたけど、こういう路線もいいね エグゼってネットを行き来するより現実を行き来した方がアクセスがいいよね >>84,86
そり
Aqoursを守るために強大な敵に無謀にも戦いを挑んでジャンクにされる曜も見たかった
被覆部が破れてコイルとかのメカニカル部が露出したり腕がもげたところが電気バチバチさせてるのとかめっちゃ好き
ワンパンマンのジェノス状態になる曜ちゃん愛してる
身体中壊されても戦い続けて最後は自爆攻撃でラスボスと心中してAqoursの伝説になってほしいわ >>89
ただしコマンド失敗してただ威力高いだけのソードになる模様 タプルヒーローとタブルヒーロー2つあると知った時の衝撃 あれ?プログラム曜ちゃんならジェリー使って合法的に触手プレイできるんじゃね? >>95
最初は同じ名前だと思っていたけどよく見たらイアイフォーム抜きの方はパチモンで笑った 人質に武器を向けるということは、対峙する敵に対して無防備になるということだ! 世代的にエグゼ好きライバー多いはずなんだけど、エグゼネタSSってそんな見ないよね 最近PETの外装使ってスマホケースでも作ってやろうかと思ってみたり あの頃はまじで一人一台ネットワーク端末を持つ時代がくるとは思わなかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています