ダイヤ「オンとオフの切り替えはしっかりと」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ー楽屋ー
曜「あれ、ここにあった私のジュースは?」
千歌「知らないよ、飲んだんじゃないの?」
曜「いやいやまだ半分くらい残ってたよ」
千歌「曜ちゃんボケちゃったか……」 曜「……」ジッ
千歌「……なに?」
曜「……飲んだでしょ」
千歌「幼馴染に濡れ衣着せるんだ。曜ちゃんそういう人だったんだ」
曜「津島こうはーい」
善子「なに」 曜「さっき千歌ちゃん何か飲んでた?」
善子「ピルクル飲んでたけど」
曜「はいビンゴー」
千歌「チクリとかそれ1番嫌われるやつだから善子ちゃん」
善子「知らないわよ」 曜「130円返して」
千歌「半分だから75円ね。はい」チャリン
曜「ちょっと!ちゃんと払って!」
千歌「将来船長になるくせに心は水溜まり並みに狭いとかありえない!」
曜「関係ないよ!そもそも半額だったら65円だし!」 千歌「じゃあ10円返して!」
曜「あ!こら!この!」
善子「ちょ、向こうでやって危ない!」
ダイヤ「やかましい!ライブ前に余計な体力使わない!」 花丸「何読んでるの梨子ちゃん」
梨子「この前買った新刊」
花丸「それは面白いの?」
梨子「興味ある?」
花丸「ちょっとだけ」 梨子「……っふぅー……」
花丸「どうしたの?」
梨子「いえ、少し心を落ち着けただけよ」
花丸「梨子ちゃんも緊張するんだね」
梨子「ええ、もちろん。ところで花丸ちゃんは漫画とか読む?」
花丸「漫画は……あんまり。小説なら」 梨子「そう、じゃあ……」ゴソゴソ
花丸「わぁ、梨子ちゃんのカバンの中沢山本入ってるずら。読書家なんだね」
梨子「ええ、読書好きなの。だから絶対花丸ちゃんと話が合うと思うわ。はい」
花丸「これは……見たことない本ずら」
梨子「ええ、そうでしょう?何せ普通の書店じゃ置いてないからね」 花丸「そうなの!?どこで買ったの!?」
梨子「この本を花丸ちゃんが気に入ってくれれば教えてあげる」
花丸「わかったずら!じゃあ早速読むね!」
梨子「うんうん」ニコニコ
ダイヤ「二人とも、MCの台本をちゃんと確認しといてください」
梨子「は〜い」
花丸「……」ペラッ ーライブMCー
千歌「じゃあ早速自己紹介するねー!私はリーダーの高海千歌!」
曜「ジュース泥棒」ボソッ
千歌「千歌っちって呼んでね!」
曜「ジュース泥棒」ボソッ 千歌「じゃあいつものいくよー!」
曜「ジュース泥棒」ボソッ
千歌「かんかん!」
曜「ジュース!」
千歌「かんかん!」
曜「ジュース!」
千歌「かーんかーん!」
曜「ど!ろ!ぼう!」
千歌「うるっっっっさいなぁぁぁぁあ!!!!根に持ちすぎでしょ!!!!」 曜「ピルクル返してくれるまでずっと言うから!!」
千歌「今はそういう場合じゃないでしょ!!ライブ中だよ!!!」
曜「そういう場合だよ!!私のピルクルはまだAメロだったのに強制終了させられたんだからね!!」
千歌「何わけわかんないこと言ってんのさ!!この陰湿ヨーソロー!!」
曜「あー!!決めゼリフでいじるの無しだから!!それやっちゃいけないやつ!!」
千歌「お前が言うかーーー!!!」
ワーワーワーワー!!
ダイヤ「おやめなさい!!!こらぁぁ!!!」 〜仕切り直し〜
花丸「おらの名前は国木田花丸。浦の星女学院の1年生!」
花丸「はっ!またおらって言っちゃったずら……おらじゃなくて」
花丸「……私、よね」
ダイヤ「ん?」 花丸「私の名前は国木田花丸。この星に生を受けた時から美しい百合の花を求めているの」
ダイヤ「花丸さん?」
花丸「今日も会場には様々な百合が……ああ、綺麗」
ダイヤ「ストップ。花丸さんストップ」
花丸「そこの貴女、今夜私と花を散らせませんか?」
ダイヤ「撤収ーーーー!!一旦撤収ーーーー!!」 ー楽屋ー
ダイヤ「何をしているのですかあなた達は!!!」
曜「ピルクル!」グイグイッ
千歌「ぎゃああああ!!アホ毛引っ張らないで!!!」
梨子「次は主人公がリバの……」
花丸「リバって何ずら?」 ダイヤ「話を聞きなs」
ポン
果南「まぁダイヤ。落ち着きなよ」
ダイヤ「果南さん……」
果南「ね?」
ダイヤ「……楽屋に干物を持ってくるなと何回言ったら分かるんです?」
果南「皆で食べようよ」 ダイヤ「臭いが衣装に移るので外に置いてきなさい!」
果南「やだよ、誰かに盗られたらどうすんのさ」
ダイヤ「いいから早く!」グイッ
果南「やめて!ジュリーに何すんの!」グイッ
ダイヤ「何ですかそのクソみたいなネーミングセンス!!」グイグイッ
善子「クソって」
ガチャ
「そろそろ時間ですー!」 ーMCー
ダイヤ「曜さん、今回の衣装のモチーフは何です?」
曜「えっとねー、ピルク」
ダイヤ「何です?」
曜「……海をモチーフにしたかな。メンバーそれぞれテーマがあるんだよ」
ダイヤ「なるほど」 曜「例えば果南ちゃんだったらね……ちょっと後ろ向いてくれる?」
果南「おっけー」クルッ
曜「……なにこれ」
果南「干物だよ。名前はマシュー」
ダイヤ「さっきと違うんですけど」
果南「得意技は炙ると丸まること」
ダイヤ「聞いてません」 果南「皆も食べる?いっぱい持ってきたんだー」ドサッ
千歌「わっ」
果南「それそれー!」
ダイヤ「ちょ、干物を観客席に撒かない!頭おかしいんですか!?」
果南「魚食べると頭が良くなるんだよ」
ダイヤ「どの口が!!!」 オン
____
/::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l:::l:::_l_/l____l_l_l_l::l:::::::l
ll>l ∧ ∧ l<l:l
. ll:::::l "" _ "" l:::::l:l
l:::::lヽ__・________ノl:::::l:l
l::/ 、 `−´ 、 ヽ:::l
l::ヽ_👉えっち👈_ノ::l
l:::::::::j____j::::::::l
l:::::::/_/_l_l_l_l_ヽ_ヽ:::::l
. ヽ_l__/
l::::l::::::/
`-`-´ オフ
____
/::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l:::l:::_l_/l____l_l_l_l::l:::::::l
ll>l ∧ ∧ l<l:l
. ll:::::l "" _ "" l:::::l:l
l:::::lヽ__・________ノl:::::l:l
l::/ 、 `−´ 、 ヽ:::l
l::ヽ_👉えっち👈_ノ::l
l:::::::::j____j::::::::l
l:::::::/_/_l_l_l_l_ヽ_ヽ:::::l
. ヽ_l__/
l::::l::::::/
`-`-´ mp3とかで「犬うるせえぞ」とか「犬を静かにさせろ」ってファイルないかな?
犬が鳴いたらスピーカーで流したい ー楽屋ー
ダイヤ「こんなもの今日の我が家の夕飯にしてやります!」
果南「お父さんに持って帰ってあげなよ。お酒のツマミにピッタリだよ」
ダイヤ「減らず口を!!」
果南「じゃあね……アンジェリカ……美味しく食べられるんだよ……」グスッ
ダイヤ「何感動的な雰囲気で誤魔化してるんですか!!そこに正座なさい!!」 曜「ピルクル!」
千歌「ピルピルクルクルうるっさい!!」
梨子「千歌ちゃん、今のセリフもう1回」
曜「なんでボイスレコーダー構えてんの?」
花丸「梨子ちゃん、これの続きはないの?」 ルビィ「……」
鞠莉「どうしたのルビィ?」
ルビィ「なんか……哀れだなぁって」
鞠莉「ルビィは大人ね。そんなあなたにいいこと教えてあげる」
ルビィ「いいこと?」
鞠莉「あのね、お金で解決できないことはこの世の中無いのよ」
ルビィ「ルビィまだ子供のままでいいや」 鞠莉「ノンノン、誰もが必ず大人になる……そう、そして死ぬのよ」
ルビィ「死んだらお姉ちゃんに会えるかな」
鞠莉「きっとね。天国でもルビィを愛してくれるわ」
ルビィ「そっかぁ、だったら怖くないかも」 鞠莉「お利口さんね。マリーからのご褒美よ」
ルビィ「ルビィ喉乾いたから自販機行きたい。だから万冊より130円ほしいな」
鞠莉「oh......そうなの」
ルビィ「うふふ、早速お金で解決できないことがあったね」
鞠莉「私もまだ子供だったってことね」
ルビィ「あははっ」
鞠莉「ふふっ」
善子「なにわろとわねん」 ーMCー
ダイヤ「先程はお見苦しいところをお見せして申し訳ありません……今からは全力でパフォーマンスに専念します」
鞠莉「ダイヤ、私からいい?」
ダイヤ「え?えぇ……どうぞ」
鞠莉「オーディエンスの皆!ライブをめちゃくちゃにしたお詫びをさせて頂戴!ルビィ!」
ルビィ「はい」
ダイヤ「え?」 ルビィ「こちらに島ひとつ帰るお金があります」
ザワッ!!
ダイヤ「はっ、ちょ」
鞠莉「私たちのパフォーマンスに1番いいレスポンスを返してくれた1人にこちらを差し上げマース!」
ザワザワザワ
ダイヤ「何をしているんですか!!やめなさい!!」 曜「ね、ここからピルクル代もらっていい?」
ダイヤ「まだ言ってたんですの!?」
果南「夕飯の干物までさっき配っちゃったんだよね〜ちょうど良かった」
ダイヤ「築地でマグロ買うつもりですか!!」
千歌「このお金で廃校救えるじゃ」
ダイヤ「それは絶対ダメです!!」
梨子「欲しかった新刊が」
花丸「新刊!?」
ダイヤ「おだまらっしゃい!!」 ルビィ「会場とメンバーがひとつになったところで1曲」
鞠莉「聞いてください」
ルビまり「「想いよひとつになれ」」
ダイヤ「歌えるかぁぁぁ!!」
善子「……ありがとうございました」 >>45
万冊じゃなくて万札
なにわろとわねん じゃなくて なにわろとんねん オンオフって、楽屋裏のノリが出ちゃってるってことか
なんか新鮮で面白かったよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています