えりうみでなんかお題くれ
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>>2
ギシッギシッ
絵里「はぁっ……はぁっ……!」
海未「ぁ、う───!だ、めっ……で、す」
絵里「いいわ……一緒に……!」
海未「ふっ、あああっ───!」
絵里「っ!!!!」キュッ
海未「はっ、ふ───」
絵里「汗びっしょり」
海未「絵里の方が……背中すごいですよ」
絵里「わっ……気づかなかったわ。エアコン点けるわね」
海未「いけません。こんなに汗だくでは風邪をひいてしまいます」
絵里「お風呂一緒に入る?」
海未「……ん」コク >>3
海未「映画館に行くことはそんなにありませんね……」
絵里「だろうと思った。海未が好きそうな映画がやってたから、これを機に映画館デートを定着させようと思って」
海未「あ、この時代劇の映画ですね。好みですが、絵里はこれでいいのですか?こっちの恋愛映画がよかったのでは……」
絵里「海未と仲良くなるための布石よ。いつかは海未と恋愛映画を見て雰囲気作りをするつもりよ」
海未「正直なんですから……そういうところが絵里のいいところだと思いますよ」クス
絵里「…………」
海未「ビックリしましたね。まさか処刑シーンがあるだなんて……」
絵里「…………」
海未「あの、あまり気を落とさないでください。話は面白かったですし、私も楽しめましたよ」
絵里「怖かった……」ポロポロ
海未「えっ」
絵里「なんでいきなり斬られなくちゃいけないのよぉ……」ポロポロ
海未「な、泣き止んでください絵里。まだ時間ありますからこっちの恋愛映画見て帰りましょう?ね?」 >>4
海未「ただいま帰りました」
絵里「お邪魔します……」
海未「絵里。もう『ただいま』ですよ」
絵里「そうね。……ただいま」
絵里「海未のお祖母さんって、何度か会ったことはあるけれど話したことは全くなかったわ……」
海未「厳格な人でしたよ。頑固ではありませんでしたが、高校時代色々していた私が、全てに手を抜かなかった……抜けなかった理由です」
海未「自他ともに厳しく、常に強く。私の憧れでした」
絵里「おばあちゃん子だったのね」
海未「絵里と同じですよ」
絵里「……私、海未のお祖母さんに『海未の結婚相手です』って胸を張って名乗り出られるかしら」
海未「さあ、どうでしょう。10年前ならきっと薙刀を持って絵里を試していたでしょうね」クス
絵里「えぇ……」 >>5
絵里「ひゃっ!?」
海未「すごい雷……いきなりこんなに近くで鳴るなんて……」
絵里「は、早くどこか屋内に入りましょ」
海未「怖いのですか?」
絵里「雨降ってきちゃうから!!」
海未「見てください絵里。あれ……」
絵里「なにあれ……竜巻?」
海未「……弱々しいので竜巻になる前の上昇気流でしょうか」
絵里「初めて見たわ」
海未「私もです」
絵里「……ね、海未。こういうのってちょっといいわよね」
海未「被害が出るかもしれないのですよ」
絵里「そうだけど……台風で休校になった時とか少しワクワクしたでしょう?」
海未「……否定はしません」
絵里「そういう非日常がある時に、特別な人と一緒にいるのって……すごくドキドキする。うまく言えないけれど、興奮となにが起こってもきっと大丈夫っていう気持ちが混ざり合ってる感じ?」
海未「……もう///」
海未「あ、ホラ。竜巻消えちゃいましたよ」
絵里「えー、残念」
海未「やっぱり私は、晴れの日も雨の日も、日常のなにも変わらない日に絵里と一緒にいる方が……幸せを感じます」
絵里「海未……もう、かわいいんだからっ」チュッ
海未「っ〜〜!!///」 支援
tMnRさんいつもの人との合同誌だけど書店委託で新刊あるみたいですね >>6
海未(思えば私は──デートする時はいつも絵里にお店や、知らない場所に連れて行ってもらっている気がします)
海未(たまには私からエスコートしたほうが良いのかもしれませんね。そうと決まれば今すぐデートの予定を立てなければ!)
絵里「ごめん海未!待った?」
海未「いいえ、今来たところです。さ、行きましょう」
絵里「海未からの誘いで駅前集合って珍しいわね。行きたいところでもあるの?」
海未「はい!絵里にも紹介したいので付いて来てください」
海未「ここです!私のオススメのお店なんですよ!」
絵里「えっ……パンケーキ?」
海未「……苦手でしたか?」
絵里「全然!でもちょっと意外。どこに連れられるかと思えば原宿でパンケーキ屋さんだなんて……」
海未「わ、私も女子ですから!!」
海未「いただきます」パクッ
海未「あっまいです……」
海未「お、多い……」
絵里「…………」 海未「おいしかったですね〜!」
絵里「ね、海未。なんか無理してない?」
海未「ぅ」
絵里「いつもの海未がパンケーキをオススメなんてするはずないもの」
海未「実は……いつも絵里にばかりデートの提案をされるので今回は私からしようと思っていたのですが」
海未「その、私は女子高生らしいことをほとんど知らないので、絵里のように人を楽しませることは知らないのです」
海未「ですから、ネットで調べて少しでも絵里が楽しめるようなところにいこうと計画していたのですが……うまくいかなかったみたいですね」
絵里「……真面目ね、海未は。デートでどこ行くかなんて自分本位でいいのよ」
絵里「私は海未が普段出掛けることが少ないのを知ってるけど、そういうの関係なしに自分の知ってる限りのところに行ってるわ。海未はいままでそれで楽しくなかったことってある?」
海未「ありませんよ。絵里と一緒ならどこだって……」
絵里「それよ。私もきっとそう。海未と一緒ならどこに行ったって楽しめる」
絵里「デートって言うのは、お互いのことをよく知るためにするのだと思うの。だから……自分本位でいいのよ」
海未「……!」
海未「絵里、付いて来てください!私のオススメのお店を紹介したいのです!」
絵里「ふふ、楽しみね❤」
絵里「ハラショー!こんなに美味しいお菓子初めて食べたわ!ここ、なんてお店だったかしら……」
海未「穂乃果のお家ですよ」ニコニコ >>7
絵里『2週間、ロシアに帰るので練習をお休みします。自主練は怠らないから心配しないでね』
海未「はぁ……まだ7日……」
海未「絵里、今頃どうしているでしょうか。私と同じように、会いたい……とか思っていたり……」
絵里「Ураааааааа!!ロシア人に夏が嫌いな人なんていないわぁ!遊び倒すわよ亜里沙ぁ!!」
海未「なんて、思ってるはずありませんよね。絵里は仕事でロシアにいるご両親に会いに行っているのです。私に気をかける余裕なんて……」
prrr……
海未「!」
海未「絵里!」
絵里『海未、元気そうね。そっちは夜でしょ?』
海未「……いいのですか?せっかくご両親と一緒に過ごせる貴重な時間ですのに」
絵里『ロシア帰る前はね、会ってあれ話そう、これ話そうって思っていたの。でもね、こういうのって3日あれば十分なのよね』
海未「もう、そんなこと言って。いつでも会えるわけではないのでしょう?満喫してきてください」
絵里『……海未に会いたいわ』
海未「なっ……!?」
絵里『声聞いちゃったら我慢できなくなるって思ったから、1週間かけないでいたけれど……やっぱり無理。早くあなたの顔が見たい』
海未「私なんかより」
絵里『私なんか、じゃない。海未の存在って、私の心の中の大半を占めてるのよ。あなたは私の大きな支えなの』
絵里『パパやママとも一緒にいたいけれど……あなたとはいつも一緒にいたい。離れたくないの』
海未「絵里……」
絵里『重かった?』
海未「いいえ……いつまでも待っています。ですから、今はご両親との生活をめいいっぱい楽しんでください」
絵里『そう言ってくれると嬉しいわ……そろそろ切るわね』
海未「はい。おやすみなさい」
絵里『Я люблю тебя』
海未「えっ?」
ツーツー……
海未(おやすみなさい、の意でしょうか) >>9
「あっ」
海未「……」
絵里「挨拶くらいしてもいいでしょ?」
海未「こんばんは。ごきげんよう」スタスタ
絵里「ふふ、もう苗字まで変わってるのに夜に外に出るだなんてダメじゃない」
海未「今日は夫が出張で、外食した帰りに……!!」ハッ
海未「あなたには関係ないことです」
絵里「もう、そんなに私と話したくないの?折角思い出の場所で再会できたんだから」
絵里「覚えてる?」
海未「覚えていません」
絵里「……ここは、私とあなたが付き合い始めて、いつも来ていた公園」
絵里「毎日飽きもせず話したり、周りに誰かいるかもしれないのにお互いのことを触りあったり……怖いもの知らずだったわよね」
絵里「あの時の私は充実してたし、海未もそうだったと思う。……今はどうかしら?」
海未「なにが言いたいのですか」
絵里「許嫁の人と結婚して本当に幸せなの?」
海未「……幸せに、決まっています。それ以上言うと怒りますよ」
絵里「そういう頑固なところは変わらないのね。わかったわ、私が悪役になるから……」グイッ
海未「やっ……!?」
絵里「んちゅ、んふ……ふぅっ……」
海未「んっ、んんっ❤」スリスリ
絵里「ふふ、開発された体は私のこと覚えてるみたいね。大丈夫、今日だけはなにもかも忘れなさい……」
海未「っ……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています