希「にこっちは凄い」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
希「にこっち」
にこ「なに?本番前なんだから手短にしなさいよ」
希「よかったなあ。ここまで来られて」
にこ「…」 希「ウチは一人になっても、アイドルをやめなかったにこっちの事をずっと見てきたから」
希「ようやくこの時が来たんやなあって…」
希「って、ごめんなあ。本番前に変な事言って」
にこ「…希」 にこ「…」
にこ「私が、一人になってもアイドルを辞めなかったのは」
にこ「どっかのおせっかいが、陰でこそこそやって」
にこ「私に諦めさせようとしなかったからよ」 にこ「どんなに悔しくても、まわりにどう思われようとも」
にこ「それでも、ここに立てたのは」
にこ「この上なくあつかましい奴が、私をここまで導いてくれたおかげなの」 にこ「ほーんと、自分でも何やってるんだって思うし」
にこ「子供じゃないんだからって思った事もあったわ」
にこ「本当は一人で、怖かった時もあった…」 にこ「だから、二度と言わないわよ」
希「…」
にこ「ありがとう。希がずっと支えてくれたから、また夢に向かって行ける」
希「…」
にこ「…」 にこ「ちょ…何か言いなさいよっ!」
希「にこっち…そろそろ行かないと出番が」
にこ「そ…そうね!」
希「いってらっしゃい。にこっち」
にこ「いってくるわ!希!」 希「…」
希「ほーんと、良かったなあ。にこっち」
希「そんな事言われたら、ウチ……もう…」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています