梨子「そんなことないわよっ! よっちゃんは私の『特別』なんだもの」
 
善子「そうね、リリーと千歌さんの関係を考えればわかってたはずなのに」
 
花丸「恋愛感情と友情は別物ってこと?」
 
善子「そっくりそのまま、そう言われたわ。……そしてそこまで言われなくちゃわからない私はどこまで愚かなんだ、って感じたわ」
 
千歌「そんなこと誰にだってあるよ。ヨハネちゃんが特別愚かだなんて思わないな」
 
善子「千歌さん……かもね。でもずら丸とリリーの喧嘩の原因になっていながら、本気で二人も止めようとしないでいた私が一番悪いのは事実よ。だから――」
 
回れ右をして部室を後にしようとすると――