ルビィ「花丸ちゃん、ポテト150円のクーポン出てるからマックに行かない?」
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SS初めてなので作法がよく分かりません。
特に盛り上がりもせず淡々と進み淡々と終わります。
以上、よろしくお願いします。
ルビィ「1人1つLサイズのポテト食べちゃおう!」
花丸「くーぽん券?……どこにあるの?」キョロキョロ
ルビィ「えっとね、紙のチケットじゃなくて、これなの。スマホの画面を見せるだけでいいんだよ」スッ
花丸「えぇ、見せるだけでいいの??」
ルビィ「うん、見せるだけだよ!」
花丸「未来ずら〜」ポケー
ルビィ「未来ずら、いただきました!」グッ 花丸「あれ?でもくーぽん券って1回使ったら無くなっちゃうんじゃないの?マルはすまーとほんじゃないから、1人1つは食べられないんじゃ……」
ルビィ「ふっふっふ、ここをよーくご覧ください花丸ちゃん」
花丸「ん?……【※1回の提示で2個までご利用いただけます。】!?」
ルビィ「お分りいただけただろうか……」
花丸「もう1度ご覧いただこう……じゃなくて!1つのくーぽん券で2つも買えちゃうんだね!凄いずら、未来ずら〜」ポケー
ルビィ「未来ずら、いただきました!!」ブイッ
ルビィ「というわけで、花丸ちゃん。マックへポテトを食べに行きましょう!」
花丸「れっつご〜、ずら!」 ――――――――――――――――――――――――
善子「あ、持ち帰ります。このクーポンの540番、Lサイズ2つお願いします」
善子「はーい、ありがとうございます」ニコニコ
善子(うっひょー、わずか300円でこんなにポテトが!まさに酒池肉林!!クーポン様々ね!)ウィーン
「「あれ、善子ちゃん?」」
善子「…………いえ、私はヨハネなので人違いです……」スタスタ
ガシッ
ルビィ「逃さないよ?」
花丸「袋の中を検めさせてもらおうか……」ガサガサ
善子「あばばばばばば」 ルビィ「……ふむ。善子ちゃんもポテトを買いに来たんだね!1人で2つ食べるの?」ニコニコ
善子「…………////」カァァ
善子「……いいじゃない!たまのささやかな贅沢くらい!!///」ウガーッ!
ルビィ「わわ、ごめんごめん。からかいすぎちゃった」
花丸「マル達もぽてと買いに来たんだよ。3人で一緒に食べよ?」
善子「……ふん、仕方ないわね。待ってるからさっさと買ってきなさいよ」
ルビィ「うん!ありがとう善子ちゃん?」
花丸「すぐ買ってくるね!」
ウィーン スタスタ
善子「……」
善子(あああああああああああ!!食い意地張ってる女だと思われたああああああああああああああ!!!くっそおおおおおおおおおおおおおおお!!うぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!) 善子(ヨハネ一生の不覚!恥ずかしすぎる!!)
〜店内〜
ルビィ「善子ちゃんって嘘つけないタイプだよね」
花丸「うんうん、そこがまた可愛いよね」
花丸「食い意地張ってると思われた〜とか考えてそうだよね」
ルビィ「うんうん、そういうこと気にしちゃうとこがまた可愛いよね」
オマタセシマシター
ルビィ「はーい」花丸「ありがとうございます」
ウィーン
ルビィ「善子ちゃん、お待たせ……(あっ、落ち込んでる)」
花丸「なにやってるずら……?(面白いなぁ)」
善子「くぅぅ……はっ、なんでもない!行くわよ!」 スタスタ
善子「で、2人はどうしてこっちに?」
ルビィ「そこにマックがあるからだ……」
善子「いや登山家じゃないんだから……」
善子「……誘ってくれたっていいじゃないの」ショボン
花丸「善子ちゃん、新しいげーむ買ったから土日は忙しいって言ってたよ?」
善子「……あ、確かに」
ルビィ「今度からはちゃんと声かけるね!それに今日は偶然だけどこうして会えたし、そんなにしょんぼりしないで!」
善子「……ええ、そうね!」 トコトコ
ルビィ「バスの中とか、電車にこういうものを持ち込んだ時って、なんとなく気まずいよね」
花丸「あはは、ちょっと分かるかも」
善子「臭いを放つ側になるとね」
善子「でも、逆の立場で考えてみて。誰かが持ってても食べたくはなるけど不快な気持ちにはならないわよね」
善子「まあ、なんだかんだで気にすること無いんじゃないかしらね」
ルビィ「言われてみれば確かに……」
花丸「お腹すいてる時だと、『やめて〜』って思っちゃうけどね……」 テクテク
善子「着いたわね。ほら、入りなさい」
ルビィ「お邪魔します」
花丸「お邪魔しま〜す」
花丸「……あれ、おうちの人は?」
善子「父さんは出張、母さんはなんか用事で出かけたわ」
ルビィ「そっかぁ、じゃあご挨拶できないね……」
善子「まあそんなことは気にしないで」
花丸「魚たちのぱーてぃー始めようか」ボソッ
ルビィ「……ww」
善子「いちいち拾わなくてよろしい」
花丸「はーい」
ルビィ「じゃあお芋たちのパーティー始めようかww」
花丸「んっふww」
善子「ふっwww」
ケラケラ 善子「いいから食べるわよ!w」
善子「はい、お皿に全部移して皆でつまみましょう?」
ルビまる「はーい♪」
ザラサラ゙ザラーッ……ドッサリ
3人「おぉ……」
善子「なんだか見てるだけで胃もたれしそうね……」ゴクリ
ルビィ「Lサイズ4つともなるとすごい量だもんね……」ゴクリ
花丸「3人で分けるから大丈夫ずら!」ジュルリ
善子「確かに」
ルビィ「そうだね!」
花丸「うんうん、それじゃあ手を合わせて……」
3人「いただきます!」 モグモグ
善子「そういえばルビィ」
ルビィ「ん?」
善子「たしかフライドポテト好きよね?」
ルビィ「うん、それがどうかしたの?」
善子「太いやつは?」
ルビィ「え?」
善子「あるじゃない、お芋の旨味を推してるタイプの太いホクホクフライドポテト」
ルビィ「ああ……フライドポテトを名乗るのを辞めてほしいかな……」
よしまる「!?」 ルビィ「家族で外食した時とか、フライドポテトを注文したらそっちのタイプが来てがっかりしたこと、ない?」
花丸「あー……」
善子「あるわね……っていうか、ルビィはそっちのポテト好きじゃないのね」
ルビィ「好きじゃないっていうか……あのタイプって、ポテトの旨味を推してると言うよりも、押しつけがましく主張してるだけな気がして……」
ルビィ「あ、嫌いじゃないよ!でも、フライドポテトって言われたらこっちの細いやつを想像しちゃうし、期待しちゃうから。そういう時にあのタイプのポテトが出てくると、なんとなく裏切られた感じがするな〜って……」
善子「まあ、分からないでもないわね。期待している分、裏切られた時の反動が憎しみへと変わる……」
花丸「ルビィちゃんはそこまで言ってないと思うなぁ……」 ルビィ「ちなみに2人はどのフライドポテトが好き?」
善子「そうね……私はケンタッキーのカーネリングポテトかしら」
善子「あの独特な螺旋形、見た目のイロモノ感に対する衣感とお芋感の緻密なバランス。見て良し食べて良しの完璧なフライドポテトよ」
ルビィ「うんうん、確かに美味しいよね。ケンタッキーはちょっと高いからあんまり食べられないのもなんとなく高級感と言うか、特別な感じがするし」
花丸「マルはけんたっきーだと、びすけっとが好きかなぁ。甘くて美味しいよねぇ」
ルビィ「ビスケットも美味しいよね!お姉ちゃんメープルシロップあんまりつけないから、残したやつを貰って贅沢に食べられるんだぁ」
花丸「ええ、いいなぁ〜」
善子「妹特権ってやつね」
ルビィ「えへへ……」 善子「で、ズラまるはどのポテトが好きなの?」
花丸「んー、マルはね……朝まっくの、はっしゅどぽてとが好きかな」
善子「妹特権の次は早起き特権ね」
ルビィ「言うほど早起きかな……?」
花丸「かりっかりでほっくほくで、1枚で完結している美しさ。その1枚がまるで物語のように波乱万丈に満ち、別れのひと口は寂しさすら感じさせてくれる……」
ルビィ「フライドポテトってそこまで壮大なものだったっけ……?」
善子「大げさにもほどがあるわね。まあ初めて朝マックのポテトを食べた時の感動は、確かに覚えている気がするわ」
ルビィ「あはは、分かるかも」 ルビィ「あ、あっという間に食べ終わっちゃったね」
スッカラカーン
善子「そうね、でも結構満足したわね」
花丸「うんうん、美味しかったね!」
ルビィ「じゃあお手を合わせて……」
3人「ごちそうさまでした」
カチャ……ガチャ、バタン、カチャ
善子「あら、母さんかしら」 善子ママ「ただいまー。善子、お客さん来てるの?」コンコン
善子「ええ、ズラまるとルビィよ」ガチャ
ルビまる「こんにちは、お邪魔してます」
善子ママ「こんにちは、2人ともゆっくりしていってね。……それにしても丁度良かったわ」ガサガサ
善子「?」
善子ママ「ポテト150円のクーポン出てたし、善子ポテト好きだから2つ買ってきたの!3人で食べて!」ジャーン
善子「……」
善子ママ「どうかした?」
善子「ううん、なんでもないわ。ありがとうね、母さん」
ルビまる「……ありがとうございます!」
善子ママ「うふふ、どういたしまして〜」 善子「ちなみに母さん、お腹すいてる?」
善子ママ「ううん、私さっきママ友とランチビュッフェ行ってきたのよ。食べすぎちゃってねぇ」
善子「そう、ならいいのよ」
善子ママ「そう?じゃあ母さんリビングいるからね」ガチャ
3人「……」
ザラサラ゙ザラーッ……ドッサリ
ルビィ「バレイショ!今夜の冒険は〜♪」
善子「なになになにどうした急に」
花丸「じゃがいもは馬鈴薯とも言うずら」
ルビィ「μ’sの曲にね、というかμ’sの中の3人のユニット曲なんだけど。最低で最高のParadisoっていうのがあって、なんか急に思いついて歌いたくなったというか」
善子「そ、そう……(一瞬気が触れたのかと思ったわ)」 ルビィ「食べようか、ポテト」
花丸「まあ今度は2つだから……」
善子「量の問題ではなく、胃もたれとか油の問題よね」
ルビィ「それは言っちゃだめだよ……」
善子「……こうなったらアレを持ってくるしかない……」ガチャ、スタスタ
ルビまる「あれ?」
スタスタ、ガチャ
善子「混沌より出でし漆黒の発泡性飲料!そして、煉獄より出でし浄化の赫き調味料よ!」ドーン
ルビィ「コーラとケチャップだね」
善子「出すのをすっかり忘れていたわ」
花丸「うーん、無能」
善子「傷つくからやめて」トクトク、シュワァァ 善子「ほら、杯を持ちなさい。後半戦、改めてキックオフよ!」
ルビまる「かんぱーい」カチン
ゴクゴク……ゴクゴク……
3人「あ゙ぁ゛〜」
ルビィ「女の子3人で出す声じゃなかったね」
善子「そんなこと気にしないでお芋たちのパーティー始めるわよ!」
ルビィ「結構気に入ったんだねww」
花丸「www」
ケラケラ モグ……モグ……
花丸「うーん、意外に減らないね」
善子「あーんもう!いもいもしい(忌々しい)ポテトね!」
花丸「急に寒いこと言い出すね善子ちゃん」
善子「傷つくからやめて」
花丸「お芋にかけるんだったらそこは、あーんのう!(安納)じゃないかなぁ」
善子「ズラまるも十分寒いわよ!」
ルビィ「あはは……えーっと……おいも(おあと)がよろしいようで……無理やり過ぎかな?」
ワイワイ 3人「ごちそうさまでした」フゥ
花丸「うう……おでこが……」テカテカー
善子「脂ぎってテッカテカね……」テカテカー
ルビィ「うゅ、もうポテトはこりごりだよ……」テカテカー
おわり
このお話では、おあとがよろしいようで、を意識的に誤用しています(上手いオチを言いましたね、ちゃんちゃん。のような意味で使ってます)。
他は意識して間違えたところは無いので、日本語おかしいところがあったら申し訳ありません。
ていうかオチが弱いですね、精進致します。
レスありがとうございます、反応があると嬉しいものですね。私も花丸ちゃんはずらずら言い過ぎない方が好きです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 かわいいので問題ない
子安脚本と比べてたら原作そのものと言っても過言ではない
ちな子安脚本は好きやで >>29
申し訳ありません、ギャグっぽさを意識しすぎました。
次の機会があればどっちかに振り切れて行きたいと思います。 また書いてね
なんか一年組のかわいさをよく表現できてると思うよ 厨二病をあまり拗らせてない、普通のJKっぽいよっちゃん好きよ
厨二過ぎるとなんだかくどくなるし、このあたりのバランスって難しいわよね このスレのおかげでポテトクーポン出てるの知ったわサンクスな 日常系ギャグならこのくらい崩しても大丈夫やで、面白かった
ただ人によっては作者が喋るの良しとしない人も居るからそこは今後気をつけたほうがいいかも マックのポテトは冷めるとクッソ不味いのでLを注文するのは素人 たかがLごときのサイズを冷める前に食い切れない素人居るよなぁ(威嚇) おらもっと他の話も書けや!
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