花丸「デートして」鞠莉「おばか」
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グイグイ
鞠莉「?」
花丸「理事長理事長」グイグイ
鞠莉「おおう花丸じゃない、どしたの?」
花丸「マルとデートしてほしいずら」
鞠莉「え?」
花丸「マルとデートしてほしいずら」
鞠莉「わっつ?」
花丸「マルとデートしてほしいずら」
鞠莉「聞こえてる、聞こえてるから」 花丸「だめ?」
鞠莉「いや意味わからない、え?なに?なにかの企み?かなーん!ダイヤー!!」
花丸「え、わからない?」
鞠莉「ええ、ぜんぜん」
花丸「はぁ」ヤレヤレ
鞠莉「喧嘩売られてる?この子理事長のマリーに喧嘩売ってる?」
花丸「理事長ね、今日は何月何日ずらか?」
鞠莉「ん?」チラッ
花丸「わかるかなーわかるかなー」 鞠莉「いやカレンダーあるし、…6月15日ね」
花丸「そういうことずら」
鞠莉「え?」
花丸「それが答えずら」
鞠莉「ん、今日なんかあったっけ?なに?なぞなぞ?」
花丸「理事長の誕生日ずらぁ!!!!」ビシッ
鞠莉「いやいやいやいや」
花丸「もうボケたずら?18歳でもう?」
鞠莉「なに、理事長ってマリーのことよねそもそも」
花丸「他にいないずら」 鞠莉「花丸、よく聞きなさい」
花丸「なんずら」
鞠莉「マリーバースデーいず6月13日、おーけー?」
花丸「…」
鞠莉「マリーの誕生日はね、6月の13日なの、今日じゃないの」
花丸「翻訳ありがとうございます」
鞠莉「いきなり他人行儀」
花丸「そっか…」 鞠莉「いや、その…祝ってくれようとしたの?かな…それは嬉しいけども」
花丸「…」
鞠莉「残念ながらマリーバースデーは過ぎちゃったの」
花丸「そういう年もあると思うずら、今日にして」
鞠莉「…わんもあぷりーず」
花丸「理事長バースデーいず6月15日、おーけー?」
鞠莉「んんんんんんんんん」
花丸「理事長の誕生日はね、6月の15日なの、一昨日じゃないの」
鞠莉「翻訳ありがとうございます」
花丸「いえいえ」 鞠莉「あのね、毎年ころころ誕生日変わられても困るの、今年のバースデーは今日にしろとか無茶なの、おーけー?」
花丸「生徒のお願いひとつ聞けない理事長なんて…」
鞠莉「誕生日という概念を捻じ曲げる力はありません」
花丸「まぁそゆこと、デートしたいずら、ゆーびきーりげーんまーん」
鞠莉「ウェイトウェイトウェイトウェイト!!」
花丸「うーそついたーら針せんぼーん」
鞠莉「まって!!!!!」
花丸「なに?」
鞠莉「落ち着いて」
花丸「理事長がね」
鞠莉「久しぶりに怒りそう」 花丸「だめ?デートだめずら?」ウルウル
鞠莉「その攻撃ずるよ、反則」
花丸「理事長のためにね…1か月前から練りに練ってね…それでね…喜んで欲しくてね…」グスッ
鞠莉「え、ありがと、ありがとだけど、誕生日間違えてるのは致命的だなー、理事長びっくり」
花丸「それは謝るずら、メモしとこ…理事長の誕生日は…6月14日ね」カキカキ
鞠莉「13日!!!!サーティーン!!!一昨日!、」
花丸「それで、デートしてくれるの?」
鞠莉「はぁ…わかったわ」
花丸「ほんと!!?明日土曜日!!あした!!」ピョンピョン
鞠莉「ただし条件があります」
花丸「?」 鞠莉「そのね、理事長って呼び方やめなさい」
花丸「えー」
鞠莉「前にも言わなかったっけ?マリーって呼んで、ましてやデートしてる最中に理事長なんてノーよ」
花丸「わがまま」
鞠莉「やめる?」
花丸「やめない!」
鞠莉「ばか」
花丸「理事長呼びもやめない」
鞠莉「おばか!!」 花丸「照れ隠しくらいさせてほしいずら…」
鞠莉「なに、理事長って照れ隠しだったの?」
花丸「好きな人の名前を口に出すのって、すごく緊張するずら…」
鞠莉「とんでもない告白されました」
花丸「理事長に相談したいそれ」
鞠莉「当事者にやめてそれ」
花丸「ウキウキずら、デートなんてルビィちゃんとしかしたことないずら」
鞠莉「あなたたちの関係っていったい…」
花丸「おっと、誤解しないでほしいずら、マルとルビィちゃんはもうそういう関係ではないずら、安心して」
鞠莉「もう?もうってなに??理事長的には安心できないんだけども?????」 花丸「マルはねー、鞠莉ちゃんちでデートしたいなぁ、お家デート…」
鞠莉「名前呼びありがと花丸、でも上記の質問には答えてくれないのね」
花丸「んでケーキ一緒に作ってねー、それでねー」
鞠莉「聞いて?聞いて??」
花丸「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん」
鞠莉「なに…もう疲れたわマリー」
花丸「明日の予行練習にさ、一緒に下校しない?」
鞠莉「デートの練習とは」
花丸「手を繋ぎます」
鞠莉「おお、デートっぽい」 花丸「…」
鞠莉「?」
花丸「…ん」プルプル
鞠莉「おおぅ…ふふっ」
花丸「んなっ、笑わないで!」
鞠莉「なーに緊張してるの、手震えてるわよ?」
花丸「仕方ないもん…ずっとしたかったんだもん」
鞠莉「さっきの勢いはどうしたのよ」
ニギッ
花丸「わわっ」 鞠莉「一緒に帰るんでしょ?」
花丸「…」コクッ
鞠莉「今日だけね」
花丸「えー…それじゃ毎日を今日にしないと」
鞠莉「誕生日の日にちもだけど、その時空歪めようとするのやめて?」
花丸「鞠莉ちゃん」
鞠莉「?」
花丸「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん」
鞠莉「なーによ」
花丸「えへへ」ニコッ
鞠莉「うっ」ドキッ 花丸「どしたずら?」
鞠莉「な、なんでも。」
花丸「んー」
鞠莉「ん」
花丸「名前呼べるって、嬉しいずらね」
鞠莉「…」
花丸「鞠莉ちゃん」
鞠莉「なに」
花丸「好きずら」
鞠莉「おばか」
おわ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています