穂乃果「もしも私たちなら」
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穂乃果「ねえ、にこちゃん、もし入れ替わることができるなら、誰がいい?」ガリガリ
にこ「入れ替わるって?中身が?外身が?」
穂乃果「どっちも同じだよ」ガリガリ
にこ「だいぶん違うと思うけど……まず、穂乃果は誰なの?」
穂乃果「穂乃果は穂乃果だよ」ガリガリ
にこ「めんどくさ」
穂乃果「まあ冗談はいいとして……私は真姫ちゃんかな」ガリガリ
にこ「どうして?」
穂乃果「お金持ちだから!」ガリガリ
にこ「浅はか」
穂乃果「玉の輿に乗る!っていうか、玉の輿になる!」ガリガリ
にこ「ふーん……」 穂乃果「にこちゃんは?」ガリガリ
にこ「私は……うーん……絵里、希……それから、ことりもいいかも」
穂乃果「三人もいるの?」ガリガリ
にこ「悪いの?」
穂乃果「悪いっていうか……にこちゃん一人に対して三人も入れ替わったら、知恵がそれぞれに分散して悪い頭がさらに悪くなっちゃうよ?」ガリガリ
にこ「すっごい言うわね……」
穂乃果「落ち込むことはないよ。穂乃果も同じくらいだから」ガリガリ
にこ「そうね。一緒に原級留置処分されましょう」
穂乃果「イヤだよー。私は海未ちゃんとことりちゃんと一緒に卒業するからね。まあ、にこちゃんは一緒になれるかもしれないけどね」ガリガリ
にこ「どういう意味?」
穂乃果「……話戻るけど、なんで絵里ちゃん、希ちゃん、ことりちゃんがいいの?」ガリガリ
にこ「まあそれは置いといて」 穂乃果「これ置いたらもう話題なくなっちゃうよ」ガリガリ
にこ「ねえ、さっきから何をガリガリやってるの?」
穂乃果「机に剥がれきってない古いセロハンテープがこびりついてるからとってるの」ガリガリ
にこ「しょうもないことするのね……」
穂乃果「全てには意味があるんだよ?」ガリガリ
にこ「無いわよ。少なくともこびりついたセロハンテープには」
穂乃果「そっかあ、無いか……」
にこ「落ち込むことはないわよ。セロハンテープに意味がなくても、穂乃果はちゃんとそこにいるんだから」
穂乃果「意味が分からない」
にこ「私も分かってないわ」
穂乃果「……」
にこ「……」 ガチャッ
穂乃果「うん?」
にこ「どうしたの?」
穂乃果「ドア勝手に開いたよ?」
にこ「ちゃんと閉め切ってないから。勝手に開いたんじゃない?風か何かで」
穂乃果「春一番かなあ?」
にこ「さあ」
穂乃果「……それにしても、誰もいないね」
にこ「そうね。みんなどこに行っちゃったのかしら」
穂乃果「……静かだねー……」
にこ「秋を感じるわね」
穂乃果「今、春だけどね。寒いからかな?」
にこ「氷河期の前兆かもね」
穂乃果「そんな噂もあるね」
にこ「寒いのは苦手よ……」 穂乃果「氷河期になったら、私たち氷漬けになっちゃうのかなあ?」
にこ「怖いわね」
穂乃果「百年後くらいに誰かに発見されて、溶かしてもらえば、実質未来に行けるんじゃない?」
にこ「死んじゃうでしょ」
穂乃果「そっか」
にこ「残念でした」
穂乃果「ねえ、それじゃあ、もし未来に行けるとしたら何したい?」
にこ「『世界初、過去から来た人』として表彰されたいわ」
穂乃果「そういう大々的な話じゃないよー。もっと小規模の」
にこ「小規模って何?」
穂乃果「例えば、いくら食べても太らないお菓子を食べたいとか、高さ1000メートルくらいあるジェットコースターに乗りたい、とか」
にこ「そういうのが未来にあるとは限らないでしょ」
穂乃果「あるとしてだよ」
にこ「それって、完全に想像の世界の話じゃない」
穂乃果「そもそも未来に行けるって前提が想像なんだからいいもん」
にこ「いや……普通そういうのって、大人になった自分に会いたい、とか、そんなんじゃないの?」
穂乃果「どういう線引きなの?」
にこ「太らないお菓子とか1000メートルのジェットコースターとか、未来に行ってもあるかどうかわからないじゃない」
穂乃果「それを言うなら、大人の自分に会いたいっていうのも、にこちゃんが20年後も30年後も生きてるとは限らないよ」
にこ「厳しいこと言うわね」 穂乃果「っていうか、さっきからにこちゃん文句ばっかりじゃん!未来に行ったら何をしたいか、言ってよ!」
にこ「ええ……何かしら。そうね、将来的に流行するアイドルの良いところを先取りしちゃいたいわね」
穂乃果「おー、にこちゃんらしい」
にこ「まあね」
穂乃果「でも、それってちょっとズルくない?」
にこ「そうかしら……」
穂乃果「まあいいや」
にこ「はあ、のどが渇いてきたわ」
チュウチュウ
穂乃果「いいなあ、いちごミルク」
にこ「あげないわよ」
穂乃果「……」
にこ「……」
穂乃果「いちごミルク飲んでも、のどの渇きは癒えないと思うよ」
にこ「あげないってば。欲しかったら自分で買ってきたら?」
穂乃果「じゃあいらない」
にこ「まったく、もう……」 ドンッ!
にこ「ん?」
穂乃果「うわっ!」
にこ「なんでアルパカが!?」
穂乃果「あれ……ねえ、何か言いたいみたいだよ?窓開けてあげようよ」
にこ「入ってきたらどうするのよ」
穂乃果「多分、つっかえるから入れないよ。大丈夫」
にこ「そうかしら……」
ガラッ
にこ「どうしたの?」
アルパカ「メエェ〜」ベロン
にこ「ひうっ!」
穂乃果「にこちゃん!」
にこ「ああ、私の自慢のカーディガンがべたべたに!」
穂乃果「こらー!」
アルパカ「メエェ〜!」
穂乃果「逃げて行っちゃった……」
にこ「もう……」 花陽「はあ、はあ、はあ……待ってえ……」
穂乃果「あれ、花陽ちゃん?」
花陽「あっ、あの、アルパカが来ませんでしたか!?」
にこ「あっちに行ったわよ」
花陽「ありがとう!」
穂乃果「待ってよ、何があったの?」
花陽「詳しいことはまた後で話します!」 穂乃果「行っちゃった……」
にこ「何があったのかしら」
穂乃果「また脱走したのかなあ?」
にこ「なんだか、変な日ね……」
穂乃果「うん……」
にこ「……」
穂乃果「……そうだ、もし動物になれるとしたら何がいい?」
にこ「動物?」
穂乃果「動物っていうのは、一般には、植物と対置される、運動と感覚の機能をもつ生物群をいう。(広辞苑より)んだよ」
にこ「別に聞いてないわよ。空に問いかけただけ」
穂乃果「それで、何がいいの?」
にこ「うさぎかな」
穂乃果「うさぎ!かわいい!」 にこ「今日のニコニ―は、うさぎさんだよー!」ピョンピョン
穂乃果「かわいーい」
にこ「穂乃果ちゃんは、動物になれるとしたら何がいいのー?」
穂乃果「くまさん、かなあ?」
にこ「こわーい!食べられちゃうー」
穂乃果「食べないよ!」
にこ「あ、そう……でも、なんで熊がいいの?」
穂乃果「毛皮がふかふかしてて暖かそうだから」
にこ「氷河期が来ても大丈夫ね」
穂乃果「うさぎさんは凍えちゃうね」
にこ「悲しいわね……」 穂乃果「あ、あと猫もいいかも。一日中ゴロゴロしてられるし」
にこ「のどを?」
穂乃果「そういうゴロゴロじゃないよ」
にこ「猫って、かわいいけど追いかけたらすぐどこか行っちゃうのよね」
穂乃果「うんうん。角曲がったら影も形もなくなったり」
にこ「忍者みたいよね」
穂乃果「にこちゃん、忍者見たことあるの?」
にこ「ないけど……」
穂乃果「なあんだ。ちょっと期待したのに」
にこ「そもそも現代に忍者なんかいないわよ」
穂乃果「いないの?」
にこ「多分、いないと思う」
穂乃果「にこちゃん、憶測でしゃべりすぎだよ。大事なのは無知の知だよ。ソクラテスだよ」
にこ「何それ」
穂乃果「私も知らない」 にこ「まあ、どうでもいいけど……ふあ……」
穂乃果「眠いの?」
にこ「陽気が心地いいわ」
穂乃果「今日、夕方から雨降るって言ってたよ。誰かが」
にこ「あと少しの陽気ね」
穂乃果「陽気溜めしとこう」
ポカポカ
穂乃果「なんで朝って晴れてる方が寒いんだろうね」
にこ「さあ……」
穂乃果「なんでお昼って眠くなるんだろうね」
にこ「さあ……」
穂乃果「なんで――」 ガチャッ
希「ただいまー!」
穂乃果「あれ、希ちゃん、絵里ちゃん……それに海未ちゃん」
にこ「どこに行ってたの?」
絵里「今度のライブでソロ曲やるでしょう?」
海未「なかなか自分の曲の作詞がはかどらないので、二人に手伝ってもらっていたんです」
穂乃果「へー」
希「海未ちゃん、自分の歌を自分で作るのがなんか恥ずかしいんやって」
海未「別に、そういうわけではありませんが……」
絵里「まあ、それでちょっと出かけてたのよ。曲のテーマの参考になりそうな場所に」
にこ「どこへ行ってたのよ」
希「それは秘密」 絵里「まあ、ヒントを出すとしたら……寒いところね」
穂乃果「寒いところ……あっ、わかった!絵里ちゃんの故郷、ロシアだ!」
にこ「いや、違うわ!希もいることだし、きっと南極よ!」
絵里「さすがにそんなに遠くには行けないわ」
穂乃果「なあんだ……いったいどこ?」
希「まあ、次会うときに教えてあげる」
海未「それでは、これから作詞してきますので。失礼します」
バタン 穂乃果「行っちゃった……」
にこ「よくわからないわね。みんな」
穂乃果「でも楽しそうだよ」
にこ「そうね」
穂乃果「……」
にこ「……」
穂乃果「……今、何時?」
にこ「5時」
穂乃果「まだそんな時間かあ」
にこ「時計って一瞬止まって見えることあるわよね」
穂乃果「あるある。なんなんだろうね」
にこ「流れに置いてかれたのかもね」
穂乃果「流れって、何の?」
にこ「時間の」 穂乃果「時間って流れてるの?」
にこ「知らないけど、『歩く』とか『跳ぶ』とかよりは『流れてる』って感じ、しない?」
穂乃果「まあ、そうかもね」
にこ「ああ――」
穂乃果「ねえ、もし透明人間になれるとしたらどうする?」
にこ「唐突ね」
穂乃果「ね、どうする?」
にこ「うーん……私、透明人間になりたくないわ」
穂乃果「なんで?」
にこ「かわいいニコニーの姿がみんなに見せられないからね」
穂乃果「にこちゃんらしいね」 穂乃果「あっ、そうだ。希ちゃんに後ろから近づいて、わしわしってしたい」
にこ「いいわね。いつもの仕返しよ!」
穂乃果「えへへ」
にこ「えへへ」
穂乃果&にこ「えへへへへ、えへへへへ、えへへへへへへ」
にこ「はあ……」
穂乃果「さっきから、どうでもいい話ばっかりだね、私たち」
にこ「もうやめましょう。こんな話しても、なんの意味もないわよ」
穂乃果「そうだね……」 にこ「……」
穂乃果「あっ」
にこ「何?」
穂乃果「最後に、もう一個だけ言っていい?」
にこ「どうぞ」
穂乃果「……もし……今までに言ったことが、全部本当になるとしたら、どうする?」
にこ「……さあ……」
穂乃果「……」 にこ「……あ」
穂乃果「どうしたの?」
にこ「雨、降ってきた」
穂乃果「ああ、本当だ」
にこ「うん……」
穂乃果「また寒くなるね」
にこ「……」
穂乃果「……」 うーん
ほのにこがただくだらないこと話すだけなのに、こんなにいい雰囲気だとは…乙 僕の頭はすかすかだから最後のに意味があるなら誰か教えて よく分からない落ちの87%は実は誰か死んでるってじっちゃが言ってた >>1です
一応μ'sのメンバーは全員出てきています
また海未たちがどこに行ったかを考えるといろいろわかりやすいかもしれません さっぱり理解出来ない馬鹿な俺のために誰か解説して;; >>41
オチなんかない
何かあるように見せかけてるだけ >>41
穂乃果とにこの会話にヒントを挟んでいます
ですがどうしてもそうは思えないというのなら>>42のように思ってもらっていただいても結構です なにもないんやな
あるなら言えるやろ
支離滅裂(思わせ振り)で終わってるから説明できない
そしてお前はこう言う
「そう思うならそうなんだろうお前の中では」
逃げるwwwwwざっこwwwww こういう解釈主体のエンドはショートストーリーのベースの一つだな。よかったよ >>46
それだけ読んでもらったならもうわかっているのかもしれません
一応解説しておくと
もしも話が全て本当に起こってしまっている
では穂乃果とにこはこの先どうなるのかなっていう話です
動物の件に関しては伏線を張るのを怠った結果意味不明になっているのでスルーしてほしいです 今まで言ったことが実現したら云々
本当に雨降る、寒くなる、序盤で穂乃果が飲みたがってたにこのイチゴミルクを飲ませてもらえた=「甘い」
ここまでは簡単だがのぞうみえりの下りは分からん
まさかタイムスリップの雑談まで実現していて、寒いとこ=雨降って日の隠れた数時間後の未来から来たってこと?
それは突拍子もなさすぎる気が ごめん>>48見る限り本当に全て実現してたみたいね >>49,50
出てきたもしも話は
入れ替わり・未来・動物・透明人間・話が本当になる
の5つです
それから「寒い」という話は雨以外にももう一つ出てきています
のぞうみえりは未来に行ってきて帰ってきたところです
海未のソロ曲というのもヒントのつもりでしたが少し分かりづらく書きすぎました >>52
伏線を張るのを怠ったので何のヒントもないですがアルパカはことりです
こっちのミスなので動物の話はなかったことにしてください
ちなみに凛は透明人間です
「影も形もなくなる」 伏線ねりねりし直した上で、完全版をこのスレに再投下してくれてもいいのだよ >>54
いくらミスを重ねたとしてもこのSSはここで完結しました
もう修正はしません
よりわかりやすく、より面白い話をまた別の機会に作ろうと思います けいおんのよく見てろよを思い出した
こういう雰囲気好き すまん途中で
他はいいとして入れ替わりと真姫ちゃんがわからん 透明人間は真姫と凛です
穂乃果が透明人間になれたらやりたいことのところで希にいつもの仕返しって言ってることから
アニメでのわしわしMAXの被害者である2人が透明人間ということです もう言うことないので言いますが30年後ににこは死にます ただの後付けですらない支離滅裂なゴミSSだから伏線がどういうものか勉強してからまたかいてね 嫉妬っつーかこれをまじで伏線って考えてるのかと驚愕してるっていうか 上で最後のオチに納得してた人はここまで分かってたってこと?
すごいな どう見てもしてないでしょ
伏線でもなんでもない甘さをイチゴミルクって考えしただけで 伏線なんてないことにならないとカッコ悪いの自分だからね
茸も必死にならざるを得ないよね え?いや…ええ?まじでいってんの?
煽りならいいけど違うならちょっと…えぇ…
そりゃ駄作とかクソSSしか出てこないわけだわ しばらく放置しとけばもうちょっと発狂しそうなんで、はい にこちゃんが留年する下りは本当にならないんだねよかった いやでもこれを伏線と言い切るにはあまりにも説明不足だと思うぞ
意味深な台詞回しにして何かありそうな雰囲気を作るのは良いけどある程度の説明はなくちゃ伝わらない まぁ説明の問題以前の話なんだけどね
始めた僕が言うのもあれだけどこの話はやめよ
どうせわからないから ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています