絵里「愛しいから閉じ込めたい」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
雨降る日に……
どしゃ降りの雨の中で、傘もささずに公園の真ん中で立ち尽くす人影を見かけた。
最初は、不審者か何かと思って見ないようにしたけど。
進行方向にいるから、どうしても目に入ってしまう。
それに、公園に近付くにつれて、中央に佇む人物にどこか見覚えがあるような気がして、
視界の端にいるそいつをついつい意識してしまった。
でも、この距離だと確信が持てないし、その見覚えのある人物が人物だけに「まさかね」と、その可能性を否定しながら進んだわ。
でも、一歩一歩近付く度にその可能性は無視できない物に変わっていったの。
大雨で視界も悪かったから、ここまで近付かないと気付かなかったけど。
だけど間違いない、あれはびしょ濡れになった……
にこ「っ!ちょっと絵里!なにやってんのよ!?」
私がそう声をかけると、絵里は虚ろな瞳でこちらを見つめてくる。
その後、ゆっくりと嬉しそうに微笑んだ。 ガチャ……
扉を開けて絵里を中に入れる。
ピチャッ……ピチャッ……
絵里の体からしずくが垂れて玄関に水溜まりが出来ていた。
まずは着替えさせないといけないわね。
でも、絵里の服はどこにあるのかしら?
聞いても教えてくれないだろうし……
にこ「絵里、とりあえずお風呂入りなさい」
絵里「……」
にこ「その間に新しい服用意して、びしょ濡れの服も洗っといてあげるから」
絵里「……」
にこ「ほら、早く」
絵里「にこ……」ガバッ…
にこ「っ!」
突然、絵里に抱きつかれる。
濡れてるから凄く冷たい…! にこ「ちょっと!なんなのよ急に……!」
絵里「にこ……」チュッ
にこ「んんっ!!」
キスされた…?
なんで?
にこ「んっ!!」ジタバタ
絵里「んん……」ギュッ
絵里から離れようと暴れるけど、強く抱き締められて身動きがとれなくなる。
にこ「んっ……!」ゾクッ
それに抱き締められた事で、絵里の濡れた体が、私の体をじわじわと浸食するように湿らせていって……
いきなり、こんな事をされた恐怖と驚き、そして体を伝う水の冷たさに、ぞくりと寒気を感じて、
体の力が抜け、全身が凍ったように動かせなくなる。
絵里「……んん」
にこ「っ…!」
力が抜けてしまったせいで、口の中に絵里の侵入を許してしまう。
にこ「んっー!!」
口の中を絵里の舌に蹂躙されるように犯されていく…… にこ「んん……」
ただの強姦相手なら噛み千切ってやる所だけど、
絵里相手だから、そんなことも出来なくてされるがままに犯されてしまうの……
なんでこんなことするのよ……絵里……?
しばらくすると、満足したのかやっと唇を離してくれた。
絵里「…はぁ」
にこ「……」
その時には私の体は絵里と同じくらいびしょびしょに濡れていて、震える気力もなくなるくらい冷えきっていた……
にこ「……なにすんのよ」
発した声は、自分でも小さいと思うくらい力のない声だった。
隣にいても聞こえるかどうかの小さな声。
でも、何故だか絵里の耳には届いたみたい。
絵里「キスよ」
にこ「……」
なんでよ?と、そう聞く前に絵里が答えてくれた。
その答えを聞いてこれから私が疑問に思うことにも全て、一方的に答えてくれたの…… 絵里「私がしたかったからキスしたのよ?」
絵里「それはね……私が、にこの事を愛してるから」
絵里「私を支えてくれる、貴方の事が大好きだからしたの」
絵里「だって、にこはいつも私を見てくれてるじゃない」
絵里「私が落ち込んでるときも、悩んでるときも、側に来て『どうしたのよ?』って聞いてくれる」
絵里「私ね?顔には出さなかったけど、それがとっても嬉しかったのよ?」
絵里「周りにたくさん人がいても、ふと孤独に感じるときがある」
絵里「でも、にこが側にいるときは感じないの」
絵里「だって、にこは私を気にかけてくれるから、理解してくれるから」
絵里「だからね?にこにはずっと私の側にいてほしいって思ってたの……」
絵里「ずっとずっとずっとずっとずっとずっと!」
絵里「側にいてほしいのよ」
絵里「……だからね?」
絵里「今日から、にこはここに住む事になったの」
絵里「私と一緒に暮らすためにね」
絵里「良いでしょう?」
絵里「だって、雨の中で私を見つけてくれたんだから」
絵里「見捨てないで私の家まで連れていってくれたんだから」
絵里「そして、私達がこれから暮らす場所の鍵を……」
絵里「貴方が自分自信の手で開けてくれたんだから……」
絵里「それってオッケーって事よね……」
絵里「ねぇ?にこ……」 ……言い終わると、再び私の唇にキスをする。
口付けの瞬間、ぞくりと嫌な予感がするみたいに体が震えだした。
早く逃げ出さないと……
そう体が告げるように震えただしたの。
にこ「……っ」グッ
だから、力が入らない体を無理矢理動かして、絵里を押し返そうとする。
すると、さっきまで固まったみたいだった自分の体に血が通いだして、熱が体全体に巡るのを感じた。
にこ「んっ!!!」バッ
動けるようになった体で、絵里をおもいっきり突き飛ばし、私の体から引き剥がす。
力加減をしてないから、想像してたよりも絵里の体が吹き飛んでいったから少し驚いたわ。
絵里「……」バタッ
絵里は無言で力なく倒れ込む。
まるで人形でも突き飛ばしたみたいに、無機質に床を転がっていた。
ぐったりと……ぐってりと…… にこ「……え、絵里?」
壊れた人形みたいに床に転がってるから、
心配で思わず側にかけよってしまった。
それが罠とも思わずに……
絵里「やっぱり、にこは私を見捨てない……」ギュッ
にこ「ちょっ!」
絵里「嬉しいわ……にこ……」ギュウッ!
にこ「くっ!」ジタバタ…
せっかく、絵里から離れられたのに、
また抱き締められてしまった。
でも、今度は必死で抵抗して……
にこ「離してっ!」ジタバタ
絵里「いや……」ギュッ
にこ「離しなさいっ!!」ジタバタ!
絵里「あっ……」
なんとか逃れられた。
にこ「はぁ…はぁ…」
次はこの家から出ないと…… にこ「……」チラッ
でも玄関は絵里の後ろだから……
絵里「にこ……」ムクッ
にこ「……っ」
考えてる暇がない……
一先ず奥に逃げ込む事にした。
ガチャ!
一番近くにあった扉を開けるとリビングに出る。
すぐ脇に別の扉があって、そこを開けるとキッチンが見える、どうやら台所みたいね。
隠れられそうなスペースもあったけど、
そこにはあえて入らずに、リビングに戻って部屋の奥ある、クローゼットの中へと身を隠したの。
にこ「……」ドキ…ドキ…
息を潜める……
こんなところに隠れてもすぐ見つかるのはわかってる。
でも、台所への扉は開けたままだから。
絵里が向こうに行ったと思って、
台所の方に行ってくれたならチャンスはある。
その隙に玄関まで走ればいいんだから。 絵里『にこ……』
絵里がゆっくりと部屋に入ってきた……
クローゼットの中にいるのと、外の雨音でよく聞こえないけど、
たぶん今は入り口付近にいると思う。
絵里『……』
耳を澄まして、絵里の気配を探るけど……わからないわね。
でも、ずっとここに隠れていても仕方がないし……
だって、動かないとただ捕まるだけだから……
だから10秒だけ待って、その間に台所へ向かったという賭けに出る事にしたの。 ……10秒待って、ゆっくりクローゼットを開ける。
少しの間しか隠れてなかったのに、隙間から入る光に眩しさを感じた。
照明もつけてない、外からは雨空の光だけが射し込む薄暗いリビングなのに、
そこからクローゼットの中に入り込む光は目眩がするほど眩しく感じて、
それはまるで何時間もこの中に隠れてたみたいに感じられたわ。
にこ「……」スッ
目をしばめながら、戸の隙間から恐る恐るリビングを覗く。
すると、一番最初に目に入ったのは誰もいないリビング。
ではなく…… いやいや違和感
にこなら逃げないで話し合うだろ。絵里の様子が変なんだから心配するだろ にこ「……っ!」
一番最初に見えたのは絵里の目だった。
それはつまり、私が隠れてる間ずっとクローゼットの前で待っていたということで……
気配もさせずに歩み寄って、ずっとクローゼットの前で、こっちを見ていたということだった……
その事に気付いた瞬間、ぞくりと体が震える。
本当は悲鳴をあげたいくらいだったけど……
バタン……
人はパニックになると訳のわからない行動をとるもので……
私は思わずクローゼットを閉めちゃった。
再度隠れ直すみたいに。 にこ「……」ドキドキドキドキ……!
心臓がバクバク鳴っている。
死ぬんじゃないかってくらい、大きく心臓が高鳴ってる。
1回落ち着かないと破裂しそうなくらいに。
ギィ……
でも、そんなのお構いなしに、クローゼットがゆっくりと開けられる。
絵里「にこ……」
にこ「い、いや……」ドキドキ!
開かれた扉から絵里の手が入り込んでくる。
絵里「ふふ、捕まえた……」
次の瞬間、クローゼットから引きずり出された。 にこ「っ!」
なんとか逃げようとするけど、凄い力で腕を掴まれてるから逃げられない。
だから、その手をなんとか振りほどこうとして、無我夢中に暴れた。
にこ「離してっ!!」
するとバシンという音がして、気付くと私は床に倒れ込んでいた。
にこ「……っ」
左頬が痛い……なんで?
まさか、殴られたの?
にこ「っ!なにすんのよ……!」
そう睨むと、絵里は涼しい顔をしながら私を見下していた。
絵里「ふふ……声、震えてるわよ?」
にこ「なっ……!」
絵里「にこって虚勢張ってるだけで、本当は臆病で弱虫だもんね」
にこ「そ、そんなわけないでしょ!」
絵里「でも、これからはそんなことしなくていいのよ?」
絵里が私の服に手をかける。 にこ「ちょっと!なにする気よ!」
絵里「今日から私だけの物になるんだから……!」
ビリビリと服を引き裂かれた。
絵里「ね?にこ……」
にこ「やっ…やめてっ!」
衣服を剥がされて、露出した素肌に絵里の冷たい指が触れる。
にこ「いやっ!触らないで!」
拒んでも指は離れることなく、私のお腹を撫で回す。
絵里「にこ……」
絵里の指は、へその下あたりを執着に撫で回していた。
それはまるで、その内部にある器官を愛撫してるように感じられて……
にこ「……っ」ゾクッ
全身に悪寒が走った。 絵里「……ふふ」クスッ
絵里が私の反応を見て嬉しそうに笑う。
にこ「わ、笑ってんじゃないわよ……!」
絵里「あら、ごめんなさい……にこが可愛かったから」
可愛いと言われてもちっとも嬉しくなかった、当たり前だけど。
絵里「もっと可愛いにこを見せて?」
そう言うと、私の中途半端に剥がされた衣服の……
その隙間から覗かせてる下着に手をかける。
私が「やめて!」という前にブラをずらされて、そこに顔を埋められた。
絵里の鼻が私の胸の先端に擦り付けられて……
にこ「あっ!やだぁっ!!」
思わず変な声を出してしまう。
絵里「にこ……可愛い……」スリスリ
今度はそこに頬ずりをする。
何度も何度も…… にこ「や、やめなさいよっ!!」
絵里「にこ……大好きよ……」
そう言いながら、絵里の手はスカートに方へと伸びていく。
にこ「や、やだっ……!!」
その行動に今日一番の身の危機を感じて、体を捻らせて絵里から離れようとする。
絵里「あら」
にこ「っ!」
すると油断してたのかあっさりと絵里から遠ざかる事が出来た……
あっさり過ぎて自分でも驚く程に。
にこ「……っ!」
でも、いつまでも驚いてられない。
早く立ち上がって逃げないと……
にこ「あっ」フラッ
だけど、ふらついて思うように立ち上がれなかった。 にこ「このっ……!」
だから体を引きずりながら、這うように、まるで四足歩行の獣のようにしながら、急いでリビングを飛び出る。
本気で走ったとはいえ、自分でもかなりの早さだと思った。
もしかしたら二本足で走るよりも早いかもと思うくらい。
でも……
にこ「がっ……!」バタ
絵里からは逃れられなかった。
絵里「逃げちゃダメよ……にこ……」
絵里の爪が私の体にくい込む。
まるで鷹に捕らえられてるみたい感じられて。
自分がネズミにでもなったような気分だった。
絵里「ふふ……」ズズッ……
体が引きずられていく、向かう先はリビングではなく、側にあった絵里の部屋……
にこ「あっ……」ブルッ……
恐怖から体が震えだす……
だって、その部屋に入ったら、もうここから抜け出せない気がしたから。
でも、もう逃げることは出来ない。
だって鷹に捕らわれてしまったネズミは……
巣に持ち帰られて食べられるだけなんだから。 にこ「……」
そこで走馬灯のように、妹と弟の事が脳裏に過ってきた。
もう会えないかもしれない……
あの子達は私の帰りを待ってくれてるのに……
私が帰らなかったらお母さんだって心配するし……
穂乃果達だって……
そう思いを馳せてると……
にこ「いたっ!」
乱暴に部屋へ放り込まれて、その痛みで現実に引き戻される。 その後、ガチャガチャと音がしているので、
そちらを見てみると絵里が何重にも鍵をかけているところだった。
にこ「……」
元々あったわけではないだろし、事前に準備してたんだと思う。
だとしたら、絵里はいつから私をこうしたいと思ってたんだろう?
学校では平然と、何も思ってないみたいに振る舞ってたくせに、裏ではこんな歪な感情を私に抱いてたなんて……
にこ「信じらんないっ……!」
絵里「……ふふ、なにが?」ジャラッ…
鍵を全て施錠し終わった絵里が、ゆっくりと私に近寄ってくる。
にこ「あんたの事は……!私の周りでは一番まともな奴だって思ってたのに……!裏切られた気分だわ!」
絵里「そう」
じりじりと近付いてくる……
にこ「っ!」
絵里「……」
こちらの恐怖心を煽るようにわざとゆっくりと歩み寄ってきてるんだ……
だから怖がったらダメ……
怖がる私を見て喜んでるんだから。 にこ「……っ」ビクッ
でも、恐怖心は抑えられない……
にこ「こないでっ!」
そう、情けなく叫んでしまった……
そう叫んでも止まることなんてないのに。
絵里「にこ……」
なんとか対抗しようと手を振り回してみた、自分の近くに来れないようぶんぶんと。
でも、あっさりその手を掴まれて、気付けば冷たい感触が手首にまとわりついた。
にこ「なっ……」
見ると右手には手錠をはめられていて、もう片方の輪は側にあったベットの足にはめられる。
にこ「っ!」
その後、下に体を引っ張られて、
右手を挙げた状態で床に寝そべってる体勢にさせられた。
にこ「やっ……やだっ……」
この状態だと、左手しか自由に動かせない。
でも、その左手も絵里に掴まれて自由ではなくなっている。 にこ「あっ……やっ……」ゾクッ
両手の自由を奪われた……
これは、これから何をされても抵抗できないという事で……
その事実が私に過剰な程、恐怖心を与えてくる。
にこ「最っ低……!」
絵里「……」
にこ「友達にこんな事するなんて!」
絵里「……」
にこ「最低よ!あんたっ!」
絵里「そう」スチャッ……
にこ「……っ!!」
それが私の最後の虚勢だった。 にこ「や、やだ……!」
ジャキジャキと嫌な音が耳に響く。
それは自分の衣服がハサミで切り刻まれてる音だった。
にこ「ひっ!」ゾクッ
時折、ハサミの冷たい感触が素肌に当たる。
絵里「当たっちゃった?ごめんなさいね」
謝られたけど悪びれた様子は一切ない。
普段の私なら「他にも謝るべきことがあるでしょ!」と、言ってるんだろうけど、
今はそんな余裕なくて……
絵里「左手だと使いづらくてね」
そんな弁解なのか言い訳なのかわからない言葉も頭には入ってこず。
にこ「やだ……やだっ……やだぁ……」
駄々っ子のように「やだ…やだ…」と繰り返す事しか出来ないでいた。 絵里「ふふ……可愛い……」
にこ「お願い……やめてぇ……絵里ぃ……」
絵里「だめよ、逃げようとしたお仕置きなんだから」
そう言ってボロボロになった衣服を剥ぎ取り、裸にさせられる。
にこ「やだ……やめて……」
すると、今度は私の衣服を引き裂いたハサミで、
すーっと、ゆっくり素肌を撫でてきた。
にこ「ひゃっ……!」
先っぽが丸いタイプのハサミだから、痛みはなかったけど、金属の無機質な冷たさが私の体に悪寒を走らせる。
にこ「やぁ……!やめてっ!」
そう言ってもやめる気配はなく、
ハサミの先端は、私の胸の先端にいき、輪をグルグルなぞるように弄んだ。 にこ「やだっ!!やだっ!!」
手は動かせないけど、必死に頭をふったり、足をバタバタさせて抵抗しようとする。
その後、懇願するように「絵里……やめてぇっ」とも言ったけど、
それら全て無駄な足掻きに終わった……
にこ「っ!!!」ビクッ
今度は下腹部へと伸びていく。
その行く先に……嫌な予感がして体が震え始める……
にこ「うそでしょ……?絵里ぃ……」ガタガタ……
まさか、入れるの?
先が丸いとはいえ絵里が持ってるのは、ファンシーな可愛いタイプのハサミじゃない。
ジャキジャキ布を切り裂ける裁断バサミだ、
刃渡りは15センチくらいある。
その長さを身近な物で例えると小指の爪先から手首までの長さ。
人によるだろうけど、だいたいそのくらいの長さの物だった……
そんな物を、これから私の中に入れようとしてるの……? にこ「や、やめてよ……絵里!」
自分の指だって、怖くてまともに入れたことないのに……
いきなり、そんなの入れられたら……
どうなっちゃうの?
にこ「お願いやめて……!」
絵里「なんで?」
にこ「こ、怖いからぁ……」
絵里「ふふ、本当に臆病ね……にこは……」
にこ「怖いからぁ……やめてよぉ……」
絵里「……どうしようかしら」
ハサミが入り口の、割れ目をそっとなぞる。
にこ「っ!!……やだっ!やだっ!やめてぇっ!!」
絵里「にこ……ダメよ…」
にこ「やだっ!助けてぇ!!」
絵里「そんな可愛い姿見せられたら入れたくなっちゃうじゃない」
にこ「お願い!やめてぇ!!」
絵里「……」
にこ「言うこと聞くから!!やめてぇ!お願い!」
絵里「……」グッ
にこ「っ!!!」ビクッ!
ハサミの先端が少しずつ……
私の中に入っていく…… にこ「やっ……やだぁ!……こわいよぉ……」グスッ
徐々に……徐々に……
ハサミの刃が私の中に収まっていく。
冷たい感触が中へと広がる。
にこ「あっ……あぁ……」
どれだけ入れられたんだろう……
恐る恐る、その部分を見る……
でも刃はまだ3センチくらいしか入ってなかった。
にこ「うそ……」
まだ、10センチ以上も残ってるの?
たぶん、絵里の事だから……
これから、ゆっくりと時間をかけて奥に入れてくると思う……
私の反応を楽しみながら、ゆっくり……ゆっくりと……
にこ「やだ……やめてぇ……もうやだぁ……」グスッ
そんなの耐えられない……! にこ「いやぁ!いやだよぉ!」
絵里「ふふ、なにがいやなの?」
にこ「そんな、ゆっくり入れてこないでぇ……!」
絵里「あら、ゆっくりは嫌だったかしら?」
にこ「えっ……?」
絵里「だったら一気に奥まで入れてあげるけど?」
にこ「っ!やめてっ!」
そんなのもっと嫌だ……!
絵里「じゃあ、3秒後に入れてあげるわね」
にこ「だめぇ!!やめてよぉっ!」
絵里「……3」
にこ「お願いっ!やめてぇ!」
絵里「……2」
にこ「やめてよぉ……!」
どれだけ懇願しても絵里は聞く耳をもたなかった。
にこ「絵里ぃ……!」
絵里「……1」
にこ「……っ!!」 カウントダウンが終わり咄嗟に目を閉じる……
にこ「っ……」
でも、どれだけ時間が経っても……
にこ「……?」
ハサミは奥まで入り込んではこなかった…… 絵里「ふふ、冗談よ」スッ
そう悪戯っぽく笑うと、絵里はハサミを引き抜き、それを後ろに投げ捨てた……
その後「ごめんね」と私の唇にキスをしながら、頭を撫でてくる。
絵里「でも、今度逃げようとしたら……いいわね?」
にこ「……」
声が出なくて絵里の問いかけには答えられなかったけど、首をたてに振って何とか意思表示した。
絵里「ふふ、よろしい」
私の反応に満足した様に笑うと、今度は……
絵里「じゃあ、リビングでの続きしましょうか……」
そう言って、覆い被さってくる。 絵里「にこ……」
また、キスをされた。
でも、不思議と嫌じゃない……
これから犯されるのに、何故か体の震えも収まっていて……
それどころか、どこか安心してる自分がいる。
きっと、さっきまでされていた事が恐ろし過ぎたから、
それから解放された反動で、これから絵里にされることは怖くなくってしまったんだと思う……
にこ「んっ……」
だから、簡単に絵里を受け入れてしまったの……
口内に入り込む舌も……
耳をかむ歯も……
胸をはむ唇も……
されるがままに許してしまった。 にこ「いやぁ……だめ……」
絵里を拒んでるのは声だけで、
でも本当にやめてほしくてその言葉を発してるのか、自分でも怪しいと感じてしまう。
絵里「にこ……」
にこ「あっ」ゾクッ
だって、絵里に頭を撫でられただけで何も言えなくなってしまうから。
なんで?
彼女に優しくされただけで胸がきゅんと高鳴るの……
まるで好きな人にされてるみたいに……
そういえば、監禁とかの事件で人質が犯人に対して同情や好意なんかを抱く事があるらしい。
今の私って、それなのかしら…… 絵里「にこ……好きよ」
にこ「え、絵里ぃ……」ドキッ
やだ、やめて……
そんなこと言われたら、胸が凄くせつなくなる……
絵里「大好きよ……にこ……」
そう言って、絵里の指がついさっきまでハサミに弄ばれてた部分へと伸びていく。
にこ「っ!!」
いやだけど……拒めなかった……
やめてほしいけど……そう言えなかった。
にこ「あっ!!」
絵里の指が入ってくる……
さっきのとは違って温かい感触が、私の中に広がっていく。 絵里「気持ちいい?」
にこ「……っ」
絵里「ねぇ?」グイッ
にこ「っ!……」コクコク…
絵里「そう」
気持ちいいかは、わからなかったけど、
さっきよりは心地良かった。
温かいからかしら……
絵里「じゃあ、もっとしてあげるわ」
にこ「あっ……!!」
絵里の指が……私の中を乱暴にかき回してる。
にこ「ひゃっ……やぁ……!」ビクッ
今まで味わったことのない感触……
いじられてるのはそこだけなのに、
おへその奥や胸の奥がうずいて、足の裏もじんじんする。
頭もくらくらして……
なんか変…… にこ「だめぇ!絵里ぃ……」
指の動きが早くなる。
にこ「いやっ!やめてぇ…」
絵里「どうして?」
にこ「なんか変だから……おかしくなっちゃいそうだからぁっ……!」
絵里「いいわよ……おかしくなって」ギュッ
そう言って強く抱き締められる……
にこ「あっ!!絵里ぃっ……」
抱き締められただけなのに、体がビクビクと震えだした……
まるで体が求めてたみたいに。
にこ「うぅ…!」ビクッ
絵里「おかしくなって?にこのその姿……見たいわ……」
にこ「やだぁ……」
絵里「ほら……にこ……」
指の速度が上がっていく…… にこ「あんっ!!……だめぇっ!」
絵里「にこ……」チュッ
私にキスする……
にこ「うぅ……」ビクッ…
それだけで胸がせつなくなるの。
絵里「キス……好き?」
にこ「…………」コクコク…
絵里「じゃあ、キスしながらいきましょうか……」
そう言うと、今度は深い口付けを交わしながら、
私の中を掻き乱してく……
にこ「っ!!!……っ!!」
それだけでさっきの何倍もの感覚が襲ってくる。
胸は、きゅって締め付けられたみたいになって……
下腹部は何かを求めるみたいに熱くなってて……
もう、何も考えられないくらい頭もくらくらしてくる……
にこ「っ!やっ……だめ!」
もう、限界……
にこ「っっ!!あっ……!あっ!」ビクッビクッ…ビクッ… 〜〜〜
あれから何時間も経つ……
絵里「にこっ……にこぉ……」
にこ「だめぇ……絵里ぃ……!」
その間ずっと、絵里に体を弄ばれていた。
何回も何回も執拗にいかされて……
意識もはっきりしなくなっていた……
絵里「にこ……好きって言って……私に……」
にこ「はぁ…はぁ……すきよ……えり……」
絵里「本当?……嬉しい」ギュッ
にこ「あっ」ビクッ…
絵里「嬉しいわ……にこ……」
さっきからずっと、私に「好き」って言わせるの……
何度も何度も……
絵里「私も好きよ……にこ」
それも何度も聞いてる…… でも、言われる度に胸が高鳴るの。
心がもっと言って欲しいって思ってるみたいに……
絵里「ねぇ?ずっと一緒にいるって言って……」
にこ「えっ……?」
絵里「絵里の側にいるって言ってよ……」
にこ「……」
絵里が懇願するような目で訴えてくる。
そんな目でお願いしないでよ……
断れなくなるじゃない。 にこ「ずっと……」
絵里「……」
これを言ったら本当に、ここから出れないと思う。
にこ「……」
でも言わなかったとしても一緒よね……
だったら……
にこ「ずっと一緒にいるわ……絵里……」
これでいい……
これでいいのよ……
絵里「本当?にこ……」
にこ「……えぇ」
絵里「にこ……!」ギュッ
にこ「……ふふ」
絵里の側にいて、それで絵里が救われるなら。
もうそれで……
絵里「大好きよ……にこ……」
にこ「私もよ……絵里……」
それでいいわ…… ╭*(;๑˘ᴗ˘๑)*╮ ……
╭*(๑^ᴗ^๑)*╮ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています