6日行われた第334回名人戦にて、巨人小笠原棋畜(38)が新戦法で二岡七段を破り名人位を防衛した。

先手の巨人小笠原棋畜は初手から守りを捨てる速攻の手で飛車角と引き換えに金2枚を奪うと、玉の四方を金で囲う『金玉囲い』を完成。
上下左右どこから読んでも「金玉」となる布陣に二岡七段は動揺を隠せず、9800秒に及ぶ長考の末、投了。わずか43手の出来事だった。
会心の勝利に巨人小笠原棋畜は雄たけびをあげ絶頂射精で喜びを表した。
二岡七段は、「あの棋畜相手に安易に金を与えてしまった。もはや勝ち目はなかった。」と、足早にホテル街へ消えた。
解説の原八段は、「後手には(玉がないから)できないことを逆手に取った戦略だね(ニッコリ」と勝因を分析した。
なお、翌日の王座戦では同じ戦法を使うも角の強襲を受けあえなく死亡している。

   金   <金玉囲い>
 金玉金   巨人小笠原棋畜が考案。
   金     玉の四方に金を置いて守りを固める囲いの一種で、どの方向から読んでも「金玉」となる。