梨子「R病?」
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りこルビ
梨子「あっ!」
ルビィ「あわわ」タッタタ
梨子(目の前でルビィちゃんがつまずきそうになってる!)
梨子「危ない」ガバァ
ルビィ「ふぁ!?」
ルビィ「あっ、梨子さん……有難うございます」
梨子「ううん。それより大丈夫?」
ルビィ「はい!梨子さんのお陰でこけなくてよかったです」
ルビィ「有難うございます」
梨子「ふふ」
梨子(やっぱりルビィちゃん可愛い) 梨子「それじゃ、学校に行こうか」
ググ
梨子「……?」
グッグッ
梨子「あれ?」
ルビィ「どうしたんですか?」
梨子「あれ?あれれ??」グイグイ
ルビィ「いたっ!」
梨子「ああ!ごめんルビィちゃん!」
ルビィ「い、いえ…それよりどうしたんですか?」
梨子「は…離れれない」
ルビィ「え?」 梨子「さっきからルビィちゃんから離れようとしてるけど」
梨子「接着剤にくっつけられたように離れれないの」
ルビィ「ええ!?」
梨子「じょ、冗談で言ってるのじゃなくて本当に!」
ルビィ「う〜ん!」グググ
ルビィ「はぁ…はぁ…びくともしない」
ルビィ「本当に離れない……」 果南「お、梨子にルビィじゃん」
曜「?…どうしたの? 何かあったの?」
梨子「それが……」
………
……
…
果南・曜「体がくっついて離れない?」
梨子「はい……」
ルビィ「うう……」 果南「本当に?」
果南「曜、ちょっと手伝って」
曜「うん」
果南「引っ張てみよう」
曜「せーの!」グイイイ
梨子「いたたたたた!」
ルビィ「いたいよおおお!」 果南「だっダメだ……本当に引き離せない」
曜「私達の力でも無理だなんて……これは一体……」
曜「とにかく一度先生のところに行こうよ」
梨子「そうね」
梨子「ルビィちゃん歩ける?」
ルビィ「はい」
―――
――
― 保健室
先生「これは……そんな馬鹿な……」
梨子「え?どうしたんですか?」
先生「この現象になる人は極端に少ないはずなのに」
先生「R病……初めてみる……」
梨子「R病?」
先生「ちょっと待ててね他の先生にも事情を伝えなくちゃいけないから」
先生「ここでちょっと待ててね」ガラララ
ルビィ「は、はい……」 数分後
ガララ
ダイヤ「失礼します」
ルビィ「お姉ちゃん!?」
梨子「ダイヤさん!?」
ダイヤ「事情は果南さんや先生から聞いてます」
ダイヤ「先生はいろいろと準備をしてるので」
ダイヤ「私に今起きている現象の説明を任されました」
梨子「はぁ……それで、私達が離れないのはどういう事なんですか?」
ダイヤ「この内浦にはある【特定の条件】を満たした二人組が体をくっついたら離れない現象が起こるのです」
ダイヤ「ある意味では呪いかもしれません」
ルビィ「呪い!?怖いよぉ……」
梨子「それでその条件ってのは?」 ダイヤ「この【特定の条件】は多くて当てはまる人は居ないと思われましたが……」
ダイヤ「ではまず……お互いの名前のイニシャルがRで始まること」
ダイヤ「お互いの誕生日が同じ月であること」
ダイヤ「またお互いの誕生日の違いが二日以内であること」
ダイヤ「お互いの血液型が同じであること」
ダイヤ「苦手なものが一つ共通してること」
ダイヤ「常に髪を結ぶ場所が二つであること」
ダイヤ「以上これら全ての条件が当てはまる二組がこの症状になるのです」 梨子「すごく細かいですね」
ルビィ「そんな条件に当てはまる人居るのかな?」
ダイヤ「それに当てはまるのが貴方達でしょ」
梨子「え!?」
ルビィ「え!?」 梨子「そういえば……私とルビィちゃんの名前のイニシャルRで始まるわね」
ルビィ「誕生日も9月で同じで」
ルビィ「梨子さんが19日でルビィが21日だがら二日以内……」
梨子「私もルビィちゃんも同じ血液型」
ルビィ「ルビィ……ワンちゃんさんが苦手で…」
梨子「私も苦手…」
梨子「ルビィちゃんはいつもツインテールだから髪を結ぶ場所が二つになるよね」
ルビィ「梨子さんもいつも前髪と後ろ髪を結んでるから二つだね」
梨子「凄い!気がつかなかったけど、こんなにも共通点があるなんて!」
ルビィ「なんだか嬉しいです♡」
梨子「…」
ルビィ「……」
梨子「………」
ルビィ「…………」
梨子・ルビィ「あ!全部当てはまってる!!?」 ダイヤ「イニシャルがRの人がなるからR病なんて呼ばれてますわ」
ダイヤ「この症状になれば二日間は離れることは出来ませんが」
ダイヤ「二日経てば元に戻れるそうです」
梨子「え!?じゃあ…二日間このままで……」
ダイヤ「仕方ありませんわ」
ダイヤ「それでコレからの事ですが」
ダイヤ「先生が今日から二日間学校を休んでもいいと言ってましたし」
ダイヤ「出てもいいと言ってましたわ」
梨子「でも私達学年が違うけど……」
ダイヤ「二日間ですので」
ダイヤ「一日は梨子さんかルビィの教室で授業を受けて」
ダイヤ「次の日は交代と……まぁ必ず一日はある意味、休む事になりますわ」
梨子「どうする?ルビィちゃん」
ルビィ「どうしましょう?」
梨子(でも二日間休んだ場合、取り戻すのが大変かも)
梨子(それが一日だけなら後が楽だと思うし……)
梨子「授業を受けようか」
ルビィ「はい!」 ―――――――――
梨子(この時の私は深く考えていなかった事に後悔する事になる………)
――――――――― 一年教室
ザワザワザワ
先生「こらぁ授業中だぞ静かにしなさい」
梨子「ううぅ……///」
モブ「あの梨子先輩が一年の教室で同じ授業受けてるなんて」ヒソヒソ
モブ2「凄く新鮮だね」ヒソヒソ
モブ3「やっぱり梨子先輩綺麗だね」ヒソヒソ
モブ「それにあのルビィちゃんと隣いると姉妹に見えるね」ヒソヒソ
モブ3「二人共可愛いな〜」ヒソヒソ 梨子(そうだった……今の状況は私とルビィちゃんは、おかしな状況になっていて)
梨子(さらに授業を受けてたら……注目されるよね……どうしよう考えてなかった)
ルビィ「梨子さん」ヒソヒソ
梨子「?」
ルビィ「そ、その……狭くはないですか?」
梨子「大丈夫だよ」ニコ
梨子「椅子も二つ用意してくれたし」
梨子「それに今日はルビィちゃんが授業を受ける番だから私の事は気にしなくてもいいよ」
ルビィ「はい……でも辛くなったりとか言ってください」
梨子「有難うルビィちゃん」
善子「クックック……暗黒魔術の類に侵されるとは……」
善子「私のリトルデーモンとはいえまだまだね」
梨子「いや……こんなの防ぎようがないじゃない」
花丸「それにしても梨子ちゃんがオラ達と一緒に授業を受ける日がくるなんて」
花丸「夢にも思わなかったずら」
梨子「う、うん……そうだね」
梨子(何だろう……留年した気分なんだけど……)
善子「一年留年すれば私達と受けれるわよ」
梨子「全力でお断りさせていただきます」 ・
・
・
先生「ここは〇で◆です」
ルビィ「……」カキカキ
コロン
ルビィ(あっ、消しゴム落としちゃった)
ルビィ(よいしょ)グイ
梨子「え!?」ガタ
バタン?
梨子・ルビィ「きゃっ!!?」
善子「ど、どうしたの!?」
花丸「大丈夫!?二人とも!?」 ルビィ「あわわわ!ごめなさい!梨子さんとくっついているの忘れて」
ルビィ「つい、いつもの感じで物を取ろうとして」
梨子「うん。私は大丈夫だから……怪我はない?」
ルビィ「は、はい!」
梨子(正直私もくっついている事を忘れて)
梨子(授業受けてた……もうくっついてることに違和感がなくなったのかな?) ・
・
・
昼休み
花丸「梨子ちゃんと同じ教室でご飯食べるなんて……今日は本当に珍しい事が多いずら」
善子「貴重な体験ね」
ルビィ「最初はこんな事になって、どうしようって思ったけど」
ルビィ「こうして一緒にご飯食べれるのは嬉しいです」
梨子「うん…有難う」
善子「どうしたの?」
梨子「な、なんでもないよ!」
梨子(やっぱり……やっぱりそうよ)
梨子(今まで気づかなったけど)
梨子(ルビィちゃん……)
梨子(私には敬語で喋ってる!) 梨子(千歌ちゃんや曜ちゃんも普通に喋ってるのに……)
梨子(いや、それどころか三年の鞠莉さん達にも敬語を使わず)
梨子(フレンドリーに接してるのに!)
ルビィ「梨子さん?どうしたんですか?」
梨子「な、何でもないよ」
梨子(近くに居るのに……遠い……)
・
・
・ 放課後 部室
鞠莉「うりゃ!」グイグイグイ
梨子「いたたた!」
ルビィ「いたい!いたい!」
鞠莉「ワーォ!本当に引き離せないのね」
梨子「いちいち試さないでください!」
千歌「授業は受けれるけど練習は流石に無理だね」
ダイヤ「怪我でもされたら大変ですわ」
ダイヤ「二人は二日間は練習を休みなさい」
ルビィ「うん」
ルビィ「あっ……」
梨子「どうしたの?」
ルビィ「今日は……ルビィ達はどっちの家に帰ったほうがいいの?」
梨子「あ、そっか離れないからどっちかの家に泊まらなきゃいけないのか」 ダイヤ「その事でしたらお母様と梨子さんのお母様とで話がついてるようです」
ダイヤ「梨子さん今日は黒澤家に泊まってください」
梨子「今日?」
ダイヤ「明日はルビィがお世話になります」
ルビィ「明日は梨子さんの家に泊まるってこと?」
ダイヤ「お母様達が決めたようですわ」
梨子「そうなんだ……今日はおじゃまさせていただこうかな?」
ルビィ「それじゃ帰りましょうか」
梨子「うん」
梨子「あ……でも」
ルビィ「?」
梨子「その練習は出来ないけど……そのルビィちゃんには悪いけど……」
梨子「付き合ってほしい事があって……」
・
・
・ 音楽室
梨子「ごめんね。今日中には曲を完成させる予定だったの」
ルビィ「いえ、ルビィの事は気にしないでください」
梨子(私には敬語ってのがすごく気になるけど……)
梨子「直ぐに出来上がるから!」
梨子(えっとまずピアノを弾いて)ポロロン
梨子(弾いて……弾いて)ポロンポロン
梨子「……」
梨子「………」
ルビィ「?」
梨子(どうしよう凄く弾きにくい!)
梨子(隣に密着して座ってるから気をつけないと)
梨子(ルビィちゃんに当たっちゃうから集中できないし)
梨子(曲のイメージが沸かない……でも本当に今日中には完成させたいのに……)
梨子「そうだ……休み時間に見つけた方法を使えば……」 ――――
―――
――
―
回想 休み時間
ルビィ「あ!見てください!これ」グルグル
梨子「えぇ!?ルビィちゃんが私の周りを歩いて!?」
梨子「もしかて離れるようになったの!?」
ルビィ「いえ……相変わらずくっついたままですが」
ルビィ「くっついてる部分といいますか……」
ルビィ「そこは代えれるみたいで」クルクル
梨子「なるほど……これは使えそうね」 ・
・
・
現在
梨子「この方法を使えば……」
梨子「ルビィちゃんその……申し訳ないんだけど……」
ルビィ「はい?」
梨子「ひ、膝に……」
ルビィ「膝?」
梨子「膝に乗ってくれる?///」
ルビィ「え!?」
梨子「そ、その方が弾きやすいの……で、でも嫌ならいいのよ///」
梨子「は、恥ずかしいもんね///」
ルビィ「い、いえ……梨子さんが、その方がやりやすいというなら///」
ルビィ「し、失礼します!///」チョコン
梨子「―――っ///」カアアア
梨子(ルビィちゃんのお尻の感触が直に///)
ルビィ「お、重くないですか?」
梨子「だ、大丈夫よ//」
梨子(思ってたより軽い)
梨子(で、でも集中!曲を完成させないと) 梨子「す〜は〜」
梨子「……」
梨子「………うん」
〜♪〜〜♪
ルビィ「わぁ…すごい」
ルビィ(ルビィの目の前で曲が出来上がってくる)
ルビィ(曲も勿論凄いけど……梨子ちゃんのピアノを弾いている姿がとっても綺麗)
ルビィ(見惚れちゃう///)ドキドキ
・
・
・ 梨子「……うん!完成」
ルビィ「///」ドキドキ
梨子「有難うねルビィちゃん」
ルビィ「い、いえ」
ルビィ「それより大丈夫ですか?ずっとルビィを乗せて」
梨子「うん大丈夫だよルビィちゃん軽いから」
ルビィ「そうですか?最近お菓子とかいろいろ食べ過ぎて」
ルビィ「ダイエットしようかなって思ってるけど……」
梨子「え?こんなに軽いのにまだ軽くしようとしてるの?」
ルビィ「そんな///」
梨子(赤くなってるルビィちゃん可愛い)
梨子「それじゃ帰りましょうか」
ルビィ「はい」
・
・ 夜
黒澤家
ルビィ「ここがルビィの部屋です」
梨子「わぁ〜広い」
梨子「あ、ベットに置いてるヌイグルミ可愛い」サワサワ
梨子(ルビィちゃん可愛いけど部屋まで可愛い)
コンコン
ダイヤ「ルビィ入るわよ」
ルビィ「あ、お姉ちゃん」
梨子「ダイヤさん。おじゃましてます」
ダイヤ「ええ、ゆっくりしてくださいね」
ダイヤ「っと言いたいところですが、ごめんなさい先にお風呂に入っていただきたいですわ」
梨子「は、はい」
ルビィ「冬だけど密着してるから暑くて汗かいちゃった」
梨子(私もそろそろお風呂に入りたいと思ってたし……ん?)
梨子「ど、どうしよう……」
ルビィ「どうしたんですか?」
梨子「ふ…服ってどうやって脱げば……」
ルビィ「え?普通に脱げば……あ、そうかルビィ達体が離れないんだった」
ダイヤ「そのことでしたら―――」 ・・・
・・
・
お風呂
ダイヤ「ここをこうして、こう動かして、こうすれば」
スポーン
ダイヤ「はい、脱げましたわ」
ルビィ「わぁ!すごい!お姉ちゃん!」
梨子「ええ!?今のどうやったんですか!?」
ダイヤ「では私はこれで……服を着る時も呼んでください」
梨子「は、はい……」
ルビィ「それじゃ、入りましょう」
梨子「うん」
梨子(ルビィちゃんとお風呂……いわゆる裸の付き合い……)
梨子(これを機にルビィちゃんと仲良くしたいな)
梨子(特に……私にも千歌ちゃんや曜ちゃんに喋る感じで話をしたい)
ザパーン
ルビィ「あ、熱くないですか?」
梨子「うん丁度いい感じ」
梨子(でもどうやって切り出せば……) ・・・・
チャポン
ルビィ「……」
梨子「………」
ルビィ「………」
梨子「………」
梨子(どうしよう言葉がでない)
梨子(で、でもやっぱりこのままも……いやだから少し勇気をだして……)グッ
梨子「る、ルビィちゃん!」
ルビィ「はい?」
梨子「そ、その……何で私には敬語なの?」
ルビィ「え!?」
梨子「だ、だって千歌ちゃん……ううん果南さんにでも普通に喋ってるのに」
梨子「わ、私には遠慮してるみたいな喋り方で……」
ルビィ「あぅ…」
梨子「あっ!ごめん言いたくない理由があれば言わなくてもいいよ!///」 ルビィ「いえ……その……解らなくて」
梨子「解らない?」
ルビィ「鞠莉ちゃんや果南ちゃん達はルビィが小さい頃から遊んでるから」
ルビィ「年は離れてるけど……友達みたいな感覚で喋れるし」
ルビィ「ルビィが普通に喋ってても皆怒らないし大丈夫ってのが分かるけど……」
ルビィ「ルビィにとって梨子さんはある意味では初めての先輩で」
ルビィ「ルビィはAqours以外の上級生とも会話すらしたことないんです」
梨子「え?そうなの?」
ルビィ「とりあえず……お姉ちゃんの教えで」
ルビィ「年上には敬意をもって話すようにと言われてるので」
ルビィ「敬語で……梨子さんに嫌われるのも嫌だったので」
ルビィ「梨子さんはこんなルビィにも優しくしてるので……嫌われたくなくて……」
梨子「そうなんだ」
梨子「ふふ、大丈夫だよルビィちゃん」
梨子「いつもどおり喋ってくれて……ううん、むしろ喋ってほしいな」 ルビィ「梨子さん…」
梨子「……で///」
ルビィ「え?」
梨子「皆みたいに……ちゃん付けで呼んでほしいな///」
ルビィ「うぅ///」
ルビィ「り…梨子ちゃ…ん……梨子ちゃん」
梨子「う、うん!♡」
ルビィ「梨子ちゃん、梨子ちゃん///」
梨子「うんルビィちゃん」ギュウウ
ルビィ「♡」
梨子(体が離れない時はどうしようかと思ったけど)
梨子(今はむしろ離れなくてよかったとさえ思える)
・
・
・ 朝
梨子「ふああぁ〜朝か……」
ルビィ「すぅ…すぅ」
梨子「可愛い寝顔♡」
梨子「ルビィちゃんそろそろ起きないと」
ルビィ「ぅぅん……あれ?何で梨子ちゃんが?」
ルビィ「あ、そうか……ルビィ達まだ体がくっついたままで」
梨子「うん……目が覚めたら離れてるかなって思ったけど」
梨子「まだみたいだね」
梨子「でも明日には離れると思うし」
ルビィ「うん」 コンコン
ダイヤ「入るわよルビィ、そろそろ起きない……!!!?」
梨子「え?どうしたんですか?」
ダイヤ「ル、ルビィがもう起きてるなんて!?」
ダイヤ「いつもは私が起こしに行ってるのに、また寝て」
ダイヤ「また起こしに行って、また寝ての事を三回は繰り返してるのに!?」
梨子「ええ……」
ルビィ「だ、だって朝苦手で///」
ダイヤ「梨子さんが居てくれれば毎朝起きれるかもしれませんわね」
梨子「あはは……」
・
・
・ 朝 通学途中
梨子「へ〜そうなんだ」スタスタ
ルビィ「うん!そのアイドルがね」スタスタ
ダイヤ「……」
ルビィ「どうしたの?お姉ちゃん」
ダイヤ「いえ……たいした事じゃないけど」
ダイヤ「二人ともよく体がくっついてるのにここまで普通に歩けるという事に関心してて」
梨子「そ、そういうば特に意識はしてなかったけど……」
梨子「普通に歩けるね」
ルビィ「うん」
ダイヤ「こういうのを息が合うと言うんでしょうね」 曜「ほほう、それは面白い事を聞いた」
千歌「息が合うならこの幼馴染みコンビに勝てるかな?」
ルビィ「あ、千歌ちゃんに曜ちゃん」
曜「ここから学校まで二人三脚で勝負だよ梨子ちゃん」
梨子「ええ!?」
千歌「それじゃスタート!」
ルビィ「え!?本当にやるの!?」
梨子「と、取り合えず行こうか」 ルビィ「うん」
タタタタ
千歌・曜「!?」
梨子「あ、抜いちゃった」
ルビィ「わぁい!このままゴール……」
ダダダダダ
千歌・曜「ゴール!」
梨子「あ!千歌ちゃんを抱え込んでゴールした!?」
ルビィ「ず、ずるい!二人三脚じゃないの!?」
千歌「息が合う二人だからこそなせる技だよ」
曜「ぜぇーぜぇー!」
梨子「まぁ茶番はここまでにして教室に入ろうか」
ルビィ「うん!」
千歌「ああ!待ってよー!」
・
・
・ 教室(二年)
ザワザワ
先生「はい静かにー。授業中です」
モブ「みてあの娘可愛い」
モブ2「一年のルビィちゃんが私達と同じ授業受けるなんて新鮮」
ルビィ「うぅ…皆の視線が……」
梨子「昨日も私がそうだったから分かるよルビィちゃん」
千歌「いや〜それにしてもルビィちゃんと同じ授業受けるなんて」
ルビィ「同じ授業って言ってもルビィじゃ二年の勉強解らないよ」
曜「安心して」
ルビィ「?」
千歌・曜「私も解んないから!」
梨子「ドヤ顔で言うこと!?」 放課後
梨子「さて授業は受けれるけど練習は無理よね」
ルビィ「そうだね」
梨子(明日にはR病も治るか……)
梨子「ルビィちゃんはコレから何かやりたい事はある?」
ルビィ「やりたい事……特には……あ、でも」
梨子「?」
ルビィ「次のライブの衣装を少し制作したいなって……」
梨子「じゃ、付き合うよ」
ルビィ「いいの?」
梨子「勿論。昨日私に付き合ってくれたから」
ルビィ「有難う梨子ちゃん!」
・
・
・ ルビィ「……」チクチク
ルビィ「………」
梨子「あ…もしかして、やりにくいんじゃない?」
ルビィ「うぅ……腕が梨子ちゃんに当たったりしないか心配で」
梨子「気にしなくてもいいのよ」
梨子「でも……そうよね」
梨子「昨日の私もそうだったから……気になっちゃうよね」
梨子「それじゃ……その」
梨子「昨日みたいに私の膝に……///」
ルビィ「い、いいの?///」
梨子「う、うん///」
ルビィ「そ、それじゃ……」
チョコン
梨子「///」
ルビィ「///」
ルビィ「す、すぐに終わらせるからねっ///」
梨子「わ、私の事は気にしなくていいからね」
ルビィ「あ、有難う」 数分後
ルビィ「……」チクチク
梨子(さっきまで恥ずかしがっていたルビィちゃんと違って集中してる)
梨子(凄いな……この衣装作りだけじゃなくスクールアイドルに全力でやってる)
梨子(好きなんだね本当に……アイドルが)
ルビィ「……」
梨子「///」キュン
梨子(ルビィちゃんが頑張ってる姿……とってもかっこいいと思う)
梨子(可愛いだけじゃない……ルビィちゃんの魅力……)
ギュ
梨子(ルビィちゃんの邪魔にならないように……それでも少しルビィちゃんを抱きしめた) 夜 桜内家
梨子「この二日間いろいろあったけど……明日には治るんだね」
ルビィ「うん」
ルビィ「でルビィ……こんな事言うのもおかしけど」
ルビィ「体がくっついて良かったて思えるの」
梨子「うん……私も……」
梨子「……」
ルビィ「……」
梨子(あれ?なんだろう?この寂しいという気持ちは……)
ルビィ「梨子ちゃん……」
梨子「ルビィちゃん」
梨子(ルビィちゃんも同じ気持ちになってるのが解る)
梨子「……」
ルビィ「……」
ギュウウウ
梨子(何も言わずに強く抱きしめた)
梨子(明日には離れるとしても……心で繋ぐように…)
梨子(私達はそのまま眠った) 朝
梨子「う〜ん……朝」
梨子「あれ?軽い」
ルビィ「スゥ…スゥ…」
梨子「そっか……もう治ったんだ」
ルビィ「うぅん……」
梨子「あ、起きた?」
ルビィ「うん……おはよう」
梨子「治ったみたいだね」
ルビィ「うん」
梨子「それじゃ学校に行く準備しようか」
ルビィ「うん」 通学路
梨子「……」
ルビィ「……」
梨子(もう体が離れた)
梨子(だからくっつく理由なんてない……だけど)
ギュ
梨子(どちらかが言い出したわけでもなく)
梨子(ルビィちゃんと自然に腕を組む)
ルビィ「えへへ♡」
梨子「♡」
梨子(体は離れても……強く繋がってるのを感じる)
梨子(このあとR指定のことになるけど、それはまた別の話)
終わり りこルビ共通点まとめ
9月生まれの乙女座
犬が苦手
恥ずかしがりな性格
名前のイニシャルがRで始まる
Rで始まるが故にMIRACLE WAVEの衣装で二人がRの文字が入った衣装を着ている
髪を結んでる場所が二つある
夢を夜空で照らしたいの衣装の色が青
フルネームが7文字
赤系の髪色
アニメでは小さい頃二人ともツインテール 乙乙
りこるび舞妓さんのセルフ供給は初めて見たけど良かった
後、血の呪縛とか言って闇スレにならなくて良かった(見たくないとは言っていない) ノξソ>ω<ハ6 舞妓ォあなたは最高よぉ!!!
|c||^.- ^|| 乙ですわああぁぁ!!!
∫∫( c||^ヮ^|| R指定!R指定!! |c||^.- ^||R指定編あくあくAqoursですわ 舞妓のりこルビたまらんな
インスパイアされて色々書きたくなる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています