『ダンシンダンシン…ノンストップマイダンシン…』聖良「やっぱりA-RISEのような素晴らしい曲を作りたいですね」
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聖良「A-RISEに負けないような曲を作れるよう、頑張りましょう。クールかつクレバーな感じで、格好いい曲がいいですね」
聖良「特にこの、Shocking Partyのこのフレーズ! この痺れるようなクールさを表現したい」
聖良「私たちの曲の歌詞にもダンシングというフレーズを入れて――っと、いけませんね。これでは盗作です」
聖良「ダンシングはダメです。しかしこれに匹敵する何かをどうにかして……」
聖良「むむむ……。ダンシング……踊っている……現在進行形……今。――今?」
聖良「来た、来ました! ダンスナウ! これで行きましょう、格好いいっ!」 聖良「……しかし、これをそのまま歌詞にするのは芸がありませんね」
聖良「うーん。あ、そうです。せっかく私たちは2人組のユニットなんですからそれを活かしましょう」
聖良「私がメインの歌詞を歌って、理亞は別のフレーズを挟むようにして……例えば……」カキカキ
『最高! 言われたいみんなにね(理亞:最高だと言われたいよ ダンスナウ、ダンスナウ!)』
聖良「……いいですね」
聖良「すごくいい……! なにこのフレーズ格好いい!? うわ、早く歌にしたいですね、これはっ」
聖良「もうこのフレーズは決定ね。修正する必要性を何一つ感じません。うん、このフレーズを軸に展開しましょう」 聖良「……しかし2人でこれを歌うとなると冗長かもしれません。音楽ですから、テンポの良さは重要です」
聖良「むぅ。この理亞のパートをサクッと歌えるようなものに……サクッと……早口……」
聖良「あ、ラップ。ラップでいきましょう」
聖良「理亞は可愛い系ですからね。世界一可愛いですから。その可愛い理亞が、この究極格好いい歌詞を勇ましくラップで歌う……」
聖良「うん。ギャップがいい。すごくいい。すごく理亞。最高です」 聖良「これは名曲の予感ですね。スクールアイドル史に世界一可愛い鹿角理亞の名が刻まれる日も遠くありません」
聖良「さっきのフレーズ、もう決定と思っていましたがもう少し手を加えましょう。理亞のカッコ可愛さをもっとアピールしなくては」
聖良「ここをこうで、こうして……」カキカキ
『最高!(理亞:ワンモア チャンスタイム!)言われたいみんなにね(理亞:最高だと言われたいよ ダンスナウ、ダンスナウ!)』
聖良「……すごいですね。完璧だと思っていた歌詞の格好良さが倍率ドンです」
聖良「ふふふ、筆が進みますよ。自分の才能が恐ろしいくらいです。この調子でどんどん行きましょう」 ・
・
・
聖良「んー……うん、素晴らしいです。2番も格好良く仕上がりましたね」
聖良「あとは曲を盛り上げつつ締める部分ですね。サビを繰り返す感じで」
聖良「……サビを繰り返すだけというのは詰まらないですね。もう少しアクセントが欲しい」
聖良「ここに間奏が入るわけですよね。ただ曲を聴いているだけというのも寂しいような」 聖良「よし。間奏部分にまた理亞のソロパートを入れましょう。もちろんラップ調で。えーっと……」カキカキ
『早く、早くと声に出して 退路ぜんぶ消しちゃえ!』
聖良「……うーん?」
聖良「やっぱりちゃんとダンスナウまで入れる必要がありますね」カキカキ
『早く、早くと声に出して 退路ぜんぶ消しちゃえ! ダンスナウ! ダンスナウ!』
聖良「完璧です」 聖良「よし。あとはこの理亞ソロパートもちょいちょい、――っと」カキカキ
聖良「素晴らしい! 会心の出来ですっ!」
聖良「これは早速、理亞にも見てもらわないと。理亞? 理亞ー!?」
理亞「どうしたの、姉様」
聖良「私たちの曲の歌詞が書けました! タイトルはSelf Controlです!」
理亞「本当!? すごい、読んでいい!?」
聖良「もちろん。ぜひ感想をもらえる?」
理亞「……お、おぉ」
理亞「か、格好いい……っ!」 >>3
歌詞ひねくれすぎだよな
家族仲悪いんじゃ……と思ってしまう 聖良「ふふ……。あなたにも分かりますか。この、ほとばしる格好良さが」
理亞「すごいよ姉様! 特にこの、ダンスナウのフレーズなんか痺れる!」
聖良「そうでしょうそうでしょう」
理亞「……でも、姉様。ひとつだけいい? この、2番に入るところなんだけど」
聖良「私のワンフレーズの後に、理亞のソロパートが挟まるところね。それがどうかした?」
理亞「ううん。2番に入ってからは凄くいいんだけど……その前に」
聖良「前に?」
理亞「私が姉様を呼ぶっていうのは、どうかな。その、姉様カモン!みたいな」
聖良「……理亞」
理亞「ぁ、ご、ごめんっ! 私が姉様に意見なんて、おこがましいよね。今のは忘れて!」 聖良「――あなたは天才だわ、理亞」
聖良「末恐ろしくすらある……! あなたとユニットを組んでよかった、私の目に狂いはありませんでした」
理亞「そ、そうかな……///」
聖良「その意見は採用ね。ただ、姉様はダメ。ここは聖良カモン!にしましょう」
理亞「え!? ね、姉様を呼び捨てにするの……?」
聖良「この曲は超級可愛いあなたが超絶クールに歌うことに意味がある。それなのに姉様はちょっと、ね。超越可愛いけれど」
理亞「でも……」 聖良「理亞。スクールアイドルSaint Snowの鹿角理亞は、私の妹ではありません」
理亞「え……」
聖良「私の相棒よ。何も遠慮は要らない。私と対等に、肩を並べて立ってもらえますか、理亞」
理亞「――っ! う、うん!」
聖良「それでこそ私が見込んだスクールアイドルね。頼みましたよ」
聖良「さあ。あとはこの歌詞に曲を付けましょう。イメージはもう出来ている、きっと最高の曲になる――!」 ――――
――
聖良「――走り続ける♪」
せいりあ「Self Control!」
せいりあ「……っ」ドヤァ…
生徒A「……」
生徒B「……」
生徒C「……」
生徒's(だっせぇ……) 生徒A(なんだよダンスナウって。踊る今? 今日び、塾通いの小学生の方がマシな英語使うよ)
生徒B(ダンスナウが目を引くけど振り付け含めて全体的に……。意識高すぎっていうか)
生徒C(聖良先輩、厨二病と大二病のハイブリッド患者だから……)
生徒A(燃費よすぎて暴走してるじゃん、そのハイブリッド……。それさえなければ完璧な人なのになぁ)
生徒B(これどうするの? どうリアクションすればいいか分からないんだけど)
生徒C(まずこの空気からどうにかしたい……)
聖良「ふぅ。どうですか。これが私たちSaint Snowの新曲、Self Controlです」
生徒A「え、あ。はい。そっすか」
聖良「感想を頂けますか。人に見せたのは初めてでしたので、ぜひご意見など」 生徒B「あー……っと。パフォーマンスは、凄くレベルが高かったです。はい」
聖良「ありがとうございます。それで? 曲の方は?」
生徒C「こ、個性的でしたね。スクールアイドルとしては、かなり斬新なんじゃないでしょうか……」
聖良「そうかもしれませんね。あまりアイドル然とはしていないかな、とは私も思います」
聖良「でも、私たちらしいでしょう? ほら。何と言いますか、……ね?」
生徒A「あ、はい。そっすね」
生徒B(カッコいいって言ってほしいんだろうなぁ)
生徒C(分かってるなら言ってあげればいいのに……) >聖良「すごくいい……! なにこのフレーズ格好いい!? うわ、早く歌にしたいですね、これはっ」
なんだこの姉様かわいいぞ 理亞「……」ワクワク
生徒A(それにしても理亞ちゃんがめっちゃ期待に満ちた目でこっちを見てくる)
生徒B(か、可愛い……! でもだからこそ苦しい……!)
生徒C(言えない、こんな子にダサかったなんて言えないよぉ……っ)
聖良「私としてはこの曲の、ダンスナウの部分がとても気に入っているんですが」
生徒A「あ、はい。そっすか」
生徒B(あっぶな……そこイチ押し? せめてそこだけでもダメ出ししようかと思ってた) 生徒C(えっと。他にダメそうなところは……)
生徒A(もう全部でよくね?)
生徒B(いい大人っていうのは、本当のことを言わないものだよ。トラブルの元だと知っているから)
生徒C「えっと、その……。あの、聖良カモン、のところなんですけど」
理亞「っ!」ピクッ
生徒A(――あ、ダメ。そこダメ。そこだけはダメ)
生徒B(責任をもって全力回避ね。理亞ちゃんを曇らせることだけは許されない)
生徒C「あ、いや。あ、あはは……。なんて言いますか、その」 理亞「……っ」ワクワク
生徒A(はやく気の利いたこと言え。天使が身を乗り出していらっしゃるぞ)
生徒B(天使を泣かせたりしたら、このHAKODATEで生きていけると思うなよ……)
生徒C「も、もしかして理亞ちゃんが考えたの? いつもの理亞ちゃんのイメージと違ってて、びっくり。あはは……」
理亞「う、うん。私が考えたところ……」
生徒A「そ、そっかぁ! 偉いぞぉ。聖良先輩も鼻が高いでしょ、あっははは!」
聖良「ええ。このアイデアには私も驚かされましたね。この曲が完成したのは理亞のおかげと言っても過言ではありません」ドヤッ
理亞「……///」
生徒B(何で聖良先輩はいちいちドヤるんだろう……可愛いけど)
生徒C(理亞ちゃんが積極的なのが嬉しくて仕方ないんだろうね……シスコンだから。可愛いけど) 生徒A(でも咄嗟にフォロー入れたけど、これどうする? ずっと曲の感想求められ続けるの、私たち)
生徒B(……いや。これでいい。きっとこれしか活路はないよ、このまま突っ切る……!)
生徒C(あ! そ、そっか。その方法なら……!?)
聖良「それで、どうでした? その聖良カモン!の部分も含めて感想を――、」
生徒A「い、いやー、理亞ちゃんは可愛いなぁ! もうすっかり一人前のスクールアイドルだ!」ワシャワシャ
理亞「ひゃ……!?」
生徒B「さすが聖良先輩の妹さんですね。スクールアイドル部の未来は明るいですよ」
生徒C「ほ、ほんとほんと。もう来年の部長は理亞ちゃんに任せちゃおうかな。えへへ……」
聖良「……あなたたち」
生徒's「……」ゴクッ
聖良「ふ、ふふふふ……。そうですね、本当に理亞は頼りになりますよ」ニッコニッコ 生徒A(ぃよしっ! 聖良先輩が単純で助かった!)
生徒B(いや聡明な人だよ聖良先輩は……妹が絡むとアホだけど)
生徒C(このまま、もう少しアホなお姉ちゃんでいてもらおう……っ)
生徒A「聖良先輩が羨ましいなぁ。こんな可愛い妹がいて! ちょっと貸してくださいよ」
生徒B「あ、それなら私にも。理亞ちゃんにお菓子作り教えてもらいたい」
生徒C「わ、私も……!」
聖良「ふふっ! ダメですよ、理亞は私の妹ですから、貸したりしません」ニマニマ
聖良「でも、お菓子作りくらいなら一緒にしましょうか。ねえ、理亞?」ウキウキ
理亞「う、うん……///」 生徒A「じゃあ今度の土曜にお店にお邪魔してもいいですか?」
生徒B「土曜は迷惑じゃないかな。客商売だし」
聖良「いえいえ。人の少ない時間なら問題ないでしょう。歓迎しますよ」
生徒C「あ、ありがとうございますっ。じゃあ何を作ろうかな……。理亞ちゃん、おススメある?」
理亞「あ。え、えっと……。初心者だとやっぱり、クッキー、とか……プリンもいいかも」
生徒A「いいね、プリン! じゃあ行く時間は――、」
聖良「それならこのくらいの時間に来て頂ければ――、」
生徒B(……ご、誤魔化せたぁぁぁぁっ!)
生徒C(つ、疲れた……。精神的な疲労が……) 生徒A(あー、もう嫌だ。って言うか、別にカッコ良かったって適当な嘘ついてればよかったんじゃ)
生徒B(いい大人は本当のことを言わないものだけど、嘘をつくのはただの下種だよ)
生徒C(大人になるって悲しいことなの……)
生徒A(こんなところで大人を知りたくはなかった)
生徒B(ま、こんなことはそうそう無いよ。今はゆっくり、美味しいプリンのことでも考えよう……)
生徒C(甘いもの、食べたいなぁ――) ――――
――
聖良「――どうでしたか、私たちの新曲、DROPOUT!?は」
理亞「……」ワクワク
生徒A(えぇ……ギターとドラムの音が響いてるんだけど。これロックバンドの曲じゃないの……?)
生徒B(こ、これはまたムダに格好いい……。いや、いいことなのかな)
生徒C(ふぇぇ……また聖良カモンがあるぅ……)
おしまい これにておしまいです
ご覧いただいた方、ありがとうございました。お目汚し失礼しました
函館聖泉女子高等学院の日常、絶対見たい 乙
ドロップアウトはかっこよかったんだなw
あれも何考えて作詞したのか気になるけど ラップの歌詞がザ!ベタって感じなのはもうわざとだよね
カモン、ヒアウィゴー、アーユーレディー? 最高だと言いたいよ乙
理亞ちゃんがメロコア好きでそういう曲になってるのかと思ってたけどこういうパターンもありね
聖良「打ち込みでは面白くありませんね。理亞、ギターは弾けますか?」
理亞「えっ」
ますますアイドルから遠ざかりそう 乙
ドロップアウトで聖良カモンが決まっていれば決勝で会えたんだよなぁ… 生徒たちが優しいうえに賢くて良かった
Aqoursとの合同ライブの時も裏で暗躍してそうだ ここから「大人は嘘つきねー♪」の作詞に繋がるのだとしたら内心どう思われてたのか全部バレとるやんけwww メロコアじゃないしメロコアとかいう言葉がダサすぎるから使うな アイドルのラップ担当ってラップだけ自分で作詞してる人多いイメージだけど理亞ちゃんはこんな感じで姉様にラップ作詞してもらってるのだろうか Limp Bizkit的なダサカッコよさあって好きだよ リンプって「Take a look around」と「my generation」くらいしか聴いたことなかったけど、他は似てるんだ?
あ、グーグードールズとフレッド・ダーストが共演して演ったピンク・フロイドの「Wish you were here(あなたがここにいてほしい)」は名演だね この生徒たちが裏サイトか何かで本音を吐いてるのかと思うと怖い
俺的には姉様は実はアンチに耐性がない人であってほしいわ
「魅力は肉体だけ」と言われた日には千歌ちゃん以上に傷つくと思うと興奮する 姉様は完璧超人すぎてディスられたことなさそうだから、いざアンチコメとか見たら打たれ弱そう 普通のファンがいなくて信者かアンチしかいなさそう
でも体は素晴らしいってとこだけは意気投合してそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています