曜「千歌ちゃんとお出かけの日♡」
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……ちゃん
曜「……へ?」
……曜ちゃん
曜「千歌……ちゃん?」
曜ちゃん
曜「あれ?どうしてこんな所に居るの……?」 ねぇねぇよーちゃん
曜「な、何……?」
明日は何しよっか
曜「……明日?」
うん、明日
曜「明日って……千歌ちゃんまだお出かけ中じゃん」
でも、早く曜ちゃんと遊びたいなー
曜「そんな事言われても……」
じゃあさ、次会ったとき何しよっか? 曜「えー、次会ったときかぁ……」
どこに連れてってくれるの?
曜「そうだなぁ……千歌ちゃんはどこか行きたい所ある?」
曜ちゃんが行きたい所でいいよ
曜「……それが一番困るんだけど……」
曜「じゃあ……遊園地とか?」
……普通……
曜「私が行きたい所で良いって言ったじゃん!」 曜ちゃんとお洋服買いに行きたい
曜「最初から答えきまってるんじゃん……」
えへへ
曜ちゃんにね、とびきり可愛い服を選んで、それを着てくれると嬉しいなぁ
曜「……ちょっと恥ずかしいかも……」
恥ずかしくない!
曜「じゃあ沼津駅の周りをぶらつこっか」
さんせーい!
曜「じゃあ日にちは……」
曜「……」
……?
曜「決めなくても……いいよね?」 ……
千歌「おーい」
ん……
千歌「曜ちゃーん!起きてー!」
あ……目が冷めちゃった……
千歌「もう曜ちゃん、遅刻しちゃうよ?」
……そっか……学校……
千歌「ほら、時計見て!あと30秒で家出る時間!」
……うん 千歌「はぁー!ギリギリ間に合った!」
……間に合ったって……ここ洋服屋さんじゃん、学校は?
千歌「この前約束したじゃん!千歌が曜ちゃんのお洋服を選んであげるって」
そうだった
千歌「もー!曜ちゃんシャキッとしてよ!どうしたの?」
……なんだかすごく眠くて……
ごめんね?
千歌「えー!昨日8時に寝たのに!?」
うん…… 千歌「しょうがないなぁ、今夜も早く寝かせてあげる!」
……ほんと?
千歌「特別に6時に寝てもいいよ?」
……あぁ幸せ……
千歌「でも!」
……?
千歌「ちゃんと曜ちゃんのコーディネートに付き合ってくれたらね」
……私も可愛い服は……好きだから…… ……
曜「あれ……?」
……曜ちゃん!
曜「あ……また会えるなんて……」
今日は楽しかったね
曜「……今日?」
お洋服屋さん!
曜「あ、あぁ!」
曜「千歌ちゃんが選んでくれたお洋服、すごく可愛かった……」
えへへ、でしょー! 千歌ちゃんは曜ちゃんが可愛くなる方法を知り尽くしているのだ!
曜「あはは、そうだね」
曜「私の事……一番良く知ってくれてる……」
曜ちゃんは?
曜「え?」
曜ちゃんは私の事どれ位知ってる?
曜「えぇ、えーっと……」
曜「いっぱい……かも」
かも?
曜「い、いっぱい知ってるよ!」 ほんとー……?
曜「ほ、ホントホント、あはは」
曜(どうしよ……私、千歌ちゃんのこと何も知らない……)
ところで曜ちゃん、聞いた?
曜「聞いたって……何を?」
善子ちゃんが練習中に転んで……脚の骨が折れちゃったんだって
曜「……え?」 まさかとは思いますが、この「千歌」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。 曜「こ、今度のライブはどうするの?」
……
曜「ラブライブの本番だって近いのに……」
花丸ちゃんとルビィちゃんはね
曜「うん」
善子ちゃんが居ないなら出ても仕方ないって
曜「……」
果南ちゃんと鞠莉ちゃんはそれでも出ようって
曜「……あとの二人は?」
慌てちゃってそれどころじゃないみたい 曜「そっか……」
……曜ちゃんは?
曜「……」
どう思う?
曜「……」
曜「……私は……」
……ねぇ曜ちゃん
曜「……?」 この世界のみーんながね、幸せになる方法って……有ると思う?
曜「え……そんなのわかんないよ」
じゃあ、この世界の全員が幸せになる日っていつか来ると思う?
曜「それは……」
曜「……たぶん……」
本当にそう思ってるー?
曜「だってそんなの……凄く難しいことだと思うし……」 でもその難しい事を成し遂げようと頑張ってる人たちは居るよ?
本気でそんな未来を信じて、努力を惜しまない人達も居るよ?
曜「……うん」
でも自分はそんなに大きな人間じゃないから現実味が湧かない?
曜「……うん……」
でもね、私たちはこれからラブライブで優勝できるんだよ
曜「!?」
曜「ほ、本当に!?」
うん、Water blue new worldって曲を歌うの
曜「そ、そうなんだ……」 曜「どんな曲なの……?」
聞きたい?
曜「ううん」
曜ちゃんはね、大きな人なんだよ
曜「……」
ラブライブ優勝なんて大きな夢を叶えた……
最初は夢みたいな話だったのに……
曜「……」 曜ちゃんはこれからどうなりたい……?
曜「……わかんないよ……」
じゃあ、世界平和でも願ってみたら?
曜「……うん」
じゃあ、次いつ遊ぶ?
曜「……明日」
うん、わかった! ……
……脚が
……脚が折れてる……
千歌「あれ、曜ちゃんもう起きてたんだ、珍しー」
私の脚が……折れてる……
千歌「今日はどんな遊びに連れて行ってくれるの?」
……どうしよっか?
千歌「昨日お金いっぱい使っちゃったから……ちょっとお金がかからない所が良いかも……」
……でも……脚…… 千歌「大丈夫だよ」
千歌「鞠莉ちゃんがまだ寝てていいって言ってるから……」
……本当?
千歌「ほんとーだよ!」
千歌「いーっぱい休んでね」
……千歌ちゃん
曜「……明日も遊ぼうね」 ……
曜「あぁ……私ったらまた寝ちゃった……」
……でもまたすぐに起きるんでしょ?
曜「……ううん」
……へ?
曜「もう起きない」
……何で?
曜「……善子ちゃん……大丈夫かな?」
……急にどうしたの?
曜「ほら、私世界平和を願う事にしたから……」
……そうだったね ……本当に起きなくていいの?
曜「もうちょっとスクールアイドル続けたいし」
……死んじゃったりしない?
曜「……しないよ」
曜「千歌ちゃんこそ、死んじゃったりしないでね」
……うん
曜「ずっと二人で健康でいようね」
うん
曜「将来が楽しみだね」
うん!
曜「千歌ちゃんなんか元気出てきた」
そうかな? 曜「そうだよ」
曜「じゃあ、また明日」
……うん、また明日
……あ
曜「ん?」
明日はどこに連れてってくれるの?
曜「うーん……じゃあ……」
曜「私が千歌ちゃんにコーディネートしてあげる♡」 うーん曜ちゃんが統合失調で入院してるようにしか見えない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています