曜「…ごはんはまだかのう…?」孫「曜おばあちゃん!ごはんはさっき食べたでしょ!」
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曜「…あれ…そうだったかのう…思い出せんのう…」
孫「そうでしょ曜おばあちゃん!しっかりしてね!」
曜「…ほっほっほ…すまんのう…」
孫「じゃあまたすぐ会いにに来るから、施設の人に迷惑をかけちゃだめだよ?」
曜 「…」
孫 「おばあちゃん?」
曜「…」スヤスヤ
孫「…寝ちゃったか…」 曜おばあちゃんはわたしの大切なひいおばあちゃんです。
とてもとてもやさしい、わたしのひいおばあちゃん。
わたしが小さい頃、いつも可愛がってくれたひいおばあちゃん。
お母さんに怒られたときも、いつもかばってくれたひいおばあちゃん。
わたしの大切な、大切なひいおばあちゃんなのです。 孫「曜おばあちゃん!今日は曜おばあちゃんが喜ぶもの持ってきたよ!」
曜「…ほっほっほ、何かのう…?」
孫「ひいおじいちゃんの昔の写真だよ!うんと若いやつ!」
曜「どれどれ、、おや、ほんとにあの人だ。今ごろ元気にしてるかのう…?」
孫「…おばあちゃん…」
孫「おじいちゃんは10年前に死んじゃったでしょ?おばあちゃん覚えてないの…?」
曜「…」
曜「…そうだったかのう…寂しいのう…」 曜おばあちゃんは数年前から、内浦にある老人ホームで暮らし始めました。
家族は一緒に暮らしたいと曜おばあちゃんを説得し続けたのですが…
曜おばあちゃんはどうしてもこの老人ホームで暮らしたいといって譲りませんでした。
わたしたちを気遣ってなのか、それとも別の理由があったからなのか…
はっきりとしたことは分かりません。 孫「じゃあこれならどうだ!私のおばあちゃん、つまり曜おばあちゃんの娘の子供のころの写真だよ!」
曜「…おやおや、かわいいのう…」
孫「ね、すごいかわいいよね!」
曜「…今ごろ元気にしてるかのう…?」
孫 「…」
孫「…曜おばあちゃん、わたしのおばあちゃんは2年前に病気で死んじゃったじゃん…覚えてないの…?」
曜「…」
曜「…そうだったかのう…寂しいのう…」 この老人ホームに入るちょっと前くらいからだったかな、
曜おばあちゃんは物忘れがひどくなり始めました。
初めは、今日の晩ご飯がなんだったか、その次は、最後に病院にいったときがいつだったか…とか
昔のことはよく覚えていた曜おばあちゃんでしたが、だんだん昔のことも思い出せなくなっているようでした。
おばあちゃんの記憶は、まるで、火であぶられていく新聞紙のように、読めるところがだんだんなくなってしまっていたのです。 孫「曜おばあちゃん!今日はすごいもの持ってきたよ!」
曜「ほっほっほ、何かのう…?」
孫「ジャーン!!おばあちゃんがオリンピックの飛び込みで取った金メダルだよ!」
曜 「…」
曜「…うーん…そんなこともあったような…なかったような…」
孫「えー!めちゃすごいことなのに!?おばあちゃんほんとになんで覚えてないの?」
曜「…うーん…」
曜「…どうだったかのう…思い出せんのう…」 わたしは、曜おばあちゃんが大好きです。
いつか、お別れが来ることはわかっていますが、
それでも…
少しでも曜おばあちゃんとの思い出を作りたいと思い、毎日この老人ホームに通いつめています。
その思い出がおばあちゃんの中ですぐに消え去ってしまうとしても、
曜おばあちゃんとお話をする時間を大切にしたかったのです。 孫「曜おばあちゃん!今日はもっと昔のものを持ってきたよ!」
曜「…ほっほっほ、なにかのう?」
孫「曜おばあちゃんの高校生のころのアルバムだよ!」
孫「見てみて見てみて!」
曜「…ほっほっほ、どれどれ…見てみるかのう…」ペラ
曜「…」 あれがあればいいけどな あれで だいよう ごはんたべたからねよかなまた 孫「ねーねー!この人私にそっくり!きっと昔の曜おばあちゃんだよ!」
曜「…どれどれ、おやほんとだ、そっくりだねえ…ほっほっほ…」
孫「エヘヘ、髪の感じとかそっくりだし、なんかうれしいな!」
孫「このまま順調に育てばママやおばあちゃんみたいに美人になるかなあ?」
曜「…そうだねえ…いい子にしてればなるかもしれないねえ…」
孫「よし、私頑張るね!」
曜「…ほっほっほ…元気でいいねぇ…」
孫「あたりまえじゃん!元気なことが私の取り柄だし!」
孫 「あ、そろそろ帰らないとお母さんに怒られちゃう!またね!曜おばあちゃん!」
曜「…ああ、またおいでね…」
バタン 曜「…」ペラ
孫が置いていってくれたアルバムのページをめくってみる。
孫そっくりの姿をした女の子
毛先のくせ、少しぽってりした唇。
その一方でどこか少年のような無邪気さを残している孫そっくりな女の子。
これはきっと私なのだろう。
曜「…」ペラ
アルバムのページを1ページずつめくる
友達、同級生、先輩、後輩、先生、1人1人の名前や特徴は相変わらず全く思い出せなかったが、
なぜか少しこそばゆいような、暖かい気持ちになっていった。 >>19
ごめんなさい、ほんとはひ孫だけど、「」のまえは孫で統一してしまったので許してくだしあ 曜「…」ペラ
そしてアルバムのあるページで手が止まった。
曜「スクールアイドル部…Aquors…」
曜 「…」
曜「…はて…」
そのページには自分を含め九人の少女たちが部活動をしているらしい写真で埋め尽くされていた。 ブロンドヘアの明るく、けれどどこか大人びた少女ときれいな長髪をゴムで一つに結んだスタイルのよい少女。
ピンと伸ばした背筋に、艶ぼくろが印象的な、凛とした黒髪の少女。
頭のお団子が特徴的な少し不思議な雰囲気の女の子、
まだ幼さが残る女の子2人、
1人は少し赤みがかった髪、少し気弱そうな、でも芯が通った瞳をした少女
もう1人は穏やかな目をした、やさしく暖かそうな少女。
長いツヤのある髪をたなびかせピアノに真剣な表情で向かう少女。 …そして自分と最もよく一緒に写っている
みかん色の髪をしたどこかあどけない笑顔が印象的な少女
曜「…」
私はその少女たちが写る写真を優しく手のひらでなでてみた。
この写真に写る少女たちのことは全く思い出せなかったのだが、
きっと私にも今の孫のようにキラキラと輝いていた時代があったのだ。
そのことに満足し、私はアルバムをそっと閉じた。
今日はいつもより穏やかな気持ちで眠りにつけそうだ… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「(ここは…どこだろ…?学校…?)」
「あー!!またよーちゃん居眠りして、、ちゃんと私の話聞いてる!?」
曜 「…!」
「曜ちゃん衣装作りでこのごろ夜更かしばっかで大変ってさっき言ってたでしょ!?ゆっくりさせてあげないと…」
「むー…でもよーちゃんに一番に見てもらいたかったんだもん…」
曜 「…」
曜「(写真に写っていた人たちだ…)」
曜 「(…そうか、私…夢を見てるのかな…)」
曜「…あはは…ごめん…」 私はその少女の若く、まっすぐな瞳に目を逸らさずにはいられなくなり、窓の外に目を移した。
眩しい太陽、緑の葉が青々と生い茂るみかん畑、地平線の彼方まで続いている果てしない海…
そこで私の目に映った景色はどれもこれもずっと、ずっと昔に見たことがあるような景色だった。
「ねえよーちゃん!」
曜「!」
よそ見をしている私に対し、まるでアルバムの写真を再現したかのように、
みかん色の髪をした少女が本物の太陽にも負けないような笑顔で言った。
「絶対すっごいスクールアイドルになろうね!約束だよ!」 〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「…」ムクリ
曜「(…もう朝か…早く学校行かなくちゃ…!みんな待ってるし…)」
曜「(…でも…なんか体が重い…調子悪いのかな…)」
曜「(…それにしても、今日に限ってお母さん起こしてくれないし!)
曜 「(…早く朝ごはん食べて歯みがいて…)」
曜「(…てかまず寝癖直さなきゃ…!)」 しかし
そこに映っていたのは皺だらけの、
白髪にまみれ老いぼれた年寄りの姿だった。
私は、ふとわれに返って手のひらを見てみる。
しわくちゃの手、固く、厚くひび割れた指先。
曜「…そうか…私は…」
曜「…私は…」 〜次の日〜
孫「曜おばあちゃん、今日はみかんをもって来たよ!一緒に食べようよ!」
曜「おやおや、ありがとう。いただくとするかねえ…」
曜「…」モグモグ
孫「…でもあんまり食べ過ぎちゃダメだよ??」
曜「…はいはい…わかってますよ…」
介護士「あ、孫さんいたいた!ちょっとお話が…!」
孫「はーい!今行きます!」
孫「じゃあ私ちょっといってくるね!曜おばあちゃん!」
曜「…はいはい、いっといで…」 …
口の中に広がる甘酸っぱいみかんの味、香り…なんだかとても懐かしい…
普段はみかんを食べるだけでこんな感情は抱かないのに…
私は夢で見たようにふと窓の外に目を移してみた。
海辺にずらっと並べられた工場、そこから伸びる煙突、
寂れた色に染められたコンビナート。
夢で見た景色とは似てもにつかない景色だった。
もう自然そのままの景観など、どこにも残っていないのかもしれない。 再びみかんをひと房ちぎり、口に運びながら
私はアルバム…夢で見た少女達の姿に想いを馳せていた。
少女たちが誰か、全く思い出せないというのに。
数ある写真たち、その中でも特に自分と一緒によく写っていた、1人の少女。
夢の中で太陽のような笑顔で笑いかけてくれた、あのみかん色の髪をした少女は誰だったのだろう…
そんなことをおもむろに考え続けながら私はまた眠りに就いた。
そして再び、みかん色の髪をした少女たちの夢を見たのだった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おばあちゃんになるまで一緒にやろうね!」
「うん!」
そういった…そう誓ったはずだったのに…
…
「ごめん、飛び込みの練習が忙しくて…」
「今度全日本コンクールに出ることになって、練習しなくちゃいけなくて…ごめん…」
「…」 |c||◞ิ.-◟ิ|| おぉ、曜さんや…長生きするのですわよ… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みんなそれぞれ自分の道に向かって歩いて行った。
それでも、みかん色の髪をした少女は1人になっても歌い続けていた。
きっとまたいつかみんなで歌えるときがくるから…と言って
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「…」ムクリ
確かにはっきりと彼女の歌う姿が頭に浮かんでくるのに、どうしても彼女が誰なのか思い出すことができなかった。
忘れたことさえも忘れてしまうほどの時間と老い、
それは全てを過去の彼方に追いやってしまうのには十分すぎるものだった。 >>40
おっしゃるとおり、ほんとはひ孫だけど、「」の前は孫で統一してしまったので許してくだしあ 〜次の日〜
孫「ねえねえ曜おばあちゃん、こ聞いて聞いて!」
曜「ほっほっほ…なにかのう…?」
孫「昨日施設の人が言ってたんだけどね…この老人ホームが立つずっと前にここには高校があったんだって、、」
孫 「今は取り壊されちゃってこの建物になったらしいけど…」
曜「…」 孫「でね、取り壊す前のその高校に残ってた品物がこの施設に全部受け渡されたんだって!」
孫 「それでその品物の整理を職員の人がこのごろしてたらしくて…」
孫「そうしたらこれがでてきたんだって、見てみて!」
孫の手には少し黄ばんだCDとCDプレイヤーがあった。
その表側にはこう書かれていた。
浦の星女学院 school idol 〜Aquours〜
高海千歌 桜内梨子 松浦果南 黒澤ダイヤ 渡辺曜 津島善子 国木田花丸 小原鞠莉 黒澤ルビィ 曜「…」
孫「CDってやつなのかな…?で、その職員の人がこの渡辺曜っておばあちゃんのことじゃないかって…」
孫「苗字は違うけど…おばあちゃんこの学校の生徒だったってこの施設に入ったとき言ってたからもしかしたらって、、、なにか思い出した??」
曜「…」
曜「…どうだったかのう…またあとで聞いてみるとするかね…」
孫「うん!またなにか思い出したら教えてね!」
曜「…」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「そう!私たちが歌った歌をこの学校においていこうよ!」
「でもここにおいてっても誰も聞く人はいないんじゃ…いつか学校も取り壊されちゃうだろうし…」
「…いいんだよ…この学校があったから、私たちはステキな歌をたくさん歌えたでしょ?だから…」
「この学校への感謝の気持ちと、私たちがここにいた事の証明として置いていこうよ」
「たとえ…なくなっちゃったとしても、心の中にはずっと残り続けるはずだよ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 曜「…!」
夢から覚めるとまだ真夜中だった。
手元にある小さな明かりをつけ、寝ぼけた頭で机に置いてあるCDケースに手を伸ばす。
九人の名前、その中に確かに存在する、私の字で書いてある私の名前。
この九人の名前がアルバムの写真に写る九人の名前であることは、何故だか分からないがわかった。
「千歌ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさん、善子ちゃん、花丸ちゃん、鞠莉ちゃん、ルビィちゃん」
声にだして、その名前を呼んでみる。不思議なほど違和感はなかった。
そして同時に胸が痛んだ。 私は何かに追われるように、
近くにある古びたCDプレイヤーに手を伸ばしそこにCDをセットし起動させた。
CDを読み込む音が静かに部屋の中に響く。
そっとイヤホンを耳に運び、目をつむり、そこから流れる歌に耳を傾けた。 …
愛のうたの響きは
優しく悲しいんだね
なぜかは知らずに
ねえ胸が痛いよ
愛のうたの香りは
潮風より青くて
もっと確かめたい香りさ
…
曜「…潮風より…青くて…」 >>44
スペルミスAquours→Aqoursで;;
>>53
指摘ありがす;;;; 歌を聞き終わった私は1人泣いていた。
理由は分からない、懐かしさ、寂しさ、愛しさ、暖かさ、全てが入り混じった不思議な感情だった。
もうこの老いた体には流すことができる涙など残っていなかったが、それでも泣き続けた。
声にならない嗚咽をもらしながら、泣き続けたのだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もう一度みんなで歌いたかったね…」
「そうだね…」
「…」
「ごめんねよーちゃん…曜ちゃんのそばに最後までいてあげれなくて…」
「千歌ちゃん…そんなこと…」
「よーちゃんはけっこうさびしがりやだからなあ…」クスクス
「…」 「私、曜ちゃんより一足先にAqoursのみんなのところに行くことになっちゃいそうだけど」
「…やめてよ…」
「…でもね、私よーちゃんと一緒に夢中に何かやることができてほんとによかった!」
「…いやだ…やめてよ…!」
「当時は照れくさくて言えなくてさ、もうおばあちゃんになっちゃったけど…」
「最期に伝えられてよかった…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ……
孫「おばあちゃん…急に海を見に行きたいだなんて…」
曜「ほっほっほ…すまんのう…」
孫「いいんだよ…でも転ばないようにゆっくり歩いてね?私の手をちゃんと握って…」
曜「…ありがとうね…」
孫「ほら、着いたよ」
曜「…」
孫「海、きれいだねー!!」
曜「…そうじゃのう…」
曜「…孫や…ちょっと一人にしてくれんかのう…?」
孫「ん?いいけど、あんまり1人で遠くにいっちゃだめだよ?」
曜「ほっほっほ、大丈夫じゃわい…」 私は一人になったあとにゆっくりと目を瞑った。
景色はもちろんだが、波の音、潮の匂いも変わってしまったことに気づいた。
曜「…」
だが、それと同時に、あの頃のことをほんの少しずつ思い出し始めていた。
私と千歌ちゃんの2人から始まったAquors
梨子ちゃんが加わって3人になった後での砂浜での練習…
6人、9人と増え、みんなとふざけあい、踊りを覚え、歌を歌い続けたあの頃を…
そして、私は持ってきたCDプレイヤーを起動させ、昨夜聞いた歌をもう一度流した。 …
砂時計作れるかな 海辺にて思うことは
いつもとりとめのないこと
…
曜「…千歌ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさん、花丸ちゃん、善子ちゃん、鞠莉ちゃん、ルビィちゃん」
全員の名前をもう一度声をだして言った。
今度は一人一人のことをきちんと思い浮かべることができた。 私はこの歌が大好きだった。
染み込んでくるようなみんなの優しい、美しい、切ない歌声が大好きだったのだ。
……
歌を全て聞き終わり、私は同じ歌を今度は歌った。
もう張りのないかすれた声で、かつて9人で歌った愛の歌を、
きっと、いつか歌えると信じていた愛の歌を
もう二度と9人で歌うことがないであろう、優しくも悲しい愛の歌を
たった1人で全員分。
もういないみんなの分まで。 孫「曜おばあちゃん!!私ね!今度学校でスクールアイドルはじめようとおもうんだ!!」
曜「…!」
曜「ほっほっほ…それはすごいのう…!」
孫「エヘヘ!今度ライブやるから曜おばあちゃんにも見に来てほしいな!」
曜「…それは楽しみじゃのう…ぜひ行きたいのう…」
孫「絶対きてね!私がんばって練習するから!」
曜「ほっほっほ…」 ボケて若者からは迷惑がられるようになったじっちゃんばっちゃんにも、今若い連中みたいに輝いてた時間があるんだよな
バンドのライブで叫んだり、アイドルに夢中になったり、失恋して泣いたり、子供が生まれて喜んだり、そんな時間があったんだよなぁ 曜おばあちゃんはわたしの大切なひいおばあちゃんです。
とてもとてもやさしい、私のひいおばあちゃん。
このごろ前より明るく楽しく話をするようになりました。
わたしがスクールアイドルを目指すという話を聞いてから、一緒に歌を歌ったりするようにもなりました。
わたしの大切な、大切なひいおばあちゃん。
いつまでも長生きしてほしいな…! 私は高校を卒業してからも大切なものがたくさん出来た。
大切な家族や高飛び込み…
今はもうすっかり老いぼれてしまったけれど、
忘れてしまったこともあるけれど
もう少し長生きして、
あと少しだけ、ほんの少しだけ、新しくできた大切なものを見続けていたいのだ。 ……
曜「…千歌ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさん、花丸ちゃん、善子ちゃん、鞠莉ちゃん、ルビィちゃん」
もしかしたら、いや…きっと、
みんな、もう一度一緒に歌うときのために私を待っていてくれている。
なんとなくそんな気がした。 でも、もう少しだけ待って欲しい。
そのときが来るまで、
今度はもう二度と忘れないように、
たとえ1人でも歌い続ける。
昔のような歌声で歌えなくても、
掠れた声しか出なくても、
あの時の千歌ちゃんのように、
優しくて悲しい、でも暖かい、みんなで作った愛の歌を
いつまでも…いつまでも… いちおつ。>>1は愛歌に特別な思い入れがあるのかな? この曜ちゃんはみんなが待っててくれてそうだけど
俺はずっと1人だからきっと死んでも一人きり
とても悲しい >>81
Aqoursでもμ'sでもいいから東京ドームでラブライブすんだよ。あくしろよ >>79
おつありです、
Aqoursの中じゃ一番好きかな、曲も歌詞も好きです。 おつおつ
いい話でした。うちのおばあちゃんと似た状況で中々くるものがあった おっつおっつぅ!
年の終わりに良SSが集合しつつあるな やっぱり泣いた(電車で)
そして水を差す6は死ぬがイイよ >>33
起きて見直したら抜けあったわ;;
33差し替えで;;
〜〜〜〜〜〜〜〜
私はベッドからもぞもぞ這い上がり、机の上の手鏡に手を伸ばした。
今日は寝ぐせがひどくありませんようにと願いながら、鏡を覗き込む。
しかし
そこに映っていたのは皺だらけの、白髪にまみれ老いぼれた年寄りの姿だった。
私は、ふとわれに返って手のひらを見てみる。しわくちゃの手、固く、厚くひび割れた指先。
曜「…そうか…私は…」
曜「…私は…」 Aqoursの綴りポツポツ間違えてるわ;;
脳内変換お願いしますm(_ _)m >>95
思い出の中と考えると途端に切ない画像に見えてくる 最後はあの世で若返ってaquasのみんなと再会してエンドやな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています