花丸「ダイエット作戦ずら」善子「痩せるわよずら丸」
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果南「はい今日はここまで」
曜「じゃあ決勝で着る衣装の合わせやるから更衣室に集合!」
一同「はーい」
ダイヤ「ですがその前に花丸さん、それと善子さんにお話があります」
善子「だからヨハネよっ!」
花丸「マルと善子ちゃんだけってなんの話かな?」
善子「ヨハネっ!」 ダイヤ「さてお二人を呼び止めた理由ですが、心当たりはありますわね?」
花丸「ルビィちゃん以外の一年二人……まさか……」
善子「とうとう私達を妹にするつもりね!」
|c||^.- ^||「んほ〜っ☆」
⌒°( ^ω^)°⌒「やったねお姉ちゃん妹が増えるよ」
ダイヤ「ってそんな訳ないでしょう!」
善子「ダイヤがノリツッコミ!?」
花丸「ルビィちゃんの声が聞こえたずら」 ダイヤ「コホン、話を戻します」
ダイヤ「少し言いにくいのですが……お二人とも最近、少々ふくよかになったように見受けられるのは気のせいでしょうか?」
よしまる「「ギクッ」」
ダイヤ「図星ですわね? ちょっとこれに乗ってみて下さい」つ体重計
花丸「へへへ平気ずら……マルは太ってなんていない……」カタンッ
??kg(先月比+13kg)
花丸「ずらぁぁぁぁっ!?」 花丸「体重計が壊れているだけずらぁ……13キロも増えるなんてあり得ないずらぁ……」
善子「現実逃避なんて見苦しいわよずら丸」
ダイヤ「では次は善子さん」
善子「ククク……堕天使たるヨハネの完成された肉体美が歪められるなど……」カタンッ
??kg(同じく先月比+13kg)
善子「ううう嘘よ! 13なんて忌み数字……そう、これは具現化させた暗黒物質(ダークマター)をその身に纏う新たなペルソナで……」
花丸「善子ちゃんも十分見苦しいずら」
善子「ヨハネっ! っていうかおかしいわよ! 食べてばかりいるずら丸が太るのはわかるけど……なんで私まで!」 果南「言い訳したって体重は減らないよ」
千歌「試着終わったよ〜……ってあれ? 二人とも白くなってない?」
梨子「函館で色々買い食いしてるなぁと思ってたけど……まさかここまでとは」
曜「今回の衣装は結構ピチピチだから試着しなくて正解だったかもね」
鞠莉「言ったわよね? あんまり食べると太るよって」
よしまる「「」」ズーン
ルビィ「やめて! 花丸ちゃんと善子ちゃんのライフはもう0だよっ!」 千歌「こうなったら……ダイエット作戦だよ!」
曜「ダイエット作戦? なにかいい案があるの?」
千歌「ラブライブ決勝まではまだ1ヶ月あるでしょ?」
梨子「あと1ヶ月しかないとも言えるけどね」
千歌「その1ヶ月の間、二人には普段の練習の他に痩せるための特別メニューを追加するんだよ!」
ダイヤ「特別メニュー、ですか。で、具体的には?」
善子「なんか私達を差し置いて話が進んでるんだけど」ヒソヒソ
花丸「特別メニュー……厳しそうだなぁ」ボソボソ 善子「ってずら丸はやる気なの!?」ヒソヒソ
花丸「マル達が誰かに頼らず痩せられると自信を持って宣言できる?」ボソボソ
善子「うっ……そう言われると……」ヒソヒソ
ダイヤ「こういうのはどうでしょう。わたくし達三年生か二年生が一人コーチとなり各自メニューを課す。それを一週間ごとに入れ替わりで行うというのは」
千歌「いいねその案、さすがダイヤさん」
果南「互いに汗をかくことで私達上級生との仲も縮まりそうだしね」
鞠莉「相変わらず体育会系思考ね果南ってば」 ダイヤ「目標は三週間でマイナス13kgですわ」
曜「いやいや相当厳しくない? というかなんで13?」
ダイヤ「決まってますでしょう? お二人に先月の体重まで戻ってもらうためですわ」
梨子「でもバディを組む必要はあるの?」
果南「早い段階で二人を止められなかった私達にも責任はあるよ」
梨子「闇落ちしたライバルに向けられるような言葉ね」
鞠莉「ちなみにお泊まりも必要なら理事長権限で許可しまーす」
千歌「お泊まりとか冬休みらしくていいねっ」 ルビィ「そういう感じになりそうだけど……花丸ちゃんも善子ちゃんも平気?」
花丸「マルは覚悟を決めたずら!」キリッ
善子「そうね……ずら丸がやる気なら私も負けてられないわね!」ギランッ
千歌「じゃあ決定〜」
ダイヤ「では花丸さん、善子さん、三年生か二年生の中から一人バディを選んで下さい」
花丸「じゃあマルは安価下2さんで」
善子「このヨハネのリトルデーモン一号は安価下4ね」 花丸「じゃあマルは曜さんで」
曜「おっ私を一番に指名するとはなかなか目利きだね花丸ちゃん」
千歌「水泳部と掛け持ちしてる曜ちゃんなら信頼できるよ。私が保証するよ」
善子「このヨハネのリトルデーモン一号はリリーね」
梨子「曜ちゃんと違ってスポーツ経験ないけど……頼まれたからには頑張りましょ、よっちゃん!」
鞠莉「梨子もスマートだから案外スタイルを保つ秘訣を知ってるんじゃないかしら?」 更衣室
善子「ねえずら丸」
花丸「どうしたの善子ちゃん?」
善子「ヨハネ! せっかくだし、これでどっちの方が痩せられるか勝負しない?」
花丸「う〜ん……こういうので勝ち負けを決めるのはどうかと思うなぁ」
善子「逃げるの?」
花丸「逃げるとは言ってないずら」
善子「二言はないわね?」
花丸「ないずら、受けて立つよ」
善子「クックックッ、さすが名誉リトルデーモン」 善子「でもただ勝負するだけじゃ面白くないわね……そうね負けた方は勝った方の命令をなんでも一つだけ聞く、なんてどう?」
花丸「なんでも!? じゃあ善子ちゃんが『地獄に堕ちろ』って命じたら……」
善子「そんな命令する訳ないでしょ! あとヨハネ!」
花丸「冗談に決まってるずらよ、いくらなんでも法に触れるようなことはしないと信じてるよ」
善子「当たり前よ!」 曜「花丸ちゃん着替え終わったー?」
花丸「ばっちりずら〜」
曜「それじゃあ私のうちまで全速前進」
ようまる「「ヨーソロー(ずらー)!!」」
梨子「よっちゃんも準備できてる?」
善子「ククク……ヨハネの瞬動術を使えば人間界での姿に擬態するなど」
梨子「できてるのね、じゃあ行くわよ」グイグイ
善子「ちょっ!? 服引っ張らないでよっ!」 花丸サイド・わたな部屋
曜「じゃあ今から早速やってこっか」
花丸「お手柔らかにお願いします」
曜「あはは……まあ初日だからね」
花丸(プロスポーツ選手顔負けの高飛び込みの技能を持ち、かつスタイル抜群の曜さん)
花丸(いったいどんな課題をマルに課すのか……緊張するずらぁ)
曜「私のダイエットメニューは……ズバリ安価下2だよ!」 曜「私のダイエットメニューは……ズバリ遠泳だよ!」ヌギヌギ
花丸「ずらぁっ!? なんで脱ぐずらっ?」
曜「これから泳ぐからに決まってるでしょ? ささっ花丸ちゃんも着替えて、ほらっ」つ予備の競泳水着
花丸「ちょっと待って曜さん」
曜「ん? どしたの?」
花丸「泳ぐって……どこで泳ぐつもりなの?」 曜「それはもちろん海で」
花丸「真冬の、しかも夜の海で泳げだなんて自殺行為ずら」
曜「あ」
花丸「ぷぷっ、曜さんも意外と抜けてるところあるんだね」
(*// ᴗ //*)ゞ
プルルルル……
曜「あ、電話だ」
鞠莉『ヨーウ、安心してね〜☆』
曜「え? 鞠莉ちゃん? 安心してってなんの」
鞠莉『曜のことだから泳ぐぞーみたく言い出すと思って、ウチのホテルのプールの使用を許可しまーす』
曜「なにこのご都合展開」 鞠莉『ま、遠泳にはならないけど同じくらい泳げればノープログレムよねっ?』
曜「それはいいけど……」
ブロロロロ……
鞠莉『そろそろ迎えが来るはずよ〜じゃあね〜☆』ピッ ツーツーツー
花丸「曜さん、外にヘリがー」
曜「おはらけの ちからって すげー」 善子サイド・梨子ちゃんルーム
梨子「ノクターンの時以来ね、よっちゃんがウチに来るのって」
善子「そうね、元気かしらライラプス」
梨子「元気に決まってるわよ。本当の家族の下にいられるんだから」
善子「……それもそうよね。全くこの堕天使ヨハネともあろうものが、下界に住まう定命の存在に囚われたままとは情けない」
善子(上級リトルデーモン・リリーこと梨子)
善子(ピアノや美術中心のインドア派でありながら千歌さんの家のベランダからジャンプして帰宅できるほどの体力を隠し持っている奇才)
善子(どんな試練を与えられようとも、乗り越えてみせる!)
梨子「それじゃあ……私のダイエットメニューは安価下2ね」 梨子「それじゃあ……私のダイエットメニューは、深夜のスナック菓子禁止ね」
善子「クックックッ、この堕天使ヨハネを縛るペルソナを解き放つのに、
その程度の試練で十分かしら?」
梨子「ふふっ、私知ってるのよ」
善子「なによその不敵な笑みはっ!?」
梨子「よっちゃんがここ数ヶ月、間食が増えてきてるってこと」
善子「まさか……またママが」
メノ;^ノ。 ^リ
梨子「とにかくっ、よっちゃんは元々は痩せてたんだから食生活さえ改善すればすぐにでも効果が出るはずよ」 善子「ま、まあそれだけで元に戻れるならそれに越したことはないけど」
梨子「じゃあ決定ね。はいコレ着けて」つリング
善子「ってコレ犬の首輪じゃない! 私はリリーのペットになるために指定した訳じゃないのよ!」
梨子「違うわよ、コレはかんかん間食センサーよ」
善子「かんかん間食センサー?」
梨子「説明書によると『装着した人が普段の食事の時間以外に食事を摂ろうとすると』」
善子「なんか嫌な予感……」
梨子「『センサーから電気が流れジャッジメントされマース』だって♪」
善子「なんでそんな嬉しそうなのよリリー!? というか最後の『マース』ってメイドインオハラよね間違いなく」 梨子「さぁ早く着けて!」つリングとお菓子
善子「センサーはともかくどうしてお菓子まで持ってるのよ!」
梨子「それはもちろんよっちゃんをトリコ梨子にするためよ!」キリッ
善子「反対! ハードなSMプレイ反対!!」
梨子「問答無用!」カチッ
善子「しまった!?」
梨子「そしてぇーっ!」つお菓子
善子「ヨハァーっ!?」ビリビリッ `¶cリ°Ш°)| 一週間後
ダイヤ「さて本日は一回目の測定日ですわ」
曜「花丸ちゃんなら毎日10km泳いだからね、間違いないなく痩せたはずだよ」
梨子「よっちゃんも間食をしなくなって痩せたように見えるわよ」
果南「花丸はともかく善子は見えるって……大丈夫かなぁ?」
千歌「じゃあどうぞ!」つ体重計
花丸「曜さんと泳いだあの日々を信じるずら」
下1のコンマ×0.1kg減量成功、ただしコンマゾロ目で…… ??−1.6kg(あと11.4kg)
花丸「ずらぁっ!? 思ってたより痩せてないずら」
曜「ああっ、もしかしたら筋肉が付いたから体重自体はそんなに減らなかったのかも」
ダイヤ「真偽はともかくこれではぶっぶーですわ!」
曜「手厳しいなぁ」
梨子「さあ次はよっちゃんの番よ!」
善子「ヨハネ、いきますっ!」
同じく下1のコンマ×0.1kg減量 ??−1kg(あと12kg)
善子「」
梨子「ううーん、間食止めたらすぐ元通りになると思ったのに」
鞠莉「これはギルティね梨子」
梨子「ごめんなさい」
ルビィ「でもっダイエットは始めたてはなかなか落ちないみたいだし、来週からが本番だよっ!」
果南「うーんルビィの言う通りだね」 千歌「気を取り直して二週目のバディ指定だよ!」
ダイヤ「では花丸さん、善子さん、曜さんと梨子さん以外の二年生か三年生から一人を選んで下さい」
善子「今度は私からね。安価下2! 貴女をリトルデーモン二号に任命するわ!」
花丸「安価下4さん、お願いするずら」 余計な加速してスマヌ
善子「今度は私からね。千歌! 貴女をリトルデーモン二号に任命するわ!」
千歌「ありがと、一緒に頑張ろうね善子ちゃん」
善子「ヨハネ!」
花丸「果南さん、お願いするずら」
果南「よしっ! 可愛い後輩のために一肌脱ぐよ」
鞠莉「なにかあったらオハラグループも協力するからねっ☆」 更衣室
善子「そういえばさ」
花丸「どうしたの善子ちゃん?」
善子「だからヨハネ! 函館に行った時、ルビィもそれなりに飲み食いしてたはずよね?」
花丸「そうずらねぇ」
善子「その割には大して太ってないけどどうしてかしら? わかる、ずら丸」
花丸「わからないなぁ……たぶん太りにくい体質なんだと思うずら」
善子「ダイヤもそうだけど姉妹揃って細身よねー」
花丸「網元の娘だからお魚中心の食生活なのかなぁ?」 千歌「ヨハネちゃん行くよ〜」
善子「だから善子よ! ……あっ間違えた」
千歌「○魂かな?」
善子「ずらと言えば私じゃなくてずら丸でしょ」
果南「じゃっ行くよ花丸」
花丸「おーずらー」
果南「AZALEAの練習で一緒になるけど二人きりはそうそうないよね」
ダイヤ「果南さん、お任せしますわよ」 善子サイド・高海部屋
千歌「あと二週間で12キロかぁ〜厳しいよね」
善子「そうね、なかなか過酷な試練だわ」
千歌「私も曜ちゃんや果南ちゃんほどじゃないけどスポーツはやってきたから、泥船に乗ったつもりで強気でいていいよ」※趣味にソフトボール、特技に鉄棒と卓球
善子「泥船じゃなくて大船!」
千歌「そんな私のダイエットメニューは安価下2だよ!」 千歌「そんな私のダイエットメニューはレコーディングダイエットだよ!」
善子「レコーディングダイエット? まさかひたすら歌って脂肪を燃やそうって言うんじゃ」
千歌「違うよ! 確かにレコーディングって付いてるからそんな風に感じちゃいそうだけど」
善子「じゃあどういう方法なの?」
千歌「レコーディングダイエットはね、日々摂取する食物とそのエネルギー量を記録することで、自分が摂取しているエネルギー量、食事の内容、間食などを自覚し、食生活の改善につなげるやり方なんだよ」
善子「つまり意識改革ってことね」
千歌「うんそういうこと」 善子「でもリリーの時にも言えるけど、普段の練習メニューから運動増やさないで効果出るのかしら?」
千歌「出るはずだよ! 美渡ねえの同僚にもこの方法で痩せた人いるんだって聞いたし」
善子「一応成功例はあるのね」
千歌「百聞は一見にしかずだよ、やってみて」
善子「まあやってはみるわ。けど実は千歌さん」
千歌「な、なにかな?」
善子「単に自分も一緒に運動したくないだけだったら……恨むからね」ニコッ
从c*;•ヮ•§
千歌「は、はい」 花丸サイド・カナーンルーム
果南「じゃあまずは柔軟体操から」
花丸「1、2、3、ずら。5、6、7、ずら」
果南「よしっ準備はこんなものだね」
花丸「ここからが本番ずらか」
果南「そりゃまずは身体を暖めなくちゃだからね」
花丸(身体能力の高さならaqoursの中でも断突一位の果南さん、曜さんの時みたく筋肉が付くリスクはあるけど信頼性は一番ずら)
果南「それじゃあ安価下2、いってみようか」 果南「それじゃ餅食いダイエット、いってみようか」
花丸「食事のうち一食をお餅に置き換えるというあのダイエット法ずらね」
果南「普段なら走ったり泳いだりさせたいところだけど、今回は敢えてこういう方法でやってみるよ」
花丸「信じていいずらか?」
果南「同じユニットの仲間として信じてもらいたいなぁ」 再開します
一週間後
曜「じゃあ二回目の測定だね」
千歌「ヨハネちゃんは身も心も生まれ変わったのだ! 今こそその証を示す時だよ!」
果南「花丸も負けちゃいないよ! 餅の力を見せてあげる」
ルビィ「なんでバディの方が盛り上がってるんだろ……」
ダイヤ「ではどうぞ」つ体重計
善子「ヨハネは今、己が楔を解き放つ!」
下1のコンマ×0.1kg減量成功、ただしコンマゾロ目で…… ??−1.7kg(合計−2.7kg、あと10.3kg)
善子「恨むわよリトルデーモン二号!」ゴゴゴゴ
千歌「むぅっ……意識改革しただけでは駄目だったかぁ」
鞠莉「これじゃルール上もう目標達成はインポッシブルね」
梨子(ルール上?)
ダイヤ「ですがダイエットは継続してもらいますわ」
果南「じゃあ次は花丸の番だよ」
花丸「餅の神様、お願いしますずら」
同じく下1のコンマ×0.1kg減量 ??−6.8kg(合計−8.4kg、あと4.6kg)
花丸「だぎゃあっ!? こんなに痩せるなんて未来ずら〜」
果南「いや餅ダイエットは未来というより先人の知恵だよ」
曜「なんか府に落ちないなぁ、運動するより効果出たなんて」
ルビィ「ここまで来たらあと少しだね花丸ちゃん!」
花丸「うん、がんばルビィずら!」 千歌「明暗が分かれたけど三週目のバディ指定だよ!」
ダイヤ「では善子さん、わたくしか鞠莉さんのどちらかを選んで下さい」
善子「じゃあ安価下2! 貴女をリトルデーモン三号に任命するわ!」
花丸「マルは選ばれなかった方ずら」 善子「じゃあダイヤ! 貴女をリトルデーモン三号に任命するわ!」
ダイヤ「わかりました、ですが厳しくいきますわよ」
善子「覚悟はできてるわ」
鞠莉「ってな訳でラストスパートかけるわよマル!」
花丸「よろしくお願いしますずら鞠莉ちゃん」
果南「ダイヤと鞠莉なら効果的なダイエットメニューを出してくれそうだね」千歌達を見つつ
二年組 从c*´ - `§ メイ*´ _ `リ メメ´- ント 善子サイド・黒澤家地下室
ダイヤ「善子さん、本気で痩せたいですか?」
善子「ヨハネよっ! そりゃ肥満体の堕天使じゃ……誰からも崇められないし畏れられもしないでしょ!」
ダイヤ「そうですわね……スクールアイドルが舞台に立つということは、己の全てを人々に魅せるということ」
ダイヤ「ならば自信が持てる自分でなければなりませんものね」
善子「今さら言われるまでもない……わ」
ダイヤ「……努力してはみたけどなかなか思うように結果が出ない、その苦しみはわかります」
善子「……」
ダイヤ「ですがそれでも立ち止まってしまえばそこで終了ですわよ」
善子「ええ、だからお願い。力を貸して」
ダイヤ「無論ですわ」
ダイヤ「安価下2、やれますわね?」 ダイヤ「堕天ダイエット、やれますわね?」
善子「堕天ダイエット!? つまりどういうことよ?」
ダイヤ「それは……本来の自分を解放することです」
善子「本来の自分って……要するに『自分がやりたいことをなんでも好きなようにやる』って解釈でいいのかしら?」
ダイヤ「ええ、この地下室は昔からそのような形に使われてきましたのでうってつけでしょう」
ダイヤ「名門黒澤家のしきたりに疲れた代々の当主達が時折ここへ降り、抑圧された欲望を解放する場なのです」
善子「なるほど……ある種の聖域なのねここは」
ダイヤ「食事こそ制限を設けますが、それ以外は善子さんの好きに過ごして下さい」
善子「ありがとね、ダイヤ」 花丸サイド・マリールーム
花丸「いつ来ても広い部屋ずらねぇ」
鞠莉「そう? ただ広くても掃除とか面倒なだけよ」
花丸「鞠莉ちゃんが自分でお掃除してるの?」
鞠莉「もちのロンよ! 他人には触れられたくないアイテムもあるしねっ」
花丸「その気持ちよーくわかるずら」
鞠莉「じゃあ私のダイエットメニューは安価下2ね!」 鞠莉「じゃあ私のダイエットメニューは……これよっ!」
|c||◎.皿 ◎|| ウィーンガシャンデスワー
花丸「ダイヤさんそっくりのロボット……未来ずら〜」
鞠莉「この娘はオハラグループが開発中の全自動ダイエットマシンの試作機」
鞠莉「その名も『DD−8』(DDはDia Dietの略)よーっ!!」
花丸「某宇宙戦争映画に出てきそうな名前ずらね」 鞠莉「この娘には人類が今まで培ってきたありとあらゆるダイエットのノウハウがプログラムされているの」
|c||◎.皿 ◎|| スレンダーボディニナリタイデスカー
鞠莉「そしてそれらをフル活用してターゲットを理想のスタイルに仕立ててくれちゃうのよ!」
花丸「おお〜」
鞠莉「じゃあ早速……ポチッとな!」カチッ
∩|c||◎.皿 ◎||∩ ターゲットロックオン、シェイプアップスタートデスワー
花丸「ずずず……ずらぁぁぁぁっ!?」
鞠莉「oh……これは人類には早過ぎるビジョンね」 一週間後
梨子「これで三回目の測定になるわね」
ダイヤ「善子さんは己を解放して大天使ヨハネとなりました」
善子「そうよ今のヨハネは大天使(アークエンジェル)よ!」
鞠莉「マルだって人類の叡智によって花丸大僧正として解脱したのよ!」
花丸「六道輪廻の全てを悟ったずら〜」
果南「二人とも人間辞めるのは勝手だけど体重は測ってね」
花丸「まずはマルからいくずらよ」
下1のコンマ×0.1kg減量成功、ただしコンマゾロ目で…… ??−2.5kg(合計−10.9kg、あと2.1kg)
果南「かがくの ちからって しょぼーい」
ノξソ´・ω・`ハ6
花丸「やっぱり他人(?)任せでは解脱なんてできないんだね……」
ルビィ「……」
善子「じゃあ次は私の番ね」
同じく下1のコンマ×0.1kg減量 ??−1.4kg(合計−4.1kg、あと8.9kg)
善子「うがぁぁぁっ!」
梨子「よっちゃんが壊れたっ!?」
善子「なんでっ、なんでこんだけしか痩せないのよっ!?」
曜「いや三週間でこれだけ痩せられたら十分凄いからね普通は」
ダイヤ「誰かがうまくいったからといえども、他の方にも効果があるとは限らない。難しいものですわね」
ルビィ「……」 千歌「う〜ん、三週間で13キロは無理だったかぁ……」
果南「10キロ痩せられた花丸はともかく、4キロしか減らなかった善子はまずいね」
曜「この間の予選と同じくお腹が出る衣装だからね」
善子「嫌よっ! 下っ腹が出たこの穢れた肉体を大衆にさらけ出すなんてっ!」
曜「じゃあ、やめる?」
善子「やめる訳ないでしょ! 本番までの残り一週間でなんとかしてやるわっ!」
花丸「マルも目標達成まではやめないずら!」
ルビィ「……」 ダイヤ「かくなる上は最終手段ですわね」
果南「最終手段って……まさか」
鞠莉「あの伝説のプログラム……その封印を解くのね?」
千歌「伝説のプログラム?」
ダイヤ「ルビィ! やれますわね?」
ルビィ「……もちろんだよ、お姉ちゃん」ゴゴゴゴ
善子「なんかルビィの様子がおかしいわ!」
花丸「ルビィちゃん……マル達のために……」 ry'´ ̄``n
(( ノハ从ハy)
)从^ω^从 ルビィズ ブートキャンプの開幕だビィ☆
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
ノcリ,,°o°,,ル 過去ずら〜
`¶cリ°ヮ°)| どこに隠してたのよその筋肉!? 三回コンマやるからどっちかはクリアできると思ってたんですが……
続きは明日落ちてなかったらやります 再開すルビィ!
黒澤家地下室
ry'´ ̄``n
(( ノハ从ハy)
)从^ω^从 よく来たなウジ虫共!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
善子「ちょっ!? それ隊長じゃなくて軍曹よ!」
花丸「確かに元ネタも軍隊式だけど無関係ずらよ」
梨子「で、なんで私達まで……」
千歌「いいじゃんいいじゃん面白そうだし」 ルビィ「入隊した君達はこの私、ルビィ・フリリンクスがラブライブ本番までに鍛え上げてみせる!」
善子「鍛え上げるって……なんか趣旨が変わってない?」
ルビィ「私語は慎みたまえヨハネル君、ここは戦場だぞ!」
善子「は、はい」
花丸「いつものルビィちゃんじゃないずら……」
ルビィ「よし、早速始めルビィ!」 ルビィ「まずはスクワットを300回! いくぞ!」
一同「サーイエッサー!」
ルビィ「声が小さい! もう一度!」
一同「サーイエッサー!」
ルビィ「よし、始め!」
一同「1、2、3、4、5……」 曜「いやーいいね筋トレは! 煩悩が取り払われるようであります!」ハッホッ
梨子「曜ちゃんなんか元気ね」
千歌「趣味が筋トレだからね」
ダイヤ「はぁ……ふぅ……普段の練習を終えた後ではさすがにきついですわ」
鞠莉「ところで果南はどこへ行ったの? さっきから見ないけど」 花丸「もう疲れたよ……少し休憩したいずらぁ」
∫∫( c||*´︶ `*|| 疲れても続けろ! 痛み無くして得るものはない!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
善子「なんで果南さんに……ハァハァ……監督されてるのよ……グウッ」
ルビィ「ミスター・カナーンは先のトレーニングで一番いい成績を出したから私の助手に任命したのだ!」
梨子「ミスターって果南さんも女の子なのに」 ダイヤ「果南さん最近調子に乗ってますわね」
鞠莉「いつかリベンジしてやるから覚悟しときなさいよっ!」
ルビィ「よし全員終わったな?」
一同「はいっ!」
ルビィ「五分の休憩の後、もう1セットだ!」
一同「ええっ!?」
ルビィ「ゆっくりでも構わん、とにかくやるんだ!」
一同「サーイエッサー!」 千歌「ううっ……もう限界……」
(*> ᴗ •*) 輝くんだろう? 奇跡を起こすんだろう? 一緒にやろう!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
千歌「曜ちゃん……そうだったよ! 私まだ頑張るよ!」
梨子「曜ちゃんまでおかしくなっちゃうなんて……」
花丸「もうピュア組はマッスル組に改名した方がいいずら」 そんなこんなでラブライブ決勝二日前
ry'´ ̄``n
(( ノハ从ハy)
)从^ω^从 みんなよく頑張った!
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
千歌「自分は変えられる、それをこの数日で実感できました!」
ルビィ「そうか……ビクトリーだ!」
千歌「はいっ! ルビィ隊長!!」
鞠莉「完全にブレインコントロールされてるわね千歌っち」
ダイヤ「わたくしの妹をカルト宗教の教祖呼ばわりしないで下さい!」 ダイヤ「それでは四回目の測定ですわ」
梨子「これがラストチャンスね」
鞠莉「マルはあとちょっと……でも善子はだいぶハードね」
果南「善子なら大丈夫だよ鞠莉」
曜「なぜなら一人だけノルマを二倍もこなしていたからね!」
鞠莉「ワーオ! それは効果が楽しみね!」
千歌「じゃあ花丸ちゃんからどうぞ」
花丸「ルビィ隊長の信頼に報いるずら!」
下1のコンマ×0.1kg減量成功、ただしコンマゾロ目で…… ??−3.2kg(合計−14.1kg、目標達成!)
花丸「やったじゅら〜!」
ルビィ「やったね花丸ちゃん!」
花丸「ルビィ隊長……じゃなくてルビィちゃんのおかげずら!」
ダイヤ「おめでとうございます花丸さん」
善子(ううっ……ずら丸が一抜けしたせいでプレッシャーが)
善子「ええいっ! もうなるようになれよっ!」
ノルマ二倍ボーナス、下1のコンマ×0.2kg減量 ??−9.5の二倍で19kg(合計−23.1kg、目標達成……?)
善子「やっ……やったのね……ガクッ」バタッ
花丸「善子ちゃんっ!?」ガバッ
梨子「ちょっと痩せ過ぎじゃないの? よっちゃん元々細身だったとはいえ、こんな風に皮膚が透けるほどじゃなかったわよ!」
善子「大丈夫よ……リリー」
梨子「よっちゃん?」 善子「元はといえばきちんと体調管理ができず……他人任せにした私が悪いのだから……」
花丸「それを言ったら普段から一緒に行動してるマルにも責任があるよ」
ルビィ「個人の体質の違いを考えないで無理なトレーニングをさせたルビィにだって……」
果南「監督してた私も」
曜「ごめんね善子ちゃん、私も同罪だよ」
千歌「二人が太ったからって面白半分で今回の企画を立てた私だって……」
善子「みんな……」 ダイヤ「こんな状態で尋ねるのは酷でしょうがよろしいですか善子さん?」
善子「だからヨハネ! ってなに?」
ダイヤ「明後日のラブライブ決勝、出れますか?」
善子「そんなの言うまでもないでしょ? 出るわよ!」
果南「本当にやれる? そんな身体で無理したらこれからに響く怪我をするかもしれないんだよ」
善子(果南さんの気持ちはわかる。二年前に無理をして足を痛めた鞠莉さんを気遣い、東京のイベントであえて歌わなかったくらいの人なんだ)
善子(それでも……) 善子「誰がなんと言おうと神が立ちはだかろうと……このヨハネは出るわよ!」
花丸「善子ちゃん……」
善子「だってこの9人でライブに出られるのは、次が最後なんだからっ!」
千歌「そうだよね。仮に統合先でスクールアイドル続けるとしても、この9人でってのはもうないんだもんねっ」
ダイヤ「愚問でしたわね」
善子「千歌さん、ダイヤさん……」 鞠莉「ヨハネ、とりあえず貴女は本番まで美味しいものをたくさん食べて鋭気を養いなさい」
善子「マリー……」
果南「善子に無理をかけず、なおかつ見栄えも悪くならないようなパフォーマンスを考えてみるよ」
善子「平気よ果南さん、そっちの方が覚え直しで大変そうだから」
曜「今の善子ちゃんの体型に合うよう衣装も新しく作り直すよ」
ルビィ「ルビィも手伝うよっ」
善子「曜さん、ルビィ、平気だってば」 花丸「善子ちゃん」
梨子「よっちゃん」
善子「ずら丸、リリー……」
花丸「普段通りの善子ちゃんでやれば大丈夫ずら」
梨子「なにかあったら私達が全力でサポートするから安心して」
善子「……ありがと」 結論から言うと、aqoursがラブライブに優勝し浦ノ星女学園の名を残すことはできなかった。
本番で私が貧血を起こして倒れかけたせいで、aqoursのパフォーマンスは途中で中断になってしまったためだ。
私個人の体調管理が不十分だったが故に、みんなに迷惑をかけたこと。それは死ぬほど辛かった。
誰からも非難されなかったことが逆に辛かった。みんな優し過ぎるのよ! `¶cリ;ヮ;)| Bad End ノcリ,,;o;,,ル
まさか二倍補正かけた途端どでかい値が出るとは予想外だった
一応一倍なら13.6kg減量でちょうどいい感じになったんだよなぁ
(ちなみにコンマゾロ目の時はリバウンドを予定してました)
お付き合いありがとうございました こんなに細くなって…
-19kg引いてごめんね善子 筋トレして良い感じに普段の体重マイナス1kgくらいだったマルはきっとキレッキレのパフォーマンスだったんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています