鞠莉「壮絶カラオケバトルよ!」
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とある土曜日、浦の星女学院…
千歌「あーあ!今日と明日は練習ができないなんてー!」ブー
梨子「仕方ないわよ、急に学校の補修工事が入ったんだから」
曜「せっかく朝早く集まったのに残念だね」
ダイヤ「では土曜と日曜はお休みにしましょうか」
果南「そうだね。最近はハードな練習が続いたからちょうどいいかも」
善子「じゃあ今日はどうする?」
花丸「このまま帰るのももったいない気がするね」
鞠莉「あっ!じゃあマリー、みんなと行きたい場所があるんだけど!」
ルビィ「どこ?鞠莉ちゃん」
鞠莉「みんなで…レッツ!カラオケパーリィーよ!」
――――
――
― カラオケ店…
花丸「これがカラオケボックス…!未来ずら〜!」キラキラ
鞠莉「フフフ〜ン♪カラオケカラオケ〜♪」ウキウキ
善子「なによマリー、上機嫌じゃない」
鞠莉「イェース!マリーはカラオケ大好きだもの♪」
千歌「私もカラオケ好き!9人で来るのは初めてだから楽しみだねー!」
店員「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
ダイヤ「9人でお願いしますわ」
店員「ご利用時間は?」
ダイヤ「そうですね…1時間でいいですわ」
鞠莉「えー!1時間!?」
千歌「ダイヤちゃん、1時間なんてすぐだよ!」
店員「今日はたいへん混んでいるためご延長はできませんが…」
ダイヤ「いいですわっ!1時間で!ダラダラ長いのはよくありませんわ!」ズイッ
千歌・鞠莉「うっ…」ビクッ 果南「えっと、25号室だね」
ダイヤ「ほら、行きますわよ」テクテク
千歌・鞠莉「…」ムスー
鞠莉「…9人で1時間なんて1人1曲で終わっちゃうじゃない!」
千歌「だよねだよね!」
鞠莉「ということでフリータイムね!10時間に変更しマース!」
ルビィ「勝手に変えたらお姉ちゃんに怒られるよ…」
鞠莉「いーのいーの!明日も休みだし限界まで歌いましょ♪」
鞠莉「さあ!行くわよ千歌っち!」ビシッ
千歌「はいマリー隊長!お供します!」ビシッ
曜「10時間って夜の20時までだよ…」
梨子「覚悟を決めた方が良さそうね…」 4時間後…
千歌「悲しみに閉ざされて〜泣くだけの君じゃない〜♪」
鞠莉「イェーイ!千歌っちサイコー!」シャンシャン
千歌「信じてるよ…だからSTART!♪」
曜「さすが千歌ちゃん!すっごく上手だったよ!」パチパチ
千歌「えへへ!えっと、次は誰ー?」
鞠莉「ホラホラ!みんな早く入れなさーい!時間が無いんだから!」
善子「あと6時間あるわよ」
ダイヤ「まったく!勝手に10時間の予約を入れるなんて!」プンプン
梨子「さすがに4時間も歌ったらレパートリーが尽きてきたわ…」
鞠莉「もう!このままじゃマリーと千歌っちのオンステージになるでしょ!」
果南「私は聞いてるのも楽しいからそれでもいいけど」アハハ 鞠莉「そうだ!ゲームをしましょう!そうしたらみんな参加できるわ!」
花丸「ゲーム?どうやるずら?」
鞠莉「メドレーをランダムにセットして、ユニットの3人ずつ順番に歌うの」
鞠莉「歌えなかった人が…罰ゲームよ!」
ルビィ「えっ!ば、罰ゲーム!?」
ダイヤ「また鞠莉さんは思いつきでおかしな事を…」ハァ
曜「でもちょっと面白そうかも!」
千歌「じゃあ私が入れるね!ランダムメドレー…スタート!」ピッ ♪♪【アニメメドレー】♪♪
〜♪
『 セーラームフーン 〜ムーンライト電鉄〜 』
曜「セーラームフーンだよ!誰か先陣切って!」
鞠莉「ハイッ!マリーにおまかせあれ!髪をツインテールにして…」キュッ
鞠莉「ミラクルロマンス♪オシオキよ!」キメッ
花丸「鞠莉ちゃんカッコイイずらー!」
千歌「すごーい!完コピだよー!」
善子「じゃあマリーが歌ったからアニメメドレーはGuilty Kissね!」
鞠莉「ヘイ善子!マイクパース!」
善子「クックックッ…ヨハネのレクイエムであなたたちを永遠なる眠りに…」
〜♪
『 俺の名は。 〜全全全部〜 』
ルビィ「始まるよ善子ちゃん!」
善子「まだ喋ってる途中でしょーが!」 善子「君の全全全部から僕は〜♪」
曜「最近のアニメも入ってるんだね〜」
花丸「善子ちゃん上手!」
ダイヤ(まずいですわ…さっぱり分かりません…)
善子「ふぅ…ま、所詮は流行り物のアニメ主題歌ね。堕天使が歌う曲には相応しく無かったわ」
梨子「でもよっちゃん、あの映画見て号泣してたよね?」クス
善子「い、言わないでよリリー!///」カァアアア 善子「ほらマイク!次はリリーよ!」
梨子「わ、私アニメさっぱり分からないんだけど」
梨子「『ちびマリコちゃん』とか『アワビさん』の日曜アニメなら多少は…」
千歌「さてさて〜?どうだろうね〜!」
〜♪
『 起動戦士カンタム 鉄血のオルフェンズ 〜Raise your flag〜 』
全員「」ポカーン
梨子「な、な、何これ???」
ルビィ「あ、新しすぎるよぉ…」
善子「まったく、止まるんじゃないわよ」 千歌「てなわけで!梨子ちゃん罰ゲームなのだ!」
梨子「あっ!そっか!」
鞠莉「ストップ!てゆーか罰ゲーム考えとくの忘れてたわ!」
果南「あはは、そうだったね」
梨子「た、助かった…」ホッ
鞠莉「じゃあマリーが書くわね」カキカキ
鞠莉「罰を書いた紙をバラして箱に入れるから、ここから引いてね〜」ドンッ
8人「「「はーい!」」」
ダイヤ(鞠莉さんが考えた罰ゲーム…なんかイヤな予感がしますわ…) 千歌「次はCYaRon!が歌いまーす!」
鞠莉「オッケー!次のメドレーは…コレよっ!」ピッ
ルビィ「なんだろぉ…」ドキドキ
♪♪【アイドルソングメドレー】♪♪
〜♪
『 NTR48 〜恋するフォーチュンサブレー〜 』
千歌「やったー!曜ちゃん、ルビィちゃん!アイドルソングメドレーだよ!」
ルビィ「これなら歌えるね!」
曜「もらったでありまーす!」
千歌「じゃあ高海千歌!歌いまーす!」
曜・ルビィ「千歌ちゃんいけいけー!♪」 千歌「はい、ルビィちゃんの番!」
〜♪
『 黄土色クローバーZ 〜泣いてもいいんやで〜 』
ルビィ「ぜんぜん泣けなくて〜苦しいのは誰ですか〜♪」
ダイヤ「くっ…!わたくしもアイドルソングなら歌えましたのに…!」
梨子「今回はみんな大丈夫そうね」
ルビィ「ハイ曜ちゃん!がんばって!」
曜「ヨーソロー!CYaRon!のトリ、任されたでありまーす!」
〜♪
『 おワン子クラブ 〜セーラー服を脱がさないで〜 』
曜「…ん?」 曜「あ、あわわ、こ、この歌は…!」
ダイヤ「曜さんどうしましたの?」
花丸「知らない歌だったずら?」
曜「し、知ってるよ!お母さんも聞いてたし…でもその…!」
千歌「曜ちゃんイントロ終わるよ!歌う準備しなきゃ!」
曜「う、うん!」
曜「せ、セーラー服を〜脱がさないで〜…」
曜「と、と、友達より早くエ…ッチをしたい…けど〜…///」
曜「ば、バージンじゃ、つ、つまらな…///」
曜「うわーーーー!無理無理むりーーーーー!///」
曜「こんな恥ずかしい歌詞、歌えないよーーーーーーー!///」
鞠莉「デデーン!曜、OUTー!」 曜「うぅ…罰ゲームになっちゃった…」
鞠莉「ハイ曜、一枚オープンよ!」スッ
曜「簡単なやつだといいんだけど…」ガサガサ
鞠莉「外に行く罰ゲームもあるから電話は繋いでおくのよー」
曜「じゃあ…これ!」スッ
鞠莉「えーっと…『女子高生を3人ナンパする』!」
鞠莉「オーノー!曜には簡単すぎるわ!」
曜「わかった!行ってくるね!」
鞠莉「こういうのをダイヤにやってほしかったのに〜!ベリーショーック!」
ダイヤ「こら!個人的に罰を作るんじゃありません!」 20分後…
曜「行ってきたよ!3人一緒にカフェでお茶してきちゃった!」
曜「これ証拠写真ね!」ヨーソロー
鞠莉「オーケーよ!見事クリアだわ!」
梨子「みんなで“ヨーソロー”してるわね」
花丸「さっきのヘタレっぷりが嘘みたいなプレイガールずら」
善子「じゃあ次はAZALEAよ!ランダムメドレースタート!」ピッ ♪♪【軍歌メドレー】♪♪
果南「えっ!軍歌!?」
果南「ムリムリ!こんなの歌えるわけないよね!?」
花丸・ダイヤ「「ふっふっふ…」」
果南「ダイヤ…?マル…?」
ダイヤ「甘いですわ果南さん!黒澤家の長女たるもの!演歌や軍歌はマスターしておりますわ!」
花丸「マルも近所のおばあちゃんたちと公民館で軍歌カラオケしてるずら!」
果南「そ、そんな…バカな…!」ガーン
〜♪
花丸「1曲目『ラバウル小唄』!」
ダイヤ「一緒に歌いましょう花丸さん!」
花丸・ダイヤ「さーらばラバウルよォ〜又来るまでは〜と〜♪」
7人(ぜ、全然わからない…)ポカーン 花丸「はい次、果南ちゃん!『加藤隼戦闘隊』!」
果南「し、知らないよそんな歌!?」
ダイヤ「ではこの歌ですわ!『月月火水木金金』!」
果南「何それ!?てか歌なの!?!?」
花丸「やったー!全曲歌えたずらー!」タッチ
ダイヤ「罰ゲーム回避ですわー!」タッチ
果南「そ、そんなぁ!私だけ罰ゲーム〜!?」ガーン
鞠莉「果南OUTー!」デデーン 果南「えっと、じゃあこの紙で…」スッ
鞠莉「果南の罰ゲーム!『本屋でタイトルを叫びながらエッチな同人誌を買う』!」
果南「い、イヤだよそんなの!別なのに変えてよ!」
鞠莉「ノンノン、だーめ。罰ゲームは変更できないわよん♪」
果南「お、お願い鞠莉…!ほ、ほら!ハグしてあげるから!」スッ
鞠莉「果南…」
果南「…ね?」
鞠莉「買収はギルティデース!買う本を5冊に増やしマース!」
果南「はぐぅ!」 果南(電話)『あ、あの…こ、これお願いします…』
鞠莉「こらー!ダメよ果南!ちゃんとタイトルを言いなさーい!」
千歌「うわわ…罰ゲームかなりキビしくない?」
ルビィ「ルビィあんなの出来ないよぉ…」
ダイヤ(やっぱりイヤな予感が的中しましたわ…)
善子「あ、帰ってきたわね」
果南「もう!死ぬほど恥ずかしかったよ!ほらコレ!」
鞠莉「OK!合格よ果南!エキサイティングな同人誌ばかりだわ!」
梨子(鞠莉さん、あとで本を貸してくださいね。あと果南さんの恥じらう動画も)
鞠莉(梨子、お主もスケベよのう〜) ダイヤ(その後もみなさんの罰ゲームが続きましたわ…)
鞠莉「花丸の罰ゲーム!『ランジェリーショップでエッチな下着を買って試着室でセクシーポーズ』!
花丸「ずらあっ!?」
鞠莉「ルビィの罰ゲーム!『定食屋でカツカレーの大食いチャレンジ』!」
ルビィ「ピギィッ!?」
鞠莉「善子の罰ゲーム!『コスプレして笑いながら大通りを走り抜ける』!」
梨子「それはいつもやってるから別なのにしましょう」
善子「やってないわよっ!」
――――
――
― 入店から9時間40分経過…
8人「「「も、もう無理〜」」」ヘトヘト
千歌「鞠莉ちゃんの罰ゲームはハードすぎるよぉ…」
花丸「マルもうお嫁にいけないずら…」
ダイヤ「鞠莉さんだけ一回も罰を受けてないんですのね…」
曜「うぅ〜!くやしい〜!」
果南「まだ鞠莉が負ける可能性はあるよ!次はGuilty Kissだし!」
ルビィ「20時近いからこれが最後のメドレーだね」
千歌「じゃあ送信っ!」ピッ
善子「ラストは何かしらね…」
梨子「普通にJ-POPとかならいいんだけど…」
鞠莉「カラオケマスターのマリーはポップスでもロックでもナンデモゴザレよ♪」
曜「あ、出るよ!」
♪♪【童謡メドレー】♪♪
鞠莉「…」
鞠莉「…ん?」 梨子「うーさぎおーいし♪」
千歌「最後は童謡かぁ、これならみんな歌えそうだね」
善子「盛り上がらないラストになっちゃったわねマリー?」
鞠莉「そ、そうね…」
〜♪
『 森のクマさん 』
梨子「はい鞠莉さんマイク。最後の歌だからビシッと決めちゃって」
鞠莉「…」
鞠莉「あ…」 鞠莉「ある〜日〜森のなか〜…」
鞠莉「クマさんに〜…」
鞠莉「…」
鞠莉「クマさんをサツガイ!サツガイせよ!」
8人「「「!?!?!?」」」
鞠莉「サツガイ!サツガイせよ!」
鞠莉「お嬢さんとの思い出を血に染めてやれーーー!」ヴォオオオ
千歌「ちょ、ちょ、ちょっと待って!?」
ダイヤ「何ですのそれ!そんなハードコアな歌詞じゃありませんわよ!?」
鞠莉「わーーーん!だって小さい頃からメタルやパンクばかり聞いてたから!」
鞠莉「童謡なんて分からないわよーーー!」ビエー
善子(いやオカシイでしょそれ…) 果南「ということは、ついに鞠莉が罰ゲームだね!」
花丸「マルたちが受けた辱めを味わうずら!」
鞠莉「ふーんだ!どんな罰ゲームだって受けて立つわ!」
鞠莉「これに決めたー!」スッ
千歌「えーと…どれどれ…」ガサガサ
千歌「鞠莉ちゃんの罰ゲーム!『好きなメンバーに告白する』!」
鞠莉「…」
鞠莉「…へ?」 鞠莉「ちょ、ちょ…ウェーイト!お願い!それじゃなくて別なやつにして!」
曜「ダメだよ!私たちも変更禁止だったじゃん!」
ルビィ「鞠莉ちゃん、頑張るビィ!」
鞠莉(な、な、なんでよりによってこの罰なのよ!曜か善子に当たれば面白いと思ってたのに!)アセアセ
花丸「好きな人がいるなら告白するずら!」
鞠莉「そ、それは、その…!」
7人(まぁ誰だか分かってるけど…)
果南「ほら鞠莉!ここは覚悟決めなくちゃ!」
果南「鞠莉の好きな人は誰!」ズイッ
鞠莉「あ、あの…///そ、それは果南…///」ゴニョゴニョ
鞠莉「や、やっぱり恥ずかしくて無理ーーー!///」ダッ
梨子「あっ!逃げた!」
鞠莉「カラオケパーティーはこれにてお開きよー!」ダダダダ ダダダダ…
千歌「こらー!待てー!」
善子「マリーがやり始めたんだからちゃんと罰ゲームしなさいよー!」
ダイヤ「絶対に逃がしませんからねー!」
果南「ねぇねぇ!鞠莉の好きな人ちゃんと教えてよー!」
鞠莉「ごめんなさーい!許してー!」ワーン
鞠莉「もうカラオケなんてこりごりよーーー!」
おわり |c||´.-`|| おわり。こち亀の『壮絶カラオケバトル!!の巻』という話を元にしてますわ。
|c||´.-`|| 秋本先生、申し訳ありませんわ…。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています