海未「え、出張ですか？」
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海未「いつから？どこにです？」
海未「海外まで、来週から……随分急ですね」
海未「10日ほど、ですか………」
海未「お仕事なら、仕方ないですよね。気をつけてくださいね」
海未「行ってらっしゃい。帰りを楽しみにしていますよ｣ﾁｭ
ﾊﾞﾀﾝ
海未「10日、ですか。すぐと思えばそうなのでしょうが……ここ1年、旦那さまと一緒にいたのですごく長い気がします」
海未「あの人が入社してからこんなに早く海外出張の話が出るだなんて、喜ぶべきことではありませんか。寂しがってはいけません」
海未「さ、て、と。十日後に帰って来たときに備えなければなりませんね。兎に角今日は>>3しましょう」 海未「掃除、しましょうか」
海未「思えば年明けから大規模な掃除はしていないですね……捨てられるものは捨てて、帰って来る間にピカピカにしておきましょう！」
海未「とはいえ、毎日掃除はしているのでちょっとテレビや冷蔵庫を動かすとかしか特別なことはしないのですが」
海未「私の部屋は……あまり物も置いていませんし。使わなくなった着物を誰かに譲ってしまうのも……｣ｺﾞｿｺﾞｿ
海未「ん？」
海未ちゃんが自分の部屋の押入れで見つけたもの>>9 ｶﾞﾗｯ
海未「あっ」
絵里「かひゅ……は、ぁ……」
海未「絵里……すっかり忘れていました。いつからここに入れてましたっけ」
絵里「そ、ん、なの……私が聞きたい……｣ｶﾞｸｯ
海未「え、絵里！死なないでくださいね、いま水を持ってきますから！！」
海未「随分、痩せましたね」
絵里「……誰のせいだと思ってるの」
絵里「突然攫われたかと思って何のつもりかと思えば、そのまま暗い部屋で放置……とにかく、警察に連絡させてもらうわ」
海未「待ってください。あなたを誘拐した理由、お話しします」
海未「>>13」 海未「なんでしたっけ」
絵里「長いことお邪魔したわ、帰りに交番寄らせてもらうから」
海未「お、おねがいします！通報だけは！！……私には、家族がいるのです……」
絵里「知ってるわ。私が餓死するか否かってときに、あなたと旦那さんの幸せそうな声が聞こえたもの」
絵里「……本当に、どうしてこんな馬鹿なことしたの」
海未「……すみませんでした」
絵里「黙っててほしい？」
海未「え？」
絵里「理由を話してくれないのは心底頭にくるけれど、海未は大事な友人。だから、あなたを前科者にするには良心の呵責があるの」
絵里「>>18、それで黙っててあげるわ」
海未「っ……」
>>18 絵里ちゃんの要求とか 正直この手のスレで無理矢理うみえりにしようとする流れ飽きたわ 個人的には海未ちゃんと旦那様の甘々生活ストーリーが見たかったZE 絵里「結婚しましょう」
海未「そうですか、頑張ってくださいね」
絵里「あなたとよ。海未」
海未「は……」
海未「私、既婚者です」
絵里「知ってる」
海未「私は女で、絵里も女です」
絵里「知ってるわ」
海未「レズビアンなのですか？」
絵里「そうかも」
海未「……ぷっ」
海未「え、絵里がレズビアン？ロシア人のくせに？｣ｸｽｸｽ
絵里「……日本人よ」
海未「気持ち悪いですよ」
絵里「っ｣ｽﾞｷ
海未「まあ、ですが構いませんよ。旦那さま、10日ほどいないので、その間あなたの妻になって差し上げます」
海未「よろしくおねがいしますね、あなた♡」
絵里「………」
絵里(あれ……どうして私が譲歩される側にいるのよ……なんで海未こんな強気に出てるの……) 海未「さて、続けていいですか？」
絵里「え？」
海未「掃除」
絵里「え、えぇ」
海未「本物の旦那さまのお部屋をピカピカにしなければいけませんので♡｣ﾆｺ
絵里「……」
海未「そういえば、旦那さまのお部屋に入るのは初めてかもしれません」
絵里「へぇ、結婚して1年以上経ってるのに」
海未「レズビアンの絵里にはわからないでしょうね｣ｸｽ
海未「部屋が汚れてなければいいのですが……｣ｶﾞﾁｬ
絵里「……仕事の書類でいっぱいね」
海未「変にいじって怒られるといけませんし、残念ですがサッと掃除するくらいですね。押入れに嵩張りそうなものがあれば処分しておきましょう｣ｶﾞﾗｯ
海未「ん……？」
>>27 海未ちゃんが旦那さまの部屋で見つけたもの 安価さばき上手いな
ｲﾁｬﾗﾌﾞ路線でも絵里海未でも個人的にはどっちでも御褒美 海未「ぁ……ふふっ」
絵里「何か面白いものでもあったの？浮気してる写真とか」
海未「どうぞ｣ﾋﾟﾗｯ
絵里「っ……｣ｽﾞｷ
海未「たしか、大学2年生の時だったでしょうか、付き合いたての頃ですね」
海未「『キスプリ』……と言うものでしたでしょうか。普段旦那さまもこういうことはしないのですが、まだお互いに若かったので……///」
絵里「……今も海未は若いし、かわいいわ」
海未「ありがとうございます。旦那さまに言われるときっと悶えるほど嬉しかったのですが、絵里に言われても別段なんともないですね｣ｸｽ
絵里「………」 海未「さて、何か食べたいものはありますか？」
絵里「え？」
海未「今はあなたが夫です、なんでも作って差し上げますよ。あなた♡」
絵里「っ///｣ﾄﾞｷ
絵里「っなんでもいい、もう何ヶ月食べてないのかわからないし、今なら海苔弁当でもなんでも美味しく食べるわ」
海未「わかりました。まだ昼前ですので食材買ってきますね」
絵里「ええ」
海未「………」
絵里「……？」
海未「旦那さまならば、ここで行ってきますのチュウをしてくれました」
絵里「ま、待って！」
海未「不合格です、行ってきますね｣ｸｽ
ﾊﾞﾀﾝ
絵里「………」
>>37
1.抜け出して通報する
2.大人しくしてる
3.家の中でなんかする(行動指定) 絵里「……」
海未「ただいま帰りました｣ｶﾞﾁｬ
絵里「おかえりなさい、海未」
海未「出て行って通報されるかと思いました」
絵里「それも考えたけれど……せっかくだから結婚生活を楽しむことにしたわ」
海未「ふふ、ご飯を作ってもらうだけで新婚生活ですか……ふふふっ」
絵里「すっかり人生の先輩になっちゃったわね」
海未「レズビアンだから結婚できないんですよ｣ｷｭｯ
絵里「……別に、男の人に興味がないわけじゃないわ」
海未「妥協はすべきですよ。結婚相手が結果として運命に人になるかもしれませんから。……あ、私は違いますよ？｣ｻﾞｸｯｻﾞｸｯ
絵里「偶然、好きな人が海未だっただけ」
海未「……｣ｻﾞｸｯｻﾞｸｯ
絵里「ずっと、あなたを想い続けていたわ」
海未「私は、これからずっと旦那さまを愛し続けますけどね｣ｼﾞｬｰｯ
絵里「……エプロン似合ってる」
海未「旦那さまはいつも私のこの姿を見て朝を迎えるのですよ」
絵里「………」
>>42
1.エプロン姿の海未ちゃんにいたずらする
2.おとなしくする 絵里「……」
海未「お待たせしました、あなた」
絵里「っ！｣ﾄﾞｷ
絵里「おいしそうね」
海未「たくさんありますから、どうぞ遠慮なさらず召し上がってください」
絵里「いただきます｣ﾊﾟｸ
絵里「………｣ﾎﾟﾛ
海未「おや、泣くほど辛かったですか？旦那さまは濃い味が好きなのでついつい」
絵里「死ぬほどおいしい……いえ、死の淵を彷徨ってたからいのちを食べてる気がする……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
海未「そんな感想は旦那さまにも言われたことがありません。一つも嬉しくないですが」 絵里「……｣ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ
絵里「………｣ﾊﾟｸ…ﾊﾟ…
絵里「んんん……」
海未「やはり美味しくなかったのでは？」
絵里「ううん、すごくおいしいわ。ただ……まともな食事を摂るのが久々すぎて喉を通らないの」
海未「問題です」
絵里「は」
海未「旦那さまが高熱でうなされていて、食事もままならない時がありました。ですが栄養を摂取しなければなりません。妻である私がとった行動はなんでしょうか」
絵里「え？えっと……」
海未「3、2、1……」
絵里「ちょ、ちょっと……うーん……おかゆを作る？」
海未「不正解です。そんなことは絵里にもしてあげられます」
絵里(してくれるのね)
海未「正解は……ん｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ
海未「んくっ……｣ｸｲｸｲ
絵里「そっちに来ればいいの？｣ｶﾞﾀｯ
海未「んくっ……口開けてください｣ｸﾞｲｯ
絵里「っ！？」
ちゅう 海未「んむ……れぅ……｣ﾆﾁｭ
絵里「んんんっ！？///」
海未「飲み込んで……」
絵里「んぇ、はぅ……んっ」ごきゅっ
絵里「はあ……はあ……///」
海未「正解は口移しです。旦那さまはこれをすると忽ち元気になるのですよ♡」
絵里「海未……あなた本当になに考えてるのよ！」
海未「結婚したいと言ったのは絵里です。今はあなたを夫として見て接しているのになんの問題が？」
絵里「さっきから旦那さんとの仲を見せつけてると思ったら今度はこんなことまでして……あなたのことがわからないわ」
海未「当然です。1年にも満たない期間で私のことをわかった気になっていたのですか？」
海未「高校の少しの間を共に過ごしたあなたより、大学の間ずっと、社会に出てから今日まで過ごしてきた旦那さまの方が、私のことを何倍も知っています」
絵里「もしかして海未……私のことキライなの？」
海未「嫌い……好きではありません。というより、あなたへの感情はもう枯れ果て、壊れてしまいました」
絵里「………」 絵里「あの時のことが、もしずっと海未がひきずっているって言うのなら……ごめんなさい」
海未「……」
絵里「怖かったの。小さい頃からおばあさまに聞かせられてたせいかもしれない。同性を好きになるのは悪いことなんだって」
絵里「だからあの時は……正直に言うわ、保身に走ったの」
絵里「せっかくできた友達に冷たい目を向けられるのが嫌だった。今はたぶん、みんな受け入れてくれるだろうって思うけれど」
絵里「あの時、私がちゃんと応えていれば……変わってた？」
海未「もしもの話なんてやめてください。私はもう、そのことについて考えられないのです。あなたのことはもう何とも思えないし、今は旦那さまを心から愛しているのですから」
絵里「そう、ね。ごめんね海未、困らせること言って」
海未「………」 絵里「やっぱりもう帰るわ」
海未「そうですか」
絵里「家族も心配しているだろうし、早めに顔を見せないと捜索願出されてるかもだし」
海未「通報しないのですか？」
絵里「海未のこと、好きだから」
海未「やめてください」
絵里「友達としてよ」
海未「………」
絵里「じゃあ、また遊びにくるわね」
海未「ええ、ごきげんよう」 数日後
ｶﾞﾁｬ
海未「！｣ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
海未「おかえりなさい、あなた♡」ぎゅっ
海未「ふふ、十日ぶりです……すき……っ♡」
海未「え、変わったことですか？そうですね……部屋をたくさん掃除しました。あなたの部屋も掃除しようと思ったのですが、書類がいっぱいでロクに手をつけられていません。自分でしてくださいね」
海未「あぁ、それと……私の友人が訪ねてきてくれました。心配しないでください、女性ですよ」
海未「あなたからも、抱きしめてくれませんか？」
海未「今日はいつもより甘えたがり？当然です、十日も甘えられなかったのですよ？」
ｷﾞｭｯ
海未「……ありがとうございます。私の愛する人はあなたで、これまでも、これからもそれは変わらないと言うことに自信が持てました」
海未「さぁ、長旅で疲れたでしょう、ご飯にしましょうか。あなたにしか作らない、愛情いっぱいのご飯を作って差し上げますね♡」
海未「………」
おわり 最近甘々えりうみしか見てないからこういうのモヤモヤする
すごいイチャイチャしてるの読みたい わざわざ攫ってきたてこの結末とか海未ちゃん情緒不安定すぎて可愛い ほんとなんで誘拐したんだよww
あれか、過去の意趣返しに拉致って死の淵をさ迷わせつつ旦那との仲を見せつけ
続けるという死より苦しい拷問とかなのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
