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2016年時点の記事

ラグビー選手、福岡堅樹にはある夢があった。開業医の祖父の影響で、幼いころから医師になりたいと考えていた。
高校生になった福岡は、志望大学を筑波大学医学部に設定した。
国内有数のラグビー部と医学部の両方を有する国立大、筑波大学は、福岡にとって最高の環境に違いなかった。

しかし、高校3年生の花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)を終えた秋。筑波大の合格圏内は難しいという判定だった。
現役で受験をするも、センター試験の点数はやはり同大医学部の合格基準に届かなかった。
浪人して翌年の再挑戦でも、残念ながら前期二次試験で不合格となった。

国立大の後期試験を前に、福岡には3つの選択肢があった。
もう一年浪人し、ラグビーから離れて勉強に集中すること、レベルを下げてラグビー部のない筑波大以外の国立大医学部に進むこと、
そして筑波大学の別の学部に進み、ラグビーを続けながら未来の自分に医師になる夢を託すこと。
彼が選んだのは、3つ目の選択肢。彼は、ラグビーをあきらめたくなかったのだ。
後期試験で同大学の情報学群を受験した福岡は無事合格。
情報学を学びながらラグビー部の一員として活躍している。
2016年春の卒業を前に、福岡は何を見るのだろう。


そして現在は…まぁ大したもんだわ(´・ω・`)