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サティパッターナ・スッタ (Satipatthana Sutta) 大念住経 又は 大念処経

二  感覚 のサティパッターナ

このように、自分にとって感覚は感覚にすぎない、わたしのものでもなく、わたし
でもなく、自分でもなく、現象にすぎない、といつも感じて生きるのです。
他人にとっても 感覚は感覚にすぎない、といつも感じて生きるのです。
自分にとっても他人にとっても 、感覚は感覚にすぎない、といつも感じて生きるの
です。
感覚が存在する原因と、実際に感覚が出現するのを、いつも感じて生きるのです。
感覚が存在する原因と、感覚が実際に消滅するのを、いつも感じて生きるのです。
感覚が実際に出現し、実際に消滅するのを、 原因 とともに、いつも感じて生きる
のです。

つまり、魂でもなく、自分でもなく、わたしでもなく、感覚のみが存在するという
事実を、はっきりと自覚するのです。
この自覚が、洞察や気づきを着実にもたらすのです。
修行者は、渇望や 間違ったものの見方 から距離を置き、世の中の何ものにも執着
しないで生きるのです。
これが感覚は感覚にすぎない、といつも感じて生きる方法なのです。
(感覚のサティパッターナ 了)
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