>>478
『I AM THAT 私は在る』
【28 すべての苦しみは欲望から生まれる】(つづき)

 マハラジ
 よろしい。
 あなたの仕事は何かね?
 質問者 保護観察官です。
 マハラジ
 それはどういったものだね?
 質問者 少年犯罪者が保護観察期間の終えると、ある特別監察官が彼らの行
 動を見守り、職業訓練や仕事の世話をするのです。
 マハラジ
 あなたは働かなければならないのかね?
 質問者 誰が働くのでしょうか? 仕事はただ起こるのです。
 マハラジ
 仕事をする必要があるのかね?
 質問者 彼らは私を必要としているのかもしれません。彼らの運命が、私に
 この仕事をさせるのです。生はひとつです。
 マハラジ
 あなたはどうやって現在の状態に行き着いたのだろうか?
 質問者 シュリー・ラマナ・マハルシの教えが私を導いてくれたのです。そ
 してダグラス・ハーディングという人が、どのように「私は誰か?」
 に働きかけるかを教え、助けてくれたのです。
 マハラジ
 それは突然だったのだろうか、あるいは段階的だったのだろうか?
 質問者 それはまったく突然でした。何かまったく忘れ去ってしまったこと
 が、記憶に戻ってきたように。あるいは突然のひらめきの理解のよ
 うでした。「何とシンプルだろう」と私は言ったのです。「何とシ
 ンプルだろう。私は、私が考えていたものではなかった! 私は知
 覚されるものでも、知覚する者でもない。私はただ知覚することな
 のだ」と。
 マハラジ
 知覚することでさえない。
 だが、それらすべてを可能にするものだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)