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『I AM THAT 私は在る』
【24 神はすべてを為す者、ジニャーニは無為の人】(つづき)

 質問者 あなたは非顕現の目的について語ってはいません。
 マハラジ
 もちろん、目覚めるためには眠らなければならない。
 生きるためには死ななければならない。
 新たな形に再生するためには溶け去らなければならない。
 構築するために破壊し、創造する前に絶滅させなければならない。
 至高なるものは普遍の溶媒だ。
 それはあらゆる器を溶解し、あらゆる障害を焼き尽くす。
 すべてを絶対否定しないことには、ものの専制性は絶対的なもの
 となってしまうだろう。
 至高なるものは偉大な調和をもたらす。
 それは自由なる生の完璧な均衡と究極の保証だ。
 それはあなたを溶解し、このようにあなたの真の存在を再生する
 のだ。
 質問者 それ自体のレベルにおいては、それでいいかもしれませ
 ん。しかし、日々の生活において、それはどう作用する
 のでしょうか?
 マハラジ
 日々の生活は行為の生活だ。
 好きだろうが、嫌いだろうが、あなたは機能しなければならない。
 何であれあなたが自分のためにしていることは蓄積され、爆発す
 る。
 ある日それは飛びだし、あなたとあなたの世界を台無しにする。
 あなたがすべての人に良かれと思って働いていると自分自身を欺
 (あざむ)くなら、ことは一層悪化するだろう。
 なぜなら、何がほかの人びとにとって良いことかを、自分の概念
 によって決定すべきではないからだ。
 他者にとって何が良いのかを知っていると公言する者は危険だ。
 質問者 では、人はどのようにして働くべきでしょうか?
 マハラジ
 あなた自身のためでも他者のためでもなく、仕事自体のために働
 きなさい。
 するだけの価値のあることには、それ自体の目的と意味がある。
 何かほかのことの手段にしてはならない。
 拘束してはならない。
 神はひとつのものをほかのものに仕えるために創造してはいない。
 それぞれがそれ自身のために造られたのだ。
 それがそれ自身のために造られているため、干渉することがない。
 あなたは物や人を、彼らとは相容れない目的のために用いるため、
 世界とあなた自身を台無しにしてしまうのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)