>>382
『I AM THAT 私は在る』
【23 識別は無執着をもたらす】(つづき


 質問者 子どもは学校で、後で役に立たないことも多く学ぶでしょうが、学
 ぶ間に成長していきます。同じように私たちも無数の経験を経て、
 後にすべて忘れてしまうでしょう。しかし私たちはその間もつねに
 成長していきます。そして、ジニャーニとは実在における天才にほ
 かなりません! 私のこの世界に偶然はありえません。それには意
 味があり、その背後には計画があるはずです。私の神は計画をもっ
 ているのです。
 マハラジ
 もし世界が偽りならば、その計画も、その創造者もまた偽りなのだ。
 質問者 またしてもあなたは世界を否定します。私たちの間に橋はないので
 す。
 マハラジ
 橋の必要はないのだ。
 あなたが生まれたということを信じていることに、あなたの過ちがある。
 あなたはけっして生まれなかったし、けっして死ぬことはない。
 だが、あなたがある特定の日と場所で生まれ、この特定の身体をあなた自身
 のものと信じているところに過ちがあるのだ。
 質問者 世界は在り、私は存在します。これらは事実です。
 マハラジ
 なぜあなたは自分自身の面倒を見る前に、世界について心配するのだろう?
 あなたは世界を救いたい、違うかね?
 あなた自身を救う前に世界が救えるだろうか?
 そして救われるとはどういう意味だろうか?
 何から救われるのか?
 幻想からだ。
 救済とは、ものごとをあるがままに見ることだ。
 私には、本当に自分自身が誰とも何とも関係しているとは思えない。
 自分自身とさえも関係していない。
 その自分自身が何であろうとも。
 私は定義されることのないまま永遠にとどまる。
 私は内側に、そして彼方に存在する――親密で、しかも到達不可能なものな
 のだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)