>>375
『I AM THAT 私は在る』
【23 識別は無執着をもたらす】(つづき)

 質問者 あなたは幸せですか?
 マハラジ
 あなたの世界では、私はもっとも惨(みじ)めだろう。
 目を覚まし、食べ、話し、また眠る。
 何と無駄なことか!
 質問者 では、あなたは生きることも望まないのでしょうか?
 マハラジ
 生きること、死ぬこと。
 何と無意味な言葉だろう!
 あなたが生きている私を見るとき、私は死んでいる。
 あなたが私は死んでいると思うとき、私は生きている。
 何とあなたは混乱していることか!
 質問者 何とあなたは無関心なのでしょう! 私たちの世界の悲しみは、あ
 なたにとっては無に等しいのです。
 マハラジ
 私はあなたがたの困難を完全に意識している。
 質問者 それでは、あなたはそれに関して何をしているのでしょうか?
 マハラジ
 何もする必要はない。
 それらは来ては去っていく。
 質問者 あなたがそれらに注意を向けること自体が、それらを去らせるので
 しょうか?
 マハラジ
 そうだ。
 困難は身体的、感情的、あるいは精神的なものかもしれない。
 だがそれらはつねに個人的なものだ。
 大規模な災難は無数の個人的運命の合計であり、解決するまで時間がかかる。
 だが、死はけっして災難ではない。
 質問者 たとえ人が殺されてもですか?
 マハラジ
 災難は殺した者のものだ。
 質問者 それでもまだ、あなたと私の世界は二つに分かれているように見え
 ます。
 マハラジ
 私の世界は実在で、あなたの世界はマインドのものだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)